彩色が復元された国宝「けいこうの武人」。発掘された破片が見事に復元される努力と技術には接するたび驚かされます。国宝級のみならず古代人の息吹が甦るような普通の人の暮らし、喜怒哀楽、物、動物などなど千年余の時を超えても伝わってきます。 宇宙の歴史を考えれば 人の命は一瞬の奇跡 ...
風が心地よい小春日和の光を受けて七福神の石像が並んでいます。誰も居ない森の中の寺院、急な六十数段を登り切ると揃ってお出迎え。ありがたい事。 身に余る福はいらないが 自力で歩ける足は欲しい 卒寿を迎えても欲しい福 葉ずれのさざめき鳥の声 今この時のささやかな福
「冬青」と書いて「ソヨゴ」と読むようですが、なるほど冬でも青々と葉を茂らせている常緑樹です。丸い小粒の赤い実をぶらぶら、波打つ葉縁の陰でそよそよ揺らいでいます。樹の名前の由来でしょうか。 真っ青な冬の空 冷たい風微かに 堅い葉縁のゆらぎ 赤い実のそよぎ ソヨゴは身を委ねて
「頭の体操」と思ってカルチャー講座「タンポポ学」を受けました。セイヨウタンポポとカントウタンポポの違いを単に総苞片の違いと認識して当地で見かけるタンポポをカントウタンポポだと喜んでいたのが大きな誤り、知ったかぶりの浅知恵に気付かされました。どうも雑種のカントウモドキが殆どだ...
奥深い里の寺院の庭にあまり似つかわしくない、小木の筈の「イチゴの木」がやや大木になって白い花の房をぶら下げていました。去年の花が赤い実になつて一緒にぶら下がっています。いちご、ストローベリーツリーといわれるのも頷けます。 名勝庭園の 池に映る深みどり 繁みの奥に隠れるように...
端正な純日本建築のお住まいが記念館に。登り窯がそのまま残されていたり、多くの作品が展示され、民藝の素晴らしさが心に沁み正に眼福の時間を過ごしました。この猫は作品で無く命ある生き物、行儀良く控えめに見学客を迎える主人のようでした。 ほっこりする 民藝品の数々 素朴で大胆で 緻...
カツラの黄葉。見上げる大木は雲一つない青空に映えて枝を伸ばしています。春の芽出しの真紅、夏の堂々とした緑、秋の黄葉、そして落葉した朽葉の得も言われぬ甘い香り。大好きな樹木です。 朽葉を踏みしめ歩く 甘いカルメラの香り 散り敷くカツラ葉は 幼い日の記憶を辿る 道しるべとなって
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