ドイツは欧州最強の抑止力を手に入れるため先月24日「今後5年間で総額6,490億ユーロを国防費に投資する法案」を承認していたが、Bloombergも4日「ドイツは最大1,000輌のレオパルト2と最大2,500輌のボクサー調達を計画している」と報じており、ドイツの安全保障に対する動きは本物だ
侵攻919日目、ロシア軍がポクロウシク方面で最大4kmも前進を遂げる
DEEP STATEは30日夜「ロシア軍がクピャンスク方面とポクロウシク方面で前進した」と、RYBARも「ロシア軍がクラホヴェ方面で前進した」と報告、特にポクロウシク方面ではロシア軍が最大4kmもの前進に成功して国旗や軍旗を掲げる様子が登場した。
唐突な空軍司令官交代、ゼレンスキー大統領がオレシュチュク中将を解任
ウクライナ軍参謀本部は29日「F-16がミサイル攻撃を迎撃中に墜落してパイロットが死亡した」と発表、まだ墜落原因は明かされていないもののゼレンスキー大統領は30日夜「オレシュチュク空軍司令官を解任する」と発表した。
米海軍艦艇のMRO事業にHanwha Oceanが参入、補給艦のオーバーホール契約を獲得
韓国の現代重工業とHanwha Oceanは米海軍艦艇の整備・補修・オーバーホール事業に参入するため船舶整備基本契約=Master Shipyard Repair Agreementを締結し、Hanwha Oceanは29日「米海軍の4万トン級補給艦に対するオーバーホール契約を獲得した」と発表した。
セルビアとフランスが契約に署名、2029年までにラファールを12機導入
セルビア大統領府は今年4月「フランス訪問中のブチッチ大統領がダッソーと協議してラファール購入で合意した」と発表していたが、ブチッチ大統領とマクロン大統領が今月29日に契約(総額27億ユーロ)に署名、セルビアは2029年までにラファール12機を受け取る予定だ。
スロバキアの次期防空システムを巡る戦い、イスラエルのBarak MXが勝利
スロバキア軍の防空システム調達にはNASAMS、SAMP/T NG、IRIS-T SLM、SPYDER、Barak MXなどが提案されていたものの、イスラエル航空宇宙産業が提案したBarak MXを選択、フィンランドへの売り込みに成功したDavid's Slingに続く勝利となった。
侵攻918日目、ロシア軍がクルスク州コレネヴォでウクライナ軍を押し戻す
DEEP STATEはクルスク方面について「ロシア軍がウクライナ軍を押し戻してコレネヴォ集落の中心部を奪還した」と、クピャンスク方面についても「ロシア軍がピシュチャネ周辺で支配地域を西に広げた」と報告、ロシア軍はオスキル川までの距離を7kmから5kmに縮めた格好だ。
DEEP STATE、セリダブ郊外で戦闘が始まり状況は困難で制御不可能
ポクロウシク方面ではロシア軍の前進を示す視覚的証拠が次々と登場しており、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏はこの方面の状況を「壊滅的」と呼んでいたが、DEEP STATEも「既にセリダブ郊外で戦闘が始まっており状況は困難で制御不可能」と報告した。
ウクライナ人ジャーナリスト、ポクロウシク方面の状況は壊滅的だ
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏はポクロウシク方面の状況を「壊滅的」と呼び、ノヴォホロディフカ喪失についても「防衛手段がなかったため3日間の戦闘で占領された」「こんな事は初めて」「ロシア軍は無傷のビル、アパート、工場を手に入れた」と語った。
ポクロウシク方面の戦い、ウクライナ軍の防衛ライン崩壊が止まらない
DEEP STATEとRYBARはポクロウシク方面について28日夜「ロシア軍が複数方向で前進した」と、特にRYBARは「ロシア軍がノヴォホロディフカ、ノヴォトレツケ、クラスヌイ・ヤルクルティ・ヤル、ミハイリウカ、マリ二フカを占領した」と報告、この方面の防衛状況は崩壊している。
米国はATACMSの制限を変更しない、ロシア領内への攻撃は国産兵器で
ゼレンスキー大統領は「ロシア領内へのATACMSやストームシャドウの使用を認めて欲しい」と要請しているが、米当局者はWSJの取材に「現在の方針を変更する予定はない」「ロシア軍は航空機の大半を射程圏外に移動させているため効果は限定的」「国産ドローンの方が効果的」と述べた。
ポクロウシク方面の戦い、ロシア軍がノヴォホロディフカ全体をほぼ占領
DEEP STATEはポクロウシク方面について28日「ロシア軍が複数方向に前進してノヴォホロディフカのほぼ全域を迅速に占領、さらにカリノヴェとメムリクも占領した」と報告、特にノヴォホロディフカの喪失について「これまで支払った代償を考えると適切な言葉が見つからない」と述べている。
ゼレンスキーの謎認識、クルスク侵攻でポクロウシクへの敵前進が鈍化?
ゼレンスキー大統領は今年5月「砲弾不足が解消した」と発言、ウクライナ人ジャーナリストから「前線にいた全軍人を唖然とさせた」と批判されていたが、再びゼレンスキー大統領は「クルスク侵攻によってポクロウシク方面におけるロシア軍の前進が鈍化した」という謎認識を披露した。
ロシア軍はドローンで前線上空にスペースを確保、滑空爆弾で進路を切り開く
New York Timesは27日「ロシア軍は滑空爆弾の効果的な破壊力で東部戦線の均衡を崩し、特にドネツク地域で着実な前進を、かつてない速さで街を廃墟することを可能にした」「ロシア人は前線上空をドローンで埋め尽くすためMANPADSでの敵機撃墜は困難だ」と報じた。
ポクロフスク方面の防衛はボロボロ、ロシア軍がkm単位の前進を続ける
ウクライナ軍のドネツク州ポクロフスク方面における防衛ラインは各所で破られており、たった4日間でロシア軍はノヴォホロディフカ北西市内まで支配地域を広げることに成功、もうポクロフスクまで約8km、ディミトロフまで約3km、セリダブまで約2kmしかない。
ポクロフスク方面の戦い、ロシア軍がノヴォホロディフカ市内中心部に到達
DEEP STATEとRYBARドネツク州ポクロフスク方面について「複数方向でロシア軍が前進した」と報告、両者の報告が事実なら「ロシア軍はノヴォホロディフカに侵入してから3日間で市内中心部をほぼ制圧した」となり、ウクライナ軍は異例の早さでノヴォホロディフカを失いつつある。
ウクライナの新兵器、ロシア領を攻撃可能なジェットエンジン搭載の自爆型無人機
ゼレンスキー大統領は独立記念日の演説で明かした新型兵器=パリャヌィツャについて「ロシア領内の基地を攻撃可能な長距離無人ミサイルだ」と言及し、ウクライナメディアは「ロシア領内にある24の敵飛行場を攻撃可能でターボジェットエンジンで飛行する」と報じた。
ドネツク州西部の状況は悪化の一途、ロシア軍はクラホヴェ方面でも前進
DEEP STATEはドネツク州ポクロフスク方面について「ロシア軍が複数方向で前進した」「セリダブ方向でE-50が物理的に遮断された」と、クラホヴェ方面について「ロシア軍がT-0524を物理的に遮断してヴォディアンに近づいている」「ロシア軍がクラスノホリフカで前進を再開した」と報告した。
ゼレンスキー大統領、クルスク侵攻がロシア軍のスームィ侵攻を阻止した
ゼレンスキー大統領は独立記念日を祝う演説の中で「クルスク侵攻はスームィ州の一部包囲と州都スームィを占領するロシアの計画を阻止した」「この作戦は交渉材料の獲得目的ではない」「プーチンという人物の実像をあらわにするという目的もある」と述べた。
避難を迫られるポクロウシク、東部を犠牲にしたクルスク侵攻を疑問視する声も
Washington Postは23日「ポクロウシクから避難民の中には東部を犠牲にしてまでロシアを攻撃する必要性が理解できないと述べる者もいる」「同地域で戦うウクライナ軍指揮官も物凄い勢いで敵が攻めてきている、ロシア軍の攻撃は肉の波で本当に気が狂いそうだと述べた」と報じた。
逼迫してきたポクロフスク方面、ドローンパイロットまで塹壕に送り込む
DEEP STATEとRYBARはドネツク州ポクロフスク方面について「ロシア軍の前進」を報告したが、DEEP STATEは「第151機械化旅団の司令部がドローンパイロット達を塹壕に送り込み始めた」「この命令に効果はなく軍上層部は第151旅団の行為を止めさせるべきだ」と訴えている。
クロアチアはHIMARSを選択、ノルウェーはPULSやChunmooも検討
欧州はウクライナ侵攻を受けて陸上長距離火力=多連装ロケットシステムの調達を急いでおり、クロアチアは陸軍近代化のため「HIMARSを調達する」と明かし、ノルウェーはHIMARS、PULS、Chunmooの選択肢から調達機種を検討している。
米国が8月に318億ドル以上の武器輸出を承認、Boeingは200億ドル以上を受注か
米国の対外有償軍事援助を管理する国務省は8月だけで318億ドル以上の武器売却を承認、BoeingはイスラエルへのF-15IA、F-15I+アップグレードキット、韓国へのAH-64E売却で200億ドル=2.9兆円以上の受注を獲得する見込みだ。
悪化し続けるポクロフスク方面の状況、ロシア軍がノヴォホロディフカに侵入
DEEP STATEとRYBARはドネツク州ポクロフスク方面について「ロシア軍が複数方向で前進を続けている」と報告し、特にRYBARは「この方面の急速な前進は敵がスームィ方面に戦力を移動したことにも関係がある」と指摘した。
ゼレンスキー大統領のジレンマ、ロシア領の獲得か自国領の防衛強化か
ウクライナ人はクルスク侵攻作戦の熱狂から冷めつつあり、Washington Postは22日「ドネツク州ポクロウシク方面で領土を毎日失う中、これほど多くの部隊や武器を自国領の防衛ではなくロシア領奪取に費やすのはなぜなのかという声が登場した」と報じている。
ロシア軍がトレツク市内のアパート地区を占領、本格的な市街戦が始まる
DEEP STATEはドネツク州トレツク・二ューヨーク方面について22日夜「ロシア軍がトレツク市内のアパート地区を占領した」と報告、2014年以降に一度も突破を許して来なかったトレツク・二ューヨーク方面の守りは崩壊しかかっている。
ロシア人は餌に食いつかなかった、逆にポクロウシク方面の戦力を増強
Economistは22日「ウクライナはクルスク侵攻によってポクロウシク方面の圧力緩和を期待していたがロシア軍の前進スピードは寧ろ加速している」「ウクライナ人兵士らもロシア人は餌に食いつかなかったと不満を漏らしている」「ポクロウシクが粉砕されるのは時間の問題かもしれない」と報じた。
ウクライナ軍がハルキウ州で反撃を開始、ロシア軍を2kmほど押し戻す
第3独立強襲旅団は22日「ハルキウ州の何処かで本格的な攻撃を開始した」と述べていたが、今月15日にリマン方面のゼレベツ川沿いで反撃を開始し「敵拠点を制圧して約2kmほど前進した」「マキイウカ方向に対する敵の攻撃を反らすことに成功した」と発表した。
米空軍のアルヴィン参謀総長、F-35に似た軽戦闘機のイメージを披露
米空軍のNGADは先行きが怪しくなる中、アルヴィン参謀総長はロンドンで開催された国際空軍参謀長会議で軽戦闘機のイメージを披露し注目を集めており、WARZONEは「米空軍が将来の軽戦闘機をどのように考えているのかヒントを与えてくれる」と報じた。
ポーランドがAH-64E調達契約を締結、米国がAH-64Eの韓国売却を承認
ポーランドはAH-64Eを調達のための正式な契約(96機/約100億ドル)を今月13日に締結、国務省も「韓国にAH-64Eを最大36機売却する可能性を承認して議会に通知した」と発表、運用国によるV6バージョンへのアップグレードと合わせるとAH-64Eに対する需要は旺盛だ。
侵攻910日目、ウクライナ軍がロシア領クルスク州のコレネヴォに迫る
DEEP STATEはロシア領クルスク方面について21日夜「ウクライナ軍が大きく前進して支配地域を広げた」「コレネヴォに隣接するコレネヴォ集落をほぼ制圧した」と、ドネツク州ポクロウシク方面については「ロシア軍がザヴィトネ、ノボへランヌ、コミシフカを占領した」と報告した。
クルスク方面の戦い、ウクライナ軍がスジャ郊外とコレネヴォの南で前進
RYBARはロシア領クルスク方面について「ウクライナ軍が複数方向に前進して支配地域を拡大させた」「ウクライナ軍がスナゴストを占領した」「ウクライナ軍がヴィシュネフカに侵入した」と、グルシコスキー地区についても「敵が国境から侵入を試みている」と報告した。
公正な和平は幻想、ウクライナとロシアを止めるのに妥協的解決策が必要
チェコのパベル大統領はNovinky.czのインタビューに応じた中で「国際社会はウクライナとロシアに和平交渉を促すべきだが、この交渉によってロシアの敗北、占領地の返還、損害賠償は実現しない」「公正な和平は幻想に過ぎないものの、それでも理想を実現させるため話し合いを行うべきだ」と述べた。
ドネツク州の戦い、ロシアがトレツクに隣接するザリズネ占領を発表
DEEP STATEとRYBARはトレツク・二ューヨーク方面について「ロシア軍が複数方向で前進した」と報告、ロシア国防省もトレツクに隣接するザリズネの占領を発表した。さらにDEEP STATEはポクロウシク方面についても「ロシア軍がノヴォホロディフカ方向に前進した」と報告した。
ロシア軍を止められない理由、乏しいリソースをクルスクに移動させたため
Financial Timesは20日「クルスクでの成功にも関わらず東部戦線に対するロシア軍の圧力緩和は達成されていない」「ロシア軍はドネツク州制圧という目標に近づきつつある」と報じ、砲兵旅団の指揮官は「ロシア軍が止まらないのは乏しいリソースをクルスクに移動させたためだ」と述べた。
ロシア軍はポクロフスクまであと10km、住民避難の余裕は最大2週間
ロシアは占領地の部隊をクルスクに移動し始めたものの「ポクロフスクに向う動き」は止まっておらず、同市のドブリャク軍政長官は「ロシア軍の前進速度を加味すると住民避難に1~2週間の猶予しかない」「来週から街の機能が縮小し始める」と述べて住民に避難を呼びかけた。
クルスク侵攻は本戦争の転換点、どちらが利益を上げるかは予測不可能
Economistはウクライナ軍関係者への取材に基づき「シルスキー総司令官は過去2回も西側に作戦を台無しにされた」「そのためクルスク侵攻作戦に関する情報を徹底的に隠した」「ロシアはスームィへの部隊移動を国境を守るためと信じていた」と報じた。
ドネツク州の戦い、ロシア軍がポクロウシク方面で複数の拠点を占領
DEEP STATEはドネツク州ポクロウシク方面について19日夜「ロシア軍がジュラフカ、メジョフ、スクフネを占領した」「ロシア軍が二ューヨーク市内の工場を占領した」と報告、ロシア軍支配地域がノボセリフカ・ペルシャの南でヴォフチャ川に到達した。
クルスク方面の戦い、ウクライナ軍が戦場の主導権を握って支配地域を拡大
ウクライナ軍はクルスク方面で前進し続けて続けており、DEEP STATEは19日夜「ウクライナ軍が38K-004沿いに支配地域を広げた」と、RYBARも「ウクライナ軍がオゼルキ~ギリ方向に支配地域を広げた」「テトキノや周辺集落の包囲の可能性が大幅に高まっている」と報告した。
クルスク方面の戦い、セイム川の橋を全て失いグルシコフスキー地区が孤立
RYBARはロシア領クルスク方面について19日昼「ウクライナ軍がスジャの東で支配地域を広げ、セイム川にかかる最後の橋も失った」「橋を失ったグルシコフスキー地区への補給はボートと舟橋に依存している」と報告、ウクライナ軍はグルシコフスキー地区の攻撃条件を作り出していると指摘した。
ロシア軍は二ューヨークの大半を支配、ポクロウシク方面でも大きく前進
DEEP STATEとRYBARはドネツク州二ューヨークについて18日夜「ロシア軍が大半を支配している」と、RYBARはポクロウシク方面について「ロシア軍がジェラフカ、ノヴォゼランヌ、ザヴィトネ、コミシフカ、メジョフ、スクフネ、ヤスノブロジフカを占領した」と報告した。
クルスク方面の戦い、ウクライナ軍が大きく前進してセイム川西岸にも進出
DEEP STATEはロシア領クルスク方面について18日夜「ウクライナ軍がオルゴフカ方向に前進した」「ウクライナ軍がスナゴスト、アパナソフカ、オルトバを占領した」と報告、ウクライナ軍はクルスク方面のセイム川西岸に新たな戦線を開いた格好だ。
ウクライナ軍はクルスク方面で前進、ロシア軍はポクロウシク方面で前進
RYBARはクルスク方面について「ウクライナ軍がルスコエ・ポレチノエ方向に前進し、ザモステの占領が確認された」と、DEEP STATEはポクロウシク方面について「ロシア軍がムイコラフカを占領し、ノボヘランヌ方向、ザヴィトネ方向、メジョフ方向に前進した」と報告した。
ロシア軍が迫るポクロウシク地区、人々が前線の街や集落に留まる理由
Kyiv Independentは16日「ドネツク州のポクロウシクと占領下のドネツクを結んでいた幹線道路沿いに点在していた美しい町や集落はロシア軍の絶え間ない砲火に晒されているものの、住み慣れた土地から見知らぬ場所に避難することが絶対的な選択肢になるわけではない」と報じている。
ロシア、戦力転用ではなく徴兵者投入なら反戦運動に繋がる可能性も
New York Timesは15日「クルスク侵攻によって13万人ものロシア人が避難を余儀なくされ、ウクライナ軍を追い出すため徴兵された人々を投入すれば強力な反戦運動に繋がりかねない」「占領地の戦力を転用しなければならない必要性は東部戦線の前進テンポを脅かす可能性がある」と指摘した。
ロシア軍はポクロウシク地区の主要都市に迫り、ウクライナは住民避難を急ぐ
ロシア軍はドネツク州ポクロウシク地区の主要都市に迫っており、ポクロウシク市の軍政長官は15日「状況が今よりも良くなることはないので避難しろ」と呼びかけ、ディミトロフ市の軍政長官も16日「前線は街から6km離れた地点にある」「8月末までに全住民を避難させる」と明かした。
ウクライナのクルスク侵攻、戦争は人間的なもので現代戦でも奇襲は可能
Kyiv Independentの取材に応じた元豪陸軍少将は「戦争は人間同士の戦いで作戦上の決定を下すのも、敵を驚かせるのも人間だ。どれだけ戦場が可視化されても人間の心を覗くことは出来ない。ウクライナはロシアを欺いてクルスクで奇襲を成功させた」と述べた。
ウクライナ軍はロシア領クルスクで領土を獲得し、自国領で領土を失う状況
DEEP STATEは15日夜「ウクライナ軍がクルスクのヴネザプノエを占領した」「ハルキウ州クピャンスク方面でロシア軍が支配地域を広げた」と、RYBARは「ウクライナ軍がクルスクのゴルデエフカを支配している」「ロシア軍がポクロウシク方面で前進した」と報告した。
ロシア軍がポクロウシク市に急速接近、軍政長官が住民に避難を呼びかける
ドネツク州のアウディーイウカからポクロウシクまでは40kmほど距離があったのだが、ポクロウシク市軍政長官は15日「敵が急速にポクロウシクへ近づいている」「ロシア軍は市郊外から約10kmの位置にいる」「状況が今よりも良くなることはないので住民は避難しろ」と呼びかけた。
後退が続くトレツク・二ューヨーク方面、ロシア軍がザリズネを占領か
RYBARはトレツク・二ューヨーク方面について15日「ロシア軍がピヴ二チネからトレツク方面に前進した」「ロシア軍がピヴ二チネ市内のテリコンを占領した」「ロシア軍がテリコンを除くザリズネ全体を占領した」と報告し、第1スラブ旅団がザリズネを占領したと報告する映像も登場した。
ノルド・ストリーム爆破、ザルジニー総司令官が中止命令を無視して強行か
Timesは昨年3月「欧米の諜報機関はノルド・ストリーム事件の黒幕が誰なのか知っている」と報じていたが、WSJは14日「この作戦を主導したのはザルジニー総司令官だ」「ゼレンスキー大統領は承認した計画の中止を命じたが総司令官は命令を無視して作戦を強行した」と報じた。
現地メディアによるクルスク侵攻の見通し、縦ではなく横への前進が理想的
Ukrainska Pravdaはクルスク侵攻に関する見通しについて14日「リリスク~コレネヴォ~スジャまで前進できればスームィ州の緩衝地帯として機能する」「この侵攻で発生した10万人以上の難民がプーチン政権に予期しない結果をもたらすかもしれない」と指摘した。
ロシア軍が二ューヨーク中心部を制圧、ディミトロフ郊外まであと6km
ロシアはクルスク州コレネヴォから住民の強制避難を発表、DEEP STATEは「ロシア軍がドネツク州二ューヨーク方面とポクロウシク方面で前進した」と報告、ロシア軍は二ューヨーク中心部をほぼ制圧し、ポクロウシクの門前=ディミトロフ郊外まで約6kmの位置に到達した。
クルスク侵攻のリスクは東部戦線の状況悪化、リターンは交渉材料の獲得
New York Timesは「秘密裏に計画されたクルスク侵攻は大きな賭けだ。和平交渉の切り札を手に入れるか、貴重な戦力を消耗してドンバス制圧の機会をロシアに与えるかのどちらかだ」と報じ、東部戦線で戦うウクライナ軍関係者は「今のところロシア軍の攻勢に変化はない」と述べている。
クルスク方面の戦い、ウクライナ軍がスジャを含む複数の拠点を占領
DEEP STATEはロシア領クルスク方面について14日「ウクライナ軍がスジャ、ザオレシェンカ、ゴンチャロフカ、リュビモフカ、レベデフカ、クリロフカ、プレホヴォなどを占領した」と、シルスキー総司令官もゼレンスキー大統領に「スジャでの敵捜索と殲滅が完了した」と報告した。
侵攻902日目、ウクライナ軍はクルスクでロシア軍はドネツクで前進
RYBARはロシア領クルスク方面について13日夜「ウクライナ軍のギリ襲撃は失敗に終わった」「ウクライナ軍がブレホヴォを占領した」と、ドネツク州コンスタンチノフカ方面について「ロシア軍がフリホリフカ方向に支配地域を広げ、クレシチェエフカの高台を占領した」と報告した。
ポクロウシク方面の戦い、ロシア軍が3km以上前進してフロディフカに侵入
DEEP STATEはドネツク州ポクロウシク方面について13日「ロシア軍がスヴィリド二フカ、リシュネ、イワ二フカを占領してフロディフカ集落に侵入した」と、クラホヴェ方面コンティアンティ二フカについて「ロシア軍が集落に侵入した」と報告した。
クルスク方面の戦い、ロシア軍にとってスジャ周辺は危機的な状況
DEEP STATEはロシア領クルスク方面について12日夜「ウクライナ軍がコレネヴォ郊外に到達した」と、RYBARも「ウクライナ軍がスジャ方向で前進した」と報告し、ロシア軍にとってスジャ周辺は危機的な状況に陥っている。
ウクライナ軍がクルスク方面で最大16km前進、スジャ市内も大半を支配
RYBARはロシア領クルスク方面について12日昼「ウクライナ軍がクロムスキー・ブルズに向かって前進し、38K-004に沿ってスジャ市内の支配範囲を広げた」「ウクライナ軍がギリからベリツァに移動している」と報告し、ウクライナ軍の支配地域が最大16kmの深さで拡大した。
クルスク方面の戦い、ウクライナ軍がスジャ東岸地区に入る様子が登場
RYBARはロシア領クルスク方面について「ロシア軍がスジャ東岸地区を支配している」と主張していたが、ウクライナ軍の車輌が38K-004からスジャ東岸地区に入る様子、ウクライナ軍の装甲車両がスジャから約20kmも離れたギリを通過する様子が登場した。
侵攻901日目、ロシア軍の前進でトレツク・二ューヨーク方面が危機的状況
RYBARはロシア領クルスク方面について12日夜「ロシア軍がスナゴストを奪還した」と、DEEP STATEはトレツク・二ューヨーク方面について「ロシア軍が二ューヨーク郊外で大きく支配地域を広げ、トレツク市内にグレーゾーンが伸びた」と報告した。
RYBARはクルスク方面について11日昼「ウクライナ軍がプレホヴォの南で前進した」「マルティノフカを取り戻すため攻撃を仕掛けた」と報告、視覚的にもウクライナ軍がチェルカスコエ・ポレチノエに到達したことが確認され、スジャの背後に回り込もうとしている。
ウクライナは戦争をロシアに持ち込むこと成功、ロシア人は戦争を体験する
ウクライナ軍のクルスク侵攻についてNew York Timesは「ウクライナ人の士気を高めるのに役立っている」と、Washington Postは「ロシアが一方的に侵略するという構図を逆転させた」と報じ、ウクライナ当局者は「ロシア人はウクライナ人が過去2年間体験したこと経験することなる」と述べた。
クルスク方面の戦い、ウクライナ軍がプセル川を渡河してマクニフカに侵入
RYBARはロシア領クルスク方面について10日夜「ウクライナ軍がリュビモフカからコレネヴォ方向に前進した」と、視覚的にもスジャの南に位置するマクニフカにウクライナ軍が入ったことが確認された。一方でハルキウ州クピャンスク方面ではウクライナ軍がロシア軍に包囲されそうになっている。
クルスク州の戦い、ロシア軍がスジャ方向でウクライナ軍を押し戻す
RYBARはロシア領クルスク方面について10日昼「ロシア軍がスジャ方向でウクライナ軍を押し戻した」と報告、さらにウクライナ軍がベルゴロド州ポロスを占領したことを示す映像、ロシア軍がドネツク州ネベルズケ集落内で国旗を掲げる様子が登場した。
ウクライナ軍のクルスク侵攻はギャンブル、ロシア軍は予備戦力で対抗可能
ウクライナ軍による唐突なクルスク侵攻はロシア軍に大きな混乱をもたらしたものの作戦意図は不明なままで、New York Timesの取材に応じた米政府高官は「本作戦はギャンブルだ」と、軍事アナリストも「クルスク侵攻は他の戦場の問題を本当に解決できるのか」と述べた。
ロシア領クルスク州の状況に変化なし、ロシア軍はドネツク方面で前進
RYBARはスームィ・クルスク方面について「ウクライナ軍兵士がスジャの西市内で国旗を掲げた」「この方面で新たなウクライナ軍の前進はない」と、DEEP STATEは二ューヨーク方面とポクロウシク方面の状況悪化を報告し、遂にロシア軍はフロディフカ郊外に到達した。
ウクライナ軍のクルスク侵攻、30km以上も前進して40以上の拠点を占領
RYBARはスームィ・クルスク方面について8日「ウクライナ軍がスジャとスナゴストを占領して38K-024と38K-004を北上している」と報告、これまでにウクライナ軍はクルスク州の40以上の拠点を占領し、30km以上の深さまで前進した格好だ。
侵攻896日目、ロシア軍はドネツク州ポクロウシク方面の複数方向で前進
DEEP STATEは7日夜「ロシア軍がポクロウシク方面とコスティアンティニフカ・ヴフレダル方面で前進した」と、RYBARもスームィ・クルスク方面について「ウクライナ軍がザオレシェンカを占領してスジャ市内を西に前進した」「ロシア軍がる38K-030沿いを奪還した」と報告した。
ウクライナ軍のクルスク侵攻、20拠点を占領してコレネヴォ郊外に到達
RYBARはスームィ・クルスク方面について7日夕方「ウクライナ軍がコレネヴォ郊外に到達した」「スジャがグレーゾーンに入った」と報告、これまでにロシア軍はクルスク州で20拠点を失い、RYBARは「残念ながら敵の用意周到な攻勢準備が実を結んだ」と述べている。
ウクライナ軍がロシア領クルスク州に侵攻、ロシア軍は二ューヨークの高台を占領
RYBARはスームィ・クルスク方面について「ウクライナ軍がニコラエヴォ・ダリノ、ダリノ、スヴェルドリコヴォを占領した」「38K-004沿いにゴンチャロフカ郊外まで前進した」と、DEEP STATEとRYBARは「ロシア軍がニューヨーク北西の高台にある学校を占領した」と報告した。
米産業界が海軍長官のアイデアを拒否、日韓に艦艇の建造・修理を外注するな
米国のデル・トロ海軍長官は艦艇の建造・修理に「海外造船所を活用すべきだ」と訴えているが、米造船業協会のマシュー・パクストン会長は「韓国や日本に外注して米国人労働者を解雇することは間違い」と述べ、予想通り米造船業界は海軍の構想に異を唱えてきた。
侵攻894日目、ロシア軍が3km以上前進して二ューヨーク東郊外を占領
DEEP STATEとRYBARは「トレツク・二ューヨーク方面とポクロウシク方面でロシア軍が前進した」と報告、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏も「トレツク方面の状況は危機的だ」「敵を阻止するには嘘の報告書を止める必要がある」と指摘した。
中国侵略に備えた台湾の予備役200万人動員、訓練リソースが足を引っ張る
蔡総統は2022年12月「基礎軍事訓練の延長」と「予備役訓練プログラムの刷新」を発表し、アナリスト達は「唐突な兵役延長が訓練の深刻なボトルネックになる」と指摘していたが、Washington Postは3日「台湾は中国の侵略に備えて国民を訓練しているものの上手く行っていない」と報じた。
イランの報復は48時間以内に始まる可能性、イスラエルは先制攻撃も辞さない
ブリンケン国務長官はハマスの最高指導者暗殺に関連したイランの報復が「今後24時間~48時間以内に始まる可能性がある」と明かし、ネタニヤフ首相は「もしイランが攻撃の準備をしているという確実な証拠が見つかれば(抑止のための)先制攻撃も辞さない」と述べた。
パイロット不足、ウクライナが戦闘に年内投入できるF-16は約10機
ゼレンスキー大統領は受け取ったF-16AMを4日に披露したが、New York Timesは「年内にF-16の操縦訓練を終えるウクライナ人パイロットの数は約20人」「少なくとも1機あたり2人のパイロットが必要なため、戦闘に年内投入できるF-16は約10機に留まる見込みだ」と報じた。
侵攻893日目、ウクライナ軍はkm単位の後退をほぼ毎日強いられる状況
DEEP STATEとRYBARはドネツク州コンスタンチノフカ方面、トレツク・二ューヨーク方面、ポクロウシク方面で「ロシア軍が前進した」と報告、特にトレツク方面とポクロウシク方面の状況は非常に悪く、どこまでウクライナ軍が後退を強いられるのか予想もつかない。
ロシア軍がアルテーモヴェ西郊外に前進、二ューヨーク方面が危なくなる
トレツク方面でロシア軍がアルテーモヴェ郊外の変電所付近まで前進したことを示す視覚的証拠が登場、このまま前進(約2.5km)されると二ューヨークへの主要ルートが遮断され、東市内と郊外に陣取るウクライナ軍はロシア軍の大釜に捉えられるかもしれない。
侵攻892日目、ロシア軍がチャシブ・ヤール市内に支配地域を広げる
DEEP STATEとRYBARはドネツク州コンスタンチノフカ方面について3日夜「ロシア軍が運河を越えてチャシブ・ヤール市内に支配地域を広げた」と、さらにRYBARはトレツク方面について「ロシア軍がアルテーモヴェ市内の大半を支配している」と報告した。
ウクライナ軍、黒海艦隊の改キロ型潜水艦をセバストポリ港で撃沈か
ロシア海軍は2023年9月の攻撃で損傷した改キロ型潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーを修理し、今年6月に第13船舶修理工場があるキレン湾に移動したのが確認されていたが、ウクライナ軍参謀本部は3日「セバストポリ港でロストフ・ナ・ドヌーを攻撃して沈没した」と発表した。
ウクライナが天秤にかける領土と国民、どこまで代償を支払えるのか
RBC-Ukraineは先月22日「ロシアとの戦争終結について語られることが多くなり、交渉がタブー視されていた昨年とは対象的だ」と報じ、Ukrainska Pravdaも3日「領土と国民のどちらを優先すべきか」というテーマの社説を掲載した。
ブダノフ中将、今後数ヶ月以内にクリミア大橋が破壊される可能性がある
ウクライナ軍のシルスキー総司令官は海外紙とのインタビューの中で「クリミアにおける主要目標は半島とロシアを結ぶケルチの道路と鉄道を破壊することだ」と主張したが、国防省情報総局のブダノフ中将も「クリミア大橋を破壊するチャンスがある」と述べた。
ロシア軍がチャシブ・ヤール市内に侵入、トレツクまで約100mの位置に到達
ドネツク州コンスタンチノフカ方面では「ロシア軍がチャシブ・ヤール市内に取り付いたことを示す視覚的証拠」が登場、DEEP STATEはトレツク方面について「ロシア軍がトレツクまで約100mの位置に到達した」「敵は確実に戦術的成功を収めている」と報告した。
危機的なドネツク州ポクロウシク方面、ロシア軍が猛烈な勢いで前進
DEEP STATEは1日夜「ロシア軍がポクロウシク方面に複数方向で前進してヴェセレを占領した」と報告していたが、RYBARは2日午後「ポクロウシク方面の状況が急展開している」と述べて「ロシア軍の新たな前進」を報告、この方面のロシア軍は猛烈な勢いで前進している。
F-16がウクライナにもたらす違い、供給される武器や照準ポッド次第
ウクライナに待望のF-16が到着したものの、少数のF-16が戦場に何をもたらすのかは不明のままで、Air&Space Forces Magazineは「ウクライナ向けF-16の維持と武装に関する計画は明らかになっていない」「先進的な照準ポッドが提供されるかは不明だ」と報じた。
侵攻890日目、ロシア軍はポクロウシク方面で前進してセルヒウカを占領
DEEP STATEはポクロウシク方面について1日夜「ロシア軍がセルヒウカを占領、ティモフィウカ周辺、プログレスの北、ジェランネ郊外の線路沿い、ジェランネ郊外の高台で支配地域を広げた」と報告、チャシブ・ヤールではロシア軍車輌が運河西岸に存在することが確認された。
ウクライナの動員は月3万人ペース、次の問題は予算不足を解消する増税
New York Timesは30日「ウクライナの動員ペース(月3万人)がロシアと同じなった」と報じたが、ウクライナが動員の次に直面している問題は国防予算の不足で、5,000億フリヴニャ=120億ドルの資金を集めるため増税を検討しているものの産業界は猛反発している。
ロシア軍がチャシブ・ヤールで運河を越え、ポクロウシク方面の状況も悪化
RYBARは31日「ロシア軍がチャシブ・ヤールの運河を越えて支配地域を広げ塹壕を築いた」と、DEEP STATEは「ロシア軍が二ューヨーク方面、ポクロウシク方面、クラホヴェ方面で前進した」と報告し、ドネツク州の状況は悪くなる一方だ。
KC-46Aで新たなカテゴリー1の欠陥、燃料ポンプの振動が原因
KC-46Aは競合するA330MRTTに「信頼性」と「将来性」で大きな差をつけられており、Boeingは一刻も早く不具合を解消して信頼を取り戻さなければならないのに新たなカテゴリー1=飛行の安全性やミッション達成を阻害する欠陥が見つかってしまった。
Bloombergは31日「7月下旬にF-16がウクライナに到着した」と報じており、遂にウクライナは待望の西側製戦闘機を手に入れた格好だ。但し、海外メディアやディフェンスメディアは繰り返し「F-16は戦争の流れを変えるゲームチェンジャーではない」と警告している。
ロシアの兵士募集にかかるコスト、契約一時金が約20倍に跳ね上がる
ロシアではウクライナとの戦争に参加する契約軍人の募集コストが高騰し続けており、モスクワのソビャニン市長は今月23日「市独自のボーナスを100万ルーブルから190万ルーブルに増額する」と発表、プーチン大統領も31日「契約締結ボーナスを引き上げる法令」に署名した。
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ドイツは欧州最強の抑止力を手に入れるため先月24日「今後5年間で総額6,490億ユーロを国防費に投資する法案」を承認していたが、Bloombergも4日「ドイツは最大1,000輌のレオパルト2と最大2,500輌のボクサー調達を計画している」と報じており、ドイツの安全保障に対する動きは本物だ
豪国営放送のABC Newsは4日「我々は予測不可能なホワイトハウスの態度、関税問題、AUKUS問題などトランプ政権の不確実性に直面している」「アルバニージー首相は土曜夜の演説で豪州の独立を擁護するつもりだ」と報じ、まだ表現は穏やかなもののカナダと同じことを言い始めた。
ポーランドと韓国は2022年7月「K2を1,000輌購入するための枠組み」で合意し、8月に一次契約(180輌分)を締結したが、現地生産分が含まれる二次契約の交渉が難航していたものの、コシニャク・カミシュ国防相は2日「K2の二次契約に関する交渉が完了して合意が成立した」と発表した。
RYBARはクピャンスク方面について3日夜「ロシア軍がミロヴ集落を解放した」と報告、視覚的にロシア軍兵士が集落の中心部で国旗を掲げる様子が登場、DEEP STATEも「ロシア軍がミロヴ、トポリ、ストロイフカを占領した」と報告し、ロシア軍が新たな方向で突破口を開いた可能性がある。
米陸軍は長距離精密射撃と近距離間接射撃のギャップを埋める「中距離射撃能力の取得」に動き出しており、ミンガス陸軍副参謀長は「迫撃砲、105mm砲、投射型弾薬、徘徊型弾薬、FPVドローンを組み合わせたものが長距離射撃と大砲のギャップを埋める未来を想像している」と明かした。
米空軍は2026会計年度予算案の中でF-22Aに対する「新たなアップグレード」を発表し、さらに有人プラットフォーム統合プログラムの中で「F-22AでCCA制御を可能にするための改修を行う」と明かし、F-22AはCCAと協調する最初の戦闘機になる予定だ。
オーストラリアはクリスマス前までにフリゲート艦入札の勝者を決定する予定で、Breaking Defenseは3日「防衛省は渡航費と宿泊費を負担し、オーストラリア人ジャーナリストを長崎に招待してもがみ型護衛艦の能力をアピールした」「保守的な日本にとっては異例の措置だ」と報じた。
ロシア空軍の長射程空対空ミサイル=R-37Mは「ウクライナ空軍機の運用を制限できる」と実戦で証明、中国もAIM-120の射程を上回るPL-15の実用化に成功し、米国もPL-15に対抗可能なAIM-260の開発を進めていたが、米海軍は2026会計年度予算でAIM-260Aの調達を開始すると判明した。
メドヴェージェフ元大統領は今月2日「1月から7月までに21万人以上がウクライナとの戦いに参加するため国防省と契約した」「さらに1万8,000人以上が志願兵部隊に入隊した」と明かし、ロシアとウクライナの動員率には「毎月1万人」「年間12万人」のギャップが生じている。
国防総省のパーネル報道官は2日「ウクライナへの武器支援停止に関する報道やホワイトハウスの言及は事実」「我々は自国を守りながら全ての人に武器を与えることは出来ない」「米国の利益を最優先するという決定が下された」と述べたが、まだ見直しの最終結果は出ていないとも付け加えた。
DEEP STATEはザポリージャ方面について2日夜「状況が複雑化し始め、ロシア軍がカミアンスケ北岸地域への前進に成功した」と、RYBARもコンスタンチノフカ方面について「チャシブ・ヤールの廃墟を巡って激しい戦闘が続いている」と報告した。
米メディアは「国防総省が武器備蓄の消耗を懸念してウクライナ支援を停止した」と報じ、PAC-3、GMLRS、155mm砲弾、スティンガー、空対空ミサイルなどの供給が止まった可能性が高く、米国のNATO大使も「これがAmerica First主義の真の姿で自国のニーズを最優先する」と述べた。
防衛装備庁は3月末「小型の機雷捜索用水中無人機=OZZ-7の14基調達について日立製作所と契約を締結した」と、HIIも1日「日立から12基以上のREMUS300を受注した」と発表、OZZ-7の用途、発注数、REMUSシリーズの導入実績を加味するとOZZ-7の正体はREMUS300である可能性が高い。
米陸軍は2026会計年度予算案の中で「全戦闘車輌の上部を保護する追加装甲」を要求、War Zoneも「米陸軍は戦闘車輌をドローン攻撃から保護するためコープケージのような追加装甲を望んでいる」と指摘しており、既存の戦闘車輌にコープケージを追加する動きが加速している。
米空軍は予算要求の中で「KC-46Aを最も経済的な要件基準としてKC-135後継機調達に用いる」と言及、Aviation WeekやBreaking Defenseは「この変更によってKC-46A追加調達の可能性が高まった」と報じ、BoeingはF-47と空軍の手厚い配慮で大復活を遂げつつある。
Baykarは30日「Piaggio Aerospaceの買収手続きが完了した」「世界的な需要に応えるためPiaggioの生産拠点でAkinciとTB2を生産する」と発表、Defense Newsも「Baykarはイタリアに生産拠点を構えることで欧州域内に足場を築いた」と指摘し、この取引はイタリアとトルコにとってメリットしかない。
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは2日「残念ながらロシア軍の勢いは6月も維持され、我々は1ヶ月間に556平方キロメートルの土地を失った」「この数値は2025年において最悪の指標だ」と報告、最大の領土損失はドネツク方面で方面で発生した。
ロシア軍は6月に自爆型無人機のGeran2とGarpiya-A1、弾頭を搭載していない囮のGerberaを計5,337機も発射し、Kyiv Independentも「ロシア軍のディープストライクは5月と6月に劇的に激化し、大規模な攻撃はより頻度が高くなり、より致命的になった」と報じた。
ウクライナはスームィ方面について「前線の安定」や「ロシア軍による大きな突破の阻止」を発表、DEEP STATEも「アンドリイフカを奪還して左側面の安定化に成功した」と報告し、RYBARは20日以降、DEEP STATEは22日以降「スームィ方面の変化」を報告しなくなった。
ウクライナ軍は「無人機でロシアのマリノフカ空軍基地を攻撃して2機のSu-34を破壊した」と報告、ロシア人コミュニティからも損失報告が登場し、ロシア人ミルブロガーは「クソ野郎がマリノフカでの損失を証拠つきで確認した」「なぜ余計なことするのか」と批判している。
ロシア人ミルブロガーのRomanov氏は5日「ハルキウ方面の戦いは非常に激しい」「ボルチャンスクを巡る戦いの犠牲者はアウディーイウカを巡る戦いの犠牲者の1/3だ」と明かし、露独立系メディアのМедиазонаはロシア軍兵士の戦死者数を約12万人と発表した。
イタリアのメローニ政権は議会に提出したTyphoon追加調達案の中で「Tranche1を更新するためTranche4かTranche5を24機取得しなければならない」と述べており、ドイツがTornado ECRの後継機として開発しているTyphoonベースの電子戦機も選択に浮上しているらしい。
DEEP STATEはホルリウカ方面について「ロシア軍がドゥルジバ方向と二ューヨーク方向で前進した」と、アウディーイウカ方面について「ロシア軍がノヴォセリフカ・ペルシャ方向に前進した」と報告、ロシア軍が二ューヨーク市内に存在するのも視覚的に確認された。
ニューヨークを守る第206大隊の小隊長は「市内南部をロシア軍に奪われたのは第206大隊の兵士不足、不適切な第41旅団の指揮、準備された陣地の欠如が原因」と述べ、Ukrainska Pravdaも「諜報機関はホルリウカ方面への戦力や物資の集積に気づいていなかった」と報じた。
DEEP STATEは3日「ロシア軍がニューヨーク方向に3km以上前進して市内に侵入してユリウカ集落の大半を支配している」と、RYBARも5日「ロシア軍がニューヨーク市内のザンニアリ駅を占領した」「ロシア軍が墓地付近まで前進した」「ロシア軍がユリフカ集落を制圧した」と報告した。
米海軍はパイロット養成に使用しているT-45 Goshawkの後継機について「2026年度から調達を開始する」と公言していたが、米海軍は入札開始を2026年度に延期する方針で、T-7Aの開発に手間取るBoeingにとっては幸運としか言いようがない。
イタリアのLeopard2A8導入はLeonardoとKNDSの対立によって御破算となり、LeonardoとRheinmetallは3日「主力戦車と歩兵戦闘車輌の開発・製造に関する合弁会社の設立で合意した」と発表、イタリア陸軍はPantherとLynxを導入する見込みだ。
DEEP STATEは4日夜「残念ながらWeb上に出回っている第206大隊の情報は事実だ」「我々は兵士からニューヨークやユリフカの状況について批判的かつ失望的な情報を多く受け取っている」と報告し、改善が無ければトレツクとニューヨークの喪失を招くと警告した。
DEEP STATEとRYBARは3日「ロシア軍がカナル地区を占領した」と報告していたが、ホルティツィア作戦軍も「カナル地区を失った」と公式に認め、ウクライナメディアも一斉に「チャシブ・ヤールのカナル地区からウクライナ軍が撤退した」と報じている。
DEEP STATEはアウディーイウカ方面について「ロシア軍がソキルとボスホートを占領して複数方向に支配地域を拡大した」と、ハルキウ方面について「ロシア軍がソトニツキー・コザチョクに進軍した」と報告した。
RYBARはホルリウカ方面について「ロシア軍がアルテーモヴェ市内に侵入した」「ロシア軍がドゥルジバ集落内に足場を築いた」と報告、ロシア軍がピヴニチネ市内に存在する視覚的証拠も登場し、郊外でロシア軍を食い止めるウクライナ軍の防衛ラインは崩壊した。
米国は総額23.5億ドルのウクライナ支援を発表、Ukrainska Pravdaは「ゼレンスキー大統領はシュミハリ首相にうんざりしており、恐らく大統領は首相を解任するだろう」と報じ、ホルティツィア作戦軍はチャシブ・ヤールについて「敵との交戦が運河沿いで発生している」と明かした。
DEEP STATEは3日「ロシア軍がホルリウカ近郊のニューヨーク方向で3km以上前進して市内に侵入した」と、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「クラスノホリフカの喪失は現実のものになろうとしている」と、RYBARは「ロシア軍がスタロマイオルケを完全に解放した」と報告した。
DEEP STATEとRYBARはバフムート方面チャシブ・ヤール方向について3日「ロシア軍がカナル地区を占領した」と報告、視覚的にもカナル地区の西端でロシア兵士が国旗を掲げる様子が登場し、遂にロシア軍はシヴェルスキー・ドネツ・ドンバス運河に到達した。
ロシア国防省は2日「Iskander-Mを使用してミルゴロド空軍基地に駐機していたSu-27を攻撃した」「5機が破壊され2機が損傷した」と、ウクライナ空軍のイグナト報道官も「攻撃と損失は事実」「敵が主張するほどの損失はない」と発表した。あとF-15E関連のデータがロシアに流出した可能性がある。
DEEP STATEとRYBARはクピャンスク方面、シヴェルシク方面、アウディーイウカ方面の複数方向でロシア軍が前進したと報告し、ウクライナ軍参謀本部が連日「最も戦闘が激しい」と発表するオチェレティネ付近(アウディーイウカ方面からポクロウシク方向)でもロシア軍が前進している。
ロシア人ミルブロガーのRYBARは1日夜「ロシア軍がIskanderでウクライナ軍のミルゴロド空軍基地を攻撃し、少なくと2機のSu-27が破壊され、4機のSu-27がクラスター爆弾の影響を受けた」「一撃で6機の戦闘機を無力化した」「北部軍管区が発足して以来最高の戦果だ」と報告した。
米空軍のアルヴィン参謀総長は予算不足のため「効果的な空軍戦力とは何なのか問い直さなければならない」と言及、ケンドール空軍長官も「NGADの設計コンセプトが正しいかどうかを検討中だ」と明かし、コスト削減のため次世代戦闘機は再設計される可能性が出てきた。
露独立系メディアのASTRAは先月13日「ロシア空軍は過去4ヶ月間で滑空爆弾をベルゴロド州と占領地に93回も誤って投下した」と報告していたが、Washington Postも1日「ロシアの内部文書によって滑空爆弾が自国領内にも落下していることが明らかになった」と報じた。
New York Timesは29日「荒野を移動する最中に少しでも攻撃を受けにくくするためロシア軍は様々な方法を試している」「その最新アプローチがオートバイによる攻撃だ」「この新しい戦術は無人機と地雷に埋め尽くされた戦場に対する適応だ」と報じている。