今回は豊郷から鳥居本宿まで歩いた2025年5月1日のたびの高宮宿~鳥居本宿部分。 高宮宿を出て芹川の手前に、「床の山碑」があり、芭蕉の句が刻まれている。 「ひるがおに 昼寝せうもの 床の山」 それにしても、芭蕉の句碑が多い。滋賀県内に93もの芭蕉句碑があると、綣村の句碑の説明に記されていた。 芭蕉と言えば、ここから2㌔ほど進むと森川許六の庵跡がある。許六は彦根藩士だったそうだ。 小野町という東山道時代の宿駅がある。小野小町の出生地と言われている。 東山道というのは律令時代の官道で、中山道は古代の東山道をほぼ踏襲して修復したものだ。したがって、中山道の街道筋には江戸時代以前の歴史もいっぱい転がっ…