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脳内ライブラリアン https://medibook.hatenablog.com/

脳神経内科医のブログ。医療、健康、統計、哲学、育児・教育、音楽などで学んだことを深めて還元するために記事にします。

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2020/05/02

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  • 食塩不使用の湖池屋のポテトチップスを食べながら減塩に思いを馳せてみる

    仕事帰りは腹が減っていて、かつ帰ると子どものこともあって落ち着いて食べられないので、ついつい帰り際にお菓子など買ってしまうことがあります。 先日ドラッグストアでこんなものを見つけました。 「食塩不使用 湖池屋 プライドポテト」 ポテトチップスなのに食塩不使用!これは攻めてますね。 裏面も見てみると確かに原材料相当の食塩しか含まれてません。 さて、実際食べてみましたが、当然ながら塩味は一切せず。 じゃが芋の甘味だけが感じられる一品でした。 味付けのない自然派な野菜チップスとかオーガニック食品の店でたまに売ってますけども、そんな感じのイメージですね。油分はしっかりあって、揚がった食感は普通のポテチ…

  • 【統計応用】95%信頼区間と2標本両側t検定【統計検定1級対策】

    2016年の統計応用(共通問題)でこんな問題が出てました。 「2つのデータの95%信頼区間と2標本両側t検定の有意差の関係性を調べよ」 これって医療統計本の中では屈指の出来である(と個人的に思っている)「今日から使える医療統計(新谷歩著)」*1に出てきた話で、「95%信頼区間のエラーバーが重ならないこととp値(=有意差)がどう関係するか」ということですね。 一応答えとしては 95%信頼区間が重ならない→有意差あり 95%信頼区間が重なる→有意差あるかないかは不明 となります。 図で書くとこんな感じ。 つまり、「95%信頼区間が重ならない」ことは「有意差がある」ことの十分条件ですね。ただ、必要条…

  • YouTubeチャンネル始めました

    友人と共同で医療統計のYouTubeチャンネルを始めてみました! www.youtube.com チャンネルはこちら スキマ時間で医療統計 - YouTube 一緒にYouTubeやってる人はこちら エビデンス×統計リテラシー×ライフハックをテーマに生きる人の記録-エビカツ横丁 統計に関してまとまって勉強する時間の取りにくい臨床医や医学生、コメディカルのスタッフの皆さん向けにやっていくつもりです。 「臨床研究をする側」というより「医学論文の読み方/統計的解釈の仕方」という観点で進めていきますので、数学的な詳細よりも統計の概略と論文の批判的吟味を中心に説明していく予定となっています。 研修医の頃…

  • 我が家にNASを導入してみた(Synology ds220j)

    我が家にNAS(network attached strage)を導入してみました。 NASはいわば自宅で個人用に作れるクラウドみたいなものであり、PCのバックアップや録画したテレビ番組の保存、外出先でのそうしたデータの利用に大変便利です。あまりにも疎くて全然存在を知りませんでした。 今まではバックアップもろくに取らない危険な生活をしてきたのですが、ここ最近裁断してpdf取り込みしている書籍がどんどん増えており、「これを失ったらショックがデカすぎる、、、」と思ったので購入しました。 メーカーは多数ありますが、台湾の企業で世界的にシェアも大きいsynologyのds220jにしました。あんまり特…

  • 中級者から上級者になれる着実な英語の勉強法『英語独習法』レビュー

    Twitterでも書きましたが、最近こちらの本を読みました。 // リンク 今までもかなり英語の学習法の本は読んできたつもりですが、認知科学をベースにした今まで見てきた英語学習法とは一線を画する内容であり、ぜひともお勧めしたいです。 というわけで、内容の一部を要約しつつ感想を交えて書いていきます。 目次: 言語学習はエビデンスが難しい スキーマの概念 コーパスを使ってスキーマを磨く リスニングにもスキーマが活きている 仕事で必要な中級者〜上級者向けの一冊 言語学習はエビデンスが難しい 普段医学のことでエビデンス、エビデンス言っていると、こうした言語学習の分野でもエビデンスに基づいた確実な方法論…

  • 小ネタ集<コーシー・シュワルツの不等式、算術平均・幾何平均・調和平均、二項定理>【統計検定1級対策】

    もともと数学は大の苦手分野なので、数学的な有名定理も全く馴染みがないのですが、統計検定の問題において必要とされることがあるので、自分向けの備忘録としてまとめておきます。 ひとまず目についたところでコーシー・シュワルツの不等式、算術平均・幾何平均・調和平均、二項定理についてです。証明とかはもっと遥かにわかりやすいサイトがいっぱいあるのでやりません笑 目次: コーシー・シュワルツの不等式 具体例 算術平均・幾何平均・調和平均 二項定理 コーシー・シュワルツの不等式 コーシー・シュワルツの不等式とは以下のような式で表されます。*1 ベクトルの話として出てくることも多いようですが、数理統計学で見るとこ…

  • 内科医が知っておきたい精神科のエッセンス『状況別に学ぶ内科医・外科医のための精神疾患の診かた』

    ちょっと前に楽天お買い物マラソンで買い漁った積読本を読み進めてます。 医学書なので臨床医向けですが、おすすめです。 頻度から考えると普通の内科・外科でも十分精神疾患の方に出会うと思うのですが、脳神経内科をやっていると特に多く出会うと思います。そして、その中でも難しいのが、いわゆる心因性の反応による麻痺・痺れなどですね。 本当に心因性なのかどうかを見極めるのも難しい時がありますが(世の中本当に不思議かつマイナーな神経疾患もある)、加えて心因性だと判断した時にどうしたら良いのか迷うこともあります。 また、神経の難病においては抑うつ傾向になることも多く、そんな方達にどのように接していけば良いのか悩ま…

  • マルティン・ハイデガーの『存在と時間』に入門してみる⑦

    今回はようやくタイトル回収となる、存在と時間性についてみていきます。 前回までは現存在の全てを本来的な生き方で考えるには、死への不安を受け入れ、先駆的覚悟性が必要である、という話まで見ました。それはどういう条件があれば可能になるの?という話になります。 気が狂わんばかりに難解な文を無理やり読み進めてきた本記事ですが、今回で最後です。 目次: 日常的な時間の扱い 本来的な時間としての「将来」「既在」「現在」 未完のままに終わった『存在と時間』 前回までの記事はこちら↓ マルティン・ハイデガーの『存在と時間』に入門してみる⑥ マルティン・ハイデガーの『存在と時間』に入門してみる⑤ マルティン・ハイ…

  • 現代数理統計学の基礎 3章 問10

    統計検定1級ですが最近は解き方を1個1個細かくみるというより、過去問をどんどん解けるように練習中です。統計応用よりも統計数理の方が範囲が定まっているのでなんだか解いていると安心するという不思議な状態になっています、、、(汗 統計応用は知らないことが多すぎて不安です。 統計数理の問題を見ながら現代数理統計学の基礎の類題を解いているんですが、今回は変数変換で対数正規分布の期待値と分散をみていく3章の問10です。 まず、期待値から見ていきます。 logx=tとして置換積分しています。 最後の式変形は積分の部分がN(1,1)の正規分布となっているので、全確率=1を利用して変形しました。 次に分散です。…

  • 心エコーを見直してみる『レジデントのための心エコー教室』レビュー

    久々に医学書を買いました。 需要の少なさからなかなか感想を書く人もいないと思うので、せっかくなので感想を書いておきます。 // リンク 脳梗塞の患者さんをみるときに基本的に高齢者が多いので合併疾患があることもよくあります。慢性心不全も多いですね。 重度なものは循環器内科の先生にお願いするわけですが、軽いものだと補液とか利尿剤とか調整してやっています。そんな時エコーの評価がある程度できると便利だなというところもあるのですが、研修医以降エコーの指導なんてないわけで、どんどんスキルが下がってきます。そんなわけでこの本『レジデントのための心エコー教室』を買ってみました。 見やすい図と大量の動画がわかり…

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