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2019/07/10

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  • 朝の会オススメのアクティビティー

    どこのクラスでも日直の1分間スピーチみたいなやつが朝の会の中であると思うんですけど。 今回はその場面において私のクラスでやってることを紹介します。 私のクラスでは全員にスピーチのお題を考えてもらって、それをくじにしておきます。そして、前日の帰りの会で日直が引く。次の日の日直はそのお題に基づいてスピーチをしてもらいます。 1分間スピーチってそもそもお題が何も限定されてないとかえって喋りにくいんですよ。 これは何がお題になるかみんなワクワクしますし、お題そのものから笑いが生まれることもあります。 「春休みの思い出」とか「自分の自慢」とかそんな定番の話しやすいものから、 「神はいるのか?いないのか?…

  • 最近買ったものの話。

    さて最近買ったものの紹介です。 まずはこちらのルービックキューブ。 パズルキューブ 3×3 パズルゲーム 競技用 立体 競技 ゲーム パズル 脳トレ 育脳 ツイストパズル キューブ 教育玩具 RemarksJapan Amazon そういえばルービックキューブってよく見るけど、やった事ないし、人生で完成させたことないなと。 テレビで芸人さんがハマってると言っているのを聞いて、気になってはいたんですけど。 子どもにとってもプログラミング的思考力を鍛えることにも繋がりそうだと思い、購入しました。 こちらの商品は、安いけど回転が滑らかでこれで全然いけますね。(競技的にやる人はもっと滑らかじゃないとい…

  • 【レビュー】成瀬は天下を取りにいく

    最近読んだこちらの本の紹介です。 成瀬は天下を取りにいく 「成瀬」シリーズ 作者:宮島未奈 新潮社 Amazon 本屋大賞とったこちらの本。 タイトルも良いですし、表紙もどことなく期待させます。気にはなってたんですけど、改めて本屋大賞取ったという事なので読んでみました。 あらすじとしては女子高生の成瀬が色んな事に挑戦していく話。 真っ直ぐな成瀬は自分が興味をもったことに真っ直ぐです。友達を誘ってM1に出てみたり、百人一首の大会に出てみたりする。 「髪は本当に1ヶ月に1センチ伸びるのか」を実証するためにいきなり坊主にしてみたりする。 そんなあらゆる角度から物事に挑戦し、話題になって天下を取ろうと…

  • 最近読んだ本4冊。

    最近読んだ本についてまとめておきます。 池上彰が大切にしている タテの想像力とヨコの想像力 (講談社+α新書) 作者:池上彰 講談社 Amazon まずこちら。社会科教員なんで、池上彰さんの本はできるだけ読むようにしてるんですよね。 子どもにも分かりやすい言葉で書かれていますし、最新の世界情勢が分かるので授業にも反映しやすい。 本書はそんな池上さんが書かれた想像力についての本。 縦の想像力(過去を見て未来を想像する)と横の想像力(自分の同年代の他の地域や国のことを想像する力)の重要性が書かれています。 被災地に送って来られる支援品にはゴミ同然のものもあるといいますが、これは「横の想像力が足らな…

  • 学歴厨という病。

    うちの学校の子供たちの偏差値重視という考え方には、とても強固なものがあるんですね。 とにかく偏差値で人を判断する傾向があり、偏差値が高ければ話を聞く価値がある人だとみなされ、逆に低い偏差値の人は軽視されることが多い。 中には全国の高校の偏差値ランキングを暗記してる子までいて。みんなから学歴厨なんて言われてるわけです。 そして、子供たちがなぜそういう思考になっているかと言えば、親がそういう価値観を持っているからです。 ある教員が保護者から言われた衝撃的な一言がありました。 最初の面談で自己紹介をした後に、保護者はその教員に対して 「先生はどこの大学を出てるんですか?」 と初対面で聞いたそうです。…

  • キャンプと私。

    自慢じゃないがインドアな人間なのである。 私は学生の頃からバレーボールという室内競技を選択し、暇さえあれば読書していたような根暗なのである。 「色白いね」とこれまで何度言われたことか。そりゃそうだ、外で遊ぶことをしてこなかったのだから。私は紫外線とは縁の遠い生活を送ってきたのである。(スリランカにいた頃をのぞく) 思い起こせばバーベキューすら自分でした事がない。 実家でバーベキューをする際はアウトドア好きの2人の弟と父親に任せて、何も求められる事なく、これまでのうのうと人の焼いた肉を食い、ビールを飲んで生きてきたのである。 しかし、いざ自分が家庭を持つとそうも言っていられないから困っている。 …

  • ロングゲームにどう勝つか。

    ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために 作者:ドリー・クラーク ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 最近この本を読んでいたので、紹介したいと思います。 この本はロングゲーム、つまり長期的な視点で目標を考えたり、目標を達成するためにはどのようなことが必要なのか、という事が書かれた本です。 私は今中堅教諭という立場で働いていますが、ここから先の人生をどう生きていくか、その目標設定の参考にしたくて読みました。 自分の幸せを定義する 目標達成のためには断る事が必要 20%ルール 戦略的レバレッジ 終わりに 自分の幸せを定義する まずこれ。そもそもどこにゴールを設定…

  • またX(Twitter)をやろうかなって。

    春休みで少しゆとりができたからでしょうか。 なんか新しい事やってみようかなって気になりましてね。 色々考えたんですけど、またTwitterやろうかなって思いました。 というのも、時間が無さすぎて文章としてブログにまとめて書く時間がなかなか取れないんですよ。 また短文でもアウトプットすることを自分に義務付ける事で、インプットを強制的に促すことにもつながるんじゃないかなと思いました。 https://x.com/enipzwhccq3j3fd/status/1773315744014475391?s=46 ということで、こんなアカウント始めてます。 以前にもTwitter運用してたんですけど、なん…

  • キロクのチカラ。

    職場のストレスが半端じゃないんですよ。 なんていうか社会的に成功してきた人が多いからか、子どもも保護者も教員も 自分中心に世界が回らないと気が済まない人が多い んですよね。(お前もなって言われそうですね。はい、すいません) そんな中で合意をとって物事を進めないといけないのは中々のストレスなのです。実際うちの職場でも心を病む人が出ています。 さらに問題への対応にしてもすぐ裁判の話とか出てきますから、記録をどうとっていくのかというのはとても大事なんですよね。 学校における記録って公的なものと私的なものがあると思うんですけど。 今回は私的なものについて書いてみたいと思います。 手書きで書く。 1ペー…

  • 芸が身を助けてくれるから。

    生徒たちから、卒業する前の授業で『自分の教科じゃない教科の授業をやって欲しい』というリクエストをされましてね。 例えば、理科の先生が数学を教えたり、国語の先生が英語を教えたりする。自分の教科でないものに先生達がどうアプローチするのか見てみたいという希望でした。(よく思いつきますよねー) 私はこの発想が面白いと思いましたが、やっぱり用意する側としては慌てますよね。 色々考えましたが、ねずっちの謎かけの本を読んでいたので、それを国語のトーキングメソッドという形で取り入れて実施することにしました。 会話を整える 作者:ねづっち 主婦の友社 Amazon 前半はクイズ形式で謎かけを出題し、生徒たちにグ…

  • この時期に最大限注力してやるべき事。

    さて来年度の校務分掌も発表されましてね。 次年度に向けてバタバタと準備が進んでいる訳なんですが。 私がこの時期にやるべきこととしてお勧めしたいのがですね、プライベートの予定から埋めるって事なんですよ。 最近は毎晩奥さんと喧嘩しながら今年いつどこに旅行行くのか考えてますね。(←喧嘩すんな) なぜこの時期にもう決める必要があるのか、そこを論じたいと思います。 決めないと予定はすぐに埋まってしまう。 早いほうが安い。 モチベーションになる。 いつまでも行けると思うな。 体験は買い物に勝る。 最後に。 決めないと予定はすぐに埋まってしまう。 まずこれ。 やる事なんて無限にありますから、意識して埋めてお…

  • 生徒指導の極意(スキルハンター)

    今週、かなり大きい生徒指導案件の山を1つ乗り越えることができました。 その上で、この前もちょっと紹介したこの「カタリスト」という本に書いてあることがすごく参考になりました。(本当に読んでおいて良かった) THE CATALYST 一瞬で人の心が変わる伝え方の技術 作者:ジョーナ・バーガー かんき出版 Amazon なので、この本にどんなことが書いてあるのか、また教育の世界ではどう使えるのか、ということを書いてみたいと思います。 説得はするな 選択させろ 相手の話をとにかく聞け。 ハードルを下げろ 何もしないリスクを理解させろ。 複数の証拠を示せ 最後に。 説得はするな まず、この本に書いてある…

  • 最近読んだ本6冊。

    最近読んだ本についてざっくりまとめます。 センスは知識からはじまる 作者:水野学 朝日新聞出版 Amazon まずこちら。いわゆるセンスの正体って知識だよねって事を理論的に書いた一冊。 確かに「あの人服のセンスいいよね」っていう人でトレンド(知識)知らない人いないですからね。 ベーシックを知り、流行を知り、自分を知る。 その上でベストなものをチョイスするってのがセンスのある人なんでしょう。 特に「自分を知る」って所が参考になった気がします。 良い戦略、悪い戦略 (日本経済新聞出版) 作者:リチャード・P・ルメルト 日経BP Amazon 学級経営にしてもバレーやる上でも戦略ってめちゃくちゃ大事…

  • 仕事をどう辞めるか。

    最近この本読んだんですけど。 仕事辞める事を発表した鈴木おさむさんの本ですね。 仕事の辞め方 (幻冬舎単行本) 作者:鈴木おさむ 幻冬舎 Amazon 30.40.50代にはとにかく刺さる内容なんじゃないかなと思いました。 大体本て前半だけ面白くて、あとしょうもないこと書いてるもの多いんですけど。 でもこの本は久しぶりにずっと面白いなと思いながら読んでいました。 いかに私に刺さった言葉を引用しておきます。 仕事の結果だけで出世する人と、出世を目指して出世する人とでは大きく違います。残念ながら、出世を目指して出世する人の方が多い気がします。 仕事の結果だけで出世をしている人って、上の人からしたら…

  • 考えなおせ。

    最近、久しぶりに部活の大会に参加してきたので、その感想を書いてみたいと思います。 一年ぶりにバレーボールという競技に戻ることができ、子供たちに指導をして大会に出場しました。 結論から言うと、完敗でした。 試合結果は25対4や25対9など、散々なもの。 これまでの経験から、新人戦で負けても冬休みなどの期間に練習すれば、その後の試合で勝つことができることが多かったのですが、今回の学校の子供たちはそうならず。 高学力校のうちの生徒の身体能力や運動能力はあまり高くないようです。 これまでは水泳見てきたんですけど、水泳ってある程度やってきた子達が選択するから、そんなに子ども達の運動能力の低さが気にならな…

  • 最近買ったサプリ3選。

    2年ほど前から、頭が妙にかゆいなぁって思うことが増えたんですよね。 頭を洗うとボロボロとフケが落ちて、自分でも嫌だなぁって感じていたわけです。頭を洗っても次の日にはまたポロポロとフケがでる。 病院に行って薬をもらって塗ると一時的には良くなるんですけど、しばらくするとまたダメで。 調べてみると、多分これ脂漏性皮膚炎っていう病気なんですよ。体の免疫がちょっとおかしくなると、このような症状が出るみたいで。根本的な治療方法がないみたいなんですね。 唯一わかっているのはストレスが決定的に良くないということなんです。 確かに転勤した時期からなんとなく症状が出るようになった気がしていて。 今も裁判1歩手前の…

  • これって不適切じゃないですか?

    昔はよくやったけど、今はダメなもの、ダメになりつつあるものに卒業文集のランキングがあるのだと気づいた。 詳しくは書けないが、今まさに卒業文集を作っているのだが、子供達が仕上げてきたものに対して最後の最後でノーが突きつけられた形だ。 私自身も見ていて「これくらい大丈夫だろう」と思って流していたのだが、今の時代はもうそうではないらしい。 例えば定番の「結婚が早そうな人ランキング」に対してもそう。 「ジェンダーに配慮してるのか!」 「性自認が違ったら責任取れるのか?」 とクレームが飛んでくる可能性があるわけである。 学校としてはこういう火種になりそうなものはできるだけ避けたい。そうなるとどこまでなら…

  • 教育とは人の思考を変えること也。

    これ最近読んだんですけど、超面白いのでお勧めです。 THE CATALYST 一瞬で人の心が変わる伝え方の技術 作者:ジョーナ・バーガー かんき出版 Amazon 教育って「人の思考(行動)を変える」って事だと思っているんですけど、なかなか人って動かないもんじゃないですか。 でもそんな動かない人でも触媒(カタリスト)によって変える事が出来るっていう主張がまとめられた本ですね。 教育の世界にも転用できる部分があるのでかなり参考になりました。 例えばタイでは喫煙率の高さをどう下げるかが課題になったようで。 タバコをやめさせたい人にタバコを吸わせないためには、どういうアプローチが考えられるでしょうか…

  • 不適切が許されない世の中で。

    (写真は不適切な関係のインコ) 最近見てるドラマに『不適切にもほどがある』があるのである。 38年前を行ったり来たりしながら、現代との違いを取り扱っていくのだが、見ていて私は特に学校のシーンに懐かしさを感じるのである。 ドラマで描かれているシーンは私が義務教育を受けるより少し前の話だが、それでも今思うと明らかにアウトなものが私の学校生活の中にも普通にあったと思う。 私が小学校3.4年の頃の担任は定年間近のじいちゃんだったのだが、この先生は普通に教室でたばこ吸っていた。 あと、合唱の授業の後は自分が音取りで使った鍵盤ハーモニカのノズルの部分を教室で振り回して唾を撒き散らしてみんな悲鳴あげていた。…

  • 子供の自己肯定感をどう高めるか。

    最近ホストクラブにハマってしまう若い女性が増えているそうな。 成人年齢が引き下げられた事もあって、若い子達をターゲットに初回無料まで打ち出してホストクラブ側も入店のハードルを下げる。 そして興味をひいて来店した所で、ホストの話術と優しさにどっぷりハマってしまう。 中には数ヶ月で数千万単位の金額を使い、その返済のために売春を繰り返している子もいるようです。 こういう報道とかを見ていて思うのは、こういう沼にハマらないためにも子供の自己肯定感を育てるのがとても大事だということ。 結局認められた経験がないから、とにかく肯定してくれるホストにハマってしまうんですな。 実際にホストに通う女性の多くが「メン…

  • 話を聞けない子の正体。

    今進学校に勤めてるんですけど,びっくりするぐらい人の話聞いてない子が多いんですよ。 外部から講師を呼んで講義してもらってる時も、目の前で平気で寝始める子もいますからね。こっちとしてはハラハラしてしまうわけです。 また部活で試合してても、指示出してる時にそっぽむいていまいち聞いてない子もいるわけで。こっちとしては口角泡を飛ばして必死に指示出してるわけですから、話聞けよこのやろー!!とも思ったりするわけです。 それにしても話聞けない子が今までの勤務校よりも圧倒的に多くて。これ何なんだろうって思ってたんですけど、ダイゴさんの動画を見てすっきりしました。 www.youtube.com この動画の中で…

  • 最近買ったものの話。

    最近買ったこれの感想なんですけど。 MYTREX マイトレックス REBIVE マッサージガン 筋膜リリースガン ハンディーマッサージャー 電動マッサージ ハンディガン 肩こり リカバリー リバイブ ギフト プレゼント MT-RBV22G MYTREX Amazon これめっちゃ良いです。 とにかく出力が強いんです。最弱でも強いくらいで、パワー上げるともう体に穴あきそうになりますね。 またアタッチメント取り替える事でピンポイントでグリグリつける点も良いです。 アキレス腱や足の裏なんかの細かい部分はアタッチメントを変える事でちょうど良い刺激を与える事ができるわけです。 筋トレしたあとに面倒臭くて…

  • 自動採点システムを使ってみたよ。

    テストの採点てなかなか手間なんですよ。 丸つけをちまちまやって点数計算して、転記して打ち込む。まぁ最低でも一クラス一時間はかかる作業なんですね。 私の場合最低でも6時間くらいはこれで時間取られますし、更にミスが出来ない作業なのでかなり神経をすり減らすわけです。 そこで最近このシステムが職場に入りまして。 DNP学びのプラットフォーム リアテンダント® ソリューション/製品・サービス DNP 大日本印刷 答案をPDFで取り込んで一気に採点できるシステムです。 事前に回答用紙を読み込ませて点数配分を設定しておく。 テストが終わったら生徒が書いた答案をPDFで読み込んで生徒と紐づける。 する…

  • 世の中で何かを成し遂げる人が持っている特徴。

    最近これ読んでるんですけど。 ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 作者:アダム・グラント 三笠書房 Amazon これめちゃくちゃ面白いのでおすすめです。 アダムグラント先生の本ですな。 この本では他と突出したオリジナルな人になる方法が書かれてます。勉強になったところをまとめておきます。 ・神童と言われる人が世の中を変えることは実は稀である。才能にも野心にも溢れているのに、世界を進歩させられないのは、「オリジナル」ではないから。つまり、与えられたことをこなすのは完璧だけど、自分で何か新しいことをする経験をしているわけでないことに原因がある。 ・研究の結果、創造性の高い子達は…

  • 目指せ本当のパーフェクトヒューマン。

    朝起きたら、動けなくなってましてね。 首に猛烈な痛みが走るわけです。 少しでも起き上がるために体勢を変えるとピキーんと痛みが走って。もうどうにもならない。 寝違えたってのは分かるんですけど、感覚的にはこれ首折れてるでしょってくらいの痛みなわけです。 なんとか10分くらいかけて起き上がって、悲鳴あげながら着替えて職場に行ったんですけど。やっぱりどうにも首が動かない。 真っ直ぐにすると痛むので、1日中首が斜めのままです。 つまり、ずっと パーフェクトヒューマン状態 になっちゃったわけですね。 (参照) PERFECT HUMAN「歌詞が変わった」 紅白で再注目の「心遣い」: J-CAST ニュース…

  • 上流を変えるためには意図的なゆとりが必要っていう話。

    さて前にも紹介したこの本からの話です。 上流思考――「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法 作者:ダン・ヒース ダイヤモンド社 Amazon この「上流思考」というのは、問題が起こる前に対処しよう、という考え方なんですけど。 そんな当たり前のことをなんで多くの人々ができないかと言うと、その要因がトンネリングであるとしているわけです。 つまり、多くの人が金と時間の無さからトンネリング(視野狭窄)に陥っているということなんですね。 たくさんの問題で右往左往しているときに、本当に解決しなければならないことを諦めてしまうと。 確かに川で次々と溺れる子を助けるのに必死になっている時に、上流で…

  • 求められる生徒指導像の変化について

    今生徒指導主事っていうポジションで仕事をしてるんですけど。 このポジションは校内で起こるすべての生徒指導に関わるので、他の先生達に伝えられるようにするためにも、生徒指導の正しい方向を知っておかないといけない訳です。 なので、最近こんな雑誌を買い始めました。 月刊生徒指導 2024年 2月号 [雑誌] 学事出版 Amazon 生徒指導について書いてある専門の雑誌ですね。 生徒指導提要の内容や不登校調査の分析など、知っていることも多かったですが、それでも他の校長先生や教授クラスの人達がどう今の生徒指導を見ているかっていうのはなかなか勉強になりました。 その中で、特に印象に残ったのは、ある校長先生が…

  • 最近買ったものの話。

    最近買ったこちらの紹介です。 Nature スマートリモコン Nature Remo 3 ネイチャーリモ Remo-1W3 Alexa/Google Home/Siri対応 Nature Remo Amazon こちらは、アレクサと連携してさまざまな家電を操作できるリモコンです。 これをもっと早く購入していれば良かったと思うくらい便利です。 というのも子育てをしていると、手が離せなくてリモコンを探したりするのが面倒な場面がかなりあります。 外に出かける時も子供を抱っこしていると手が離せないわけなんですけど、これに登録して家電を動かせるようにしておけば、口で照明を消したりテレビを消したりすること…

  • 学校の上流を抑えよう。

    最近この本を読んでいまして。 上流思考――「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法 作者:ダン・ヒース ダイヤモンド社 Amazon このタイトルの上流思考っていうのは、「問題が起こる前の対処を考えようぜ」っていう意味です。 つまり、川に溺れる子が次々出ていたら、どう救うかではなくて、そもそも溺れる原因をなんとかしよう。問題の上流をコントロールしようっていう本なんですね。 (日本では上流・下流という言葉のイメージ良くないですから、訳としてイマイチな気もしますが、まぁよしとしましょう) この本を読んだのは今求められている学校での問題解決でもこの上流思考が求められているからです。 新しい…

  • 最近読んだ本を3冊紹介します。

    最近読んだ本の紹介です。 八月の御所グラウンド (文春e-book) 作者:万城目 学 文藝春秋 Amazon まずこちらの八月の御所グラウンド。 直木賞受賞したとのことで読んでみました。 短編が2本で一本は駅伝、もう一つは野球とどちらもスポーツがモチーフになっています。 そしてそのどちらにも過去の幽霊みたいなものが現れるというちょっと不思議なストーリー。 なんだかぶっ飛んでる気がしますが、それが違和感なく溶け込むのは物語の舞台が京都っていうちょっと日本の中の異国みたいな場所だからでしょうか。 私自身、二年連続で京都に行っているので街並みを思いながら読ませていただきました。 同姓同名 (幻冬舎…

  • これが今の私にとってジャストフィットのボールペン

    毎日手帳に1ページ自分の考えていることを書き出すことを課題にしているのだが、このペンが問題なのである。 なんせよく失くす。車の中を整理したら赤ペンが15本ほど出てきた事もある。 大体ポケット入れたまま行動し、気づいたらいつの間にか無くなっているというパターンなのである。 もしかして、価格が高かったら大切にして無くさないんじゃ無いか、という仮説を立てて万年筆なんかも試してみたが、すぐインクが乾くため2日目にはもう使えなくなった。 病的にせっかちなので使ってられるか!とすぐに諦めた訳である。 どうせ失くすので自分で買うのも馬鹿らしい。そのためペンといえば、事務室からコソコソと拝借していたのだが、そ…

  • 【お勧め】世界は贈与でできている。

    最近読んだこちらの本の紹介です。 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学 (NewsPicksパブリッシング) 作者:近内悠太 ニューズピックス Amazon この本は世の中のあらゆる事が贈与で説明が付くっていう事を書いた本なんですね。 例えば今子育てをしていて思いますが、子育ては金銭や時間で見れば割に合うものではありません。 夜中は泣いて起こされたり、子どもは言うことを聞かないし。 さらに進学をさせようと思ったらいくらでも金がかかります。 かといってそうやって大切に育てた子どもが将来的に自分達の面倒を見てくれるとか、経済的に支えてくれるなんていう保証もどこにもないわけです…

  • 健全な負い目をいかに与えるか。

    最近チェーン店ではなく、地元のお店で買い物する事が多いんですよね。 というのも、顔を出すと色々とサービスをしてもらってしまうからです。 家の近くにケーキ屋さんがあるんですけど。 妻が自分と子どもにケーキを一個ずつ買って、私には安いシュークリームを買って帰ろうとしたところ、 「シュークリーム2個サービスでつけてあげる。それでシュークリームだけで包んであげるから!そうしたらパパにケーキ食べた事バレないよ!」 と店員の奥さんからアドバイスをされたそうな。 シュークリームをサービスでつけるだけでなく、悪知恵まで授けてくれたわけですね。 他にも閉店間際に近所のお弁当屋さんで夕飯買ったら「これもう残っても…

  • 雪かきに見る教員の資質。

    雪が結構降って急に雪かきの必要が出たんですけど。 こういう時にパッと動ける先生が多い学校っていうのは良い学校なんじゃないかと思ったので書いておきます。 というのも雪かきっていうのは三遊間の仕事(もともと校務として割り当てられている訳でない、誰のものでもない仕事)なんですね。 寒いし、辛いし、出来れば温かい部屋でぬくぬくしていたい。 でもやらなければ登校してくる生徒や先生の足元がビシャビシャになってしまいます。 だからこういう時に自己犠牲を払って動ける人というのが、結局別の場面でもカバーに動いてくれる人なんじゃないかと思うのです。 自分の仕事はここまで。他の学年のことは知りませんっていう先生が多…

  • アンサングヒーローとしての教師。

    内田樹っていう人がアンサングヒーローっていう概念を提唱していまして。 このアンサングヒーローってのは、誰からも感謝される事なく、人知れず世の中を災厄から守っている人の事を言うみたいなんですね。 例えるならば、主人公が倒した大魔王がいて。 大魔王は力を使い果たして負けましたが、主人公の知らないところで物凄い小さい蟻みたいなサイズでこっそり復活します。 そしてまた「俺はここからまた世界を手に入れてやるぞー!」と世界征服を企んでいる訳ですね。 そう意気込む大魔王をプチっと気づかないうちに踏み潰して駅に向かって歩く若者がいました。 この時の若者こそが誰からも気づかれないうちに世界を救ったアンサングヒー…

  • 【質問】子どもがスイミングを辞めたがってるんですけど、どうしたら良いですか?

    こんな質問が来ていました。 5歳の子どもがスイミングを辞めたがっています。まだ初めたばかりなので、親としてはもう少し続けた方が良いのではないかと思ってしまいます。これがクセになってすぐに物事を投げ出してしまう子になるのも困ります。どうしたら良いでしょうか? 子どもの習い事をどうするのかっていう悩みってありますよね。 ま、これうちの話なんですけど。 子どもがスイミング再開したんですけど、やっぱりあんまりハマらなくて、やりたがらないんですよ。 奥さんとしてはもう少し続けさせた方が良いんじゃないかって悩んでいて。私に回答を求められたんですけど。 私としては、辞めてよしっていう考えなんですよね。 ちょ…

  • 最近読んだ本を3冊ご紹介。

    最近読んだ本の紹介です。 大事なことはシンプルに考える コンサルの思考技術 作者:早嶋聡史 総合法令出版 Amazon まずこちらのコンサルの思考技術。 こういうビジネス書好きで良く読むんですけど、大体書いてることは同じなんですよね。 ゴールから決める っていうところがこの本にも色んな本にも書いてある大事な事なんですけど。 なかなか立ち止まって考える時間がないというか、自分がそこに至ってないから現実を突きつけられるのが辛いというか。 私も40手前になってきて人生折り返しに近づいてきてますから、ここから先改めてどこをゴールにしないといけないかを考えさせられました。 教員になってバレー教えるってい…

  • 起立性調節障害をどう支援するか。

    学校で起立性調節障害の子が本当に増えていましてね。 まさに現代病というか、朝起き上がれない、登校できないという子が増えている訳です。授業も遅れますから、不登校気味になってきていて困っています。 色々と本を読んでるんですが、やっぱりこれについては学校にできる支援と、家庭での支援の両方がとても重要なのかなと思うので書いておきます。 まず学校としてなんですけど。 起立性調節障害の支援については岡山県の教育委員会がかなり進んでいて。対応の仕方についてまとめてるんですよ。 https://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/604493_5061359_misc.pdf …

  • 【おすすめ】きみのお金は誰のため

    最近読んだこちらの本の紹介です。 きみのお金は誰のため―ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」 作者:田内 学 東洋経済新報社 Amazon 今回読んだのは、こちらの本「君のお金は誰のため」になります。 主人公がボスと呼ばれる男性からお金についての教えを受ける話です。ボスは『お金自体に価値がない』とか、『お金で解決できる問題は無い』とか、『みんなでお金を貯めても意味がない』、などと一見して理解し難い言葉を投げかけてきます。 そして、それがどういうことを意味しているのかを、非常にわかりやすい言葉で主人公に説明していきます。 私は社会科の教員をしているので、知っていることも多かったのです…

  • どんな時も機嫌のいい奴が最強説。

    今年の目標を同僚に聞かれたんで答えたんですけど。 私の今年の目標ってのが「機嫌良くいる事」なんですよ。 何を当たり前のことを言っているかもしれませんが、機嫌よくいることは非常に重要だと考えているので書いておきます。 というのも、去年の上司がパワハラをする人で、機嫌が悪いと周りにとんでもない悪影響を与えるんだってことを学びました。(もうとにかく最悪でした) 機嫌が悪い人がいると、その人の顔色を見るようになるので職場全体の口数が減り、結果的にアイディアが出にくくなります。 緊急の案件も伝えづらく、情報の伝達が遅くなるので全体のパフォーマンスが確実に低下します。 はっきり言って不機嫌な人って本人は出…

  • 俺の苦手なことを聞いてくれ。

    誰しも苦手な事があると思う。歌が苦手、絵が下手。そんな苦手分野というのは誰にでもあるだろう。 今回は私の苦手な事について論じたい。 私が苦手としている事。 それが、 振休を取る事 なのである。 仕事柄土日に部活動等で大会が自分だけある場合は、その分平日に振休を取らなければいけないのだが、何かと気にしてしまう性格である上に、計画する事が大の苦手な私はこの振休をうまく設定する事ができない。 まず自分が休むということは、周りの人がその分を被るということである。自分がいない事で止まる仕事や出来ない相談もある。人員不足もあってはっきり言って休みにくいのだ。 さらに最近は妻からも「子供が幼稚園行ってる日に…

  • 授業内で生徒指導はもうやっちゃおうよっていう話

    教員の間でよく「うちの学校は生徒指導が多い」とか「生徒指導ない学校でいいよね」っていう言葉がよく使われるんですけど。 この文脈で使われる時の『生徒指導』っていう言葉は「何か問題が起きてからの指導」であり、「ヤンチャな子たちに対しての指導」っていう意味を指しています。 そして、生徒指導とはそういうものだっていうイメージをもっている人が教員にもとても多いんですけど、これはもう過去の話であり、間違いなんですね。 生徒指導提要―令和4年12月― (B5サイズ・4色刷り) 作者:文部科学省 東洋館出版社 Amazon 改訂された生徒指導提要では、何か起きてからではなく、物事が起こる前の事前指導の重要性を…

  • みんなのモチベーションを上げて良い学校にしようぜっていう話。

    やたら細かく指示を出してくる上司っていますよね。本人は良かれと思って言ってるんでしょうけど、はっきり言って素直に聞けない人が多いと思います。 人間ってやっぱり人から言われて動くってすごくモチベーションが下がるんですよね。自分に決定権がないことが意欲を下げてしまうんですよ。 『内発的動機づけ』と『外発的動機づけ』っていう言葉があって。自分から湧き上がってくる内発的動機づけの方がモチベーションを持って仕事や学習に打ち込むことができると言われている訳です。 その点で人に何かを言ってやらせるっていう外発的動機づけによる動かし方は、人のモチベーションを下げてしまう可能性があるので、気をつけなければいけな…

  • 教師はどう車を買うのがベストなのか考えている。

    2人目が生まれてからというもののちょっと車が手狭になって来ていましてね。 すでに今の車が13万キロ乗っていて車検も迫って来ているので、そろそろ乗り換えを検討する時期なのかなと思いはじめていました。 私は現金で買えるものは現金で買うべきだし、家以外にローン組むのは無しっていう考え方だったんですけど。 最近になってローンもありなのかなと思い始めていましてね。 ちょっと整理するためにも頭の中でディベートを開催することにしました。 以下私の妄想ですが、お付き合いください。 現金の主張 「現金派です。現金のいいところはなんといっても余計なお金を払わなくて良いことです。 ローンを組むということはお金を借り…

  • 中高一貫に勤めたからこそ分かった普通の市町村立学校の良さ。

    今回は中高一貫校で働いたからこそわかった、普通の中学校で働く良さみたいなものを教員の目線で書いてみたいと思います。これはあくまで教員として働く上で見えた良さになりますが、お付き合い頂ければと思います。 まず1つ目なんですが、市町村立の学校の方が保護者との距離が近いです。 市町村立の学校っていうのは、市町村の中に学校があるので、保護者との距離感がとても近く、保護者と協力して一緒になって子供たちを育てていくという感覚が強いです。 この前も成人式の時に送りに来たお母さんと話をして懐かしい話をして、「あの頃こうだったねー」なんて楽しく振り返る場面がありました。 一貫校の保護者は熱心な方がとても多いです…

  • 最近読んだ本を5冊紹介させてください。

    今回は最近読んだ本について紹介したいと思います。 わたしの すきな もの 作者:福岡 伸一 婦人之友社 Amazon まず、こちらの私の好きなもの。筆者の好きなものについてひたすら書いてあります。身の回りにある好きなものを考えることは、自分自身をポジティブにする意味でも有意義なんじゃないかなと思いました。 好きなもののことを書くだけで1冊の本になるもんですね。好きなものって、人それぞれだなと思いましたし、自分の好きなものについて考えたくなる本です。 ピダハン――「言語本能」を超える文化と世界観 作者:ダニエル・L・エヴェレット みすず書房 Amazon 次にこちらのピダハン。アマゾンの未開の部…

  • やたら重たいブランケットを買ったから紹介しますわ。

    最近買ったこちらの紹介です。 ウェイトブランケット 重力ブランケット 掛け布団 シングル 加重 重い 深い睡眠 不眠症対策 睡眠改善 快眠グッズ ストレス解消 リラックス オールシーズン 150×210cm 7kg グレー Marine Moon Marine Moon Amazon こちらの重いブランケット。ちょっと前から気になってましてね。 スウェーデンにあるカロリンスカ医科大学ってとこも重いブランケットをかけて寝ることの効果を証明してるわけです。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 以下引用です。 加重ブランケットは、うつ病性障害、双極性障害、全般性不安障害、注意欠陥多動性障…

  • 大地震を前に教育は無駄なものなのか。

    学校が始まって、うちのクラスは全員出席して久しぶりに顔を合わせることができたんですけど。 朝の会で子供たちを前にして話しているときに、冬休み明けに全員で揃うという当たり前のことが叶わない子供たちが今日本にいて、この座席がどう頑張っても埋まらない教室があるんだなと考え始めたら、なんだかすごく悲しい気持ちになってしまって。 朝の会で子供たちの前で話さなくちゃいけないんですが、能登の話をしていたら言葉に詰まってしまいましてね。 伝えなくちゃいけないことは別にあるので、ちょっと話がぶれてしまうなぁと思って。 そう頭では分かっているので修正しなきゃいけないなって思ったんですが、自分の中で溢れてくる悲しい…

  • 日本中の国語科教員のみんな、オラに元気を分けてくれ。

    この記事はもしかしたら日本中の国語科の教師を敵に回し、命を狙われる可能性もあるなって思ってるような非常に危険なエントリーなんですけれども。 まぁ日本の未来のために思い切ってちょっと今日は書かせてもらおうかなと思ってます。心して読んでもらえたら幸いです。 私は、家族でよく回転寿司を利用するんですね。 子供が小さいこともあって、それぞれが好きなものを食べられますし、子供の世話をしてる間に時間差をつけて親が食べるって言うことも可能なので、回転寿司は非常にありがたい存在なわけです。 最近はもう店舗に行くのもちょっとめんどくさくなって来ていて。店の入り口のロッカーで受け取りができるシステムがあるので、そ…

  • 中高一貫校に向いている子の特徴5つ

    前回のブログで中高一貫校のメリットデメリットについて書きましたが、今回のブログでは中高一貫校に向いている子供の特徴として私が考えていることを5つ挙げてみたいと思います。 自分の子供を中高一貫校に入れるか受験させるか迷っている保護者の皆さんもいるかもしれませんが、自分のお子さんに当てはめて、受験を検討してもらえればと思います。 学習意欲が高い 数学に強い メンタルが強い 体力がある。 学習以外にも自信のあるものをもっている 学習意欲が高い 1つ目は、学習意欲が高いことです。当然ながら中高一貫校を受けるには高い学力が求められますし、入ってからも学習を意欲的に進められることが求められています。より高…

  • 教師は副業ブログで稼ぐ事が可能なのか?

    年末に不動産投資を始めるという先生とお話をしましてね。改めて副業について考えさせられたわけです。 教師という仕事は給料的には安定してる部分があります。ただ一方でストレスも多いですし、いつ仕事を続けられなくなってもおかしくない位、多忙さや人間関係の難しい仕事でもあります。 それに学生の頃同じ位の能力だった人達が今証券会社とかの一般企業でいくらもらってるのかと聞くと、1000万超える人たちが結構多いみたいなんですよね。教員てそこまで貰える仕事ではないので、まぁそういう意味で本当に仕事の量に見合った給料もらえてるのかって言うと、そうでもないんじゃないかなっていう感じがしてしまいます。 ただ会社と違っ…

  • 起立性調節障害の子には食事から改善してみたらっていう話。

    今回は起立性調節障害について書いてみたいと思います。うちの学校にも起立性調節障害の生徒が非常に増えてきています。 起立性調節障害という病気は、朝自律神経が整わないことによって血流が上半身にうまく回らなくなり、なかなか起き上がれないという病気です。 今、うちの学校では非常にこの生徒が増えてきていて、学級で3人ぐらい。学年で言うと10人ぐらいこの症状を抱えている生徒が見られます。 朝起き上がれないので学校に来ることができません。そうなると当然、午後からの登校になったり、勉強にもついていけなくなったりするので、どんどん不登校みたいになってきています。 こういう生徒に対してどういう支援ができるのかって…

  • 中高一貫校のメリット・デメリットを現役教員目線で書きます。

    受験シーズンが始まりました。中高一貫という選択肢が増えてきたので、うちの子も来年は中高一貫を受験させようか、なんて考えてるご家庭も多いと思います。 今回は中高一貫のメリットデメリットについて教員目線で書いてみたいと思います。 進路選択の際の皆様の参考になれば幸いです。 先取りができるので大学入試に強い 優秀な教員が多い 文化系に強く、幅広い経験ができる モデルとなる子が多い 主役になりづらく、運動系に弱い コストがかかる 学校まで遠い 受験期に面倒を見てもらえない 先取りができるので大学入試に強い まずこれなんですけど、多くの中高一貫校で数学の先取りをしているので、数学については非常に強い学校…

  • 人生の成功方法を一つ紹介します。

    成人式のお祝いに参加した時に驚いたことが1つあって。生徒の中にインフルエンサーって言われる人たちが出てきたことがすごく驚きました。 ある子はTikTokでフォロワーが5万人。またその場には参加していなかったんですが、面識のある別の子がフォロワー50万人を抱えているということでした。 Twitterの教員アカウントを見ても、1万人いればかなり多いなぁという印象です。だから500,000人となると、ちょっともう想像もつかない世界ですし、教員てそれなりに頭脳ある人がやっていてそれぐらいのものなのに、ごく普通の女の子達がそんなにもフォロワー集めている事に驚きを隠しきれませんでした。 実際に私の教え子は…

  • 教師という仕事にある喜び。

    先日、5年前に卒業させた子供たちの成人式がありまして。日中は仕事で行けなかったんですが、そのお祝いの会に呼んでいただきました。 私は教員になってから成人になった子達に会うのはこれが初めての経験で。以前にも1度チャンスがあったのですが、それはコロナの影響で中止になってしまっていました。 なので今回は人生で初めての教え子達の成人のお祝いに参加する場でした。男の子は髪型や服装が変わっていたり、女の子も化粧などで雰囲気が変わっている子もいましたが、いざ話をしてみると昔のその子が残っていて。じわじわと思い出が蘇ってきて、2時間ずっと懐かしい気持ちでいっぱいになりました。 そんな中で生徒からは『先生の授業…

  • 教師にできるchat GPTの使い方⑧

    ここ最近ハマっていたchat GPTについて書いてきました。続いていたこのシリーズも一旦これで終わりです。 今回は最後に「いかに子ども達に使わせるべきなのか」っていう話を書きます。chat GPTを子ども達自身が使えたら幅が広がりそうですからね。 この子ども達への使わせ方ついてはまだあんまり研究が進んでないこともあるので、あくまで私の考えを書きます。 結論から書くと、子ども達にはまだ使わせるべきでは無いと思います。 『学問を破壊する』とも言われている生成系AIが学校で使われるようになると、そもそもカリキュラムを根本から見直す必要があります。 chat GPTを使えば基礎計算はいらないし、作文能…

  • 教師にできるChat GPTの使い方⑦

    今回は相談相手としてのChatGPTの使い方について紹介したいと思います。 教師は授業づくりだったり、生徒のことについての相談だったりといろんな場面で相談相手が必要な場面があります。そういった時にChatGPTは良き相談相手として先生をサポートしてくれる可能性がありますし、相談しておくことで事前準備をして心に余裕をもってその場へ向かう事ができます。 なので今回は相談相手としての使い方を書いてみたいと思います。 例えば授業づくり。 まず指導案を書いてしまって、その書いた指導案をChatGPTに見てもらい、どんな質問が子供達から飛んでくるのか想定を考えてもらう。研究授業など他の先生に見てもらう授業…

  • 教師にできるchat GPTの使い方⑥

    今回はchat GPTを使った文書作成についてです。 教員は文章を書く場面がかなりあるので、文章を作る場面でchat GPTを使えたら負担としてはかなり楽になるでしょう。 しかしながら、chat GPTが書く文章というのは①で前述したように個性がないんですよね。だから個人的には個性がいらない文章づくりの場面で力を発揮するし、使うべきであると考えています。 例えば部活の道具購入案内だったり、学校からの事務的なお知らせだったり。ここに個性は要らないですし、保護者と子どもに意図さえ伝わればいいので、こういう時はchat GPTに任せておけばいいと思います。 以下私が適当に打ち込んだプロンプトです。 …

  • 教師にできるchat GPTの使い方⑤

    さて今回も教員にできるchat GPTの提案です。 今回は計画づくりとしての使い方を紹介します。学校は研究授業とか行事に向けて予定を組まないといけない場面があるんですが、そこまでの大きな流れを考えてもらう事ができます。 ちなみに生徒会選挙があるとして、そこまでの日程の計画を考えてもらうことにしました。 以下は適当に私が打ったプロンプトです。 『あなたは中学校の教員です。中学校の生徒会選挙が2023年の10月10日にあります。そこまでに立候補者を募り、選挙管理委員会に準備をさせなければいけません。選挙運動期間として1ヶ月ほど取れるようにしたいです。当日までのプランを考えてくれませんか。』 このプ…

  • 教師にできるchat GPTの使い方④

    さて今回紹介したいのはテストづくりの上でのchat GPTの使い方です。 テストづくりというのは教員にとって負担が大きいんですね。難易度を考えたり、授業との整合性を取ったりと、考えないといけない事が多い。そんなテストづくりの上でもchat GPTは役に立ちます。 まず問題づくりの上でのchat GPTなんですが、これをやるためには何をchat GPTが苦手としているのかまず知っておく必要があるでしょう。 chat GPTは計算が苦手なのです。文字ベースで考えるように出来ているので、数学の問題づくりなんかはミスが出やすいです。複雑な証明問題なんかはもちろんできないので、数学の先生は残念ながらあま…

  • 教師にできるchat GPTの使い方③

    さて今回紹介したいのがアンケートの集計、要約機能としてのchat GPTです。 授業の評価やら、学校評価やらで学校はアンケートを取り扱わないといけない場面が沢山あります。 特に授業アンケートだけでも生徒全員となると300人くらいの規模になるわけです。学校によっては1,000人を超える事も。。さらには保護者の分まで。。考えただけで吐きそうになりますね。 ギガスクールでフォームなどのアンケート機能が使えるようになったので、以前よりもアンケート収集は大分楽になりました。しかし、chat GPTを使う事でさらに一歩進んだ分析が出来る訳です。 「私は中学校の社会科教員です。生徒達の授業アンケートを取った…

  • 教師にできるchat GPTの使い方②

    さて、chatGPTをどう教育に生かすかっていう話の2回目なんですけど。 私がめちゃくちゃ苦手な作業に誤字脱字のチェックがあるんですよ。子ども達の文章みたり、自分の文章だしたり、教育には文章見ないといけない場面がかなりあるんですね。 私は細かい部分にこだわりがない、ものすごく大雑把な人間なので早く終わらせたい一心でチャチャっとやってしまうんですよね。なのでレポート提出すると死ぬほど直されて返って来てですね。付箋貼られまくるので「ポテトフライ」って呼ばれてるくらいなんですよね。(やかましいわ) まぁそれが管理職の仕事だし、別に怒られてもそれでいいわと思ってたんですけど。それでもせめて一回は目を通…

  • 教師にできるchatGPTの使い方

    何回か書いてきてるんですけど、私は学力を伸ばすためのタブレットとかICT使用には少し懐疑的なところがあります。 子ども達の実態から見ても、集中の途切れる要因になっている事が少なくない。子ども達の学びを浅くしてしまう要因にすらなっていると思います。なので、これまであまりICTについて書くことをしてきませんでした。 しかしながら教員が生成系AIだとかチャットgptを使って仕事をして、その結果働き方改革につながる。これは大賛成のわけです。 日ごろ仕事をしていて、これってほんとに教員がやんなきゃいけない仕事なのかなっていうのは結構たくさんあるわけで。 そういう中でAIに任せられるものは任せてしまう。そ…

  • 授業で誰も寝かせない!子どもを授業に集中させる8のポイント

    授業中に他の先生の授業見て回ったりしてるんですけど、寝てる生徒をちらほら見かけるんですよね。 「噺家殺すにゃ刃物はいらぬ、アクビひとつで即死する」という言葉があります。話で客を楽しませる落語家にとっては客のあくびが刃物以上に傷つくものであるということを表した言葉ですね。 これは教員でも全く同じだと思います。自分が一生懸命授業してるのに、寝られたり、別の教科の勉強されるのはやっぱり辛いものですよ。 生徒にとっても日中の集中できる時間を無駄にしている事になりますし、学校で学習しなかった分を家で夜やるなんていうのは生活リズムを崩してしまう原因にもなります。 だから授業中に寝ているというのは子どもにと…

  • 初任者におすすめしたい教員が守るべき10の習慣

    教育の世界に初任者の層が増えてきていましてね。大量採用された時代の人達がここから一気に退職していくので、若手をいかに育てるかが非常に重要になってきているわけです。 私も次の世代にノウハウを引き継いでいかなければいけない立場になってきているので、初任者にはこんな風に働いたら良いよという自分なりのアドバイスをまとめておきたいと思います。 2週間先まで作っておく テストから作る 得意分野を作る 三遊間の仕事に飛びつく 迷ったら相談する メンターをつくる 記録をとっておく 絶対に法に触れない 本を読む プライベートから予定を埋める 終わりに 2週間先まで作っておく まず授業は2週間先まで見通して作って…

  • 教育の意義とは

    今年心が動いたことの一つに前の職場の教え子が、今の学校に高校生として入ってきた事が挙げられる。 これまで中学で生徒を送り出して終わりだったのが、今の職場は中高一貫なので、「送り出したその後」を見る事ができるのである。 その子はバレー部で関わっていた子なのだが、あまり運動能力は高くなく、どちらかというと本来なら文化部を選びそうなタイプ。 だから前任校で関わっていた時、本人には言っていないがKは試合の中でその子を「いかに隠すか」を考えていたのである。 ローテーションの中で1番狙われにくい位置に置く。相手が打ちにくい場所に置いて、ボールのタッチ数が必然的に少なくなるようにして勝利を優先してきたのであ…

  • スマートな笑いの取り方について②

    前回のエントリーで笑いとは飛躍であると書いた。 今回からはその飛躍のさせ方についていくつかを論じてみたいと思う。 会話の飛躍のさせ方、その一つ目が『別人』というやり方である。 会話している中で別人が発するような一言を出す。これまで喋っていた人間が急に別人になる。ここに飛躍が生まれ、笑いになるわけである。 代表的な例が高田純次の「どうもジョニーデップです」という挨拶である。 みんなが高田純次を知っている。高田純次としての第一声を待つ。そこにジョニーデップという別人が来るから飛躍が生まれ笑いになる訳である。 同じように、以前Kの上司だった男性は髪を切って職場に来た際にこんな風に返していた。 K「髪…

  • スマートな笑いの取り方について

    M1を見ていて改めてプロはすごいと思わされた。 笑いという日常にあるものを突き詰めるその精神。 笑いは聴衆との関係性から生まれるところがある。例えば学校なら先生がステージに出てきて軽く喋っただけで生徒は盛り上がる。しかし、聴衆側が関係ない人間ばかりだったら絶対にそうはいかないだろう。 それがプロともなると日本中の全く関係性のない人間を笑わせなければいけない。それが出来るのはプロの力量である。 そしてM1を見ながら、改めて笑いとはどんな瞬間に生まれるのかを考えていた。 Kが思うに、 笑いは会話と会話の間にある飛躍によって生まれる。 会話にはやり取りの中で当たり前に予想される流れがある。これを飛躍…

  • 年末年始の注意喚起

    年末ということもあり、色々と美味しいものを頂くことが多いのだが、中でも感動したのが義父が用意してくれた蟹である。 普通の蟹なのだが、それでも普段は蟹なんぞ手が出ない。 さらに我が家は妻が甲殻類アレルギーであり、食卓に蟹を並べるということは、妻への殺意の表れ、離婚への意思表示だとも取れてしまう。 また幼い子もいる前で食べるのに手間のかかる蟹はチョイスできない。よって蟹はそもそも食事の選択肢に上がらないのである。 だから年末のこの時期に義父と蟹をホジホジしながら、日本酒をちびっと飲む時間は、日常との飛躍が非常に大きく、贅沢な時間に感じられたのである。(酒も普段は飲めない) だからこそKは、「蟹を食…

  • 今年読んで良かった本4選

    さて2023に読んだ本の中から良かったものをご紹介したい。 DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール 作者:ビル・パーキンス ダイヤモンド社 Amazon まずこちらのダイウィズゼロ。ゼロで死ねという言葉の通り、出来るだけ資産は使って死のうという話。 百万円残して死ぬということは、百万円分出来たはずの体験をしないままこの世をさることと同じだ。 人生は思い出作りが全てなのだから、そんな勿体無いことしちゃいけないよね、という主張の一冊。 すでに生活するには十分な貯蓄がある人が参考になるかもしれない。 なんにせよお金の使い方について考えさせられる一冊。 自分の寿命から逆算して計…

  • レモンサワーを飲みながら夢を語り合う集団

    「えっと、お姉さん!次もレモンサワーで!」 これが、 三杯目Jソウルブラザーズ。

  • 失敗の価値

    クリスマスが休日と重なる時には妻の実家で過ごすことが多くなっている。 義父母に孫を会わせながら、笑顔に包まれてみんなで食卓を囲む時間は悪くない。 そしてこの時期に妻の実家に行くと毎回聞かされるエピソードがある。 それが、クリスマスケーキ台無し事件である。 妻が小さい頃、ケーキを出して義父がシャンメリーのコルクを開けようとした瞬間に、コルクが弾け飛んで蛍光灯にあたり、ケーキに落下。 食べたら即死するようなガラスまみれのクリスマスケーキが完成したらしい。 楽しみにしていたケーキが一口も食べられないまま廃棄になり、さらに電気もつかなくなるという、災害時のような状況に当然幼い姉妹は大号泣し、楽しいはず…

  • 教育崩壊の正体。

    今年見学してとても面白かったものに、京都の藍染工房が挙げられる。 化学染料による藍染が一般的なこの時代にあって天然酵母による昔ながらの藍染を試みている工房だった。(量販店で売られている藍色の衣服はほぼ100%化学染料である) 天然の藍染がいかに防腐・防臭効果が高いか。 そしてそれであるが故に「服用」という言葉が現在も残るなど、着ることは医療の一環であったという話はとても興味深かった。 (男性が青(黒)、女性は赤というイメージはこの天然の染料を使った衣服を着ることに由来するという話だった) しかしながら、最初に載せている写真のように酵母の状態は日によって異なるので、染まり方に差が生まれる。同じも…

  • 3人いる家庭は大学無料という愚策

    子どもが3人いる多子世帯について、大学費が無料になるらしい。 岸田首相は以前から「異次元の少子化対策」を掲げており、これを聞いた当初Kも確かに異次元だと感じた。 大学の費用は年間平均80万円ほど。4年間で320万ぐらいだから、3人なら1000万近い。 つまり、実質子どもが3人いてかつ大学進学を考えている家庭には1000万振り込まれるのと同じ政策である。 現に我が家は子どもが2人で、3人目となると金銭的には迷うところである。しかしながら、1000万貰えるとなれば話は変わってくる。もう1人考えるべきか。すでにそう考える人間がいるだけでも少子化対策としては効果があるのかもしれないと思えた。 隣の席の…

  • じゃんけん列車に思うこと

    学校現場でよく行われるじゃんけん列車を最近職場の全校レクでやったのだが、やっていると必ず混じれない、というか交わろうとしない子がいる。 じゃんけんが進むと列がどんどん長くなっていく。全体に一体感が生まれ始める中で、1人で脇をウロウロする姿はどこか奇妙である。 けして周りから無視されるわけではない。むしろ周りの子も気を遣って交流を持ちに行こうとする。 しかし、その接触を自分から避ける。意図的に交わろうとしないだけであって、けして避けられているわけではないのだ。 もしかしたら列が極限まで長くなってから参戦する作戦なのかもしれないと思ったがそんなこともなくゲーム終了である。 全校で取り組んでいる際に…

  • 最近買ったものの話

    さて誰も気にしてないと思うが、最近購入したものの紹介である。 GU公式 ヒートパデッドビッグマフラー+E (gu-global.com) まずこちらのGUの マフラー。 なんせでかい。そしてボリュームが凄い。顔でかいKにとってありがたい限りの小顔効果。 襟っぽい雰囲気でつけるだけでなんとなくフォーマルな感じが出るところもよくて購入。 こういうマフラーは使ってる人が少ないので、差別化にもなる。セールで1900円くらいで購入することができた。 個人的には縦短くして横幅もう少しあっても良かったかなと。 切れ目があって中に差し込む形になっているのだが、裏にもループがあればいう事なしだったか。それで…

  • 部則にガイドラインを。

    生徒指導提要の改訂に伴い校則の運用・見直しが示され、全国の学校で校則について生徒を参加させた話し合いがもたれている。 その結果として多くの学校で改善が図られており、このような取り組みもあってブラック校則は確実に減りつつある。 しかしながら、まだ学校の中に存在するきまりで問題となるものがあることに気づいた。 それが、「部則」である。 部則とは、校則と別に各部活動が定めているものだが、改めてこの部則こそがブラックな気がしてならない。 例えばそれが「移動は歩かないで走ろう」「指導者には必ず挨拶する」など、部内の規律や練習の効率を高めるものなら理解できる。 しかし、問題は人権侵害とも取れるものもあると…

  • 振り返りの極意

    授業内で振り返りをさせている教員は多いと思う。 かくいうKも授業のまとめとして必ず振り返りを書かせている。 授業の最後に1時間を振り返り、自分が何を学んだのか文字で刻む。 そのことによって自分のものになったり、新しい発想が生まれると考えているのである。 生徒が色々と思考を巡らせた授業だったり、そもそも生徒に力がある場合は単純に感想を書かせるだけでもそれなりの文章が出てくる。問題はそうではない時である。 単純に振り返りを書かせるにしてもいくつかパターンが考えられるので、いくつか紹介したい。 キーワードの指定 まずはこれ。キーワードの指定である。 なぜ新出の単語を覚えられないかというと、それは使い…

  • 最近の授業を振り返る。

    さて最近のKの授業実践の中からこれよかったかなと思っているものを紹介したい。 リーサス 道徳教科書の改編 クラス会議 リーサス まず紹介したいのが、こちらのRESAS(リーサス)。 地域分析サービスのサイトである。 https://resas.go.jp こちらのサイトを地理の授業で活用した。 このサイト、地域について人口動態やコロナ禍での人の動き、産業について調べることができる。 これらを活用した「地域活性アイディアコンテスト」なるものも行われているという。 地理の単元ではこちらのリーサスを活用して、丸々「地域活性化のためのアイディア発表」という課題に設定し、最終的には自分の考えたプレゼンを…

  • 【レビュー】DETECTIVE X

    さて最近購入したこちらの紹介である。 DETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人 ([バラエティ]) 作者:道尾秀介 SCRAP出版 Amazon 新聞で見かけてずっと気になっていた作品。 やりたいなと思いつつ、値段の高さと時間の無さがネックで買えず。 最近ようやく以前よりは仕事も落ち着き、メルカリで中古品が買えたので2000円ほどで購入。(一つだけ消耗品のパーツがあるが、中古品でも問題なく遊べる) こちらの商品、ディテクティブ(探偵)X(変数)であることからも分かるように、誰もが探偵となって調査を楽しむことができる犯罪捜査ゲームである。 いざ開けてみると、新聞の切り抜きやら…

  • 【レビュー】科学がつきとめた運のいい人

    さて本の紹介である。 新版 科学がつきとめた「運のいい人」 作者:中野信子 サンマーク出版 Amazon 中野信子著『科学がつきとめた「運のいい人」』。 運に関する本が好きでよく読むのである。 というのも人生はほぼ運で決まると思っているからだ。 勉強ができるかはどんな国や家庭に生まれたかによるし、スポーツの世界で成功したければ体格に恵まれている必要がある。 それはもはや運の領域であり、人が努力で左右できるものというのは実は殆ど運で土台が決まった後の話だと思う。 だらこそ我々はいかにそもそももっている運を上げるかが重要なのだ。 ちなみにKはスピリチュアルとして運を信仰している訳ではなく、いかに科…

  • 【レビュー】発達障害と間違われる子どもたち

    「発達障害」と間違われる子どもたち (青春新書インテリジェンス PI 665) 作者:成田奈緒子 青春出版社 Amazon さてこちらの本の紹介である。 こちらの本は「高学歴親という病」を書かれた成田奈緒子先生の新刊。 教育現場に働いていて、明らかに発達障害を疑われる子が増えているのを感じていたので読んでみた訳である。 結論から言うと、成田先生曰く増えているのは発達障害ではなく、「発達障害もどき」である。 本来発達障害ではないが、睡眠不足などを理由に脳が十分に発達せず、それ故に忘れ物やミスをする子が多いとのことだった。 そして、簡単に言うとよく寝れば発達障害に見られるような大概の問題は解決する…

  • 子どもに任せるべきことと親がコントロールすること。

    Kは気づいたことがある。 子どもが問題行動を起こす時、その理由の多くが保護者の不適切な関わり方にある。 もっと言うなれば子どもに任せるべき所と、親がコントロールすべき所の見極めがとても下手だと感じている。 例えばお金。 ある子は親のカードを自由に使える環境にある。親はそれを「自己選択の機会」としているが、実際のところその選択の責任を子どもは負っていない。これではただのわがままの強化である。 大人になってから自由にお金を使える訳ではないから、将来的に今の状態との違いに子どもは不満を感じることが考えられる。親が良かれと思ってやっていることがかえって子供を不幸にしているのではないかとKには思えて仕方…

  • KはカイジのK。

    Kは気づいたのである。 自分が外食に行くと他人のテーブルにあるものが気になって仕方ないという事に。 Kが気になってしまうもの。 それは、他人のテーブルにあるアルコールの存在である。 Kは他者が回転寿司を食べながら美味そうにアルコールを飲み干していく姿を羨望の眼差しで見ている。地下に置いて班長を見つめるカイジのような気持ちなのである。 んじゃお前もすぐに注文せえよ、と多くの方は思うかもしれない。しかし、Kにはそれができないのである。 Kは元来ケチな性分なのだ。ここで飲むものと同じものがスーパーにさえ行けば割安で買える。そう考えるとわざわざここで飲む必要はないのでないかと思ってしまう。 さらにKは…

  • 子の成長を願う時

    子どもの成長のスピードには驚くばかりである。 産まれて8ヶ月が経つ我が息子だが、むくむくと大きくなり、コロコロと転がっている。産まれたばかりの頃は父親に似て薄いと評判だった頭皮についてもフサフサになりつつある。(一安心) 見た目の変化は大きい。しかしながら子の成長はそれ以外の部分にも感じる時がある。 それが、『大人のずるさに気づく時』である。 以前同じく小さな子をもつ同僚とこんな話をした事がある。 同僚「キャ◯パキってあるじゃないですか。あのキャラクターを掘り出すチョコみたいなやつです」 私「あるね。恐竜とかポケ◯ンとか掘り出すやつでしょ?」 同僚「それです。毎回そのキャラクター部分を子どもに…

  • 反射だから許して欲しい。

    私「(電話にて)なるほど。そういう状況なのですね。かしこまりました。こちらとしても対応を考えます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(ガチャ)」 上司「あのさ、電話聞いてたんだけど、『なるほど』って使わない方がいいよ。目上の人間に使うと失礼だったりするからさ」 私「なるほど」

  • 気になる看板の話。

    毎週末に子どもを体操教室に送っているのだが、その時にいつも気になる看板が目に入るのである。 「100人食べて100人が美味いと言った伝説のお菓子」 看板にはそうデカデカと書いてあるのである。なんという自信だろうか。 まさかの美味い打率10割達成。今年のドラフト会議に掛からなかったことが不思議なくらいの安打製造機的お菓子が娘の体操教室の近くにあるのだ。 この看板を見るたびに私は実家の近くにあった「街道で2番目に安い」という看板を掲げたガソリンスタンドを思い出すのである。 子どもの頃に「なぜ1番でなく2番を宣伝してるのか?」と疑問に思って父親に聞いたことがある。 父からは「1番安いって書いちゃった…

  • 一貫校のスポーツの難しさ

    今年からまた自分の専門競技であるバレーの顧問をやっていましてね。 前まで見てた部の顧問も外してもらえなかったので、現状で二つの部を見ているわけです。 なので仕事量としては、かなり大変なんですが、それでも自分の得意競技をみれるのは大きな喜びなんですよね。 そして改めて自分の専門競技をもつことで、中高一貫でスポーツをやることの難しさが分かったので書いておきます。 運動経験の少なさ 習い事の多さ 高校とつながるカテゴリー 親が淡白 最後に 運動経験の少なさ まずこれです。単純に運動能力が高くないんですね。 体動かして遊ぶ時間を勉強にかけてきてますから、体の使い方が上手くないんですよ。 これまでの学校…

  • 最近読んで面白かった本

    水曜日のダウンタウンでチャンス大城さんが出てるの見ましてね。 金網デスマッチなる企画で、百万円抱えて金網から外に出られたら100万円貰えるってやつだったんですよ。 その中で電気が消えるアイテムをチャンス大城さんが手にするシーンがあって。 チャンスさんがそれ使って電気消した瞬間にみんな、百万円もって逃げる姿を想像するんですよね。 でも電気ついたらチャンスさん、うどん食ってたんですよ。 あまりに予想つかない展開に私、そのシーンがここ最近で一番笑ったんじゃないかなっていうぐらい腹抱えて笑っちゃいましてね。 ちょっとあのシーンでうどん食うこの人の脳内どうなってんだろう?って凄い興味もってしまって。 前…

  • 不適切指導の境界線

    チャレンジング・トム - 日本女子バスケを東京五輪銀メダルに導いた魔法の言葉 - 作者:トム・ホーバス ワニブックス Amazon 最近バスケットの監督のトム・ホーバスの本を読んだんですよ。 この人の指導力は今回の五輪決めたことでももはや明らかですよね。 しかもそれだけじゃなくて、言葉が厳しいところがありながらも誰もこの人のことをパワハラとか言わないんですよね。 私も指導者の1人としてその辺のことを勉強したくて読んでみた訳です。 読んでいて分かりましたけど、トムホーバスが言葉が厳しくてもパワハラとか言われないのは、 相手へのリスペクト があるからですね。 読んでいてこれに尽きると思いました。 …

  • 退行現象との戦い。

    2番目が生まれてからというもの、1番上の子の退行現象(赤ちゃんがえり)がひどかったんですよね。 まぁこちらの指示に従わないこと。食事はとらないわ、風呂には入らないわ。 気に入らないことがあると夜中まで泣き叫ぶので、こちらも困ってしまいましてね。 その事を同じく子育てしてる同年代の同僚に相談したんですよ。 以下、私と同僚の会話です。 私「最近、上の子の赤ちゃんがえりが酷くて困ってるんのよ。なんもしてないのに夜中まで泣き叫ぶから、そろそろ近隣住民から虐待疑われるんじゃないかって怯えてる」 同「それうちもありましたよ。ちなみにですね、上の子の気持ちを大人の感覚で言うと、 新しく家に連れて来た浮気相手…

  • 教員向けおすすめ2冊。

    最近読んだ本で特に教員にもおすすめできると思った本の紹介です。 まずこちらの栗山ノート2。 栗山ノート2~世界一への軌跡~ 作者:栗山 英樹 光文社 Amazon 1も読みましたが、2の方が面白い。WBCの裏側や、古典に基づく人の動かし方は参考になります。 やっぱりよく勉強してる人だから、あぁいう劇的な試合ができるんですよね。栗山監督の真摯に野球に向かい合う姿勢は世界一になった日本代表の監督に相応しいものだと思いました。 私も指導者の端くれとしてとても刺激を受けた一冊。 指導者じゃなくても、WBC見てた方なら楽しめる内容だと思います。おすすめです。 そして次がこちら。 森信三の「教師のための一…

  • 【おすすめ】二木先生

    サクッと最近読んだ本の紹介です。 二木先生 (ポプラ文庫) 作者:夏木志朋 ポプラ社 Amazon 書店ぷらぷらしてる時に見つけたのがこちらの「二木先生」。 そういえば、鈴木祐氏のブログである「パレオな男」で紹介されていたのを思い出して書店で買って読んでみたんですけど。 これは、面白かった。 内容としては、担任の先生の秘密を知った高校生がその秘密をネタに先生を脅していくというお話し。 その生徒からの脅しを先生は巧みにギリギリのラインでかわしていきます。 この主人公の高校生もそうですが、登場人物全員に一癖あり、その先生と生徒との緊迫感のあるやりとりが実に見事。 そしてその難しい人物設定が説得力を…

  • 深海魚を見つめて。

    「深海魚」という言葉を皆様はご存じだろうか。 海底の奥底で泳いでいる魚を表すこの単語は、受験の世界においては、 『進学校に進んだは良いものの成績が上がらず、低迷し続ける生徒』 を指すのである。 本校にもそのような状況になっている生徒がいるのだが、最近になってそのような生徒が生まれる背景が分かってきたので書いてみたい。 まず第一の要因は、 優秀さとは相対的なものだから である。 つまり、小学校でどれだけ成績上位にいようと、中高一貫の進学校ともなれば県内外の選りすぐりのエリート達が集まってくる。 しかしながら、その中でトップになり、東大・京大を目指せるのは一握りなのである。 その事自体は仕方のない…

  • 整いませんでした。

    今年度は主任が代わりまして。 新しく主任になられた方はこれまで研究をとても熱心にやられてきた真面目な方なんですよ。 なので、道徳とか総合とか,なんとなく流れてしまいがちな授業についてもきっちり計画を立てて、より教育効果の高いものを提案してくれるわけですね。 特に今修学旅行に向けて事前学習をしているんですけど、これがまぁ緻密なんですよ。 テーマに合わせてきっちり学び、ただの旅行にならないように準備しているわけですね。 そんな私は修学旅行の「訪問先の歴史」担当に主任から指名されまして。事前学習でやる授業内容を任されたわけなんですね。 私が提案して、他の先生にもやってもらう授業ですから、しっかり4時…

  • やってみた。

    一個前の記事のゲームを実際にやってみたので報告です。 私はこの前考えたところまでを、そのまま印刷して生徒会の子に渡して、あと必要なルール考えさせたんですね。 結局子どもたちが考えたのは以下のようなルールでした。 ①フルーツのワードが書かれたカードを「13種類」。各21枚ずつ用意。それ以外はすべて「人狼」を生徒に配布する。 ②直接的なワードは言わないまま、自分と同じカードの人を7人探す。 ③自分の求めている人物像をマイクを使ってアナウンスする事ができる。 ③7人全員揃ったと思った段階で生徒会からチェック。 全員同じ→クリア 1人でも違うカード→やり直し ④クリアした生徒は再度新しいカードを引き、…

  • ゲームの提案

    ちょっと全校でレク的なことをやる時間が取れそうで。 なにかしなければいけないかなと思って、こんなゲームを考えて見たんですよ。 名付けて「全校ワードウルフ」。 この前子ども達と遊んでた時にワードウルフっていう「一人だけ違うワードもって知ったかぶりしながら会話に参加してる奴探せ」っていうゲームが面白かったので、それを全校風にアレンジしてみました。 まだまったくやってないんでどうなるかも分からないんですよ。だから、ちょっと見た感じでどんなことが想定されるのか気づいたことあれば教えてください。 対象は高学力の中学生300名とします。 ゲーム名「全校ワードウルフ」 生徒にランダムにカードを配布する。(1…

  • 結局子ども達といるのが一番楽しい。

    さて今年も合唱コンクールがあったので備忘録として書いておこうかと思います。 高学力校であるがゆえに、今回も練習期間はたったの一週間。という普通の学校ではありえない短い練習期間で本番を迎えたわけですね。 さらに今回は私がずっと出張でほとんど練習を見られず。 中間発表も見られないし、なんなら当日も出張でいないというどうしようもない有様なのです。 そして今年に関しては生徒達の歌唱力がけして高い訳でもないという状況。 自由曲は「君歌えよ」という曲だったのですが、あまりに音が取れないので、 私『このまま行ったら「君歌えよ」じゃなくて「耳ふさげよ」だな』 生「…上手いこと言いますね」 私「どうもありがとう…

  • これは心の処方箋。

    コメンテーター ドクター伊良部 (文春e-book) 作者:奥田 英朗 文藝春秋 Amazon 最近読んだ本の話なんですけど。 私が1番好きな作家である奥田英朗の新刊「コメンテーター」です。読みたくてすぐに買っちゃいました。 主人公は精神科医である伊良部先生とパンクな看護師のマユミ。 強烈なキャラクターの2人が今回も色んな患者を非常識なアプローチで治し、今回はコロナウィルスのコメンテーターとしてテレビ出演も果たします。 なんでしょう、私はこれを読んで少し救われた気がしたんですよ。 というのも、ここ最近私自身が忙しすぎてちょっと病気になりそうだなと感じていたからなのです。 もう部活も分掌も自分で…

  • 最近買ったTシャツの話。

    最近これ買ったんですよ。 ユニクロ公式 UTGP2023: MAGIC FOR ALL UT グラフィックTシャツ(半袖・レギュラーフィット) ユニクロを定期的に見るっていうのが私のルーティンなんですけど、UTのスターウォーズ部門でクランプリになったこのTシャツ。 もともとずっとグラフィックTシャツが欲しかったんですよね。ちょっと最近無地のTシャツじゃつまらんなと感じていたところなのです。色々見てたんですけどいまいちピンと来なかった。 その点、このTシャツはストームトルーパーがヘルメット取って休んでる構図が秀逸だなって。すぐに気になって。 メッセージ性もあってなんだか素敵ですよね。たまには…

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