ピアノだけではありませんが、 他の人と比べない、というのは役に立ちます。 私は、上手な人の演奏を聞きますと、 感激するのと同時に、
ピアノのレパートリーは、 ものすごく、多いです。 練習曲から、演奏会用のまで、 人生を、3回くらい生きても、 弾ききれないくらいではないか、と言われています。 (その点、チェロとか、クラリネットのは、 気の毒なほど、少ないです) ですので、 生徒さんが、新しい曲にうつる時には...
今週から、フランスはサマータイムになりました。 夕ご飯の時間になっても、まだ外は明るいです。 そのかわり、今のところ、朝が暗いです。 それでも、鳥の声がたくさん聞こえてきます。 春だ、ということがわかります。 その中でも、 歌が上手なのは、黒いツグミ! 一体、何を言っているのかな...
これまでの曲が、上がって、 新しい曲を、もらいました。 さて、これから、新曲にとりかかるのですが、 どういう順序で、とりかかったらいいのでしょう。 元気のいい曲、 悲しい曲、などと、雰囲気がつかめていると、 よけいに、すぐ、音楽的なことを追求したくなります。 それは、楽しいので...
オンラインレッスン受講生の方で、 ぐんぐん上達なさっているM さんのお話を します。 北海道から受講なさっている、女性 です。 20年ぶりにピアノを再開して、一年たつ、というころに、 「ふだん塾」にいらっしゃいました。 もう、2ヶ月くらいになりますが、 毎日、とても熱心に練習な...
若い生徒さんが、私のピアノのクラスに入学する時、 ほとんどの場合、それは、親御さんの希望です。 そして、 レッスンをはじめて、 お話をしたり、 お話をきいたりしているうちに、 お母さんや、お父さんが、 とっても音楽好きだということが、判明します。 そういう時は、 ちょっとずつ...
ピアノでは、 強い音を出すのと、 弱い音を出すのと、どちらがむずしいと思いますか? 私は、弱い音の方が、むずかしく感じられます。 それは、力をセーブしなくてはならないのと、 弱すぎると、せっかく弾いたのに、音がしないで、 スカ(はずれ)となることがあるからです。 これは、悔しいで...
ピアノは、孤独な練習ばかりです。 もちろん、合奏をすることはできるのですが、 趣味ピアノをなさっている方の大半は、 一人で弾いてらっしゃることが多いようです。 一人で弾くのもいいですが、 どなたかと弾くのも、とてもいいのです。 まず、楽しいかもしれません。 次に、聞く耳が育ち...
フランスの音楽教育の場では、なんとなくですが、 若いと、ちやほやされるように思えます。 試験でも、若い人がちょっと上手に弾くと、 「こんなに若いのだから」と、いい点をもらえたりします。 国際コンクールでも、 同じようなスコアの人がいたら、 若い人の方に、注目が集まります。 それは...
私も含めて、ほとんとのピアニストは、ミスタッチが大嫌いです。 それを避けようと、 もう、必死で練習します。 いろいろな方法で、訓練します。 そこまでは、よいのです。 ミスタッチを避けようとするあまり、 なんとか、つじつまを合わせようとするのは、 これまた、考えものです。 そうい...
先日、おしゃべりをしていて、「絶対音感」の話になりました。 絶対音感がある方が、いい演奏できるかどうか、という話。 そうなのかもしれませんが、 もし、たとえ、絶対音感を持っていたとしても、 それを使わなくては仕方ありません 。 私の知り合いに、 自分の絶対音感を、誇りに思ってい...
ピアノ曲を弾いていて、 「あぁ、もっと技術を持っていたら、どんないいいことか」と 思うことがあります。 これが弾けない、 あれも弾けなそう、と悲しくなります。 そういうときに、 視点を変えて、 別な方向から攻めて行くのも、特には効果があります。 ここをどうしたいか、というのが わ...
ピアノ練習をしていて、 どうしても、うまくいかないで悩むことがあります。 ああでもない、 こうでもない、と、 あらゆる角度から練習してみても、だめ。 だから、ますます手に力がはいって、 カチカチになります。 だから、しばらくお休みにしよう、としても、 やっぱり気になって、...
先日、 音のつぶを、そろえたい時にするといい練習の話 をしました。 その追加です。 一段階レベルが上がります。 ふてん練習、つまり タタタタの部分を、タッタタッタ、と弾く。 そして、その逆、タタータター、も弾く、ということを します。 その時に、フォルテで弾くこと。 そして、 ...
子どもさんでも、大人の方でも、話をしていると、 「弾きたい曲」というのがあります。 それを、 なかなか言いだせないでいる方もあります。 お話をきいていると、 だんだん、 その曲のことがわかってきます。 とても風変わりに思えることもあります。 人とちがった曲、 とてもマイナーな曲だ...
ひとつ、強力な練習法があります。 スケールの、音のつぶをそろえたいとき、 とても、効果的です。 もういつも取り入れてらっしゃる方も、多いと思います。 それは、「ふてん練習」です。 タタタタ、と弾くところを、 タッタタッタと。 そして、それをやったら必ず、その逆の、 タタッタタ...
ピアノの先生に、「心をこめて弾いて」と言われることがあります。 楽譜に、そういう作曲者の願いが書かれていることもあります。 では、一体、どうやったらいいのでしょう? そう言われて、すんなりうまく行く人は、少ないです。 やはり、ちょっと考えてしまいます。 もちろん、 機械的に、ただ...
これは、ピアニストの顔がいいとか、どう、ということではありません。 どういう顔をして弾いているか、ということです。 それが、聴こえてくる音楽と、関係あるのか。 私は、ピアノを弾いている時の自分の顔が、 好きではありません。 恥ずかしいので、なるべく、動画などは見ないようにしてい...
初心者の方でも、上級の方でも、ここを押さえておくといい、という ポイントがあります。 それは、接続の部分です。 電車の連結機のようなところ。 もし、リピート記号があったら、そこ。 ブルグミューラーの中にも、poco rit. と書かれているところがあります。 いったん落ち着いて...
前回は、連続オクターブの弾き方について、 お話ししました。 きょうは、連続和音の場合です。 指づかいは、オクターブの時と同じように、 4と5の指を駆使して、なめらかになるようにします。 また、 とくに右手で、連続和音をレガートで 弾くには、どうしたらいいのか。 全部の声部をレガ...
連続オクターブは、レガートの時も、強くノンレガートの時も、 難しそうに見えますが、 意外と簡単に成功させられます。 1)まず、レガートの時。 これは、手が大きい人の方が、 ラクにできます。 小さな人は、気の毒ですが、 できるだけ手でつなげることができたら、あとはペダルで 補います...
フランスでは、私のピアノ演奏について、 「指は動くけれど、音楽的にイマイチ」 と言われることがよくありました。 ですので、どのように「音楽的に」演奏できるか、ということを、 ずいぶん考えてきました。 今でも、そんなに上手くいくわけではありませんが、 長いこと、遠回りをしてきて思...
きのうは、我が家のピアノが調律されました。 また、スッキリ、さわやかな響きになりました。 今はそれほどではありませんが、 ガンガン長時間弾いていた時は、すぐに調律が狂ってしまいました。 できれば、1週間にいっぺん、 できたら3日おきくらいに調律をお願いしたくなります。 そんな贅沢...
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ピアノだけではありませんが、 他の人と比べない、というのは役に立ちます。 私は、上手な人の演奏を聞きますと、 感激するのと同時に、
何かを計画して、それを着々とできればいいですが、 そうはいかないこともあります。 急用ができた、とか、 単にその気が起こらなかった、とか、 いろいろ理由はありますが、 「挫折」した場合。
ふだん塾」オンラインレッスンの受講生の方には、 日本から、フランスからの方が多いですが、 それ以外、イギリス、アメリカからも 受講があります。
エチュードでもなんでも、 難しい曲を速いテンポで弾けるようになるには、 どうすれば良いのでしょう?
先月、大人初心者の方が入ってこられました。 お年は、だいたい70代半ば、 もしかすると、後半かもしれません。 とても順調に行っています。
私が、ピアノをこんなに長く続けていられるのは、 やはりコツみたいなものがあると思います。 以前に、 どこかで読んで、深く納得したことが あります。
先週、たったの5時間で、 3年間の悩みが解決する、という感動的なことが おこりました。 どういうことかと言いますと、 実は、3年前に、私のピアノは ダメージを受けてしまったのです。 これは腕の良くない技術者に任せた私のせい、といえば、 私のせい。
前回は、オンライン受講生の方が「ぐん!」と上達なさった、 という話をしました。 もちろん、これまで(私のところでは3年間)、 コツコツと、深く掘り下げて、 研究、練習なさってきたからなのですが、 ここへきて、 ずいぶんと変化がありました。
もちろん、そのきざしのようなものはあったのですが、 今回、ガクンと上達なさって受講生の方がありましたので、 とても嬉しく、おめでたく(?)思いました。 技術的にも、最近、
最近よく思いますが、 60歳を超えた私は、20歳のときとは違う 練習のしかたをしています。 おおまかにいいますと、 自分の弱点がよくわかっているので
ここロワール地方では、けさは10℃と、 とても涼しいです。 朝の散歩では、手袋をしてくればよかった、と 思うほどでした。
レッスンでも、コンサートでも、 本番が近くなると、緊張します。 上手に弾きたい、という気持ちがあれば、 緊張するのは仕方ありません。
フランスでは、2週間のイースター休みが ありましたので、 私も東京に帰省することができました。 その間、音楽院の生徒さんは、、、。 人それぞれですが、 今回、ものすごく変化した生徒がいます。
(オンラインレッスン、再開しています!) 2週間ほど、東京に行っていました。 お天気もよく、桜や富士山に迎えられて、 日本という国は、 なんて、美しい国だろうとあらためて思いました。
フランスでは、イースターの休みに入っています。 その間、2週間ほど、 「ふだん塾」オンラインレッスンは、お休みにいたします。 そして、東京に出張して、 対面レッスンをいたします。
たまに私がピアノを演奏しているときに どんなことを考えているか、と聞かれます。 自分でも、以前、それを観察してみたこともあります。
日本の生徒さんの中にはみられませんが、 フランスで、よくみられるケースです。 最近のソルフェージュレベルが、 ちょっとアヤシイらしいのです。 そうすると、 ショパンのノクターンでも、メロディがちっとも
今、春のお花の時期だから ことさらそう感じるのかもしれませんが、 今まで、地道にやってきた生徒さんが 突然、すごいことを見せてくれたりして、 うれしく、驚きます。 冬の間も、コツコツと練習してきて、 今、春になって、ポンと花が咲いた、というような 気持ちがします。
音楽院で、 新しい生徒さんが編入学なさいました。 もう、かなりのレベルを持っている男性。 とても音楽がお好き。 したがって、そういう心を持っておられるので、
今日は、 オンラインレッスン「ふだん塾」の受講生、 きらさんのお話をしたいと思います。 4年前から受講しておられます。 以前にも、 ストリートピアノを弾かれた、というお話
先ほど、YouTubeで、マルタ・アルゲリッチの演奏を 見て、聞いていました。 ずいぶん古い動画ですので、 マルタさんも若く、 プロコフィエフの曲を、いとも簡単に弾いています。 私のような昭和の人間は、
オンラインレッスン「ふだん塾」には、 いく人か、海外からの受講生があります。 たまたま、その中には庭いじりの好きな方があったので、 ご紹介しています。 きょうは、受講生ではなくて、
私のピアノは、23歳ですが、 去年の春に、「ハンマー全とりかえ」を行いました。 ハンマーが変わると、これほど音が変わるのか!というのは、 本当に、びっくりものです。 とりかえる前に、テクニシャンに、 「音が変わりますよ。 まるで、夫をかえるようなものですよ」と さんざん言われていましたので、覚悟
けさ、オンラインのレッスンをしていましたところ、 お仕事が忙しくなってきた受講生の方がありました。 北海道にお住まいのMさんです。 その方がおっしゃるには、 仕事は忙しくなってきているけれども、 ピアノを弾くのを楽しみにしながら、 仕事を頑張っています、ということです。
ピアノの先生、と一口に言っても、 いろいろな人がいますので、それぞれだとは思います。 少なくとも私の頭の中では、 レッスンをしている時はもちろん、 そうでない時でも、 気にし続けていることがあります。
一生懸命弾いているのに、 どうも、成果が出ない、というときはあります。 それは、プロでも、趣味ピアノでも、 大きなモチベーションを持って努力している方に よく起こるようです。 そういうときはどうすればいいかと言い
きのうは、フランスではルマンというところで 24時間自動車レースがありました。 それとは関係ありませんが、 先日、私は12時間ジャッジをするという仕事がありました。 まぁ、休憩はあるのですが。
きょうは、「ふだん塾」海外組のもうひと方、 野ばらさんのお庭を紹介したいと思います。 野ばらさんは、アメリカ、ワシントン州にお住まいです。 「ふだん塾」で数年前からお勉強中の女性。
片手ずつ弾けても、両手で弾くのが、むずかしい。 確かに、そうです! 私も、それでよく苦しみます。 そういう時に、よく観察してみますと、 まず、 片手ずつちゃんと弾けているかというと、
本の読み方に、 熟読、 速読、 斜め読み、など、 いろいろな読み方があるように、 ピアノの練習の仕方も、いろいろあると思います。
先日、同業者の方に(つまり、ピアノ教師の方に) 質問を受けました。 数年前のことですが、 音楽院、教師就職試験の際、 私の生徒さんの一人が、レッスンの試験台となりました。
「ふだん塾」受講生の中には、 海外からの方が、幾人かあります。 オンラインですから、どんなに遠くても、 まるでそばにいるように、レッスンを行います。 さて、 イギリスにお住まいの方から お庭の写真をいただきましたので、紹介します。
ある程度、曲を弾けるようになると、 楽しいですから、 なんども、なんども、繰り返して弾いたりします。 さて、 ここが、肝心なところです。
音楽院では、年末テストも終わりました。 7月になると、学年も終わりです。 でも、この1ヶ月はイベントがいろいろありますし、 レッスンも、続きます。 先日のテストでは、皆さん、 ストレスフルだったようですが、 でも、そのおかげでずいぶん練習したようです。
先日のテストでうれしかったことを書きます。 いくつか、「とてもうれしかった」件があるのですが、 そして、 それは、だいたい、生徒さんが実力を発揮できた時。 それどころか、 いつもよりもっと上手に弾けたりすることもあります。
ある曲を、しばらく弾いていると、 なんだか、ちっとも改善しない、 変化がない、という時が来ることがあります。 それは、 両手で、音楽的に弾き続けている時に、 よく起こるような気がします。
今、フランスの音楽院では、テストの時期です。 テストの時は、外部の先生がジャッジに来ます。 私も、別なところへ行って、ジャッジします。
まったく初心者でなくとも(再開)、 大人になってからピアノを始める方は多いです。 逆に、 そんなことはできないはず、と 決めてかかっている方も多いです。
前回は 「音色」について書きました。 それでは、どのように、「色付け」をしていくかと 言いますと。 まずは、 全体的に、丸くて深みのある音色を 目指します。 これは、まるで、質の良い楽器を選ぶようなものです。
先日、日本のどこかで、マルタ・アルゲリッチが 古いアップライトで、 バラバラっと、 シューマンやらラベルの曲で、試し弾きをしていました。 その音を聞いて、 「あ、アルゲリッチの音」と思いました。 とてもアップライトとは思えない音でした。