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2020/08/07

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  • 122回目「ガラスの街」(ポール・オースター:新潮文庫)

    少し遅いが、今年の4月に亡くなったポール・オースターの追悼ということで読んでみた。いわゆるニューヨーク3部作の第1作目。後の2作は『幽霊たち』と『鍵のかかった部屋』。といっても、この3作は連作というわけではなく、それぞれ独立している。 自分は過去に『幽霊たち』のみ読んだことがあった。内容は殆ど覚えていないけど、「変わった小説だなぁ」という読後感は覚えている。探偵小説の体をした、前衛小説だったような。そもそも、何をもってして「前衛」なのかは、分かりませんが、でも、「前衛」という評が妙にしっくりくる。「前衛」を標榜する作品にありがちな、妙にすまして上滑った感がなく、地に足ついた前衛と言おうか。見た…

  • 121回目「宇治拾遺物語」(町田康訳 :河出文庫)

    先日、ヨーロッパ企画という劇団の『来てけつかるべき新世界』という芝居を観た。 まあ面白く、何度も笑った。AIとロボットが大阪新世界に住む庶民の暮らしを席捲する近未来の話。基本的には、吉本新喜劇のようなドタバタコメディを基調としていて、バカバカしく下らない笑いが、随所に散りばめられていて、ベタであるが故に安心して笑える、、、、のだが、やがて、とてつもなく高度な事をさらりとやってのける技術に気付き、恐怖さえ覚えた。 同時に、これだけすごい事をやっているのに、観客はただ「笑う」だけで全てを享受しているのも、なんだか怖くなった。いや、客は笑いに来てるので笑うだけでいいのだけれど。。。 『来てけつかるべ…

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