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  • Accessory boy 37

    ここは大弥さんの会社。 の、大弥さんの部屋。 つまりは、社長室。 その応接セットのソファで僕は大弥さんに膝枕をしてた。ちょっと寝るからって、大弥さんは僕を座…

  • Accessory boy 36

    『部屋着に抱かれる』 そんなキャッチコピーと一緒にうつってるのは、紛れもなく………僕。 何回見ても恥ずかしくて、何でこんなことになってるんだろうって。 僕の膝…

  • 少年は天狗山で死んだ 11 光

    多分意識が飛んでた。それがどれぐらいの間だったのか分からないけど、ふわって何か上がった体感と一緒に目を開けて、見えたのが空で頭が痛くて、あっ、て。あまりにも痛…

  • 少年は天狗山で死んだ 11 鴉

    しかし、こうもやみくもに探してもなあ。家を出てから10分ぐらいして、そう思って足を止めた。何かないか?って。ただ走り回る以外に方法は。絶対何かある。そう思うか…

  • 少年は天狗山で死んだ 10 光

    気のせいだよ。こんな山に人影なんて。ここは天狗山。入ったら出られないって言われているらしい、人が住んでない、人が居ない………って、居たけど、天狗と鴉なんてふざ…

  • 少年は天狗山で死んだ 10 鴉

    生まれてすぐこの山に捨てられてた俺にとって、この山が世界の全部。だからどこにどんな道があってどんな風になっててどんなものがあるのか、すべて知っている。小さい頃…

  • Accessory boy 20

    大弥さんに、唇を塞がれる。 深く重なって、絡み取られる。 息が苦しくて、苦しくなって、その唇を僕から離した。 「………大弥さっ」「拒むことは…

  • Accessory boy 19

    浅く、短く、呼吸が乱れる。声すら漏れる。 大弥さんの視線に昂っていく自分を、どうしても抑えられない。 僕を見下ろす大弥さんを見る。見つめる。 …

  • Accessory boy 18

    大弥さんはいつも僕を酔わせて楽しむ。 絶対、楽しんでると思う。 色鮮やかなカクテルを飲んでいる僕を、大弥さんはソファに足を組んで座って、琥珀色…

  • Accessory boy 17

    ある日を境に一変した僕の生活は一変したままで、今日も大弥さんに連れられて、何だかよく分からないパーティーに来ていた。 芸能関係の人が多い、僕の苦手…

  • Accessory boy 16

    大弥さんは、僕にキスしかしてくれなかった。 僕の身体の変化に気づいているはずなのに。 僕が何を求めているか気づいているはずなのに。 熱く絡む…

  • 少年は天狗山で死んだ 9 光

    走った。昨日山に入って転んでそこからの記憶がない。気づいたらあの家に居た。僕が倒れてたところからあの家までどれぐらいの距離があるのか分かんないけど、たまたま通…

  • Accessory boy 15

    黒いスーツに蝶ネクタイの男の人が、失礼しますってワゴンを押しながら入ってきた。 大弥さんは僕には分からないお酒の名前を言って、碧はどういうのが好きなんだ…

  • Accessory boy 14

    広い部屋だった。 大弥さんのお母さんたちと別れて案内されたのは、眼下に都内の夜景を見下ろす、広くて豪華な、部屋。 もしかしてスイートル…

  • Accessory boy 13

    大弥さんが僕にプレゼントするって言った赤いBMWに乗ってついたのは、僕が前にフリーパスを貰った都内のホテル。 いつものように腰に手を添えられて、僕はエレ…

  • Accessory boy 12

    「後で迎えに来る」 何度も何度も唇を重ねた後、何事もなかったかのように、大弥さんは行ってしまった。 熱い。 顔も、身体も。 クラク…

  • Accessory boy 11

    痺れるようなキス、に。 「いやっ………いやだっ!!やだ、大弥さんっ………!!」 もがいてももがいても、すごい力で後頭部をホールドされて、重…

  • 少年は天狗山で死んだ 9 鴉

    「鴉、上な〜」「………」玄関で靴を履いてたら、台所。奥の方から天狗のいつも通りの声が聞こえてきた。上。ってことは、光は山をおりずにのぼったってこと。そうだろう…

  • Accessory boy 10

    朝、スマホで大弥さんと自分のその日の予定をチェックしてから、僕の1日は始まる。 今日は金曜日。 大弥さんは朝から会議。 僕は大学の後に…

  • Accessory boy 9

    目が覚めて、固まった。固まる以外できなかった。 だって目の前に。 目の前に。 大弥さん、が。 寝てる。キツい目が閉じていて威圧…

  • Accessory boy 8

    何でって。 ………何でって。 大弥さんを見る。 今日は色んな人につかまっていて、どんどん連れていかれちゃって。 大弥さんの側に…

  • Accessory boy 7

    今日は何とかって映画の打ち上げだか監督のお誕生日だか………らしい。 どっちなのか両方なのか、部外者の僕にはさっぱり分からない。 話もろくに聞いていな…

  • Accessory boy 6

    その日から僕の生活は一変した。 まず大弥さんは、僕にこれでもかってぐらいの服を買ってくれた。 服だけじゃない、大弥さんが言っていたように靴やバ…

  • 少年は天狗山で死んだ 8 光

    天狗がキレイな食べ方でご飯を食べながら、何かよく分からない話をしてた。ずっと。オレホストやっててさぁって。ホスト。確かに、言われてみればそんな感じがする。金髪…

  • Accessory boy 5

    僕が追いかけると、宇佐見さんは反対側を指差し、僕は助手席へと回った。 まるで最初から僕が来ると分かっていたかのような、そんな余裕さえ、感じる。 …

  • Accessory boy 4

    何だか意味が分からないまま、僕はやっと店の外に出た。 はああああああ。 疲れた。 プレゼントって言われた服は、返そうと思って脱…

  • Accessory boy 3

    「あ、あの………」 渡された服を着て試着室のドアの隙間から覗いたら、ドアを思いきり開けられて、僕は勢いで外に出た。出ちゃった。 「あのっ………」…

  • Accessory boy 2

    僕をじっと見たまま動かないその人は、僕が見ても分かるぐらい高そうなスーツを着た、コワイぐらい顔の整った人だった。 何歳ぐらいの人なんだろう。 …

  • Accessory boy 1

    「諸井《もろい》くん大至急!!」「ええ!?僕!?」「今諸井くんしかいないの!!至急至急、大至急!!ほら場所確認して!!」「うえええええ!?」 配達を…

  • うーん

    移行するお話どうしようか…💧ちょっと考えて準備するので、明日から少しの間天狗山1話のみのアップになります。

  • 銀色の奏 皐月編 最終話

    キスを、した。 初めて、旭の唇に。 そうなるか?って思ったけど、思った通り、一度したら止まらなくなった。止められなくなった。 初めてのキスだろう旭が、繰り返…

  • 銀色の奏 皐月編 19

    「どうした?旭」 聞いてはみたけれど、何となくの予想がついて、自然と顔がゆるむのが自分でも分かった。 やきもち、か。そして不安? いつも俺をつがいだと言ってる…

  • 銀色の奏 皐月編 18

    在眞が行って、代わりのように旭が来て、3年の月日が流れた。 時々月皇くんから近況報告があって、ふたりが順調に、元気にやっていることを聞いていた。 俺はという…

  • 銀色の奏 皐月編 17

    旭。 掠れる声で呼んだ。 待て。何を。 って。 すぐにでも止めたかった。いつもと違うから。こんなことをしている旭は初めてだから。 どうした?って。止めて、聞…

  • 銀色の奏 皐月編 16

    発作がおさまった旭を抱き締めたまま、横になった。 まだ眠れるって。寝ようって。 旭は何も言わなかった。 何も言わず、俺にされるがまま身体を預けていた。 小さ…

  • 少年は天狗山で死んだ 7 光

    ここの人たちは人の話を聞かない。ご飯要らないって言ってるのに強引に座らされて、その上。「パン?ご飯?」「………だから僕は………」「パンな」「………」要らないっ…

  • 銀色の奏 皐月編 15

    旭はそれから、驚くほど穏やかに落ち着いていった。 つがいのこともあるから、もしかしたらそんな相手が居るかもしれないから、旭に俺は、研究所ではなく施設にうつる…

  • 銀色の奏 皐月編 14

    恥ずかしいんだよって、旭は恥ずかしそうに目を伏せた。「恥ずかしい?」 聞き返した俺に、こくんって頷く。 副作用のことか。 何故か性的興奮が誘発される副作用は…

  • 銀色の奏 皐月編 13

    はあって、熱い息が首筋に触れた。 メスホルモンの投与。の、旭をベッドで横になって抱き締めていたら。 熱い。皐月さん。身体が熱いよ。こわい。 小さく言って、そ…

  • 銀色の奏 皐月編 12

    旭の視線に、熱を感じるようになったのは、旭が研究所に来てから半年ほど経ってからだった。 随分落ち着いた。 発作の回数も随分減った。 通信制の高校に行くことを…

  • 銀色の奏 皐月編 11

    少しずつ旭は落ち着いていった。 できる限り一緒に居て。できる限り、『普通』に。 在眞とは、何をどう言い訳したって『異常』でしかなかったから。だから、と。 そ…

  • 少年は天狗山で死んだ 7 鴉

    「パン?ご飯?」「………だから僕は………」「パンな」「………」天狗はご飯。洋な顔して朝は絶対。なら和食作れば?って思うけど、和食のときももちろんあるど、時代に…

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