2025.07.15 一日一季語 草刈(くさかり) 【夏―生活―三夏】 草を刈る関東平野の一部分 金子敦 日本一広い平野である関東平野では、昔から野菜の…
2023.11.30一日一季語 おでん 【冬―生活―三冬】 おでん屋のうすぎたなさが性に合ひ 石田壮雪 寒い季節に恋しくなるおでん。老舗の有名店からデー…
2023.11.29一日一季語 石蕗の花(つわのはな、つはのはな) 【冬―植物―初冬】
2023.11.29一日一季語 石蕗の花(つわのはな、つはのはな) 【冬―植物―初冬】 西方は明るきところ石蕗の花 岩岡中正 西方(せいほう)とは、浄土…
2023.11.28一日一季語 寒波(かんぱ) 【冬―時候―三冬】
2023.11.28一日一季語 寒波(かんぱ) 【冬―時候―三冬】 寒波来る鳥もけものも声を絶ち 高崎武義 明日28日(火)に低気圧が発達しながら北日本…
2023.11.27一日一季語 熱燗(あつかん) 【冬―生活―三冬】
2023.11.27一日一季語 熱燗(あつかん) 【冬―生活―三冬】 熱燗や知らぬふりして聞く話 吉村玲子 酔うと同じ話を繰り返したりする。この句のよ…
2023.11.26一日一季語 帰り花(かえりばな《かへりばな》) 【冬―植物―初冬】
2023.11.26一日一季語 帰り花(かえりばな《かへりばな》) 【冬―植物―初冬】 その数の返り花とも思はれず 白鳥彰子 2023年の夏の暑さ、秋ま…
2023.11.25一日一季語 初雪(はつゆき) 【冬―天文―仲冬】
2023.11.25一日一季語 初雪(はつゆき) 【冬―天文―仲冬】 初雪や丸き地球の浄め塩 菊池和子 今日11月24日(金)、秋田地方気象台で初雪…
2023.11.23一日一季語 勤労感謝の日(《きんらうかんしやのひ》) 【冬―行事―初冬】
2023.11.23一日一季語 勤労感謝の日(きんろうかんしゃのひ《きんらうかんしやのひ》) 【冬―行事―初冬】 赤飯の届く勤労感謝の日 青木政江 お…
2023.11.22一日一季語 河豚(ふぐ) 【冬―動物―三冬】
2023.11.22一日一季語 河豚(ふぐ) 【冬―動物―三冬】 虎河豚の尻尾のぐいと動きをる 植木戴子 「ふぐ」は海にいるのに漢字表記は「河豚」。漢字…
2023.11.21一日一季語 八手の花(やつでのはな) 【冬―植物―初冬】
2023.11.21一日一季語 八手の花(やつでのはな) 【冬―植物―初冬】 一族の絶えし矢倉や花八手 水原春郎 鎌倉にある東勝寺は、第3代執権の…
2023.11.20一日一季語 冬田(ふゆた) 【冬―地理―三冬】
2023.11.20一日一季語 冬田(ふゆた) 【冬―地理―三冬】 やまのべのみちの左右の冬田かな 高野素十 本日(11月19日)、文學の森ZOOM俳句…
2023.11.19一日一季語 ブーツ 【冬―生活―三冬】 足入れて若返りたる黒ブーツ 齋藤厚子 今シーズン流行のブーツは、ニーハイやサイハイブー…
2023.11.18一日一季語 焼鳥(やきとり) 【冬―生活―三冬】
2023.11.18 一日一季語 焼鳥(やきとり) 【冬―生活―三冬】 焼鳥の灯の遠きまで歩きゆく 仙田洋子 串に刺したものを焼き上げるが、その前…
2023.11.17一日一季語 茶の花(ちゃのはな《ちやのはな》) 【冬―植物―初冬】
2023.11.17一日一季語 茶の花(ちゃのはな《ちやのはな》) 【冬―植物―初冬】 いつ来ても茶の花畑に人見えず 嶋田一歩 お茶の花は、夏に雨が降ら…
2023.11.16一日一季語 炭(すみ) 【冬―生活―三冬】
2023.11.16一日一季語 炭(すみ) 【冬―生活―三冬】 この山の炭この山の猪を煮る 中島月笠 1940年(昭和15年)、日本では全国七大都市に…
2023.11.15一日一季語 七五三(しちごさん) 【冬―行事―初冬】
2023.11.15一日一季語 七五三(しちごさん) 【冬―行事―初冬】 遠くともブランド神杜七五三 常慶和久 七五三はもともと関東地方が発祥の行事。…
2023.11.14一日一季語 外套(がいとう《ぐわいたう》) 【冬―生活―三冬】
2023.11.14一日一季語 外套(がいとう《ぐわいたう》) 【冬―生活―三冬】 オーバーを脱ぎて戻りし第九かな 笹村政子 日本で年末に『第九』が頻繁…
2023.11.13一日一季語 大根(だいこん) 【冬―植物―三冬】
2023.11.13一日一季語 大根(だいこん) 【冬―植物―三冬】 大根に始まる夕餉仕度かな 加藤晴子 おでんや煮物など、寒い季節の料理に欠かせな…
2023.11.12一日一季語 凩(こがらし) 【冬―天文―初冬】
2023.11.12一日一季語 凩(こがらし) 【冬―天文―初冬】 凩の一号と聞く貰ひ風呂 小澤規子 昔は風呂を焚くと近所へ「風呂あるから入りに来てよ…
2023.11.11一日一季語鷹(たか) 【冬―動物―三冬】
2023.11.11一日一季語 鷹(たか) 【冬―動物―三冬】 鷹翔つや上昇気流つかまへて 赤羽正行 北アルプスの山裾、長野県の西部にある白樺峠。…
2023.11.10一日一季語 落葉(おちば) 【冬―植物―初冬】
2023.11.10一日一季語 落葉(おちば) 【冬―植物―初冬】 庭に来て遊ぶ落葉へ耳遊ばす 村越化石 落葉樹は春に芽吹き、夏の間は緑の葉を繁らせる…
2023.11.9一日一季語 口切(くちきり) 【冬―生活―初冬】
2023.11.9一日一季語 口切(くちきり) 【冬―生活―初冬】 口切や日の当りゐるにじり口 星野立子 葉茶壺に入れ目張りをして保存しておいた新茶を…
2023.11.8一日一季語 立冬(りっとう《りつとう》) 【秋―時候―初冬】
2023.11.8一日一季語 立冬(りっとう《りつとう》) 【秋―時候―初冬】 立冬や円空仏の鉈の跡 川端正紀 各地に「円空仏」と呼ばれる独特の作風…
2023.11.7一日一季語 美男葛(びなんかづら) 【秋―植物―初秋】
2023.11.7一日一季語 美男葛(びなんかづら) 【秋―植物―初秋】 業平の通ひ路真葛覆ひたる 杉山瑞恵 「サネ」は果実を意味する古語。…
2023.11.6一日一季語 杜鵑草(ほととぎす) 【秋―植物―仲秋】
2023.11.6一日一季語 杜鵑草(ほととぎす) 【秋―植物―仲秋】 暮れゆくやまして余命の杜鵑草 林翔 ホトトギス類は日本を代表する植物。野生種…
2023.11.5一日一季語 芭蕉(ばしょう《ばせう》) 【秋―植物―初秋】
2023.11.5一日一季語 芭蕉(ばしょう《ばせう》) 【秋―植物―初秋】 高きより垂れて全き芭蕉かな 和田敏子 荻窪の角川庭園(旧角川源義邸)へ…
2023.11.4一日一季語 菊人形(きくにんぎょう《きくにんぎやう》) 【秋―生活―晩秋】
2023.11.4一日一季語 菊人形(きくにんぎょう《きくにんぎやう》) 【秋―生活―晩秋】 菊人形武士の匂ふはあはれなり 鈴木鷹夫 秋の風物詩として大変な…
2023.11.3一日一季語 石榴(ざくろ) 【秋―植物―仲秋】
2023.11.3一日一季語 石榴(ざくろ) 【秋―植物―仲秋】 実ざくろやとうとう割れし留守の家 桑原敏枝 なかなか大きくならなかった、隣家の柘榴。今…
2023.11.2一日一季語 文化の日(ぶんかのひ《ぶんくわのひ》) 【秋―行事―晩秋】
2023.11.2一日一季語 文化の日(ぶんかのひ《ぶんくわのひ》) 【秋―行事―晩秋】 親も子も片手にスマホ文化の日 今村千年 毎年11月3日…
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2025.07.15 一日一季語 草刈(くさかり) 【夏―生活―三夏】 草を刈る関東平野の一部分 金子敦 日本一広い平野である関東平野では、昔から野菜の…
2025.07.14 一日一季語 山椒魚(さんしょううお《さんせううを》) 【夏―動物―三夏】 つわり悪阻つわり山椒魚どろり 神野紗希 痛みを人と共有する…
2025.07.13 一日一季語 舟虫(ふなむし) 【夏―動物―三夏】 船虫をぞぞぞ生み出す捨てバイク 佐山哲朗 主に海岸の波打ち際や、湿った岩場、木の下…
2025.07.12 一日一季語 玉葱(たまねぎ) 【夏―植物―三夏】 肉うどん煮る玉葱の青き葉も 村上佳乃 玉ねぎは、生食ではサラダやマリネなどによく…
2025.07.11 一日一季語 盛夏(せいか) 【夏―時候―晩夏】 伏見には千の鳥居や夏旺ん 牧内登志雄 篠 2025 VOL.213ご恵贈いただき、…
2025.07.10 一日一季語 扇風機(せんぷうき) 【夏―生活―三夏】 こころざし低く首ふる扇風機 佐山哲朗 扇風機といえば夏の暑さを潤すのに欠かせな…
2025.07.09 一日一季語 ががんぼ 【夏―動物―三夏】 がゞんぼの踊るかたちに果てゝをり 杉山久子 「々」「〃」「ゝ」「ゞ」などの記号の名称くり返…
2025.07.8 一日一季語 夏蒲団(なつぶとん) 【夏―生活―三夏】 三笠山ほどの膨らみ夏布団 岡田由季 岡田由季句集『中くらゐの町』第1回 日本俳…
2025.07.7 一日一季語 冷し中華(ひやしちゅうか《ひやしちゆうくわ》) 【夏―生活―三夏】 仮通夜や冷し中華に紅少し 櫂未知子 空飛ぶ冷し中華 全…
2025.07.6 一日一季語 斑猫(はんみょう《はんめう》) 【夏―動物―三夏】 斑猫の歩に砂粒の転がれる 若林哲哉 若林哲哉 第一句集 『漱口』山地の…
2025.07.5 一日一季語 穴子(あなご) 【夏―動物―三夏】 流し針仕掛け夜舟の穴子釣る 鵜飼紫生 北海道でアナゴが良く釣れる釣り場は内浦湾(北海道…
2025.07.4 一日一季語 冷房(れいぼう《れいばう》) 【夏―生活―晩夏】 冷房の今際忙しき音立てて 阪西敦子 阪西敦子 第一句集『金魚(きんぎょ…
2025.07.3 一日一季語 麦飯(むぎめし) 【夏―生活―初夏】 麦飯や拭ひて卓に水のすぢ 若林哲哉 2023年、第14回北斗賞第1句集 漱口 …
2025.07.2 一日一季語 木下闇(こしたやみ) 【夏―植物―三夏】 哲学の小径凸凹青葉闇 杉山加織 現代俳句 2025年7月号翌檜篇 青年部編 達磨…
2025.07.1 一日一季語 山開(やまびらき) 【夏―行事―晩夏】 山開き神酒「富士山」のひとしづく 百合山羽公 霊峰富士山の名を冠する地酒静岡県/牧野…
2025.06.30 一日一季語 名越の祓(なごしのはらえ《なごしのはらへ》) 【夏―行事―晩夏】 神田川越えて夏越の祓かな 遊橋惠美 6月(水無月)には…
2025.06.29 一日一季語 穴子(あなご) 【夏―時候―初夏】 穴子裂く目打ち一本残りをり 広渡敬雄 角川俳句 2025年7月号作品12句 阿弓流…
2025.06.28 一日一季語 萍(うきくさ) 【夏―植物―三夏】 萍の動くことなく増えてをり 山口昭男 角川俳句 2025年7月号作品21句 コント…
2025.06.27 一日一季語 蛭(ひる) 【夏―動物―三夏】 痛痒の極みは快楽蛭療治 西村和子 角川俳句 2025年7月号巻頭作品50句 みづからを…
2025.06.25 一日一季語 キャンプ 【夏―生活―晩夏】 つまらなきことをしに行くキャンプかな 若杉朋哉 角川俳句 2025年7月号角川俳句賞作家の…
2024.7.16一日一季語 仙人掌の花(さぼてんのはな) 【夏―植物―晩夏】 サボテンの花ばかり見て行水す 仙田洋子 俳句の基本は定型と季語。季語は…
2024.7.15一日一季語 登山(とざん) 【夏―生活―晩夏】 臍固め山頂仰ぐ登山口 荻巣純子 6月30日、富士山の山梨県側で、7月1日山開きとな…
2024.7.14一日一季語 巴里祭(ぱりさい) 【夏―行事―晩夏】 巴里祭乳房の美しき女神像 岡本尚子 この句の女神像からは、民衆を導く自由の女神(…
2024.7.13一日一季語 五月富士(さつきふじ) 【夏―地理―仲夏】 見て育つ文化遺産の五月富士 小島禾汀 日本人の自然観や日本文化に大きな影響を…
2024.7.12一日一季語 アイスクリーム 【夏―生活―三夏】 本はあとがきソフトクリームは頭から 石寒太 「炎環」主宰・石 寒太「炎環」のモットーは…
2024.7.11一日一季語 青芒(あをすすき) 【夏―植物―三夏】 その若さ昔の我か青芒 林翔 若き日の想い出を青芒に託しているのであろう。*…
2024.7.10一日一季語 鬼灯市(ほおずきいち《ほほづきいち》) 【夏―行事―晩夏】 鬼灯市どこも葭簀の裾濡れて 岡本眸 7月9日・10日、浅草寺境…
2024.7.9一日一季語 ピーマン 【夏―植物―三夏】 ピーマンの中のみづみづしき山河 辻美奈子 独特の苦味があるピーマンには、ビタミンC・ビタミンK…
2024.7.8一日一季語 兜虫(かぶとむし) 【夏―動物―三夏】 思ひ出は過ぎてゆくもの兜虫 稲畑汀子 “ビートルズを解雇された男”が語るバンドの…
2024.7.7一日一季語 浴衣(ゆかた) 【夏―生活―三夏】 並べられ宿浴衣選る旅心 片野光子 7月7日は、日本ゆかた連合会が1981年に制定した…
2024.7.6一日一季語 朝顔市(あさがおいち《あさがほいち》) 【夏―植物―仲夏】 市へ出す朝顔車夜をこめて 水原秋櫻子 朝顔はその名前から、朝に…
2024.7.5一日一季語 夏の風邪(なつのかぜ) 【夏―生活―三夏】 夏風邪や倒れやすくて空気入れ 杉山久子 身体の不調、弱々しさの響きあい。今日の杉…
2024.7.4一日一季語 水虫(みづむし) 【夏―生活―三夏】 水虫や客の話へ空答へ 長山順子 私はこのように辛い水虫にかかったことがないが、かゆ…
2024.7.3一日一季語 サンダル 【夏―生活―三夏】 お揃ひの白きサンダル双生児 斎藤夏子 サンダルは古くからある履物の種類で、動物の皮革、天然…
2024.7.2一日一季語 鮓(すし) 【夏―生活―三夏】 圧石の力うつりし鮎の鮓 長谷川櫂 鮎の保存食として作られてきた「鮎なれずし」は、塩漬…
2024.7.1一日一季語 祇園祭(ぎおんまつり《ぎをんまつり》) 【夏―行事―晩夏】 人に酔ひ祇園囃子に酔ふ今宵 池田光子 メインの山鉾巡行などの期…
2024.6.30一日一季語 向日葵(ひまわり《ひまはり》) 【夏―植物―晩夏】 向日葵やサツクスの音たどたどし 向江醇子 口語ではサックス(sax)と…
2024.6.29一日一季語 掛香(かけかう) 【夏―生活―三夏】 青々と夜の来る匂ひ袋かな 鈴木節子 鈴木節子能村登四郎・林翔に師事。鈴木鷹夫の妻。…
2024.6.28一日一季語 青葡萄(あおぶどう《あをぶだう》) 【夏―植物―晩夏】 捨て票になるやも青葡萄仰ぐ 田中藤穂 今回の都知事選挙、投票をし…
2024.6.27一日一季語 海月(くらげ) 【夏―動物―三夏】 大くらげ腰骨折れしまま泳ぐ 田中呑舟 珍しいことやあり得ない物事のたとえとして、「ク…