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  • 裏から「穴」が見えるが表からは見えない建物の謎

    写真1 靖国通側(北側) 写真2 三省堂書店側(南側) 前回記しましたが、建物が解体されると、その建物に隣接していた建物の「見えなかった壁面」が一時的に見えるようになります。写真1は靖国通に面した建物ですが、この写真を撮影した2023年11月には背後にあった三省堂書店が解体された状態だったため、写真2のように「裏側」がすずらん通側からよく見えました。 写真3 三省堂書店側の穴 写真4 穴 写真3は写真2と同じくすずらん通側から見える状態です。ふと見ると「穴」があります。写真4はその拡大です。 写真5 東側 さらに写真5は靖国通から東側を見た状態ですが、よく見るとこの写真の左側にも「穴」がちらり…

  • 三省堂書店の手前の建物の壁

    神保町の三省堂書店に関して記事を書きましたが、今回はその「前」(靖国通沿い)に並ぶ建物の変化に関してです。 写真1 2015年1月 写真2 2015年1月 写真1~2は、ある日の神保町です。 写真3 2020年8月 写真4 2020年8月 写真3~4は約5年後です。何も変わっていないようですが、よく見るとお店が入れ替わっていたりします。 写真5 2022年4月 写真6 2022年4月 写真5~6はさらに2年後です。お店の入れ替わりはありますが、建物自体に変化はありません。 写真7 2022年7月 写真7からは建物に変化が出てきます。写真5のいちばん左側にあった白い建物が解体されつつあります。 …

  • 三省堂書店改築

    昔々、神保町に三省堂書店と称する古い建物がありました。 その建物は建替えられ、1981年大型書店に生まれ変わりました。この時代、情報は主として「紙(本)」で伝達されていました。パソコンはまだ赤ん坊レベルで、スマホなんてものは夢の世界ですら想像できなかった時代です。もちろんAmazonのようなネット書店も存在しません。本屋さんというのはまさに情報源そのものだったのです。当時は八重洲ブックセンターと並ぶ大型書店で、よく訪れたものです。 写真1 2020年8月 写真1はある日何気なく撮影した三省堂書店です。1981年に生まれ変わった建物ですが、それから約40年経過した姿です。 写真2 2022年4月…

  • すずらん通から見た三省堂書店の変化

    神田神保町のすずらん通から見た三省堂書店の変化です。 写真1 2022年10月 写真1は2022年5月に閉店した三省堂書店の5か月後の状況です。建物自体の解体はまだ始まっていません。 写真2 2023年1月 写真3 2023年1月 写真2と写真3は、写真1から3か月ほど経過した状態です。解体現場でおなじみの薄緑色の板で覆われました。 写真4 2023年4月 写真4はさらに3か月ほど経過した状態です。順調に解体が進んでいます。 写真5 2023年6月 同年6月になると写真5のように建物が消えてしまいました。写真3とほぼ同じ場所を同じ角度で撮影したものですが、靖国通の北側にある建物まで見えてしまう…

  • 練馬区と西東京市と武蔵野市の境目

    境目はさらに続きます。 写真1 青梅街道と千川上水の間の境目 写真1は青梅街道の南側、千川上水の北側です。ごくありふれた道路ですが、左側(西側)が西東京市、右側(東側)が練馬区になります。さらにそれぞれの下水道台帳で調べると、この細い道路の西側に西東京市の下水道、東側に東京都の下水道があり、別々に奥に向かって流れています。下水道にもちゃんと境目があるわけです。 写真2 練馬区と西東京市と武蔵野市 写真3 練馬区と西東京市の境目 写真2は、練馬区と西東京市の境目が武蔵野市との境目にぶつかるところです。左側(東側)が練馬区、奥に見える千川上水の向こう側(南側)が武蔵野市、右側(西側)が西東京市です…

  • 練馬区と西東京市の境目(その2)

    前回の続きです。 写真1 保谷市の境界標 写真2 西東京市の境界標 写真1と写真2は同じ建物の脇にある境界標で、お互い数mしか離れていません。東伏見駅から歩いて1分ぐらいのところにある境界標たちです。いずれも左が道路、右が私有地になります。 不思議なのは、片方が保谷市、もう片方が西東京市になっていることです。西東京市ができたのは2001年で、それまでは保谷市と田無市でした。しかし、写真1が保谷市時代に埋め込まれて、写真2が西東京市になってから埋め込まれた…というのは不自然です。このように境界標が近い場所に並んでいるのは建物の脇の道路が湾曲しているからです。縁石ブロックの劣化状態もほぼ同じですか…

  • 練馬区と西東京市の境目

    境目の記事を書くのは久しぶりのような気がします。毎度のごとく特にオチはありません。 ある施設へ行くために西武新宿線を東伏見駅で降りましたが、途中の経路が境目になっていました…正しくは境目を選んで歩きました。 写真1 練馬区と西東京市の境目 写真2 公共基準点 写真1は、西武新宿線の踏切から南に続く境目を見たところです。左奥に続く道路の左側が練馬区、右側が西東京市です。西東京市の住居表示板は青です。この写真の左手前に丸い銀色のものが見えますが、これは写真2に示した公共基準点です。公共基準点とは、各種測量(地図作成、地籍調査、土木工事など)の基準となる点です。今から四半世紀前に田無市と保谷市が合併…

  • 第2六本木ヒルズ予定地(その4)

    六本木五丁目再開発予定地の4回目です。再開発予定地を反時計回りにぐるりと回ってきましたが、今回で最後です。 写真1 鳥居坂の上 写真2 六本木ミュージアム 写真1は鳥居坂を登り切ったところですが、ここも何やら工事が始まりそうな雰囲気です。いや、中ですでに工事が始まっているのかもしれません。写真2は六本木ミュージアムを再開発予定地の東側から見たところです。六本木ミュージアムの建物は安っぽい感じという点で郊外型店舗のようです。再開発が始まるまで短期間しか用いない建物ですから当然と言えば当然です。この場所、昔の地図を見ると幼稚園の記号が入っていました。その跡地なんですね。 写真3 再開発予定地 写真…

  • 第2六本木ヒルズ予定地(その3)

    六本木五丁目再開発予定地の3回目です。 写真1 再開発予定地 写真2 街のオブジェ 写真1と写真2は環状3号線沿いの風景です。写真2のようなものこそ永久保存してほしいのですが、経済性が最優先される再開発の前にはただの不要物体ということになりそうです。まず間違いなく消えるでしょう。 写真3 営団地下鉄! 写真4 再開発予定地 写真3の奥に写っている建物は再開発予定地にありますが、案内標識そのものは再開発予定地の外(南側)です。未だに「営団」という言葉とSマークが残っています。「帝都高速度交通営団」と聞いてすぐわかる方は、それなりの年齢ということになります。写真4は民家のようです。昔はこのような建…

  • 第2六本木ヒルズ予定地(その2)

    前回に引続き六本木五丁目再開発予定地です。 写真1 公衆便所 写真2 芋洗坂 写真1は前回登場した公衆便所を坂道の下から見た状態です。写真2はその公衆便所の下から見た風景ですが、芋洗坂の左側つまり東側が再開発予定地です。 写真3 再開発予定地 写真4 再開発予定地 写真3と写真4は再開発予定地です。写真3など、呼吸停止した建物であることがよくわかります。 写真5 再開発予定地 写真6 再開発予定地 写真5の手前の建物はストライプハウスギャラリーです。これも消えてしまうのでしょうか。 写真7 再開発予定地 写真8 再開発予定地 写真7と写真8は、芋洗坂を下り切って環状3号線(外苑東通)と交差する…

  • 第2六本木ヒルズ予定地(その1)

    六本木五丁目の再開発が始まっています。2030年度竣功予定のようです。六本木ヒルズに隣接しているためこの名称がありますが、足すと十二本木ヒルズですね。 写真1 再開発予定地方面 写真2 再開発予定地方面 写真1と写真2は、六本木ヒルズから見た再開発予定地方面です。あと5年もすると風景が一変するようです。 写真3 ロアビル 写真4 ロアビル付近 写真3と写真4は、ロアビル(六本木共同ビル)とその周辺です。殺人事件が起こったこともありました。耐震性に問題があるようで、消えます。 写真5 街風景 写真6 街風景 写真5と写真6はロアビルから六本木交差点寄りにあります。写真6のビルなどは柵が設けられて…

  • 六本木クロッシング2025展あと1週間で終了

    六本木ヒルズ森タワー53階で題記の展覧会をやっています。現代美術がお好きな方なら見逃せないと思います。それに関連した写真をちょっとだけ掲載します。 写真1 ある作品のネタ 写真2 ある作品のネタ 会場で展示作品を見ると、その出来に感動します。偽物とはっきりわかるけど、とても本物っぽいのです。地下への通路が本当にあると錯覚して作品に突っ込んでしまいそうです。 以下、写真1~2をネタにした作品をご覧になる際のご参考… 実物の出入口は地面にあるので海抜31.5mですが、作品は53階にあるので海抜230mです。 実物は東京地下鉄株式会社が設置していますが、作品はズガ・コーサクとクリ・エイトが制作しまし…

  • 本郷の消えた建物

    本郷通になかなか味わい深い建物がありましたが、消えました。撮影しておいてよかった…という事例です。 写真1 2011年7月 写真2 2011年8月 写真1と写真2はもう15年も前になります。写真2のような看板が楽しさを感じさせてくれました。 写真3 2017年10月 写真4 2017年10月 写真3と写真4は南側です。 写真5 2017年10月 写真6 2017年10月 写真5と写真6は東側、つまり本郷通に面した側です。 写真7 2017年10月 写真7は本郷通に面した正面上部です。 写真8 2017年10月 写真9 2017年10月 写真8と写真9も本郷通に面した側です。写真9より、この建物…

  • 建物保存の一例…京都国際マンガミュージアム

    場所は「烏丸通御池上ル」です。烏丸御池交差点の北西になります。ここは龍池小学校でしたが、児童の減少に伴い1995年他校と統合されました。その跡を活用して博物館&図書館にしたものが京都国際マンガミュージアムです。 写真1 外観 写真2 庭 写真3 南側建物 写真4 細部 写真1は外観、写真2は西側の建物から北側の建物を見た状態です。南側の建物(写真3)には写真4のようなとても味わい深い装飾があります。現在このような建物をまねて新築しても、妙に整然としたつまらないものになりがちです。 写真5 石碑 庭の南東には歴史を記した石碑(写真5)があります。 写真6 建物内 写真7 建物内 写真8 建物内 …

  • 京急八ツ山跨線線路橋の工事状況

    先日、八ツ山の工事状況を見てきました。 写真1 対岸に達した新しい八ツ山跨線線路橋 写真1は北品川駅の北方から北を見た状態です。品川駅の南方で跨線線路橋を組立て、先月23日未明に一気に南方へ押出してJR東日本(東海道線や山手線など)の線路とJR東海(新幹線)の線路を跨ぎました。(なお、北品川駅は品川駅の南にあります。北ではありません。) 写真2 2025年6月 写真3 2026年3月 写真4 2024年4月 写真5 2026年3月 写真2と3、写真4と5はそれぞれ昔と現在の同一地点です。緑色の錆びたトラス橋は現在使用している八ツ山跨線線路橋ですが、それと並行して灰色のトラス橋がJRの線路を跨ぎ…

  • テレビカーとか窓のない車両とか…

    現在、世の中の情報を入手するためにテレビや新聞は必須ではありません。存在価値がほとんどなくなったといっても過言ではないように感じます。「個人個人」が「必要とする情報」を「必要とする時」に入手するのが当たり前になりました。しかし、今から半世紀ほど前は事情が大きく異なっていました。個人ごとの情報入手手段などなく、「家族全員が集まって1台のテレビを見る」「家族が1部の新聞を順番に読む」という、現在の常識では理解できないような状態でした。 さらに…車内でテレビ視聴できることを売りにする電車も存在したのです。 写真1 正面 写真2 側面 写真3 車内 某ショッピングセンターを歩いていると、いきなり写真1…

  • 国立近現代建築資料館から見る旧岩崎邸「西側」

    文京区と台東区の境目に国立近現代建築資料館があります。この資料館は閉まっている期間が結構あり、確認してから出かけないと空振りになります。昨日から「日本の万国博覧会 1970-2025 + 描かれた未来と夢」展が開催されていますが、3月15日までと期間が短いので要注意です。 この資料館のおもしろいところは、平日と休日で入る経路が異なるだけでなく無料/有料も変わるというという点です。 写真1 国立近現代建築資料館への入口 湯島駅から春日通を西に向かって切通坂を上がっていくと写真1のような風景が目に入ります。右手前が入口です。奥に店が見えますが関係ありません。境目の塀がなかなか素敵です。守衛さんに行…

  • 八潮市立資料館へ行く際使ったバスの時刻に関する謎

    「地図帳やネットの地図をぱっと開き、目に留まったところへ行ってみる」ということを時々やります。この方法だと、あまり知られていないところへも行くことができます。今回ぱっと開いて目的地になったのは八潮市立資料館です。 そもそも八潮市立資料館へどうやって行けばよいのかわかりません。同資料館のページで調べてみると、草加駅と八潮駅の間を結ぶバスを使い、後谷住宅前というバス停で降りるようです。しかしどこのバス会社の何系統なのかわからず、ジョルダンで調べてみたら、東武バスセントラルの草加01系統ということがわかりました。さらに地図を見ると、八潮市立資料館と称していながら草加市との境目に近く、八潮駅より草加駅…

  • 銀座のはじっこの地下駐車場の中華料理店

    銀座というと高級なお店の街という印象が強いかと思います。もちろん間違いではないのですが、「なんだこれは!」と岡本太郎氏のように声を上げたくなるようなものもあります。 写真1 第1階段 写真1は別に珍しくもない地下駐車場の入口です…が、地下駐車場に中華料理ですか? 「帝里加」は何と読むのでしょうか。 写真2 第2階段 写真2は第2階段です。第1階段の隣なので第2になるのは当然ですが、ここにも「中華料理 帝里加」と記されている点が珍しいと思います。デリカとフリガナが振られています。 写真3 第3階段 写真3は第3階段です。第1階段が青、第2階段が黄、そしてここは赤です。電子屋だったら青は6、黄は4…

  • ○○フォート

    昔、臨海地区(お台場地区)にヴィーナスフォートという商業施設がありました。イタリアあたりを思わせる街並みが内部につくられ、「空」の色が変わるという凝った演出でした。りんかい線と京葉線(いずれも貨物線として建設された路線の有効活用)をずっと東に行くと舞浜あたりに遊園地&店舗がありますが、うまくできたまがい物、妙に整然とした建物(の偽物)という点ではよく似ています。 写真1 ナポリ(本物)の街並み 写真2 ナポリ(本物)の街並み ちなみに写真1と写真2は本物のイタリアの建物ですが、決して整然としていません。いろいろと必然性があってこうなってしまったのです。でも遠くから見るとなんとなく魅力的。これが…

  • 昭和レトロ「お台場レトロミュージアム」

    お台場のデックス東京ビーチに題記の施設が2025年4月開館したということを耳にしていたので、12月に行ってきました。(以下、法律で許されない行為も一部記されていますが、昭和時代の実態を示すものとして記載してあります。是認・推奨しているわけではありません。) 写真1 電器屋 炊飯器の温度調節はバイメタルを用いていました。どのような動作をするか小学生でも簡単に理解でき、自ら修理できました。 写真2 レコード店 音楽はレコードと称する合成樹脂製の円盤で売られていました。盤面の溝を見ると音の強弱がなんとなくわかりました。レコードをかけている最中に走り回ると怒られました。 写真3 ラーメン屋台 衛生とい…

  • 外貨小銭処分の話

    外国から帰ってきて余ったお金、特に小銭は始末に困ります。捨てるわけにもいかなくて長いこと保管していたのですが、ある日ふと「これをどこかで処分(有効活用)できないだろうか」と思いました。調べてみると、すでに10年近く前から「ポケットチェンジ」というサービスが導入されていました。小銭の処分ということになると他にはないようです。 日本円に両替しても再び小銭じゃらじゃらになるのは嫌ですが、ポケットチェンジならSuicaなどにチャージできる点が魅力的です。羽田空港に出かけた際、さっそく試してみました。 ●韓国のウォン 1000ウォン紙幣6枚と共に小銭をじゃらじゃら投入したら総額6400ウォン受付けてもら…

  • 【港区と品川区の境目】品川セントラルガーデンの西隣

    かなり以前、品川セントラルガーデンの境目に関して書いたことがありますが、今回はその西隣に関してです。 写真1 集合住宅(左が北) 写真2 手前の歩道(左が北) 写真1と写真2は、いずれも品川セントラルガーデンの西隣です。写真2は写真1を撮影した手前側(道路の西側)の歩道です。いずれも写真の中央付近が区境になっており、左が港区、右が品川区です。つまり建物を区境が突っ切っているわけです。ただし写真1の奥に写っているタワー棟の住所は港区港南二丁目、手前のテラス棟は品川区北品川一丁目となっていますので、住民税などは区境ではなく棟の登記に基づき課税されているのではないかと思います。 写真3 集合住宅前の…

  • 【港区と品川区の境目】水処理センター屋上緑地

    今回は東京都中央卸売市場食肉市場の水処理センター屋上緑地です。 写真1 地図 写真2 切れ目(左が北) 写真3 公園北口からの風景 写真1~3は過去記事の写真を再掲載したものです。今回の場所は、写真1においてはひっくり返った「現在地」の「現在」とその右側、写真2~3においては奥に見える薄茶色の建物脇の屋上になります。 写真4 水処理センター 写真5 水処理センター 写真4と写真5はいずれも水処理センターの南側です。撮影日が異なるため色調に差がありますが、同じ色の壁です。写真4の階段を登ると屋上緑地になります。この円筒形の建物は品川区です。写真5の左手前も品川区ですが、奥に見える背の高い建物は港…

  • 【港区と品川区の境目】品川インターシティ南部

    明治時代、品川駅が品川宿よりもずっと北の高輪(現在の港区高輪)に設けられたため、品川駅の南に北品川駅と北品川という地名がある…というややこしいことになっています。品川インターシティもその名に反して大半が品川区にはありません。今回は、品川インターシティ南部の区境に関してです。 ◇ ◇ ◇ 写真1 切れ目(右が北) 前回と前々回に登場した東八ツ山公園の北西に歩道橋があります。この歩道橋には品川インターシティの高架通路(歩道)が接続されています。ここを歩いていて、写真1のような柵の切れ目に気づきました。 写真2 切れ目(右が北) 写真3 切れ目(右が北) 写真4 切れ目(左が北) 写真2と写真3は写…

  • 【港区と品川区の境目】東八ツ山公園の北

    写真1 案内地図(上が北) 前回に続き、今回もしつこく区境に関してです。まず前回と同じく道路に設置されている案内地図(写真1)を掲載します。なお、以下の写真は2015~2025年に撮影したものが混在しています。 写真2 東八ツ山公園北側の道路(手前が北) 写真2は東八ツ山公園北側の道路です。前回記したように、中央分離帯の柵の色と形状が異なっています。東側(向かって左側)の白っぽい方が港区、西側(向かって右側)の黒っぽい方が品川区です。 写真3 車道(手前が北) 写真4 歩道(手前が北) 写真5 歩道(奥が北) 写真3は、写真2と同じ場所です。中央分離帯の柵のすきまから手前の歩道の柵のすきままで…

  • 【港区と品川区の境目】東八ツ山公園

    写真1 案内地図(上が北) 今回は「ひとつの公園の真ん中でふたつの区が接している」というお話です。まず初めに地図を掲載しておきます。これは東八ツ山公園近くの道路に設置されている案内地図です。上が北になるように180°回転させてあります。 写真2 区境の道路(奥が北) 写真3 区境の道路(手前が北) 写真2 左が品川区、右が港区 写真3 左が港区、右が品川区 写真2と写真3は東八ツ山公園南の区境道路です。西が品川区、東が港区なので、上記のようになります。 写真4 歩道上の「区境」 写真4は東八ツ山公園南側歩道の上に置かれた植栽です。なんと、ここが区境です。じゃまです。なぜ歩行者のじゃまをしてまで…

  • 東京都美術館

    この美術館において企画展は基本的に企画棟で開催されます。美術館全体の建物の配置と企画棟の位置は一応知っているつもりでしたが、展覧会がある時にはそちらの中身が気になってしまうため、建物の配置はいまひとつ直感的に理解できていませんでした。そこで企画展が開催されていない時にも行って、改めてどのように空間が構成されているか確認・認識・納得してきました。なお、写真は2015~2025年の間にパラパラと撮影したものです。同じ日に撮影したわけではありません。 写真1 門から建物へ 写真2 俯瞰した状態 写真3 建物入口 写真1は門を入って奥(北)の方へ向かっている状態です。写真2はそれを企画棟から見下ろした…

  • 荒川区と台東区の境目の近く…夕やけだんだん

    前回の続きになります。七面坂のすぐ北は有名な夕やけだんだんです。 写真1 2010年 写真2 2011年 写真1~2は昔の夕やけだんだんです。写真2は東日本大震災から1か月経過していない頃ですが、写真1と大きな変化はありません。 写真3 2023年 写真4 2025年 写真3は2023年、夕やけだんだんの脇を撮影したものです。建物が解体され始めています。そして写真4は現在の状況です。集合住宅を建設中です。建設地は七面坂の北で、台東区ではなく荒川区になります。 写真5 2010年 写真6 2025年 写真5~6は夕やけだんだんの下から写真3~4の場所を撮影したものです。巨大な壁ができています。 …

  • 荒川区と台東区の境目…七面坂

    日暮里駅は荒川区と台東区の境目に位置しています。西口を出て西へ進むと夕やけだんだんを下りて谷中銀座に至ります。それでは区境はどうなっているかというと、夕やけだんだんではなく七面坂を通っています。 写真1 2015年 写真2 2023年 写真3 2025年 写真1~3は七面坂のいちばん下から東の方を撮影したものです。左が荒川区、右が台東区です。写真2でわかるように建物は取壊され、写真3のように集合住宅が建設されつつあります。 写真4 2015年1月 写真5 2023年3月 写真6 2025年 写真4~6は七面坂の麓を東から西に向かって撮影したものです。左が台東区、右が荒川区です。写真4は墓地を囲…

  • 消えた市民会館うらわ

    写真1 市民会館うらわ跡 写真1のごとく、さいたま市の市民会館うらわが消えていました。 写真2 東側(2014年7月) 写真3 東側(2014年7月) 写真4 北側(2014年7月) 写真2~4は今から11年前の姿です。1971年完成で、当時すでに40年以上経過して老朽化が進んでいる感じでした。その後2023年から解体工事が始まっていたそうです。写真2と写真3は東側から、写真4は北側から撮影したものです。 写真5 ? ところでわからないのが写真5です。写真4でわかる通りてっぺんにありますが、これは何なのでしょうか? 一瞬放熱器のようにも思えたのですが、左右に伸びているのはH型鋼のようです。中央…

  • 鉄道の線路のように見えるもの

    細長い棒状の鉄が2本並んでいると鉄道線路に見えてしまうのは一種の病気かもしれません。 写真1 2本の鉄の棒 写真2 曲線区間 写真1と写真2は2本並んだ鉄の棒(正しくはH型鋼)です。実は窓清掃用の軌道式ゴンドラの台車が走行するためのものです。まあ、線路には違いありません。 写真3 台車 写真3は軌道上の台車です。アーム(腕)が伸びていて、ワイヤロープで窓清掃用の作業床を吊り下げます。 写真4 台車の下回り 写真5 台車の下回り 鉄道の台車は2本のレールの上に載っているだけですが、こちらの台車は写真4および写真5のように車輪が軌道(2本のH型鋼)を抱え込むよう配置されています。もちろん、作業床に…

  • ART FACTORY 城南島と森32系統バスと大田市場

    全然関係ない単語を3つ並べた題名と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。ART FACTORY 城南島へ行くために森32系統バスに乗って大田市場を通り抜けた…というお話です。 写真1 ART FACTORY 城南島 写真2 ART FACTORY 城南島 写真1と写真2は城南島にあるART FACTORY 城南島です。もともと倉庫だった建物を整備してアートギャラリーとして転用しています。壁面に貼り付けられたれんがタイルと赤く塗られた階段、そして夏空の青との対比がとてもきれいです。 ところで、城南島とその周辺に鉄道はありません。最寄りの鉄道は1.5kmほど西を走る貨物線で、大田市場の…

  • 明治生命館 屋内か屋外か? 境目は?

    建物の屋内と屋外の境目は「外壁」であることが一般的ですが、再開発により屋内と屋外の境目が変わってしまった、つまり「外壁」が本来の境目機能を失ってしまった事例が結構あります。 写真1 明治生命館 写真2 柱 写真1は丸の内にある明治生命館です。岡田信一郎氏設計で1934年竣工、GHQ施設として戦後の一時期使われていたことでも有名です。1997年には重要文化財に指定されています。 写真3 屋外の外壁 写真4 屋内の外壁 写真3と写真4、いずれも外壁のように見えます。 写真5 南西側からの外観 写真6 北東側からの外観 写真5と写真6は、この街区を少し離れて見た状態です。写真5の側を保存しながら写真…

  • 国立博物館表慶館と角川武蔵野ミュージアムの消火器の置き方

    写真1 表慶館 写真2 表慶館内部 写真3 消火器 写真1は上野公園にある表慶館のドームです。写真2はその内部の壁面です。とても素敵ですが、足元に何か置かれています。消火器(写真3)です。いざという時すぐ使えるようここに置いてあることはわかります。しかし、真っ赤な物体は空間の静けさをぶち壊しているようにも感じます。 写真4 角川武蔵野ミュージアム 写真5 消火器 写真4は東所座にある角川武蔵野ミュージアムです。デザイン監修は有名な建築家隈研吾氏によるもので、火山の堆積物が地表に出てくる様子だとか…なかなか印象的です。では消火器はどのように置かれているか…写真5がその答えです。曲げた板で真っ赤な…

  • JR駅建設中の羽田空港

    羽田空港の第1ターミナルと第2ターミナルは現在のところ離れています。地下にはこのふたつのターミナルを結ぶように京浜急行の「羽田空港第1・第2ターミナル」という駅があります。改札口を入らずに脇の通路を通ればふたつのターミナルを相互に行き来できます。では、地上を歩いて行き来できるのでしょうか? できます。 写真1 第2ターミナル遠景 写真2 羽田キャーチ 写真3 羽田スカイアーチ 写真4 第1ターミナル遠景 写真1は、第1ターミナル前の横断歩道を渡ったところです。遠方に第2ターミナルが見えます。正面の歩道をとことこ歩いて行くと、写真2のように表示された橋があります。「羽田キャーチか…。どういう意味…

  • 時代とともに変わる基本や常識

    昔、クレジットカードを使える店には「クレジットカード使えます」とわざわざ記されていたものですが、近年は逆に「支払いは現金のみ」と記したお店が増えてきました。クレジットカードに限らず、ICカード、QRコード決済など現金以外での支払いが一般的になってきたからです。消費者にとっては支払いが楽で小銭を持ち歩く必要がなくなり、さらに支出の記録が残るという利点があります。お店としては店に現金をあまり置かなくてよい、売上の記録が残るという利点はありますが、支払いを仲介する業者に手数料を支払う必要があるという欠点があります。日本は比較的強盗が少なく、偽札もほとんどないので、現金を扱うことが欠点にならないという…

  • 旧岩崎庭園の擁壁

    ジョサイア・コンドル設計で有名な旧岩崎庭園ですが、時々改修工事を行なっています。 写真1 庭園から見た建物 写真1は昔から変わりません。変わらないように改修工事をしているからです。 写真2 擁壁(2011年) 写真2は、東側の入り口を入ってすぐの場所にある擁壁です。目地にモルタルは使われていますが、天然の石が積上げられています。 写真3 擁壁(2025年) 写真4 擁壁(2025年) 写真3は写真2と同じ場所です。コンクリート製の擁壁に変わっています。写真4は拡大したものですが、型枠の継ぎ目(境目)がはっきりわかるし、最上段の石(の形をしたもの)がバッサリと切れています。スチロール樹脂で成形さ…

  • 東京都港湾局専用線跡

    前回越中島線について記しましたが、線路は越中島で終わっていたわけではありません。東京都港湾局の専用線がこの先、枝のように線路をのばしていたのです。現在その遺跡はかなり失われていますが、その状況を見てきました。写真は特記以外2025年9月撮影です。 写真1 線路跡 写真1は、塩浜一丁目交差点と枝川一丁目交差点の間です。細長い空地になっています。 写真2 豊洲運河に残る橋脚 写真3 豊洲北小学校脇の線路跡 写真2は、豊洲運河に残っている2つの橋脚です。写真3は同じ場所で180°反対を向いて撮影したものです。この風景だけを見ても線路跡であることはわかりません。この先は豊洲の街です。専用線があったとは…

  • 越中島線

    「そんな名称の路線あったっけ?」という感じです。旅客営業はしていません。名称も通称に過ぎず、総武線の支線扱いです。実は1世紀近い歴史を有する路線なのですが、現在は忘れ去られたような存在です。 写真1 列車 列車本数は非常に少なく、写真1のように姿を見られることもある…といった程度です。踏切注意の道路標識には電車が記されていますが、電車は走りません。非電化です。この写真を撮影した2019年頃はディーゼル機関車が使われていました。最近は使用車両が変わったようです。 写真2 越中島駅遠景 写真2の奥が駅です。旅客営業していないのでプラットホームなどありません。左手前に見える線路はすぐ行き止まりになり…

  • 上野動物園モノレール

    昔、上野動物園に懸垂式モノレールがありました。東京都交通局上野懸垂線です。その名の通り東京都交通局が運営していましたが、2023年12月に廃止となりました。 写真1 40形(2010年撮影) 写真2 40形(2010年撮影) 1957年開業以来4種類の車両がこの路線を走りました。写真1~2の40形は4代目です。路線が非常に短かったため2両編成1本が行ったり来たりしていました。 写真3 千葉都市モノレール(2025年撮影) 写真4 千葉都市モノレール(2020年撮影) 比較参考のため、写真3~4に千葉都市モノレールの例を示します。こちらの方が懸垂式として一般的かつ実用的です。これと比較すると、上…

  • 鉄道博物館…ジャンパ連結器の蓋を開いて展示したら

    写真1 展示されている電車 写真1は鉄道博物館に保存展示されている電車です。電車を背景に記念写真撮る場合はこの前に被写体となる人物が立つことになるのだと思います。鉄道趣味人の場合はいろいろとこだわりがあるようで、人物を入れずに車両だけを撮影するのは当然で、現役の車両であっても窓が閉じている状態を以って良しとするだとか、線路わきの草が写り込まないことを以って良しとするだとか、いろいろ流儀があるそうです。ただし「電車撮影時に線路わきの樹木がじゃまだから勝手に切断」ということになるとこれはもう犯罪です。趣味の暴走はNGです。 写真2 ジャンパ連結器 写真3 ジャンパ連結器 話を本題に戻します。写真2…

  • 渋谷のフクラスとサクラステージを結ぶ地下通路の謎

    意外と知られていないようですが、渋谷駅西側の渋谷フクラスから同駅南側の渋谷サクラステージまで、地下通路でつながっています。 写真1 渋谷フクラス 写真2 地下通路入口(1階) 写真1は渋谷駅西側のフクラスです。駅前広場は現在工事中です。フクラス1階には隠れるようにバス停が設けられています。写真1を見ても全く見えません。知らないとわからないバス停です。そして、このバス停に面した建物の隅っこに写真2のような入口があります。一応43番エレベータという表示はありますが、扉の脇には「防災センター通用口」と記されていて、そうと知らないとサクラステージへつながる地下通路の入口とは気づかないと思います。 写真…

  • 首都圏の駅は工事中だらけ

    生命は微視的に常に死(破壊)と生(再生)が同時進行しています。街も常に解体と建設が行われています。そして、駅もまた同様です。首都圏には数多くの駅がありますが、とにかくあちらこちらで解体と建設が行われています。 写真1 A駅 写真2 B駅 写真3 C駅 写真4 D駅 写真5 E駅 写真6 F駅 写真7 G駅 写真1~7はすべて異なる駅ですが、よくこれだけ工事するものだと思います。「工事中が当たり前」という感じです。ただ気になるのが、写真1のようにぐちゃぐちゃの状態が見えることです。なんとなく血管や神経がむき出しになっているような感じがします。写真3~5あたりは皮膚がない骨むき出しという感じ。写真…

  • 通勤電車の円滑な乗降のためには…

    今回の記事は『日本国有鉄道103系電車時代』の続編のような感じです。 都市圏では通勤電車が他の鉄道会社へ直通するのが当たり前になっています。また近年ではプラットホームに開閉扉を設置するのが一般化しているため、直通する鉄道車両の扉間隔や開口幅がほぼ統一されています。首都圏の通勤電車は20m4扉車が多く、客室扉の開口幅は1300mm程度、扉と扉の間は3500mm程度になっています。もちろんぴったりこの寸法とは限りません。また先頭車など大きく異なっている車両もあります。意図的に「2番扉-3番扉間の寸法」を「1番扉-2番扉間の寸法」「3番扉-4番扉間の寸法」より大きくした車両もあります。ただし細かいこ…

  • 日本国有鉄道103系電車時代

    日本国有鉄道時代にその鉄道を利用したことがある人はもう日本の人口の半分程度しかいないことになりますが、博物館に行くと日本国有鉄道時代に登場した車両たちに会うことができます。その中でもいちばんなじみがあった(当時乗らざるを得なかった)電車は103系でした。鉄道博物館の1階、キッズプラザにこの車両は保存されています。申すまでもなく、子供たちにとってこの電車は「骨董品」「昔の電車」でしかありません。またこの電車全盛期の状況など想像すらできないことでしょう。それぐらい世の中の状況はどんどん変化しています。 写真1 客室内 写真2 乗務員室との仕切壁 改めて眺めてみると、写真1など壁面パネルを押さえるた…

  • 解体工事が進む東急プラザ赤坂

    東急プラザ赤坂…赤坂という名称になっているので港区にあるように感じますが、所在地は千代田区の永田町です。 写真1 2019年5月 写真2 2025年8月 写真1と写真2は青山通から撮影しました。港区から千代田区の東急プラザを見た状態ということになります。解体が進んですっかり低くなってしまいました。 写真3 2013年2月 写真4 2025年8月 写真3を撮影した時、12年後の姿を想像することはできませんでした。 写真5 2014年9月 写真6 2025年8月 写真5は外堀通の歩道橋から撮影したものです。港区と千代田区の境目から千代田区の東急プラザを見た状態です。この歩道橋も立入禁止になり、写真…

  • GAP→カルティエ銀座4丁目ブティック

    銀座は高級店が多く集まった街です。庶民である私には街歩きの対象でしかない場所ですが、それでも4丁目にGAPができた時にはなんとなく違和感がありました。 写真1 GAP跡(2024年2月) 写真2 GAP跡拡大 ある日、GAPが入っていた建物に写真1および写真2のごとく覆いが取付けられていることに気づきました。「えっ、この建物解体するの?」と思っていましたが… 写真3 GAP跡(2024年4月) 覆いが取付けられたのは写真3のように建物の一部だけでした。解体ではなく部分的な改築のようです。 写真4 カルティエ銀座4丁目ブティック(2025年8月) 最近、覆いがほぼ撤去されました。写真4にCart…

  • がれき利用らしきれんが塀

    写真1 きれいなれんが塀(2024年) 写真1はきれいに積まれたれんが塀です。イギリス積みのようです。 写真2 塀(2025年) 写真3 塀拡大 写真2は写真1とは別の日、別の場所で見かけたれんが塀ですが、見た瞬間「?!」と思いました。写真3は拡大したものです。れんがのがれきと思われるものを積み上げてあるようです。塊ごとに目地の質や方向がばらばらで、いかにも強度が低そうです。 写真2の塀を見ていて、日暮里駅そばの擁壁を思い出しました。 写真4 日暮里駅そば(2014年) 写真5 擁壁(改修前) 写真6 擁壁拡大 写真4は日暮里駅のそばです。写真5は赤いお堂のようなものが建っている場所の擁壁です…

  • 有楽町駅付近の再開発予定の東京交通会館のらせん階段

    写真1 有楽町駅前の東京交通会館 写真2 3階テラスからの風景 有楽町駅前に東京交通会館(写真1)があります。写真2は3階テラス(屋上庭園)からの風景ですが、新幹線を間近で見られることで有名です。写真1をご覧いただくとわかる通り、地上3階までは土地の形に合わせた建物になっているのに対し、4階以上は一般的な長方形の建物です。この3階屋上がテラスになっているわけです。そして写真1のいちばん手前(南西側)にらせん階段があり、歩道と一体になったような雰囲気で3階から地下1階まで結び、来館者の入口となっています。 ところでこのらせん階段、今までなんとなく単純な一重らせんと思っていましたが、改めてよく観察…

  • 日本の文化 「出せる料理を示すもの」の一例

    地下鉄乃木坂駅近くにある某美術館の地下1階に売店があります。いろいろなものが売られていますが、そのひとつとして写真1~3に示したような食品サンプルがあります。本当によくできています。かっぱ橋あたりでは昔から本職用として売られていましたが、近年ではメーカもお土産用の方に力を入れているようです。キットもあります。 写真1 寿司 写真2 寿司 写真3 オムライス 写真1~2は食べている途中を写真撮影したような感じなので間違えることはないと思いますが、写真3などは本物と見分けがつかず、つい触れたくなりますね。 料理を出す店には「出せる料理(とその値段)を示すもの」があるのが一般的ですが、世界標準では「…

  • 境目を距離で示す境界標

    人間はいろいろなものに興味を持ち、趣味にします。衣食住は命に直接関係するということもあり、その延長線上で「衣・食・住に関する趣味世界」にお住まいの方がかなり多いように感じます。逆に必要不可欠度が下がるにしたがい、当該の「趣味世界」お住いの方は減ってきます。たとえば「乗物趣味世界」などは「衣・食・住に関する趣味世界」よりそこにお住まいの方が少ないでしょう。それでもまだ人口が多い(知名度が高い)世界です。 比較的知名度が低い世界として、「路上趣味世界」というものが存在します。趣味世界はその中でさらに国のごとく細分化されているもので、「路上趣味世界の中の境目趣味世界」ともなると居住者はだいぶ少なくな…

  • 渋谷駅2025年夏

    もう10数年間に渡って工事中の渋谷駅とその周辺です。 写真1 西口駅前広場 西口の歩行者通路の上に鉄骨が伸びています。西口デッキの骨組のようです。 写真2 残っている「床」 写真2を見て「懐かしい!」「まだ残っているの?」と思われる方もいらっしゃることでしょう。東急百貨店の床です。 写真3 「床」の外観 写真4 梁の注記 写真3は写真2の屋外ですが、仮設階段を支えているのが東急百貨店の「床」なのです。床を撤去してしまうと大変なことになるので、写真4のように梁に「のこし」と注記があります。しかし、いつかは撤去されることになると思います。この「床」を新しい建物に取込む形で残してくれたらうれしいので…

  • 渋谷駅西側に残る擁壁跡

    渋谷駅とその周辺は再開発の嵐です。渋谷駅の西側もその範囲に含まれるのですが、なぜかほとんど変化しないところもあります。 写真1 擁壁跡(2014年12月) 写真2 擁壁跡(2018年10月) 写真3 擁壁跡(2018年12月) 写真1は10年以上前の姿です。もともと左手は高台で、50年ほど前の空中写真を見ると一戸建の住宅が並んでいました。その後薄茶色の集合住宅を建てる際、道路を拡幅できるように余裕を持たせて山手線(写真右側)と同じ高さまで地面を掘下げたようです。この時点では高台の上に一戸建の住宅があったため、境目に擁壁を設けたのでしょう。その後一戸建を壊して集合住宅に建替えた際、同様に地面を掘…

  • 境目の入口から入って内部の外壁を見ることができる勝海舟記念館

    写真1 2016年撮影 写真2 2016年撮影 写真3 2016年撮影 以前、洗足池の近くを歩いていたら、写真1~3のような素敵な建物を見かけました。しかし緑色の柵で囲まれています。よく見たら説明板が取付けられていました。この建物は1928年に竣工、勝海舟の精神を基本として図書収集や人材育成の場として1933年に開館していたとのことです。2000年に国登録有形文化財になり、活用方法を検討して整備するようなことも記されています。ただし、取り壊されてしまう可能性もありそうなので、とりあえず写真撮影しておきました。 その後、写真撮影したことさえすっかり忘れていました… ◇ ◇ ◇ ある日、地図を見て…

  • 船の科学館の変化と区境

    写真1 船の科学館(2023年5月) 「船の科学館」と聞くと、写真1のような光景を思い浮かべる方も多いことでしょう。では現実はどうなっているのか、過去から現在まで写真を並べてみます。 写真2 本館(2011年9月) 写真3 本館(2015年9月) 写真4 本館(2023年5月) 写真5 本館跡(2025年7月) 写真2~5は写真1とは逆に船尾を撮影したものですが、建物全体がきれいに消えました。写真4の左に小さく写っているのは本館閉館後の展示場です。しかしこれも2024年に閉館しました。写真5をよく見ると入口の階段だけが残っています。 写真6 レストラン(2015年9月) 写真7 レストラン跡(…

  • 航空に関する記念館

    航空に関する記念館というと所沢航空発祥記念館が思いつきますが、地図を見ていたら稲毛海浜公園の中にも航空に関する記念館があると記されていました。稲毛民間航空記念館と称しています。おもしろそうだと思ってGoogle検索してみたらすでに閉館していました。なぁんだと思いましたが、どんな状態になっているか見に行ってきました。 写真1 稲毛民間航空記念館跡 写真2 正面入口跡 写真3 入口階段跡 写真1~3が稲毛民間航空記念館跡の状況です。館内にOTORIと記された複葉機など置かれたままになっているのが確認できましたが、もちろん中には入れません。閉館に関しては写真2にちらりと写っていますが、平成30年3月…

  • りんかい線はどこを走っているか

    地下を走っている路線の真上がどうなっているか気になるものです。(大半の方は全く気にしていないと思いますが…) 写真1 品川シーサイドの案内地図 写真1は、品川シーサイドに設置されている案内地図です。上がほぼ北になるように90°回転させてあります。この案内地図を見ると、りんかい線の品川シーサイド駅とその南北に続くトンネルの位置が記されています。ネットの地図を見るとただ単に道路中央の真下にトンネルがあるように記されていることが多いものですが、写真1の案内地図は親切です。 写真2 街風景 写真3 街風景 写真2で私が立っている場所はトンネルの真上ではありませんが、右に見える黒い車の右側はトンネルの真…

  • 文京区と台東区の境目 旧岩崎邸庭園の南

    区境は境界標やその他構造物などにより明確にわかる場合とそうでない場合があります。今回は後者です。 写真1 庭園の南端(右奥北) 写真2 庭園の南端(左手前北) 文京区と台東区の境目付近に旧岩崎邸庭園があります。写真1と写真2はその南端ですが、ここから文京区と台東区の区境を眺めることができます。 写真3 区境 写真3は文京区と台東区の区境を見たところです…といってもわからないと思います。低い建物が坂道のすぐわきにあり、その右奥に20階弱の高さの建物がありますが、その間付近が区境です。写真左が台東区、右が文京区ということになります。ただし区境は写真左奥で左に湾曲しています。もちろん区境とわかるよう…

  • 赤羽の「自由の女神像」と八幡神社

    お台場と並んで「自由の女神像」があることで有名な赤羽ですが、徐々に変わっていることに気づきました。 写真1 2012年撮影 写真2 2021年撮影 写真3 2025年撮影 そもそもなぜ「自由の女神像」なのかという話ですが、清野とおる氏の『東京都北区赤羽』によると、サウナがあって入浴(ニューヨーク)だから自由の女神像ということのようです。したがって写真1は問題ありません。ところがサウナがなくなってしまい(写真2)、その後パチンコもなくなってしまうと(写真3)…それでも自由の女神像は消えていません。もはや上記の理由を超越しているようです。 写真4 西側の参道 写真5 東側の参道 写真4と写真5は赤…

  • クレジットカードのタッチ決済機能による乗車

    いつもは交通系ICカード(スイカやパスモ)を使っていますが、クレジットカードのタッチ決済機能を使って電車に乗れる区間が広がってきたので、試しに使ってみました。 ●交通系ICカードの場合 このカードを用いた場合、歩いたまま改札機を通過できます。処理速度が高いからです。もともと乗客が連続的に改札機を通過する前提で開発されたのがスイカなので、処理が速いのは当たり前の話です。歩いて通過しながらタッチ円にICカードをのせれば「ピッ」という音と共にゲートが素早く開きます。 ●クレジットカードの場合 さて、それではクレジットカードの場合はどうかと言うと、タッチしてもすぐには反応しません。「ん? エラーか?」…

  • 三菱UFJ銀行本店ビル

    あちらこちらでビルの建て替えをやっていますが、今回は丸の内の三菱UFJ銀行本店ビルです。 写真1 2014年10月 写真2 ギリシア・イオニア式柱頭 写真1はまだ活きていた頃の三菱UFJ銀行本店ビルです。写真2は昔のビルに使われていたのでしょうか…イオニア式の柱頭です。ぐるぐる巻きが四方に広がらずに平行なので、ローマではなくギリシアの方ですね。 写真3 2025年1月 写真3は一見写真1と同じに見えますが、もうこのビルは息をしていません。解体工事のお知らせが設置されていました。 写真4 2025年6月 写真4は解体工事に先立ち外周にパネルを取付けている状況です。 写真5 2025年1月 写真6…

  • URまちとくらしのミュージアム

    写真1 ミュージアム棟 写真2 赤羽台の境界標 赤羽台に2023年8月「URまちとくらしのミュージアム」が開館しました。訪問したのは2月でしたが、写真1のように出来立てという感じです。写真2は足元にある境界標です。これも退色しておらず、ピカピカです。 写真3 円形階段 写真4 円形階段 写真3と写真4は、晴海高層アパートの円形階段です。なかなか味わい深い形態です。 写真5 ミュージアム棟 写真6 ラボ41 写真5は建物の中の建物がある棟です。館内には同潤会代官山アパート、蓮根団地、晴海高層アパート、多摩平団地テラスハウスの建物が再現されています。写真6は赤羽台団地41号棟を再利用した建物で、1…

  • 消えゆく新有楽町ビルヂング

    有楽町駅の西側も再開発中です。今回は消えゆく新有楽町ビルヂングです。 写真1 2022年9月 写真1はまだ生きていた頃の新有楽町ビルヂングです。 写真2 2023年12月 写真3 2023年12月 約1年後…写真2を見ると店舗が閉鎖されていることがわかります。写真3は拡大した写真です。 写真4 2024年4月 写真4は約4か月経過後ですが、まだ外観上大きな変化はありません。 写真5 2025年4月 写真5は写真4の1年後です。解体工事に先立ち、外周にパネルを取付けています。 写真6 2025年4月 写真7 2025年4月 写真8 2025年4月 写真6~8はパネルの取付状況です。すいすいと人力…

  • Ω状に曲がった手すり

    歩いていると時々「?」と思うものに出くわすものです。今回は手すりです。 写真1 曲がった手すり 写真2 曲がった手すり 坂道に設けられた手すりです。Ω状に曲がっています。突出しているので気を付けてくださいね…という意味でしょう、いわゆる虎テープも巻かれています。路面を見ると銀色の太い柱の根元に改修の跡があります。手すりの根元に改修の痕跡はありませんから、もともと手すりが設けられていたところに銀色の太い柱を追加したようです。よく見るとΩ状の部材と直線部の接続部が太くなっています。手すりの干渉部を切断除去の上で銀色の太い柱を建て、次に切断箇所にΩ状の部材を挿入し、最後にパイプで接続溶接したようです…

  • 京王線の終点は甲州街道に面していたというお話

    京王線はその名の通り東京と八王子を結んでいます。終点(八王子側)は京王八王子駅で、JRの八王子駅の北東に位置します。甲州街道からは離れています。しかし、昔は駅が甲州街道に面しており、東八王子駅と称していました。 写真1 空中写真(1941年撮影) 写真2 空中写真(2019年撮影) 写真1と写真2は、国土地理院の地図・空中写真閲覧サービス(https://service.gsi.go.jp/map-photos/)でダウンロード可能な空中写真を私が加工したものです。 写真1は第二次世界大戦前の状況です。北に曲がって甲州街道に突き当たる形で駅が設けられています。写真2は最近の状況で、八王子駅から…

  • 国立博物館の梵字標記…

    写真1 梵字で記された説明板 写真2 脇の建物 国立博物館本館の北側には庭園があります。そこを歩いていると、写真1のように梵字で記された説明板がありました。梵字は経典や墓石などでおなじみです。墓石で見るのとは書体が違いますが、漢字やひらがななどと同じく梵字も多種多様なのでしょう。脇に建物(写真2)があるので、それを説明しているようです。建物は仏教系のものということになります。1文字なので、この建物のことを略して表記してあるようです。 写真3 梵字で記された説明板 写真4 スダジイ 少し歩くと写真3のように同じ文字の説明板がありました。しかしその説明板の奥にあるのは…スダジイ(写真4)…「ん? …

  • 国立博物館の表慶館の展示品とライオン

    引続き国立博物館の「実用品と展示品の境目」に関してです。今回は表慶館です。 写真1 階段室 写真2 ラーメン丼縁模様 写真1は文句のない西洋的な美しさです。ところがよく見ると写真2のようなラーメン丼の縁の模様が潜んでいます。片山東熊氏がラーメン好きだったのかどうかは存じませんが、おもしろいと思います。 写真3 前方後円コンセント 写真4 前方後円コンセント 写真5 前方後円コンセント 古墳と同じく、前が方形、後が円形のコンセントです。実用品ではありますが、美を狙った展示品的性格もあると思います。 写真6 ニッチ(壁龕) 写真7 展示品 写真6は彫像を置きたくなるような美しさです。現実に展示され…

  • 国立博物館の通用口脇守衛所跡

    国立博物館でもうひとつ気に入っている展示物があります。通用口脇の守衛所跡です。国立博物館の北東側には通用口があります。鶯谷駅のすぐそばなのでここからも入れると楽で助かるのですが、関係者以外通行禁止です。残念ながら私は関係者ではないので上野駅から行くしかありません。 写真1 遠景 写真2 近景 写真1は通用口への通路です。写真2のような建物が展示されています。 写真3 扉 写真4 黒電話 写真3と写真4は歴史を感じさせてくれます。 写真5 外観 写真6 禁煙 写真5は外観です。写真が傾いていますが、展示品も傾いています。禁煙の札がとても目立ちます。タバコを吸いながら入館しようとする人がいるのでし…

  • 国立博物館の展示品

    上野公園に国立博物館があります。さまざまな物が展示されていますが、今回は私がいちばん気に入っている展示品に関してです。展示場所は本館中央北側のラウンジです。 まず1階の展示品です。 写真1 2017年撮影 写真2 2022年撮影 写真3 2025年撮影 貴重な展示品なので「お手を触れないでください」という注意書きがあります。写真1~3は何も変化していないようですが、よく見ると右側に置かれている物が変化しています。時代を反映しています。 ◇ ◇ ◇ 2階にもラウンジがあります。そこの展示方法はもっと凝っています。 写真4 2017年撮影 写真5 2025年撮影 写真4と写真5を比較すると、展示台…

  • 仮に東京駅で待合せるなら…

    駅の入口で待合せ…ということ自体そもそもない(時代遅れ)ような気がしますが、仮に東京駅の入口で待合せるとしたら、どこがわかりやすいでしょうか。大きい入口はわかりにくいですね。東京駅はかなり大きな駅ではありますが、すべての入口が大きいわけではありません。 写真1 東京駅の入口 写真1は東京駅の入口です。は?と思うかもしれませんが、京葉線の東京駅につながる階段への入口です。改札口は地下に降りたところにあります。この場所、決して人通りがないわけではないのですが、駅利用者の主要動線から外れているためこのような状況になっています。ここで待合せればはぐれることはありませんが、そもそもこの入口に地下通路から…

  • 日本橋野村ビルディング

    写真1 野村ビル(2015年) 写真2 野村ビル(2025年) 写真1は10年前の風景です。日本橋の脇に立つこの日本橋野村ビルディング旧館は今から1世紀近く前に建てられたものです。再開発によりどうなるか心配でしたが、写真2のように外観はそのままで内部に店舗などが入ることになっています。建物の内部も楽しめるようになるわけです。 写真3 野村ビル(2015年) 写真4 野村ビル(2022年) 写真5 野村ビル(2025年) 写真3~5は旧館と新館の接続部です。新館は取り壊され、旧館の内部は作り直されていることがわかります。 写真6 再開発状況(2025年) 写真7 消えた建物(2015年) 写真8…

  • 世田谷区と杉並区の境目…八幡山駅付近

    京王線の八幡山駅は世田谷区と杉並区の区境にあります。駅の南は区境が屈曲していて複雑ですが、今回はわかりやすい場所…駅の西側です。 写真1 京王線の脇(2017年) 写真2 同一地点(2024年) 写真1の左右方向に緑色のフェンスが見えます。この脇が区境です。木が茂っていてよくわかりませんでしたが、きれいに刈られて写真2のようになっています。これで区境がよくわかります…いえ、別に区境をわかりやすくするためではないと思いますが。 写真3 京王線の脇(2017年) 写真4 同一地点(2024年) 写真3は写真1の一部を切り取ったものです。ここにお社があるなんて全く気づきませんでした。写真4はきれいに…

  • 世田谷区と杉並区の境目

    「境目の何がおもしろいの?」と言われることがあります。「見えないけどそこにあるから」などと答えたりしが、まぁ人それぞれ「嗜好」と「思考」に相違があるからどうしようもないなと思います。 写真1 境界標と住居表示板 写真1はブロック塀です。私は道路に立っていますが、この道路が世田谷区と杉並区の境目になっています。左下には銀色の四角い境界標があります。標識のてっぺんには世田谷区の印が刻まれ、隅には矢印が刻まれています。矢印先端までは世田谷区ということです。一方、ブロック塀には杉並区の住居表示板が取付けられています。このブロック塀はかなり高い確率で杉並区ということです(杉並区と言い切れない場合もありま…

  • 森の美術館

    あまり知られていない美術館はないかな…と思い、「森の美術館」を探し出しました。所在地は流山市大畔…といってもどこなのかよくわからず、地図で調べたら流山おおたかの森駅から直線距離約1.3km、方位約280°であることがわかりました。実質的にそれ以上交通機関はないようなので駅から歩いて行きました。 写真1 敷地入口 写真2 建物全景 写真3 敷地内の通路 写真1~3、いずれも同じ場所から撮れてしまいます。それぐらい小さな美術館です。建物は薄切りにした豆腐のような感じ。 外観から予想できる通り展示室は非常に小さく、公営であれば入館料無料にするであろう規模ですが600円です。建物入口内部に喫茶場所があ…

  • 博物館における見方…東武鉄道モハ5700形の例

    時々博物館に行きます。そのうち「鉄道に関する博物館」に行くと、来館者に際立った特徴があります。親子連れが大半で、その次に多いのが未婚と思われる男女連れ。大人同士になるとかなり少なく、ひとりで観に来る大人はもっと少ない…という感じです。 誰だって「動くもの」には何らかの反応をします。本能的に好奇心や警戒心があるからでしょう。特に好奇心は子供の頃いちばん大きく、年齢を重ねるとだんだん低下していくものです。大人になると変に好奇心を隠すことさえあるかもしれません。…博物館に行くとこのようなことを感じます。 次に、来館者が展示品をどのように見ているかに関してです。具体的な部位を示します。(東武博物館にて…

  • 品川区と大田区の境目…蘇峰公園

    蘇峰公園は大田区にありますが、品川区との区境に面しています。今回は、この公園の前の区境がどこにあるかというお話です。 まず品川区と大田区それぞれのサイトで道路平面図を確認しました。品川区の地図には道路の東寄り(大田区寄り)に二点鎖線が記されています。大田区の地図には道路の西寄り(品川区寄り)に二点鎖線が記されています。つまり、自分の区の面積が広くなるように記されているわけです。道路平面図は境界を示すものではないという断り書きがありますので文句は言えないのですが、現地はどうなっているのでしょうか? 写真1 蘇峰公園(2013年撮影) 写真1が蘇峰公園の入口です。品川区側から大田区を撮影したことに…

  • 品川区と大田区の境目…出石公園

    出石公園は品川区と大田区の境目にあります。 出石と聞くと出石(いずし)鉄道を連想します。山陰線の江原から出石(いずし)まで走っていた鉄道で、1929年(昭和4年)に開業して、戦時中の1943年に実質的に息絶えました。 写真1 大井・原の水神池(2016年撮影) いきなり話が脱線しましたが、出石公園の出石は「いずし」ではなく「いずるいし」と読みます。また、出石公園の近くに大井・原の水池があり、そこに案内板が設置されています。出石(いずるいし)とはこの地の農家の名前だそうです。写真1がその拡大ですが、貼り重ねて修正してあります。過去、読み方に関して問題があったということでしょう。 写真2 出石公園…

  • 明治学院の歴史的な建物

    桜田通を歩くと明治学院の素敵な建物が見えます。確認してみたら記念館の一部は見学可能とのことなので行ってみました。 ところで桜田通をカタカナで書くとサクラダ通になり、なんとなくサグラダファミリア教会を連想してしまいます…が、今回の内容とは関係ありません。 写真1 記念館 写真1は記念館です。平日昼間、1階の展示室だけであれば見学できます。1890年の建設当初は2階まで煉瓦造りでしたが4年後の大地震で壊れ、その後2階を木造に変更しています。当初の写真を見ると重々しい感じで、現在の方が好ましく感じられます。ちなみに1923年関東大震災では煙突が壊れた由。1966年には建設当時に対し90°向きを変えた…

  • 上野駅公園口…駅前から伸びる歩行者動線を確保した好例

    現在、JRの上野駅公園口を出ると正面に上野公園に向かって伸びる歩道が見えます。道路を渡ることなどなくまっすぐ上野公園に入っていくことができます。 写真1 上野駅の昔の公園口(2010年撮影) 写真2 横断歩道の向こう(2011年撮影) しかし昔は公園口の前に写真1のように道路があり、信号のある横断歩道を渡る必要がありました。また横断歩道の正面には東京文化会館があるため写真2のように見通しが悪く、その前を斜めに進む必要がありました。駅前を横切る道路(車道)を廃止したことによりこのような問題点を解決したのです。 ◇ ◇ ◇ 写真3 昔の上野駅とその周辺 写真4 改良中の上野駅とその周辺 【注記】本…

  • 書籍のデジタル化と古本屋さん

    神田神保町の本屋街を歩いていたら、ある古本屋さんの店頭におもしろそうな工業専門書が置かれていました。昭和初期発行のえらく古い本です。「いったい何万円するんだろう…」と思って値札を見ると、なんと数字が3つしか並んでいません。何かの間違いかと思い、店員さんに値段を確認しましたが、間違いではありませんでした。 値段は1,000円もしませんでしたが400ページ以上もある分厚い本でかなり重く、家に着く頃には肩が抜けそうになりました。机の上に本を置いて「実におもしろい。それにしてもずいぶん安く買えたもんだ。」と思いながらぱらりぱらりとほこりっぽい本を味わいました。 ◇ ◇ ◇ ある日、仕事に必要な資料を国…

  • 参道の椅子?

    写真1 天祖神社 写真2 椅子? 写真3 椅子? 写真1は東海道沿いの神社です。その参道に写真2のようなものが設置されています。椅子でしょうか? 写真3のように離れたところにもあります。地面に埋め込まれた石に木の覆いをかぶせてあるようにも見えます。しかし…座ることを目的とするならそれにふさわしいものがあるように思います。 不思議な感じです。なんとなく椅子ではないような、座ってはいけないような気がしました。何なのでしょうね? 以上さかてつでした…

  • 飛行機の貨物室扉を閉じる作業

    空港でエプロン(駐機場)の飛行機を見ているとおもしろいものです。飛行機が到着するとグランドハンドリングスタッフがいっせいに飛行機に近づいて作業を始めます。 写真の内容は貨物・手荷物ハンドリングの一部である「貨物室扉を閉じる作業」です。貨物室も与圧領域ですから、万が一ロック不完全があると上空で貨物室扉が開いてしまい、大事故の原因となります。このようなことを防止するために一連の操作におけるミスを防止することがとても重要です。 写真1 A350-900 写真2 貨物室扉ロックレバー 写真2は貨物室扉の掛金ロック機構を操作するレバーで、扉の掛金が掛金受けにしっかりかみ合っている(正常に扉が閉まっている…

  • 鉄道博物館101系電車で刻みノッチを体験

    趣味人が電車の運転操作をできる機会はなかなかありません。さらに「制御装置の動作を見ながら」操作できるとなるとかなり限られてきます。そもそも現在一般的なVVVFインバータ制御装置の場合はその主たる部位が半導体スイッチング素子で、動作状態など見えるわけがありません。昔のチョッパ制御装置でも同じ話です。したがって動作が「見える」制御装置となるとさらに昔の抵抗制御用のものになります。そういう意味で鉄道博物館に展示されている「国鉄101系電車の制御装置と駆動装置」はとても貴重なのです。 写真1 101系 写真2 主制御器 電車(写真1)の前には制御装置のうち主制御器(写真2)が設置され、その脇にある主幹…

  • バス停における自転車の通行法は?

    写真1 自転車通行帯 写真2 バス停注意 写真1は車道の一部に設けられた自転車通行帯です。水色の線の左側を通行しなさいという意味のようです。前方にはバス停があります。手前の路面表示を拡大したものが写真2です。「バス停注意」と記されています。 写真3 バス停前方側 写真4 バス停手前側 写真3と写真4はバス停における自転車通行帯ですが、バスが停車するところを突抜けています。バス停を通り過ぎたところで自転車通行帯がすべて水色になっています。 写真5 貨物車停車指定場所 自転車通行帯がすべて水色になっているところは写真5の通り、貨物車が荷物を積み降ろしする場所です。棒を立てて物理的に区分してあるとこ…

  • 上田交通(上田電鉄)は関東鉄道より知名度が低い?

    書籍出版に力を注いていたら、ブログの方がすっかりお留守になってしまいました。開店休業とはまさにこのことですね。 現在上記の書籍を出版しています。大きく分けると国鉄、上田交通、関東鉄道といったところです。「国鉄に関してはこれっぽっちしか出してないじゃないか」と突っ込まれそうですが、実を申すと国鉄に関する書籍がいちばんよく売れます。さすが全国区です。扱っている車両は全く「全国区」ではありませんが。国鉄という組織が日本全国にあったということが知名度や関心の高さにつながっているのだろうと思います。 では、上田交通(現在の名称は上田電鉄)はどうか…というと、正直申して売行きはよくありません。東日本におけ…

  • 排除アートは減ってきたか…

    写真1 座席? ひと頃、街中(建物の内部も含む)は排除アートだらけでした。某建物内で写真1のような「もの」を見た時などは、「絶対に寝転がることを許さないぞ」という強烈な意思を感じて心が寒くなったものです。ちなみに写真1の「もの」には下記のような表示がありました。一応「座席」という位置付けのようではありますが、すごい形状の座面です。 長時間の滞留はご遠慮下さい。こちらは一時休憩用のベンチです。 ほかの街中でも「これは度が過ぎているんじゃなかろうか…」という事例を数多く見かけ、街がきれいになって新しい建物が建てられるたびに排除アートが増殖しているように感じていました。 ◇ ◇ ◇ ただし最近はその…

  • 著作出版に関して

    年内に発行することを目標としていた書籍を何とか予定通り発行できました。単なる写真集ではないため文献調査にも非常に時間がかかりましたが、ぎりぎり間に合ったという感じです。個人出版なので目標達成できなくてもだれから文句言われるというわけでもありませんが。 今年の後半学んだことは(今となっては当たり前だと思いますが)、適度に広告しないと書籍の存在やその中身がわからないということ。電子書籍は「立ち読み」できません。アマゾンKindleにサンプルページ表示機能はありますが、頭から1/10程度までしか見られません。やはり全体の概略がわかるようなものが必要なのです。著者の立場ではなく読者の立場になればわかる…

  • 電子書籍でも立ち読み的感覚を味わいたい…というお話 (国鉄ガソリン動車用ブレーキ装置の例)

    写真1 見開き(その1) 写真2 見開き(その2) 写真3 ページ内容(その1) 写真4 ページ内容(その2) 最近は本屋さんが減ってきているので必ずしもそうとは言い切れない状態になりつつありますが…紙の本は「本屋さんにおける立ち読みにより中身を確認」できます。それに対して電子書籍はなかなかそうはいきません。アマゾンの場合、前から1/10程度までは中身を見られるようですが、全体を確認できるという感覚ではありません。今までは発行してきた電子書籍の見開き(写真1~2に例を示します)を内容紹介として3~4枚掲載したのですが、やはり立ち読みと感覚が異なります。 いろいろ考え、写真3~4のように書籍のペ…

  • 庭園美術館(2/2)

    続きです。 写真10 丸窓 写真11 丸窓 写真12 丸窓 写真10は妃殿下寝室の丸窓です。写真11は1928年製の電車(上田交通モハ5250形:1986年撮影)の丸窓です。朝香宮邸の完成は1933年ですから、似たような時代の丸窓ということになります。写真12は上野動物園の丸窓です。この建物が建設された年代はわかりませんが、木の枠が時代を感じさせます。写真10や写真11と同世代かもしれません。 余談ですが、「でんか」「ひでんか」と入力すると「電化」「非電化」と変換されました。自分がいる世界を示しているようです。 写真13 取っ手 これは殿下寝室の取っ手です。181系気動車の主幹制御器ハンドルを…

  • 庭園美術館(1/2)

    庭園美術館(旧朝香宮邸)は建物公開期間中写真撮影が可能です。みなさまが撮影なさった写真はブログやSNSに数多く掲載されていますが、それと同じような写真を掲載してもおもしろくありません。そこで、あまり注目されないであろう写真を集めてみました。 写真1 立入禁止階段 写真2 立入ってください階段 西側の階段ですが、今まで何度か来た時はいつも通せんぼされていて2階より上に行くことはできず、踊場にある入口はどんな部屋につながっているのかずっと気になっていました。今回は3階のウインターガーデンも公開されており、踊場に入口がある部屋も見ることができました。 写真3 なんと納戸 なかなか落ち着いた雰囲気の部…

  • サツマイモの収穫

    暑い…いや、熱い夏もようやく終わり、秋になりました。サツマイモを収穫する時がやってきたのです。 写真1 大収穫 写真1のサツマイモ、結構量がありますね。実は、水栽培せずに直接土に植えたサツマイモもあったのです。「水栽培→土植え」:「最初から直接植え」=1:6程度でした。したがって写真1の1/6程度が「水栽培→土植え」によってできたサツマイモということになります。それでもふたつ分ぐらいあると思います。 土と植物の生命力は本当にすごいものだと思います。「芽が出てきたから水栽培&植えてみるか」という安易な気持ちで始めたサツマイモですが、こんなに大きくなるとは全く予想しませんでした。さて、どんな味なの…

  • 上田交通モハ5250形に関する電子書籍発行

    ようやく、上田交通モハ5250形「丸窓電車」に関する電子書籍2冊を発行しました。まだ紹介画像がアマゾンの当該ページに掲載されないので(1週間前後かかるらしい)、一足先にこのブログに掲載します。 写真1 第1巻表紙 https://amzn.to/47SgPEA 別所温泉で撮影した写真です。すでに「1500V昇圧に伴い丸窓電車廃車」が伝えられていたため、電車を背景に記念撮影する方々が多くいらっしゃいました。この電車の顔をぐっとアップにしたのは、その映り込んでいる姿を隠すためという意味もあるのです。 写真2 3両の顔比較 丸窓電車という愛称がついていますが、実はほとんどの窓が四角です。丸い窓は1両…

  • 上田交通モハ5250形、クハ290形に関する電子書籍作成中

    写真1 上田交通1の表紙 写真2 上田交通2の表紙 現在、上田交通(上田電鉄ではありません)のモハ5250形とクハ290形に関する電子書籍発行準備中です。 モハ5250形(2冊)とクハ290形(2冊)に関して書籍データは一応完成しています。着手してから2か月ほどでした。しかし、本当に大変なのはここからです。誤字脱字や体裁の修正は申すまでもありませんが、「(想定している)読み手に対して誤解を与える記述になっていないか」を十分に確認する必要があるからです。いわゆる推敲ですが、ここまで要した時間とほぼ同じ時間を要します。「一応完成してまだ半分」なのです。 現在、デバッグ(推敲)を繰返していますが、「…

  • サツマイモ(その9)

    その後のサツマイモ状況です。 写真1 土に植えたサツマイモ もう「すごい」の一言です。どんどん伸びて拡がっています。サツマイモのかけらからこんなに大きくなるとは…土の持つ力、植物自体の生命力を感じます。雨が降ってますます元気です。 写真2 水栽培中のサツマイモ 写真3 水栽培中のサツマイモ それでは、一応東海道線電車の緑のような色の葉っぱが出てきた水栽培中のサツマイモはどうなったかというと、あまり伸びていません。山手線色のままの葉っぱは枯れるのかと思いましたが、そういうわけでもありません。土に植えたものと同じ植物とは思えない状況です。 以上さかてつでした…

  • 鉄分を与えたら山手線色が東海道線色になったお話(サツマイモその8)

    鉄道好きの人が元気を失っている時には鉄分を補給するとよいと言われますが、サツマイモも同様でした。 写真1 鉄分補給方法 白い葉が出てきたことに関して、知見ある方から「FeやMnが欠乏している」とご指摘いただきました。それならば鉄釘などを錆びさせればFe3+イオンは得られるだろう…と思い、実施してみました。要するに水と空気の界面付近の根っこに鉄釘をはさんだだけです。写真1は水から根っこを引っ張り出した状態です。錆びています。 写真2 鉄分補給の結果 写真3 東海道線の電車 数日後、驚きました。なんと、写真2のごとく東海道線電車(写真3)の緑のような色の葉っぱが出てきたのです。ただし山手線色の葉っ…

  • サツマイモの水栽培(その7)

    写真1 土に植えたサツマイモ 土に植え替えたサツマイモは写真1のごとくどんどん大きくなっています。正直申して「想定外」でした。 写真2 水栽培中のサツマイモ 写真3 水栽培中のサツマイモ 折れた芽から成長して大きなビンに移し替えたサツマイモは、写真2のようにとうとう白い葉が出るようになってきました。横から見ても(写真3)あまり具合がよくないようです。土に植え替えたサツマイモと同じ植物とは思えないぐらい差が出てきました。しかし枯れたわけではないので、もう少し様子を見ます。 以上さかてつでした…

  • サツマイモの水栽培(その6)

    写真1 土に植えたサツマイモ 写真2 土に植えたサツマイモ(2週間前) 写真3 土に植えたサツマイモ(3週間前) 土に植え替えたサツマイモですが、写真1のように大きくなりました。写真2~3と比べるといかに大きくなったかよくわかります。いったいどこまで大きくなるんでしょうか! 写真4 水栽培中のサツマイモ 写真5 水栽培中のサツマイモ(2週間前) 写真6 水栽培中のサツマイモ(2週間前) その一方で、折れた芽から成長して大きなビンに移し替えたサツマイモはどうなっているかというと、写真4のごとくさっぱり大きくなりません。写真5や写真6と見分けがつきませんね。前回記したように、「プラス1マイナス1」…

  • サツマイモの水栽培(その5)

    写真1 土に植えたサツマイモ 芋から成長してビンの中で「狭い、狭い」と言っていたサツマイモを土に植え替えて1週間。ぐんぐん大きくなっています。土とはすごいものだと感じます。 写真2 折れた芽から成長したサツマイモ 一方、折れた芽から成長して大きなビンに移し替えたサツマイモはどうなっているかというと、次々に新しい葉が出てきます。では、それにつれて全体が大きくなっているかというと…そうではないのです。おもしろいことに、新しい葉が1枚出てくると下の方の葉が黄色く変色してきて枯れます。プラス1マイナス1でゼロというわけです。成長点における細胞増殖は止められないから、結果として弱い葉がその栄養源となって…

  • サツマイモの水栽培(その4)

    写真1 芋から成長したサツマイモ サツマイモ、どんどん大きくなっています。芋から成長したサツマイモは写真1のようにビンの口いっぱいになってしまいました。「狭い、狭い」と言っているようです。 写真2 折れた芽から成長したサツマイモ 写真3 葉の比較 写真3の左側は芋から成長したサツマイモ(写真1)、右側は折れた芽から成長したサツマイモ(写真2)です。芋から成長した方が色つやがよく、葉の寸法も大きくなっています。 写真4 土に植えたサツマイモ 写真1の状態をどうしようか…としばらく考えた後、土に植え替えることにしました。写真4は、芋から成長したサツマイモ(写真1)を植え替えた後の状態です。土に根が…

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