防衛装備庁は3月末「小型の機雷捜索用水中無人機=OZZ-7の14基調達について日立製作所と契約を締結した」と、HIIも1日「日立から12基以上のREMUS300を受注した」と発表、OZZ-7の用途、発注数、REMUSシリーズの導入実績を加味するとOZZ-7の正体はREMUS300である可能性が高い。
ポーランドが正式にボルスク歩兵戦闘車を発注、2029年までに111輌取得
ポーランドはAbramsやK2と一緒に運用する歩兵戦闘車を更新するため、2023年にスタロヴァ・ヴォラ製鉄所とボルスク歩兵戦闘車の開発・製造に関する枠組み(1,400輌調達)で合意していたが、今月27日に第一弾発注として111輌分の契約(15.5億ユーロ)を締結した。
グリーンランド首相が併合要求を拒否、自分たちの未来は自分たちで決める
トランプ大統領は29日「我々は必ずグリーンランドを手に入れる」と述べて「軍事力行使も選択肢の1つ」と示唆、これに対してグリーンランド首相は「はっきり言っておく。米国がグリーンランドを手に入れることはない。自分たちの未来は自分たちで決める」と述べた。
将来の停戦ラインを巡る戦い、ロシア軍が東部戦線の複数方面で前進
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEはは23日「ロシア軍がリマン方面ゼレベツ川西岸とトレツク方面で前進した」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ロシア軍がクラホヴェ方面で大きく前進した」と報告した。
ポーランド陸軍司令官、予備戦力確保には兵役義務の復活が避けられない
ポーランドが2026年に開始する国民の軍事訓練は強制ではなく「兵役義務の復活」を意味するものではないが、ポーランド陸軍のマチェイ・クリシュ作戦司令官は29日「適切な予備戦力を確保するためには兵役義務の復活が避けられない」と述べて注目を集めている。
膠着状態の前線、ロシア軍が数週間以内に新たな攻勢を始める可能性
DEEP STATEは「ヴェリカノボシルカ陥落後=1月25日以降、前線での衝突回数が減少している」と報告していたが、AP通信は29日「ロシアが停戦交渉の立場を強化するため数週間以内に新たな攻勢を複数方向(スームィ、ハルキウ、ザポリージャ)で始めるだろう」と報じた。
ロシア軍がクルスク方面で前進、東部・南部戦線を含めた動きは非常に低調
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは28日「クルスク方面でロシア軍がスジャ検問所を占領した」と報告、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも29日「ロシア軍がスジャ検問所方向に前進した」と報告したものの、ウクライナ東部・南部を含めた前線の動きは非常に低調だ。
元米空軍長官、F-47は無人戦闘機の登場で役割が変更されたと言及
バイデン政権時代の空軍長官と空軍次官補はNGAD=F-47契約がBoeingに決まるまでの舞台裏について言及し、NGADはF-22Aの正統な後継機して計画されたが「無人戦闘機の登場によってCCAを制御するクォータバックの役割が重視されるようになった」と明かした。
海上での無人機迎撃、米海軍が駆逐艦にCoyoteとRoadrunnerを導入
米海軍はフーシ派が使用する無人機や安価なミサイルの迎撃コストや高価な迎撃ミサイルの消耗に頭を悩ませており、Military.comは27日「今夏に展開予定の空母打撃群にCoyoteとRoadrunnerを配備する」と報じ、このシステムは空母打撃群に加わる駆逐艦に搭載されるらしい。
もう米国製システムはデフォルトではない、伊空軍参謀長がP-1導入に言及
イタリア空軍のルカ・ゴレッティ参謀長は28日「海上哨戒能力のギャップをどう埋めるつもりのか」という質問に「P-
T-7Aの存在を脅かすPC-21、F-35に対応した訓練システム統合を発表
ボーイングはT-7Aの輸出機会を最大2,000機と見積もっているものの、AviationWeekは「次世代ターボプロップ機の登場で期待するほどの需要は見込めない」と予測し、Lockheed MartinとPilatusもF-35に対応した訓練システムの開発とPC-21統合で合意した。
カナダが対米関係を根本的に見直し、米国は信頼できるパートナーでない
米Breaking Defenseは17日「トランプの暴言は『米国が信頼できないパートナーである』と証明するかもしれない」と警告していたが、カナダのカーニー首相は27日「もはや米国は信頼できるパートナーでないのは明らかで安全保障や貿易関係を大幅に見直す」と述べた。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは28日「クルスク方面でロシア軍がスジャ検問所を占領した」「ロシア軍はグエボ集落の北地域を占領した」と、さらにDEEP STATEとRYBARは「リマン方面ゼレベツ川西岸でロシア軍が大きく前進した」と報告した。
米海軍の次世代戦闘機、今週中に契約を獲得した企業が発表される予定
トランプ大統領は21日「空軍の次世代戦闘機=F-47の請負企業にBoeingが選ばれた」と発表したばかりだが、Reutersは25日「今週中に米海軍はF/A-XXを誰が製造するか発表する予定だ」と報じており、報道通りならBoeingとNorthrop GrummanのどちらかがF/A-XX契約を受注することになる。
武器システムの主権回復、AirbusがITAR Freeの対ドローンシステムを発表
AirbusはShahedのような自爆型無人機への対抗策=LOAOのコンセプトを発表し「地上配備型レーダーでカバーされていない地域を保護できる」「LOAOは米国の技術を一切採用していない」と説明、米メディアはLOAOがITARの規制を受けないことに注目している。
米国依存から脱却、デンマークが実質的なA330MRTT購入を発表
デンマークはトランプ政権からグリーンランドを併合すると脅され、同国の国防委員長は「F-35A購入を後悔している」「米国製システムは安全保障上のリスクでしかない」と述べたが、デンマーク国防省は25日「実質的なA330MRTT購入」を発表し、米国依存から脱却する鮮明に打ち出した。
DEEP STATEがベルゴロド西部に初めて言及、スームィ州侵入への対抗策
DEEP STATEとRYBARはクルスク方面、ベルゴロド西部方面、東部戦線、南部戦線の状況を報告、特にDEEP STATEはベルゴロド西部方面の状況を初めて報告し「ロシア軍はスームィ州侵入を試みているため、ウクライナ軍も対称的に行動する必要がある」と述べた。
クルスク方面の状況、ウクライナ軍が新たな突破口を開くため戦力を集中か
DEEP STATEとRYBARはクルスク方面の変化について報告、特にRYBARは「ウクライナ軍はロシア軍がスームィ州に緩衝地帯を作ることを恐れているというより、新たな突破口を開くことを期待して大規模な戦力を集中させている」「ウクライナ軍は攻撃に十分な能力を有している」と警告した。
F-35からラファールへ、ダッソーがカナダやポルトガルへの戦闘機提供に言及
マクロン大統領も18日「ラファールを追加発注し(同機の生産を)加速させるつもりだ」と発言、Dassaultのトラピエ最高経営責任者も「大統領の発言を受けて月5機体制の可能性を検討している」と述べ、F-35に疑問を抱く国に「ラファールを提供をする用意がある」とも付け加えた。
台湾と日本の国防費増額は実現不可能なのか、それとも意思の欠如なのか
台湾メディアはトランプ政権が要請するGDP比10.0%の国防支出について「実現不可能」と報じ、Breaking Defenseは日本が約束したGDP比2.0%の国防支出について「国民は防衛予算の増額を支持しているものの高額な税金を支払うことには躊躇している」と報じた。
ベルゴロド西部方面、ウクライナ軍が複数集落に侵入して足場を拡大
ロシア人が報告するベルゴロド西部方面の状況には一貫性がなく混沌としているが、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは24日夜「ウクライナ軍がデミドフカやポポフカに侵入した」「ウクライナ軍がベルゴロド州内の足場を広げた」と報告した。
米国不信でSaabの株価が急騰、全ての卵を1つのカゴに入れるのは愚か
Saabのヨハンソン最高経営責任者は2022年「海外市場で影響力の大きい米国製システムを負かすのは簡単ではない」「これが政治力だ」と憂いていたが、Financial Timesは23日「米国依存を減らしたいNATO加盟国の願望からSaabは大きな利益を手にするかもしれない」と報じている。
ウクライナ軍はクルスクで何を間違え、最後の1ヶ月間に何が起きたのか
ウクライナメディアのUkrainska Pravdaは21日「司令部が言うようにクルスクでウクライナ軍は包囲されなかったが計画的な撤退もなかった」「最後の1ヶ月間にクルスクで何が起こったのか」という記事を公開、登場する現地で戦った兵士や旅団・部隊関係者の証言は非常に興味深い。
ロシア軍が東部戦線の複数方向で前進、ウクライナ軍も占領された集落を奪還
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEはは23日「ロシア軍がクピャンスク方面オスキル川沿いとリマン方面ゼレベツ川沿いで前進した」「ウクライナ軍はクピャンスク方面ボロバ方向でロシア軍を押し戻しナディアを奪還した」と報告した。
ギリシャが危惧するトルコの戦闘機導入、英国がタイフーン売却を正式提案
トルコはF-16Vの代わりにタイフーン購入を検討中で、最大の障害だったドイツも交渉を許可したため予備交渉が開始されていたが、スペインメディアは19日「この交渉を主導している英国はトルコにタイフーン売却に関する正式な提案をおこなった」と報じた。
F-47の特徴、上向きの独特な角度で取り付けられたカナード翼と主翼
Air&Space Forces Magazineはトランプ大統領が発表したF-47について「B-21と同じように日常的な飛行が可能なステルス機」「カナード翼と主翼が上向きの独特な角度で取り付けられている」「これは従来のステルス機設計に見られない特徴だ」と報じた。
東アジアの防衛産業企業が台頭、川崎重工業は中東からの関心に言及
Economistは20日「国内外の需要が成長を後押し、東アジアの防衛産業企業が台頭している」「日本と韓国の防衛産業企業が海外市場で熱心な買い手を見つけている」と報じ、取材に応じた川崎重工業は「オーストラリアや中東からの関心が高まっている」と明かした。
ケンドール空軍長官は昨年末「次世代戦闘機=NGADの開発方針を2期目のトランプ政権に委ねる」と述べていたが、トランプ大統領は21日「F-47の開発をBoeingに発注した」と発表し、アルヴィン参謀総長も「F-47はトランプ大統領の任期が切れる前までに初飛行できるだろう」と明かした。
新明和工業、有人・無人プラットフォームの開発協力でポーランド企業と合意
ポーランドを代表する防衛産業企業=WB GROUPは20日「新明和工業と技術・貿易協力に関する協定を締結した」「この協定は有人・無人航空プラットフォームの開発協力を対象としている」と発表、ポーランドのディフェンスメディアも日本との協定について「双方に利益がある」と歓迎している。
デンマークがF-35A導入を後悔、米国製システムは安全保障上のリスクでしかない
米国製システムの象徴的存在=F-35に対する不信感は急速に広がり、デンマークのラスムス・ヤルロフ国防委員長も「F-35A購入決定に関与した1人として私は後悔している」「安全保障上のリスクでしかない米国製システムの回避を同盟国や友好国に勧める」と述べた。
ドイツ外交評議会トップ、もはや米国は我々の敵対者で同盟国ではない
ドイツ外交評議会のトム・エンダース会長は「もはや米国が我々の敵対者となり『同盟国ではなくなった』とう事実から目を逸らすことが出来ない」「我々は米国人を喜ばせるために高価な米国製システムを購入してただけ」「もうF-35を必要としている人は誰もいない」と指摘した。
カナダは米国ではなく欧州を選択、新たな共同防衛同盟について交渉中
New York Timesは19日「カナダはEUの防衛産業拡張計画に参加するため協議を始めた」「最終的に欧防衛産業の一員になる」と、Defense Newsも「カナダは安全保障分野の関係を転換する」「欧州と共同調達プログラムや新たな共同防衛同盟について協議中」と報じた。
両軍事委員長が米軍再編に警告、欧州と太平洋で抑止力と交渉立場を損なうだけ
米議会のウィッカー上院軍事委員長とロジャース下院軍事委員長は共同で「議会との協力なしに進められる大幅な米軍再編は受け入れられない」「米国のリーダーシップをNATOや太平洋地域から衰退させる動きは抑止力を弱め、潜在的な敵国との交渉立場を損なうリスクがある」と警告した。
一方的でなくなった2025年の東部戦線、ウクライナ軍も黙っていない
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは20日「オスキル川西岸は安定を取り戻したものの、ロシア軍も状況を不安定化させる試みを止めない」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「ロシア軍はオスキル川西岸で橋頭堡を確保したが敵も黙ってはいない」と報告した。
ロシア人ミルブロガー、クルスク方面やベルゴロド方面の状況は複雑
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「クルスク方面は依然として緊張状態で敵は4つの拠点を維持し、森林地帯に新たな陣地も構築している。ロシア軍のバシフカ攻撃も成功していない」と報告、ベルゴロド西部方面についても「敵が国境沿いの森林地帯に足場を築くことに成功した」と報告した。
将来の停戦ラインを巡る戦い、ロシア軍が東部戦線の複数方面で前進
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは19日「ロシア軍が東部戦線の複数方面で前進した」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「ロシア軍がヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告し、DEEP STATEはベルゴロド西部方面については特に言及しなかった。
トレツクに関する嘘報告とウクライナ軍の反撃、市内は巨大なグレーゾーン
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARはトレツク方面について19日「嘘報告とウクライナ軍の度重なる反撃に関連した否定的状況が明らかになった後、現地のロシア軍司令部は状況を少なくとも部分的に好転させた」と報告したが、側面を確保できていないためトレツク制圧には程遠い状況だ。
ロシア人ミルブロガー、クルスクから撤退したウクライナ軍は力を失っていない
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは19日「ベルゴロド西部国境を突破するウクライナ軍の試みが続いている」「特にプリレセ方向の状況は複雑で激しい戦闘が続いている」「クルスク方面から撤退したウクライナ軍は力を失っておらず国境を突破する能力を十分持っている」と報告した。
トランプ政権、NATO最高司令官の放棄や在米軍司令部の再編中止を検討中
NBC Newsは19日「トランプ政権の指示で国防総省は戦闘部隊と司令部の大幅な再編に取り掛かっている」「検討されている再編計画案の中にはNATO最高司令官の役割放棄が含まれている」と報じ、さらに在米軍司令部の再編中止(11.8億ドルの節約)も検討されているらしい。
ウクライナ軍はスジャ方向で安定を取り戻し、ベルゴロド西部に侵入
ロシア国防省は18日「ウクライナ軍がベルゴロド西部に侵入した」と、RYBARも「ウクライナ軍が国境を突破してベルゴロド州内に侵入した」と報告、さらにRYBARはクルスク方面スジャ方向についても「ウクライナ軍はゴゴレフカ付近で状況を安定させることに成功した」と報告した。
ドイツ議会が憲法改正を可決、再軍備のため大規模投資が可能になる
独首相候補のメルツ氏は選挙後の会見で「米国からの独立達成が優先事項」と述べていたが、ドイツ連邦議会も18日「国防支出を債務制限外として扱うための憲法改正」を可決、これによりドイツは再軍備のため大規模投資が可能になり、NATOのルッテ事務総長も「歴史的合意を歓迎する」と祝福した。
カナダのカーニー首相、米国に偏りすぎた安全保障や武器調達を多様化する
カナダのブレア国防相は14日「F-35発注見直し」に言及して注目を集めたが、英国を訪問したカーニー首相も17日「カナダの安全保障が米国に偏りすぎている」「国防予算の約80%が米国製システムの調達に費やされている」「これを多様化する必要がある」と述べた。
ポーランドとバルト諸国がオタワ条約破棄で一致、フィランドも脱退を検討
ポーランドのトゥスク首相は今月7日「オタワ条約=対人地雷禁止条約からの離脱も含む防衛力強化の検討」に言及したが、ポーランド、エストニア、ラトビア、リトアニアの国防相は18日「国家を守るためオタワ条約の破棄で一致した」と発表した。
カナダのF-35発注見直し、米国は信頼できないパートナーと証明される恐れ
米国のBreaking Defenseは17日「カナダがトランプ政権下で初めてF-35発注見直しに言及した」「カナダの動きに他の国が追従するかどうかは未解決の問題」「NATOに対するトランプの暴言は『米国が信頼できないパートナーである』と証明するかもしれない」と報じた。
比較的静かだった南部戦線で動き、ロシア軍がザポリージャ方面で前進
DEEP STATEとRYBARは17日夜「ロシア軍がザポリージャ州カミアンスケ・オリヒウ方面で前進した」と報告、ロシア国防省も「ピャティハトキ解放」を発表し、比較的静かだった南部戦線でも前線の変化が観測されたが、詳しい状況は良く分かっていない。
カナダがF-35A以外の選択肢を検討中、最有力は選定結果2位のグリペン
Breaking Defenseはトランプ政権の不確実性を理由に「米国製システムは今後の選択肢においてデフォルトではなくなるだろう」と予想したが、カナダのブレア国防相も「F-35A以外の選択肢も検討している」「全てをF-35Aで更新する必要があるのかどうかだ」と発言した。
東部戦線、ウクライナ軍がオスキル川とトレツクでロシア軍を押し戻す
DEEP STATEは1ヶ月ぶりにトレツク方面の評価を更新し「ウクライナ軍が鉱山に隣接するテリコン群からロシア軍を押し戻した」と、RYBARはオスキル川沿いボロバ方向について「ロシア軍はウクライナ軍の反撃でボフスラフカ集落の足場とザフリゾヴェ集落南部の支配を失った」と報告した。
ウクライナ軍がスジャ撤退を認める、包囲されることなく自国領へ撤退中
ウクライナ軍参謀本部はクルスク方面について「スジャ撤退」を認め、RYBARは「国境に近づくほど抵抗が強くなって前進が鈍化している」と、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏も「我が軍は包囲されていない」「徐々に自国領へ撤退している」と報告した。
ロシア軍がスジャ一帯をほぼ奪還、ウクライナ軍は国境まで4kmの位置に後退
ウクライナ人が運営するDEEP STATEはクルスク方面について15日夜「ロシア軍がザオレシェンカ、ポドル、クリロフカを占領した」と、RYBARも「ロシア軍がゴロチャロフカを占領した」と報告したが、今のところスジャ方向の占領地に残るウクライナ軍がロシア軍に包囲される恐れはない。
ウクライナ軍の反撃が続くポクロウシク方面、ロシア軍がシェフチェンコから後退
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは15日「ロシア軍はクルスク州スジャ周辺で支配地域を広げた」「ロシア軍はウクライナ軍の反撃でポクロウシク方面シェフチェンコ集落の支配を失った」と報告し、特にポクロウシク方面のロシア軍は後退の連続だ。
一方的でなくなった2025年の東部戦線、ウクライナ軍の連続した反撃が登場
2023年後半から2024年の東部戦線は「ロシア軍が一方的に前進する展開」だったが、ウクライナ軍は2025年にポクロウシク方面で「連続した反撃」を成功させ、クピャンスク方面やトレツク方面でも反撃が確認され始め、どうやら東部戦線は昨年と違う顔を見せ始めている。
ポルトガル国防相、トランプ政権の不確実性を理由にF-35A導入を否定
Breaking Defenseはトランプ政権の不確実性を理由に「米国製システムは今後の選択肢においてデフォルトではなくなるだろう」と予想、ポルトガルのメロ国防相も「米国が戦闘機の運用に不可欠な要素を制限するかもしれない」と指摘し、F-35AをF-16の後継機として導入する可能性を否定した。
ロシア軍が東部戦線で前進、ポクロウシクではウクライナ軍の反撃が続く
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは13日「ロシア軍がシヴェルシク方面、コンスタンチノフカ方面、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告、さらにポクロウシク方面では「ウクライナ軍がシェフチェンコ集落西端に到達した」と視覚的に確認された。
プーチン大統領、ウクライナと米国に停戦期間中の動員、訓練、支援停止を要求
プーチン大統領は13日「(米国とウクライナが合意した)戦いを停止するという提案には賛成するが、停戦期間中にウクライナの動員や訓練、西側諸国の武器供給は継続されるのか、この事について米国と話し合う必要がある」と述べ、交渉立場が平等ではないことを強く示唆した格好だ。
クルスク方面の状況は悲惨、ロシア軍はウクライナ軍を前後から挟み撃ち
ロシア国防省は13日「スジャ解放」を発表、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ロシア軍がスジャ南西の森林地帯で大きく前線した」と報告し、視覚的にもロシア軍がスームィ州バシフカ集落に到達していることが確認され、スジャ方向の占領地を巡る戦いは最終局面を迎えている。
トランプ大統領、もし停戦を拒めばロシアに壊滅的な経済制裁を課すと警告
米国とウクライナが合意した停戦は「無条件で戦いを止めてから停戦条件を話し合う」というもので、ロシア側は「我々に有利な停戦条件を事前に保証すべきだ」と主張しているものの、トランプ大統領は「もし停戦を拒めばロシアに壊滅的な経済制裁を課す」と警告した。
ロシア軍がスジャを奪還、露大統領は安全確保のためスームィ侵攻を示唆
DEEP STATEとRYBARは12日夜までに「ロシア軍がスジャを占領した」と報告、ロシア軍のゲラシモフ参謀総長も「敵に占領された領土の86%以上を解放した」と発表したが、ウクライナ軍のシルスキー総司令官は「合理的かつ必要な限りクルスクでの防衛を維持する」と述べた。
交渉材料を巡る戦い、ロシア軍がスジャ中心部で国旗を掲げる様子が登場
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは11日「ロシア軍の先遣部隊がスジャ中心部に侵入した」「ウクライナ軍がスジャから撤退した可能性がある」と、12日「ロシア軍がスジャ中心部を支配している」と報告し、視覚的にもロシア軍兵士がスジャ中心部の広場で国旗を掲げている様子が登場した。
露メディア、停戦ボールを賢く投げ返さないと米国の怒りがロシアに向く
米国務長官はウクライナが停戦を受け入れたため「(この戦争を止めるか否かの)ボールはモスクワ側にある」と述べ、露国営メディアは「危険なボールが投げ込まれた」「賢くボールを投げ返して『ゼレンスキーがトランプのノーベル賞受賞を妨げている状態』に戻さなければならない」と報じた。
ウクライナは条件付き停戦を受け入れ、米国は軍事援助と情報提供を即時再開
トランプ政権はホワイトハウスでの口論を理由にウクライナ支援(軍事援助・情報提供)を停止したが、両国はサウジアラビアで会談後「30日間の停戦受け入れと引き換えに軍事援助・情報提供を再開することで合意した」と発表、ひとまず「ウクライナの継戦能力に対する不安」は解消された格好だ
交渉材料のクルスク占領地は失われる寸前、ロシア軍がスジャ郊外に迫る
DEEP STATEとRYBARはクルスク方面について「ロシア軍はカザチヤ・ロクニャに迫る勢い」「ロシア軍がスジャ郊外の工業地区まで前進してきた」と、特にDEEP STATEは「ウクライナ軍は11拠点を失って占領地を大幅に減らした」と報告、ゼレンスキー大統領が主張する交渉材料は失われる寸前だ。
停戦ラインを巡る戦い、ウクライナ軍が東部戦線でロシア軍を押し戻す
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは10日「ウクライナ軍がクピャンスク方面とヴェリカノボシルカ方面でロシア軍を押し戻した」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「ロシア軍がトレツク方面とポクロウシク方面で後退した」と報告した。
交渉材料を巡るクルスク方面の戦い、ロシア人は広大な領土奪還を報告
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏はクルスク方面について「ウクライナ軍は包囲される恐れはなく戦力を増強している」と報告し、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「スジャの北側でウクライナ軍に占領されていた広大な領土を奪還した」と報告した。
NATOがロシアに対応できない原因、境界が曖昧で認識ギャップが生じるため
NATO作戦担当事務次長は「現在の平和→危機→紛争は段階的に進むのではなく、各段階の境界が曖昧で良くわからないうちに進んでいき、加盟国間の共有認識にキャップが生じて集団行動が困難になる」と指摘し、ロシアがNATOの構造的欠陥に付け込んでいることを浮彫りにした。
クルスク方面の防衛ラインが崩壊、スジャを守るウクライナ軍は危機的状況
ロシア国防省はクルスク方面について「マラヤ・ロクニャ、チェルカスコエ・ポレチノエ、コシツァを解放した」と、DEEP STATEやRYBARも「ロシア軍がマラヤ・ロクニャを占領した」と報告したが、特にRYBARが伝えるクルスク方面の状況はウクライナにとって酷いの一言に尽きる。
クルスク方面の危機的な状況、ロシア軍が全方位からスジャに迫る格好
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは9日「引き続きウクライナ軍がクルスク方面で後退している」と報告、ウクライナ空中機動軍も「パイプラインを活用してスジャ近郊に侵入したロシア軍を攻撃する様子」を公開し、DEEP STATEとRYBARの評価はどんどん類似点が多くなっている。
クルスク方面の危機的な状況、RYBARもロシア軍の大きな成功を報告
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは8日「クルスク方面でロシア軍が複数方向で前進した」と報告し、マラヤ・ロクニャ北、38H-071沿い、クリロフカ方向で「DEEP STATEの評価」と概ね一致した。さらにロシア国防省は「スタラヤ・ソロチナ、二コラエフカ、ヴィクトロフカの解放」を発表した。
約1万人のウクライナ軍がクルスク方面で包囲の危機、今直ぐ撤退すべき
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「もうクルスク方面で優位性が失われているため撤退を今直ぐ決断すべきだ」と訴え、Telegraphも「約1万人のウクライナ軍は包囲の危機に瀕している」「さらなる損失を避けるためクルスクからの撤退が検討されている」と報じた。
ポーランド首相、軍を50万人に拡張する可能性やオタワ条約離脱に言及
ポーランドのトゥスク首相は7日「我々はウクライナの安全保障に米国関与を期待しているが、希望は決して戦略の代わりにはならない」と述べて「ポーランド軍を50万人に拡張する可能性」や「対人地雷禁止条約からの離脱も含む防衛力強化の検討」に言及した。
クルスク方面のウクライナ軍は包囲の危機、現地の兵士らも撤退を訴える
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは7日夜「ウクライナ軍がクルスク方面で後退し続けている」と報告、ウクライナ軍兵士らも「包囲の危機に直面してる」「クルスク方面の兵士らは撤退を望んでいる」と訴え、ゼレンスキー大統領が「交渉材料だ」と主張するクルスク占領地は失われる寸前だ。
ロシア軍がクルスク方面で集落を奪還、スジャ南の防衛ライン突破も事実
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ロシア軍がクルスクのスタラヤ・ソロチナと二コラエフカを占領した」と報告、現地メディアの取材に応じたウクライナ軍関係者も「スジャの南でロシア軍が防衛ラインの突破に成功したのは事実だ」と証言し、クルスク方面の状況は非常に緊迫している。
BaykarとLeonardoが提携、KızılelmaがGCAPのウイングマン候補に
BaykarとLeonardoは6日「無人機に対する欧州市場の需要を取り込むため両社は50対50の合弁会社を設立する」と発表し、Leonardoのロベルト・チンゴラーニ最高経営責任者は「BaykarのKızılelmaがGCAPのウイングマン候補になるかもしれない」述べた。
ウクライナ人はクルスク危機を、ロシア人はトレツク完全解放の嘘を報告
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは6日夜「ロシア軍の前進によってクルスク占領地が南北に分断された」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「トレツクの完全解放は偽報告だった」「トレツク市内のかなりの部分がグレーゾーンだ」と報告した。
ウクライナ軍がポクロウシクで領土を奪還、ロシア軍は南ドネツクで前進
DEEP STATEとRYBARは東部戦線について「ウクライナ軍がポクロウシク方面でロシア軍を押し戻した」「ロシア軍がクラホヴェ・ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告したが、ここまで東部戦線の動きが低下したのはアウディーイウカ陥落後(2024年3月頃)以来だ。
スジャ防衛は危機的状況、ロシア軍がウクライナ軍の補給路に南北から迫る
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは5日夜「ウクライナ軍がクルスク方面スジャ方向で占領地を失った」「スームィ州に食い込んできたグレーゾーンを大きくなった」と報告し、ロシア軍はスジャ防衛の生命線に北と南から迫ろうとしているように見える。
ウクライナ軍が反撃、クピャンスク方面でロシア軍を2km以上押し戻す
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは5日「ウクライナ軍がクピャンスク方面でロシア軍を2km以上も押し戻した」「組織構造に変化が加えられ状況が改善されつつある」「この変化が良い方向に向かうことを期待している」と報告した。
米海軍のF/A-XXからロッキードが脱落、ボーイングとノースロップの一騎打ち
ノースロップ・グラマンは米空軍の次世代戦闘機について「入札に参加しない」と表明していたが、米海軍の次世代艦上戦闘機についてBreaking Defenseは4日「ロッキード・マーティンが脱落した」と報じ、F/A-XXはボーイングとノースロップ・グラマンの一騎打ちになった。
ポーランドがAirbus参加を模索、A330MRTTとA400Mを購入する可能性
ポーランドは対米関係を外交の基軸に据えてきたが、ロシアとの緊張や欧米の対立を背景に「安全保障政策の欧州回帰」が進んでおり、欧米のディフェンスメディアは「ポーランドがAirbus参加を模索している」「参加に合わせてA330MRTTとA400Mを購入するかもしれない」と報じている。
モロッコの潜水艦調達、状況次第でロシア製潜水艦が選択肢になる可能性
モロッコは潜水艦部隊の創設を進めており、スペインのディフェンスメディアは4日「フランス、ドイツ、ロシアなどが潜水艦の売り込みに関心を示している」「トランプ政権誕生でロシア製装備への圧力が無くなればアムール型潜水艦も現実的な選択肢になるかもしれない」と報じた。
交渉材料としてのクルスク占領地、ウクライナ軍が支配地域を大きく失う
ウクライナ軍参謀本部は「ロシア軍がクルスク奪還に向けて大幅に攻撃を強化している」という認識を示し、ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEも3日夜「ウクライナ軍がクルスク方面の支配地域を大幅に失った」「スームィ州内のグレーゾーンが大きくなった」と報告した。
米空軍、調達予定の無人機戦闘機をYFQ-42AとYFQ-44Aに指定
有人戦闘機に随伴する無人戦闘機の実用化は「遠い将来の夢物語」ではなく「目前に迫った現実」で、米空軍のアルヴィン参謀総長も3日「無人戦闘機の第1弾調達に選定した2つのプロトタイプに戦闘機を意味するYFQ-42AとYFQ-44Aに指定した」と発表した。
トランプ政権、移送中を含めたウクライナへの全軍事援助停止を命じる
Washington Postは先月28日「ゼレンスキー大統領の態度を理由に全軍事援助の停止をトランプ政権が検討している」と報じていたが、BloombergやCNNは3日「トランプ政権が軍事支援の一時停止を命じた」と報じ、移送中を含めたウクライナへの全軍事援助が停止されることになった。
ウクライナ軍はクルスクで後退、ロシア軍はトレツク完全占領が崩れる
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは「ロシア軍がクルスク方面とクピャンスク方面で前進した」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「ロシア軍がトレツク市内の複数方向で支配地域を失っている」と報告した。
停戦ラインを巡る戦い、ウクライナ軍がクピャンスク方面でロシア軍を押し戻す
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは2日「ウクライナ軍がクピャンスク方面でロシア軍を押し戻した」「ロシア軍がシヴェルシク方面で前進した」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「ロシア軍がヴェリカノボシルカ方面で複数拠点を占領した」と報告した。
無策がクルスクの状況悪化を招く、ロシア軍がスジャ西側に前進すれば最悪
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEはクルスク方面の状況に関して「ウクライナ軍はロシア軍がスジャ方面の兵站攻撃を強化してきたのに何も対策を講じなかった」「もしロシア軍が火力管制だけでなくスジャの西側に直接前進してくれば最悪だ」と批判した。
KC-46Aの主構造に亀裂、ボーイングは対策を講じるまで納入を停止
KC-46Aに潜む複数の重大欠陥は未解決のままで、ボーイングはKC-46Aプログラムを固定金額で受注しているため計70億ドル以上の損失を被っているのだが、War Zoneは28日「KC-46Aの主構造で亀裂が発見された」「ボーイングは対策を講じるまで納入を停止する」と報じた。
交渉材料を巡る戦い、ウクライナ軍はクルスク州の占領地を失う状況が続く
ここ数日間のクルスク州における両軍の動きは非常に激しく、ウクライナ軍参謀本部は28日「ロシア軍が国境を越えてスームィ州に侵入したものウクライナ軍が押し戻した」と、DEEP STATEは「ロシア軍がスームィ州国境付近まで前進して二コラエヴォ・ダリノを奪還した」と報告した。
トランプが推し進める米ロ中の世界、この実現にウクライナは邪魔な存在
米国務長官はゼレンスキー大統領とトランプ政権の激しい口論について「ゼレンスキー大統領が謝罪すべきだ」と述べたが、New York Timesは「この口論の重要な真実はトランプが推し進めたい核大国による世界=米ロ中の3角関係にとってウクライナを邪魔な存在と見なしていることだ」と指摘した。
ゼレンスキーとトランプ政権の間で激しい口論、欧州諸国はウクライナ支持を表明
ゼレンスキー大統領は鉱物資源に基づいた経済協定に署名するためワシントンを訪問したものの、米大統領執務室で記者会見を行っている最中に激しい口論が勃発し、両国の激しい衝突について欧州諸国はウクライナ支持を表明、ロシアは勝手に対立していく米国と欧州の様子に笑いが止まらない。
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防衛装備庁は3月末「小型の機雷捜索用水中無人機=OZZ-7の14基調達について日立製作所と契約を締結した」と、HIIも1日「日立から12基以上のREMUS300を受注した」と発表、OZZ-7の用途、発注数、REMUSシリーズの導入実績を加味するとOZZ-7の正体はREMUS300である可能性が高い。
米陸軍は2026会計年度予算案の中で「全戦闘車輌の上部を保護する追加装甲」を要求、War Zoneも「米陸軍は戦闘車輌をドローン攻撃から保護するためコープケージのような追加装甲を望んでいる」と指摘しており、既存の戦闘車輌にコープケージを追加する動きが加速している。
米空軍は予算要求の中で「KC-46Aを最も経済的な要件基準としてKC-135後継機調達に用いる」と言及、Aviation WeekやBreaking Defenseは「この変更によってKC-46A追加調達の可能性が高まった」と報じ、BoeingはF-47と空軍の手厚い配慮で大復活を遂げつつある。
Baykarは30日「Piaggio Aerospaceの買収手続きが完了した」「世界的な需要に応えるためPiaggioの生産拠点でAkinciとTB2を生産する」と発表、Defense Newsも「Baykarはイタリアに生産拠点を構えることで欧州域内に足場を築いた」と指摘し、この取引はイタリアとトルコにとってメリットしかない。
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは2日「残念ながらロシア軍の勢いは6月も維持され、我々は1ヶ月間に556平方キロメートルの土地を失った」「この数値は2025年において最悪の指標だ」と報告、最大の領土損失はドネツク方面で方面で発生した。
ロシア軍は6月に自爆型無人機のGeran2とGarpiya-A1、弾頭を搭載していない囮のGerberaを計5,337機も発射し、Kyiv Independentも「ロシア軍のディープストライクは5月と6月に劇的に激化し、大規模な攻撃はより頻度が高くなり、より致命的になった」と報じた。
ウクライナはスームィ方面について「前線の安定」や「ロシア軍による大きな突破の阻止」を発表、DEEP STATEも「アンドリイフカを奪還して左側面の安定化に成功した」と報告し、RYBARは20日以降、DEEP STATEは22日以降「スームィ方面の変化」を報告しなくなった。
ウクライナ軍は「無人機でロシアのマリノフカ空軍基地を攻撃して2機のSu-34を破壊した」と報告、ロシア人コミュニティからも損失報告が登場し、ロシア人ミルブロガーは「クソ野郎がマリノフカでの損失を証拠つきで確認した」「なぜ余計なことするのか」と批判している。
欧州では安全保障のリスクが高まっているため準軍事組織の活用に注目が集まり、ドイツの国民保護災害支援庁も有事を想定した準備や訓練を開始、ドブリント内務相も「イスラエルの経験から民間防衛の在り方、弾道ミサイルやドローンがもたらす脅威への対処方法を学びたい」と表明した。
カナダのToronto Starは29日「我々は2035年までに5%の約束を果たせるが、新たな問題やコストを生み出すことなく5%問題を完璧に解決する方法はない」と述べ、トーマス・ソウェル氏の言葉を引用して「解決策はない」「ただトレードオフがあるだけだ」と指摘した。
西側諸国が取り組んでいる産業基盤への投資は「長期に渡る強度の高い戦争は常に生産能力が高い国が勝利する」という通説に従ったものなのだが、Economistは26日「戦略的産業を平時から維持して育成するという考え方が間違っている」「平時の工業力は戦時の勝利に結びつかない」と指摘した。
NATO首脳会談で32ヶ国の首脳は「2035年までに毎年GDPの5%を防衛分野(3.5%)と防衛・安全保障関連(1.5%)に投資する」と約束、ギリシャメディアも「2035年までに3.5%へ引き上げるには0.4%分の増額で十分だ」「この増額が債務に及ぼす影響も軽微だ」と報じた。
スペインのロブレス国防相は27日「F-5BMの後継機はトルコとHürjetベースで共同開発する」「このプログラムに13.7億ユーロ=約2,320億円を投資して2028年までに最初の6機を受け取る」「共同開発を通じて設計権限を取得する」と発表、さらにスペインでは通常型空母構想も浮上している。
ポーランドの新型潜水艦入札は最終局面に差し掛かっており「ドイツ、スウェーデン、イタリアの提案が最も高い評価を獲得した」と報じられている中、韓国の現代重工とHanwha Oceanは手を組んで「新たな提案」を発表し、競争力のある資金調達モデルを提供することで巻き返しを狙っている。
韓国航空宇宙産業は27日「ポーランド空軍の司令官がKF-21に試乗した」「ポーランドに対してKF-21の輸出を推進している」と発表、ポーランドのディフェンスメディアも「KF-21もF-35A、F-15EX、タイフーンと共に追加調達に提案されている戦闘機の1つだ」と報じた。
海上自衛隊が導入中の海上哨戒機=P-1について「想定よりも稼働率が低い」という指摘が存在し、会計検査院も27日に発表した報告書の中で「任務可動機の数は限られておりP-1の可動状況は低調だった」と報告し、特に「エンジン素材の腐食による性能低下」が低調の要因だと指摘した。
米国はインド太平洋地域の同盟国にも国防費の増額を要求中で、リービット大統領補佐官は「欧州の同盟国やNATOの同盟国にそれができるのなら、アジアの同盟国やパートナーも同じことができると思う」と発言し、韓国も「NATO首脳会談で国防支出を5%に増やすよう要求された」と明かした。
国防総省が26日に発表した予算要求の中でE-7の調達中止、段階的に退役させてきたA-10の全機=162機、F-16C/Dの62機、F-15Eの21機退役、F-35Aの大幅な調達削減が確認され、国防総省高官はE-7の代わりに「宇宙ベースのAMTI能力やE-2Dの追加調達に投資する」と発表した。
トランプ大統領は「イランの主要な核濃縮施設が完全に破壊された」と宣言したが、この主張と矛盾する初期評価や発言が相次ぎ、ヘグセス国防長官は怒りの会見を行って攻撃作戦の追加情報を公開したが、最終的に「バンカーバスターの攻撃結果を知っている者は誰もいない」とぶっちゃけてしまった。
Defence Blogは26日「世界の安全保障環境が活発な紛争、兵器開発、国防費の増加を通じて変化を遂げる中、軍事ニュースメディアのネットワークが政府、防衛産業、そして公な議論における情報の流れを形作っている」と述べ、最も影響力があるディフェンスメディアTop10を発表した。
DEEP STATEは3日「ロシア軍がホルリウカ近郊のニューヨーク方向で3km以上前進して市内に侵入した」と、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「クラスノホリフカの喪失は現実のものになろうとしている」と、RYBARは「ロシア軍がスタロマイオルケを完全に解放した」と報告した。
DEEP STATEとRYBARはバフムート方面チャシブ・ヤール方向について3日「ロシア軍がカナル地区を占領した」と報告、視覚的にもカナル地区の西端でロシア兵士が国旗を掲げる様子が登場し、遂にロシア軍はシヴェルスキー・ドネツ・ドンバス運河に到達した。
ロシア国防省は2日「Iskander-Mを使用してミルゴロド空軍基地に駐機していたSu-27を攻撃した」「5機が破壊され2機が損傷した」と、ウクライナ空軍のイグナト報道官も「攻撃と損失は事実」「敵が主張するほどの損失はない」と発表した。あとF-15E関連のデータがロシアに流出した可能性がある。
DEEP STATEとRYBARはクピャンスク方面、シヴェルシク方面、アウディーイウカ方面の複数方向でロシア軍が前進したと報告し、ウクライナ軍参謀本部が連日「最も戦闘が激しい」と発表するオチェレティネ付近(アウディーイウカ方面からポクロウシク方向)でもロシア軍が前進している。
ロシア人ミルブロガーのRYBARは1日夜「ロシア軍がIskanderでウクライナ軍のミルゴロド空軍基地を攻撃し、少なくと2機のSu-27が破壊され、4機のSu-27がクラスター爆弾の影響を受けた」「一撃で6機の戦闘機を無力化した」「北部軍管区が発足して以来最高の戦果だ」と報告した。
米空軍のアルヴィン参謀総長は予算不足のため「効果的な空軍戦力とは何なのか問い直さなければならない」と言及、ケンドール空軍長官も「NGADの設計コンセプトが正しいかどうかを検討中だ」と明かし、コスト削減のため次世代戦闘機は再設計される可能性が出てきた。
露独立系メディアのASTRAは先月13日「ロシア空軍は過去4ヶ月間で滑空爆弾をベルゴロド州と占領地に93回も誤って投下した」と報告していたが、Washington Postも1日「ロシアの内部文書によって滑空爆弾が自国領内にも落下していることが明らかになった」と報じた。
New York Timesは29日「荒野を移動する最中に少しでも攻撃を受けにくくするためロシア軍は様々な方法を試している」「その最新アプローチがオートバイによる攻撃だ」「この新しい戦術は無人機と地雷に埋め尽くされた戦場に対する適応だ」と報じている。
ロシアでは松葉杖をついた負傷兵などが集団で「司令部が我々を病院から連れ出して戦闘任務に向かわせている」と訴え注目を集めていたが、今度はボルチャンスクで戦う第1009自動車化狙撃連隊の兵士が「全員負傷しているのに司令官が前進しろという」と訴えた。
ウクライナ軍参謀本部は「最も戦闘が激しいのはオチェレティネ付近(アウディーイウカ方面からポクロウシク方向への前進)だ」と報告していたが、DEEP STATEも30日に更新した戦況マップの中で「ロシア軍がポクロウシクに向けて複数方向で前進した」と報告した。
RYBARは「ウクライナ軍がテルニー方向で反撃を試みている」「ロシア軍はチャシブ・ヤールのカナル地区で前進した」「ロシア軍がトレツク方向に前進して墓場と要塞化されたテリコンを巡って両軍が交戦している」と報告しているが、最も激しい戦闘が発生しているのはアウディーイウカ方面だ。
DEEP STATEはホルリウカ方面とアウディーイウカ方面について29日「ロシア軍がアルテーモヴェ市内に侵入した」「ロシア軍がソキル方向に前進した」「ロシア軍がノヴォポクロフケの南で支配範囲を広げた」と報告、ウクライナ軍はソキルを失った可能性が高い。
プーチン大統領は「中距離核戦力全廃条約の失効によって米国の地上配備型攻撃能力が現実のものになった」と判断し「地上配備型の短距離及び中距離ミサイルの生産」を指示、中国を追いかける形で米露も地上配備型ミサイルの拡張に本腰を入れる格好だ。
ロシアはウクライナとの戦争に必要な人的資源を「不人気な予備役の強制動員」ではなく「契約軍人の募集」を通じて供給しているものの、当初のボーナス額で契約に応じるロシア人が居なくなり、契約軍人の募集にかかるコストは大幅に上昇している。
New York Timesは27日「今後の焦点は人的優位を活かしたロシアの戦術が防御を固めたウクライナに通用するかどうかだ」「効果的だと証明されていたロシア軍の戦術はハルキウで上手く行かなかった」「既にロシア軍の攻勢は鈍化している」と報じた。
Politicoは27日「米諜報機関はイスラエルとハマスの停戦が成立しない場合、今後数週間以内にイスラエルとヒズボラの間で大規模な軍事衝突が発生する可能性が高いと予想している」「欧州の中には次の戦争が数日以内に起こると予想している国もある」と報じた。
ウクライナ向け砲弾の域外調達を主導しているチェコのフィアラ首相は25日「既に約束した砲弾がウクライナに到着している」と言及していたが、チェコ国営通信は27日「第一弾として5万発の砲弾が届けられた」「年末までに最大50万発の砲弾を引き渡す」と報じた。
Financial Timesは27日「米国、イスラエル、ウクライナはイスラエルが保有するパトリオットシステム(8セット)のウクライナ移転を協議中だ」と報じており、これが実現するとウクライナの防空能力が劇的に向上し、久々に戦場の様子が大きく変わるだろう。
RIA Novosti、RBC、Interfax、Meduzaなどは27日「ロシア当局が国籍を取得した移民3万人を拘束し、内1万人をウクライナでの特別軍事作戦に送り込んだ」と報じており、ウクライナ占領地域で要塞を建設している後方部隊に加わっているらしい。
Defense Newsは27日「米陸軍がER-GMLRSの量産を承認した」「アーカンソー州カムデンの生産ラインにER-GMLRSが組み込まれる」と報じており、MLRSやHIMARSで使用されるロケット弾の射程は70km→150km以上に拡張される。