2024.6.8一日一季語 紫蘇(しそ) 【夏―植物―晩夏】 紫蘇畑天の川より風吹けり 奥坂まや 天の川は、帯状に見える無数の恒星の集まり。地球から銀…
2024.6.8一日一季語 紫蘇(しそ) 【夏―植物―晩夏】 紫蘇畑天の川より風吹けり 奥坂まや 天の川は、帯状に見える無数の恒星の集まり。地球から銀…
2024.6.7一日一季語 船遊(ふなあそび) 【夏―生活―三夏】 岩の壁岩の門ありて船遊び 鷹羽狩行 保津川川下り船転覆死亡事故(ほづがわかわくだり…
2024.6.6一日一季語 繭(まゆ) 【夏―生活―初夏】 忘れ物めく屑繭でありにけり 木暮陶句郎 屑繭は、絹糸にならない不良の繭。紡績絹糸・真綿など…
2024.6.5一日一季語 夜鷹(よたか) 【夏―動物―三夏】 喘鳴の木であり夜は夜鷹の木 佐藤鬼房 喘鳴とは呼吸をするときに音がすること。「キョキョ…
2024.6.4一日一季語 晒布(さらし) 【夏―生活―三夏】 買ひ足して何するでなき晒布かな 淵上千津 裃の素材は、「麻」が正式と決められていた。…
2024.6.3一日一季語 孑孒(ぼうふら) 【夏―動物―三夏】 羽根生えてぼうふらすでに飛ぶ構へ 窪満子 夏に向けて煩わしくなる“蚊”が今、深刻な脅威…
2024.6.2一日一季語 夏の潮(なつのしお《なつのしほ》) 【夏―地理―初夏】 遠洋の船団を組む青葉潮 大竹節二 暖流である黒潮と寒流である親潮の…
2024.6.1一日一季語 金魚売(きんぎょうり《きんぎようり》) 【夏―生活―三夏】 堂塔の日陰大和の金魚売 大堀鶴侶 金魚三大生産地とは、愛知…
2024.5.31一日一季語 螻蛄(けら) 【夏―動物―三夏】 夜をとぶ螻蛄身の軽重は灯を介し 磯貝碧蹄館 代掻きの際などは土を起こした際に水上に浮かんで…
2024.5.30一日一季語 蛍(ほたる) 【夏―動物―初夏】 蛍捕へし吾子の手は発光す 辻美奈子 2024/05/28 05:00 ウェザーニュース梅…
2024.5.29一日一季語 泰山木の花(たいさんぼくのはな) 【夏―植物―初夏】 そこからは見えぬ泰山木の花 高橋将夫 庭木や公園の樹木として植えら…
2024.5.28一日一季語 鰺(あじ《あぢ》) 【夏―動物―三夏】 鯵つりの竿を向けたる荒磯海 延川五十昭 ブランドアジの産地として全国的に有名な…
2024.5.27一日一季語 蛍袋(ほたるぶくろ) 【夏―植物―仲夏】 有刺鉄線の中のほたるぶくろかな 島田和子 日本全国に分布し、やや乾燥した草原…
2024.5.26一日一季語 沙羅の花(しゃらのはな《しやらのはな》) 【夏―植物―晩夏】 必衰の色を上枝に沙羅の花 舩越美喜 沙羅の花は,平家物語冒…
2024.5.25一日一季語 編笠(あみがさ) 【夏―生活―三夏】 平安貴族は顔を見られるのを嗜みが無いとされましたので、市女笠でしっかりと顔を隠していた…
2024.5.24一日一季語 桜の実(さくらのみ) 【夏―植物―初夏】 参道に実桜踏まれ黒ずめる 三澤いつ子 昨年の5月10日の写真を使ってこの季語を取…
2024.5.23一日一季語 新緑(しんりょく《しんりよく》) 【夏―植物―初夏】 新緑の夜空混み合ふ電波かな 仲 寒蟬 電波とは、電磁波のうち、比較的…
2024.5.22一日一季語 春蟬(はるぜみ) 【夏―動物―初夏】 松蝉や海風抜ける沼津垣 高田幸枝 沼津垣潮風を防ぐために江戸時代以前から用いられ…
2024.5.21一日一季語 十薬(じゅうやく《じふやく》) 【夏―植物―仲夏】 雨となること十薬の知つてをり 海輪久子 5月20日の関東地方は雨。道…
2024.5.20一日一季語 麦刈(むぎかり) 【夏―生活―初夏】 麦秋といふに足らざる麦を刈る 百合山羽公 百合山 羽公(ゆりやま うこう 、19…
2023.6.9一日一季語 一日一季語 楊梅(やまもも) 【夏―植物―仲夏】 楊梅を食べ思ひ出の中にあり 小原登志春 甘さと酸味が絶妙なおいしさ。旬の…
2023.6.8 一日一季語 額の花(がくのはな) 【夏―植物―仲夏】 家を出て隣の家へ額の花 佐藤喜孝 額紫陽花は中心にある両性花の周りにだけ花を咲…
2023.6.7 一日一季語 花菖蒲(はなしょうぶ《はなしやうぶ》) 【夏―植物―仲夏】 雨を避け雨を見てゐる花菖蒲 稲畑汀子 色彩の魔術師とも呼ばれるよ…
2023.6.6一日一季語 紫陽花(あじさい《あぢさゐ》) 【夏―植物―仲夏】 あぢさゐは好き放題の色放つ 大橋晄 「梅雨に似合う花」この問いに多…
2023.6.5 一日一季語 鮎(あゆ) 【夏―動物―三夏】 鮎跳ねてにはかに山河濃くなりぬ 窪田粧子 鮎は日本で古来から愛されてきた魚であり、神功…
2023.6.4 一日一季語 結葉(むすびば) 【夏―植物―初夏】 結び葉や幼の頃の秘密場所 毛利慶子 子供の頃の想い出には、誰もが記憶にあるであ…
2023.6.3一日一季語 雨蛙(あまがえる《あまがへる》) 【夏―動物―三夏】 雨蛙青梅街道曇りけり 野村喜舟 青梅街道は、東京・新宿を起点…
2023.6.2一日一季語 青梅(あおうめ《あをうめ》) 【夏―植物―仲夏】 升盛の青梅おまけ三粒ほど 大川冨美子 梅園などで即売されているのであろ…
2023.6..1一日一季語 青蔦(あおつた《あをつた》) 【夏―植物―三夏】 青蔦を目印にして商へる 若本彰子 先日の小樽では、煉瓦の建物に青蔦…
2023.5.31一日一季語 仙人掌の花(さぼてんのはな) 【夏―植物―晩夏】 これ見よがしに仙人掌の一花かな 小川匠太郎 自転車で通りがかりの家…
2023.5.30一日一季語 昼顔 (ひるがお《ひるがほ》) 【夏―植物―仲夏】 昼顔や縁側広き祖父の家 高倉和子 夏になると、頼みもしないの…
2023.5.28一日一季語 団扇(うちわ《うちは》) 【夏―生活―三夏】 やはらかに人を否める団扇かな 長谷川櫂 儀式などに用いられた物が、江戸…
2023.5.29一日一季語 梅雨茸(つゆだけ) 【夏―植物―仲夏】 白樺の根方にあまた梅雨きのこ 濱谷和代 切株をみると、こうした梅雨菌がびっし…
2023.5.27一日一季語 金魚(きんぎょ《きんぎよ》) 【夏―動物―三夏】 一番に愛称を得て屑金魚 土生重次 夏祭りで先ず目に付く「金魚すくい…
2023.5.26一日一季語 水馬(あめんぼ) 【夏―動物―三夏】 水馬流され水輪流されし 倉田紘文 足先の毛だけを水面につけて、毛が水を撥…
2023.5.25一日一季語 桑の実(くわのみ《くはのみ》) 【夏―植物―仲夏】 桑の実や餓鬼大将でありし頃 大西よしき 昭和40年ころ、現在の我…
2023.5.24一日一季語 枇杷(びわ《びは》) 【夏―植物―仲夏】 この町はみな出払って枇杷熟れて 寺田良治 ビワの出荷量が一番多いのは長崎県…
2023.5.23一日一季語 迎へ梅雨(むかえづゆ/むかへづゆ) 【夏―天文―初夏】 手習の文字の滲めり走り梅雨 林佳枝 気象庁は5月20日か…
2023.5.22一日一季語 新緑(しんりょく《しんりよく》) 【夏―植物―初夏】 新緑の雨けぶる湯にひとりゐて 入船享扇橋 2023年は5月6日…
2023.5.21一日一季語 栗の花(くりのはな) 【夏―植物―仲夏】 一村を圧して匂ふ栗の花 三村純也 長い穂の白い花は雄花で、実をつける雌花は穂…