『西遊妖猿伝 大唐篇』諸星大二郎 その13
ネタバレします。 【第54回 黄風大王 疊ねて道を遮り 河西回廊 なお路険し】 通臂公は悟能におぶさり玄奘と旅を続ける。 通臂公は黄風大王の一味を見つけ危険を知らせるが玄奘の天竺行きの決意は揺るがない。 悟空、二娘を加えた旅芸人一行も悟空の護衛で進み続けた。 黄砂が晴れ烏鞘嶺を越えると道はいよいよ祁連山脈とゴビ(砂漠)(ゴビって砂漠って意味なんだよね)に挟まれた細長い地帯に入る。これが涼州から甘州、粛州を通って西域に通じる河西回廊である。 (この地図はウェブ上で拾ったもの。本作に収録されてはおらず) 河西回廊と聞いただけでわくわくするのは何故。 沙州(敦煌)わくわく。 そしてその先は西域となる…
2025/05/31 07:00