2025.07.15 一日一季語 草刈(くさかり) 【夏―生活―三夏】 草を刈る関東平野の一部分 金子敦 日本一広い平野である関東平野では、昔から野菜の…
2023.11.1一日一季語 色変へぬ松(いろかえぬまつ《いろかへぬまつ》) 【秋―植物―晩秋】
2023.11.1一日一季語 色変へぬ松(いろかえぬまつ《いろかへぬまつ》) 【秋―植物―晩秋】 色変へぬ松の根方に芭蕉句碑 長谷川久吉 あるサイトの…
2023.10.31一日一季語 冬近し(ふゆちかし) 【秋―時候―晩秋】
2023.10.31一日一季語 冬近し(ふゆちかし) 【秋―時候―晩秋】 蠟紙に包む薄刃や冬隣 奥坂まや ロウ紙(蝋紙・蝋引き紙)=パラフィン紙パラ…
2023.10.30一日一季語 冬支度(ふゆじたく) 【秋―生活―晩秋】
2023.10.30一日一季語 冬支度(ふゆじたく) 【秋―生活―晩秋】 釘箱の釘を整へ冬仕度 池谷市江 九月まで厳しい残暑が続き、いよいよ秋が到…
2023.10.29一日一季語 泡立草(あわだちそう) 【秋―植物―初秋】
2023.10.29一日一季語 泡立草(あわだちそう) 【秋―植物―初秋】 旅に出でよく会ふ背高泡立草 阿部ひろし 背高泡立草は帰化植物(外来種)であり、…
2023.10.28一日一季語 律の調べ(りちのしらべ) 【秋―時候―三秋】
2023.10.28一日一季語 律の調べ(りちのしらべ) 【秋―時候―三秋】 羽黒山巫女舞ふ律の調べかな 阿部月山子 『春秋山伏記』藤沢周平/…
2023.10.27一日一季語 後の月(のちのつき) 【秋―天文―晩秋】
2023.10.27一日一季語 後の月(のちのつき) 【秋―天文―晩秋】 公達の笛を脱け出る後の月 村上瑪論 『青葉の笛(あおばのふえ)』は、1906年…
2023.10.26一日一季語 柿(かき) 【秋―植物―晩秋】
2023.10.26一日一季語 柿(かき) 【秋―植物―晩秋】 釣鐘をのぞけばほうと柿の秋 鷹羽狩行 柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規189…
2023.10.25一日一季語 新蕎麦(しんそば) 【秋―生活―晩秋】
2023.10.25一日一季語 新蕎麦(しんそば) 【秋―生活―晩秋】 走り蕎麦打つ名水を惜しみなく 上田玲子 縄文遺跡からそばの花粉が確認され…
2023.10.24一日一季語 万霊節(ばんれいせつ) 【秋―行事―晩秋】
2023.10.24一日一季語 万霊節(ばんれいせつ) 【秋―行事―晩秋】 人間も魔物のたぐひハロウィン 辻美奈子 渋谷がハロウィンに仮装で出かける…
2023.10.23一日一季語 銀杏(ぎんなん) 【秋―植物―晩秋】
2023.10.23一日一季語 銀杏(ぎんなん) 【秋―植物―晩秋】 銀杏の落ちてくるまで肩車 津田このみ 生の銀杏には食中毒症状を引き起こす原因と…
2023.10.22一日一季語 林檎(りんご) 【秋―植物―晩秋】
2023.10.22一日一季語 林檎(りんご) 【秋―植物―晩秋】 をととひの林檎一年後のわたし 管敦 第一句集「仮寓」よりりんごは種類にによって真ん…
2023.10.21一日一季語 紅葉(もみじ《もみぢ》) 【秋―植物―晩秋】
2023.10.21一日一季語 紅葉(もみじ《もみぢ》) 【秋―植物―晩秋】 ちちははの老いゆくはやさ紅葉川 仙田洋子 株式会社ウェザーニューズ、20…
2023.10.20一日一季語 秋の夕焼(あきのゆうやけ《あきのゆふやけ》) 【秋―天文―三秋】
2023.10.20一日一季語 秋の夕焼(あきのゆうやけ《あきのゆふやけ》) 【秋―天文―三秋】 電車から我が家の見えて秋夕焼 立花かほる夕焼に映える「…
2023.10.19一日一季語 風船蔓(ふうせんかずら) 【秋―植物―仲秋】
2023.10.19一日一季語 風船蔓(ふうせんかずら) 【秋―植物―仲秋】 百日を風船葛守として 中村房枝 風船葛の一番の特徴は、その種。秋になる…
2023.10.18一日一季語 松手入(まつていれ) 【秋―生活―晩秋】
2023.10.18一日一季語 松手入(まつていれ) 【秋―生活―晩秋】 手入れする松があるゆゑ松手入 大牧広 松は松科松属の常緑高木で、古くから重…
2023.10.17一日一季語 青蜜柑(あおみかん《あをみかん》) 【秋―植物―三秋】
2023.10.17一日一季語 青蜜柑(あおみかん《あをみかん》) 【秋―植物―三秋】 放哉の墓に小さき青蜜柑 水原春郎 尾崎放哉(おざき ほうさい)…
2023.10.16一日一季語 秋澄む(あきすむ) 【秋―天文―三秋】
2023.10.16一日一季語 秋澄む(あきすむ) 【秋―天文―三秋】 秋澄めり秋篠寺に技芸天 秋川泉 伎芸天は、古代ヒンドゥー教のシヴァ神が歌や舞を…
2023.10.15一日一季語 穭(ひつじ《ひつぢ》) 【秋―植物―晩秋】
2023.10.15一日一季語 穭(ひつじ《ひつぢ》) 【秋―植物―晩秋】 谷戸の田の騒ぎ一面穭かな 大島みよし 谷戸は湧水を用水とすることができ,小規模…
2023.10.14一日一季語 木犀(もくせい) 【秋―植物―晩秋】
2023.10.14一日一季語 木犀(もくせい) 【秋―植物―晩秋】 逢わぬ間も金木犀は燦燦と 星野早苗 ウェザーニュースでは金木犀が香り始めているかど…
2023.10.13一日一季語 竜胆(りんどう《りんだう》) 【秋―植物―仲秋】
2023.10.13一日一季語 竜胆(りんどう《りんだう》) 【秋―植物―仲秋】 竜胆の花より届く空の色 箕輪カオル 青い竜胆は、「誠実」、「正義…
2023.10.12一日一季語 爽やか(さわやか《さはやか》) 【秋―時候―三秋】
2023.10.12一日一季語 爽やか(さわやか《さはやか》) 【秋―時候―三秋】 淀橋といふ名埋もれし街爽やか 能村研三 此橋は昔徳川將軍放鷹の節此…
2023.10.11一日一季語鵙(もず) 【秋―動物―三秋】
2023.10.11一日一季語鵙(もず) 【秋―動物―三秋】 曇天の少し霽れ来し鵙高音 河野美奇 オス・メスともに「高鳴き」と言われる習慣があり、秋…
2023.10.10一日一季語 体育の日(たいいくのひ) 【秋―行事―晩秋】
2023.10.10一日一季語 体育の日(たいいくのひ) 【秋―行事―晩秋】 山襞がどこまでも見え体育の日 佐瀬晶子 10月の特異日でよく知られている…
2023.10.7一日一季語 秋の雲(あきのくも) 【秋―天文―三秋】
2023.10.7一日一季語 秋の雲(あきのくも) 【秋―天文―三秋】 村一つ影に入れたり秋の雲 市堀玉宗 秋の雲として印象的な鰯雲やひつじ雲を想像…
2023.10.8一日一季語 榠樝の実(かりんのみ《くわりんのみ》) 【秋―植物―晩秋】
2023.10.8一日一季語 榠樝の実(かりんのみ《くわりんのみ》) 【秋―植物―晩秋】 わりんの実しばらくかぎて手に返す 細見綾子 庭木としても人気の植…
2023.10.9一日一季語 蕎麦の花(そばのはな) 【秋―植物―三秋】
2023.10.9一日一季語 蕎麦の花(そばのはな) 【秋―植物―三秋】 背景に赤き屋根あり蕎麦の花 中川すみ子 そばの生産量が日本一なのは北海道。日…
2023.10.6一日一季語 梨(なし) 【秋―植物―三秋】
梨園の四角の中に梨を剥く 青山丈 梨園とは、演劇界のこと。特に、歌舞伎役者の世界。音楽を愛し、精通していた唐の玄宗皇帝は、宮中音楽隊の殿上で演奏す…
2023.10.5一日一季語 甘藷(さつまいも) 【秋―植物―三秋】
2023.10.5一日一季語 甘藷(さつまいも) 【秋―植物―三秋】 藷掘りの痩せ鍬弾く火山礫 高原純徳 サツマイモ(甘藷)は酸性の土壌や痩せた土壌で…
2023.10.4一日一季語 蜻蛉(とんぼ) 【秋―動物―三秋】
2023.10.4一日一季語 蜻蛉(とんぼ) 【秋―動物―三秋】 蜻蛉やどうと云ふことなき遺跡 小山陽子 2023年、オホーツク海側の遠軽町にある「北海…
2023.10.3一日一季語 露(つゆ) 【秋―天文―三秋】
2023.10.3一日一季語 露(つゆ) 【秋―天文―三秋】 芋の露連山影を正うす 飯田蛇笏 1914年第一句集『山廬集』所収飯田蛇笏は山梨県出身…
2023.10.2一日一季語 南瓜(かぼちゃ《かぼちや》) 【秋―植物―仲秋】
2023.10.2一日一季語 南瓜(かぼちゃ《かぼちや》) 【秋―植物―仲秋】 南瓜ランタン三角の眼は何笑ふ 森なほ子 近年では、ハロウィーンも季語…
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2025.07.15 一日一季語 草刈(くさかり) 【夏―生活―三夏】 草を刈る関東平野の一部分 金子敦 日本一広い平野である関東平野では、昔から野菜の…
2025.07.14 一日一季語 山椒魚(さんしょううお《さんせううを》) 【夏―動物―三夏】 つわり悪阻つわり山椒魚どろり 神野紗希 痛みを人と共有する…
2025.07.13 一日一季語 舟虫(ふなむし) 【夏―動物―三夏】 船虫をぞぞぞ生み出す捨てバイク 佐山哲朗 主に海岸の波打ち際や、湿った岩場、木の下…
2025.07.12 一日一季語 玉葱(たまねぎ) 【夏―植物―三夏】 肉うどん煮る玉葱の青き葉も 村上佳乃 玉ねぎは、生食ではサラダやマリネなどによく…
2025.07.11 一日一季語 盛夏(せいか) 【夏―時候―晩夏】 伏見には千の鳥居や夏旺ん 牧内登志雄 篠 2025 VOL.213ご恵贈いただき、…
2025.07.10 一日一季語 扇風機(せんぷうき) 【夏―生活―三夏】 こころざし低く首ふる扇風機 佐山哲朗 扇風機といえば夏の暑さを潤すのに欠かせな…
2025.07.09 一日一季語 ががんぼ 【夏―動物―三夏】 がゞんぼの踊るかたちに果てゝをり 杉山久子 「々」「〃」「ゝ」「ゞ」などの記号の名称くり返…
2025.07.8 一日一季語 夏蒲団(なつぶとん) 【夏―生活―三夏】 三笠山ほどの膨らみ夏布団 岡田由季 岡田由季句集『中くらゐの町』第1回 日本俳…
2025.07.7 一日一季語 冷し中華(ひやしちゅうか《ひやしちゆうくわ》) 【夏―生活―三夏】 仮通夜や冷し中華に紅少し 櫂未知子 空飛ぶ冷し中華 全…
2025.07.6 一日一季語 斑猫(はんみょう《はんめう》) 【夏―動物―三夏】 斑猫の歩に砂粒の転がれる 若林哲哉 若林哲哉 第一句集 『漱口』山地の…
2025.07.5 一日一季語 穴子(あなご) 【夏―動物―三夏】 流し針仕掛け夜舟の穴子釣る 鵜飼紫生 北海道でアナゴが良く釣れる釣り場は内浦湾(北海道…
2025.07.4 一日一季語 冷房(れいぼう《れいばう》) 【夏―生活―晩夏】 冷房の今際忙しき音立てて 阪西敦子 阪西敦子 第一句集『金魚(きんぎょ…
2025.07.3 一日一季語 麦飯(むぎめし) 【夏―生活―初夏】 麦飯や拭ひて卓に水のすぢ 若林哲哉 2023年、第14回北斗賞第1句集 漱口 …
2025.07.2 一日一季語 木下闇(こしたやみ) 【夏―植物―三夏】 哲学の小径凸凹青葉闇 杉山加織 現代俳句 2025年7月号翌檜篇 青年部編 達磨…
2025.07.1 一日一季語 山開(やまびらき) 【夏―行事―晩夏】 山開き神酒「富士山」のひとしづく 百合山羽公 霊峰富士山の名を冠する地酒静岡県/牧野…
2025.06.30 一日一季語 名越の祓(なごしのはらえ《なごしのはらへ》) 【夏―行事―晩夏】 神田川越えて夏越の祓かな 遊橋惠美 6月(水無月)には…
2025.06.29 一日一季語 穴子(あなご) 【夏―時候―初夏】 穴子裂く目打ち一本残りをり 広渡敬雄 角川俳句 2025年7月号作品12句 阿弓流…
2025.06.28 一日一季語 萍(うきくさ) 【夏―植物―三夏】 萍の動くことなく増えてをり 山口昭男 角川俳句 2025年7月号作品21句 コント…
2025.06.27 一日一季語 蛭(ひる) 【夏―動物―三夏】 痛痒の極みは快楽蛭療治 西村和子 角川俳句 2025年7月号巻頭作品50句 みづからを…
2025.06.25 一日一季語 キャンプ 【夏―生活―晩夏】 つまらなきことをしに行くキャンプかな 若杉朋哉 角川俳句 2025年7月号角川俳句賞作家の…
2024.7.17一日一季語 万緑(ばんりょく《ばんりよく》) 【夏―植物―三夏】 万緑に埋るる御師の句碑を祝ぐ 粕谷容子 神代植物園に写真の会の方と…
2024.7.16一日一季語 仙人掌の花(さぼてんのはな) 【夏―植物―晩夏】 サボテンの花ばかり見て行水す 仙田洋子 俳句の基本は定型と季語。季語は…
2024.7.15一日一季語 登山(とざん) 【夏―生活―晩夏】 臍固め山頂仰ぐ登山口 荻巣純子 6月30日、富士山の山梨県側で、7月1日山開きとな…
2024.7.14一日一季語 巴里祭(ぱりさい) 【夏―行事―晩夏】 巴里祭乳房の美しき女神像 岡本尚子 この句の女神像からは、民衆を導く自由の女神(…
2024.7.13一日一季語 五月富士(さつきふじ) 【夏―地理―仲夏】 見て育つ文化遺産の五月富士 小島禾汀 日本人の自然観や日本文化に大きな影響を…
2024.7.12一日一季語 アイスクリーム 【夏―生活―三夏】 本はあとがきソフトクリームは頭から 石寒太 「炎環」主宰・石 寒太「炎環」のモットーは…
2024.7.11一日一季語 青芒(あをすすき) 【夏―植物―三夏】 その若さ昔の我か青芒 林翔 若き日の想い出を青芒に託しているのであろう。*…
2024.7.10一日一季語 鬼灯市(ほおずきいち《ほほづきいち》) 【夏―行事―晩夏】 鬼灯市どこも葭簀の裾濡れて 岡本眸 7月9日・10日、浅草寺境…
2024.7.9一日一季語 ピーマン 【夏―植物―三夏】 ピーマンの中のみづみづしき山河 辻美奈子 独特の苦味があるピーマンには、ビタミンC・ビタミンK…
2024.7.8一日一季語 兜虫(かぶとむし) 【夏―動物―三夏】 思ひ出は過ぎてゆくもの兜虫 稲畑汀子 “ビートルズを解雇された男”が語るバンドの…
2024.7.7一日一季語 浴衣(ゆかた) 【夏―生活―三夏】 並べられ宿浴衣選る旅心 片野光子 7月7日は、日本ゆかた連合会が1981年に制定した…
2024.7.6一日一季語 朝顔市(あさがおいち《あさがほいち》) 【夏―植物―仲夏】 市へ出す朝顔車夜をこめて 水原秋櫻子 朝顔はその名前から、朝に…
2024.7.5一日一季語 夏の風邪(なつのかぜ) 【夏―生活―三夏】 夏風邪や倒れやすくて空気入れ 杉山久子 身体の不調、弱々しさの響きあい。今日の杉…
2024.7.4一日一季語 水虫(みづむし) 【夏―生活―三夏】 水虫や客の話へ空答へ 長山順子 私はこのように辛い水虫にかかったことがないが、かゆ…
2024.7.3一日一季語 サンダル 【夏―生活―三夏】 お揃ひの白きサンダル双生児 斎藤夏子 サンダルは古くからある履物の種類で、動物の皮革、天然…
2024.7.2一日一季語 鮓(すし) 【夏―生活―三夏】 圧石の力うつりし鮎の鮓 長谷川櫂 鮎の保存食として作られてきた「鮎なれずし」は、塩漬…
2024.7.1一日一季語 祇園祭(ぎおんまつり《ぎをんまつり》) 【夏―行事―晩夏】 人に酔ひ祇園囃子に酔ふ今宵 池田光子 メインの山鉾巡行などの期…
2024.6.30一日一季語 向日葵(ひまわり《ひまはり》) 【夏―植物―晩夏】 向日葵やサツクスの音たどたどし 向江醇子 口語ではサックス(sax)と…
2024.6.29一日一季語 掛香(かけかう) 【夏―生活―三夏】 青々と夜の来る匂ひ袋かな 鈴木節子 鈴木節子能村登四郎・林翔に師事。鈴木鷹夫の妻。…
2024.6.28一日一季語 青葡萄(あおぶどう《あをぶだう》) 【夏―植物―晩夏】 捨て票になるやも青葡萄仰ぐ 田中藤穂 今回の都知事選挙、投票をし…