ピアノだけではありませんが、 他の人と比べない、というのは役に立ちます。 私は、上手な人の演奏を聞きますと、 感激するのと同時に、
4月になって、新しい受講生の方が、いく人か同時にいらっしゃいました。 日本の暦と関係しているのだなぁと、 私も、つくづく、うれしく、 新しいことを始める楽しさを、味わっています。 それにひきかえ、 ご存知の通り、 フランスでは、6月で学年が終わるので、 ちょっと、リズムが違います...
太線でも、細線でも、点線でも、 ピアノを続けていますと、 必ず、上達します。 それは、保証済みです。 逆に、 いっぺんにたくさん練習したり、 猛烈に短い間、練習しても、 あまり満足はできないかもしれません。 それは、 タバコを一回吸っても大丈夫なのと同じです。 もし、一回吸...
ピアノ練習の、独学パワーについて、いつも素晴らしいと思います。 もちろん、 実際に独学の方もそうですし、 また、先生についている方でも、 独学の部分が、かなりあります。 それは、 他の人の演奏を聴いたり、 自分で、こんな曲を弾きたい、と感じたり、 そして、楽譜を手に入れてみたり...
ピアノを練習していて、上達していない感じのすることがあります。 スランプ的な感じ。 そう感じるのは、よく練習している人にあらわれます。 コツコツやっていると、必ずと言っていいほど、 そういう時があります。 それは、よく練習している証拠でもあります。 外側から見ていますと、 実は...
音楽院で、ちょっとでも私が席をはずすと、 生徒さんは、一生懸命さらい始めます。 うまくいかなかったところを、 もう一度、練習しようとしているようなのです。 ところが、 そのやり方は、たいてい、 いいテンポで、弾ききる、という感じです。 勢いをつけて、ブルドーザーで突進、という感じ...
ピアノ譜読みをするときに、皆さん、よくワナに落ちています。 譜読みをスピードアップしようと思って、 すぐ、全部弾きたくなっています。 もし、短距離でやりとげたかったら、 バラバラにしてから取り組む方がいいのです。 そこで大事なのが、 音とリズムを分ける、です。 1)指づかいを見て...
古典もの、バロックでは、そういうことはありませんが、 ロマン派、現代物の楽譜では、 五線譜の五本線だけでは足りなくて、 上や下に、追加の線がたくさんついています。 この追加がある時、 私は、苦労しています。 これだけ年を重ねて、 毎日のように楽譜を見ているのに、 あの、追加の線の...
新しい曲をもらって、ワクワク、譜読みを始めます。 どんな曲かなぁと、譜面ヅラをながめます。 そして、ちょっと弾いてみます。 うわぁ、いい感じ! もう、やる気マンマンになります。 さて、どういう手順で、仕上げていきましょうか? それは、人それぞれ。 人によってずいぶん違うと思います...
だいたい、日本の方は、譜読みがお上手です。 たまに、 もう少しラクにできたら、と思う方がおられますので、 ここに書いておきます。 まず、 和音を読むときに、 和音の前で、「うーん、うーん」と、 うなっている方。 (もちろん、実際にうなっているのではなくて、 そういう感じが伝わって...
コロナも下火になって来ましたので、 フランスの音楽院での色々な活動も、 元どおりになってきました。 先日は、久しぶりに、他の音楽院に招待されて、 コンクールのジャッジをしてきました。 毎回、知らない生徒さんに出会うのは、 ワクワクと、楽しい仕事です。 短い時間で、 なるべくそれぞ...
片手ずつ弾けても、両手で弾くのが、むずかしい。 確かに、そうです! 私も、それでよく苦しみます。 そういう時に、よく観察してみますと、 まず、 片手ずつちゃんと弾けているかというと、 けっこう、そうでもないこともあります。 とくに、左手だけで弾くのは、おぼつかない。 まず、片...
大きく分けて、スタッカートのやり方には 2種類あります。 もし、うまくいかない時は、 もう片方のスタッカートを試してみるのも、 いいかもしれません。 1)手首、前腕をつかった、スタッカート。 一音ずつ、スタッカートしています。 2)指だけを使う、スタッカート。 と、おおざっぱ...
自分の才能、というのはあまり気がつかないものかもしれません。 40年くらい、色々な生徒さんを拝見していて、思いますが、 どんな方にも、独特の才能があります。 これだけは、確かなことです。 リズム感がいい。 譜読みが、速い。 歌い方が、自然。 表現が、しなやか。 手の動きが、なめ...
私がよく陥るワナです。 時間を節約しようと思って、 すぐに両手で弾いて、何度も何度も繰り返し弾く。 少しは、よくなりますが、 「どうもイマイチ」というのが続きます。 その状態から、一寸たりとも進むことができません。 しかたないので、 また片手ずつバラバラに練習します。 リズム練...
ピアノ曲で、「左手のために」という曲は、いくつかあります。 有名なのは、ラベルのコンチェルトで、 戦争で右手を失ったピアニストのために書かれました。 でも、私の知っている限り、その逆はありません。 やってみるとわかりますが、 1本の手だけでも、けっこうピアノは弾けます。 ただし...
オンラインではなくて、 オンラクイン(音楽院)でのことです。 きのう、10歳の生徒さんが、新しい曲を選んだのですが、 まぁ、しばらく時間がかかりました。 アヴァちゃん という、女の子です。 ブルグミューラーの一曲が、とてもステキに弾けましたので、 次の曲にかかります。 さて、新し...
「カスミを喰って生きる」と言います。 フランスでも、似たような言い回しがあります。 「愛情と、新鮮な水で生きる」そうです。 そんな風に生きていかれるのは 仙人くらいだそうですが、 ピアニストも、カスミだけではやってけません。 栄養のあるものは、皆さん、もう、 十分とってらっしゃる...
「ふだん塾」オンラインレッスン受講生の S さんより、 嬉しいメッセージをいただきました。 なるほど、と同感してしまいましたので、載せておきます。 S さんは、国際的プロダンサーで、先生でもあります。 ピアノも、本格的に勉強なさっていました。 先日、こんな質問を受けましたので...
4月になりました。 オンラインでも、オンラクイン(音楽院)でも、 みなさん、どんどん上達なさっています。 うれしいことです。 受講生の方々、 みなさん、「弾きたい」という気持ちが大きいです。 ですから、 わりと簡単に、むずかしいことを、クリアされています。 もちろん、その方が...
音楽表現で、大事なことがあります。 ここを、押さえておくと、 上達が、ぐんぐん進むように思います。 それは、 自分は、ここで、何を言いたいのか、 何を表現したいのか、を、 はっきり感じている、ということです。 それがなくて、 ただ、先生に言われたことを、 そのままやってみるだ...
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ピアノだけではありませんが、 他の人と比べない、というのは役に立ちます。 私は、上手な人の演奏を聞きますと、 感激するのと同時に、
何かを計画して、それを着々とできればいいですが、 そうはいかないこともあります。 急用ができた、とか、 単にその気が起こらなかった、とか、 いろいろ理由はありますが、 「挫折」した場合。
ふだん塾」オンラインレッスンの受講生の方には、 日本から、フランスからの方が多いですが、 それ以外、イギリス、アメリカからも 受講があります。
エチュードでもなんでも、 難しい曲を速いテンポで弾けるようになるには、 どうすれば良いのでしょう?
先月、大人初心者の方が入ってこられました。 お年は、だいたい70代半ば、 もしかすると、後半かもしれません。 とても順調に行っています。
私が、ピアノをこんなに長く続けていられるのは、 やはりコツみたいなものがあると思います。 以前に、 どこかで読んで、深く納得したことが あります。
先週、たったの5時間で、 3年間の悩みが解決する、という感動的なことが おこりました。 どういうことかと言いますと、 実は、3年前に、私のピアノは ダメージを受けてしまったのです。 これは腕の良くない技術者に任せた私のせい、といえば、 私のせい。
前回は、オンライン受講生の方が「ぐん!」と上達なさった、 という話をしました。 もちろん、これまで(私のところでは3年間)、 コツコツと、深く掘り下げて、 研究、練習なさってきたからなのですが、 ここへきて、 ずいぶんと変化がありました。
もちろん、そのきざしのようなものはあったのですが、 今回、ガクンと上達なさって受講生の方がありましたので、 とても嬉しく、おめでたく(?)思いました。 技術的にも、最近、
最近よく思いますが、 60歳を超えた私は、20歳のときとは違う 練習のしかたをしています。 おおまかにいいますと、 自分の弱点がよくわかっているので
ここロワール地方では、けさは10℃と、 とても涼しいです。 朝の散歩では、手袋をしてくればよかった、と 思うほどでした。
レッスンでも、コンサートでも、 本番が近くなると、緊張します。 上手に弾きたい、という気持ちがあれば、 緊張するのは仕方ありません。
フランスでは、2週間のイースター休みが ありましたので、 私も東京に帰省することができました。 その間、音楽院の生徒さんは、、、。 人それぞれですが、 今回、ものすごく変化した生徒がいます。
(オンラインレッスン、再開しています!) 2週間ほど、東京に行っていました。 お天気もよく、桜や富士山に迎えられて、 日本という国は、 なんて、美しい国だろうとあらためて思いました。
フランスでは、イースターの休みに入っています。 その間、2週間ほど、 「ふだん塾」オンラインレッスンは、お休みにいたします。 そして、東京に出張して、 対面レッスンをいたします。
たまに私がピアノを演奏しているときに どんなことを考えているか、と聞かれます。 自分でも、以前、それを観察してみたこともあります。
日本の生徒さんの中にはみられませんが、 フランスで、よくみられるケースです。 最近のソルフェージュレベルが、 ちょっとアヤシイらしいのです。 そうすると、 ショパンのノクターンでも、メロディがちっとも
今、春のお花の時期だから ことさらそう感じるのかもしれませんが、 今まで、地道にやってきた生徒さんが 突然、すごいことを見せてくれたりして、 うれしく、驚きます。 冬の間も、コツコツと練習してきて、 今、春になって、ポンと花が咲いた、というような 気持ちがします。
音楽院で、 新しい生徒さんが編入学なさいました。 もう、かなりのレベルを持っている男性。 とても音楽がお好き。 したがって、そういう心を持っておられるので、
今日は、 オンラインレッスン「ふだん塾」の受講生、 きらさんのお話をしたいと思います。 4年前から受講しておられます。 以前にも、 ストリートピアノを弾かれた、というお話
先ほど、YouTubeで、マルタ・アルゲリッチの演奏を 見て、聞いていました。 ずいぶん古い動画ですので、 マルタさんも若く、 プロコフィエフの曲を、いとも簡単に弾いています。 私のような昭和の人間は、
オンラインレッスン「ふだん塾」には、 いく人か、海外からの受講生があります。 たまたま、その中には庭いじりの好きな方があったので、 ご紹介しています。 きょうは、受講生ではなくて、
私のピアノは、23歳ですが、 去年の春に、「ハンマー全とりかえ」を行いました。 ハンマーが変わると、これほど音が変わるのか!というのは、 本当に、びっくりものです。 とりかえる前に、テクニシャンに、 「音が変わりますよ。 まるで、夫をかえるようなものですよ」と さんざん言われていましたので、覚悟
けさ、オンラインのレッスンをしていましたところ、 お仕事が忙しくなってきた受講生の方がありました。 北海道にお住まいのMさんです。 その方がおっしゃるには、 仕事は忙しくなってきているけれども、 ピアノを弾くのを楽しみにしながら、 仕事を頑張っています、ということです。
ピアノの先生、と一口に言っても、 いろいろな人がいますので、それぞれだとは思います。 少なくとも私の頭の中では、 レッスンをしている時はもちろん、 そうでない時でも、 気にし続けていることがあります。
一生懸命弾いているのに、 どうも、成果が出ない、というときはあります。 それは、プロでも、趣味ピアノでも、 大きなモチベーションを持って努力している方に よく起こるようです。 そういうときはどうすればいいかと言い
きのうは、フランスではルマンというところで 24時間自動車レースがありました。 それとは関係ありませんが、 先日、私は12時間ジャッジをするという仕事がありました。 まぁ、休憩はあるのですが。
きょうは、「ふだん塾」海外組のもうひと方、 野ばらさんのお庭を紹介したいと思います。 野ばらさんは、アメリカ、ワシントン州にお住まいです。 「ふだん塾」で数年前からお勉強中の女性。
片手ずつ弾けても、両手で弾くのが、むずかしい。 確かに、そうです! 私も、それでよく苦しみます。 そういう時に、よく観察してみますと、 まず、 片手ずつちゃんと弾けているかというと、
本の読み方に、 熟読、 速読、 斜め読み、など、 いろいろな読み方があるように、 ピアノの練習の仕方も、いろいろあると思います。
先日、同業者の方に(つまり、ピアノ教師の方に) 質問を受けました。 数年前のことですが、 音楽院、教師就職試験の際、 私の生徒さんの一人が、レッスンの試験台となりました。
「ふだん塾」受講生の中には、 海外からの方が、幾人かあります。 オンラインですから、どんなに遠くても、 まるでそばにいるように、レッスンを行います。 さて、 イギリスにお住まいの方から お庭の写真をいただきましたので、紹介します。
ある程度、曲を弾けるようになると、 楽しいですから、 なんども、なんども、繰り返して弾いたりします。 さて、 ここが、肝心なところです。
音楽院では、年末テストも終わりました。 7月になると、学年も終わりです。 でも、この1ヶ月はイベントがいろいろありますし、 レッスンも、続きます。 先日のテストでは、皆さん、 ストレスフルだったようですが、 でも、そのおかげでずいぶん練習したようです。
先日のテストでうれしかったことを書きます。 いくつか、「とてもうれしかった」件があるのですが、 そして、 それは、だいたい、生徒さんが実力を発揮できた時。 それどころか、 いつもよりもっと上手に弾けたりすることもあります。
ある曲を、しばらく弾いていると、 なんだか、ちっとも改善しない、 変化がない、という時が来ることがあります。 それは、 両手で、音楽的に弾き続けている時に、 よく起こるような気がします。
今、フランスの音楽院では、テストの時期です。 テストの時は、外部の先生がジャッジに来ます。 私も、別なところへ行って、ジャッジします。
まったく初心者でなくとも(再開)、 大人になってからピアノを始める方は多いです。 逆に、 そんなことはできないはず、と 決めてかかっている方も多いです。
前回は 「音色」について書きました。 それでは、どのように、「色付け」をしていくかと 言いますと。 まずは、 全体的に、丸くて深みのある音色を 目指します。 これは、まるで、質の良い楽器を選ぶようなものです。
先日、日本のどこかで、マルタ・アルゲリッチが 古いアップライトで、 バラバラっと、 シューマンやらラベルの曲で、試し弾きをしていました。 その音を聞いて、 「あ、アルゲリッチの音」と思いました。 とてもアップライトとは思えない音でした。