脳性まひの筆者が、折にふれ、浮かぶ思いをつづる。 サンバイザーに割り箸をつけたのをかぶり、頭を動かしながらPCのキーを打ちます。
きのうは実家の母(七十代)が、昼過ぎ、ぼくのアパートにようすをみに来ました。 玄関のドアが開き、 「おいっす」 ぼくは返事をしました。 「おぉ」 「なんだべ、元気ねえな」 「元気だよ、おいっす」 と返事しました。 タツタッタッタ、玄関からキッチンを通って、泉ピン子に似た顔がのぞき込み、 「しんや、なんの日かわがっか。ウナギ買ってきたからや。半分ずつ食うべ!」 「え?」 土用の丑の日、そんな時季なんだと知りました。 目の前のことをこなしていくばかりで、気づけば月日の流れは、早いもんだと、黄昏れることもあったりします。いまのぼくはそんな日々です。 が、離れて暮らしている母が、元気そうだと、ホッとし…
自宅でふとんに寝ていると、左の耳元で、女の人のささやく声がして、 「しんや、しんや…」 はっと目が覚めました。 時計をみると、六時四五分、あと十五分で起床時間です。部屋にはまだ、ぼくしかいません。 夏になると、〈ほんとにあった怖い話〉というオムニバスのスペシャルドラマをやっていたりしますが、夜、ひとりしかいない静かな部屋でぼんやり眺めながら、つくりもんだな、と思ったりしています。 今朝の耳元でささやく声も、外のカラスの鳴き声が、そいうふうに聞こえたんだろうな、と思いました。 かりにお化けだったとしても、それはそれでぼくは平気なのです。 お金のからんだりする人や団体のいうことは信用しません。 が…
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