2025.07.14 一日一季語 山椒魚(さんしょううお《さんせううを》) 【夏―動物―三夏】 つわり悪阻つわり山椒魚どろり 神野紗希 痛みを人と共有する…
2024.2.1一日一季語 立春(りっしゅん《りつしゆん》) 【春―時候―初春】
2024.2.1一日一季語 立春(りっしゅん《りつしゆん》) 【春―時候―初春】 立春や水面にしるす風の道 歌代美遥 歌代美遥 第二句集「ひら…
2024.1.31一日一季語 紙漉(かみすき) 【冬―生活―三冬】
2024.1.31一日一季語 紙漉(かみすき) 【冬―生活―三冬】 漉く紙のまだ紙でなく水でなく 正木ゆう子 この句を体感しようと、昨年の2月に「貸切…
2024.1.30一日一季語 冷たし(つめたし) 【冬―時候―三冬】
2024.1.30一日一季語 冷たし(つめたし) 【冬―時候―三冬】 鎮魂のオルガン響き底冷す 村生翠 気象庁1月11日の発表日本付近には周期的に強…
2024.1.29一日一季語 冬芽(ふゆめ) 【冬―植物―三冬】
2024.1.29一日一季語 冬芽(ふゆめ) 【冬―植物―三冬】 あをぞらてふ大カンバスに冬木の芽 井原美鳥 今年は梅の開花が早いという。先日大宮のとある…
2024.1.28一日一季語 押しくら饅頭 (おしくらまんぢゆう) 【冬―生活―三冬】
2024.1.28一日一季語 押しくら饅頭 (おしくらまんぢゆう) 【冬―生活―三冬】 おしくらまんぢゆうお転婆でおかつぱで しなだしん 2023年10…
2024.1.27一日一季語 冬終る(ふゆおわる《ふゆをはる》) 【冬―時候―晩冬】
2024.1.27一日一季語 冬終る(ふゆおわる《ふゆをはる》) 【冬―時候―晩冬】 冬尽くといふ甘美なる語のありき 徳永山冬子 「今季最強寒波」のあ…
2024.1.26一日一季語 厳寒(げんかん) 【冬―時候―晩冬】
2024.1.26一日一季語 厳寒(げんかん) 【冬―時候―晩冬】 涸れ滝へ人を誘ふ極寒裡 飯田蛇笏 阿蘇市では今シーズン九州で最も低い氷点下9.1…
2024.1.25一日一季語 日脚伸ぶ(ひあしのぶ) 【冬―時候―晩冬】
2024.1.25一日一季語 日脚伸ぶ(ひあしのぶ) 【冬―時候―晩冬】 勉強の合間の炊事日脚伸ぶ 小川軽舟 「鷹」の小川軽舟主宰の第六句集。202…
2024.1.24一日一季語 水仙(すいせん) 【冬―植物―晩冬】
2024.1.24一日一季語 水仙(すいせん) 【冬―植物―晩冬】 水仙や風の岬に海女の像 布谷洋子 2017年に世界文化遺産に登録された、「神宿る…
2024.1.23一日一季語 流氷(りゅうひょう《りうひよう》) 【春―地理―仲春】
2024.1.23一日一季語 流氷(りゅうひょう《りうひよう》) 【春―地理―仲春】 流氷の奏づる波のオホーック 村山博子 今日1月22日(月)、網走…
2024.1.22一日一季語 寒鴉(かんがらす) 【冬―天文―晩冬】
2024.1.22一日一季語 寒鴉(かんがらす) 【冬―天文―晩冬】 被災地へ心を馳せり寒鴉 村越化石 村越 化石(むらこし かせき、1922年12…
2024.1.21一日一季語 寒鯉(かんごい《かんごひ》) 【冬―動物―晩冬】
2024.1.21一日一季語 寒鯉(かんごい《かんごひ》) 【冬―動物―晩冬】 新聞にくるまり佐久の寒鯉来 松木実 全国ブランドとして名高い佐 久鯉は…
2024.1.20一日一季語 重ね着(かさねぎ) 【冬―生活―三冬】
2024.1.20一日一季語 重ね着(かさねぎ) 【冬―生活―三冬】 重ね着の楽々出来る齢かな 上野幸枝 若いときには、ファッションに敏感で、着膨れ…
2024.1.19一日一季語 冬の虹(ふゆのにじ) 【冬―天文―三冬】
2024.1.19一日一季語 冬の虹(ふゆのにじ) 【冬―天文―三冬】 指させばたちまち消ゆる冬の虹 黛 まどか 環天頂アークは逆さ虹とも呼ばれ、上空…
2024.1.18一日一季語 梟(ふくろう《ふくろふ》) 【冬―動物―三冬】
2024.1.18一日一季語 梟(ふくろう《ふくろふ》) 【冬―動物―三冬】 梟はこの三日月に目も呉れず 川原真理子 ひかり秘めたる 川原真理子 第…
2024.1.17一日一季語 虎落笛(もがりぶえ) 【冬―天文―三冬】
2024.1.17一日一季語 虎落笛(もがりぶえ) 【冬―天文―三冬】 虎落笛青き地球の悲鳴かも 坂本俊子 今日16日(火)の関東は冷たい北寄りの風…
2024.1.16一日一季語 早梅(そうばい《さうばい》) 【冬―植物―晩冬】
2024.1.16一日一季語 早梅(そうばい《さうばい》) 【冬―植物―晩冬】 早梅や三界つなぐ太鼓橋 青山悠 仏 心をもつものの存在する欲界・色界…
2024.1.15一日一季語 蠟梅(ろうばい《らふばい》) 【冬―植物―晩冬】
2024.1.15一日一季語 蠟梅(ろうばい《らふばい》) 【冬―植物―晩冬】 蝋梅の香の漂へり御用邸 木村迪子 沼津御用邸は、明治26年(1893…
2024.1.14一日一季語 霰(あられ) 【冬―天文―三冬】
2024.1.14一日一季語 霰(あられ) 【冬―天文―三冬】 満目の霰に旅装解きにけり 田中裕明 1月13日(土)第60回全国大学ラグビーフットボ…
2024.1.13一日一季語 咳(せき) 【冬―生活―三冬】
2024.1.13一日一季語 咳(せき) 【冬―生活―三冬】 後ろから父のしはぶき卒業式 升田ヤス子 厚生労働省によると、2023年2月中旬以降定点…
2024.1.13一日一季語 咳(せき) 【冬―生活―三冬】
2024.1.13一日一季語 咳(せき) 【冬―生活―三冬】 後ろから父のしはぶき卒業式 升田ヤス子 厚生労働省によると、2023年2月中旬以降…
2024.1.12一日一季語 寝酒(ねざけ) 【冬―生活―三冬】
2024.1.12一日一季語 寝酒(ねざけ) 【冬―生活―三冬】 晩酌のあとの寝酒も同じ銘 布川直幸 世界的に比較し、日本は特に寝酒が好まれている。不…
2024.1.11一日一季語 罠掛く(わなかく) 【冬―生活―三冬】
2024.1.11一日一季語 罠掛く(わなかく) 【冬―生活―三冬】 狐罠置かれし山の鳴りにけり 仲寒蟬 山鳴りとは、山の頂を越えた風がゴォ~と音を立…
2024.1.10一日一季語 寒(かん) 【冬―時候―晩冬】
2024.1.10一日一季語 寒(かん) 【冬―時候―晩冬】 寒の海見つめ漢の黙深し 小澤克己 地震の被災地も強雨のおそれ朝鮮半島付近から進んでく…
2024.1.9一日一季語 羽子つき(はねつき) 【新年―生活】
2024.1.9一日一季語 羽子つき(はねつき) 【新年―生活】 遣羽子や我墨つける君が顔 正岡子規 羽根つきの「罰ゲーム」として定着している「顔に…
2024.1.8一日一季語 弓始(ゆみはじめ) 【新年―行事】
2024.1.8一日一季語 弓始(ゆみはじめ) 【新年―行事】 青年に青年の肱弓始 大島雄作 沖で登四郎から学んだこと。「写生句を作れではなく、写生…
2024.1.7一日一季語 薺打つ(なずなうつ《なづなうつ》) 【新年―生活】
2024.1.7一日一季語 薺打つ(なずなうつ《なづなうつ》) 【新年―生活】 日本のあちこちに富士なづな打つ 奥坂まや 郷土富士(きょうどふじ、ふるさと…
2024.1.6一日一季語 初釜(はつがま) 【新年―生活】
2024.1.6一日一季語 初釜(はつがま) 【新年―生活】 初釜や秘色のごとき炎立ち 大野崇文 茶の湯で使う炭は黒炭。茶の湯炭を作る炭材として、最も…
2024.1.5一日一季語 初市(はついち) 【新年―生活】
2024.1.5一日一季語 初市(はついち) 【新年―生活】 初市の祝儀値弾む瀬田蜆 斎藤朗笛 はえ縄漁による生マグロの水揚げが日本一である和歌…
2024.1.4一日一季語 御降(おさがり) 【新年―天文】
2024.1.4一日一季語 御降(おさがり) 【新年―天文】 由良の門にゆたかに浪もお降りも 仙田洋子 「由良の門を渡る舟人かぢをたえゆくへも知らぬ恋の道か…
2024.1.3一日一季語 初湯(はつゆ) 【冬―天文―初冬】
2024.1.3一日一季語 初湯(はつゆ) 【冬―天文―初冬】 大泣きの赤子抱かれて初湯殿 土井ゆう子 湯殿初(ゆどのはじめ)では、平安貴族の間では、…
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2025.07.14 一日一季語 山椒魚(さんしょううお《さんせううを》) 【夏―動物―三夏】 つわり悪阻つわり山椒魚どろり 神野紗希 痛みを人と共有する…
2025.07.13 一日一季語 舟虫(ふなむし) 【夏―動物―三夏】 船虫をぞぞぞ生み出す捨てバイク 佐山哲朗 主に海岸の波打ち際や、湿った岩場、木の下…
2025.07.12 一日一季語 玉葱(たまねぎ) 【夏―植物―三夏】 肉うどん煮る玉葱の青き葉も 村上佳乃 玉ねぎは、生食ではサラダやマリネなどによく…
2025.07.11 一日一季語 盛夏(せいか) 【夏―時候―晩夏】 伏見には千の鳥居や夏旺ん 牧内登志雄 篠 2025 VOL.213ご恵贈いただき、…
2025.07.10 一日一季語 扇風機(せんぷうき) 【夏―生活―三夏】 こころざし低く首ふる扇風機 佐山哲朗 扇風機といえば夏の暑さを潤すのに欠かせな…
2025.07.09 一日一季語 ががんぼ 【夏―動物―三夏】 がゞんぼの踊るかたちに果てゝをり 杉山久子 「々」「〃」「ゝ」「ゞ」などの記号の名称くり返…
2025.07.8 一日一季語 夏蒲団(なつぶとん) 【夏―生活―三夏】 三笠山ほどの膨らみ夏布団 岡田由季 岡田由季句集『中くらゐの町』第1回 日本俳…
2025.07.7 一日一季語 冷し中華(ひやしちゅうか《ひやしちゆうくわ》) 【夏―生活―三夏】 仮通夜や冷し中華に紅少し 櫂未知子 空飛ぶ冷し中華 全…
2025.07.6 一日一季語 斑猫(はんみょう《はんめう》) 【夏―動物―三夏】 斑猫の歩に砂粒の転がれる 若林哲哉 若林哲哉 第一句集 『漱口』山地の…
2025.07.5 一日一季語 穴子(あなご) 【夏―動物―三夏】 流し針仕掛け夜舟の穴子釣る 鵜飼紫生 北海道でアナゴが良く釣れる釣り場は内浦湾(北海道…
2025.07.4 一日一季語 冷房(れいぼう《れいばう》) 【夏―生活―晩夏】 冷房の今際忙しき音立てて 阪西敦子 阪西敦子 第一句集『金魚(きんぎょ…
2025.07.3 一日一季語 麦飯(むぎめし) 【夏―生活―初夏】 麦飯や拭ひて卓に水のすぢ 若林哲哉 2023年、第14回北斗賞第1句集 漱口 …
2025.07.2 一日一季語 木下闇(こしたやみ) 【夏―植物―三夏】 哲学の小径凸凹青葉闇 杉山加織 現代俳句 2025年7月号翌檜篇 青年部編 達磨…
2025.07.1 一日一季語 山開(やまびらき) 【夏―行事―晩夏】 山開き神酒「富士山」のひとしづく 百合山羽公 霊峰富士山の名を冠する地酒静岡県/牧野…
2025.06.30 一日一季語 名越の祓(なごしのはらえ《なごしのはらへ》) 【夏―行事―晩夏】 神田川越えて夏越の祓かな 遊橋惠美 6月(水無月)には…
2025.06.29 一日一季語 穴子(あなご) 【夏―時候―初夏】 穴子裂く目打ち一本残りをり 広渡敬雄 角川俳句 2025年7月号作品12句 阿弓流…
2025.06.28 一日一季語 萍(うきくさ) 【夏―植物―三夏】 萍の動くことなく増えてをり 山口昭男 角川俳句 2025年7月号作品21句 コント…
2025.06.27 一日一季語 蛭(ひる) 【夏―動物―三夏】 痛痒の極みは快楽蛭療治 西村和子 角川俳句 2025年7月号巻頭作品50句 みづからを…
2025.06.25 一日一季語 キャンプ 【夏―生活―晩夏】 つまらなきことをしに行くキャンプかな 若杉朋哉 角川俳句 2025年7月号角川俳句賞作家の…
2025.06.25 一日一季語 涼し(すずし) 【夏―時候―三夏】 涼しくて赤子の眼よく動く 黛まどか 月刊―俳句界 7月号句集「北落師門」を読む …
2024.7.16一日一季語 仙人掌の花(さぼてんのはな) 【夏―植物―晩夏】 サボテンの花ばかり見て行水す 仙田洋子 俳句の基本は定型と季語。季語は…
2024.7.15一日一季語 登山(とざん) 【夏―生活―晩夏】 臍固め山頂仰ぐ登山口 荻巣純子 6月30日、富士山の山梨県側で、7月1日山開きとな…
2024.7.14一日一季語 巴里祭(ぱりさい) 【夏―行事―晩夏】 巴里祭乳房の美しき女神像 岡本尚子 この句の女神像からは、民衆を導く自由の女神(…
2024.7.13一日一季語 五月富士(さつきふじ) 【夏―地理―仲夏】 見て育つ文化遺産の五月富士 小島禾汀 日本人の自然観や日本文化に大きな影響を…
2024.7.12一日一季語 アイスクリーム 【夏―生活―三夏】 本はあとがきソフトクリームは頭から 石寒太 「炎環」主宰・石 寒太「炎環」のモットーは…
2024.7.11一日一季語 青芒(あをすすき) 【夏―植物―三夏】 その若さ昔の我か青芒 林翔 若き日の想い出を青芒に託しているのであろう。*…
2024.7.10一日一季語 鬼灯市(ほおずきいち《ほほづきいち》) 【夏―行事―晩夏】 鬼灯市どこも葭簀の裾濡れて 岡本眸 7月9日・10日、浅草寺境…
2024.7.9一日一季語 ピーマン 【夏―植物―三夏】 ピーマンの中のみづみづしき山河 辻美奈子 独特の苦味があるピーマンには、ビタミンC・ビタミンK…
2024.7.8一日一季語 兜虫(かぶとむし) 【夏―動物―三夏】 思ひ出は過ぎてゆくもの兜虫 稲畑汀子 “ビートルズを解雇された男”が語るバンドの…
2024.7.7一日一季語 浴衣(ゆかた) 【夏―生活―三夏】 並べられ宿浴衣選る旅心 片野光子 7月7日は、日本ゆかた連合会が1981年に制定した…
2024.7.6一日一季語 朝顔市(あさがおいち《あさがほいち》) 【夏―植物―仲夏】 市へ出す朝顔車夜をこめて 水原秋櫻子 朝顔はその名前から、朝に…
2024.7.5一日一季語 夏の風邪(なつのかぜ) 【夏―生活―三夏】 夏風邪や倒れやすくて空気入れ 杉山久子 身体の不調、弱々しさの響きあい。今日の杉…
2024.7.4一日一季語 水虫(みづむし) 【夏―生活―三夏】 水虫や客の話へ空答へ 長山順子 私はこのように辛い水虫にかかったことがないが、かゆ…
2024.7.3一日一季語 サンダル 【夏―生活―三夏】 お揃ひの白きサンダル双生児 斎藤夏子 サンダルは古くからある履物の種類で、動物の皮革、天然…
2024.7.2一日一季語 鮓(すし) 【夏―生活―三夏】 圧石の力うつりし鮎の鮓 長谷川櫂 鮎の保存食として作られてきた「鮎なれずし」は、塩漬…
2024.7.1一日一季語 祇園祭(ぎおんまつり《ぎをんまつり》) 【夏―行事―晩夏】 人に酔ひ祇園囃子に酔ふ今宵 池田光子 メインの山鉾巡行などの期…
2024.6.30一日一季語 向日葵(ひまわり《ひまはり》) 【夏―植物―晩夏】 向日葵やサツクスの音たどたどし 向江醇子 口語ではサックス(sax)と…
2024.6.29一日一季語 掛香(かけかう) 【夏―生活―三夏】 青々と夜の来る匂ひ袋かな 鈴木節子 鈴木節子能村登四郎・林翔に師事。鈴木鷹夫の妻。…
2024.6.28一日一季語 青葡萄(あおぶどう《あをぶだう》) 【夏―植物―晩夏】 捨て票になるやも青葡萄仰ぐ 田中藤穂 今回の都知事選挙、投票をし…
2024.6.27一日一季語 海月(くらげ) 【夏―動物―三夏】 大くらげ腰骨折れしまま泳ぐ 田中呑舟 珍しいことやあり得ない物事のたとえとして、「ク…