眞尋サイド「眞尋と一緒に暮らしたいと、思っています」 ピンと背筋を伸ばしてそう言ったこーちゃんは、やっぱりカッコよかった。 父さんも僕たちのことを知ってて、…
光輝サイド 心臓バクバクで眞尋の父さんに眞尋が好きだって告白したのに、まさかまさかの知ってた発言。 すっげぇ脱力しそうだった。つーか、した。脱力。 でも、眞…
眞尋サイド「眞尋が好きです」 何をどう話すんだろうって、こーちゃんを見たら、こーちゃんが真っ直ぐ父さんを見てはっきりとそう言った。 ………こーちゃん。 じわ…
光輝サイド 頼んでた通り、うちの親も来てくれた。 話したいことがあるから、眞尋んちに来てくれって、言ったんだ。眞尋の母さんにもうちの親が行くって伝えた。『何…
眞尋サイド こーちゃんがすごくすごく真剣に、父さんに僕たちのことを話すって言った。 僕はまだ先でいいやって思ってた。ううん、言わなくちゃいけないんだろうなっ…
「おいっ………」痛みの限界か?光が俺の少し先でへたりこんだから、焦って大丈夫かって駆け寄った。「大丈夫じゃないよ‼︎」光が叫んだ。俺の伸ばした手をべしって叩い…
眞尋サイド 朝ごはんを食べて、シャワー浴びてこいって言われたけど、先にこーちゃん浴びてきてって、僕はベッドにみのむしになって転がった。 もう9時過ぎてる。 …
光輝サイド 眞尋がダルそうで、無茶しすぎたなってちょっと反省した。 でも後悔はない。満足。 やっとヤれた。やっと抱けた。やっと繋がれた。 良かったな………俺…
山。ここは山。天狗山っていう山ひとつ。そこをさ、小さいひとつ目ちゃんを探すために僕が走るって。ばかだよね。どう考えても。さっきとは違う方に行ってみよう。カラス…
光輝サイド それから少しそのまま休憩して、日付が変わった頃に寝るかって、寝る準備をして部屋を暗くした。 濃厚で濃密な1日だった。夜だった。眞尋の誕生日で、ク…
外に出たら光が見当たらなかった。走って行ったのか?本当に。あの足で。痛いなら無理しないで、せめて歩けばいいのに。それでもそこまで早くは走れないだろう。だからそ…
眞尋サイド まだまだ夜はこれからで、シャワーを浴びたこーちゃんと僕は、服を着てベッドの上でゴロゴロしながらお互いのどこか一部分に触れていた。 手を繋いでたり…
光輝サイド いつまでも眞尋のナカに居たら、眞尋がツラいだろうって思うのに、色々思って、抜けずにいた。 眞尋を抱いた。眞尋を抱けた。 好きで、ずっとやりてぇっ…
眞尋サイド こーちゃんが動くと僕の中身がそれに合わせて出たり入ったりしそうで、でも力抜かなくちゃって、僕はタコって何回も言い聞かせた。 途中目を開けたらこー…
行くって立ち上がったのはいいんだけど。体重がかかったら痛い。痛いのが余計に痛い。ううってなって色々ぎゅってして耐えた。立ったことさえ後悔しそうになった。それも…
立ち上がった光の顔は、小さい光じゃなかった。カラスもびっくりしたのか、単に急に光が立ち上がったからなのか、ソファーからばさばさって飛んで俺の肩にとまった。くし…
眞尋サイド ホテルに何か、あるのは分かってた。お風呂上がりに着るもの。 でもそれって恥ずかしいから、僕は長袖のTシャツとハーフパンツを持ってお風呂に行った。…
うううううぎゃあああああああああああ‼︎って。叫ばなかっただけエライって言って欲しい。落とすぞお前って鴉は言ったけど、そっとソファーにおろしてくれた。鴉にとま…
眞尋サイド こーちゃんとこんなの食べていいの?っていうようなご馳走をたくさん食べた。 美味しいねって、これ何だろう?こっちの超美味しいよ食べてみてって、僕も…
光輝サイド 目が覚めたらもうフロントで言われた飯の時間の10分前だった。 昨夜は寝不足だったから、眞尋の体温の心地よさも手伝って、うっかりがっつり寝ちまって…
眞尋サイド こーちゃんが、こーちゃん、が。『俺とこの先もずっと一緒に居てくれ。ずっとだ。それをお前と約束して、これをお前の足につけたい。俺の足につけて欲しい…
光輝サイド 眞尋が戸惑ったのが分かった。 ヤるのは夜って言ってて、引っ張ってく先がベッドじゃそりゃ戸惑うだろう。 こーちゃん?って不安げな声に煽られて、思わ…
眞尋サイド こーちゃんと文房具も売ってる本屋さんに行った。 そこでシャープの芯を買って、それから適当にお店を見て回った。 歩き回った上に暖房が暑くて喉がかわ…
y居間のソファーに光をおろして、カラスももれなくソファーにおりて、俺は救急箱を出してきた。いつの時代からあるのか、古い木の救急箱。昔はよく世話になった。転んだ…
光輝サイド 映画は面白かった。 ゲラゲラ笑った。笑いすぎて腹が痛くなった。 アンクレットに、その金額にちょっと引いていた眞尋も、隣で声をあげて笑っていた。 …
眞尋サイド「つ、疲れた………」 こーちゃんがお揃いのアンクレットを買おうって言って、僕も欲しいって言って、連れて行かれたのは僕が入るには相当な勇気が要るお店…
光輝サイド 眞尋への誕生日プレゼントは色々考えてた。 泊まりに行くって言っても、この招待券は俺が準備したものじゃないから。 やっぱり自分でって、思うだろ。 …
眞尋サイド 助手席のドアを開けてくれて、座った僕にこーちゃんはちょっと待ってろって言ってドアを閉めた。「こーちゃん?」 こーちゃんはまた母さんのとこに戻って…
光輝サイド 緊張しすぎて早く目が覚めた。 昨日は大学のツレと用事があって眞尋とは会えなかった。 夜もなかなか眠れなかった。おいおいこんなんで眞尋とのナニは大…
ズキズキじんじん痛い足。鴉にまたお姫さま抱っこされてて、やめてよって思うのにおとなしくしてるのは、足が本当に耐えられないぐらい痛いから。これでひとつ目ちゃんを…
眞尋サイド こーちゃんと会わない1日は長かった。 こーちゃんこーちゃんですっかり忘れてた通知表を父さんと母さんに見せて、僕はふたりに褒めちぎられた。 1年前…
眞尋サイド 天使の気配が強いなんて友弥が言うから、僕は夢の話を2人にした。 2人はただの夢だろ?って、からかうこともなく、すごく真面目にへえーって聞いてくれ…
眞尋サイド 家に帰ってご飯を食べてお風呂に入ってベッドで放心。 それが最近の、こーちゃんとのアレの日の僕だった。 身体にまだ感覚が残ってるっていうか、何てい…
眞尋サイド もう明後日だって、すごいドキドキしてきて落ち着かなくて、僕はこーちゃんが学校終わるぐらいの時間を狙ってメールでこーちゃんちに行っていいか聞いて、…
光輝サイド それから何回か眞尋に会った。 会うと必ず眞尋は俺に、指でしてってエロいことを言った。 確かに誕生日まではそうするって言ったのは俺だけど、だからそ…
光の足は、結構酷かった。足を洗うのも大変だった。光は痛いようううううって、風呂で椅子に座っててズボンの裾を捲ってて、その手をぎゅうって握り締めながらぼろぼろ泣…
眞尋サイド はい、これって。 母さんが僕とこーちゃんに小さめの紙袋をくれた。 ちょっと早いけど、クリスマスプレゼントって。 ありがとうって言ってクリスマス仕…
眞尋ママサイド 昨夜から眞尋の様子がおかしいって思ってたの。 何か言いたそうに私の方をじーっと見てね。 でも、振り向くとパッて違う方を見るの。 我が息子なが…
光輝サイド「ごちそうさま」 コーヒーを飲み終わった眞尋の父さんが、真鍋くんごゆっくりってにこやかに言って、部屋に行った。 はい、ありがとうございます。いつも…
眞尋サイド 夜7時過ぎに車が停まる音がして、ベッドでくっついてゴロゴロしていた僕とこーちゃんは、あって顔を見合わせた。 夕飯は多分、こういう日のお約束のお弁…
光輝サイド 目が覚めて、眞尋は寝顔もかわいいなあって思ってたら、涙が一筋流れ落ちて、焦って思わず名前を呼んだ。 眞尋はすぐに目を開けて、こーちゃんって俺に抱…
苦しい。身体が重い。足が痛い。ひとつ目ちゃんを探したい、探そうって勢いで出てきたけど、息がすぐに切れて走っていられなくて、プラスで足が。山道。舗装もされていな…
眞尋サイド こーちゃんとすっごいやらしいことして、すっごいたくさんキスをして、そのあとはふたりでゴロゴロダラダラ。 喋ったり黙ったり、雑誌や漫画を読んだりス…
光輝サイド 眞尋がみのむしだ。 ちょっといじめすぎたか?って思う。 焦らす俺にねだる眞尋。最後は自分でやったもんなあ。眞尋が。 あの眞尋が。………この眞尋が…
指笛の音を聞いたカラスが、俺に向かってひゅうううって突進してくるから、腕を出した。地面と平行になるよう。とまり木的に。ばさばさって、カラスがスピードを殺して、…
眞尋サイド こーちゃんが。 やっぱりカッコいいって、思った。 きっと全部分かっちゃったんだよね? 僕が24日に泊まりに行きたいって、行かせてって言い出せずに…
光輝サイド 白セーターのスナイパーにやられて俺は危うく理性を失うところだった。 かわいすぎる。 何とかキスだけで我慢した。濃厚なのはやめておいた。 今濃厚な…
眞尋サイド こーちゃんのコーヒーと僕のミルクティーをいれたマグカップを持って2階にあがる。 今日のこーちゃんはちょっと変。 いつもは誰も居なくても僕の部屋に…
光輝サイド 車庫に車を停めさせてもらって、おりたところでこーちゃん‼︎って眞尋が玄関から飛び出してきた。 いつもの満面の笑みに、いつものようにくらくらしてい…
「呼んだ〜?」天ちゃんの声が聞こえて。「天ちゃんひとつ目ちゃんが‼︎」「天狗、ひとつ目が」「カアアアアアッ………」タイミングばっちりに一斉に天ちゃんに言って、…
眞尋サイド『眞尋に似合いそうなコートを見つけたから、今年の誕生日プレゼントはそれねっ』 語尾にハートマークがついてるんじゃないかって声で母さんは僕に言って、…
光輝サイド 眞尋を家まで送って行って、眞尋んち母さんに挨拶だけして、じゃあまた明日なって、家の外、車の影で素早くキスをした。 俺の服の裾を握る眞尋がかわいい…
眞尋サイド 今日は何かもうすごかった。 こーちゃんのキスで目が覚めて、お前は姫かって笑われた。 部屋はもう真っ暗で、僕は怠い身体を起こして散らばる服を拾って…
「天狗、ひとつ目が」「天ちゃんひとつ目ちゃんが‼︎」「カアアアアアッ………」俺と光とカラスで同時に言うと、寝起きで寝足りないらしい天狗が、どこか焦点の合わない…
眞尋サイド 封筒の中身は12月24日、クリスマスイブ………つまりは僕の誕生日、豪華ディナー付きホテル宿泊招待券だった。 名前、見たけど。このホテルって僕でも…
光輝サイド 封筒に覚えがなくて、何だって思ったけど、中身を見て更に驚いた。 しばしのフリーズ。 眞尋がこーちゃん?って呼んでるけど。 フリーズ。 だってこれ…
眞尋サイド こーちゃんにされて、こーちゃんにして、そのあとふたりでたくさんキスをした。 テストの間も勉強するために会ってた。でも会って勉強してただけで、ほん…
食べる手がまた止まってて、そしたら横からにゅって鴉の大きい手が伸びてきて、僕の手ごとフォークを握った。え、何。っていうかデカい。頭撫でられたりとかされてるから…
光輝サイド 眞尋のテスト直しが終わって、バンザーイって喜んでる眞尋が可愛くて、よく頑張ったっていう眞尋へのご褒美っていう名の、実は、俺よく頑張って禁欲したっ…
眞尋サイド テストあけの土曜日。 鬱憤ばらしの部活を終えて、家に帰って、シャワーを浴びてご飯を食べたあと、用事を終えて帰る途中のこーちゃんに車に乗せてもらっ…
光輝サイド 12月、だ。 眞尋の誕生日がやってくる。クリスマスと。 ………今年はどうしようか。クリパ。 母さんに今年もやるの?って聞かれて返事に困った。 困…
眞尋サイド あ、夢だって、思った。 何で夢って分かったかって、そこが夏にこーちゃんと一緒に行った海だったから。 海。 と、砂浜。 どこまでも続くそれを、僕は…
光の、頭を打ったことによる後遺症みたいなのは、昨日1日見てて大丈夫そうだった。なさそうだった。だから今日は、昨日みたいにべったりくっついてなくても大丈夫。の、…
布団の上、アンタの下から手を伸ばしてアンタの背中に腕を絡めた。 唇がすぐに塞がれて、離れようとするアンタにもっとってキスをねだる。 今日はアンタの誕生日。 …
こーちゃんが大学生になって、ちょっぴり寂しい春が過ぎ。 ふたりきりのお泊まりなんていう、暑くてやらしくて濃厚な夏が過ぎ。 緑が赤に黄色にうつりゆく木に、キレ…
いつからか、カレンダーを見るのをやめた。 いつからか、今日は何日で何曜日でって確認するのをやめた。 スマホは親に解約してって言ったけど、持ってなさいって言わ…
あらやだっ、どうしましょって、でも、うふふふって写真を眺めたの。 眞尋が行った、1泊2日の真鍋くんとのお泊まりのね。 ハンディカムは忘れてたって言われて、眞…
天ちゃんが色々説明してくれて、分かる?って聞かれて、反射的にうんって返事をしたけど。何を言ってるのか、正直分かんなかった。何言ってるんだろうって、思った。気?…
キス、して、しまくって。 甘く息が漏れてきた眞尋の首筋にも、キスをした。 これ、この襟、開いて、白い肌に吸い付きたい。 あれから1週間じゃ、俺がつけた赤いア…
神社に併設された公園。 盆踊りのやぐらや屋台はそっちの方。 こっちの神社側は、静かで少し暗くて人もほぼ居ない。 ちょっと…………こわいぞ、渡瀬。 でっかい木…
デカイ音、提灯の灯り。 輪になってたくさんの人が踊ってるまわりに、結構多くの屋台が並んでいた。「こーちゃん、何食べる?」 屋台を見てる眞尋の顔に、ワクワクっ…
「こーちゃん………」 できたーーって渡瀬の母さんの声でこっちに来た眞尋が、俺を見た瞬間に固まった。 目、落ちそうなぐらい見開いてる。「え?俺、変?」 あまりに…
インターホンを押して、こんにちはって言って、ガチャって開いた玄関。「こーちゃんっ」 視界に飛び込んできた眞尋の姿に、本気で1歩後ずさった。「まっ…………まひ…
「って言っても?家に帰っても、スピードが違うだけで成長はするんだけどね」またちゃんと食べ出した光を見てから、天狗は言った。ヘドロ。鏡にうつし出されていた、ドロ…
あの人は、亮平は、木戸先輩は、それからまた俺の身体に木戸先輩を刻み付けて、またなって、行っちゃった。 スケッチブックを、俺の手元に残して。 さっき途中だった…
スケッチブックを見せてくれた。 どこか知らない、色んな景色がそこにはあった。 ニコニコしてるじいさんばあさんの絵もあった。 隣でアンタは、寝てる。 さんざん…
ハヤって声。 ぺしぺしって頬、叩かれてる。 うるさいな誰だよって、目を開けたら。「……………え?」 すごい真っ黒に日焼けした、木戸先輩が笑ってた。「亮平?」…
あの人が居ない夏休みは、それでもそれなりに楽しく過ぎていった。 部活行って、汗だくになって、サボって、帰りに透くんとまーくんとコンビニでアイスを買って、時々…
眞尋サイド「眞尋、これ忘れるぞ」「あ、ありがと、こーちゃん」 2階のベッドのところに置いてあったこーちゃんのネックレスを、こーちゃんが僕につけてくれた。 こ…
光輝サイド 眞尋がちょろちょろしてるとちょっかいを出したくなる。 キレイにしていかないとって、あっちこっち片付けてる。………のを、俺が邪魔してる。 お風呂を…
天狗に腕を引っ張られて台所に連れて来られて、はいはい座って座ってって座らされた。お皿には手付かずのてんてこ盛りの朝ご飯。食パンに目玉焼きが乗ってて、お皿の両サ…
眞尋サイド こーちゃんに、濃厚なキスしてって言われて、した。 何かすごく恥ずかしかった。何でだろう。いつもこーちゃんにしてもらってるのに。 唇を離すと眞尋、…
光輝サイド「結構つけたな」「うん。いっぱいつけちゃった」 眞尋にキスマークだらけにされて、またちょっと盛り上がったけど、1回落ち着こうかって、あれから下で順…
台所に戻ったら光が光の席に天狗に座らされてて、天狗も座ろうとしてた。この状況で食べろって?って思いつつ、俺も座ってとりあえずコーヒーを飲んだ。カラスは心配そう…
それは完全な一目惚れだった。いつものように原付で家に帰る途中。この先の、『我が家』へと続く坂道に差し掛かったところでふと思った。思い出した。一目惚れだったんだ…
光輝サイド 眞尋のナカに入ることはできなかった。 でも、眞尋の腿を使って疑似体験は、した。 前からと後ろから。 ヤるとこんな風に眞尋を見れるんだって、俺はす…
光輝サイド 俺が途中でやめたのがよっぽどだったんだろう。 眞尋はしばらく声をあげて泣いた。 ヤりたいって気持ちは大きいけど、今日はそれだけで、こうやって本気…
眞尋サイド もう1本いれるぞって。 そうだ。 こーちゃんが入るために、こーちゃんを受け入れるために、まだきっとこれから。 もう1本ってことは、まだ1本? あ…
気持ち悪い自分の姿をうつしてた鏡を、布がまた遮った。だから見たって見えない。なのに僕はまたその鏡を見た。さっきの、気持ち悪いアレ、が、僕。ドロドロのドロで、誰…
眞尋サイド あわあわのこーちゃんに強く抱き締められて、僕はびっくりして、息が止まった。「こーちゃっ………」 キスされて、最初からもう深い深いキスで。 泡。滑る…
光輝サイド 俺が浴室のドアを開けた瞬間に、眞尋はまるで覗かれた女子みたいにいやあああって叫んでしゃがみこんだ。 かわいい。かわいすぎる。いやあああって何だ、…
眞尋サイド 先に入ってるから、10分ぐらいしたら来てってこーちゃんに言って、湯船に栓をしてお湯をため始めた。 ドキドキする。ドキドキする。ドキドキしちゃう。…
天狗が退けてたあずき色の布を横から取った。ぱらんって、重力に従って鏡が隠れる。鏡が隠れたからって何が変わるんでもないけど、鏡にうつるヘドロまみれの自分を凝視し…
光輝サイド 別荘に戻って、俺はもうすげぇ緊張で、繋いだ手の汗もドキドキも半端なかった。 いやって言われるかと思った一緒の風呂も、まさかのオッケーで。 本当に…
眞尋サイド こーちゃんと苦しいぐらいのキスをしてたら、あっという間に夕飯の時間で、早く行きたいけど身体の事情で行けず、しばらくふたりでゴロゴロしてた。 無言…
光輝サイド 煽るなって言ってるのにこれだもんな。 今日はちゃんとシようねって。 ヤりたい。マジでヤりたい。ヤりまくりたい。 好きすぎて大事すぎてヤれなかった…
眞尋サイド「うそ…………」「実際俺たちのがどうなったのかは分かんないけどな、調べたのにはそう書いてあった」 こーちゃん。 僕、それ、ちょっとショックかも。 …
光輝サイド 砂まみれのレジャーシートをついでに洗って干して、使ったホースを巻いて、ビーチパラソルをしまって。 こんなもんかってタオルで身体を拭いてたら、眞尋…
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