石川明人『戦場の宗教、軍人の信仰』八千代出版 , 2013石川明人『キリスト教と戦争 : 「愛と平和」を説きつつ戦う論理』 中公新書 , 2016 鵜飼秀徳『仏教の大東亜戦争 』文春新書 , 2022 平和を旨とする宗教者がなぜ戦争に加わるか カソリック、プロテス
岡 典子『沈黙の勇者たち: ユダヤ人を救ったドイツ市民の戦い』新潮選書2023 <また一つ、歴史事実がドイツ人の集合的記憶に加えられた>ナチス時代の歴史認識は、1990年代からどんどん変容してきた。例えばドイツ兵によるユダヤ人虐殺は、共通の価値意識に
アントニー・ビーヴァー『第二次世界大戦1939-45(上・中・下)白水社 1995 <第二次世界大戦の歴史通史として、大変有用な3冊です。> 第二次世界大戦に関わる書籍は、その多くが「個別作戦についての経過」「事実の解釈をめぐる政治的主張」「一部戦域が
アレクサンダー シュタールベルク『回想の第三帝国〈上・下〉―反ヒトラー派将校の証言1932‐1945』 (20世紀メモリアル) 平凡社 1995<マンシュタイン元帥の人がわかる貴重な歴史証言記録>著者は、ユダヤ系のドイツ貴族の系譜としてドイツ国防軍に属し、マンシュタイン元
通史を知っている人が読むと、「視点」を変えた新たな通史が見える良書
ポール・ケネディ『第二次世界大戦影の主役: 勝利を実現した革新者たち』 日経BPマーケティング2013 <通史を知っている人が読むと、「視点」を変えた新たな通史が見える良書> 本書は、「初めて」第二次世界大戦の通史を学ぼうとする方には向きません。 すで
「抵抗」した人々に対する戦後ドイツの対応の部分に「知っておく価値」を見る
對馬 達雄 『ヒトラーに抵抗した人々 - 反ナチ市民の勇気とは何か』中公新書2015<「抵抗」した人々に対する戦後ドイツの対応の部分に「知っておく価値」を見る>著者の長年の研究の成果を、新書サイズで著述した良書の一冊です。ヒトラー独裁下の政権・政策に対するドイツ人
サラ・コブナー『帝国の虜囚――日本軍捕虜収容所の現実』みすず書房2022 <「捕虜虐待」を日本側資料から照射すると見えてくる実態> 戦後の戦犯追及の中で、連合軍捕虜の虐待がしばしば訴追理由となり、それによって日本軍側の捕虜収容所での扱いの酷さや収容所要員によ
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石川明人『戦場の宗教、軍人の信仰』八千代出版 , 2013石川明人『キリスト教と戦争 : 「愛と平和」を説きつつ戦う論理』 中公新書 , 2016 鵜飼秀徳『仏教の大東亜戦争 』文春新書 , 2022 平和を旨とする宗教者がなぜ戦争に加わるか カソリック、プロテス
ジョナサン・トリッグ『バルバロッサ 最前線のドイツ兵が見た独ソ戦』河出書房新社2024 <手紙と手記で追証する、負けるべくして負けたバルバロッサ作戦の事実> 著者はライター。歴史学者ではない。それがまた新鮮な着目点と見解を示してくれている。1941年6
GO! GO! GO! 1944年8月20日、ファレーズポケット〈ストーリー設定〉1944年8月北からの英軍・カナダ軍・自由ポーランド軍が南下。南からアメリカ第三軍が北上。ファレーズ地区に残ったドイツ軍を包囲(ファレーズ・ポケット)しようとしていた。ヒトラーの反撃命令に抗
<ストーリー> 1944年7月 前月のノルマンディ上陸以後、アメリカ軍戦線は戦域を広げるのに苦心していた。起死回生を狙ったアメリカ軍は、サン=ローを突破してブルターニュ半島とアヴランシュ方面への突破を狙う「コブラ作戦」を企画する。これに先立ってサ
林博史『帝国主義国の軍隊と 性売春規制と軍用性的施設』吉川弘文館2021 <軍の売買春・軍用性的施設を歴史的に俯瞰する書> 男ばかりの軍隊にとって切っても切り離せない「売買春」「軍用性的施設」このテーマを大英帝国の歴史をたどりながら、丁寧に追証した
イアン・トール『太平洋の試練 』 文藝春秋真珠湾からミッドウェイまで 上下ガダルカナルからサイパン陥落まで 上下レイテから終戦まで 上下 < アメリカ海軍視点で太平洋戦争を総覧するのにベスト>アメリカ海軍史家による日米太平洋戦争の通史です。多
大木 毅『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』岩波新書2019 <独ソ戦をイデオロギー戦争と単純化した上でわかりやすく概要を学べる入門書> 本書の価値は、「岩波新書」で「独ソ戦」を「歴史的な俯瞰視点」を持って「現在の視点で」「日本人が」描いた。というところにありま
芝健介『ヒトラー 虚像の独裁者』岩波新書2021 <最新の研究成果を簡潔にまとめた「わかりやすい」入門書> 著者の芝健介さんは、ナチ・ドイツ(ヒトラーや親衛隊も)歴史研究の泰斗の一人。1990年代から進んできた、ナチス、ヒトラー、ホロコーストの歴史事実
フィリップ・ナイトリー『戦争報道の内幕―隠された真実』 (中公文庫) 中央公論新社 2004 <戦争報道の事実と作為の歴史に関する「古典」>戦争報道の操作やプロパガンダにかんする研究書は、戦争が起こるたびに沢山刊行されます。それぞれの戦争の背景に特徴があっ
NHK出版『20世紀放送史』 3冊セット NHK出版2001 <20世紀のラジオ・テレビメディア史の基本図書> 日本放送協会が作成した公式記録ですが、読み物としても大変面白いです。上巻は、主としてラジオの勃興から戦前・戦中・戦後の日本国内の事象を放送の側面から
若林 宣『戦う広告』小学館2008<日常生活に忍び寄る戦争の香り> 日常生活に密接な商品広告が戦局の展開・悪化に伴って徐々に軍事色を帯びていく様を時系列で展示した本。特に戦局悪化に伴って「節約」「贅沢」「代用」「長持」がキーになって広告が変わっていく姿
桜井 均『テレビは戦争をどう描いてきたか映像と記憶のアーカイブス』 岩波書店2005 <「戦争」というテーマほど、時代の価値に左右される命題は無いということをリアルに見る>戦後NHKドキュメンタリーが、「戦争」と「戦争にまつわるものごと」をどのような視点で
アンヌ・モレリ『戦争プロパガンダ 10の法則』草思社 2002 <自分達に「正義」があることにするための10の詭弁> 昔読んで、以来あらゆる紛争・戦争の主張を聞くたびに「ものさし」にした本です。最近また、各地で紛争が発生して、TVやネットを通して自分の側の
山崎 雅弘『侵略か、解放か! ? 世界は「太平洋戦争」とどう向き合ったか』学研プラス 2012 「あの戦争」の時期、世界の中の日本を考える入門書として有用 著者の山崎氏は、戦争にまつわる様々な歴史を中立的かつ平易に記述した著作が多いです。本作も同様で、
DOC.in The Pacific Theater of Operations(PTO-太平洋作戦戦域)(1945年4月10日 沖縄八重岳)<ストーリー設定>1945年4月1日に上陸したアメリカ軍主力は、沿岸防衛線を突破して南に折れ、首里へ向かった。一方第6海兵師団は、北に折れ沖縄北部を進軍する。
岡 典子『沈黙の勇者たち: ユダヤ人を救ったドイツ市民の戦い』新潮選書2023 <また一つ、歴史事実がドイツ人の集合的記憶に加えられた>ナチス時代の歴史認識は、1990年代からどんどん変容してきた。例えばドイツ兵によるユダヤ人虐殺は、共通の価値意識に
アントニー・ビーヴァー『第二次世界大戦1939-45(上・中・下)白水社 1995 <第二次世界大戦の歴史通史として、大変有用な3冊です。> 第二次世界大戦に関わる書籍は、その多くが「個別作戦についての経過」「事実の解釈をめぐる政治的主張」「一部戦域が
アレクサンダー シュタールベルク『回想の第三帝国〈上・下〉―反ヒトラー派将校の証言1932‐1945』 (20世紀メモリアル) 平凡社 1995<マンシュタイン元帥の人がわかる貴重な歴史証言記録>著者は、ユダヤ系のドイツ貴族の系譜としてドイツ国防軍に属し、マンシュタイン元
ポール・ケネディ『第二次世界大戦影の主役: 勝利を実現した革新者たち』 日経BPマーケティング2013 <通史を知っている人が読むと、「視点」を変えた新たな通史が見える良書> 本書は、「初めて」第二次世界大戦の通史を学ぼうとする方には向きません。 すで
對馬 達雄 『ヒトラーに抵抗した人々 - 反ナチ市民の勇気とは何か』中公新書2015<「抵抗」した人々に対する戦後ドイツの対応の部分に「知っておく価値」を見る>著者の長年の研究の成果を、新書サイズで著述した良書の一冊です。ヒトラー独裁下の政権・政策に対するドイツ人
林博史『帝国主義国の軍隊と 性売春規制と軍用性的施設』吉川弘文館2021 <軍の売買春・軍用性的施設を歴史的に俯瞰する書> 男ばかりの軍隊にとって切っても切り離せない「売買春」「軍用性的施設」このテーマを大英帝国の歴史をたどりながら、丁寧に追証した
イアン・トール『太平洋の試練 』 文藝春秋真珠湾からミッドウェイまで 上下ガダルカナルからサイパン陥落まで 上下レイテから終戦まで 上下 < アメリカ海軍視点で太平洋戦争を総覧するのにベスト>アメリカ海軍史家による日米太平洋戦争の通史です。多
大木 毅『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』岩波新書2019 <独ソ戦をイデオロギー戦争と単純化した上でわかりやすく概要を学べる入門書> 本書の価値は、「岩波新書」で「独ソ戦」を「歴史的な俯瞰視点」を持って「現在の視点で」「日本人が」描いた。というところにありま
芝健介『ヒトラー 虚像の独裁者』岩波新書2021 <最新の研究成果を簡潔にまとめた「わかりやすい」入門書> 著者の芝健介さんは、ナチ・ドイツ(ヒトラーや親衛隊も)歴史研究の泰斗の一人。1990年代から進んできた、ナチス、ヒトラー、ホロコーストの歴史事実
フィリップ・ナイトリー『戦争報道の内幕―隠された真実』 (中公文庫) 中央公論新社 2004 <戦争報道の事実と作為の歴史に関する「古典」>戦争報道の操作やプロパガンダにかんする研究書は、戦争が起こるたびに沢山刊行されます。それぞれの戦争の背景に特徴があっ
NHK出版『20世紀放送史』 3冊セット NHK出版2001 <20世紀のラジオ・テレビメディア史の基本図書> 日本放送協会が作成した公式記録ですが、読み物としても大変面白いです。上巻は、主としてラジオの勃興から戦前・戦中・戦後の日本国内の事象を放送の側面から
若林 宣『戦う広告』小学館2008<日常生活に忍び寄る戦争の香り> 日常生活に密接な商品広告が戦局の展開・悪化に伴って徐々に軍事色を帯びていく様を時系列で展示した本。特に戦局悪化に伴って「節約」「贅沢」「代用」「長持」がキーになって広告が変わっていく姿
桜井 均『テレビは戦争をどう描いてきたか映像と記憶のアーカイブス』 岩波書店2005 <「戦争」というテーマほど、時代の価値に左右される命題は無いということをリアルに見る>戦後NHKドキュメンタリーが、「戦争」と「戦争にまつわるものごと」をどのような視点で
アンヌ・モレリ『戦争プロパガンダ 10の法則』草思社 2002 <自分達に「正義」があることにするための10の詭弁> 昔読んで、以来あらゆる紛争・戦争の主張を聞くたびに「ものさし」にした本です。最近また、各地で紛争が発生して、TVやネットを通して自分の側の
山崎 雅弘『侵略か、解放か! ? 世界は「太平洋戦争」とどう向き合ったか』学研プラス 2012 「あの戦争」の時期、世界の中の日本を考える入門書として有用 著者の山崎氏は、戦争にまつわる様々な歴史を中立的かつ平易に記述した著作が多いです。本作も同様で、
DOC.in The Pacific Theater of Operations(PTO-太平洋作戦戦域)(1945年4月10日 沖縄八重岳)<ストーリー設定>1945年4月1日に上陸したアメリカ軍主力は、沿岸防衛線を突破して南に折れ、首里へ向かった。一方第6海兵師団は、北に折れ沖縄北部を進軍する。
岡 典子『沈黙の勇者たち: ユダヤ人を救ったドイツ市民の戦い』新潮選書2023 <また一つ、歴史事実がドイツ人の集合的記憶に加えられた>ナチス時代の歴史認識は、1990年代からどんどん変容してきた。例えばドイツ兵によるユダヤ人虐殺は、共通の価値意識に