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カケラノコトバ https://blog.goo.ne.jp/aonekotei_ibun

たかあきによる創作文置き場です。 メインはお題を使ったショートショートですが、たまに長編も載せます。 ジャンルは主にファンタジー寄りのホラーやSFです。

青猫亭たかあき
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2019/04/29

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  • クリスマスプレゼントを君に

    クリスマスプレゼントを君にそれは、まだ私がサンタを信じなかった頃。仕事で忙しかった両親は娘の私と季節の行事を過ごす暇もなく、誕生日もクリスマスも日付を遥かに超えてから買い物に連れて行かれ、自分で好きなものを選ぶように促された。とは言え両親の多忙は理解していたつもりだし、時期が遅れてもきちんとプレゼントを貰えるだけマシだなどと醒め切った事を考えながら嬉しそうな顔をしてみせる、今考えると嫌な子供だったと思う。***その年のクリスマスイブ。相変わらず両親は忙しく、私は渡されたお金で夕飯を済ませることになった。幸い近所のスーパーやコンビニにはクリスマス仕様のチキンやケーキ、オードブルなどが沢山売られていて、目移りしながら買い物を済ませて店を出ると、空から大粒の雪が降ってくる。おまけに風の音も響いて来たので急いで家...クリスマスプレゼントを君に

  • 骨董品に関する物語・ムーンストーンをあしらった蠍のブローチ

    「赤い目玉の蠍」は、とある童話作家が作詞した星巡りの歌の一節だが、友人が錬成したのは青い躰の蠍だった。これは赤い炎より青い炎の方が高温となる故、秘められた静かだが烈しい感情を表現しているのかと思ったら、何でも子供の頃に捕まえた真っ青なロブスターがモデルだそうだ。骨董品に関する物語・ムーンストーンをあしらった蠍のブローチ

  • 骨董品に関する物語・鬼芥子の十字架

    欧州を旅行した画家が道中に出くわした野生の芥子畑は実に見事だったという。ただし、赤い絨毯のように広がる一見は可憐な花々の茎は思いのほか頑丈なので素手で手折るのは難しいと。だが、考えてみると確かに自然という存在は人間に容易くその美しさを奪い去らせるほど寛容ではない。骨董品に関する物語・鬼芥子の十字架

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