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2019/07/10

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  • 本屋大賞受賞!『カフネ』の要約と感想を書きます。

    カフネ 作者:阿部暁子 講談社 Amazon 本屋大賞になった「カフネ」を読みましたので、その要約と感想を書いてみたいと思います。 要約 感想 要約 弟を亡くした野宮薫子は、弟の元恋人である小野寺せつなが勤める家事代行サービス「カフネ」の活動を手伝うようになります。 その活動を通して薫子はせつなとの距離を縮めていく。 そしてその活動を通してだんだんと明らかになっていく弟の死の理由。 そして同時に野宮薫子と小野寺せつなが抱えているものもゆっくりと鮮明になっていきます。 果たして薫子の弟が死んだ理由とは。 1人の人間の死を始点とした非常に人間味のある物語となっています。 感想 なんというか、一つの…

  • 4月に読んだ本まとめ|学びと気づきの読書記録

    さて、4月に読んだ本の紹介です。 メモをとれば財産になる (日経ビジネス人文庫) 作者:ズンク・アーレンス 日経BP Amazon まずこちらの「メモをとれば財産になる」という本。 私は周囲から「メモ魔」と呼ばれたりしてるくらいなんですが、自分の書いているものが本当に効率的なアウトプットになっているのか見直したくて読みました。 こちらの本はツェッテルカステンというメモ術を紹介しています。 トピックをメモに書いていってバラバラにストックし、最終的にそれを繋げながらアウトプットするというやり方ですね。 とりあえず学んだことをいかに繋げていくかが大事っていうことが分かりました。 しかしながら私はモノ…

  • 通知表の廃止は本当に子供達のためになるのか?を考えてみる。

    岐阜県美濃市で小学校1.2年生での通知表を廃止するのだとか。 なんでも子ども達に劣等感与えないための配慮だそうで。 教科に対してつく◯や△と言った記号のみによる安易な判断にしないための配慮として行われるそうです。 この代わりに学期末に保護者との面談を実施することで評価とするのだとか。 この取り組み、皆さんどう思いますかね? 個人的には反対ですね。 というのも学力が高い低いなんていずれ分かる話しじゃないですか。 どうせ分かるならはやい段階で分かったほうが周りにサポート出来ると思うんですよ。 というか、記号だけに囚われてるのは実は大人の方だと思うんですよね。だから問題になってんじゃないかなと。 そ…

  • ワープシステムは本当に“配慮”か?体育祭リレーの本質を考える

    体育祭のシーズンということで、全国の至る所で体育祭が行われていると思うんですけど。 近年のトレンドとしてクラス対抗リレーの際に「ワープシステム」なるものを取り入れている所があるみたいなんですね。 これは足の遅い、運動が苦手な子に向けての配慮のようで。 トラックの内側に線が引かれてワープを使えば、その子はショートカットして短い距離を走って良いシステムだそうな。 各クラスにはワープを使える回数が均等に割り振られていて、どこでワープを使うのかもクラスの戦術になるのだそうです。 これを聞いた時に一見足の遅い子に配慮したシステムのようにも聞こえたんですけど、私はちょっと違和感もあって。 まずどこまで配慮…

  • 【子どもたちの学力に影響する“教師の力”トップ3】ジョン・ハッティの研究から

    「ハッティさんの『教育の効果』って本、ご存知ですか?」 教育の効果: メタ分析による学力に影響を与える要因の効果の可視化 作者:ジョン・ハッティ 図書文化社 Amazon 教育界では有名なこの一冊、子どもたちの学力に影響を与える要因を、ものすごい数の研究データからメタ分析という手法で整理してくれている名著です。 今日はその中でも、「教師が与える影響」の中から特に効果が大きいトップ3を紹介したいと思います。 前回の記事でも書きましたが、子どもたちに最も大きな影響を与えるのは、家庭環境でも生まれ持った能力でもなく、「教師が教室で何をしているか」なんですね。 まだ読んでいない方は、ぜひ前回のエントリ…

  • 【要約と感想】ジョン・ハッティ『教育の効果』から学ぶ、子どもを本当に伸ばす指導法とは?

    「子どもたちをもっと伸ばしたい」 「効果のある教育って何だろう?」 そんな思いを持つ教育関係者にとって、非常に示唆に富む一冊があります。 それが、ジョン・ハッティ著『教育の効果 メタ分析による学力に有益を与える要因の可視化』です。 教育の効果: メタ分析による学力に影響を与える要因の効果の可視化 作者:ジョン・ハッティ 図書文化社 Amazon 今回は、この本を読んで「なるほど!」と唸らされたポイントを、特に印象に残った効果的な教育方法トップ2を中心に紹介したいと思います。 メタ分析で見えた「本当に効果がある教育法」 効果が低くても「無意味」ではない 教師として知っておきたい「効果的な指導法」…

  • 「命の選択」を疑似体験する——防災教育に“防災すごろく”をすすめたい理由

    最近、防災意識の高まりをひしひしと感じています。 南海トラフ地震が近いのではないかという報道や、ある漫画が「2025年7月に大地震が起きる」と予言していることで話題になっていることも一因かもしれません。 実際、中国大使館が「日本の不動産購入には慎重になるように」と中国人向けに呼びかけたというニュースもあり、国内外で不安や緊張感が高まっているのを肌で感じます。 学校でも「防災教育」はますます重要になっていくと思います。しかし現場で感じるのは、防災教育が“お題目”になりがちだということです。 「非常持ち出し袋を準備しておきましょう」 「家族と避難場所を話し合いましょう」 正論だけれど、子どもたちに…

  • アンデシュ・ハンセン『多動脳』を読んで感じたこと

    多動脳―ADHDの真実―(新潮新書) 『スマホ脳』シリーズ 作者:アンデシュ・ハンセン 新潮社 Amazon なぜ『多動脳』を手に取ったのか ADHDは遺伝子による特性だった ADHDは進化の中で重要な役割を果たしてきた 環境によって強みが弱みに変わる 「大人になってから困る」はADHDではない? ADHD傾向の子どもたちへの支援とは 授業設計にも工夫が必要 運動の重要性と、スマホとのつきあい方 『多動脳』を読んで得た大きな学び なぜ『多動脳』を手に取ったのか 今回、アンデシュ・ハンセンさんの『多動脳』を読んだので、その感想をまとめてみたいと思います。 ハンセンさんといえば、スマホ依存に関する…

  • “3000円チャレンジ”疲れた心と体にしみた夜

    今回は「3000円の使い方」について書きたいと思います。 以前「3000円どう使うか」という記事を書いたので、まだ読んでいない方は先にそちらをご覧いただけたらうれしいです。 今月も「3000円」という金額を自由に使えるとしたら、どう使うか。ここ最近の私は3千円でどう楽しむかってことばかり考えながら過ごしていたわけですね。 同時に、ここ最近の私はというと、4月からずっと忙しく、特にPTAの立ち上げでバタバタしていたわけです。 人生で初めてお母さん方に電話をかけまくり、「PTAの役員お願いできませんか?」と頼み、何度も断られる。 「なんでこんなこと俺がやらないかんの?」と何度思ったことか。 そうい…

  • 【要約と感想】照山裕子さん著『新しい「歯」のトリセツ』を読んで

    今回は、歯科医で歯学博士の照山裕子さんが書かれた『新しい歯のトリセツ』を読みましたので、その要約と感想をまとめます。 “食べる力”を落とさない!新しい「歯」のトリセツ 作者:照山 裕子 日経BP Amazon 私自身、元気だった祖父母が「食べることが難しくなった途端に急速に衰えていった」姿を目の当たりにし、食事と健康の深い結びつきを痛感しています。 また、現在100歳近くなった祖父も、歯が弱るにつれて体力が低下していく様子を見て、「口腔の健康を守ること」の大切さを強く感じました。 今回は、私自身の歯の管理だけでなく、まだ小さく歯磨きがうまくできない子どものケアについても学びたく、本書を手に取り…

  • アート教育ってなんで大事? 〜『アート教育入門』を読んで考えたこと〜

    今回は、「なぜ今、アート教育に取り組むのか?」ということについて書いてみたいと思います。 最近、『アート教育入門』という本を読みました。とてもおもしろかったので、そこから考えたことをまとめてみます。 子どもがやりたいことを100%受け止めて、創造性や個性を伸ばすアート教育入門 作者:パパンダ セルバ出版 Amazon 論理の限界を超えるために、アートがある 日常の中にある「違う視点」 ノーベル賞受賞者の90%以上がアート経験者? 子どもの感性を育てるアート教育のアイデア 自然に注目する 実践したいアート教育のアイデアたち 鑑賞の工夫もおもしろい! アート教育は「答えのない世界」を生き抜く力にな…

  • 【弁当におすすめ】ゆで卵製造機と縦型お弁当箱のススメ

    今回は「お弁当におすすめのグッズ」についてご紹介します。 このブログを読んでくださっている皆さんの中には、健康や節約のために自分で食事を管理している方も多いのではないかと勝手に推測してるんですけど。 私自身も給食ない職場ってこともあって毎日お弁当を持参してるんですね。「自分が何を食べているのか把握すること」は、健康のためにとても大切なことだと感じています。 なので毎日自分で弁当作ってるんですけど。そんな弁当を作る上で便利だと感じたグッズのご紹介です。 ゆで卵づくりが劇的にラクに!スリーコインズのゆで卵製造機 スタイリッシュで機能的!Amazonで買える「お弁当箱」 お弁当生活をもっとラクに、も…

  • 【公立高校の併願が可能に?】首相が明言した「公立併願制度」の可能性と課題を現役教員が考える

    本日(4月23日)の読売新聞朝刊に掲載されていた記事に、非常に注目すべき内容がありました。 石破首相が「公立高校の併願を可能にする」方針を明言したのです。 公立高校でも併願できる時代が来る? 教員の立場から見た制度の変化 生徒と保護者にとってのメリット 私立高校への影響と今後の展望 教育の未来に向けて、現場の視点から まとめ:制度の変化から考えられること 公立高校でも併願できる時代が来る? これまで、高校受験といえば、公立高校を第一志望にしつつ、私立高校を滑り止めとして受験するというのが一般的な流れでした。しかし今回の新しい制度では、公立高校の中で併願が可能になるということです。 たとえば、第…

  • 【教育現場でも使える】『影響力の武器』から学ぶ、子どもを動かす6つの心理テクニック

    今回はロバート・チャルディーニ著『影響力の武器』を読んで、教育の現場にも応用できるのではないかと感じたので、その内容と教育への展開について考えてみたいと思います。 影響力の武器[第三版] なぜ、人は動かされるのか 作者:ロバート・B・チャルディーニ 誠信書房 Amazon この本では、セールスマンや勧誘のプロたちが「人にイエスと言わせるためにどんな心理テクニックを使っているか」が解説されています。 つまり「人が承諾する仕組み」がテーマになっているのです。 教育も、ある意味で「子どもにやりたくないことをさせる営み」です。 勉強に取り組ませたり、トレーニングを続けさせたり、不登校の子を学校に戻した…

  • やることより「やらないこと」を決める|私がやめた3つのこと

    「やりたいことが多すぎて、時間が足りない…」 そんな悩みを抱えている方は少なくないと思います。 でも実は、やることを増やすより「やらないことを決める」ほうが、自分の時間や人生を取り戻す鍵になる──そんな考え方が『エッセンシャル思考』をはじめ、さまざまな本で紹介されています。 エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする 作者:グレッグ・マキューン かんき出版 Amazon 私自身、改めて「やらない」と決めていることを見直してみました。 今日はその中から、実践してきた3つをご紹介します。 1. お弁当の注文をしない 2. エレベーターを使わない 3. 休日の3時間以上の部活動をしない おわり…

  • SNSはスポーツやトレーニングを無駄にしてしまうかも知れないよっていう研究の話。

    さて、SNSの使用がバレーのアタックの決定率を下げちゃうかもしれないみたいな研究が出てたのでご紹介します。 この研究では、トレーニング直前のスマートフォンでのソーシャルメディア使用が、若いバレーボール選手の攻撃効率(AE)と反復垂直跳躍能力(RVJA)に与える影響を調べました。 🔍 研究概要 対象者:14名の若い男子バレーボール選手(平均17.6歳) 実験方法: 3週間にわたり、練習前30分間に以下のいずれかを実施: SNS使用(SMA条件) ドキュメンタリー視聴(DOC条件) 前後でAE(攻撃効率)とRVJA(反復垂直跳躍能力)をテスト。 📊 結果 **SNSを使ったグループ(SMA)**で…

  • 中学バレー|1年生から育てる戦略とは?“エース育成”と“多様な攻撃”で勝つチーム作り

    今年も新年度が始まり、1年生が数名バレーボール部に入部してくれました。これで来年度もなんとかチームとして活動を続けられそうです。 この時期、多くの学校では3年生の大会が目前なので、一年生は後回しになります。しかし、私はこの時間こそが、来年度のチームを育てるチャンスだと考えています。 戦略=人がやらないことをやる 来年度チームの構想 多角的なプレーで“幅”を育てる バレーは私の“生きがい” 戦略=人がやらないことをやる そもそも戦略とは、「人がやっていないことをやる」ことです。 私はこの時期から積極的に1年生に練習をつけています。なぜなら、2〜3ヶ月でも早くボールに触れた方が、夏以降の成長に大き…

  • できる教員の共通点とは?5つの視点から見えたこと

    「できる教員とそうでない教員の違いって何だろう?」 教員として働く中で、日々そう感じる場面があります。 私の職場は中高一貫の進学校ということもあり、周囲には、学力や指導力に優れた「できる先生たち」がたくさんいます。 彼らを観察していると、いくつかの共通点が見えてきました。今回は、そんな“できる教員”の特徴について、5つの視点から考えてみたいと思います。 1. デスクをカスタマイズしている 2. 人当たりが柔らかく、人付き合いがうまい 3. 趣味がプロ級 4. 移動距離が長い 5. 目先の仕事よりも長期的な仕事を重んじる まとめ:できる教員は、自分を進化させ続けている 1. デスクをカスタマイズ…

  • 学年主任になって思うこと。

    今年度から、学年主任という立場になって考えたことを、少し整理してみたいと思います。 担任というポジションから離れると、どうしても子どもたちとの距離ができてしまいます。 だから最初は「ちょっと寂しいなぁ」と感じていました。でも今は、正直、担任をしていたときよりも楽しいし、「もしかすると自分に向いているかも」とさえ思っています。今回は、その理由をいくつか挙げてみたいと思います。 1. 「隙間の時間」が生まれたこと 担任のときには、朝の会、帰りの会、給食…と子どもたちに張り付きの毎日でした。でも学年主任になると、ほんの少しですが、その「張り付き」がなくなります。 その分、少しだけゆとりができて、「全…

  • 初心者への指導で心掛けるべきこととは何だろうか?

    今回は、昔の教え子から「バレー部の顧問になったんですけど、初心者の子たちにどうやって練習を教えたらいいですか?」という質問をもらったので、自分なりの答えを書きながら、頭の中を整理してみようと思います。 1. まず“型”を教える 2. 型を身につけさせる練習方法を持つ 3. 初心者には“楽しさ”を伝える 1. まず“型”を教える 初心者指導でやはり一番大切なのは、「型(フォームや動き方)」をしっかり教えること。そして、指導する側がその“型”をしっかり理解していることです。 型っていうのはやっぱり無駄がないんですね。エネルギーを効率よく伝えて怪我のリスクも下げる。あらゆるスポーツでそういう型がある…

  • 神社の近くに住むという選択〜心と体が整う暮らし〜

    最近、自分の暮らしの中で「神社の近くに住んでいることのありがたさ」を実感する場面が増えてきました。 今の家は、たまたま大きな神社のすぐ近くにあるのですが、これが思っていた以上に心地よく、自分の生活に良い影響を与えてくれている気がしています。 そこで今日は、「神社仏閣の近くに住むことのメリット」について、感じていることを少し綴ってみたいと思います。 1. 歴史がある=地盤が強いという安心感 2. 昔ながらのご近所付き合いが残っている 3. 季節の行事がすぐそばにある 4. 自然の中での運動が心地いい 5. 神社は「自分と向き合える場所」 6. 家族とのコミュニケーションの場にもなる おわりに 1…

  • 東大の入試問題を授業にどんどん使おう!

    今回は、「授業に東京大学の入試問題を積極的に取り入れよう!」という話をしてみたいと思います。 最近、私は実際の授業の中で東大の過去問をよく使っています。 実際にやってみると、すごく面白くて、生徒の反応もいいんですよね。これはぜひ他の先生方にもおすすめしたいなと思っています。 東大の問題が授業に使いやすい理由 東大の「名前」も生徒の背中を押す 東大入試に込められた「メッセージ」 東大過去問を授業で使う方法 東大の問題が授業に使いやすい理由 まず、東大の問題って、本当に良問が多いんですね。知識だけに偏っておらず、思考力やひらめきさえあれば、小学生でも解けるような内容もたくさんあるんです。 たとえば…

  • テストの順位を出すべきかは悩ましい問題について。

    今日は「テストの順位」について、ちょっと書いてみたいと思います。 テストの順位を公表するかどうかについては、教育関係者の間でも意見が大きく分かれるところです。最近は、テストの順位を生徒に知らせない学校も増えてきました。 たとえば、成績上位者を掲示しないのはもちろん、個人の成績カードに順位を記載しないという学校もあります。 私自身も、「たまたま同じ集団にいる人たちの中で比べること」に、あまり意味はないと感じています。 例えばうちの子どもたちは、県内で見ればみんなが集まるトップクラスの生徒です。その中で順位をつければ、当然ながら高い順位の人もいれば低い順位の人も出てくる。 しかし、仮に順位が低かっ…

  • 若者の会話に思うこと。

    これはもうちょっと久しぶりに書いておかないと気が済まない話なんですけど。 朝出勤する時に駅のホームで大学生の会話が聞こえてきたんですね。 金髪の若い女の子2人の会話なんですけど、別に聞きたくもないけど、声がデカくて耳に入ってきちゃったわけですよ。 「うちの大学で彼氏つくるとかマジないわ。チビばっかりだし」 って言ってるわけですよ。 チビ(私)のすぐ横でそれ言うかね ってところにまず朝からちょっとイラッとしたんですけど、私ももう良い大人なんでスルーしましたわ。 「いや、背の低い男の方が小回りきくし、運動能力高いから」 とか 「ボディソープも洋服の丈も少なくて済むのは背が低い方なわけ。どっちが地球…

  • 学年主任として、担任へのクレームにどう向き合うか

    今回は、「学年主任として、生徒や保護者から担任へのクレームにどう向き合い、リスクヘッジをしておくか」ということについて考えてみたいと思います。 担任だったころは、自分のクラスを良くすることだけを考えていればよかったんですね。でも、学年主任の立場になると、そうもいかないわけです。 教師の指導力には個人差がありますし、生徒や保護者からすれば「できるだけ良い先生に見てもらいたい」という思いがあるのは当然でしょう。 もちろん、他の先生と比べて文句を言うことがいいとは思いませんが、その気持ちも理解できる部分はあります。 たとえば、自分のクラスがなかなかまとまらない時に、隣のクラスがうまくいっているのを見…

  • 学年づくりを“オモロく”する仕掛けたち 〜ロゴ・キャラ・リーダー会議〜

    新年度がスタートし、私たちの学年でも新たな取り組みをいくつか始めました。 今回はその中から、いくつかををご紹介します。 【1】学年目標を「ロゴ」にして掲示 【2】マスコットキャラクターを作成! 【3】リーダー会議の立ち上げ 【4】定期的な学年集会の実施 おわりに 【1】学年目標を「ロゴ」にして掲示 学年目標は文字で掲示されることが多いですが、「ただの言葉」だけではどうしても味気なく、飾りのように見えてしまうことがあります。 そこで私は、学年目標をロゴにして各クラスに掲示することにしました。 ツールは CanvaとChatGPT。私のコンセプトを伝えると、それを元にしたロゴを簡単に作成できます。…

  • できる上司は何が違うのか?を本を読んで考えてみたぞっていう話。

    最近この本を読んだので、考えたことを書いておきます。 AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣 トップ5%シリーズ 作者:越川慎司 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 私も主任になってリーダーとしての役割を求められるようになりました。 AI分析を用いて行なった優れたリーダーの特徴について、参考になった点を書いておきたいと思います。 トップリーダーの59%はゆったり歩く 人付き合いにウェット トップリーダーの67%は感情を共有する まとめ トップリーダーの59%はゆったり歩く まずこちら。 できるリーダーはあえてゆっくり歩くと。 なぜなら部下から話しかけやすい雰囲気を作る必要があ…

  • 今年は「仕掛けていく」一年にしますわっていう意気込みを書いておきます。

    4月になりました。 発表になったんでようやく書けるんですけど。 今年度、私はこれまで慣れ親しんできた「担任」という立場を離れ、「学年主任」として新たな役割を担うことになりました。 正直なところ、この変化には寂しさもあります。 体育祭や合唱コンクールで、子どもたちの頑張りを一番近くで見守り、励まし、支えていけるのが担任の魅力だったんだなと振り返ってみても思います。(まぁそんなに大したことやってきてないですけどね) ただやはり、私にとって“先生”といえば、まさに担任みたいなイメージがあったからこそ、このポジションを離れるのは寂しさもあるわけで。 でも慣れていることを続けているばかりじゃ成長も無いと…

  • 【読書感想】『世界の一流は「休日」に何をしているのか』を読んで思ったこと

    世界の一流は「休日」に何をしているのか 作者:越川慎司 クロスメディア・パブリッシング(インプレス) Amazon 今回は、越川慎司さんの著書『世界の一流は「休日」に何をしているのか』を読んで、感じたことや考えたことをまとめてみたいと思います。 日本人は“休み方”が下手 「少ない資源で、より多くを」 一流の休日=「自己効力感」を高める時間 「新しいことに挑戦」が難しい理由 会議のあり方にもヒントが 働き方も「アート」になりうる おわりに 日本人は“休み方”が下手 まず最初に感じたのは、「日本人は休み方が下手だなあ」ということです。 ヨーロッパでは、長期バカンスを取る文化が根付いていて、休日はし…

  • 「記憶に残る授業」のつくり方|アイデアの力から学ぶ6つの工夫

    世の中にはいろんな話とかスピーチがありますが、心に残るものもあれば、まったく印象に残らないものもあります。 「記憶に残る」とは一体どういうことなのか。 授業についても同じように、記憶に残る授業があれば、全然頭に残らない授業もあるわけです。 この違いについて考えてみたくて、『アイデアのちから』という本を読みました。その内容を紹介してみたいと思います。 アイデアのちから 作者:チップ ハース,ダン ハース 日経BP Amazon この本の中では、「人の記憶に残るような良い話、インパクトのある話には、6つのポイントがある」と述べられています。 その頭文字をとって「SUCCES(サクセス)」という言葉…

  • モレスキン1日1ページノートの活用術──書くことで得られる4つの効果

    モレスキンのデイリーノートを愛用して2年になります。 モレスキン 手帳 2025年 1月始まり 1日1ページ 12か月 デイリーダイアリー ラージサイズ (横13cm×縦21cm) ハードカバー マートルグリーン DHK1512DC3Y25 モレスキン(Moleskine) Amazon 1日1ページ、何でもいいから思いついたことを書き続ける習慣を続けてきましたが、この作業が今や手放せないほど大切なものになっています。 今回は、「1日1ページノートに書くこと」と「その効果」について紹介します。 1. やるべきことが明確になる 2. 忘れることができる 3. 忘れないようにすることもできる 4.…

  • 3月に読んだ小説と漫画のご紹介

    今回は、3月に読んだ小説と漫画をいくつかご紹介します。私自身が実際に読んだ感想や、内容のポイントを交えながらまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。 小説『ゲーテは全てを言った』 小説『自由研究には向かない殺人』 漫画『ファクト』 漫画『二階堂ゴルフ』 漫画『ジャンボマックス』 まとめ 小説『ゲーテは全てを言った』 ゲーテはすべてを言った 作者:鈴木 結生 朝日新聞出版 Amazon まず最初にご紹介するのは、芥川賞を受賞した『ゲーテは全てを言った』という作品です。 この作品は、ゲーテに関する研究をしている学者が、ゲーテの名言とされる「愛はすべてを混乱させることなく、混ぜ合わせる」と…

  • 「学校経営」の本質とは?進学実績から考える学校のブランド力

    学校における「経営」の意味とは? 進学実績が示す「学校のブランド力」 「伝統」が生み出す圧倒的な強み 中高一貫校の課題:「タピオカ化」の危機 学校経営に求められる「差別化戦略」 学級経営も「経営視点」が必要 まとめ:学校経営に必要なのは「ブランド戦略」 学校における「経営」の意味とは? 学校現場では「学級経営」や「学校経営」といった言葉が頻繁に使われます。ただ、企業と違い、生徒は基本的に「何もしなくても集まってくる」ため、私自身、これまであまりピンときていませんでした。 しかし、中高一貫校で働くようになり、受験を経て生徒が入学してくる様子を見ていると、受験者数や倍率が学校の人気=ブランド力 を…

  • 生徒指導案件は「ノート1冊」で整理しよう!

    学校では日々さまざまなトラブルが発生し、そのたびに教員は迅速かつ適切な対応を求められます。 こうした指導案件をどのように記録・整理するかは非常に重要ですが、私は 「ノート1冊で管理する」 という方法を採用しています。 最近ではタブレットやパソコンを使う教員も多いですが、 手書きのノートには多くのメリット があります。今回はその利点を3つ紹介したいと思います。 1. 秘密性が高い 2. 自由度が高い 3. 書きながら整理できる 最終的にはデジタル化も まとめ:ノート1冊で整理しよう! 1. 秘密性が高い 生徒指導の記録は 重要な個人情報を含むため、慎重に管理する必要 があります。デジタルデータは…

  • 若いうちは株より本を買え?──人的資本への投資の重要性

    近年、NISA(少額投資非課税制度)の人気が高まり、多くの人が投資を始めるようになりました。 「早く投資を始めて長期保有することが重要」と言われ、感度の高い学生たちも「18歳になったらすぐNISA口座を開設して投資する」と話しています。 投資の世界に関心を持つことは素晴らしいことですが、私は特に若いうちには「株を買うより、本を買え」と言いたいのです。 なぜなら、経済学者 ゲイリー・ベッカー(ノーベル経済学賞受賞者)が提唱した 「人的資本」への投資 が、長期的に見て最も価値のある投資だからです。 人的資本とは?──投資の中で最も価値があるもの 一般人的資本と特殊人的資本 お金持ちは人的資本に投資…

  • スポーツ指導における「型」と「個性」—型にはめるのか、自由にやらせるのか。

    今日は、スポーツ指導の現場で「子供たちに既定の型を押し付けるべきか、それとも個性を引き出して自分のやり方を見つけさせるべきか」というテーマについて、私が最近考えていることをお話しします。 日本と海外のコーチングの違い 海外のスポーツ選手を見ると、自由なフォームで好きにやっている人が多く、各選手の個性が際立っています。 一方で、日本では幼い頃から細かく指導し、決められた型(いわゆる「型にはめる」)を強要する傾向があるように感じます。 このようなスタイルは、一見効率的に技術を向上させるように思えますが、実際には個々の本来持っている個性や独自の感覚を奪ってしまう可能性があります。 実例—ある選手のエ…

  • 子どものために「謝れる親」であろうとすることの大切さ。

    今回の記事では、「子どものために謝れる親でいよう」というテーマについて書きます。 未熟な頃は誰しもトラブルに巻き込まれるものですが、その際に責任を持って相手に謝る姿勢は、子どもたちにとって大きな学びとなります。 なぜ親が謝ることが重要なのか 謝ることが難しい理由 子どもの成長と謝ることの影響 親として、そして大人として 終わりに なぜ親が謝ることが重要なのか 友人関係や学校、家庭内のトラブルは避けがたい現実です。 未熟な時期には、どうしても意見の食い違いや衝突が起こります。そうしたときに、管理責任を持つ親が率先して謝罪することで、以下のような効果が期待できます。 • 誠意の示し方を学ぶ 親が自…

  • 人は変われる。—実体験から感じた成長の軌跡

    今回は、「人は変われる」ということをテーマに記事を書こうかなと。 久しぶりに、かつてバレーボールで関わった教え子たちや保護者の方々と再会する機会があり、その中で特に印象的だった一人のエピソードを紹介します。 再会の場と集いの意味 手のかかっていたあの子の軌跡 成長の証—落ち着いた大人へ これからの新生活と未来への期待 おわりに 再会の場と集いの意味 就職を機に教え子たちがそれぞれの道へ進むという節目に、皆で集まる会が開かれました。 昔から仲の良い保護者も参加するこの会に、私も招かれて足を運びました。 再会の場は、ただ懐かしい顔ぶれに会えるだけでなく、それぞれが歩んできた道のりや成長を改めて感じ…

  • スポーツは成績にどのような影響を与えているのか?ー部活の意義について考える」

    今回は、スポーツなどの部活動が成績にどのような影響を与えるのかについてお話ししたいと思います。 科学的には、子育ての中で運動やスポーツに取り組むことで、減るのはスマートフォンや画面を見る時間であり、その結果スポーツに打ち込んだとしても学習時間が削られないことが分かっています。 それどころか、スポーツによって自己肯定感が高まり、学習への意欲が向上するため、部活動をしていた方がむしろ成績が上がることもあるという研究結果があります。 ただし、大学生の場合は少し異なる傾向が見られます。 科学的根拠(エビデンス)で子育て――教育経済学の最前線 作者:中室 牧子 ダイヤモンド社 Amazon この本によれ…

  • 生徒指導主事の仕事とは?1年間の振り返り

    今年度、私は学校で生徒指導主事という役職を担当していました。 生徒指導主事とは、学校全体の生徒指導を統括し、各学年や担任の先生方と連携を取りながら、学校生活が円滑に進むようにサポートする立場です。 今回は、その中で私が特に大切にしてきたことを振り返りながら紹介したいと思います。 ① 定期的な情報共有会議の実施 ② 他の先生や管理職との情報共有 ③ 生活目標の設定と振り返り ④ 登下校の見守り ⑤ 担任の先生へのサポート まとめ:生徒指導主事の役割とは? ① 定期的な情報共有会議の実施 生徒指導の問題は、放置すると時間とともに風化してしまうことがあります。 特に不登校の生徒や問題行動を起こす生徒…

  • ChatGPTで心の不安を軽減!AIとの会話がもたらすメンタルヘルスの効果

    1. はじめに 2. 人に相談することの難しさ 3. AIとの会話がメンタルヘルスに与える影響 4. AIの課題 5. AIの可能性と社会の変化 6. ChatGPTの有意義な使い方 7. まとめ 1. はじめに 最近、4月を控えた新しい環境への不安が募る中、仕事の相談や心配事をChatGPTに頼ることが増えました。今回は、そんな私が感じた「ChatGPTの便利さ」についてお話しします。 2. 人に相談することの難しさ 相談する相手を選ぶとき、プライドが邪魔をしたり、相手に気を使って話しづらいこともあります。 奥さんに相談しても、どこか気まずさを感じたり、インターネットで調べると批判的な意見が…

  • 世界の課題×探究学習!PBLで生徒の可能性を引き出す

    今回の記事では、私がこれまで取り組んできた PBL(Project-Based Learning) について、その成果をまとめてみたいと思います。 PBLの概要と学習設定 PBLを通じて意識した4つのポイント 子どもたちのアウトプットの多様性 発表の場の工夫 先生方の感想 PBLの課題と今後の改善点 まとめ PBLの概要と学習設定 私の授業では、中学生が 世界の課題 について調べた上で、「自分たちに何ができるか?どんな行動を起こせるか?」 を考えることを大きなテーマにしました。 最終的には 「教室内で実践可能なプロジェクト」 に落とし込むことを条件として学習を進めました。 PBLを実施する上で…

  • 学生のChatGPT利用、学業成績への影響とは?—最新研究が示す意外な結果

    近年、ChatGPTをはじめとする生成系AIが話題を集め、教育現場でもその活用や影響について議論が活発になっています。 しかし、学生がどのような理由でChatGPTを使い、それがどのような影響を及ぼしているのかについては、まだ十分に明らかになっていません。 うちの学生達も高校生はもはや当たり前に生成系AIを使うようになっています。 なのでどんな影響があるのかを最新の研究を踏まえた上でどう使うか考えてみたいと思います。 最新の研究 見過ごせない「記憶力の低下」と「成績の低下」 AIを使わせる上で必要なこと AIの「用途を限定する」ことが重要 慎重に使うべき時代、でも完全に避けるのも現実的ではない…

  • クラス替えはチャンス!—変化を楽しむための修了式のメッセージ

    まもなく修了式が近づき、今年度も終わりを迎えようとしています。 先日、最後の学年集会があり、子どもたちの前で話す機会がありました。今回は、そのときに伝えた内容を、ブログの記事としても書き残しておきたいと思います。 1年間の感謝 来年度に向けて 『山椒魚』から学ぶこと 成長にはストレスが必要 「変われる」ということを信じて 最後に 1年間の感謝 皆さん、1年間本当にありがとうございました。 こうして全員がそろって話を聞けるのは当たり前のように思えますが、ここに至るまでには、皆さんの日々の努力と先生方の支えがありました。 そのおかげで、無事にこの1年を終えられることに、心から感謝しています。 来年…

  • 「3,000円の使い方」実践編!休日を充実させるアイデア

    今回は「休日は3,000円をどう使うか考えて楽しもう」というお話ししたいと思います。 原田ひ香さんの小説に『三千円の使いかた』という作品があります。 三千円の使いかた (中公文庫) 作者:原田ひ香 中央公論新社 Amazon この本では、「3,000円という金額をどう使うかで、その人の人間性が表れる」というテーマが描かれているのですが、私はこの「3,000円」という設定が絶妙だなと感じます。 3,000円というのは、決して大きな金額ではありません。 仮に失敗しても「まぁ仕方ないか」と思える範囲です。それでいて、普段より少し良いものを食べたり、ちょっとした体験をしたりすることが可能になる金額でも…

  • 朝鑑賞の取り組み ー アートを通じて子どもたちの思考を広げる

    今回は、学校で取り組んだ「朝鑑賞」について紹介します。 朝鑑賞とは? 岡本太郎『森の掟』を鑑賞してみた 朝鑑賞をやってみて感じたこと まとめ 朝鑑賞とは? 「朝鑑賞」は、朝の短い時間を活用し、アート作品を鑑賞することで子どもたちの思考力や表現力を育てる取り組みです。 やり方 1. アート作品を提示し、1分間じっくり見る。 2. 発問を行い、子どもたちの意見を引き出す。 • 例:「何が見えますか?」「タイトルをつけるとしたら?」「季節や時間帯はいつ頃?」など 3. 発言を否定せず、深掘りする。 • 「どこからそう思ったの?」「具体的に言うと?」と問いかけながら考えを広げる。 岡本太郎『森の掟』を…

  • 夫婦関係って難しい?うまくやっていくためのヒント

    今回は、夫婦やカップルがより良い関係を築くにはどうすればいいのかについて考えてみたいと思います。 私自身、結婚してみて感じるのは、夫婦関係というのはこれまで経験してきたどの人間関係よりも難しいということです。 同僚に話を聞いてみても、職場では柔らかい雰囲気で生徒からも人気がある優しい先生であっても、家では奥さんと頻繁に喧嘩をしていたり、逆に奥さんから一方的に言われ続けて家での居場所がないと嘆いていたりするケースがよくあります。 多くの家庭で、多少なりともパートナーとの関係に悩んでいることがあり、夫婦関係を築くことの難しさを改めて感じます。 昔は、男性の考えに女性が合わせるという価値観が強かった…

  • 贈り物が苦手な理由と、教え子への手土産問題

    今回は、私が苦手なものについて話してみたいと思います。 私は「贈り物」というものが、正直あまり好きではありません。贈るのも苦手だし、もらうのも気を使ってしまうので、できれば避けたい。 一方で、うちの奥さんは贈り物文化の中で育った人です。 例えば結婚式のご祝儀に関しても、私は「ご祝儀を包めばそれで十分だよね」と思っていたのですが、奥さんは「ご祝儀に加えてプレゼントを贈るのが当たり前」という感覚で、すごく細かいところまで気を配っていました。その時から、私は贈り物に対する価値観の違いを感じていたわけです。 そんな私ですが、今回、久しぶりに昔の教え子たちとの食事会に誘われました。会費制だったので、私は…

  • 部活動の地域移行と教育格差の懸念

    教育格差の拡大 教育バウチャーの活用 まとめ 近年、部活動の地域移行が進んでいます。私が勤務する地域でも、休日の部活動は地域クラブとして外部指導者に委託される形が広がっています。 現在、こうした地域クラブの参加費用は年間約2,500円と非常に低額です。これは国や県からの補助金によって実現されています。 しかし、この補助はいずれ打ち切られると考えられており、その場合、月額5,000円~6,000円の負担が発生すると言われています。 これまで、子どもたちは最寄りの学校で比較的自由に部活動を選択でき、指導者の熱意次第では練習試合や様々なイベントが組まれていました。 しかし、今後は活動を続けるために月…

  • 陰口をやめさせるには? ー心理学から考える効果的なアプローチー

    学校生活の中で、陰口や悪口の問題は避けて通れないものです。直接的な暴言は少なくても、陰で誰かのことを悪く言うことで、結果的に関係が悪化してしまうこともあります。 教師として「陰口はやめよう」と伝えても、なかなか子どもたちには響かないことが多いのが現実です。 今回は、心理学の研究をもとに、子どもたちが陰口を自然とやめたくなるような考え方を紹介したいと思います。 陰口は自分の評価を下げる? ー「自発的特性転移」とはー 裏で褒めると自分の評価が上がる? まとめ:陰口よりもポジティブな言葉を 陰口は自分の評価を下げる? ー「自発的特性転移」とはー 1998年の心理学研究で「自発的特性転移(Sponta…

  • コスパとタイパを追いかけることが人から幸福を遠ざける。

    先日、バレーボールの大会がありました。この大会を通して感じたことを振り返ってみたいと思います。 新人戦からの成長とチームの強み 厳しいリーグ戦の中で 「ヘラヘラ大作戦」の効果 部活動と家庭環境の関係 勝つための合理性と、負けて学ぶこと 「負けて泣く」という経験 合理性だけで人は生きているわけではない 新人戦からの成長とチームの強み 新人戦から約5か月、まだ勝ったことのない子達ですが、何とか1勝したいという思いで練習を積み重ねてきました。 うちのチームは決して運動能力が高いわけでもなく、バレー経験者もいません。そのため、地道な基礎練習を積み重ね、少しでも勝機を見出そうとしてきました。 しかし、う…

  • 哲学の前では誰もが平等で自由である。

    1. 東日本大震災から14年 2. p4c(Philosophy for Children)とは? 3. p4cを実践してみて気づいたこと 4. 子どもたちの言葉に込められた想い 5. まとめ──p4cは、子どもたちの心を解放する 1. 東日本大震災から14年 東日本大震災から14年が経ちました。 震災後、多くの子どもたちが心に大きな傷を負い、教育現場からは笑顔が消えたと言われています。 「笑顔が消えた」というよりも、表情そのものがなくなった という方が正しいと聞きました。 どんな教科の授業をしても、子どもたちの心に響きません。 道徳の教材を読んでも、子どもたちの心に届かなかったそうです。 ど…

  • 教師は子ども達の非認知能力をどう育てるべきなのか?

    教師のための「非認知能力」の育て方 作者:中山芳一 明治図書出版 Amazon AIが急速に進化し、もはや東大レベルの知能を持つようになったと言われる時代。 こうした中で、人間ならではの「強み」とは何なのかを改めて考えさせられます。 特に、数値化できない力、いわゆる非認知能力をどう伸ばすかは、学校教育にとって重要なテーマになってきているわけです。 私の学校に来る生徒たちは、学力(認知能力)が高い一方で、粘り強さや思いやりといった非認知能力に課題を抱えているケースが少なくありません。 こうした力をどのように育てるべきなのか『教師のための非認知能力の育て方』という本を読みました。 そこには、学校現…

  • 東大に行ける子に育てるためには何をすべきなのか?を考えている。

    うちに来るような入試に合格する子達はスタートの段階でみんな東大合格するつもりで入学して来てるんですよね。 だからこちらも東大に行くためには何が必要なのか示せる必要があると感じていまして。 私が東大の問題を見ている中で感じたポイントと、東大の問題が解けるようになるためにやるべきことを書いてみたいと思います。 東大に合格する子を育てるには?—思考力を鍛える教育のすすめ 1. 東大生に求められる「世の中への関心」 2. 「新聞を読む習慣」の重要性 3. 豊かな生活体験から「考える力」を鍛える教育を 4.地形や土地の利用に関心を持つことが思考力を鍛える 5. 「新幹線のE席に座る生徒は賢い」という話 …

  • 試合で緊張しやすい子どもに!メンタルを強くする5つの指導法」

    私は現在、進学校でスポーツの顧問を務めています。指導をしていると、子どもたちの「メンタルの弱さ」が試合結果に大きく影響していると感じることが多々あります。 たとえば、本来なら25対10で勝てるはずの相手に対しても、少し相手のサーブが良くなると急に弱気になり、逆転されることがあります。普段なら決まるはずのサーブが入らなくなったり、ミスを恐れてプレーが消極的になったりするのです。 この傾向というのは今の学校でとても顕著であり、これまで指導してきた他の学校と比べるとそういったメンタルをきっかけにしたプレーの落ち込みというのが非常に多いように感じます。 この原因を考えてみたのですが、やはり頭の良い子ほ…

  • 日本で家を買うのは本当に得なのか? 賃貸派の私が持ち家を選ばない理由

    最近職場でベビーの誕生が相次いでいまして。 それに伴って新築で家を建ててる人が多いんですね。 私自身もそろそろ家を買うとしたら、ローン組む上ではギリギリの年齢になってきました。 これまで色々と悩んできた私なんですけど。 suno200002000.hatenablog.com suno200002000.hatenablog.com suno200002000.hatenablog.com suno200002000.hatenablog.com suno200002000.hatenablog.com suno200002000.hatenablog.com suno200002000.ha…

  • 部活の地域移行はどのような課題をはらんでいるのか?っていう話。

    「顧問は休日も練習! 無給! トラブル対応もヨロシク!」 そんな“ブラック部活動”がいよいよ終わりを迎えようとしています。神戸市ではついに『部活動の終了』を宣言。これは時代の転換点と言えるでしょう。ただ、その変化の中で、思わぬ問題も次々と噴出しているのです。 私のいる地域でも部活動の地域移行が進んでいますが、実際に運用される中でさまざまな課題が見えてきました。 今回は、その問題点について考えてみたいと思います。 ① 生徒同士のトラブルへの対処 ② 地域による人材確保の格差 ③ 子どもたちの学校への所属意識問題 ④ 部活動の費用負担の問題 おわりに ① 生徒同士のトラブルへの対処 地域クラブで子…

  • 2月に読んだ本の紹介

    2月に読んだ本の紹介です。 DTOPIA 作者:安堂ホセ 河出書房新社 Amazon こちらは芥川賞を受賞したデートピア。 恋愛リアリティーショー〈デートピア〉。ミスユニバースをめぐって、〝先進国〟十都市から集められた男たちが競争を繰り広げるというお話になっています。 1人の女性を求める、その周りの男性達のキャラクターがなかなかに濃い。そしてそのミスユニバースも濃い。 さらには途中から全く違う方向から新しいキャラクターが出てきて人、の睾丸を摘出したりとあちこちに話が展開していきます。 有り得なさすぎてついていけなさそうになるも独特の作品の世界観を保ってるって辺りがすごいバランスだなと思いました…

  • テストで漢字が分からない時はひらがなで書いてもいいですか?という質問について答えます。

    受験シーズンですね。 以前「受験の時に漢字が分からない時はひらがなで書いても良いですか?」という質問を生徒から受けた事があります。 塾とかだと「漢字を間違えると減点になるからひらがなで書け」と指導しているところもあるようです。 このような場合、どうすべきなのか。今回は私なりに答えてみたいと思います。 テストが行われた際に、採点者はその時々でルールにブレがないように、はじめにルーブリックを作成しています。 そしてそのルールに基づいて誰が採点しても同じ点数になるように何度もチェックしています。 例えば漢字に関する事であれば以下のように採点者同士で最初に話し合って基準を決めます。 漢字で正確に書けて…

  • 最近読んだ漫画の紹介

    最近読んだ漫画の紹介です。 アメトークで漫画芸人見たこともあり、気になったものをいくつか読みましたので、感想を書いておきます。 ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ(1) (マンガワンコミックス) 作者:魚豊 小学館 Amazon まずこちら。作者は「チ。」を書いた魚豊先生。 なんと言ってもこの主人公のキャラクターがいい。非正規雇用で友達付き合いもうまくいかないし、女の子ともうまくできない。 そうやって「人生のスタートラインにも立てていない」と感じる主人公が陰謀論みたいなものと出会っていく話になります。 個人的に今生活が苦しくて、「こんなの本当の自分の人生じゃない」と感じている主人公みたい…

  • 「鶏口となるも牛後となるなかれ」は狙って出来るのか?問題について

    科学的根拠(エビデンス)で子育て――教育経済学の最前線 作者:中室 牧子 ダイヤモンド社 Amazon この本の中にフロリダ州の小中学校の生徒を対象とした調査についた書かれていて。 進学校に進学した生徒は20%は学習意欲を失う という事が書かれているわけですね。周りの学力の高さからかえってやる気を失ってしまうと。 だとしたら子どもの受験を考えた際に上位20%になれないなら入らない、無理しない進路を取るという戦略が取れそうなものですが、そうも簡単にはいかないのだなと最近思うのです。 私の勤務先は中高一貫なので、中学入試の時の順位が高校での学業成績にどれだけ影響を与えているのかを6年間継続して見る…

  • 教員における5つのタイプ分けについて

    最近教員をタイプ分けして見ている自分がいるなと気づきまして。ちょっとその分類について書いて見たいと思います。 ①認知能力が高い ②非認知能力が高い ③認知能力を育てるがうまい ④非認知能力を育てるのが上手い ⑤どちらとも育てるのが上手い ①認知能力が高い 基本的に教員も認知能力と非認知能力の組み合わせでタイプが分かれるなと思います。 まずはこの認知能力が高いタイプ。 認知能力とは、知識や技能、思考力など、テストや検査で数値化できる知的な能力を指します。具体的には、記憶力、計算力、言語力、IQ(知能指数)などが該当します。 教科における専門知識がやたらあったり、歴史博士のように知識が豊富だったり…

  • 男女はどうしたら分かり合えるのか?問題について。

    世の中で一番難しい人間関係って夫婦だと思うんですよ。 これまで生きてきてこんなに難しいものないなって思いますね。仕事の人間関係とかカップルとかはいい時だけ一緒に居ればいいですけど、夫婦はそうはいかない。どんなに喧嘩してても同じ家にいたら行動を共にしますからね。 まぁ私が過去にどれだけこの関係性に悩んできたのかってのは、このブログをずっと見ている読者の皆様は十分承知だと思うんですけど。笑 これ私が特殊な例かと言えばそうでもなくて。 「大事にしていた車を妻に勝手に売られた」 とか 「あまりに腹が立ったから夫が家に入れないように鍵を閉めた」 なんていう会話があちこちから聞こえてきます。どこの家庭も同…

  • 最近の大学入試の傾向とこれからの大学入試制度に期待すること。

    大学入試に関する近年の変化の一つに年内入試が増えてきているというものがあります。 https://www.mext.go.jp/content/20200929-mxt_daigakuc02-000009870_7.pdf ちなみに年内入試とは推薦型選抜のこと。 一般選抜は年明けの2月ごろからスタートするのに対して、総合型や推薦型は年内から始まるので、「年内入試」と呼ばれていて。志望理由書や小論文・面接などが重視される入試なんです。 この動きがなぜ起きているかと言えば、大学にとっても学生にとってもメリットがあるからです。 大学にとっては少子化の中で、できるだけ優秀な学生を他の大学に取られる前に…

  • 義務教育はどのように変遷してきたのか?っていう話。

    教育のこれからを考えるためには教育のこれまでを知る必要があるなと思いまして。色々と見ていたんですよ。 興味ない人には全く興味ないと思いますがお付き合いください。 まず日本の学校制度が始まったのが1872年の学制からです。 昨年あたりに開校150周年を迎えた学校多いんですが、この学制の時からスタートしている歴史ある学校というわけですね。 ちなみに1875年の段階で校舎の40%は寺院の借用。30%は民家の借用だったそうです。 この学制で教育制度が一気に整ったのは江戸時代の後期にはすでに寺子屋や藩校といった教育の場が整備されていたことが背景にあるわけです。 そして同時にスタートしたのが「手芸」(家庭…

  • 感染症体験記:布団とピアノ

    さて最近何をしていたかといえば感染症にかかっていたのである。 朝起きてすぐにそもそも起き上がれないことに気づいた。なんとか布団からはい出て熱を測ったところ朝から39度近い熱を記録したわけである。 すぐに職場に休む旨を連絡し、病院に直行。その場でコロナの診断を受けたのである。 これがまぁ過去一番つらかった。 なにせ三日三晩動けないのである。三日目の夜までシャワーも浴びれないほどである。人生で初めて食事が喉を通らないという経験をした。 また我が家は賃貸の3LDKであるため、家族間で隔離が十分に出来ない。よって物置にしている一つの部屋の一畳ほどのジョイントマットの上にヨガマットを敷き、そこに私が一人…

  • 東大とインターハイに行ける人になりなさい。

    ここ最近の私の関心はもっぱらバレーボールにある。 というのも3月に大会が控えており、まだ一勝もしたことがない自チームをどう勝たせるか頭を悩ませているのである。 ちなみに先日の抽選会で決まった対戦相手は前回大会でサクッと負けた二校+シード校というのものであり、今回も非常に厳しいものとなっている。 リーグ戦で上位二チームが決勝トーナメントに進める。何とか一勝、出来れば二勝して決勝トーナメントに進めないかと雨乞いのように毎日祈っているのである。もう役員として審判だけやりに二日目に行くのは嫌なのである。 身体能力ではどう頑張っても勝てない。だからチーム最大の特徴である「学力の高さ」を最も生かせるように…

  • 今の時代、大学は行くべきなのか?問題について。

    ホリエモンさんがいろんなメディアで「大学なんてもう行く必要ない」って話をずっとしている訳ですね。 というのもそもそもオンラインでいくらでも学べる時代だし、そもそも高等教育機関はみんながみんな行くべき場所ではないと。 実際に某大学の教授から話を聞く機会がありましたが、その大学はとりあえず大学に行きたいという層の子達が集まってくるみたいで学力的にはかなり苦しいと。話を聞いていてそれは本当に大学の話なのか?と疑いたくなるような生徒の姿、教室の風景があるようです。 また生成系AIの登場で、例えば英語について言えば、実用英語のレベルであればもはや学習をする必要もなくなってきています。誰でも簡単に知識にア…

  • これは本当に変換が必要な話なのか?っていう話。

    近隣の中学校でバレーボール教室があったのである。 何でも元全日本の選手が来るそうで、教室の開催のために生徒を集めて欲しいという要請だった。 この手のバレー教室というのはどうしても選手の運動量が落ちるので、当初私はあまり気乗りしなかったのだが、送られてきた資料を見て驚愕することになる。 その選手というのが、元全日本セッターの竹下選手と、リベロの佐野選手だというではないか。 私はまさしく彼女達を見ながらバレーをしていた世代であり、竹下といえば159センチという代表の中であれば非常に小柄な体格ながらもセッターとして3度もオリンピックを戦ってきたレジェンドである。 また佐野選手もまたロンドンオリンピッ…

  • 子供達にアートを。

    私はここ数年、アートというものが教育において今もっとも必要とされているジャンルなんじゃないかという気がしているのです。 教科で言うと小学校なら図画工作。中学校で言うと美術の分野です。なぜテストにもならないこの教科が重要なのか、そして学校教育や家庭においてどう取り組んでいくべきなのかを書いてみたいと思います。 なぜアートなのか。 AIの脅威に負けない人材づくり アートは平等 学力も上がる アウトプットに美意識を求める 朝鑑賞 追体験としてのアート 終わりに なぜアートなのか。 まず、なぜアートが重要なのかですが、山口周氏は世界のエリート層がこぞってアートを通じて美意識を磨いていることを取り上げて…

  • 飲み会の流儀

    歓送迎会のシーズンが間近に控えている。 今回は飲み会に参加する上で、私が大事だと思っていることを書いておきたい。 まず、職場の飲み会の目的はつまるところは「仕事のパフォーマンスの向上」であり、同じ飯を食うことでチームとしての結束力を高めることにあると思っている。 それがうざい、結束力なんぞ飲み会なんてやらなくても高まる、もう令和だぞ、いつまで昭和を引きずっとんじゃ、という人もいるだろう。それも一理あるだろう。 しかし、結局のところいざという時に助けてあげようと思うかどうかというのは、どれだけしょうもない時間を一緒に過ごしてきたか、それに比例するのもまた事実だと思うのである。 よって飲み会は仕事…

  • 中学受験はおすすめしない。

    この時期になると中学受験が加熱してるのを感じますね。 周りからも中学受験に向けて小学校の中学年から塾に入れるなんて声も聞こえてくるようになりました。 ただ私自身、実際に受験して入学する学校で働いていますが、基本的に当ブログでは中学受験をお勧めしていません。 その理由をいくつか書いてみたいと思います。 受験しようがしまいが偏差値は変わらない 2月の勝者は9月の敗者 学力は教えることでも伸びる リスクが高い 金をかけるならもっと早い段階で。 最後に。 受験しようがしまいが偏差値は変わらない 成田祐輔氏がこんな文章を書いています。 米マサチューセッツ工科大のヨシュア・アングリスト教授らと筆者の共同研…

  • 親が子にするべきたった一つの質問。

    最近中学校の先生と話していてこれは勉強になったなと思ったことを書きます。 その先生は昔の教え子に会った時には必ず、 「今の生活を楽しめているかどうか?」 を問うようにしているとのことでした。 中学を卒業した子には「高校生活は楽しい?」と聞く。 そして就職した子には「仕事は楽しい?」と聞いているそうな。 その答えによって自分が背中を押して選んだ道が果たして正しかったのかどうか確かめているそうなのです。 本人は特に気にせず聞いているとのことでしたが、これは案外理にかなっているいるんじゃないかなと個人的には思うわけです。 なぜならどれだけ努力しても楽しんでいる人には勝てないから。 楽しいと答えるとい…

  • 制服の意義

    制服の意義が問われている。 東京都品川区で2026年の新入生から中学校の制服を無償化するという報道があり、これに対して「そもそも制服なんて要らない」という声が上がっているのである。 私服で学校に通わせる選択肢もある中で、制服の意義とは一体何だろうか。 多くの人が言うように、その一つは格差を隠すことだろう。経済的に困窮している家庭にとって制服は見た目による経済的な格差をなくし、フラットにする効果がある。 また効率的でもある。中学生から高校生ぐらいにかけての年齢は何かとおしゃれなり何なりで見た目を向上させることに時間をかけたい年頃だ。 だからあれこれ考える時間を減らし、学業やスポーツと言った本来か…

  • 情報のダイエットを進めよう。

    最近スマホのお気に入りからYahooニュースを消したんですよ。 というのもネットニュースでフジテレビの話題を見ていたら気づいたら20分くらい経ってるのに気づきましてね。日頃忙しいとか言ってる割にはそこに20分もかけられちゃうんだなと自分自身を反省したわけですね。 それにフジテレビの話題を見たところで全く私の人生に関係ないんですよね。ここに時間取られるのって大いなる無駄だなって感じました。 私は筋力トレーニングを続けていますが、体を作ろうと思ったらトレーニングだけでなく食事にこだわる必要があります。 どれだけ激しくトレーニングしていてもスナック菓子ばかり食べていたら体は出来ません。 同じように思…

  • 【レビュー】自分の経営戦略

    最近読んだのがこちら。 人生の経営戦略――自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20 作者:山口 周 ダイヤモンド社 Amazon 私が好きな山口周さんによる新刊です。 これ面白いです。これまで企業に用いられてきた経営戦略を人の人生に当てはめた時にどんなことをしていくべきなのか教えてくれる一冊です。 では私が勉強になったところを簡単に要約していきましょう。 アリストテレス的人生を送れ ライフサイクルカーブ どの仕事を選ぶべきか 頑張るは楽しむには勝てない バーベル戦略 打率よりも打数 ベンチマーク 絶対優位の法則 まとめ アリストテレス的人生を送れ まず本書の中では人の人生が二極化…

  • お弁当をめぐる攻防

    予兆は年度の始めからあったのだ。 今年初めて行われた保護者会において保護者から我々に対して「どこまでがお弁当として許されるのか?」という質問が出ていたのである。 本校は給食がない(牛乳のみ出される)のでお弁当が必要なのだが、このお弁当はどこまでが許されるのかはっきりして欲しいのだという。 どういうことかというと、うちの学校には「弁当をもってくる」というルールと同時に「お菓子を持ってきてはいけない」というルールがあるのである。 これはつまり、 「お弁当として持ってくるお菓子は許されるのか?」 というルールの狭間が必然的に生まれてしまうのである。 自分のお弁当のせいで我が子が指導されることは避けた…

  • 最近読んだ小説4冊

    最近読んだ小説の紹介です。 まず良識をみじん切りにします 作者:浅倉 秋成 光文社 Amazon これ面白かったですね、朝倉秋成さんの短編。 こちらのお話、まず設定がどれも絶妙。デスゲームの用意をする犯人が順次にワクワクしたり。 新婦が出てこなくなってしまった結婚式の二次会で「あなたの披露したマジックが気持ち悪かったんじゃない?」「いや君のドレスも相当自我出てて嫌味だよ」なんて罵り合ってみたり。 自分の子どもの名付けに苦労する親の話なんかは共感しつつも笑えました。 とにかくどの話もその設定と掛け合いが絶妙ですね。 タイトルも良いし、短編で読みやすい。 おすすめの一冊です。 富士山 (コルク) …

  • 腑に落ちないこと。

    私があまりよく思っていないものの一つに、スーパーの入り口とかでよくやっているインターネット系の業者の呼び込みがあげられる。 普通に商売するなら分かるのだが、いかにも子どもが好きそうな参加型のゲームをチラつかせたり、ちょっとしたお菓子を用意しているあたりに疑問を感じしている。 そういった類のゲームに子どもが興味を持って参加したら、「実はこういうサービスがありまして…」と誘い込むわけである。 この手法は私にゴキブリホイホイを連想させ、人間をゴキブリと同じように扱っていないか?とあの手のものを見かけるたびに私はそんなことを考えてしまうのである。 先日も私がデパートを歩いていると、この手のサービスを見…

  • バレーアプリのご紹介。

    今回はこちらのアプリの紹介です。 VstatsKATSUYA TOKUNOスポーツ無料 同僚にアプリ作ってる人がいるんですけど、その同僚による作品になります。 これ何が凄いってプログラミングをやったことがない人が作ったということ。元々プログラミングについて勉強しようと思っていたところ、生成系AIを使えばその工程を大幅にカットできることが判明したそうです。 チャットGPTに作りたいものの大枠を提示して少しずつ修正の指示を出してここまで仕上げたそうな。初心者でも思い通りのアプリが作れるなんてすごい時代ですよね。 実際には有料版のchatGPTとMacBookで作ったみたいですが、欲しいアプリを自分…

  • 【レビュー】人生を変えたコント

    最近読んだ本の紹介です。 人生を変えたコント 作者:せいや(霜降り明星) ワニブックス Amazon こちら霜降り明星のせいやさんが書かれた本になります。 あらすじとしては高校のクラス内で壮絶ないじめを受けるイシカワが、文化祭でのコントでクラスでの立ち位置を一発逆転させることを狙うといった内容です。 感想としては、純粋に面白かった。 せいやさんの半自叙伝との事ですが、机をひっくり返されることから始まるいじめの内容がとても壮絶です。 ご飯を食べる場所が無くて、トイレの個室で食べたり、人目につかない場所を探して校内を歩き回ったり。 ストレスから髪の毛まで抜けてニット帽をかぶって生活する描写は読んで…

  • プロジェクト進行中。

    さて現在私はPBL(プロジェクト型学習)に取り組んでいるんですけど、その進捗状況についてです。 PBLについて書いた過去記事はこちらから。 これまで何をしてきたかっていうと、学習してきた世界の各州を総括する発問として「世界の各州で起こっている課題に対して私たちはどう行動を起こすべきなのか」というテーマを設定しました。 そしてその課題について自分達が学級内でできる行動を考えてプロジェクト化するというものを進めているんですけど。 これがもう、めちゃくちゃ面白い。 今までの教員人生の中で一番興奮しているというか。イキイキとした子供達の顔を見るのが私自身、本当に楽しいんですね。 あるグループでは南アメ…

  • UNIQLO✖️JWアンダーソンは〇〇を狙え!

    最近買ったもの紹介です。 UNIQLOとJWアンダーソンのコラボのシリーズがでましてね。 この JWアンダーソンって方は高級ブランドのロエベのデザイナーやってる人なんですね。 ただなかなか尖ったデザインも多くてユニクロとのコラボの生地だとどうしてもイマイチに見えることも多かったわけです。 でも今回はプレッピースタイル(昔流行ったアメリカの学生のスタイル)な提案で、ブレザーだったりラガーシャツなど、普通にカッコいいと思いました。 でも、やっぱりユニクロなんですよね。 いや、素晴らしいんですけど、こちら側の問題というか。なんというかもう私が勝手にユニクロの物を買う事に飽きてきてる感があるんですよ。…

  • スーツをオーダーしてみた。

    今年やりたいことの一つにスーツのオーダーがありました。 というのも、子どもの小学校の入学式が迫ってきていましてね。また仕事でもこれからのシーズン連続して式典がありますからね。 これまで着ていたスーツが買ってから5年くらい経ったので、ちょうど良い機会だと思ってスーツを買いに行ってきました。 今回は初めてのオーダーにトライ。と言ってもパターンオーダーで型が決まっていてそこから微調整していくやつですね。まぁ高くなりそうですけど、一回くらいはやってみたかったんで、思い切る事にしました。 今回行ったのはスーツセレクト。元々は紳士服のコナカですけど、佐藤可士和が監修していて今っぽい店になっております。 ま…

  • 形成的評価としての給食指導について。

    学年で校外学習がありまして。 その中で学年の一部の生徒達が率先して案内役として立って、他の生徒に指示を出してくれたんですよ。 自分のことを後回しにして一番最後に昼食につく姿に私ちょっとグッと来てしまいましてね。 昼飯の終わりにこの事について、全体に伝えたんですよ。 「今日率先して案内係をしてくれる人がいたんだけど、おかげで私は他の生徒を見ることができたので、とても助かりました」 「あぁいう風に全体のことを考えて動いてくれる人がいるととても助かるし、気持ちよくこちらも過ごすことができます。そしてそういう人が増えるほど居心地が良い学年になっていくと思うのです」 「今日の主な目的はあくまで学習ですが…

  • Canvaを使ってみる。

    最近これ使ってるんですよ。 www.canva.com ツイッターで有名な「さる先生」が教員辞めて転職された企業のアプリですね。 なんとなく気にはなってましたけど、これまであんまり使う場面もなく放ってきていました。 プレゼンとか動画とかのテンプレートを提供していて、色々作れるアプリなんですけど。 同じスライドでもこのアプリは他のものよりデザイン性が高い印象があります。 今年はプロジェクト型学習をやっていて、最終的に子ども達には綺麗なアウトプットを求めていこうと思っているので、私自身がまずデザイン性の高いものを使いたいと思ったわけですね。 しかもこれ、教員は有料版が無料で使えます。 無料版は使え…

  • HIITを継続して1ヶ月。

    今年入ってから続けてるのがHIIT(ヒート)なんです。 高強度の運動とインターバルを繰り返すトレーニングなんですけど、1ヶ月やってみて分かってきたことあるので書いてます。 とりあえず私が今やってるのはこんな感じ。 ・1日おきの週4回の実施 ・高強度運動はバービーかその場ダッシュ。 (できる時はトレーニングルームでスピニング) ・30秒の高強度運動×10秒のレストを10セット ・朝起きて朝飯食べたらすぐやる。 ・スマートウォッチで心拍数を測って最大心拍数の9割を目指す。 (最大心拍数の9割は、(220-年齢)✖️0.9なので、私の場合だと165くらいを目指してやっております。) ・とにかくきつい…

  • プロジェクト型学習が進行中だぞー!っていう話。

    さて今年はプロジェクト型学習について進めていましてね。 PBL的社会科単元構成による中学地理の授業デザイン (中学校社会サポートBOOKS) 作者:吉水 裕也 明治図書出版 Amazon 中一では世界の地理について学ぶんですけど、すべての学習の総括として、 「世界の課題に対して私たちはどう行動を起こすべきなのか。」 っていうテーマを用意しました。 それぞれが世界の州が抱える課題について調べて、最終的に何かしら行動を起こして、自分たちのやった行動についてまとめ、新聞の形式で発表するのをゴールとしているわけですね。 この活動を補助するために私は12月から大量の新聞を集めて、図書室で関連しそうな本を…

  • 機嫌のいいチームを作るにはどうしたら良いのか。

    どうしたら良いチームを作れるのかっていうのは私にとってずっと興味のあるジャンルなんですよ。 クラスにしても学年にしても部活にしても言い換えれば全部チームですからね。 野球の監督さんの本を読むのが好きなので、今回はこちらの本を読んでみました。 機嫌のいいチームをつくる 作者:吉井理人 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 千葉ロッテの吉井監督の書かれた本になります。 こちらの本の中から勉強になったことをまとめていきたいと思います。ではいってみましょう。 主体性を育てよ 情報のオープン化 心理的安全性の確保 良い言葉のストックを まとめ 主体性を育てよ 吉井さんはとにかく監督の仕事は主体…

  • 優秀なマネージャーには何が必要なのか。

    年齢的にも年下の人たちが増えてきて色々と指示を出す立場になってきました。 どうしたら周囲のモチベーションを高められるのかを知りたくて、こちらの本を読んだわけですね。 マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力 作者:テレサ・アマビール,スティーブン・クレイマー,中竹竜二 英治出版 Amazon 従業員の日誌から何がモチベーションの向上に繋がっているのかをテレサマービルっていうスタンフォード大の心理学博士が調べた一冊になります。 ではまとめていきましょう。 インナーライフワークを向上させる 進捗の法則 触媒ファクター 栄養ファクター これはやってはいけない まとめ イン…

  • こんな総合の学習をやってはいけない。

    ここ最近何回か書いているようにPBL(プロジェクト型学習)について考えていまして。 その中で大学の先生のお話を聞きに行ったりもしたんですけど、まぁ反省させられましたね。 これまでの自分のやってきた総合の学習がいかにダメだったか。 もうこの10年の自分のやらせてきたことがいかに無意味で面白くない事だったのかを反省させられました。 例えば修学旅行があるとして。 ①タブレットや旅行雑誌で行き先を調べ、自主研修での行程を決定する。 ②実際に現地に行って見る。 ③帰ってきて新聞にまとめる。 っていうのがよくある総合の授業だと思いますし、自分自身も体験してきたものだと思うんですけど。 これがいかにダメか、…

  • 【レビュー】一生若くいられる「都市型原人」という生き方

    最近読んだこちらの本の紹介です。 一生若くいられる「都市型原人」という生き方 (逆転の発想で真の健康を手に入れる) 作者:青木 晃 マキノ出版 Amazon 著者は医師であり加齢医学の研究をしていらっしゃる青木晃先生。 ご自身も50代ながら30代の肉体をキープしていらっしゃるという方ですね。私もアンチエイジングが大事な歳になってきたので読んでみました。 本書の中で我々は便利さを追い求める反面で体の機能を失ってきたとし、原人のような生活を送ることで本来の人間の機能を取り戻すことを推奨していらっしゃいます。 では簡単に主張をまとめていきたいと思います。 重力を感じる 地球時間で生きる 五感を取り戻…

  • 2025年にやってみたい10のこと。

    お世話様で今日で38歳になりました。 誕生日というこの記念すべき日に、誰も気にしてないと思いますけど私の2025年にやってみたいと思っていることを思いつきでガンガン書いててみようと思います。 というのもですね、2024年を振り返ってみるともっとできたんじゃないかなって思ったんですよ。確かに自分なりに頑張ってはきたし、達成したところもあったけどもっと頑張れた気もするんですよね。 なのでこの場で宣言してしまうことで自分を追い込もうと思っているわけですね。 そして一年後には振り返ってどうだったかを見てみたいと思います!ではいきましょう。 スパイスとワインを楽しむ 読書の継続 自然と触れ合う 大阪に行…

  • 教員を目指してはいけない⑤

    さてこれまで色々と書いてきたんですけど、今回は産休育休についてですね。 公務員は産休が一般企業よりも長く、3年まで取得可能なんですね。(給料は1年目まで2年は無給) また管理職にしめる女性の人数は、2022年4月1日現在の段階で、1万5103人だったことが、文部科学省の人事行政状況調査でわかっています。全体に占める女性の割合は22.3%と過去最高。 管理的職業従事者に占める女性の割合は、一般企業において日本は令和3で13.2%となっており、かなり低い水準となっているわけです。 つまりまだまだ少ないとはいいつつも、教員は女性でも他の職種に比べたらまだ管理職になりやすい職種なんです。 これは教員の…

  • 教員を目指してはいけない④

    さてこの前の記事の続きです。 初めて読む方は先にこちらの記事からどうぞ。 suno200002000.hatenablog.com suno200002000.hatenablog.com さて今回は教員の病気に関する話なんですけど。 文科省が2024年12月20日に発表した「令和5年度公立学校教職員の人事行政状況調査結果」によると、2023年度に精神疾患で病気休職した全国の公立校教員は7119人で、3年つづけて「過去最多」を記録したようです。 また精神疾患による1か月以上の病気休暇の取得者をくわえると13045人に達し、これも3年連続で過去最多を更新したといいます。 特に1か月以上の病気休暇…

  • 【要約】科学的根拠で子育て

    教育や子育てに関連する話というのは星の数ほどあるわけなんですけど、実は再現性に乏しいものがほとんどだったりします。 例えば子どもを全員東大にいれた東大ママが有名ですけど、彼女自身がそもそも高学歴ですし、旦那さんは東大卒の弁護士です。 母親として自分の子どもにしてきた教育の数々が有効だった部分は確かにあるでしょう。 しかしながら、家に東大卒の弁護士がいて、その遺伝子と言語環境の中で暮らしていた事の方が東大に行く上では重要な要因だったのではではないかと思ってしまいます。 つまり、同じことを一般家庭が子どもに教育として施しても東大に行けるわけではないわけですね。 このように教育というのは再現性が難し…

  • 教員を目指してはいけない。③

    さて前回の続きです。 私の忠告を無視して、それでも教員になろうとする愚かな若者にここらでトドメをさしてやろうっていう回ですね。 ①②を見てない方は先にそちらからご覧ください。 今回は避けては通れない教員の超過勤務、つまり残業について考えてみたいと思います。 2022年度に実施された教員の勤務実態調査では、国が残業の上限としている月45時間を超えるとみられる教員が中学校で77.1%、小学校で64.5%に上っています。 つまり、ほぼみんな45時間以上残業してるわけです。 また「過労死ライン」と言われる月80時間に相当する可能性がある教員は中学校で36.6%、小学校で14.2%となっているようです。…

  • 教員を目指してはいけない②

    前回の続きです。 前回のエントリーを読んでいない方は先にこちらをご覧ください。 suno200002000.hatenablog.com 前回お金に関する話をしたので、今回もお金に関する話をします。 教員は退職金が結構大きいんですね。 小中で平均2200万円、高校なら2300万の退職金がもらえます。 ちなみに一般企業を見てみると、大企業で2528万 。 (厚生労働省「令和3年賃金事情等総合調査」より) 中小企業だと1092万円になっています。 (東京都産業労働局「中小企業の賃金・退職金事情(令和4年版)」より) つまり、これを見てもわかるように、教員は退職金が大企業なみなんです。 特にこれが強…

  • 教員を目指してはいけない①

    教員採用試験の今年の倍率が過去最低だそうです。更には女性の割合が4割程度にまで減ってきているそうな。 危機的な状況の中ですが、私も教員の端くれとして今から教員を目指す若い人(特に女性)には絶対やめておいた方がいいよ、と忠告すると思います。 その理由を今回はいろんな角度から論じてみたいと思います。 まず第一に教員は地方公務員なので、男女の賃金格差が極めて小さいんですよ。 令和3(2021)年の男性一般労働者の給与水準を100としたときの女性一般労働者の給与水準は75.2となっています。(男女共同参画局より) 東京商工リサーチによると、2023年3月期決算の2456社のうち、有価証券報告書に「正規…

  • 最近買ったおもちゃ三選。

    年末ってこともあっておもちゃをちょこちょこ買ったんですよ。 クリスマスだったり、親戚の子どもが集まったりしますからね。 そこで今回は年末に私が買ったおもちゃを紹介してみたいと思います。 シルバニアファミリー お家 【 赤い屋根の大きなお家 -屋根裏はひみつのお部屋- 】 ハー51 STマーク認証 3歳以上 おもちゃ ドールハウス Sylvanian Families エポック社 EPOCH エポック(EPOCH) Amazon まずこちら。 子どもへのクリスマスプレゼントとしてシルバニアシリーズから何点か買いました。 まぁ、でかい。そして高い。ある程度揃えようと思ったら簡単に栄一が飛んでいきま…

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