母におしえられ
きのうは実家の母(七十代)が、昼過ぎ、ぼくのアパートにようすをみに来ました。 玄関のドアが開き、 「おいっす」 ぼくは返事をしました。 「おぉ」 「なんだべ、元気ねえな」 「元気だよ、おいっす」 と返事しました。 タツタッタッタ、玄関からキッチンを通って、泉ピン子に似た顔がのぞき込み、 「しんや、なんの日かわがっか。ウナギ買ってきたからや。半分ずつ食うべ!」 「え?」 土用の丑の日、そんな時季なんだと知りました。 目の前のことをこなしていくばかりで、気づけば月日の流れは、早いもんだと、黄昏れることもあったりします。いまのぼくはそんな日々です。 が、離れて暮らしている母が、元気そうだと、ホッとし…
2017/07/26 14:16