chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 1960年頃の私鉄標準気動車

    鉄道車両は受注生産であり、見込みで生産された鉄道車両が店舗に並ぶということはありません。鉄道事業者(いわゆる鉄道会社)がメーカに「こんな仕様の車両を製造してください」と注文するわけですが、鉄道事業者としては自社の個性や特徴を出そうとします。 一方、メーカとしては鉄道会社ごとに全く異なるものを製造していたら大変なことになります。注文数が一般の工業製品などと異なり桁違いに少なく、1形式で数10両も生産したら「量産」という言葉が使用されるような分野です。注文が来るたびに無の状態から新設計して、設備も毎回それに適合したものを準備して…などということをやっていたら生産効率が悪くてかないません。さらに、次…

  • 無料キャンペーン(1月24日17:00~1月28日16:59)【電子書籍内容サンプル】関東鉄道 キハ700 キハ800 キハ900

    無料キャンペーン(1月24日17:00~1月28日16:59)【電子書籍内容サンプル】関東鉄道 キハ700 キハ800 キハ900 - 境目歩きと鉄道と…

  • 関東鉄道キハ900

    関東鉄道のキハ700、キハ800と記事を書いてきたので、次はキハ900だろうと思われた方が多いかと思いますが、その通りです。 写真1 キハ900 写真2 キハ900 写真3 キハ900 キハ700、キハ800いずれも「結果として」通勤輸送用となりましたが、キハ900(写真1~3)は初めから3扉ロングシートの通勤輸送用として製造されました。正面は国鉄キハ35と似ていることで有名ですが、幌枠がないためすっきりしていますし、台枠部にはアンチクライマが取付けられているため、下半分は逆にちょっと重く感じます。 屋根上のグローブ形通風器とその数も国鉄キハ35と同じですね。 写真4 国鉄キハ35 さて、写真…

  • 関東鉄道の塗色(1980年代の視点で)

    鉄道車両は、多くの場合鉄道会社ごとに塗色が異なるものです。さらに、10~20年も経つと塗色を変更する鉄道会社が出てきます。 写真1 旧塗色の車両 常総筑波鉄道(現在の関東鉄道)の場合、1959年にキハ500が登場した際、新たに「旧塗色」を採用しました。新しいのに旧塗色とは妙ですが、1980年代を「現在」として電子書籍を書いているため、このようにしています。 さて、「旧塗色」は上半分クリーム、下半分朱色としてさらに細い帯を3本巻いたものでした。写真1に「旧塗色」を示しますが、模型を作ろうとするとマスキングで相当苦しむだろうな…という塗分けです。 キハ800は1961年新製当初はこの塗色でしたが、…

  • 関東鉄道キハ800

    前回に続き関東鉄道に関してですが、キハ800(写真1)というディーゼル動車(気動車)がいました。この車両は、均整の取れた美しさを持っていました。 ●キハ800の略歴 1961年 キハ801~805として新製(804~805は筑波線配属) 1964年 キハ801~805ロングシート化 1964年 キハ804~805が常総線に転属 1993年 廃車 筑波線のキハ800は1961年登場早々、真鍋-(筑波線)-岩瀬-(国鉄水戸線)-笠間という直通列車として乗入れ運用されたことがありますが、結局5両すべてが常総線に集結し、通勤車として使われていました。 写真1 キハ800(1985年撮影) 写真2 キハ…

  • 関東鉄道キハ700

    昔、関東鉄道にキハ700という気動車がいました。関東鉄道といっても関東全域を走っていたわけではなく、茨城県の小さな私鉄です。首都圏から近いということもあり、筑波鉄道や鹿島鉄道と共によく出かけたものです。 写真1 キハ700(1988年撮影) キハ700は地方私鉄らしい外観ですが、車体幅2600mmだったり窓下に補強帯が突出していたり、今ひとつカッコよくありませんでした。2年前に国鉄キハ48000が登場したので、常総筑波鉄道(現在の関東鉄道)において「わが社もキハ48000だ!」ということになったそうです。もともと輸送力増強用として製造開始したキハ700ですが、会社のトップが「下館の客を東京方面…

  • 蕨市と川口市の市境

    1.はじめに 蕨市は日本でいちばん面積が小さい市として有名です。この市にはひとつだけ駅があります。東北本線(京浜東北線)の蕨駅です。今回は、この蕨駅のすぐ近くの市境に関してです。 2.現地の状況 写真1 空中写真(1961年6月撮影) 写真2 空中写真(2019年9月撮影) 蕨市は蕨駅の近くで川口市と接しています。写真2に赤い2点鎖線で市境を記しました。 写真3 蕨駅近くの交差点 写真3は蕨駅東口の近くの交差点(写真2の①)で東の方を見た状態です。道路に中央分離帯があり、そこに黄色い棒が立っていますが、ここが市境のようです。都内だと両区の境界標が接して火花を散らすような雰囲気だったりしますが、…

  • 日本車輌製造東京支店の跡

    1.はじめに 筑波鉄道キハ500について記事を書き、電子書籍も発行しましたが、この車両が製造された場所は現在どうなっているのか…というのが今回の記事です。 筑波鉄道キハ500キハ500の排気管は1本だったというお話 2.日本車輌製造東京支店 キハ500は日本車両製造(にっぽんしゃりょうせいぞう)の東京支店で製造されました。同社の「有価証券報告書-第187期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)」によると、東京支店に関連した沿革は下記の通りです。 1896年(明治29年) 名古屋市に日本車両製造を設立 1920年(大正 9年) 天野工場(東京隅田町)を買収(→東京支店工場) 1934年(昭…

  • 【電子書籍内容サンプル】キヤ92

    【電子書籍内容サンプル】キヤ92 - 境目歩きと鉄道と…

  • 【電子書籍内容サンプル】ヤ390から探るキワ90

    【電子書籍内容サンプル】ヤ390から探るキワ90 - 境目歩きと鉄道と…

  • 【電子書籍内容サンプル】真空ブレーキ

    【電子書籍内容サンプル】真空ブレーキ - 境目歩きと鉄道と…

  • 【電子書籍内容サンプル】筑波鉄道キハ500

    【電子書籍内容サンプル】筑波鉄道キハ500 - 境目歩きと鉄道と…

  • なぜネコ年がないのか

    毎年この時期になると「なぜネコ年はないのか」と思います。こんな話をどこかで聞いたことがあります… 昔、神様が動物たちに言いました。「1月1日に私のところへおいで。来た順に12番目までを『その年の動物』にしてあげよう。」 ネコは寝ていたので、神様の言葉を聞き逃しました。そこでネズミに聞きました。「神様はいつおいでって言ってたの?」ネズミは悪知恵を働かせて「1月2日だよ」とネコに教えました。 12月31日の夜、日付が変わる少し前に、動物たちは神様のところへ向かって集まり始めました。ネズミは歩いていくのが面倒だったので、牛の頭に乗りました。 神様のところに最初に到着したのは牛…のはずでしたが、頭に乗…

  • 筑波鉄道キハ500の車両の向きなど

    筑波鉄道キハ500に関して調べていますが、写真を整理していたら、車両の向きに関して筑波鉄道と関東鉄道でこまごま異なる点があることに気づきました。 図1 車両の向き 図1は筑波鉄道と関東鉄道それぞれのキハ500に関してですが、動台車の向きをそろえても、どちらの元空気溜管を使っているか(ホースを取付けているか)、異なっています。路線ごとにいろいろ経緯があるのだろうと思いますが、興味深い相違点です。 写真2 キハ503 ジャンパ連結器に関しては、新製時は国鉄一般形と同じく両渡りでした。しかし車両の向きが固定化されているため片渡りに改造されています。ただし、使われなくなった栓受がきれいに撤去されている…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、me38aさんをフォローしませんか?

ハンドル名
me38aさん
ブログタイトル
境目歩きと鉄道と…
フォロー
境目歩きと鉄道と…

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用