10年半にわたって検事を務めた筆者が話題のニュースを解説し、事件報道の「行間」を読んでいきます。
凶悪な事件、有名人が関わった事件、一風変わった事件など毎日様々な事件のニュースが報道されています。 報道の内容は限られており、事件が今後どう展開するのか、犯人がどうなるのか、罪の重さはどれくらいなのか、警察や検察は具体的に何をしているのかなどについて語られないことも少なくありません。数多くの事件に関わってきた筆者が豊富な知識・経験を元に話題のニュースを解説します。
ゴーン氏の事件については、この2日間に、勾留延長却下、特別背任罪での再逮捕という怒濤の展開がありました。勾留延長却下の段階で、保釈による身柄解放が予想されていたところ、何としてでも身柄拘束したいという検察当局の意思の表れと言えます。&nbs
ゴーン氏の話題が続きましたが、話題を変えまして、今回は札幌の爆発事件を取り上げようと思います。この事件は、現場の光景がショッキングなこともあり、大きく報道されています。私も以前近くに住んでいたため個人的に注目していました。 原因に
ゴーン氏らは先日起訴されましたが、勾留中の容疑者を起訴した場合自動的に勾留が続きます。保釈されることがなければ、裁判が終わるまで初回は起訴から2ヶ月後、その後は1ヶ月ごとに勾留が更新されます。そうすると、起訴したのになぜ再逮捕・再勾留する必
ゴーン氏とケリー氏を起訴し、また、両氏を再び逮捕したという報道がありました。起訴したのは2010年度から2014年度の虚偽記載罪、再逮捕は2015年度から2017年度の虚偽記載罪ということです。 マスコミでは「再逮捕」と言われてい
ゴーン氏はなぜ逮捕・勾留されているのか〜逮捕・勾留の条件(その2)〜
ゴーン氏が身柄拘束されているのは、罪証隠滅のおそれがあるからだろうと前回述べました。 具体的には物証を隠滅(ねつ造も含む)するおそれがある場合や、被害者や目撃者あるいは共犯者などに圧力をかけたり、あるいは、口裏合わせをしたりして、
ゴーン氏はなぜ逮捕・勾留されているのか〜逮捕・勾留の条件(その1)〜
ゴーン氏が逮捕・勾留されている件については毎日のように様々な情報が出ておりますが、ここ数日の報道を見ると、虚偽記載罪の焦点は退職後の報酬につき記載義務があるかどうかという点のようで、専門家の間でも様々な意見があるようです。正直どう転ぶかよく
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