DMM TVで映画『栞』視聴。三浦貴大くんが真面目さゆえに苦しんでしまう理学療法士の役です。病院内の描写がやけにリアルだと感じたのですが、監督の榊原有佑さんは元々このお仕事をされていたのだそうです。だとすると主人公のモデルは、前職時代の自分
成毛眞『39歳からのシン教養』読了。成毛さんの本なので、相変わらず上から目線です。もう上がりのポジションにいる人が若い人に向かって言いたい放題を書き連ねる、というスタイルは令和の御世に至っても変わらず。昔読んだ成毛本では、セールで服を買って
永濱利廣『日本病』読了。副題が「なぜ給料と物価は安いままなのか」で、問題意識としては中藤玲『安いニッポン』と同様でしょうか。失われた30年を経て、他国、それも先進国のみならずアジア諸国と比べても、給料も物価も安くなってしまったのはどうしてだ
天花寺さやか『京都へおいない』読了。京都生まれ京都育ち京都在住の著者によるエッセイ集。ダークサイド要素ゼロの京都娘という感じで、たまにこういう人いるな、という印象です。このまま暮らしていけるなら、こんなに幸せなことはないです。京都に住んでい
さて、先週のファイターズは、変則日程のなか20(火)以降、2カード全5試合を1勝4敗。借金の数は3つ増えて18で前半戦を終了。パ・リーグの借金を丸抱えしております。なんと言っても7連勝の後の6連敗という痺れる展開でしたね。それでも最後、今川
笹山敬輔『ドリフターズとその時代』読了。演劇・大衆芸能の研究者によるドリフ本です。冒頭、ドリフはあまり研究の対象になってこなかった、という問題提起があります。体を使ったギャグが多く、音楽からも語れるクレイジーキャッツとも、話芸で語れるタモリ
コスメティック田中『群れずに心穏やかに生きる 正しい孤独マインド入門』
コスメティック田中『群れずに心穏やかに生きる 正しい孤独マインド入門』読了。著者は孤独な生き方をテーマにしたYouTuberとのこと。結構ニッチなところを開拓したんだな、と思いましたが、実はそんなにニッチではなかったのかも、と思い直しました
さて、先週のファイターズは、連休による変則日程のため昨日18(月)までを一区切りとすると、全5試合を3勝2敗。2週続けての勝ち越し。借金は1つ減り15となりました。それでも昨日の試合は、見慣れた光景が戻ってきてしまったかのような感もあったり
村澤昌夫『水木先生とぼく』読了。水木プロダクションで長年アシスタントを勤めた方による水木伝。水木先生が亡くなった後だからこそ出せる本でしょうか。『ゲゲゲの女房』に出てくる水木さんとはまったく違う水木さんで少し面食らいますが、こういうのはその
黒澤はゆま『戦国ラン』読了。合戦跡地をとりあえず走ってみるという、まず企画ありきの戦国本です。場所は、大阪夏の陣、本能寺の変、石山合戦、桶狭間の戦い、川中島の戦いの五本立て。実際に現地を走ってみることで、このルートは通ってないのでは?、とか
燃え殻『それでも日々はつづくから』読了。燃え殻さんのエッセイです。週刊新潮の連載コラムを纏めたものとのこと。話を持ちかけられたとき、担当編集者の方から「週刊新潮の読者層はかなり上」であることを言い渡されたものの、従前の週刊SPAのときと比べ
さて、先週のファイターズは4勝2敗。ひさびさの勝ち越し。後半3連戦は鷹相手にスイープで、試合実況からは「ハムの祭典」と言われるほどの結果。借金の数は2つ減り16となりました。とはいえ週初(5(火))のサヨナラ負けも昨日(10(日))の9回裏
小田嶋隆『東京四次元紀行』読了。小田嶋さんの最初で最後の小説。最後の、というのは、つい先日亡くなってしまったからですが。残念ですね。そうそう、こういうのでいいんですよ、と微笑みながら、あっという間に読み終えてしまいました。いろいろなところで
櫻木みわ『コークスが燃えている』読了。都会で派遣社員として生活する女性の生きづらさがこれでもかと綴られます。派遣社員とは言ってもマスコミの校正の仕事ということで、さほど搾取されているとか人間扱いされていない、とかいう描写が続くわけではありま
朝比奈あすか『翼の翼』読了。ネットで話題になっていて、しばらく気になっていた本です。話題になっていた、と言っても自分のツイッターのTLには偏りがあるので、一部界隈では、ということでしょうけれども。同じような年齢の子を持つ親にとっては、知って
さて、先週のファイターズは2勝3敗。借金の数は1つ増えて18です。週初にいきなり加藤抹消の報が入ってきて慌てましたが、ぎっくり腰とのこと。癖にならなければ良いですけれども。で、そうなると上沢・伊藤以外のどこで勝てば良いのだ?という気になった
浜崎憲孝『僕、はまじ』読了。表紙からも分かる通り、「ちびまる子ちゃん」の登場人物「はまじ」のモデルとなった方のエッセイです。モデルとなったというより、作品でも本名で登場しているので、あの漫画に出てくるエピソード含めてほぼ本人なのでしょうけれ
映画『彼女がその名を知らない鳥たち』視聴。主役の二人が蒼井優と阿部サダヲでないと成立し得ないと思わせるに十分な作品。二人とも狂気の世界に入り込んだ人間を好演しています。そんな二人が同棲しているのだから、狂気は掛け算になっていきます。そういう
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DMM TVで映画『栞』視聴。三浦貴大くんが真面目さゆえに苦しんでしまう理学療法士の役です。病院内の描写がやけにリアルだと感じたのですが、監督の榊原有佑さんは元々このお仕事をされていたのだそうです。だとすると主人公のモデルは、前職時代の自分
川村元気『私の馬』読了。ご自身の手によって映画化されることを前提にした作品でしょうか。実際の事件に着想を得たとのことですが、2時間できっちり完結しそうなちょうどよい内容に仕上がっていますね。流石です。勤め先のお金に手を付けてしまう独身女性の
齊藤寅『桐島聡 逃げる。』読了。副題に「哀しき49年の逃亡生活」とある通り、桐島容疑者の逃亡生活を追ったルポです。しかしながら、のっけから梯子を外されます。49年のうち40年を報道された例の藤沢の工務店に住み込みで過ごしていた、というのです
ジェームズ・クラベル『将軍』1~4読了。エミー賞受賞おめでとうございます、と言上はするものの、さすがにディズニープラスに加入してドラマを見る気までは起きなかったので、最近復刻した原作を読みました。全4巻ですが、今(2024年9月26日)のと
小谷野敦『あっちゃん』読了。副題は「ある幼年時代」とありますが、幼年期から小学校卒業までの自伝です。書き下ろしの長編で、よくこんなに書くことがあるなというくらい子供の頃の記憶が文字化されています。テレビについての話題が多いですが、一回り上の
徳本栄一郎『角栄失脚』読了。副題は「歪められた真実」で、表紙にはさらに「ロッキード事件はアメリカの陰謀だったのか?今、30年間の封印を解く。」とあります。30年間?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は2004年出版とかなり古い本
柴田哲孝『暗殺』読了。話題の一冊。無論、フィクションとして楽しませていただきました。陰謀論にならないレベルの背景なのが素晴らしいです。大きな陰謀論で語られることの多い巷の未解決事件も、あるとしたらこれくらいの怨恨なのかな、と感じられるくらい
橘玲『テクノ・リバタリアン』読了。副題が「世界を変える唯一の思想」というもので、ずいぶんと大きく出たな、というのが読書前の印象。ですが、読み終えてみると案外違和感は無いです。我々の日々の生活は、SNSに限らずGAFAが提供してくれるものに覆
森永卓郎『書いてはいけない』読了。副題は「日本経済墜落の真相」というもので、ともすると「日本航空機墜落の真相」と空目してしまいますが、無論、それを狙ってのこの文字の並びだろうと思われます。上品な売り方ではありませんが、確信犯にそれを指摘する
田村秀男・石橋文登 『安倍晋三vs財務省』読了。田村さんと石橋さんの対談本です。同じ新聞記者とはいえ、経済畑の記者と政治畑の記者ということで少し系統が違うわけですが、安倍さんを軸にすることでツーカーで話が進むあたり、安倍政権を語るならまず経
外山薫『君の背中に見た夢は』読了。タワマン文学の第一人者、窓際三等兵こと外山薫さんによる単著二作目は小学校受験のお話。主人公たちの住む家は都内の戸建てで、すでにタワマンですら無くなっとるやんけ、というツッコミを入れたくなりますが仕方ありませ
プライム・ビデオで映画『桐島、部活やめるってよ』視聴。実をいうと朝井さんの原作は途中で投げ出した口でして…。ありもしなかった青春時代の心のキズが疼くと言いますか、なかなかしんどくて読破できなかったのでした。そもそも自分は高校に行ってないので
麻布競馬場『令和元年の人生ゲーム』読了。麻布競馬場さんの単著二作目ですね。デビュー作である『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』は短編集でしたが、本作はどちらかというともう少し長めの作品が4つ。いずれも主人公こそ違うものの、脇役として慶
山田昌弘『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?』読了。副題は「結婚・出産が回避される本当の原因」というものです。2020年のコロナ禍真っ最中のときに書かれた本ですが、最近になってX(旧ツイッター)のTLで話題になっていたので手に取りました。
佐川恭一『就活闘争 20XX』読了。佐川さんの描き下ろし小説でテーマは就活。以前、『清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた』を読んだ際、「学歴へのこだわりとリビドーが抜けたら、この著者はどういう筆致になるのか」と書きましたが、今回
鈴木涼美『YUKARI』読了。源氏物語を題材にしているそうですが、済みません。どのあたりがオマージュなのか、あまりよくわかりません。教養がないと、こういうところで楽しみが減りますね…。というわけで源氏物語云々を抜きにして本書を解説しますと、
森永卓郎『ザイム真理教』読了。実は本書を読み始めるまで「ザイム真理教」という言葉は、森永さんが考案したものとばかり思っていたのですが、どうも違っていたようです。ネットで流行っているワードを拝借してきたとのことなのですが、それでもその「教義」
プライム・ビデオで映画『青天の霹靂』視聴。劇団ひとりの小説を自らが監督として、また助演もするという作品。2014年の映画なので、もう10年前になるのですね。主人公(大泉洋)は浅草の劇場にも出入りする売れないマジシャンという設定です。後に『浅
プライム・ビデオで映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』視聴。アマプラ入りを機に消化しました。方々で評価されているのは存じておりますが、アニメオタクでもないし押井守のファンというわけでもないので、これまで特に見る機会もありません
プライム・ビデオで映画『市子』視聴。前回の『ある男』が戸籍が入れ替わった男の話なら、今回はそもそも戸籍のない女の話。彼女が無戸籍であることについては、当然に本人に過失があるわけではないですし、親を含め環境に恵まれなかったのは事実です。そのこ
プライム・ビデオで映画『桐島、部活やめるってよ』視聴。実をいうと朝井さんの原作は途中で投げ出した口でして…。ありもしなかった青春時代の心のキズが疼くと言いますか、なかなかしんどくて読破できなかったのでした。そもそも自分は高校に行ってないので
麻布競馬場『令和元年の人生ゲーム』読了。麻布競馬場さんの単著二作目ですね。デビュー作である『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』は短編集でしたが、本作はどちらかというともう少し長めの作品が4つ。いずれも主人公こそ違うものの、脇役として慶
山田昌弘『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?』読了。副題は「結婚・出産が回避される本当の原因」というものです。2020年のコロナ禍真っ最中のときに書かれた本ですが、最近になってX(旧ツイッター)のTLで話題になっていたので手に取りました。
佐川恭一『就活闘争 20XX』読了。佐川さんの描き下ろし小説でテーマは就活。以前、『清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた』を読んだ際、「学歴へのこだわりとリビドーが抜けたら、この著者はどういう筆致になるのか」と書きましたが、今回
鈴木涼美『YUKARI』読了。源氏物語を題材にしているそうですが、済みません。どのあたりがオマージュなのか、あまりよくわかりません。教養がないと、こういうところで楽しみが減りますね…。というわけで源氏物語云々を抜きにして本書を解説しますと、
森永卓郎『ザイム真理教』読了。実は本書を読み始めるまで「ザイム真理教」という言葉は、森永さんが考案したものとばかり思っていたのですが、どうも違っていたようです。ネットで流行っているワードを拝借してきたとのことなのですが、それでもその「教義」
プライム・ビデオで映画『青天の霹靂』視聴。劇団ひとりの小説を自らが監督として、また助演もするという作品。2014年の映画なので、もう10年前になるのですね。主人公(大泉洋)は浅草の劇場にも出入りする売れないマジシャンという設定です。後に『浅
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プライム・ビデオで映画『市子』視聴。前回の『ある男』が戸籍が入れ替わった男の話なら、今回はそもそも戸籍のない女の話。彼女が無戸籍であることについては、当然に本人に過失があるわけではないですし、親を含め環境に恵まれなかったのは事実です。そのこ
プライム・ビデオで映画『ある男』視聴。上映時にTwitterで映画のCMを見た記憶があります。失踪というか背乗りというか、戸籍入れ替わりのお話とのことでしたが、そのCMでは当該の「ある男」でもそれに振り回された女でもない妻夫木くんの映像がメ
黒川博行『騙る』読了。どこまでが本当かわからない、古美術の世界の物語が6編。どいつもこいつも欲得ずくで動く胡散臭い輩ばかりなのですが、それら登場人物のほとんどが関西の言葉なので、そんな彼らのしょーもない欲望も、なんとなくほんわかしてしまうと
万城目学『八月の御所グラウンド』読了。直木賞受賞の表題作ともう一本が「十二月の都大路上下ル」。いずれも京都を舞台にした物語です。片方は陸上で青春している高一の女子が主人公、他方は爛れた学生生活を送っている京大の四年生が主人公です。「Numb
現代ビジネス編『日本の死角』読了。雑誌で話題になった記事のうち日本社会について書かれたものをまとめて一冊の本にしたもののようです。執筆者もテーマも千差万別ですし内容も玉石混交。そもそも、それぞれ十数ページなので分析が浅いといえば浅いのかもし
プライム・ビデオで映画『犬王』視聴。平家物語を題材にしていますが、南北朝時代のお話です。アマゾンレビューやWIkiなどを見ると設定もかなり作り込まれているようですが、そこまで理解できていないままでも、絶えず音楽が鳴っていて、そのビートで持っ
プライム・ビデオで映画『ヒノマルソウル』視聴。田中圭&土屋太鳳という『哀愁しんでれら』と同じペアですが、中身は全く違います。本作はおどろおどろしい要素は限りなくゼロのスカッとスポーツ系邦画です。それにしてももう26年も前になるのですね。長野
相場英雄『覇王の轍』読了。相場作品を読むのは『Exit』以来です。あの作品はコロナ前からコロナ禍に至るまでの時期を描いていましたが、本作はすでにコロナ後の物語になっています。「STORY BOX」という雑誌で2021年9月号から2022年7
平戸萌『私が鳥のときは』読了。表題作とその続編というか前日譚みたいな描き下ろしの2作。いずれも中学生が主人公です。氷室冴子青春文学賞の大賞作とのことですが、それもうなずけます。最近の中学生はこんなに無垢だろうか、なんてことを思ったりもします
万城目学『鹿男あをによし』読了。『鴨川ホルモー』がデビュー作で本作が二作目なのですね。前作は京都の街の描写が多く、こういうのは映画にしたら街の良いPRになるよなぁ、なんて思っていたら、その通りになりました。程よくストーリーが整理されていて、
『安倍晋三 回顧録』読了。今更ではありますが、年末年始で読んでみました。いわゆる政治家の回顧録というものをこれまで読んだことがなかったので、こういう形式のものがスタンダードなのかどうかは知らないのですが、インタビュアーの問いに対して、安倍さ
橘玲『世界はなぜ地獄になるのか』読了。いわゆるキャンセルカルチャーについての解説本です。タイトルからも分かる通り、それを称揚しているわけではありません。もちろん自分はキャンセルカルチャーで取り上げられる類の議論の門外漢ですが、あの手の主張を