2025.07.14 一日一季語 山椒魚(さんしょううお《さんせううを》) 【夏―動物―三夏】 つわり悪阻つわり山椒魚どろり 神野紗希 痛みを人と共有する…
2024.1.2一日一季語 雑煮(ぞうに《ざふに》) 【新年―生活】
2024.1.2一日一季語 雑煮(ぞうに《ざふに》) 【新年―生活】 やはらかに生き熱く生き雑煮餅 林翔 第20回平成17年度詩歌文学館賞受賞 林翔…
2024.1.1一日一季語 初明り(はつあかり) 【新年】 2024年明けましておめでとうございます今年もよろしくお願いします。 初あかりそのまま命あかりか…
2023.12.31一日一季語 日記買ふ(にっきかう《につきかふ》) 【冬―生活―暮―仲冬】
2023.12.31一日一季語 日記買ふ(にっきかう《につきかふ》) 【冬―生活―暮―仲冬】 うれしき日の文字大きかり古日記 栗原公子 初学の頃に総合…
2023.12.30一日一季語 餅搗(もちつき) 【冬―生活―暮―仲冬】
2023.12.30一日一季語 餅搗(もちつき) 【冬―生活―暮―仲冬】 餅搗に手拍子ありぬ介護苑 石井美智子 豊川稲荷として知られる豊川閣妙厳寺(愛…
2023.12.29一日一季語 冬の雨(ふゆのあめ) 【冬―天文―三冬】
2023.12.29一日一季語 冬の雨(ふゆのあめ) 【冬―天文―三冬】 濡れそぼつ寅さん像や冬の雨 西田史郎 東京都葛飾区柴又4丁目、京成金町線柴又駅の…
2023.12.28一日一季語 室咲(むろざき) 【冬―植物―三冬】
2023.12.28一日一季語 室咲(むろざき) 【冬―植物―三冬】 室咲きの花びら渇く楽屋かな 居川成実 温室などで栽培されて寒中に鑑賞するシクラメ…
2023.12.27一日一季語 年忘(としわすれ) 【冬―天文―初冬】
2023.12.27一日一季語 年忘(としわすれ) 【冬―天文―初冬】 下戸にして意外な多芸年忘れ 能村研三 年忘、忘年会は、年末に会社の人や友人、知人…
2023.12.26一日一季語 枯園(かれその) 【冬―地理―三冬】
2023.12.26一日一季語 枯園(かれその) 【冬―地理―三冬】 犬と来て枯園の陽にまみれけり 大津信子 童謡『雪』雪やこんこ あられやこんこ降っ…
2023.12.25一日一季語 数へ日(かぞえび《かぞへび》) 【冬―時候―暮・仲冬】
2023.12.25一日一季語 数へ日(かぞえび《かぞへび》) 【冬―時候―暮・仲冬】 数へ日や数へなほして誤たず 能村登四郎 俳句が老年の芸だとい…
2023.12.24一日一季語 雪(ゆき) 【冬―天文―三冬】
2023.12.24一日一季語 雪(ゆき) 【冬―天文―三冬】 雪積もるだんだん耳の遠くなり 松野苑子 第62回角川俳句賞受賞 待望の受賞第一作2009…
2023.12.23一日一季語 門松立つ(かどまつたつ) 【冬―生活―仲冬】
2023.12.23一日一季語 門松立つ(かどまつたつ) 【冬―生活―仲冬】 はやばやと角の蕎麦屋に松飾 竹山みや子 江戸時代に入ると、12月13日が…
2023.12.22一日一季語 冬至(とうじ) 【冬―時候―仲冬】
2023.12.22一日一季語 冬至(とうじ) 【冬―時候―仲冬】 日の力もどる冬至の野辺明り 西屋敷峰水 この句の日の力には、一陽来復を感じる。古代中国…
2023.12.21一日一季語 鼯鼠(むささび) 【冬―動物―三冬】
2023.12.21一日一季語 鼯鼠(むささび) 【冬―動物―三冬】 むささびや露天湯更けて湯気もなし 井沢正江 ムササビは大きな木にできる「うろ」と…
2023.12.20一日一季語 毛布(もうふ) 【冬―生活―三冬】
2023.12.20一日一季語 毛布(もうふ) 【冬―生活―三冬】 受けとりて毛布ぐるみの子の軽く 森田峠 この句の子、生まれたばかりの赤子にも感じ…
2023.12.19一日一季語 火の番(ひのばん) 【冬―時候―三冬】
2023.12.19一日一季語 火の番(ひのばん) 【冬―時候―三冬】 赤ン坊の手が驚きて夜番過ぐ 田川飛旅子 赤ちゃんが産まれてすぐ、突然前触れもなく…
2023.12.18一日一季語 初氷(はつごおり《はつごほり》) 【冬―地理―初冬】
2023.12.18一日一季語 初氷(はつごおり《はつごほり》) 【冬―地理―初冬】 千曲川源流の苔初氷 森泉理文 この句の作者に、先日、佐久平で…
2023.12.17一日一季語 スケート 【冬―生活―三冬】
2023.12.17一日一季語 スケート 【冬―生活―三冬】 お下がりのスケートの靴やはらかし 近恵 スケート靴には、大きく分けると、アイスホッケー、フィ…
2023.12.16一日一季語 風邪(かぜ) 【冬―生活―三冬】
2023.12.16一日一季語 風邪(かぜ) 【冬―生活―三冬】 風邪の子の寝息銀河の擦過音 神野紗希 神野紗希 第三句集すみれそよぐ より かつて八…
2023.12.15一日一季語 冬芽(ふゆめ) 【冬―植物―三冬】
2023.12.15一日一季語 冬芽(ふゆめ) 【冬―植物―三冬】 鳥居だけ残る廃宮冬木の芽 歌代美遥 神社は日本固有の宗教である神道の信仰に基づく…
2023.12.14一日一季語 冬の夜(ふゆのよ) 【冬―時候―三冬】
2023.12.14一日一季語 冬の夜(ふゆのよ) 【冬―時候―三冬】 冬の夜のゴジラの光る歌舞伎町 鈴木昌子 新宿コマ劇場跡地に2015年にオープン…
2023.12.13一日一季語 冴ゆ(さゆ) 【冬―時候―三冬】
2023.12.13一日一季語 冴ゆ(さゆ) 【冬―時候―三冬】 星冴えて祈れるものへ鳴り出さむ 市堀玉宗 三大流星群のひとつ「ふたご座流星群」が活動の…
2023.12.12一日一季語 年の市(としのいち) 【冬―生活―仲冬(暮)】
2023.12.12一日一季語 年の市(としのいち) 【冬―生活―仲冬(暮)】 姉さんと呼ばれてふりむく歳の市 宇多喜代子 1996年6月から、30年近…
2023.12.10一日一季語 冬暖か(ふゆあたたか) 【冬―天文―初冬】
2023.12.10一日一季語 冬暖か(ふゆあたたか) 【冬―天文―初冬】 泣き黒子ひとつ加えて冬あたたか 瀬戸優理子 今日9日(土)は全国的に気温が…
2023.12.11一日一季語 葉牡丹(はぼたん) 【冬―植物―晩冬】
2023.12.11一日一季語 葉牡丹(はぼたん) 【冬―植物―晩冬】 葉牡丹を植えて願えし良き年を 瀬戸美文 葉牡丹は、お正月に欠かせない植物の一つ…
2023.12.9一日一季語 漱石忌(そうせきき) 【冬―行事―仲冬】
2023.12.9一日一季語 漱石忌(そうせきき) 【冬―行事―仲冬】 文豪の年譜を正す漱石忌 永田満徳 『漱石』は、数ある子規の俳号の一つだった…
2023.12.8一日一季語 冬帽子(ふゆぼうし) 【冬―生活―三冬】
2023.12.8一日一季語 冬帽子(ふゆぼうし) 【冬―生活―三冬】 森の香を纏つてきたる冬帽子 金子敦 寒さの厳しい冬は、おしゃれ感を倍増させるた…
2023.12.7一日一季語 炬燵(こたつ) 【冬―生活―三冬】
2023.12.7一日一季語 炬燵(こたつ) 【冬―生活―三冬】 小説の中のをんなを追ふ炬燵 木暮陶句郎 小説の中のをんなを。いったいどんな小説でしょ…
2023.12.6一日一季語 冬木(ふゆき) 【冬―植物―三冬】
2023.12.6一日一季語 冬木(ふゆき) 【冬―植物―三冬】 みな空へ落ちてしまえり冬木立 星野早苗 落葉樹の姿を、空に葉をおとしたという逆に見立…
2023.12.5一日一季語 畳替(たたみがえ《たたみがへ》) 【冬―生活―仲冬】
2023.12.5一日一季語 畳替(たたみがえ《たたみがへ》) 【冬―生活―仲冬】 一枚を灯下に仕上げ畳替へ 鷹羽狩行 忠臣蔵で、江戸中の畳職人が活躍する「…
2023.12.4一日一季語 クリスマス 【冬―行事―仲冬】
2023.12.4一日一季語 クリスマス 【冬―行事―仲冬】 子が星を一つづつ塗り降誕祭 渡部有紀子 第37回 俳壇賞受賞の渡部有紀子氏の第一句集「山羊…
2023.12.3一日一季語 木の葉(このは) 【冬―植物―三冬】
2023.12.3一日一季語 木の葉(このは) 【冬―植物―三冬】 オカリナの今日も聞こゆる木の葉径 豊岡清子 クラリネットやトランペットなどと違い、オ…
2023.12.2一日一季語 暖房(だんぼう《だんばう》) 【冬―生活―三冬】
2023.12.2一日一季語 暖房(だんぼう《だんばう》) 【冬―生活―三冬】 ストーブの部屋に温暖化の議論 仲寒蟬 今年を代表する言葉を選ぶ「現代用…
2023.12.1一日一季語 柚子湯(ゆずゆ) 【冬―行事―仲冬】
2023.12.1一日一季語 柚子湯(ゆずゆ) 【冬―行事―仲冬】 柚子湯出て皇室ニュースちらと見る 杉山久子 冬至は太陽の復活・再生を象徴する日とも…
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2025.07.14 一日一季語 山椒魚(さんしょううお《さんせううを》) 【夏―動物―三夏】 つわり悪阻つわり山椒魚どろり 神野紗希 痛みを人と共有する…
2025.07.13 一日一季語 舟虫(ふなむし) 【夏―動物―三夏】 船虫をぞぞぞ生み出す捨てバイク 佐山哲朗 主に海岸の波打ち際や、湿った岩場、木の下…
2025.07.12 一日一季語 玉葱(たまねぎ) 【夏―植物―三夏】 肉うどん煮る玉葱の青き葉も 村上佳乃 玉ねぎは、生食ではサラダやマリネなどによく…
2025.07.11 一日一季語 盛夏(せいか) 【夏―時候―晩夏】 伏見には千の鳥居や夏旺ん 牧内登志雄 篠 2025 VOL.213ご恵贈いただき、…
2025.07.10 一日一季語 扇風機(せんぷうき) 【夏―生活―三夏】 こころざし低く首ふる扇風機 佐山哲朗 扇風機といえば夏の暑さを潤すのに欠かせな…
2025.07.09 一日一季語 ががんぼ 【夏―動物―三夏】 がゞんぼの踊るかたちに果てゝをり 杉山久子 「々」「〃」「ゝ」「ゞ」などの記号の名称くり返…
2025.07.8 一日一季語 夏蒲団(なつぶとん) 【夏―生活―三夏】 三笠山ほどの膨らみ夏布団 岡田由季 岡田由季句集『中くらゐの町』第1回 日本俳…
2025.07.7 一日一季語 冷し中華(ひやしちゅうか《ひやしちゆうくわ》) 【夏―生活―三夏】 仮通夜や冷し中華に紅少し 櫂未知子 空飛ぶ冷し中華 全…
2025.07.6 一日一季語 斑猫(はんみょう《はんめう》) 【夏―動物―三夏】 斑猫の歩に砂粒の転がれる 若林哲哉 若林哲哉 第一句集 『漱口』山地の…
2025.07.5 一日一季語 穴子(あなご) 【夏―動物―三夏】 流し針仕掛け夜舟の穴子釣る 鵜飼紫生 北海道でアナゴが良く釣れる釣り場は内浦湾(北海道…
2025.07.4 一日一季語 冷房(れいぼう《れいばう》) 【夏―生活―晩夏】 冷房の今際忙しき音立てて 阪西敦子 阪西敦子 第一句集『金魚(きんぎょ…
2025.07.3 一日一季語 麦飯(むぎめし) 【夏―生活―初夏】 麦飯や拭ひて卓に水のすぢ 若林哲哉 2023年、第14回北斗賞第1句集 漱口 …
2025.07.2 一日一季語 木下闇(こしたやみ) 【夏―植物―三夏】 哲学の小径凸凹青葉闇 杉山加織 現代俳句 2025年7月号翌檜篇 青年部編 達磨…
2025.07.1 一日一季語 山開(やまびらき) 【夏―行事―晩夏】 山開き神酒「富士山」のひとしづく 百合山羽公 霊峰富士山の名を冠する地酒静岡県/牧野…
2025.06.30 一日一季語 名越の祓(なごしのはらえ《なごしのはらへ》) 【夏―行事―晩夏】 神田川越えて夏越の祓かな 遊橋惠美 6月(水無月)には…
2025.06.29 一日一季語 穴子(あなご) 【夏―時候―初夏】 穴子裂く目打ち一本残りをり 広渡敬雄 角川俳句 2025年7月号作品12句 阿弓流…
2025.06.28 一日一季語 萍(うきくさ) 【夏―植物―三夏】 萍の動くことなく増えてをり 山口昭男 角川俳句 2025年7月号作品21句 コント…
2025.06.27 一日一季語 蛭(ひる) 【夏―動物―三夏】 痛痒の極みは快楽蛭療治 西村和子 角川俳句 2025年7月号巻頭作品50句 みづからを…
2025.06.25 一日一季語 キャンプ 【夏―生活―晩夏】 つまらなきことをしに行くキャンプかな 若杉朋哉 角川俳句 2025年7月号角川俳句賞作家の…
2025.06.25 一日一季語 涼し(すずし) 【夏―時候―三夏】 涼しくて赤子の眼よく動く 黛まどか 月刊―俳句界 7月号句集「北落師門」を読む …
2024.7.16一日一季語 仙人掌の花(さぼてんのはな) 【夏―植物―晩夏】 サボテンの花ばかり見て行水す 仙田洋子 俳句の基本は定型と季語。季語は…
2024.7.15一日一季語 登山(とざん) 【夏―生活―晩夏】 臍固め山頂仰ぐ登山口 荻巣純子 6月30日、富士山の山梨県側で、7月1日山開きとな…
2024.7.14一日一季語 巴里祭(ぱりさい) 【夏―行事―晩夏】 巴里祭乳房の美しき女神像 岡本尚子 この句の女神像からは、民衆を導く自由の女神(…
2024.7.13一日一季語 五月富士(さつきふじ) 【夏―地理―仲夏】 見て育つ文化遺産の五月富士 小島禾汀 日本人の自然観や日本文化に大きな影響を…
2024.7.12一日一季語 アイスクリーム 【夏―生活―三夏】 本はあとがきソフトクリームは頭から 石寒太 「炎環」主宰・石 寒太「炎環」のモットーは…
2024.7.11一日一季語 青芒(あをすすき) 【夏―植物―三夏】 その若さ昔の我か青芒 林翔 若き日の想い出を青芒に託しているのであろう。*…
2024.7.10一日一季語 鬼灯市(ほおずきいち《ほほづきいち》) 【夏―行事―晩夏】 鬼灯市どこも葭簀の裾濡れて 岡本眸 7月9日・10日、浅草寺境…
2024.7.9一日一季語 ピーマン 【夏―植物―三夏】 ピーマンの中のみづみづしき山河 辻美奈子 独特の苦味があるピーマンには、ビタミンC・ビタミンK…
2024.7.8一日一季語 兜虫(かぶとむし) 【夏―動物―三夏】 思ひ出は過ぎてゆくもの兜虫 稲畑汀子 “ビートルズを解雇された男”が語るバンドの…
2024.7.7一日一季語 浴衣(ゆかた) 【夏―生活―三夏】 並べられ宿浴衣選る旅心 片野光子 7月7日は、日本ゆかた連合会が1981年に制定した…
2024.7.6一日一季語 朝顔市(あさがおいち《あさがほいち》) 【夏―植物―仲夏】 市へ出す朝顔車夜をこめて 水原秋櫻子 朝顔はその名前から、朝に…
2024.7.5一日一季語 夏の風邪(なつのかぜ) 【夏―生活―三夏】 夏風邪や倒れやすくて空気入れ 杉山久子 身体の不調、弱々しさの響きあい。今日の杉…
2024.7.4一日一季語 水虫(みづむし) 【夏―生活―三夏】 水虫や客の話へ空答へ 長山順子 私はこのように辛い水虫にかかったことがないが、かゆ…
2024.7.3一日一季語 サンダル 【夏―生活―三夏】 お揃ひの白きサンダル双生児 斎藤夏子 サンダルは古くからある履物の種類で、動物の皮革、天然…
2024.7.2一日一季語 鮓(すし) 【夏―生活―三夏】 圧石の力うつりし鮎の鮓 長谷川櫂 鮎の保存食として作られてきた「鮎なれずし」は、塩漬…
2024.7.1一日一季語 祇園祭(ぎおんまつり《ぎをんまつり》) 【夏―行事―晩夏】 人に酔ひ祇園囃子に酔ふ今宵 池田光子 メインの山鉾巡行などの期…
2024.6.30一日一季語 向日葵(ひまわり《ひまはり》) 【夏―植物―晩夏】 向日葵やサツクスの音たどたどし 向江醇子 口語ではサックス(sax)と…
2024.6.29一日一季語 掛香(かけかう) 【夏―生活―三夏】 青々と夜の来る匂ひ袋かな 鈴木節子 鈴木節子能村登四郎・林翔に師事。鈴木鷹夫の妻。…
2024.6.28一日一季語 青葡萄(あおぶどう《あをぶだう》) 【夏―植物―晩夏】 捨て票になるやも青葡萄仰ぐ 田中藤穂 今回の都知事選挙、投票をし…
2024.6.27一日一季語 海月(くらげ) 【夏―動物―三夏】 大くらげ腰骨折れしまま泳ぐ 田中呑舟 珍しいことやあり得ない物事のたとえとして、「ク…