ついつい幸せを求めて行動している自分がいます。 「もう少しお金があれば」 「もう少し力があれば」 「もう少し人から愛されれば」 そうすれば幸せになるのにな・・・ そんな風に「〇〇すれば幸せになれる」というのは、たぶん本当の幸せじゃないと思うのです。 幸せはなるものではなく、気づくものです。 将来に幸せを求めたって、永遠に手に入らないでしょう。 身近なところにある幸せに気づくこと。 それが本当の幸せではないでしょうか。
今月のことば【お寺の掲示板】 今月のことば お寺の掲示板 私たちはいつも成長することを望み、そのために努力し、励みます。 もちろんそれは、何も悪いことではありません。むしろとてもいいことです。常に自分の行いを省みて、上を目指して努めることは大事なことです。 しかし、上に上にと求めすぎてはいませんか? 「上に」とは、単に立場や役職など出世のことだけではありません。 お金がもっと欲しい。 もっと体の悪いのを治したい。 もっと幸せになりたい。 「もっと、もっと」と高望みすることを言うのです。 上を望めば望むほど、その欲はどこまでも続き、収まることはありません。欲望は欲望を生み、そして自らの欲望によっ…
かんどりさんの【大数珠】 総持寺には、とても大きな数珠『大数珠』があります。 一番大きな珠で、直径がおよそ20センチ、長さは20メートルくらいあるでしょうか。 珠の一つ一つには、これを寄付してくれた人々の名前が彫られています。 また、途中途中に西国33か所霊場の仏さまが彫られています。 全国を探しても、これほど立派な数珠はないのではないでしょうか。 数珠には大きなご利益があるといわれています。 そして、これをたくさんの人数で順繰りに回す、「数珠繰り」をすることで、そのご利益を頂き、願いが叶うとされています。 当寺に伝わる大数珠も、おそらく昔は何かしらの法要の時にはこれを回して「数珠繰り」をして…
子どもが口にする言葉は、突拍子もなくて、驚きとともに、人を笑顔にする力があるような気がします。 河童のいるお寺!? お参りに来た幼稚園の年長さんくらいのお子さん。 本堂でのお勤めが終わって、帰り際のことです。 玄関を出てすぐのところに置いてある、蓮の花の水鉢を見て一言。 「ここに河童住んでるの?」 なるほど、これは大人にはできない発想です。 突然の子どもの言葉に、大人たちは意表を突かれたように笑みをこぼしました。 子どもの無邪気さは本当に罪がない純粋なものに思います。 しかし、 そこでお父さんが返した言葉がなんとも素敵なものでした。 「そんな狭いところに河童は入らんで」 お父さんの、子どもの気…
雨は悲しみか、喜びか 今月の言葉 かんどり本山総持寺 まもなく梅雨に入ります。 雨の日が続くでしょう。 よく、雨の日は「天気が悪い」といいますが、 雨が降って天気が悪いと嘆く人もいれば、 雨が降って喜ぶ人もいるでしょう。 雨の日と晴れの日。 どっちがいいでしょうね。
緊急事態宣言解除して。お散歩にちょうどいいお寺。かんどり本山総持寺
緊急事態宣言が解除されましたね。 経済活動もちょっとずつ始まり、元の生活に戻っていきそうです。 とはいえ、まだまだ油断はできません。 第2派が来てるとかなんとかかんとか・・・ もう少し3密なところはできるだけさけるようにしましょう。 総持寺はお散歩にちょうどいいところ。 行くところなかったらお越しください! 玄関前の庭。日が当たって、見ているだけで安らぎます。 //
先日、女子プロレスラーの木村花さんが亡くなったというニュースが大きく取り上げられました。 木村さんは、複数の男女がシェアハウスに住み、その様子を記録したものを放送するというリアリティ番組「テラスハウス」に出演しており、当時も番組が継続中だったこともあって話題になりました。 私も「テラスハウス」が好きでよく見ていました。本当に残念でなりません。 心よりお悔やみ申し上げます。 SNSの誹謗中傷の問題について 木村花さん死去のニュースには本当に胸を痛めます。 写真:ぱくたそ なぜ誹謗中傷するのか 木村花さん死去に関して大きく問題視されたのは、SNSによる木村さんに対する誹謗中傷です。 出演していた番…
小さな幸せを感じる 花ってたくさん賑やかに色とりどり咲いているのもきれいですけど、静かに、ポッと一つ咲いているのも心が惹かれますよね。 心が躍るほど大きな出来事は無くてもいいんです。 小さな出来事で、ほんの一瞬でも心安らぐ瞬間があればいい。 そんな小さな幸せが、大きな力をくれます。 私だけ一足早く咲いちゃいました。テヘペロ(笑) //
インスタ映えするお寺 本堂の高い屋根と広い空 「インスタ映え」という言葉のピークは過ぎたように思いますが・・・(笑) ふと、友人から言われました。 「このお寺はインスタ映えするなあ」 お寺にいるとあまり気づかないようなことも、外から来た人には特別なもののように見えることはよくあることです。 お寺の様子を褒めていただいても、いままでは「ああ、そうなんですね・・・」くらいにしか思いませんでしたが、ふと、その良さに気づくこともあります。 今頃かもしれませんが「インスタ映えするお寺」として、魅力を伝えていこうかと思います! インスタやってないけど・・・(笑)
【!!閲覧注意!!】境内にヌシがあらわれた!?「みんなみんな友達なんだ」かんどり本山総持寺
境内にヌシがあらわれた!? 虫が苦手な人はこの先注意してください。 お寺の境内にはたくさんの木があり、草があり、自然があります。 自然がたくさんあれば、生き物も必然的にたくさん生存してるでしょう。 草抜きをしていたところ、巨大なヤツがあらわれました。 それほど虫が苦手というわけではありませんが、これほど巨大なヤツがあらわれると、びっくりして思わず声を上げてしまいます。 それでは、大丈夫な人は下へいって写真をご覧ください。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 境内にいた"ヌシ" 写真ではわかりにくいでしょうか・・・ めちゃくちゃおっきかったんです・・・ もちろん、そのまま土に返し…
アジサイの花言葉は仏教に関係があった!?【かんどり本山総持寺】
境内にあるアジサイの花のつぼみがだんだんと大きくなってきました。 気候もよく過ごしやすくなってきたこともあり、アジサイの花が咲くのはもう間近加茂しれません。 アジサイの花言葉 境内に植えられているアジサイ アジサイの花にはいろんな色があります。 青、赤、白、ピンク・・・ どんな色の花が咲いても、心を和ませてくれます。 アジサイは土壌のph値によって花の色が変わるといわれています。 そのことから、花言葉は「移り気」や「浮気」、そして「無常」とされています。 アジサイの性質から気づく アジサイは土壌のph値によって花の色が変わります。 それはまるで人間の持っている性質と変わらないように思います。 …
諸行無常を味わう 昨日の雨風のせいでしょうか。 朝に見たら、境内のツツジの花がぽろぽろと落ちていました。 時節柄ということもあるでしょうが、掃除をしてもきりがありません。 豪快に散る本堂前のツツジ 朝に開くる栄花は昨夜の風に散りやすく 法然上人はこんな言葉を残されています。 それ朝(あした)に開くる栄花(えいが)は 夕べの風に散りやすく 夕べに結ぶ命露(めいろ)は 朝(あした)の日に消えやすし せっかく朝に咲いた花も、風が吹けばすぐに散ります。 夕方に冷えて葉についた露も、朝日が当たれば消えてしまいます。 そのように、私たち人間の命もはかないものです。 だからこそ、今を大切にしていかなければい…
雨の日に見る景色 雨の日の茶庭と客殿 雨が降ったら緑が映えてとても美しく見えます。 ふと目に留まったお寺の茶庭。 ぬれた葉っぱと、石畳がきらりと光って神秘的な様子を見せています。 右側の建物が茶室「受陽」で、左側の建物が客殿です。 雨が降ったら悪いのか 晴れたら「天気がいい」 雨が降れば「天気が悪い」 この言い方は人間を中心に見た言い方です。 昔は今のように室内でする仕事よりも、外でする仕事のほうが多かった。 畑や田んぼを耕して、米や野菜を作るにしても、大工などの力仕事をするにしても、雨が降っては仕事に行くことができなかったのです。 いや、行かなかっただけかもしれませんが。 なんにしろ、天気は…
なぜ数珠には「男性用」と「女性用」があるのか?【男女に分ける必要ってあるの?】
法事やお葬式など、仏事で欠かせない道具といえば「数珠」です。 ところで、数珠には「男性用」と「女性用」があるの知っていました? もちろん私は「男性用」「女性用」というのがあるのを知っていましたが、なぜ分けるのでしょうか? 「男性用」と「女性用」の数珠の違いってあるのでしょうか? 数珠の「男性用」「女性用」について 「男性用」と「女性用」の違い 一度買ったら一生使うといわれるほど大切な数珠。だからこそ、買う時にはいろんなことを考え、吟味しながら選びます。 そんな中、数珠屋さんや仏具屋さんへ見に行くにしても、数珠を探していると、ほとんどどこにも「男性用」と「女性用」というものが売られています。 ど…
高野山の三鈷の松 「三鈷の松」を知っていますか? 普通、松の葉といえば細長くて二本に分かれているものです。 ところが、真言宗の総本山である高野山金剛峰寺にある松の木は、葉先が三本に分かれた葉ができるのです。だからこの霊木は、真言宗などで使われる「三鈷杵」という仏具にあやかって、「三鈷の松」と呼ばれるのです。 弘法大師空海の尊像 出典:高野山真言宗HP 三鈷杵は敵を倒す武器をかたどったものといわれていて、そこから三鈷杵には魔を払う力があるといわれています。 こういうことから、三鈷の松の葉を持っていれば、自身の間を払って仏の力を頂き、幸福が訪れるご利益があるとされています。 総持寺の三宝(さんぼう…
しあわせは小さなところから・・・四葉のクローバ【かんどり本山 総持寺】
小さな幸せ・・・ 春になるとあちらこちらで咲いているシロツメクサ。別名「クローバ」といわれます。 クローバはほとんど葉っぱが3枚ですね。 3枚しかない葉っぱの中に、時々混ざっている4枚の葉。 このよつばのクローバを見つけたら、幸せになるとか、願いが叶うとかいわれます。 境内の隅に咲いていたシロツメクサ 境内の隅っこに咲いていたシロツメクサはこんな状態でした。 めちゃくちゃ葉っぱが多いです! 葉っぱがたくさんついてます。 数えてみたら7枚葉っぱがありました。 めちゃくちゃ多いですね。 四葉のクローバを見つけるコツ シロツメクサが咲いていたら、ついつい四葉のクローバを探してしまいますよね。 四葉の…
直檀による奉仕作業 草抜きをする総持寺の直檀の皆さん 直檀さんによる奉仕作業がありました。 毎月第二日曜日に、檀信徒の会が中心となって奉仕作業をしていただいています。 今日は本堂の周りの草抜きをしていただきました。 朝から雨との予報でしたが、ありがたいことに雨が降ることなく、また日差しも強くなく、作業のしやすい天気でした。 大きなお寺で境内も広いので、こうしてお掃除をしていただけるのは本当にありがたいことです。 ありがとうございました。
「極楽往生」や「浄土往生」など、「往生」という言葉をよく使います。 ところで、「往生」とはそもそも何なのでしょうか。 往生とは? 往生とは?どうすれば往生できるか解説します。 二種類の往生 「往生」とは、死んでから後に仏の世界に生まれることです。仏の世界はたくさんあり、その中でも阿弥陀仏のおられる極楽浄土に往生するので「浄土往生」や「極楽往生」というのです。 また、西山浄土宗では現世に於いて往生することも説いています。阿弥陀仏のお慈悲を心にいただいて、極楽浄土に生まれたような安らかな心持ちになったときに、現世による「往生」をしたというのです。 つまり、死後の往生(当得往生)と現世での往生(即便…
お念仏の意義 念仏とは「仏を念ずる」こと 声で称える南無阿弥陀仏 まとめ お念仏の意義 お念仏といえば「南無阿弥陀仏」ですが、そのそもお念仏とは何なのでしょうか? お念仏とは何なのでしょうか?『関本諦承全集』をもとに解説します 写真:ぱくたそ 念仏とは「仏を念ずる」こと そもそもお念仏とは「仏を念ずる」と書きます。「念」は「憶念憶持」ということで、自分の心の中に仏を憶念憶持している風情をいうのです。また「明記不忘」という心のことでもあり、心にしっかりと保って明記して、忘れることのない状態のことです。 そして、念仏とは「南無阿弥陀仏」のことでもあります。南無とは私の心のこと。阿弥陀仏とは、阿弥陀…
「信仰」という言葉を聞くと、少し怪しい気もしますが、これはとても大切なことです。 では、信仰を持つとはどういうことでしょうか? 西山浄土宗 信仰の綱領 阿弥陀如来に帰命する 衆生を利益すること 省みて自ら徳を修める まとめ 西山浄土宗 信仰の綱領 信仰とは?『関本諦承全集』から学びます 写真:ぱくたそ 仰いで阿弥陀如来に帰命し、俯して衆生を利益し、 省みて自ら徳を修るは是れ吾が信仰の綱領なり。 こは極めて簡単な言葉ではありますが、よく味わってくださったなら、意味は深長であるということが知らるるであろうと思う。 (総本山光明寺大69世関本諦承上人) 阿弥陀如来に帰命する まずは 浄土教の信仰は、…
新型コロナウイルスによる感染拡大の影響、いわゆる「コロナショック」で、世界はとんでもないダメージを受けています。 しかし、実際のところウイルスよりももっと恐ろしいものがあったということを、つくづく感じています。 コロナショックに見る人間の本性 コロナショックにより、私たち人間はどんな行動をしていたのでしょうか。 いつまでも品薄状態が続くマスク 写真:ぱくたそ ことの発端 徐々に増え始めていた新型コロナウイルスのニュースは、豪華クルーズ客船の乗客の感染が発覚してから一気に増えました。ちょうどそのころから、予防のためにとマスクや消毒液を買い求める人が増え、だんだん「マスク不足」が目立ち始めました。…
3月8日 境内にお祀りされている日限り地蔵さんのおつとめをしました。 日限り地蔵さん 「日限り地蔵」とは、日を限ってお願い事をすると叶うといわれているお地蔵さんです。 境内の日限り地蔵さん。おつとめにはたくさんの人が参拝した。 「厄除け」や「無病息災」などの願い事が、いつまでも続くように願うのではなく、「今年一年の間」などと日を限定してお願い事をするのです。 私たちはつい「いつまでも」「永遠に」ということを願ってしまいます。しかし、大事なのは今の一瞬一瞬です。 日を限ってお願いすることで、まずはこの期間を大事にしようという心が生まれます。今という時間を大事にしてお願い事をすることで、今しなけれ…
お寺には昔から伝わる教訓があります。 しかしこれは、お寺のこと以外にも活用できるものです。 ぜひ参考にして、この教訓を日常生活に活かしてください。 一掃除、二勤行、三学問 お寺の生活で大事なことはたくさんありますが、昔からこのように伝わっています。 一掃除、二勤行、三学問 なぜこれらが大切なのでしょうか。 一、掃除 まず大事なのは掃除です。 お寺の生活の中で掃除は一番大切なものです。修行を初めて一番初めに教わることも掃除。一日の始まりも掃除。一日の終わりも掃除です。 掃除に始まり、掃除に終わると言っても過言ではありません。 掃除は部屋やその場所をきれいにするだけでなく、心をきれいにするものです…
徳川重倫と総持寺 徳川重倫は紀州藩第8代藩主です。 徳川重倫像(五百羅漢寺蔵) 写真:Wikipedia 性格は徳川御三家の当主とは到底思えない傍若無人ぶりで、家人などに対して刃を振り回し、江戸屋敷で隣家の松平邸の婦女を銃撃したこともあるといわれています。 明和年間(1764~1772)龍峯義仙上人が総持寺第37世貫主を勤めていたころのことです。 20歳で江戸の紀州上屋敷から、紀州藩第8代藩主になった徳川重倫は、龍峯義仙上人に帰依し、よく総持寺へ参詣して教えを乞うていました。上人はいつもどんなことについても明快に教えられていたので、重倫は大変感服したといいます。 そのことから重倫は、わからない…
なぜお線香は立てるのか?何本立てるの?その理由を教えます|かんどり本山総持寺
お仏壇やお墓では欠かせない「お線香」 でも、お線香はなぜ立てるのでしょうか?その理由は? 詳しく解説します。 なぜお線香を立てるのか? 身と場所を清める 仏の供養のため 香りのいいものを立てましょう お線香は何本立てるのか? お線香は何本でもいい なぜお線香を立てるのか? お仏壇でもお寺の本堂でも、飾りの中心には香炉があります。お参りの時には必ずお焼香をします。それほどお香というものは大事なものです。 お香にはいろいろな意味や功徳がありますが、その中でも大きく二つの理由があります。 自分の体とその場所を清めるため 仏様の供養のため 身と場所を清める お香の香りには、自分自身のけがれた体を清め、…
法事やお葬式で欠かせないものと言えば「数珠」です。 ところで、数珠はなぜ持つのでしょうか? 数珠はなぜ持つのか? 108煩悩を取り除くため 西山浄土宗の日課数珠 数珠の歴史 数珠の原点 ちなみに・・・ 最後に 数珠はなぜ持つのか? 数珠は、108の煩悩を、念仏によって断つために持ちます。 108煩悩を取り除くため 木槵子経(もくげんじきょう)というお経に、こういうことが書かれています。 木槵子(ムクロジュ)を108つないでいつでも身に付けて、三宝を称讃するたびに1つ繰りなさい。そうすれば迷い苦しみはなくなります。 三宝を称讃するというのは、言い換えれば念仏をするとうことです。 私たちの心のなか…
法事やお葬式手使う「数珠」 西山浄土宗の数珠の持ち方を説明します。 数珠の持ち方 数珠の持ち方 浄土宗とは違うので注意 数珠の種類 各宗派兼用の数珠について 数珠の受け渡しはいいのか? 大事なのは気持ち 数珠の持ち方 数珠は仏事には欠かせない大事なものです。大切に扱うようにしましょう。 写真:いらすとや 数珠の持ち方 ポイントは二つ 左手で持つ 右手にはかけない これだけです。 数珠は左手にかけて合掌する 左手の親指と人差し指の間に挟むようにして持ち、合掌するときもそのまま手を合わせます。 合掌しない時も左手で持ちます。右手で持ったり、数珠の輪っかの中に両手を入れて合掌したりはしません。 浄土…
かんどり本山「総持寺」は、西山浄土宗(せいざんじょうどしゅう)という宗派です。 西山浄土宗とは、どのような宗派なのでしょうか? 西山浄土宗について 西山浄土宗とは、法然上人を宗祖とし、弟子の西山(せいざん)上人を流祖とするお念仏の教えを受け継ぐ宗派です。 その教えは、浄土三部経「無量寿経」「観無量寿経」「阿弥陀経」の三つの経典を拠り所とし、とりわけ「観無量寿経」に説く念仏往生の教えを聞き信じて、阿弥陀仏に帰命し、念仏の歓びに生き甲斐のある生活を開くことを旨としています。 浄土宗との違いは? ひとくちに「浄土宗」と言っても、いくつもの宗派に分かれています。 例えば、浄土真宗は西と東に分かれていて…
かんどり本山 総持寺とは? 和歌山県指定文化財 かんどり本山総持寺の本堂 かんどり本山「総持寺」は、和歌山市梶取(かんどり)というところにある西山浄土宗のお寺です。梶取という地名にあるお寺なので、「かんどりさん」の愛称で、地域の人々や檀信徒の皆さんに親しまれています。 かつて今のように明確な宗派が分かれていなかった時代、浄土宗西山派の本山として栄えました。また学問の寺として多くの僧侶が総持寺で学び、そして修行をしていました。 現在では、京都の長岡京市にある総本山光明寺を総本山とする西山浄土宗の檀林として、人々のよりどころとなっているお寺です。 そのようないわれから「かんどり本山」とよばれ、また…
かんどりさんの善導忌 善導忌(ぜんどうき)とは、わが宗の高祖として仰ぐ善導大師の年忌法要です。 寛永2年(1624)南楚(なんそ)上人が、総持寺第22世となられてから善導忌が勤められるようになりました。 和歌山市梶取(かんどり)にあるお寺にある総持寺で勤められるので、「かんどりさんの善導忌」として檀信徒の人々に親しまれ、たくさんの方がお参りに来られます。 令和2年の今年は1340回を迎えます。 善導大師(ぜんどうだいし)とは 善導大師は中国で活躍した僧侶です。隋の時代の煬帝大業9年(613)にお生まれになり、幼いころに出家をしました。そして、西方極楽浄土の様子を描いた図を見て感動し、極楽往生を…
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