ゼレンスキー大統領は2023年11月末に要塞建設を急ぐよう指示し、ハルキウ方面の要塞建設は「最も進んでいる」と称賛していたが、ロシア軍の新たな攻勢で要塞建設の不備が次々と報告され、最高議会は要塞建設に関する臨時調査委員会の設置を可決した。
ヘルソンでキノコ雲、ウクライナ軍がロシア軍の車輌修理拠点を破壊か
ヘルソン近郊でキノコ雲の発生を確認、どうやらロシア軍の車輌修理拠点が装備もろともウクライナ軍の攻撃で破壊された可能性が浮上している。
ウクライナ、ロシア軍はクリミア大橋に非常識な量の防空システムを配備
ウクライナ国防安保委員会のオレクシー・ダニロフ氏は13日、ロシア軍はクリミア大橋を守るため「非常識な量の防空システムを配備した」と明かし注目を集めている。
ポーランド人、TB2に続き徘徊型弾薬をウクライナに送るため寄付を募る
ポーランド人がトルコ製UCAV「バイラクタルTB2」に続き国産の徘徊型弾薬「Warmate」を送るためのキャンペーンを開始して注目を集めている。
ウクライナ軍、東部戦線でロシア軍使用の鉄道施設をHIMARSで破壊か
ウクライナ軍は6月下旬に到着したHIMARSを使用してロシア軍の兵站拠点を連日攻撃しており、今度はイジューム方面への物資輸送に活用されている鉄道施設や倉庫を破壊した可能性が浮上している。
ゼレンスキー大統領、ポーランドから追加の自走砲KRABを受け取った
キーウを訪問したブラスザック国防相と会談したゼレンスキー大統領は12日、ポーランドから追加の自走砲KRABを受け取ったと明かした。
ロッキード・マーティン、独自に有人・無人チーミングの概念を発表
米ロッキード・マーティンは多くの国が支持するRoyal Wingmanの概念を否定、多層レイヤーで構築されたDistributed Team(分散チーム)の概念を12日に発表した。
スペインがウクライナにレオパルド2A4を提供、EUが改修費用を負担か
スペイン政府はレオパルド2A4×10輌とM113×20輌をウクライナに提供する準備を進めており、どうやらEUがオーバーホール費用を負担するらしい。
ウクライナ軍はHIMARSでロシア軍の補給を潰す、1日で14ヶ所を破壊
ウクライナ軍南部司令部は12日、ノーバ・カホフカに対する攻撃でロシア軍が榴弾砲、迫撃砲、装甲車輌、弾薬庫を失ったことを確認したと発表した。
無人機不足のロシア軍、イランからUCAVを含む数百機の無人機を調達か
米国のジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は11日、イランはロシアに武装可能な無人航空機(UCAV)を含む数百機のUAV供給を準備中だと明かした。
韓国、輸出制限のないRedbackのライセンスをポーランドに提供できる
韓国のハンファディフェンスはDefence24に「輸出制限のないRedbackのライセンスをポーランドに提供する用意がある」と明かして注目を集めている。
セベロドネツクを巡る戦い、ロシア軍の前進を阻止してきた要衝が陥落寸前
イジュームからスラビャンスクに向かうロシア軍を長らく食い止めていた要衝(Bohorodychne)が陥落寸前で、ここを突破されると防衛ラインに穴が空きスラビャンスク北西の守りは厳しくなるしかない。
ウクライナ軍によるHIMARSの攻撃、ヘルソン郊外の弾薬庫が大爆発
ウクライナ軍のHIMARSを使用した攻撃が連日続いており、ヘルソン州では11日もノーバ・カホフカの弾薬庫が破壊され大爆発が発生している。
ウクライナ軍、ロシア軍から鹵獲したPantsir-S1を使用して目標を破壊
ウクライナ軍はロシア軍の防空システム「Pantsir-S1」を3輌鹵獲したと言われてきたが、ウクライナ国防省は10日「編入されたPantsir-S1が最初の標的を破壊した」と発表して注目を集めている。
ゼレンスキーが軍に南部奪還を命じる、問題は100万人の兵士に必要な武器
レズニコフ国防相がTimes紙に「大統領がウクライナ軍に国の経済にとって重要な沿岸地域=ヘルソン州やザポリージャ州など南部地域の奪還を命じた」と明かして注目を集めているが、本格的な反撃が開始されたという意味ではない。
ウクライナ軍公開のM49A2榴弾に漢字の印字、日本提供という指摘も
ウクライナ軍の領土防衛隊が漢字が印字されたM49A2榴弾の写真を公開、SNS上で「日本が極秘に武器を提供している」と盛り上がっている。
ウクライナ軍がヘルソンのロシア軍拠点を攻撃、敵の上級将校12名が死亡か
ウクライナ大統領府顧問のオレクシー・アレストビッチ氏は10日、ヘルソン州チョルノバイエフカへの攻撃でロシア軍上級将校(将官及び佐官クラス)が12名死亡したと明かした。
米国、ウクライナ軍がクリミア大橋攻撃にHIMARSを使用してもOK
米政府高官は9日の記者会見で「クリミア大橋への攻撃にHIMARSを使用することは可能で、ウクライナ人が自国の主権が及ぶ範囲でロシア軍と戦うことに何の制約もない」と明かした。
量産化に向けて順調なテジャスMK.1A、プロトタイプが初飛行に成功
ヒンドスタン航空機(HAL)最高経営責任者のマドハヴァン氏は今年1月「6月からテジャスMK.1Aの飛行テストに取り組む」と言及していたが、複数の現地メディアは「テジャスMK.1Aのプロトタイプが初飛行に成功した」と報じている。
ゲパルトの弾薬問題が解決、ノルウェーの協力でドイツが製造企業を確保
ドイツはウクライナに提供するゲパルトの弾薬問題を解決したと報じられており、35mm弾薬を製造できる企業が見つかったらしい。
スイスのF-35A導入、反対派が国民投票の実施に必要な署名集めに成功
スイス政府はF-35A導入を決定したが反F-35イニシアチブは「F-35A導入の是非を問う国民投票の実施」に必要な署名を集めることに成功、ロッキード・マーティンとの契約締結が先か、国民投票実施への手続き完了が先かという話になってきた。
巡航ミサイルの不足? ロシア軍が地上目標の攻撃にS-300を使用か
ムィコラーイウ州知事のキム氏は9日「高価な巡航ミサイルの不足を補うためロシア軍はS-300の迎撃弾を対地攻撃に使用している」と明かし注目を集めている。
フランス政府は440億ユーロの国防予算を要求、空母2隻体制にも言及
フランスのルコルニュ国防相は2023年度の国防予算として440億ユーロ(前年比30億ユーロ増)を議会に提案、さらに「海軍運用の空母を2隻体制に戻すことについて検討している」と明かした。
バイデン大統領がウクライナ支援パッケージに署名、エクスカリバー砲弾を提供か
バイデン大統領が署名したウクライナ支援パッケージにはHIMARS追加提供に加え「榴弾砲用の精密誘導砲弾が含まれている」と報じれれており、米国はGPS誘導のエクスカリバー砲弾提供に踏み切ったのかもしれない。
アジア諸国への武器輸出、着々と足場を固めるイスラエルとトルコ
米国、ロシア、欧州が占めていたアジア諸国への武器輸出に食い込もうとするイスラエルとトルコ、技術移転をテコにイスラエルはフィリピンで、トルコはマレーシアで存在感を高めている。
祖国を守るウクライナ軍、兵士の総動員数が約100万人に到達する
ウクライナのレズニコフ国防相は8日、祖国を守るため現在約100万人のウクライナ人が動員されていると明かした。
米空軍、英Reaction Enginesと共同でプリ・クーラー開発に乗り出す
英リアクション・エンジンは7日、極超音速域で作動するエンジン性能を向上させるプリ・クーラー開発で米空軍と提携したと発表した。
韓国航空宇宙産業、初飛行を今月末に控えたKF-21の地上滑走を公開
韓国航空宇宙産業(KAI)は8日、今月末に初飛行を予定しているKF-21が地上滑走を繰り返す様子を公開して注目を集めている。
ステルス爆撃機H-20? 中国が戦略的・歴史的意義のある航空機のテストを予告
中国の航空機開発を主導する中国航空工業集団(AVIC)が「戦略的・歴史的意義のある重要な航空機の飛行テストを行う」と述べたと報じられており、開発が進められているステルス爆撃機「H-20」の飛行テストを示唆しているのかもしれない。
インドの国産練習機LCA-LIFT、豪空軍のHawk127後継機争いに敗れる
インドの国産練習機「LCA-LIFT」はオーストラリア空軍のHawk127後継機争いに破れたが、米海軍が調達を予定している次期練習機にもLCA-LIFTを売り込んでいるらしい。
ウクライナ軍の特殊作戦部隊(SSO)は7日、ロシア軍が放棄した蛇島に上陸してウクライナの国旗と第73海軍特殊作戦センターの軍旗を掲げた。
ショルツ政権が2023年度予算案を承認、国防費は前年度比で0.6%減少
ショルツ政権が2023年度の連邦予算案を承認、この予算案に含まれる国防費は約501億ユーロで2022年度と比較すると0.6%減少したが、ドイツ軍特別基金の支出と合わせるとNATOが求める基準(2.0%)をクリアできる。
スロバキアが次期IFVにCV90MkIVを選択、17億ユーロで152輌を調達
スウェーデンとBAE Systems ABは競合したRheinmetallのLynxKF41とGDELSのASCODとの戦いに勝利、スロバキア国防省から152輌のCV90MkIVを受注した。
ポーランド国防相、国産RWSを統合したRosomak IFVの調達を発表
ポーランドのブラスザック国防相は5日、国産RWSを統合した歩兵戦闘車「Rosomak IFV」を70輌調達すると発表して注目を集めている。
ロシア軍がHIMARS×2輌を破壊したと発表、但し視覚的な証拠はなし
ロシア国防省は「ドネツィク州でウクライナ軍のHIMARSを破壊した」と6日に発表して注目を集めてるが、証拠として公開した動画は薄暗くて何を攻撃しているのか判別不可能な上、発射した精密誘導兵器は目標らしき付近を外している。
スロバキア空軍のMiG-29をウクライナに提供、実現は9月頃か
スロバキアのヘゲル首相は「チェコが9月からスロバキア領空の保護に協力してくれる」と明かしたため、ウクライナへのMiG-29提供に目処が付いた格好だ。
活気づくC-130更新需要、欧州で新たな中型戦術輸送機の開発が決まる
フランス、ドイツ、スウェーデンの3ヶ国はC-130とCN235に代わる新たな中型戦術輸送機の開発で合意、老朽化したC-130の更新需要を巡る争いに火が付き始めた。
ラファールかF/A-18E/Fか、まもなくインド海軍が導入機種を決定
インド海軍は長年の懸案だったMiG-29K後継機問題に間もなく答えを出すと報じられており、フランスのラファールか米国のF/A-18E/Fのどちらかを調達する見込みだ。
ウクライナ軍がHIMARSでメリトポリ基地を攻撃、ロシア軍兵士500人以上が死傷者
ウクライナ軍がHIMARSを使用して占領下にあるメリトポリ空軍基地を攻撃、ロシア軍に500人以上の死傷者が発生したと報じられている。
130日目を経過したウクライナ侵攻、徐々に失われていく世論の関心
ロシア軍によるウクライナ侵攻が開始されて130日目が経過、ハルキウ戦線、ドンバス戦線、ザポリージャ戦線、ヘルソン戦線がどの様に変化したのかをまとめた。
130日目を経過したウクライナ侵攻、徐々に失われていく世論の関心
ロシア軍によるウクライナ侵攻が開始されて120日目が経過、ハルキウ戦線、ドンバス戦線、ザポリージャ戦線、ヘルソン戦線がどの様に変化したのかをまとめた。
米海軍に追従する印海軍、UAVによる認識力拡張を水上艦や潜水艦に導入か
インド海軍は6月末、レーダーではカバーできない視覚的な認識力を艦艇に付与するため「艦艇運用に対応したUAV」に関する情報提供依頼書を発行した。
ロシア軍を止めるのが難しいウクライナ軍、進路上の住民は直ぐに逃げろ
リシチャンシクを制圧したロシア軍の矛先はスラビャンスクに向かっており、砲兵戦力が劣るウクライナ軍がロシア軍の前進を止めるのは難しく、州政府は市民に「避難してほしい」と呼びかけているものの経済的な問題が避難行動を鈍らせている。
英国、ウクライナに榴弾砲を提供するためL119を新たに50門調達
英国はウクライナに榴弾砲を提供するためL119を新たに50門調達、現在これを使用した訓練が英国で行われていると英BBCが報じている。
マレーシア空軍の軽戦闘機調達、インドのテジャスMK.1Aが勝利か
ヒンドスタン航空機のマドハヴァン最高経営責任者は3日、マレーシアとの交渉が最終段階に達しており「政治的な変化がない限りテジャスMK.1Aの導入交渉はまとまるだろう」と明かした。
キーウを訪問した豪首相、M113など1億ドルの装備をウクライナに提供
NATO首脳会議に出席したオーストラリアのアルバニージー首相はキーウを訪問、M113やブッシュマスターなど1億ドルの装備提供を行うと発表した。
ロシア軍がルハーンシク制圧を大統領に報告、スラビャンスクに向けて前進
露国営メディアのRIAノーボスチは「ショイグ国防相がプーチン大統領にルガンスク人民共和国の解放完了=リシチャンシク制圧を報告した」と報じているが、ロシア軍はスラビャンスクに向けて前進を開始している。
防衛省、海自向け哨戒艦の主契約者にジャパン・マリンユナイテッドを選定
防衛装備庁は海上自衛隊が計12隻調達を予定している哨戒艦(オフショア巡視船/OPV)について「ジャパン・マリンユナイテッド案を採用する」と発表した。
インド、ステルス無人攻撃機の技術実証機「SWiFT」が初飛行に成功
インド国防省1日、開発を進めているステルス無人攻撃機「Ghatak」の自律型技術実証機「SWiFT」が初飛行に成功したと発表して注目を集めている。
ロシア軍がリシチャンシクを制圧、ルハーンシク州を巡る戦いが終結
露国営メディアのRIAノーボスチは「ロシアとルガンスク人民共和国の連合軍がリシチャンシクを解放した」と報じており、これが事実ならルハーンシク州を巡る戦いは終了したことになる。
ロシア軍がリシチャンシク市内の中心部に到達、ウクライナ軍は撤退か?
ロシア軍によるルハーンシク州制圧を阻止する最後の拠点「リシチャンシク」は既に陥落している可能性があり、市内の公園でソビエト連邦旗を掲げる動画がアップされている。
タイ海軍、イスラエルからヘルメス900×7機を1.2億ドルで導入
タイ海軍は海上監視と戦術的任務の強化・支援のためヘルメス900を導入する発表、エルビット・システムズは候補に挙がっていたヘロンTP、翼竜II、MQ-9を破って約1.2億ドルの契約を受注した。
ロシア軍がドネツ川渡河に成功、リシチャンシクへの補給路は事実上遮断
ロシア軍によるルハーンシク州制圧を阻止するためウクライナ軍が抵抗を続けるリシチャンシクの補給路は事実上遮断された格好で、数万人のウクライナ軍兵士がロシア軍に包囲される寸前だ。
インド、エジプトに国産戦闘機「テジャスMK.1A」の現地生産を提案か
インドのThe Economic Times紙は先月27日、ヒンドスタン航空機がエジプトにテジャスMK.1Aの現地生産を提案したと報じて注目を集めている。
NATO事務総長、除外リストはなく西側製戦車のウクライナ提供を支持
マドリードで行われていたNATO首脳会議ではウクライナ支援に関する重要な変化が観測されており、ストルテンベルグ事務総長は「ウクライナに提供する装備に除外リストはない」と言及した。
英首相が国防費増額2.0%→2.5%を発表、国内からは少なすぎると批判が集中
NATO首脳会議が行われていたマドリードで英国のジョンソン首相は「10年後にまでに国防費をGDP比2.5%に増額する」と明かしたが、国内からは「10年後までに0.5%の増額なんて少なすぎるし遅すぎる」と批判を浴びている。
ギリシャ首相、米国にF-35Aを20機+オプション20機売却を要請
ギリシャのミツォタキス首相は30日、NATO首脳会議が終了後に「20機のF-35A売却を正式に米国へ要請した」と明かした。
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ゼレンスキー大統領は2023年11月末に要塞建設を急ぐよう指示し、ハルキウ方面の要塞建設は「最も進んでいる」と称賛していたが、ロシア軍の新たな攻勢で要塞建設の不備が次々と報告され、最高議会は要塞建設に関する臨時調査委員会の設置を可決した。
ウクライナの戦争報道について現地ジャーナリストは「事実上の検閲状態で批判的な意見が抑圧されている」と、New York Timesも「ウクライナ人はうんざりしている」と指摘していたが、Kyiv Independentは「テレソンに参加する公共メディアが独自のニュース番組を流し始めた」と報じた。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは20日「ロシア軍がチャシブ・ヤール東地区に取り付いた」と、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも「ロシア軍がチャシブ・ヤール東地区に侵入して足場を築いた」と報告、さらにロシア軍がクレシチェエフカの中心部で国旗を掲げた。
Economistは20日「ハルキウ方面で前進スピードは鈍化したもののスームィに近いスジャ周辺でロシア軍部隊が集結しつつある」と報じ、ウクライナ国境局の報道官も21日「絶対にスームィ攻撃の可能性を排除することは出来ない」と述べた。
ウクライナ政府は20日「一般消費者と産業界の両方に大規模な計画停電を導入する」と発表、New York Timesは「電力消費の制限は確実に武器の生産スピードと価格に影響を及ぼす」と報じ、ウクライナは武器不足、兵士不足、電気不足の3重苦に陥っている。
Economistは20日「ハルキウで戦う多くの兵士らは短時間でロシア軍が前進したことに怒っている」「少なくともウクライナの美しい公式見解は人々を落ち着かせるのに役立っていない」と指摘し、指揮官や政府関係者は「ゼレンスキーは前線の状況を把握していない」と述べた。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「1ヶ月半に及ぶ砲撃後、ロシア軍はチャシブ・ヤール東地区の高層建築物や家屋に取り付いた」「チャシブ・ヤール南側の森林地帯も制圧した」と報告、さらにクリシェイフカ集落内でウクライナ軍陣地を掃討する様子も登場した。
ハルキウ州のセメヌハ軍事行政副長官は20日「我が軍が支配しているボルチャンスク市内の割合は約60%だ」と明かし、視覚的にも「ロシア軍がヴォブチャ川を渡ってボルチャンスク市内の南に入った」と確認され、消防署付近の住宅地で歩兵同士の戦闘が発生している。
DEEP STATEは20日「ハルキウ州のリプシ方向、ボルチャンスク方向、ベレストベ方向、ドネツク州のノボカリノベ方向、ノヴォポクロフケ方向、ヤスノブロディフカ方向、ネタラブ方向、バラスコヴィウカ方向、ザポリージャ方面のロボーティネ方向でロシア軍が前進した」と報告した。
DEEP STATEは18日「ロシア軍がブフルヴァトカを占領し、ベレストベに取り付き、ネタラブがグレーゾーンに収まり、ノヴォミハイリフカの南で前進した」と、RYBARは「ロシア軍がスタリツァを占領し、ヘオリフカ集落の南部分を制圧し、ボルチャンスク市内で前進した」と報告した。
ゼレンスキー大統領は17日の会見の中「この数年の戦争で初めて全旅団から『砲弾がない』と不満を言われなくなった」と述べて砲弾不足の解消を示唆したが、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「この発言は前線にいた軍人のほぼ全員を唖然とさせた」と述べている。
ロシア国防省は15日「ロボーティネを完全に解放した」と発表したが、ウクライナ軍やロシア人ミルブロガーは占領を否定している。但し、視覚的証拠に基づくロシア軍の支配範囲は集落の大半に及んでいるためロボーティネの状況は非常に厳しい。
ウクライナを訪問したブリンケン国務長官は「ロシア連邦領内への攻撃に反対しない」と述べたが、これは「米国製兵器を国外攻撃に使用しても良い」という意味ではなく、国防総省のシン報道官も「我々の立場は変わっていない」と発言した。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは17日、ハルキウ方面について「ロシア軍がライボケからリプシ方向に支配地域を拡大させた」「ロシア軍がルクヤンツィからリプシ方向に支配地域を拡大させた」と報告し、これが事実ならリプシ方向の状況は悪化する一方だ。
Washington Postは17日「ロシア軍のハルキウ突破はウクライナ軍の兵士不足だけが原因ではない」と報じており、ロシア軍は5月10日に電子妨害でStarlinkの通信を遮断、第125旅団の指揮官は「敵の動きが完全に見えなくなった」と証言している。
ウクライナのマリウスカ司法相は3月「囚人や受刑者を動員する法案を提出する」と言及、最高議会は有罪判決者の自発的な動員に関する法案を8日に可決、ゼレンスキー大統領も17日に署名したため、ロシアと同じように刑務所からの動員が開始される。
ゼレンスキー大統領は17日「我が軍がハルキウ方面の状況を安定させた。ロシア軍の突破は最大10kmで準備された第1防衛ラインに到達しただけ」「この突破を許したのは適切な西側製防空システムの欠如にある」と述べた。
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「リプシから2kmの地点に敵が迫っている」「大量の敵無人機が戦場上空を飛んでいる」「敵は直ぐに学習し、直ぐに結論を導き出し、直ぐに改善してくるためリプシ方向の戦いは決して容易なものではない」と報告した。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARはハルキウ方面ボルチャンスク方向について「ロシア軍がヴォブチャ川沿いにある工場を攻撃中」と、リプシ方向についても「ロシア軍がダーチャ付近で前進してリプシ郊外に到達した」と報告した。
DEEP STATEは16日「ロシア軍がボルチャンスク市内の飛行場跡や食肉加工工場の周辺で支配地域を拡大させた」と、RYBARは「ロシア軍がルクヤンツィを占領した」と報告、リプシ近郊にロシア軍が到達した可能性を示す視覚的証拠も登場した。
ロシア領ベルゴロド州に侵入した「ロシア義勇軍」や「自由ロシア軍」との交戦が続く中、露メディアは「ベルゴロドにあるロシア連邦保安庁と内務省の建物が攻撃を受けた。この攻撃はドローンによるものだ」と報じている。
反プーチンを掲げウクライナ側として参戦しているロシア義勇軍がベルゴロド州に侵入、これを受けてロシアは同地域の住民と保管庫から核兵器を避難させており、モスクワ中心部の上空には自由ロシア軍の旗が飛んでいる。
反プーチンを掲げウクライナ側として参戦している「ロシア義勇軍」と「自由ロシア軍」は22日、ロシア領ベルゴロド州、ブリャンスク州、クルスク州に侵入、特にベルゴロド州では複数の拠点を解放して前進を試みているらしい。
アルメニアのパシニャン首相は22日「ナゴルノ・カラバフを含む86,600km²をアゼルバイジャンの領土として認める用意がある」と発表、国内の反対意見を押し切ってでもアゼルバイジャンとの和平協定締結を目指す意向だ。
ロシア軍元大佐のイゴール・ガーキン氏は「クレムリンの老人達が頭に思い描いた政治的課題を解決するのに『バフムートの勝利』は本質的に不要」と指摘し、消耗戦を仕掛けた戦略の馬鹿さ加減と発生した戦死者数は別格だと批判した。
ロシアのヴャチェスラフ・ヴォロージン下院議長は「ポーランドは第二次大戦の結果で手に入れた領土と、ソ連国民が復興と発展のために費やした7,500億ドル以上の資金を我々に返還すべきだ」と主張、この提案を22日の議会で「審議する」と明かした。
ウクライナのマリャル国防次官は21日「我々は側面攻撃で前進を続けており、敵はバフムートに留まるのが難しくなっている。我々はバフムートを半包囲して敵を殲滅する機会を得ている」と主張して注目を集めている。
主要な海外メディアは「ゼレンスキー大統領がバイデン大統領との会談前にバフムート喪失を認めた」と報じたが、ウクライナの大統領報道官は「ゼレンスキー大統領はバフムート喪失を認めたのではなく否定した」と主張した。
ワグナーは制圧したバフムート市内の複数地点でロシア国旗とワグナー旗を掲げる動画を公開、プーチン大統領も「解放作戦の完了を祝福する」と声明を発表したが、MiG-17モニュメント付近の状況はよく分かっていない。
露ワグナーのプリゴジン氏は20日「今日の午後、バフムートの支配を完全に確立した」と発表、露国営メディアも「ロシア軍がバフムートを完全に解放した」と報じており、バフムートを巡る戦いに決着がついた格好だ。
ロシア軍はバフムート市内で前進を続けており、ウクライナ軍が支配する範囲はMiG-17モニュメント付近の一画のみで「数日以内」に市内から押し出される可能性が高いが、クピャンスク方面のロシア軍も再びオスキル川沿いを南下し始めた。
ウクライナ人パイロットは約2週間のシミュレーターテストで技量の高さ示し「米空軍は4ヶ月の訓練でF-16を操縦できようになると結論づけた」と報じられているが、この4ヶ月間で習得できる戦闘スキルは初歩的な空対空戦闘のみだ。
ウクライナのイエルマク大統領府長官は19日「ゼレンスキー大統領が日本で開催中のG7に出席してバイデン大統領と会談する予定だ」と言及、話が二転三転したもののアラブ連盟首脳会議に出席したゼレンスキー大統領は日本に向かっている。
CNNは政府高官の話を引用して「バイデン大統領が『F-16を含む第4世代戦闘機でウクライナ人パイロットを訓練する同盟国の取り組みを米国が支援する』とG7の首脳に伝えた」と報じており、欧州で行われる訓練に人員を派遣するらしい。
ボンバルディアはカナダ空軍の次期哨戒機(CMMAプログラム)に向けに「Global 6500ベースの海上哨戒機」を発表、この機体はジェネラル・ダイナミクスと共同で開発する予定で、ボーイングが提案中のP-8Aと競合することになる。
ウクライナ国防省の情報総局は19日「ロシアはKh-101を月35発、Kalibrを月25発、キンジャールを月2発、イスカンデルを月5発ほど生産しており、国際的な制裁にも関わらず必要なコンポーネントを入手して生産量を増やしている」と指摘した。
Bloombergは「日本に向かい広島で開催されるG7に直接参加する予定だ」と報じていたが、ウクライナ政府は19日「ゼレンスキー大統領はG7にオンラインで出席する予定だ」と発表した。
CNNは「バイデン政権はNATO加盟国に対してウクライナへのF-16移転を許可する意向を伝えた」と報じているが、欧州諸国の本音は「戦闘機提供を支援する立場に収まりたい」なので、ウクライナへの戦闘機提供が実現するかは未知数だ。
ゼレンスキー大統領はG7サミットに「オンラインで参加する」と表明していたが、Bloombergは19日「日本に向かい広島で開催されるG7に直接参加する予定だ」と報じており、ゼレンスキー大統領が日本にやって来るかもしれない。
露ワグナーは18日「バフムート市内のユビレイナ通り下区画を制圧した」と発表、もうウクライナ軍が保持するのはMiG-17モニュメント付近のみだけで「バフムートの完全占領」は時間の問題だ。