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十七音のとびら https://junanaonno.blogspot.com/

いろいろな人の俳句を自分なりに味わっていきます。

ポエムブログ / 俳句

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2021/01/29

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  • 蚯蚓鳴く(みみずなく)

    三秋・動物/蚯蚓には発音器官はなく鳴かない。夜どこからともなく聞こえてくるジーッという音を蚯蚓が鳴いているといったが、実際には 螻蛄 ( けら ) の鳴き声。「亀鳴く」「蓑虫鳴く」などと同様、空想的、浪漫的な季語として俳人に好まれている。 みみず鳴く日記はいつか 懺悔 ( ざんげ...

  • 障子貼る(しょうじはる)

    仲秋・人事/夏の間涼をとるためはずしてあった障子を秋になってもどすとき、紙を貼り替えること。貼り上げた障子は純白ですがすがしい。部屋のなかが明るくなり、気分も新たになる。 貼り終へて母は障子の向う側 今瀬剛一 障子のある家に住んでいたとき、両親と一緒に貼り替えたことがある。めん...

  • 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)

    仲秋・植物/ヒガンバナ科の球根植物。堤防や畔、墓地などに生える。秋の彼岸のころ50センチほどの花茎を1本のばし、真っ赤な花を輪状につける。葉は花後に叢生し翌春に枯れる。曼珠沙華は天界に咲く赤い花を表す梵語。全草有毒。 死ぬときは火柱たてて曼珠沙華 石飛如翠 一瞬、火葬場で遺体が...

  • 敬老の日(けいろうのひ)

    仲秋・人事/9月の第3月曜日。国民の祝日。多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日とされる。 理髪椅子神父をのせて敬老日 朝倉和江 理髪店の椅子に座らなくなって久しい。自分で髪を切るようになったからだ。 よくよく考えてみると、あの椅子に座るのって怖くないだろうか...

  • 燕帰る(つばめかえる)

    仲秋・動物/春に渡ってきて繁殖した燕は9月頃、群れをなして海を越え、フィリピンやインドネシア、マレーシアなどで越冬する。軒下に巣が残され、さみしさを感じる。 ひたすらに飯炊く燕帰る日も 三橋鷹女 あれやこれや忙しい日々を送るなか、軒下で懸命に子育てする燕の姿を見守るのは楽しみの...

  • 待宵(まつよい)

    仲秋・天文/旧暦8月14日の夜、またはその月のこと。十五夜を翌日に控えた格別の趣をさす。望月に満たないので小望月ともいう。 待宵やひとの赤子のうすまぶた 星野麥丘人 大きな瞳がよく動く赤ちゃん。眠っていても、ぷっくりとしたまぶたが愛らしい。 月明かりはそのうすいまぶたを通りぬけ...

  • 颱風(たいふう)

    仲秋・天文/北太平洋西部の熱帯海上、北緯5~20度付近に発生する熱帯低気圧で最大風速が毎秒17.2メートル以上に発達したものをいう。夏から秋にかけて暴風雨をともなって日本や東アジアを襲い、甚大な被害をもたらすことがある。 颱風一過女がすがる赤電話 沢木欣一 台風一過のぬけるよう...

  • 高きに登る(たかきにのぼる)

    仲秋・人事/中国の古俗。9月9日に、 茱萸 ( ぐみ ) を入れた袋をもって高いところに登り、邪気をはらい長寿を願う。 亡びたる城の高きに登りけり 有馬朗人 地元に戦国期の山城がある。強大な大名が支配する国境に位置し、戦略的に重要な城だったようだ。いまでも曲輪や土塁、竪堀、堀切...

  • 新涼(しんりょう)

    初秋・時候/暑い夏に感じられる涼しさではなく、秋に入ってからの待ちこがれていた涼気をいう。 新涼や尾にも塩ふる焼肴 鈴木真砂女 真砂女さんにお会いしたことがある。 背筋がぴしッと伸びていてスニーカーをはいていた真砂女さんは、老紳士に言い寄られて困惑していた。 そんなへんてこな夢...

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