中国映画には時にド肝を抜かれます・・・。(紅海行動 オペレーション:レッド・シー)
正直、中国の作品にそれ程興味を持っている訳ではないので、あまり見る機会はないのですが(と、云うものの最近は中国の会社が資本参加している映画、つまり実は中国映画という作品は結構多いです。)見ると、いい意味でド肝を抜かれる事が度々あります。 正直、本作も「中国歴代2位?それがなんぼのもんじゃい?」「え?興行収入600億円? ほ、ほう・・・。ほ、ほんまかいな?じゃ、その実力見せて貰いまひょうか?」なんて、多少見下した気持ちで見始めましたが、(大変申し訳ありません・・・)凄まじいです。導入部分は何故か演技がギクシャク?した感じですが、直ぐに引き込まれ、各シーンの、戦闘のあまりの凄まじさに息をするのを忘…
あーでっかい風呂に入ってビール飲みたいッ!(昼のセント酒/久住 昌之)
あー、でっかい風呂に入ってビール飲みたいッ!てなる、そんな一冊です。 これを読んだのは2013年。その当時は家の近くにもまだ銭湯があり、横に一杯呑み屋もあったので、今度時間ができたら必ず来よう!と誓い、先日思い立って行ってみたら、既に廃湯。やっぱり、タイミングは大切です・・・。(って思い立ってから何年経っているんだ!?時間の感覚が変ですよね・・・。) 本作にも10軒ほど銭湯が記載されていますが、まだ皆あるのでしょうか?と、思って調べて見るとやはり2軒は既に廃湯しておりました。 こういう文化がなくなって行くのは非常に悲しいですが、(しょっちゅう行っていないお前が言うな!って感じですが・・・。)そ…
うーん、映画はやはり原作と比べては駄目。でも映像の遡及効果というのは凄まじいものがありますね・・・。(クレイジー・リッチ)
原作が結構面白かったので、映画もいつか見るかなぁ、と考えていましたが、思ったより早くその機会が訪れてしまいました・・・。(自分は活字で読んだものを、積極的に映像で見たい方ではないので…。) うーん、正直と云うかやっぱり相当な違和感。主人公のレイチェル役を演じている女優さんの声がもう全然駄目。導入からこの感じだったので、全てが駄目出しになってしまいました・・・。しかも、なんだかエンディングも全く原作とは異なるし・・・。(まぁ、原作のエンディングでは映画として今一パンチに欠けていると製作側が商業的に考え、あんな感じにしたのかもしれませんが・・・。) 先にも書きましたが、そもそも自分は活字で読んだ作…
これぞ大河!!スケールの大きさが半端ないです!(蒼穹の昴/浅田 次郎)
過去話題になったことは知っていましたが、未読。 とある飲み会で酒の肴になり興味を持ち早速読破しました。 著者の「原稿に追いまくられて、やっつけ仕事ですみません・・・。」的な連載エッセイがそこまで好きではないので、(と、言いながら必ず読みますが・・・笑)この方は特に贔屓の作家ではないものの、稀代のストーリーテラーには違いありません。やっぱり話はすごーく面白いです。本作もこれぞ大河という本当にスケールの大きい話で、途中で止めるのが非常に難しい。氏が「この作品を書くために作家になった」というのもあながち嘘ではないと思われます。 ただし、流石にやはり同著者が上梓した「壬生義士伝」を超えるかと言われると…
ご存知、スーパーマッチョマンのドゥエイン・ジョンソン主演のアクション映画です。お父さんが愛する家族の為に命を掛けて奮闘するサバイバル巨編?と言ってもいいかと・・・。 したがって、強いオッサンは好きですか?というより強いお父さんは好きですか?という方が正しいですね。(笑) 内容は鉄板ながら、それでも楽しませるのがロック様。1時間40分間ハラハラドキドキがあなたを襲います。それはそれで、いいのですが、同時になんとなく妙な既視感が・・・。 screenonline.jp あ!ダイハード! ダイ・ハード (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video この商品を含むブロ…
これも前から目を付けてた1冊。 侠飯 (文春文庫) 福澤 徹三 文藝春秋 2014-12-04 売り上げランキング : 101871 Amazon Kindle 楽天ブックス by ヨメレバ あー、読み進める程に腹が減っていきます。いろいろと料理したくなること請け合いです! 字も大きいし(笑)漫画みたいにスラスラ読めるので、活字が苦手な方の導入本にもいいかもしれません・・・。(昔でいう星新一氏?あまりに例えが古いですね・・・笑) クリスマスイブの出来事 (星新一ショートショートセレクション (13)) 星 新一 理論社 2003-11-01 売り上げランキング : 173680 Amazon …
初代プレデターから30年、2作目以降同様にやはり裏切られるのでしょうか・・・?(ザ・プレデター)
1987年公開のシュワルツェネガー版初代プレデターに衝撃を受けました。 プレデター(字幕版) 発売日: 2014/10/01 メディア: Prime Video この商品を含むブログ (1件) を見る ↑初代は結構名作だと思っています・・・。 その後、その興奮を追い続けて20年?毎回、毎回裏切り続けられ、正直もうこのシリーズを見るのは止めようと何度思ったか・・・。プレデターvsエイリアンなんてもう訳が判らな過ぎて、「人間に迷惑を掛けずに勝手におやり!」状態で全く興味が持てませんでした・・・。 で、本作も全く期待せずに見たのですが、(なんだやっぱり見てんじゃん!笑)意外や意外、そこまで悪くないで…
文明開花vs消えゆく侍時代のハードボイルド・・・(木足の猿・・・戸南 浩平)
既に月村了衛氏の「コルトM1851残月」を読了済の自分に取っては、多少状況、時代背景等が被った気がしましたが、作品の傾向としては全く異なり、こちらは本格派ミステリー。 frikandel.hatenablog.com 正直、途中までは、少々ダラダラと話が続き、「これから、どうなんの?」的な感じも受けましたが、最後の5分の1位で一気に(ちょっと唐突な位に 笑)盛り上がってエンディングを迎えます。 作品自身はとっても、面白いし良いのですが、構成は、まだ少々粗削りで端折っている?若干惜しい感覚??とでもいうのでしょうか?自分的には、120%スッキリ!という感じではなく、「なんでこうなるの?」な部分が…
最近ナチズム関連の作品が増えていますが、何か意味があるのでしょうか?(アイアン・スカイ)
一昔前であれば、ナチズムを題材、まして面白可笑しくお話にするのは極めてタブーだったと思いますが、今は時代が柔軟になったのですかね?それとも、それだけ社会に不満がある人が増えたのでしょうか? その意味は自分なんぞには判りませんが、最近この手の作品が増えている気がしますよね。本作は、先日見た「帰ってきたヒトラー」と比べると相当おバカ度は高い映画ですが、SFXはそれなりなので、製作費は高いかもしれません。 (wikiで調べたらやっぱり、本作は€7,500,000/約10億円、帰ヒは€2,956,960/訳3.7億円でした!) 内容はナチスの生き残りが、再興を求めて攻めて来る!どうしようもない(笑)も…
うーん、教養として読んでおいてもいいですが、この見地に支配されてはいけない気がします・・・。様々な考え方を知って、自己の考え方を磨きたいです。(坂の上の雲/司馬 遼太郎)
これもずっと読みたいと思っていた作品です・・・。 が、読み始めて「ん?司馬遼太郎先生って、こんな作風だっけ?」でちょっと違和感。読み進めて行くうちに、「これ小説と言うよりは日露戦争時代の考察本?」で確実な違和感。途中、徹底的な乃木希典氏への個人批判?もあり、「まぁ、全てが史実なら理解できなくもないけど、これは一部フィクションだからなぁ・・・。」と思いなおして、そのまま最後まで読み切りました。 確かに、正岡子規と秋山兄弟の交友を切り出して作品にしたのは、物凄い着眼点なんでしょうけど・・・。 天下の大先生を捕まえて、こんなこというのは本当に僭越なのですが、自分に取っては正直そこまで夢中になって読む…
人は学ぶかもしれないけど、過去や将来に生きている訳ではないから・・・。(帰ってきたヒトラー)
最近、昔見逃した映画がアマゾンプライムに結構な頻度で出てくるので、暇を見つけて鑑賞をしている。(いい時代になったなぁと思うか、会費を払っているので、元を取ろうとするかは、その人の心の持ちよう?笑) で、「帰ってきたヒトラー」 いくら原作がベストセラーになったからと言っても、映像の刺激性も考慮して、一応、世間的には、コメディ映画とのスタンス。「笑うな危険」なんてポスターも揶揄しているけど、相当にタッチーで危ない作品であるということは間違いない。 で、観賞後自分が何を思ったかと言うと、「人は決して学ばない。」 正確に言うと、学ぶかもしれないけど、大部分の人は現在のみを生きて、過去や、未来に生きてい…
ジャパネットたかたの創業者の高田氏が、どこかで世阿弥のことを絶賛していて、観阿弥・世阿弥、能に関して興味を持ちました。ただいきなり高田氏の著作を読むのは何故か多少抵抗があったので(笑)本書を選択。 帯にリンボウ先生が「読みやすい語り口ながら舌鋒の鋭さと博識さに圧倒される。」というコメントを残されていましたが、確かに極力平易な文章で書いてあるものの、歴史の教科書で両名の名前を習っただけで、能の「ノ」の字も齧ったことがない自分にはやはり相当に難しく、半分も内容が理解できなかった気がします。 ただ「シェークスピアよりも世阿弥は200年も前に存在したこと」や、「雅楽に発する序破急という能の起承転結」、…
何故かSF映画経験者ばかりが出てくるが、本作は至って、シリアスな重ーい作品です。(沈黙-サイレンス)
自分が、本作の原作者である遠藤周作氏を知ったのはまず狐狸庵先生シリーズからだったので、「海と毒薬」等のキリスト教関連の小説を読んだ時は正直、「え???これ本当に同じ人が書いてる???」と背表紙を思わず見返してしまった程でした。氏はそのくらい作品に2面性がある作家先生だったと思います。 この「沈黙」と云う作品は氏の至って真面目な側面の方の作品で、ユーモアのかけらもありません。 江戸初期のキリスト教弾圧の中、日本に信仰を広めようとしたポルトガル人の司祭の物語です。 主人公をアメイジング・スパイダーマンを演じたアンドリュー・ガーフィルド、そのパートナーをスターウォーズでカイロ・レンを演じたアダム・ド…
この人の小説は未経験ですが、これはメチャメチャ面白いと評判で、やっぱりずっと読みたかった一冊。 なーんも、内容という内容はないんですが、天才的でふわーっと面白いです。 まじめな本を読む気力が無い時とか、待ち合わせの時にちょっとコマ切れに読むのにはとっても適した1冊です。 乙一氏の独特な、シュールな?世界観にはまるのは、とっても気持ち良いです。(調度よい温めのお風呂に浸かっているような・・・笑) これも、もう10年も前の作品なのですが、当時の宙ぶらりんな、モラトリアム的な雰囲気をなーんとなく上手に醸し出している気がします・・・。 小生物語 (幻冬舎文庫) 乙一 幻冬舎 2007-04-01 売り…
なんもやることがなく、退屈してたら、是非見てください。別に損はしません。(キングスマン2/ゴールデン・サークル)
典型的なおふざけ系エンタメ映画。 自分的にはそこまで好きな作風ではありませんが、今作の方が1作目よりは面白いと思いました。 前作も結構ハチャメチャ気味な映画でしたが、今回もそれは同様です。しかし出演者が凄い!コリン・ファースでしょ、ジュリアン・ムアー、ハル・ベリー、チャニング・テイタム、ジェフ・ブリッジスです。併せて何故かサー・エルトン・ジョンも本人役で結構な時間出ています。 なんで、こんなキャリアにはつながらなさそうな映画に、これだけの有名俳優が?と思いきや、「飽くなき探究心のスーパースター、且つ神であるエルトンと時間が共有できるのであれば、断ることなんかできないでしょう!」ということで納得…
正統派のハードボイルドです・・・(コルトM1851残月/月村 了衛)
これも前から読みたいと思っていた本。 前評判が高かっただけに、ちょっと期待が高すぎたのかもしれません。 背景設定も面白いし、確かに先が気になってやめられない徹夜本には違いないのですが、少々ハードボイルドし過ぎですかね・・・。自分の中で10本の指に入りますとまでは言えない感じでした。でもエンターテイメント的小説としてはお勧めの一冊です。 拳銃vs日本刀。一見、圧倒的に拳銃が有利。しかしながら拳銃は単発銃で連発できないという弱点があり、それが逆にこの作品を手に汗握るものにしています。 月村了衛氏は「神子上典膳」は既読、残りのマストリードは「機龍警察」でしょうかね?(笑) コルトM1851残月 (文…
意外なアクション大作で足掛け5年で全作見終わりました・・・(メイズ・ランナー/最後の迷宮)
始めはなんじゃこの映画?って感じでしたが、少しずつ明かされて行く意外な事実や、(1作目と2作目の間は特にギャップが凄いです・・・)仲間が誘拐されたりで、初作を見ると、2作目、3作目と見ざるを得なくなる作りにまんまとはまって足掛け5年で全作鑑賞致しました。(結構前作の内容忘れかけていましたが・・・。笑) 原作はヤングアダルト向けの小説らしいのですが、同じような世代を対象とした小説原作モノの「ハンガーゲーム」、「ダイバージェント」などと比較するとかなり面白かった気がします。(「トワイライト」も同じような小説原作モノですが、あれはティーンの恋愛もので、少々色合いが異なるので、ここでは除外致します!笑…
マコト、キング未だ健在です・・・・。(裏切りのホワイトカード/石田 衣良)
このシリーズなんで復活させたのですかね? 結構良い終わり方だったんですが、最近大ヒットがないから、編集者に復活させろっ!て言われたりしたんでしょうか???(笑) 石田衣良氏ならではのストーリーで、(と言うよりIWGPならではと言うべきか?)なんだかんだ言っても面白いのですが、現状の世の中に設定を無理に合わせようとしているのか、復活後は内容がちょっとシンプルじゃなくなっていました。 11巻、12巻はそれが結構顕著で、自分の感性が歳取ったのか?衣良さんのキレがなくなったのか?不明なものの「あー、これも旬はもうおわりかなぁ。」なんて思っていたのですが、この13巻は往年のキレを取り戻しつつある感じで、…
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