お問い合わせを頂きますが、アメンバーを再募集するつもりはないです。限定のお話が読みたいということであれば、エブリスタか、小説家になろうのムーンライトノベルズか…
眞尋side 先にお風呂入っちゃって~って母さんに言われて、はーいって、着替えを持って、お風呂場に。 僕、こーちゃんのいいにおいがすごい、うつってる。 母…
光輝side 名残惜しい1日が終わった。 遅くなってすみませんって、眞尋を家の玄関の中まで送って行った。 お土産ですって、パジャマ姿で出てきた眞尋の母さん…
眞尋side もう少ししたら、帰らなきゃ。 何も言わないまま、しゃべらないまま、僕はこーちゃんの上に乗っかって抱き締められてた。 濃い、1日だったね、こーち…
光輝side 眞尋は、ウブだ。 純粋、素直、邪気がない、無防備、恥ずかしがり屋、負けず嫌い、時々頑固。 純粋過ぎて。頑固。 僕もって。 上げた顔は、もう、聞…
眞尋side こーちゃんが好きだって言ってくれて、ごめんなって、キスをしてくれて。 僕は安心して、でも、恥ずかしくて、こーちゃんの肩に隠れてた。 眞尋………
僕の人生………って言っても、まだ16年弱なんだけど、これだけ『至れり尽くせり』っていうのは僕の人生初だった。違うか、赤ちゃんのときはそうなのか。今日は何もかも…
光輝side 夢中、だった。 眞尋が甘い息を漏らす。甘い声を漏らす。イヤって言いながらも、身体を捩って、揺れて。 夢中。もう、眞尋をイかせること、それ以外…
眞尋side 「イヤっ………こーちゃん、こーちゃっ…………」 イヤ。お願い、離して。 ソコに。 ソコに触れられただけでも恥ずかしいのに、もうそれだけで心臓が…
光輝side 眞尋がいつもと違うって、すぐに分かった。 眞尋は敏感。感度抜群。 触れればいつだってすぐに身体を跳ねさせ、甘い声を漏らす。 でもそこにはいつ…
眞尋side こーちゃんの、目が、今日は特に違くて。 僕も、いつもと違う、デートで、何か、ふわふわしてた。 こーちゃんとキスしたいって、こーちゃんに触れら…
眞尋side どんどん狭い道を行く、どんどん暗くなっていく。 どこに行くんだろうって、思ってたら。 くるってUターンした先に、すごくキレイな夜景が広がった…
昼にうどんを食べて大丈夫そうだったから、夜は普通に食っていいかなって普通のメニューにした。普通って言っても少し心配だったから、煮物。天狗が好きなやつ。誰が命名…
光輝side 行きはあんなにしゃべってた眞尋が静かになった。 寝たのか?ってぐらい静かで。 でも時々眞尋を見るとちゃんと起きてて、窓の外の流れる景色をぼんや…
眞尋side 楽しみにしてた遠足や修学旅行が終わっちゃうより、もっと寂しい感じ。 車に乗って、こーちゃんを見た。 こーちゃんと並んで、神さまにお願いした。 …
眞尋side こーちゃん、が。 俺もそれって。 ずっとこーちゃんと一緒に居られますようにって、僕のお願い。俺もって。 ぎゅって頭を抱き抱えられて、僕はすごく…
光輝side 眞尋に、キスされた。 眞尋は時々びっくりするぐらい大胆なことをする時がある。 それも、びっくりするぐらいキレイな、色っぽい顔で。 今、みたいな…
眞尋side 今日のこーちゃんは、時々じっと僕を見てて、僕はその目にちょっと落ち着かなかった。 熱っぽい感じ。 この目は。 ね。 知ってる。 僕の身体に、…
母さんが死んでから、僕はいつもひとりだった。中学時代、学校に行けば友だちが居た。気にかけてくれる先生も居た。でも卒業したらそれはなくなって、僕はひとりきりの春…
眞尋side プラネタリウムが終わって、科学館の方も見て回って、お腹すいたって隣の公園に移動した。 眞尋は本当にかわいすぎると改めて、心の底からしみじみ思っ…
眞尋side プラネタリウム。 ふっと電気が消えて、真っ暗になった、一瞬。 こーちゃんが、狙ったように僕の唇に、触れた。 ほんの一瞬の、キス。 そして始まる…
光輝side 昨夜の予習とナビのお陰で、目的地まで迷わず来れた。 さすがに母さんと違って眞尋を乗せるのは緊張する。手汗がすごい。 駐車場で車をおりて、ふうっ…
眞尋side てるてる坊主が効いた。 今日は絶好のドライブ日和。 ついたって、メールが来て、外に出て僕は思わず固まった。 うわ、何これ、これが、こーちゃんの…
光輝side 入学式の後、親と飯を食いに行って、帰りのタクシーは眞尋の家の前でおろしてもらった。 こーちゃんって弾ける笑顔を予想してたけど。 眞尋が、泣い…
その日はとにかく光光の1日だった。こんなにも自分の1日を自分以外に使ったのは初めてだった。トイレ、飲み物、食べ物、カラスに呼ばれて。台所と光の部屋を何回も何回…
光輝side ……………………。「ヤりてぇ………」 眞尋と撮った写真を眺めてて、自分の呟きに自分で驚いて、自分の部屋の自分の机に突っ伏した。 明日は入学式…
眞尋side たくさんキスをして、お互いの顔を見て、ふふって笑う。 スーツ姿のこーちゃんは、やっぱりカッコよくて、僕はどうしてもドキドキしちゃう。 ボスっ…
眞尋side 真新しい、スーツのにおい。 こーちゃんのいつものにおいじゃない。 こーちゃんのいつもの手触りのいい服じゃない。 こーちゃんなのに、こーちゃん…
眞尋side 「まひろーー、真鍋くんが来たわよーー!!」 え? 母さんの声に、ぱちって目を開けた。 こーちゃん? え、今、何時。 お昼ご飯を食べて問題集が相…
眞尋side 4月1日は、エイプリルフール、じゃ、なくて。 4月1日は。今日は。 大好きな大好きなこーちゃんの、大学の、入学式。 春休み、僕たちは毎日のよう…
恐る恐る、恐々、でも、近づいて来てくれたひとつ目ちゃんが、かわいかった。このひとつしかない大きい目にものすごくびっくりしてひっくり返ったのに。ほわんって。何だ…
「これ何?」「わっ、引っ張っちゃダメ!!」 朝練終わりに着替えてたら、透にひょいって引っ張られたネックレス。 切れちゃうって慌てて、透ににやっと笑われた。「真…
今日もできないままだった。 ごめんねって、こーちゃんに、謝った。 いや、今日は俺だろって、こーちゃんが、こめかみをぽりぽりした。 びくともしなかったわって。…
ごめんね、もう、大丈夫。 泣いて泣いて。 どれぐらい泣いたか分かんないけど。 こーちゃんがずっと抱き締めてくれてて。 こんなことしてる間に時間がなくなっちゃ…
上着を脱いで置いたところで、コンコンってノックと、どうぞって、いつものようにお菓子と飲み物が運ばれてきた。 ふかふかの白い絨毯のとこにあるテーブルにトレイが…
うどん、のびる。光がひとつ目と仲良くしてるところをぶった斬るみたいに入って行くのはちょっと気が引けたけど、麺から作ったうどんを光が何て言うのか気になって部屋に…
こーちゃんが、僕を見て、笑った。「こーちゃん?」「すっげぇ緊張してない?」「え?あ、うん、あの、あの………ドキドキのガチガチ」 部屋に入りながら、肩に腕を回…
日曜日。 部活が終わって家に着いて。 シャワー、浴びちゃった。 どうしよう、やっぱりさ、分かるよね?まる分かりだよね?シャワー浴びちゃったって、分かっちゃう…
3年生が居なくなった学校は、いつもよりずっとがらんとして見えた。 昇降口も廊下も教室も運動場も。 いつもよりずっと、がらんと、してて。 寂しい。 居ないって…
こーちゃん………… やっぱり、こういうのはドキドキする。 そして。 恥ずかしい。 恥ずかしいよ、こーちゃん………。 カッターシャツは脱がされて、ズボンから…
母さんがいつものようにこーちゃんを見て目をハートにさせて、いらっしゃい、卒業おめでとうって大騒ぎして、お昼ご飯にこーちゃんお気に入りの炒飯やスープ、サラダを…
おいでよって天ちゃんが言った。「大丈夫だからおいで。オレのことは知ってるよね?オレがこの天狗山の天狗だよ。そしてここはオレの家。この家にはオレとぴかるんともう…
「そうだ、眞尋」「なあに?」 最後に素早くこーちゃんが僕のほっぺたにキスをして、僕は顔が赤くなるのが分かった。 今さらそんなんで赤くなるなよ、こっちが照れるわ…
「眞尋!!」「こー、ちゃん」 泣いて、何でひとりで泣いてるんだろってなんかおかしくなってきちゃって、僕はブレザーの袖で涙を拭いた。 こーちゃん今どこに居るんだ…
怪我をして、送ってやるから待ってろって言われて、こーちゃんを待ってた教室。 身体を支えられて、ぶっきらぼうな優しさに触れたのはいつだっけ。 ペットボトルの間…
式が終わって卒業生が出て来た。 僕と友弥は立ち上がって、卒業生が歩く通り道、見送りに来てる在校生が並んでるところに入って行った。 最初の方に出てきた木戸先輩…
僕は友弥と2人で、膝を抱えて丸くなって座ってた。 空は晴天。 日差しはぽかぽか。 透も誘ったけど、来なかった。 俺が行ってもお邪魔なだけだしって。 だから今…
頭を撫でたら余計に泣いた光が、お腹すいたって小さく言うからほっとした。よかった。食べる意思があることはいいことだと思う。とりあえず死ぬ気は、今はないってこと。…
友弥side もう結構な回数ここに来てる。 勝手知ったる木戸家離れ。「お邪魔しまーす」 勝手に玄関を開けて、絵だらけのそこを入って行く。 あ、また新しい絵が…
透side 圭の入試が無事終わったとメールが来て、俺はやっとほっとした。 中学時代の野球部の後輩・井上圭は、俺のコイビトになる予定の後輩。 何で予定かって、…
光輝side「大丈夫か?」「ん…………」 ぐったりとベッドに寝転がる眞尋を腕に抱き締めて、俺はその鼻先にキスをした。 一回目よりもゆっくり時間をかけてイかせ…
眞尋side「まひろー。おい、眞尋」「…………なあに」「そろそろ出てこいって」「やだ」「やだじゃなくて」 布団に潜ったままの僕を、こーちゃんが、布団ごと抱き…
光輝side その破壊力は、並じゃなかった。 キレイになってきたとは言え、だけど、まだかわいさが抜けきらない眞尋が。 一糸纏わぬ姿で、俺の下、身体をくねらせ…
カラスはずっと僕の頭にすりすりしてくれてた。鴉の熱くて大きい手も僕の頭に乗って僕の頭をくしゃくしゃした。だから余計に泣けて。泣いて泣いて泣いて泣いて。「…………
眞尋side ベッド、行こうって。 チョコ味のキスを1回したところで、こーちゃんに言われて。 ひゃああって思った、けど。 どうなっちゃうのって、思った、けど…
光輝side チョコレートファウンテンを、目を輝かせて堪能した眞尋が、もう食べられないと、ギブアップした。 後片付けをして貰った部屋の絨毯の上に、お腹いっぱ…
眞尋side バレンタイン、当日。 僕はこーちゃんのお屋敷に来ていた。 今日は母さんが透と友弥んちのおばさんたちとうちに集まる約束していたらしく、僕が貰って…
光輝side 眞尋が弁当も投げ出してダッシュで走って行った。 亮平くんが大笑いをして、俺と渡瀬と早佐はぽかーんと見送った。「え?何、どうしたの?」「ううん、…
生まれてすぐこの山に捨てられて、それ以来ずっとこの山に居る俺の仕事は、家のこと。少しずつ天狗から引き受けて今では朝飯の支度以外全部俺。あとは山に山菜を採りに行…
眞尋side 生まれて初めて、バレンタインにチョコをもらっちゃった。 しかも…………大量に。 こーちゃんはびっくりしてた。 ううん、僕だってびっくりだけどね…
光輝side 俺のコイビトは、新井眞尋。 生まれつき全体的に色素が薄いらしい彼は、入学当初からかなり目立っていた。 ミルクティー色の髪。白い肌。 小さい頭に…
眞尋side 2月12日。 朝練が終わって、透と友弥と昇降口に着いた。「眞尋」「こーちゃんっ、おはよ」「おはようございます」「はよーっす」「おす」 こーちゃ…
光輝side 眞尋を強引にベッドに連れて行き、強引に押し倒した。 あれこれ考えていても、欲しいものは欲しい。 カッコつけてる余裕なんてもう何処にもない。 眞…
眞尋side 午前中はね、キスだけだった。 こーちゃんがキスしていいかって言って、ああもうこれ以上時間稼ぎできないって…………諦めて。 …………イヤじゃない…
とにかくその日は寝てろって、僕は部屋からっていうか布団からさえ出してもらえなかった。ちょっとでも起きようものなら、僕にべったりのカラスがカアアアアアッて鳴いて…
光輝side 日曜日。 眞尋の家の前まで自転車で来て、いつものように一言、メールする。 着いた。 ガラッと窓が開いて、眞尋がびっくりしたように俺を見ている。…
眞尋side こーちゃんの誕生日が月曜日っていうのにも驚いたけど。 日曜日にこーちゃんの家に来いって言われたのも驚いたけど。 プレゼント。『眞尋が欲しい』 …
光輝side 俺の、いわゆるコイビトというやつは。 高校の後輩。2つ下。 入学した時から目立っていた。 まず、目を引くのがサラサラの明るい茶色の髪。 見た瞬…
「たっだいまー。天狗さまのおかえりだよー」光を抱えて部屋に戻る途中、天狗のいつもの陽気な声が聞こえた。足音がそのままこっちの、光用に布団を敷いた部屋に来るから…
「ねぇ、大弥さん」「………何だ?」 どうにもカレーが食べたかった僕は、仕事が終わって今日はどこに食べに行こうか?って大弥さんに、カレーが食べたいから僕はいい、…
大弥さんが鉄子さんを睨んだ。睨んでた。 低く唸るように何度も鉄子って大弥さんは鉄子さんを呼んだ。 でも鉄子さんは僕への説明をやめなくて、最後。「命令だ。鉄子…
「ですから社長、電話線を引っこ抜くのはやめてくださいって何回申し上げたら分かって頂けるのでしょうか」 ぷらぷらぷらぷら。 鉄子さんが顔の横で、持った電話線を揺…
僕の身体を僕以上に知り尽くしてる大弥さんに、自分でもびっくりするぐらい、呆気ないほど呆気なくイ かされて、僕はソファに凭れてぐったりしてた。 ゼロスタートの…
大弥さんを起こすための目覚めのキスを少ししてから、大弥さんは起き上がった。 まだどこかぼんやりとしてるから、コーヒーいれてくるねって。立ち上がろうとした。け…
「あ、ぴかるん。大丈夫だと思うけどどう?気持ち悪いとかない?」僕が鴉にお姫さま抱っこされてお腹の上にカラスを乗せてる状態で廊下で鉢合わせたにも関わらず、そこに…
いつも通り激務の1週間が今日で終わる。 社長室で大弥さんは、19時からの定例会議までの間、僕の膝枕で束の間の睡眠をとっていた。 疲れてる大弥さんに少しでもち…
目を開けろ、碧。閉じるなと何度言ったら分かる? ベッドの上。 僕は中途半端にスーツを乱され、大弥さんに組み敷かれて乱れてた。 はい、大弥さん。 答えた僕に降…
とにかく光に動いて欲しくなくて、抱き抱えてトイレに連れて行って、どうしようかと考えた結果トイレの中でおろした。ここまでしなくてもいいのかもしれない。とは、思う…
大弥さんの誕生日の、今日は金曜日。 土日の休みを確保するため、この1週間の大弥さんは文字通り朝から深夜まで働き詰めだった。 水曜日あたりから僕を離さなくなり…
それから僕は頭に浮かんだイメージを何とかイラストにしようと試行錯誤した。 試行錯誤したんだけど、するんだけど、とにかく。 僕はデザインなんて習ったことがない…
身につけられるものって言ったら、何だろう。 それから色々考えた。 大弥さんが身につけられるもので僕に考えられるもの。 毎日大弥さんを観察した。 マンションで…
もう行くから。 大弥さんがふわりと僕の髪を撫でてくれたのが分かって、僕は重い瞼を持ち上げた。 僕はまだ何も着てなくて、ベッド。 大弥さんはスーツ姿で、ベッド…
トイレの前まで運んでくれるんだと思ってたら、トイレの中までだった。鴉は肩に乗るカラスに突かれながら、痛くないのかな?表情ひとつ変えることなく僕をお姫さま抱っこ…
「今日は美容院とエステだ。碧。また撮影があるから、キレイにしておいで」「………ん?」 月曜日の、多分朝。 何の予定も入ってなかった土日を、僕はほぼほぼベッドで…
キスが深く深くなって、大弥さんの手つきが段々とあやしくなってきて。 ファスナー。 部屋着のファスナーが、ジッておろされた。 昨夜から今朝にかけて、僕はお疲れ…
今日と明日は休みで、いつもわりと入ってるパーティーもなくて。 うどんを食べ終わった後、僕はせっせと掃除を始めた。 大弥さんは、実家から誰かを呼んでやらせれば…
「うえぇええええ⁉︎」「………碧、声が大きい」「うっ………。ご、ごめんなさい」 朝ご飯………じゃないよね、お昼ご飯………っていう時間もとっくに過ぎてる。今はそ…
「ぴかるんって普段何食べてんのかなあ。恐ろしく軽いんだけど。あ、鴉くつくつ。ぴかるんの靴」血、は、見たことはある。自分が転んだりとか、山ん中で動物がケガしてた…
すぐシャワーを浴びた。 すぐに浴びて、丁寧に、でも早く洗って洗い流して、大弥さんの要望通りの部屋着を肌に直に来て、大弥さんが待つ寝室に行った。 部屋着。僕が…
会社帰り、いつものように夕飯を食べてからマンションに戻った。 大弥さんのマンション。大弥さんが僕を住まわせてくれてる、マンション。 戻って、すぐって言ったの…
膀胱破裂する。って、目が覚めた。見覚えがなくて、でも見覚えのある天井が視界で、あれ?って一瞬なった。あれ、ここ。「動くな」「クワッ」どこだっけ?って記憶の混乱…
碧。 いつものように僕を呼ぶ、低い、でも、僕の前でだけ甘みを含む声が、ふわりと重なる重みとともに聞こえた。 碧、待たせた。待ちくたびれたか? 左耳のイヤカフ…
僕は僕に与えられたマネージャー室に戻って、僕に与えられたデスクの、その椅子に座った。 僕に与えられてる仕事は、『大弥さん』。 つまりは大弥さんが気分良く………
「行ってくる。碧はマネージャー室で少し休むように。今日はきっと………寝かせてあげられない」「………はい、大弥さん」 大弥さんも鉄子さんに聞こえないよう、低く小…
社長室に戻ると、大弥さんはもう行く準備ができていて、僕と居るときの大弥さんとは違う『宇佐見社長』の顔になっていた。 僕はいつも大弥さんしか知らないから、『宇…
「社長」「………っ」 本当に入ってきた鉄子さんが、至って普通に大弥さんを呼ぶ。 ………まあ、鉄子さんは、鉄子さんには何回も見られてるし、鉄子さんもこれは予想し…
「………っ⁉︎」光が。「動かすな」「………」仰向けに倒れたその後頭部から血を流して気を失ってる光に手を伸ばそうとしたら天狗に言われて、その手を止めた。呼べば文…
大弥さんが会議に出る準備を始めたから、僕はいつものように大弥さんにコーヒーをいれた。 部屋にこもるにおいを消すために。もちろん、行く前の頭の切り替え的な意味…
僕が大弥さんに教えられたの、は。 前で、出さずに。 後ろで、出して。 後ろで、出さずに。 この3つのイ き方。 できるようになるまですごく時間がかかった。 …
キスが、キスだけで終わらなくなって、きた。 ダメだよ。ここは会社で社長室で大弥さんはこの後大事な会議が入ってるはず。 大弥さんの秘書は鉄子さんだけど、大弥さ…
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