〇 相槌をうつタイミングがわからなくなってなんにも聞こえなくなる 「相槌をうつタイミングがわからなくなって」しまうこと自体は人間ならば誰でも体験することではあるが、そうした時に「なんにも聞こえなくなる」ことは、万人が万人、経験することではありません。もしも作者自身がそうした状態に陥ることが多い人間であるとするならば、作者は俗に云う「固まり型人間」なんでしょう。 今こそは相槌を打つタイミ...
「服部真里子第二歌集『遠くの敵や硝子を』(書肆侃侃房・2018年)」を読む(其のⅥ)
〇 水を飲むとき水に向かって開かれるキリンの脚のしずけき角度 「しずけき角度」にほ降参せざるを得ません!〇 蜜と過去、藤の花房を満たしゆき地球とはつか引き合う気配〇 見る者をみな剥製にするような真冬の星を君と見ていつ〇 胸をながれる昏くて熱い黄金よ秋は冒瀆にはよい季節〇 眼鏡というひとりのための湖を父の顔から持ち去る夜明け〇 もう行くよ 弔旗とキリン愛しあう昼の光に君を残して〇 夕顔...
「服部真里子第二歌集『遠くの敵や硝子を』(書肆侃侃房・2018年)」を読む(其のⅤ)
〇 俳優の名前を思い 出せぬまま梨むいている日暮れの窓辺〇 肺を病む父のまひるに届けたり西瓜の水の深き眠りを〇 白木蓮(はくれん)に紙飛行機のたましいがゆっくり帰ってくる夕まぐれ〇 鋏というはばたくだけの魂にはつか傷つけられて指(おゆび)は〇 春、君のことをひと声呼んだきり帰らない紙飛行機がある〇 春よお前 頭にかすんだような空載せて大きな体で悲しむお前〇 陽だまりで梨とり分けるしずか...
「服部真里子第二歌集『遠くの敵や硝子を』(書肆侃侃房・2018年)」を読む(其のⅣ)
〇 大陸は海の上にてこの春を眠る李の花など載せて〇 黄昏はひきずるほどに長い耳もつ生き物としてわれに来る〇 たましいを紙飛行機にして見せてその一度きりの加速を見せて〇 誰を呼んでもカラスアゲハが来てしまうようなあなたの声が聴きたい〇 地下鉄のホームに風を浴びながら遠くの敵や硝子を愛す〇 父の髪をかつて濯ぎき腹這いの光が河をさかのぼる昼〇 父に買う花をさがしに行く街の牙降るごとき真昼間...
「服部真里子第二歌集『遠くの敵や硝子を』(書肆侃侃房・2018年)」を読む(其のⅢ)
〇 災厄を言う唇が花のごとひらく地上のあちらこちらに〇 さらさらと舌のかたちの葉を垂らす夜の夾竹桃を怖れる〇 さるびあがみな小さく口開けていてこのおそろしい無音の昼よ〇 死者の口座に今宵きらめきつつ落ちる半年分の預金利息よ〇 羊歯を踏めば羊歯は明るく呼び戻すみどりしたたるばかりの憎悪〇 水仙と盗聴、わたしが傾くとわたしを巡るわずかなる水〇 すぐに死ぬ星と思って五百円硬貨をいくつもいく...
「服部真里子第二歌集『遠くの敵や硝子を』(書肆侃侃房・2018年)」を読む(其のⅡ)
〇 傘を巻く すなわち傘の身は痩せて異界にひらくひるがおの花〇 風がそうするより少していねいに倒しておいた銀の自転車〇 風の日にひらく士師記は数かぎりなき報復を煌めかせたり〇 風の日の父を思って五メートル聖書を頭に載せて歩いた〇 楽器より深く眠れる父の胸に夜は楽器を抱かせてみたい〇 神様と契約をするこのようにほのあたたかい鯛焼きを裂き〇 神さまのその大いなるうわのそらは泰山木の花の真...
「服部真里子処女歌集『行け広野へと』(本阿弥書店・2014年)」を読む(其のⅥ)
〇 前髪へ縦にはさみを入れるときはるかな針葉樹林の翳り〇 窓ガラスうすき駅舎に降り立ちて父はしずかに喪章を外す〇 窓際で新書を開く人がみな父親のよう水鳥のよう〇 マフラーの房をほぐして笑ってる酔うとめんどくさい友だちが〇 回るたびこの世に秋を引き寄せるスポークきらりきらりと回る〇 見下ろせばほとんどひかり父親がラジオ体操第二を踊る〇 湖に君の姿は映されてそのまま夏の灯心となる〇 湖...
「服部真里子処女歌集『行け広野へと』(本阿弥書店・2014年)」を読む(其のⅤ)
〇 なにげなく掴んだ指に冷たくて手すりを夏の骨と思えり〇 何らかの口止め料のようにして眠るキャベツを受け取っている〇 縫い針はしきりに騒り雨だった頃のあなたをほのめかすのだ〇 野ざらしで吹きっさらしの肺である戦って勝つために生まれた〇 白杖の音はわたしを遠ざかり雪降る街を眠らせにゆく〇 走れトロイカ おまえの残す静寂に開く幾千もの門がある〇 はつなつの光よ蝶の飲む水にあふれかえって苦...
「服部真里子処女歌集『行け広野へと』(本阿弥書店・2014年)」を読む(其のⅣ)
〇 丈高きカサブランカを選び取る ひとつの意志の形象として〇 だとしてもあなたの原野あしたまた勇敢な雪が降りますように〇 父眠りし後もしばらく続きおり『鬼平犯科帳』の剣戟〇 父よ 夢と気づいてなお続く夢に送電線がふるえる〇 沈黙はときに明るい箱となり蓋を開ければ枝垂れるミモザ〇 つばさの端のかすめるような口づけが冬の私を名づけて去った〇 冷たいね 空に金具があるのならそれに触ってきた...
「服部真里子処女歌集『行け広野へと』(本阿弥書店・2014年)」を読む(其のⅢ)
〇 逆さまにメニュー開いて差し出せばあす海に降る雨のあかるさ〇 さよなら三月、もう会えないね 陽だまりにほつほつ化粧水をこぼして〇 三月の真っただ中を落ちてゆく雲雀、あるいは光の溺死 〇 塩の柱となるべき我らおだやかな夏のひと日にすだちを絞る〇 死者の持つホチキス生者の持つホチキス銀(しろがね)はつか響きあう夜〇 終電ののちのホームに見上げれば月はスケートリンクの匂い〇 ジャンプと水だ...
「服部真里子処女歌集『行け広野へと』(本阿弥書店・2014年)」を読む(其のⅡ)
〇 櫂を漕ぐ手に手を添えて炎暑から残暑へ君を押しやる力〇 かなしみの絶えることなき冬の日にふつふつと花豆煮くずれる〇 神様を見ようと父と待ち合わせ二人で風に吹かれてすごす〇 感覚はいつも静かだ柿むけば初めてそれが怒りと分かる〇 感情を問えばわずかにうつむいてこの湖の深さなど言う〇 ガラス戸に辞書を開いて押し当てるガラスはしずかに疲れていった〇 ガラス戸に触れて夜の深さを測る ちいさな...
〇 日の丸の旗を掲ぐる家もなく今日は旗日だ昭和の日とか? 鳥羽散歩...
「服部真里子処女歌集『行け広野へと』(本阿弥書店・2014年)」を読む(其のⅠ) 「『わからなさ』という空間を、読者は自分の世界としてもう少し自由に歩き回ってもいいような気がする」
〇 青空からそのまま降ってきたようなそれはキリンという管楽器〇 当たらない星占いがきらきらと折りたたまれて新聞受けに〇 洗い髪しんと冷えゆくベランダで見えない星のことまで思う〇 いっしんに母は指番号をふる秋のもっともさびしき場所に〇 潮と君のさびしさ引きあって水面に百日紅散るばかり〇 うす紙に包まれたまま春は来るキンポウゲ科の蕊には小雨〇 海蛇が海の深みをゆくように オレンジが夜売ら...
「佐佐木定綱処女歌集『月を食う』(KADOKAWA・2019年)」を読む(其のⅤ)
〇 まだ蟬が空を摑んで死んでいる駐車場の端で濡れてる〇 真正面に朝日をすえてチャリをこぎようやく人の影となりゆく〇 湖のようなベッドを抜け出せば君のもとまでさざ波が立つ〇 自らのまわりに円を描くごと死んだ魚は机を濡らす〇 水飲んでいるうちはまだ生きている。花屋にて花束を購う〇 道端に捨てられている中華鍋日ごと場所替えある日消え去る〇 友人の目のほの暗さ温厚な魚も大が小追い回す〇 Yo...
「佐佐木定綱処女歌集『月を食う』(KADOKAWA・2019年)」を読む(其のⅣ)
〇 二十円引きのエクレア買ってきた君はひと口無料でくれる〇 日本語のない安すぎる缶詰とアサヒビールのプルタブを引く〇 残したい思いはないけど月・金に出せないゴミが溜まってゆく部屋 〇 伸びきったまま戻らない電灯のひも思いきり引きちぎる夜〇 飲み干してないのに次の発泡酒持ち出してくるおれと目が合う〇 八千キロずれればそこは難民の行列原宿竹下通り〇 撥ねられて体外に飛び出している猫の瞳に...
「佐佐木定綱処女歌集『月を食う』(KADOKAWA・2019年)」を読む(其のⅢ)
〇 渋谷まで電車に乗ってゆく我は十五分だけ年老いてゆく〇 「シャンデリア まだ使えます」張り紙をされて夜道に眠る段ボール〇 終終と苦しみの息する犬とエレベーターで地下へ降りたり〇 事件性あるらし野菜販売所の野菜を赤く照らすパトカー〇 捨てられたラジカセの再生押せば泣き声漏れて空が錆びつく〇 卒業後ありとあらゆる怪しさを脂肪に詰めた男寄りくる〇 それぞれの記憶を混ぜて傘立ての水受けはな...
百首歌へのアプローチ『マスク求めに笠幡へ!或いは、アベノマスク再び!』 夜鍋して奥さま手造り布製のアベノマスクの有り難きかな! 鳥羽んちはアベさんちとは異なれば夜鍋しこしこ子造り励む!
鳥羽散歩作『マスク求めに笠幡へ!或いはアベノマスク再び!』 ⁅001⁆ 笠幡へマスク求めに赴かむ新宿駅発埼京線で⁅002⁆ 関東の粟散辺地の笠幡へマスク求めに今ぞ向かはむ! ⁅003⁆ 女郎買ひにならぬマスクを求めむと川越在所笠幡邑へ ⁅004⁆ 「笠幡は粟散辺地だから!」とて靴を履かずにサンダル履きで⁅005⁆ 乗客にマスク掛けざる者も居て埼京線はウイルスまみれ ⁅006⁆ 笠幡は川越線...
「黒瀬珂瀾第四歌集『ひかりの針がうたふ』(書肆侃侃房・2021年)」を読む(其のⅩ)
〇 ヤコブの梯子(ジェイコブズ・ラダー)は朝のタンカーを包めるにわが船は過ぎゆく 「ヤコブの梯子」とは、「旧約聖書の創世記に登場する人物・ヤコブ(ユダヤ人の祖とされる人物)が夢に見た、天使が上り下りしている、天から地まで至る梯子、あるいは階段」を指して謂うのであり、また、「雲の切れ目から太陽光が帯状に伸びて見える自然現象」を指して謂う。〇 柳川の朝の農道に振り上げて弁慶蟹の爪あかきかな 「爪」の...
「黒瀬珂瀾第四歌集『ひかりの針がうたふ』(書肆侃侃房・2021年)」を読む(其のⅨ)
〇 真夏日の青田に群るる蜻蛉の幾百の緋よわが来し方よ 〇 豆球を切れば「まつくらできたよ」と児は妻の乳握り止まざり〇 水の網ほつれゆくがに朽網川(くさみがは)ながれ入りたり干潟はつなつ〇 みちのくの気に身は冷えて倒れたる墓石のうへに白き月あり〇 みなそこに至る家族よ しらさぎは瑞梅寺川を音なく発ちぬ〇 身のほぐれゆくくらがりに替へ玉、と声をあげたり大森静佳〇 水張田に空沈みをり福岡の...
「黒瀬珂瀾第四歌集『ひかりの針がうたふ』(書肆侃侃房・2021年)」を読む(其のⅧ)
〇 柱のみ残る一階が支へゐる二階を見上げをり夕つ方〇 採水器(バンドーン)わが手力に引き揚げつこの玄海をいつ児に見せむ〇 蓮ひらく白雪羹(はくせんかう)は盆過ぎの玩具の箱にひつそりねむる〇 初秋の露光らせて昇る陽よわが越ゆるべき猪野川いづこ〇 はつなつの風に飛びたつ浜鴫の群あはれなり命の飛ぶは〇 鼻ひろげ湯気を吸ふとき霜月の霧に隠るる由布岳は見ゆ〇 早鞆の瀬戸に朝霧晴れゆけば昨夜の訃...
「黒瀬珂瀾第四歌集『ひかりの針がうたふ』(書肆侃侃房・2021年)」を読む(其のⅦ)
〇 波去りて八月尽の能古の影にしづみ来たりぬ秋のひかりは〇 波を蹴る二、三歩ありて海猫は発ちたり人の歩めぬ波を〇 虹いまし消えゆく下に鰓ぶたをのぞき見ながら鮒を仕分けつ〇 にひ年の靄をまとへる能古島よあまた滅びて吾と吾妹あり〇 ねえあれが1F? さうだ朝の陽に翳れるを見よわたくしの目よ〇 寝かしつけつつ寝入りたる翌朝を叩き起こさる絵本の角に〇 熱の児が眠りゆきつつしがみつくわれはいか...
「黒瀬珂瀾第四歌集『ひかりの針がうたふ』(書肆侃侃房・2021年)」を読む(其のⅥ)
〇 多々良川に早春の胸濡らしをり白魚の卵塊閲さむとして〇 田の畦をうづめて紅き道のごと曼珠沙華咲くわれは往かぬを〇 タラモア・デューのごとき夕陽を注がれて鳶は田の面をいま滑りゆく〇 智慧の実を日々齧りゆく一歳はおむつパックを抱へくるなり〇 乳はもう飲まぬ児なれど乳房(ぶつぱい)にしがみつきたり父を離れて〇 父われの胸乳をひたに捻りゐる娘よ黄砂ふる夜がくる〇 津々浦々の神、精霊を愚弄し...
「嶋稟太郎処女歌集『羽と風鈴』( 書肆侃侃房・2022年)」を読む(其のⅣ)
〇 白球がいま打ち上がる公園のヒマラヤスギの背丈を越えて 「打ち上がる」とは? ところで、我が家の近所の「生田緑地」の「ヒマラヤスギ」の樹高は四十m余りである。 作中のそれも四十mあまりであるとしたら、件の「白球」を打ち放った人物は、プロテニスプレーヤーのような剛腕の持ち主でありましょう。〇 刃のごとくわが前にある砂浜の黒きところに入りてゆきたり 「わが前にある砂浜の黒きところに入りてゆき」たる...
「嶋稟太郎処女歌集『羽と風鈴』( 書肆侃侃房・2022年)」を読む(其のⅢ)
〇 対岸の街の明かりが冴えてくる窓のしずくを横に拭えば〇 たっぷりと蜜を満たして横たわる硝子の壜は照らされてあり〇 建てかけのタワーの上にクレーンが動かずにある三月の朝〇 地上までまだ少しある踊り場に桜の花が散らばっていた〇 鍔狭き帽子を胸に抱えたり爆心地よりしばし見上げて〇 鉄柵の黒き柱を登り来て自然薯の葉は影を広げぬ〇 転職と転居を終えたひと月にウンベラータの鉢を買い足す〇 天...
「嶋稟太郎処女歌集『羽と風鈴』( 書肆侃侃房・2022年)」を読む(其のⅡ)
〇 さまざまに色を違うるコンテナが一つの船に積み上がりたり〇 しばらくは地上を走る電車から桜並木のある街を見た〇 終点に近づくほどに声は増す誰に捧げる聖火だろうか〇 章の間(ま)に挟んだままのレシートの数日前の生活を読む〇 シンクへと注ぐ流れのみなもとの傾きながら重なるうつわ〇 自動車の赤いランプの連なりが橋の終わりでほどけ始める〇 数秒で消えるひかりが伏せ置いたスマートフォンの角か...
「嶋稟太郎処女歌集『羽と風鈴』( 書肆侃侃房・2022年)」を読む(其のⅠ)
〇 赤い花かたちのままに水に浮く林試の森の公園をゆく〇 欠伸して耳にたまった圧を抜くエレベーターが地下階に着く〇 厚紙を二つに折った縦長の春のメニューに日が差していた〇 阿弖流爲の髭と名付けし一塊の炭を割りけり夏の宴に〇 いちめんの白詰草の中に立つアパートは詩か目を閉じて見る〇 桂の木いっぽんいっぽん立っている胸の奥にも夕ぐれの来る〇 河ごとに文明ありと思う道ヘッドライトは遠くを照ら...
「立花開処女歌集『ひかりを渡る舟』(角川文化振興財団・2021年)」を読み流す(其のⅤ)
読解なくして論評あらず。
「立花開処女歌集『ひかりを渡る舟』(角川文化振興財団・2021年)」を読み流す(其のⅣ)
読解なくして論評あらず。
「立花開処女歌集『ひかりを渡る舟』(角川文化振興財団・2021年)」を読み流す(其のⅢ)
読解なくして論評あらず。
「立花開処女歌集『ひかりを渡る舟』(角川文化振興財団・2021年)」を読み流す(其のⅡ)
読解なくして論評あらず。
「立花開処女歌集『ひかりを渡る舟』(角川文化振興財団・2021年)」を読み流す(其のⅠ)
読解なくして論評あらず。
「西巻真処女歌集『ダスビダーニャ』(明眸社・2021年)」を読む(其のⅣ)
読解なくして論評あらず。
「西巻真処女歌集『ダスビダーニャ』(明眸社・2021年)」を読む(其のⅢ)
読解なくして論評あらず。
「西巻真処女歌集『ダスビダーニャ』(明眸社・2021年)」を読む(其のⅡ)
読解なくして論評あらず。
「西巻真処女歌集『ダスビダーニャ』(明眸社・2021年)」を読む(其のⅠ)
読解なくして論評あらず。
読解なくして論評あらず。
「鯨井可菜子処女歌集『タンジブル』(書肆侃侃房・2013年)」をペラペラと捲る(其のⅢ)
読解なくして論評あらず。
「鯨井可菜子処女歌集『タンジブル』(書肆侃侃房・2013年)」をペラペラと捲る(其のⅡ)
読解なくして論評あらず。
「鯨井可菜子処女歌集『タンジブル』(書肆侃侃房・2013年)」をペラペラと捲る(其のⅠ)
読解なくして論評あらず。
「永田和宏第十五歌集『置行堀』(現代短歌社・2021年)」をパラパラと捲る
読解なくして論評あらず。
「野田かおり処女歌集『風を待つ日の』(青磁社・2021年)」を読む(其のⅡ)
読解なくして論評あらず。
「東直子処女歌集『春原さんのリコーダー』(本阿弥書店・1996年)」を読む(其のⅦ)
読解なくして論評あらず。
「東直子処女歌集『春原さんのリコーダー』(本阿弥書店・1996年)」を読む(其のⅥ)
読解なくして論評あらず。
「東直子処女歌集『春原さんのリコーダー』(本阿弥書店・1996年)」を読む(其のⅤ)
読解なくして論評あらず。
「東直子処女歌集『春原さんのリコーダー』(本阿弥書店・1996年)」を読む(其のⅣ)
読解なくして論評あらず。
「東直子処女歌集『春原さんのリコーダー』(本阿弥書店・1996年)」を読む(其のⅢ)
読解なくして論評あらず。
「岡崎裕美子第二歌集『わたくしが樹木であれば』(青磁社・2017年)」を読む(其のⅧ)
読解なくして論評あらず。
「岡崎裕美子第二歌集『わたくしが樹木であれば』(青磁社・2017年)」を読む(其のⅦ)
読解なくして論評あらず。
「岡崎裕美子第二歌集『わたくしが樹木であれば』(青磁社・2017年)」を読む(其のⅥ)
読解なくして論評あらず。
「岡崎裕美子第二歌集『わたくしが樹木であれば』(青磁社・2017年)」を読む(其のⅤ)
読解なくして論評あらず。
「岡崎裕美子第二歌集『わたくしが樹木であれば』(青磁社・2017年)」を読む(其のⅣ)
読解なくして論評あらず。
「山田航第二歌集『水に沈む羊』(港の人・2016年)」を読む(其のⅤ)
読解なくして論評あらず。
「山田航第二歌集『水に沈む羊』(港の人・2016年)」を読む(其のⅣ)
読解なくして論評あらず。
「山田航第二歌集『水に沈む羊』(港の人・2016年)」を読む(其のⅢ)
読解なくして論評あらず。
「山田航第二歌集『水に沈む羊』(港の人・2016年)」を読む(其のⅡ)
読解なくして論評あらず。
「山田航第二歌集『水に沈む羊』(港の人・2016年)」を読む(其のⅠ)
読解なくして論評あらず。
「沼尻つた子処女歌集『ウォータープルーフ』(青磁社・2016年)」を読む(其のⅢ)
読解なくして論評あらず。
「沼尻つた子処女歌集『ウォータープルーフ』(青磁社・2016年)」を読む(其のⅡ)
読解なくして論評あらず。
「沼尻つた子処女歌集『ウォータープルーフ』(青磁社・2016年)」を読む(其のⅠ)
読解なくして論評あらず。
「今井聡処女歌集『茶色い瞳』(六花書林・2022年)」を読む(其のⅢ)
読解なくして論評あらず。
「今井聡処女歌集『茶色い瞳』(六花書林・2022年)」を読む(其のⅡ)
読解なくして論評あらず。
「今井聡処女歌集『茶色い瞳』(六花書林・2022年)」を読む(其のⅠ)
読解なくして論評あらず。
「今野寿美第四歌集『若夏記』(河出書房新社・1993年)」を読む
読解なくして論評あらず。
「山田富士郎第三歌集 『商品とゆめ』(砂子屋書房・2017年)」を読む(其のⅢ)
読解なくして論評あらず。
「山田富士郎第三歌集 『商品とゆめ』(砂子屋書房・2017年)」を読む(其のⅡ)
読解なくして論評あらず。
「山田富士郎第三歌集 『商品とゆめ』(砂子屋書房・2017年)」を読む(其のⅠ)
読解なくして論評あらず。
「山田富士郎処女歌集『アビー・ロードを夢みて』(雁書館・1990年)」を読む
読解なくして論評あらず。
読解なくして論評あらず。
読解なくして論評あらず。
読解なくして論評あらず。
読解なくして論評あらず。
「𠮷田恭大処女歌集『光と私語』(いぬのせなか座・2019年)」を捲る(其のⅠ)
読解なくして論評あらず。
「鶴田伊津処女歌集『百年の眠り』(六花書林・2007年)」を読む(其のⅢ)
読解なくして論評あらず。
「鶴田伊津処女歌集『百年の眠り』(六花書林・2007年)」を読む(其のⅡ)
読解なくして論評あらず。
「鶴田伊津処女歌集『百年の眠り』(六花書林・2007年)」を読む(其のⅠ)
読解なくして論評あらず。
「小林貴子第四句集『黄金分割』(朔出版・2019年)」を読む(其のⅥ)
読解なくして論評あらず。
「小林貴子第四句集『黄金分割』(朔出版・2019年)」を読む(其のⅤ)
読解なくして論評あらず。
「小林貴子第四句集『黄金分割』(朔出版・2019年)」を読む(其のⅣ)
読解なくして論評あらず。
「小林貴子第四句集『黄金分割』(朔出版・2019年)」を読む(其のⅢ)
読解なくして論評あらず。
「小林貴子第四句集『黄金分割』(朔出版・2019年)」を読む(其のⅡ)
読解なくして論評あらず。
「池田はるみ第七歌集『亀さんゐない』(短歌研究社・2020年)」を読む(其のⅤ)
読解なくして論評あらず。
「池田はるみ第七歌集『亀さんゐない』(短歌研究社・2020年)」を読む(其のⅣ)
読解なくして論評あらず。
「池田はるみ第七歌集『亀さんゐない』(短歌研究社・2020年)」を読む(其のⅢ)
読解なくして論評あらず。
「池田はるみ第七歌集『亀さんゐない』(短歌研究社・2020年)」を読む(其のⅡ)
読解なくして論評あらず。
「池田はるみ第七歌集『亀さんゐない』(短歌研究社・2020年)」を読む(其のⅠ)
読解なくして論評あらず。
「ブログリーダー」を活用して、鳥羽散歩さんをフォローしませんか?
〇 相槌をうつタイミングがわからなくなってなんにも聞こえなくなる 「相槌をうつタイミングがわからなくなって」しまうこと自体は人間ならば誰でも体験することではあるが、そうした時に「なんにも聞こえなくなる」ことは、万人が万人、経験することではありません。もしも作者自身がそうした状態に陥ることが多い人間であるとするならば、作者は俗に云う「固まり型人間」なんでしょう。 今こそは相槌を打つタイミ...
〇 兎追ふこともなかりき故里の銭湯地獄の壁の繪の山(田園に死す/少年時代) 街に銭湯が少なくなり、入浴設備の無い安アパート住まいの貧乏学生やサラリーマンなどが困っていて、社会問題化されている、とか? 斯く申す私・鳥羽散歩などは、大学なる後期高等教育を施す施設に入獄するための受験料を肇として学費一切、生活資金の大半をアルバイトで稼いで賄っていたから、謂わば貧乏学生中の貧乏学生であった。 だが、幸い...
昨日・一月十七日の午前九時過ぎに、私は女房と連れ立ってイオン新百合ヶ丘店に食料品の買い出しに出掛けました。 実を言うと、「これから食糧の買い出しに出掛けるぞ!」といった気分で大風呂敷をふところに入れ、しかも、わざわざバスにまで乗って買い物に出掛けたのは、年が明けてから昨日が最初なのである。 と云うのは、昨年末の三十日と三十一日の二日間に件のイオン新百合ヶ丘店、及び、三和百合丘店にて、食品を肇とし...
「ミュンヘン・サッポロ・ミルウォーキー」ってヤツが確かにありましたよね!今となっては何を言ってんだかわかんなくなってしまいましたが、あれは当代不人気の「サッポロビール」が「これ一発で起死回生を図らん」とばかりに人気タレントを起用して歌わせた<コマソン>だったんでしょうが、一年遅れの西暦2021年に、東京どころか横浜市や千葉市やさいたま市や首都圏内の県庁所在地、否、それどころか、東日本大震災の被災地...
抱腹絶倒の「短歌バラエティ『引揚船、興安丸でお世話になった邑居さん!』」に続いて、その続編とも謂うべき、「随想『尋ね人の時間』」が、本日午後、北方四島以西の日本国内に於いて、恥かしながら一般公開の運びとは相成りましたから、拙ブログ「詩歌句誌面」の読者諸氏に於かれましては、何卒、ご高覧賜りたくお披露目申し上げます。...
日本初のラジオ放送は、1925(大正15)年3月22日9時30分に社団法人東京放送局(JOAK:現在のNHK東京ラジオ第1放送)が東京・芝浦の東京高等工芸学校(千葉大学工学部の前身)内に設けた仮送信所から発した京田武男アナウンサーによるもので、第一声は 、「アーアー、聞こえますか。……JOAK、JOAK、こちらは東京放送局であります。こんにち只今より放送を開始致します」であった、と云う。 波長はが375m(周波数800kHz)、空中線電...
〇 縷々に亙れる言ひ訳も通るはづ無き今井瑠々なほ二十五歳! 「青二才」というべき場面なるも、「青二才」なるは「未熟な男性」を指して云う差別語ならむ?〇 立憲を見限り自民へ鞍替へし県議出馬のじやじゃ馬ならし! 勢い余って「じゃじゃ馬ならし」と、余計な「ならし」を付けてしまいましたが、「じゃじゃ馬ならし」は、皆さまご存じのウィリアム・シェイクスピアによる喜劇のタイトルである。 将来性を見込んで...
〇 米国の異例の厚遇強調す?開成なんでの岸田総理大臣! 二嶋 結...
星の流れに 身を占なって 何処をねぐらの 今日の宿 荒む心で いるのじゃないが 泣けて涙も 涸れ果てた こんな女に 誰がした 煙草ふかして 口笛ふいて あてもない夜の さすらいに 人は見返える わが身は細る 町の灯影の わびしさよ こんな女に 誰がした ...
〇 時代劇 大河ドラマは視る気なし主役が彼では虫唾が走る 二嶋 結〇 家康は狸親父がいいところ気弱な家康幕府作れぬ〇 家康があんな気弱な武将なら石田三成負けないはづだ〇 政宗も背いたはづだ身内から寝返りする者続出したはづ〇 九州の島津・細川・加藤らが反逆したら「どうする家康」〇 正室の築山殿に「瀬名」なんて尤もらしい名前つけるな!〇 阿部寛(アベカン) が武田信玄演じ...
〇 ヨシヒデが首相になろうが辞めようがオラにとつてはただのヨシヒデ〇 二部卒や集団就職うそだつた!オラにとつてのただのヨシヒデ!〇 ふるさとの湯沢駅(ゆざわうまや)に建つはずの胸像包むブルーシートよ!〇 胸像の建立プランを一頓挫させた事さへ汝の勲功!〇 胸像の建立プランも一頓挫!次に打つ手は何かな彼の?〇 愚息をば政務秘書官に任用せしは彼のヨシヒデの人たる由縁?〇 長男を...
『元宰相の最たる勲(いさを)』 二嶋 結〇 自らの統一教会疑惑を顕現せしめしは元宰相の最たる勲〇 凶弾に逝きにしことは咎なきも外祖父以来の蜜月悔し〇 銃撃殺せられにし自体は罪なきも「モリ・カケ・桜・統一教会」〇 昇天し神様の座にましませば己が罪業を悔いゐるならむ〇 己が過ちをあからさまにせず逝きたれば何処さまよふ元宰相の魂(たま)〇 奈良地検「責任能力認むる」...
〇 「喜多さまのご無事を知りて休心」とばーばむらさき様よりメール 二嶋 結...
『農家さん』 二嶋 結〇 病院の六人部屋の入口に「さん付け名札」を掛けてた昭和〇 火葬場の竈の前に「さん付き」の名札を掛くる悪しき習俗〇 農家さん!何んと云ふても農家さん!金融機関が「さん付け」で呼ぶ! 〇 農家さん!上々得意の農家さん!頭取までも「さん付け」で呼ぶ!〇 農家さん!お巡りさんに芸妓さん!さん付け呼ばはりさるる職業?〇 農家さん!お猿さん且つ喜多...
昨日の午後二時過ぎに「ばーばむらさき」様から、「喜多さまがご無事でいらっしゃいますように。早くご連絡があるといいですね。さだまさしの歌には心惹かれる歌詞が多いですね。私はなぜか<精霊流し>を聴くと涙ぐんでしまいます」という、真に丁重至極なる御コメントを頂戴致しました。 実を申し上げますと、<ばーばむらさき>様から前掲の如き御コメントを頂戴した三十分後に、件の<喜多さま>から、当「詩歌句誌面」宛て...
『案山子』 作詞・作曲 さだ まさし 元気でいるか 街には慣れたか 友達できたか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 城跡から見下ろせば 蒼く細い河 橋のたもとに 造り酒屋のレンガ煙突 この街を綿菓子に 染め抜いた雪が 消えればお前が ここから出て 初めての春 手紙が無理なら 電話でもいい 金頼むの 一言でもい...
〇 原発再稼働反対デモに湧く茱萸坂に取り残されたミトンの弓手 二嶋 結 昨今の我が国に於いては、「反体制的デモ行進」らしい「デモ行進」を目にする機会が極めて少なくなりましだが、掲出の一首の題材となったのは、先年、「茱萸坂」を中心とした国会周辺で行われた「原発再稼働反対デモ」である。 八十路坂の半ばを行く今となっては、すっかり老いさらばえてしまった私ではありますが、その当時の私は、今と違って...
『郷里・旧喩騒町を歌う』 二嶋 結〇 「ミヨシギセル」の発見者たる三好氏は佐竹南家の藩医の末裔!〇 三好氏の隣り屋敷は同級生・渡部杏子の生家の病院〇 夏至来れば柘榴の珠の割れるころ渡辺病院黒塀越しの〇 黒塀に縋りて柘榴を捥ぎ取るは悪たれ小僧の永沢庄司〇 鹿子畑とふ変な苗字の級友も既に黄泉路をたどる存在〇 創業は元和元年!ご破算の木村酒造の惣領息子〇 元来は...
〇 落ち蟬の骸(むくろ)つぶれてシャッター街 おらが総理は既に死に体 二嶋 結 九月初めの土日に、私は、凡そ十年ぶりに生まれ故郷の秋田県湯沢市に帰省した。 山形新幹線の新庄駅で奥羽本線の鈍行に乗り換え、秋田県側に入ってから二つ目の横堀駅が現総理・菅義偉氏の故郷駅であり、私の下車駅は、それから三つ目の湯沢駅である。 湯沢駅で下車し、駅前通りを五分ほど進み、大町と柳町の境目の交差点を左折してから...
十二首連作「成城臼井の有料レジ袋」 二嶋 結〇 風立ちぬ!お腹膨れぬ!飛び去りぬ!<成城臼井>の有料レジ袋!〇 成城学園前駅・駅前の果物店が前身だとはややややこしい!〇 お高くて毛嫌いされてる臼井嬢「性情薄い!」と囃され泣いた!〇 紀ノ国屋・明治屋ぐらいは眼じやないぜ!盛者必衰<成城臼井>!〇 BENZ以外は駐車禁止と聞いてたが、成城臼井の駐車場 !〇 「BENZほか外...
〇 相槌をうつタイミングがわからなくなってなんにも聞こえなくなる 「相槌をうつタイミングがわからなくなって」しまうこと自体は人間ならば誰でも体験することではあるが、そうした時に「なんにも聞こえなくなる」ことは、万人が万人、経験することではありません。もしも作者自身がそうした状態に陥ることが多い人間であるとするならば、作者は俗に云う「固まり型人間」なんでしょう。 今こそは相槌を打つタイミ...
〇 兎追ふこともなかりき故里の銭湯地獄の壁の繪の山(田園に死す/少年時代) 街に銭湯が少なくなり、入浴設備の無い安アパート住まいの貧乏学生やサラリーマンなどが困っていて、社会問題化されている、とか? 斯く申す私・鳥羽散歩などは、大学なる後期高等教育を施す施設に入獄するための受験料を肇として学費一切、生活資金の大半をアルバイトで稼いで賄っていたから、謂わば貧乏学生中の貧乏学生であった。 だが、幸い...
昨日・一月十七日の午前九時過ぎに、私は女房と連れ立ってイオン新百合ヶ丘店に食料品の買い出しに出掛けました。 実を言うと、「これから食糧の買い出しに出掛けるぞ!」といった気分で大風呂敷をふところに入れ、しかも、わざわざバスにまで乗って買い物に出掛けたのは、年が明けてから昨日が最初なのである。 と云うのは、昨年末の三十日と三十一日の二日間に件のイオン新百合ヶ丘店、及び、三和百合丘店にて、食品を肇とし...
「ミュンヘン・サッポロ・ミルウォーキー」ってヤツが確かにありましたよね!今となっては何を言ってんだかわかんなくなってしまいましたが、あれは当代不人気の「サッポロビール」が「これ一発で起死回生を図らん」とばかりに人気タレントを起用して歌わせた<コマソン>だったんでしょうが、一年遅れの西暦2021年に、東京どころか横浜市や千葉市やさいたま市や首都圏内の県庁所在地、否、それどころか、東日本大震災の被災地...
抱腹絶倒の「短歌バラエティ『引揚船、興安丸でお世話になった邑居さん!』」に続いて、その続編とも謂うべき、「随想『尋ね人の時間』」が、本日午後、北方四島以西の日本国内に於いて、恥かしながら一般公開の運びとは相成りましたから、拙ブログ「詩歌句誌面」の読者諸氏に於かれましては、何卒、ご高覧賜りたくお披露目申し上げます。...
日本初のラジオ放送は、1925(大正15)年3月22日9時30分に社団法人東京放送局(JOAK:現在のNHK東京ラジオ第1放送)が東京・芝浦の東京高等工芸学校(千葉大学工学部の前身)内に設けた仮送信所から発した京田武男アナウンサーによるもので、第一声は 、「アーアー、聞こえますか。……JOAK、JOAK、こちらは東京放送局であります。こんにち只今より放送を開始致します」であった、と云う。 波長はが375m(周波数800kHz)、空中線電...
〇 縷々に亙れる言ひ訳も通るはづ無き今井瑠々なほ二十五歳! 「青二才」というべき場面なるも、「青二才」なるは「未熟な男性」を指して云う差別語ならむ?〇 立憲を見限り自民へ鞍替へし県議出馬のじやじゃ馬ならし! 勢い余って「じゃじゃ馬ならし」と、余計な「ならし」を付けてしまいましたが、「じゃじゃ馬ならし」は、皆さまご存じのウィリアム・シェイクスピアによる喜劇のタイトルである。 将来性を見込んで...
〇 米国の異例の厚遇強調す?開成なんでの岸田総理大臣! 二嶋 結...
星の流れに 身を占なって 何処をねぐらの 今日の宿 荒む心で いるのじゃないが 泣けて涙も 涸れ果てた こんな女に 誰がした 煙草ふかして 口笛ふいて あてもない夜の さすらいに 人は見返える わが身は細る 町の灯影の わびしさよ こんな女に 誰がした ...
〇 時代劇 大河ドラマは視る気なし主役が彼では虫唾が走る 二嶋 結〇 家康は狸親父がいいところ気弱な家康幕府作れぬ〇 家康があんな気弱な武将なら石田三成負けないはづだ〇 政宗も背いたはづだ身内から寝返りする者続出したはづ〇 九州の島津・細川・加藤らが反逆したら「どうする家康」〇 正室の築山殿に「瀬名」なんて尤もらしい名前つけるな!〇 阿部寛(アベカン) が武田信玄演じ...
〇 ヨシヒデが首相になろうが辞めようがオラにとつてはただのヨシヒデ〇 二部卒や集団就職うそだつた!オラにとつてのただのヨシヒデ!〇 ふるさとの湯沢駅(ゆざわうまや)に建つはずの胸像包むブルーシートよ!〇 胸像の建立プランを一頓挫させた事さへ汝の勲功!〇 胸像の建立プランも一頓挫!次に打つ手は何かな彼の?〇 愚息をば政務秘書官に任用せしは彼のヨシヒデの人たる由縁?〇 長男を...
『元宰相の最たる勲(いさを)』 二嶋 結〇 自らの統一教会疑惑を顕現せしめしは元宰相の最たる勲〇 凶弾に逝きにしことは咎なきも外祖父以来の蜜月悔し〇 銃撃殺せられにし自体は罪なきも「モリ・カケ・桜・統一教会」〇 昇天し神様の座にましませば己が罪業を悔いゐるならむ〇 己が過ちをあからさまにせず逝きたれば何処さまよふ元宰相の魂(たま)〇 奈良地検「責任能力認むる」...
〇 「喜多さまのご無事を知りて休心」とばーばむらさき様よりメール 二嶋 結...
『農家さん』 二嶋 結〇 病院の六人部屋の入口に「さん付け名札」を掛けてた昭和〇 火葬場の竈の前に「さん付き」の名札を掛くる悪しき習俗〇 農家さん!何んと云ふても農家さん!金融機関が「さん付け」で呼ぶ! 〇 農家さん!上々得意の農家さん!頭取までも「さん付け」で呼ぶ!〇 農家さん!お巡りさんに芸妓さん!さん付け呼ばはりさるる職業?〇 農家さん!お猿さん且つ喜多...
昨日の午後二時過ぎに「ばーばむらさき」様から、「喜多さまがご無事でいらっしゃいますように。早くご連絡があるといいですね。さだまさしの歌には心惹かれる歌詞が多いですね。私はなぜか<精霊流し>を聴くと涙ぐんでしまいます」という、真に丁重至極なる御コメントを頂戴致しました。 実を申し上げますと、<ばーばむらさき>様から前掲の如き御コメントを頂戴した三十分後に、件の<喜多さま>から、当「詩歌句誌面」宛て...
『案山子』 作詞・作曲 さだ まさし 元気でいるか 街には慣れたか 友達できたか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 城跡から見下ろせば 蒼く細い河 橋のたもとに 造り酒屋のレンガ煙突 この街を綿菓子に 染め抜いた雪が 消えればお前が ここから出て 初めての春 手紙が無理なら 電話でもいい 金頼むの 一言でもい...
〇 原発再稼働反対デモに湧く茱萸坂に取り残されたミトンの弓手 二嶋 結 昨今の我が国に於いては、「反体制的デモ行進」らしい「デモ行進」を目にする機会が極めて少なくなりましだが、掲出の一首の題材となったのは、先年、「茱萸坂」を中心とした国会周辺で行われた「原発再稼働反対デモ」である。 八十路坂の半ばを行く今となっては、すっかり老いさらばえてしまった私ではありますが、その当時の私は、今と違って...
『郷里・旧喩騒町を歌う』 二嶋 結〇 「ミヨシギセル」の発見者たる三好氏は佐竹南家の藩医の末裔!〇 三好氏の隣り屋敷は同級生・渡部杏子の生家の病院〇 夏至来れば柘榴の珠の割れるころ渡辺病院黒塀越しの〇 黒塀に縋りて柘榴を捥ぎ取るは悪たれ小僧の永沢庄司〇 鹿子畑とふ変な苗字の級友も既に黄泉路をたどる存在〇 創業は元和元年!ご破算の木村酒造の惣領息子〇 元来は...
〇 落ち蟬の骸(むくろ)つぶれてシャッター街 おらが総理は既に死に体 二嶋 結 九月初めの土日に、私は、凡そ十年ぶりに生まれ故郷の秋田県湯沢市に帰省した。 山形新幹線の新庄駅で奥羽本線の鈍行に乗り換え、秋田県側に入ってから二つ目の横堀駅が現総理・菅義偉氏の故郷駅であり、私の下車駅は、それから三つ目の湯沢駅である。 湯沢駅で下車し、駅前通りを五分ほど進み、大町と柳町の境目の交差点を左折してから...
十二首連作「成城臼井の有料レジ袋」 二嶋 結〇 風立ちぬ!お腹膨れぬ!飛び去りぬ!<成城臼井>の有料レジ袋!〇 成城学園前駅・駅前の果物店が前身だとはややややこしい!〇 お高くて毛嫌いされてる臼井嬢「性情薄い!」と囃され泣いた!〇 紀ノ国屋・明治屋ぐらいは眼じやないぜ!盛者必衰<成城臼井>!〇 BENZ以外は駐車禁止と聞いてたが、成城臼井の駐車場 !〇 「BENZほか外...