撮影するほどのサクラじゃない、と言われそうな小さいヤマザクラ。我が家で初孫が生まれた時にヤマザクラの苗木を庭に植えた。その時は近所のホームセンターで買った高さ50cm程度の苗木だった。それから5年経ち、高さ2m以上に育った。サクラの花も以前はチョロチョロ
株のプロとして38年、大手運用会社を退職し八ヶ岳に住む株山人。個人投資家、シニア投資家が息長く株式投資を楽しむことを目標に活動していきます。
共和党の大統領候補がトランプ氏に決まり、多くの投資家が「もしトラ」のリスクに身構えている。前回大統領であった時期は2016年から2020年だが、当時の世界の主役は、中国の習近平、ロシアのプーチン、そして米国のトランプだった。この3人の異常な権力指向に世界
為替レートは最終的に需給が決める、貿易収支や経常収支のファンダメンタルよりも資本収支の動きが格段に大きいからだ。その基礎となるのが「日米金利差」であり、金利差に注目した「キャリートレード」だと考えている。上のグラフの青線は「5年の日米金利差」で、一時4.
3月末で配当権利が確定し、株価は「配当落ち」「権利落ち」をする。「配当落ち=ex dividend」とは配当分が株価が下落することで、「権利落ち=ex right」は株式分割や無償増資による株価の下落のことだ。どちらの場合でも一見株価が下落して見えても株式の価値とは全く関係
Jリート指数と不動産株指数のパフォーマンスが過去1年で20%以上の乖離が出ている。不動産株は株式指数の部分指数であり、インデックス投資や売買に影響される一方、Jリートは株式指数とは連動しない、つまり、別々の株式需給の中にいる。不動産株の代表格である「三井
ドルインデックスの投機ポジションICE先物取引所のドルインデックス先物の投機ポジションの推移だ。ロングからショートを差し引いたネットポジションを示している。もちろんヘッジファンドやCTAによってはポジションの開示を嫌がる場合も多く、この先物取引を使わない場合も
3月FOMC結果 2024年末 2025年末 3月公表 12月公表 3月公表 12月公表 上限値 5.375 5.375 5.375 5.375 中心値 4.625 4.625 3.625 3.625 下限値 4.375 3.875 2.625 2.375
国内投資家はドル円でしか為替の影響を見ていない。この1年以上の間ドル円は140~150円のレンジになり、為替は安定してきている。もちろん150~152円水準のブチ抜けると日銀や財務省には危機感が出るだろう。ドルインデックスは22年8月以降FRB利上げの終了
山梨県と長野県にまたがる八ケ岳南麓では冬の時期に限定して「蕎麦と温泉巡り」のスタンプラリーを行っている。今年は気合を入れてスタンプラリーに参加した。スタンプラリーには三つのターゲットがある。上級コースはスタンプ20個以上で、商品は「蕎麦と温泉」が楽しめる
下村氏の政倫審での証言が行われた。最初に「知っている事をすべて話す」といいながら、どんな質問にも「知らない」と言い続けた。予想された事態だが、すべての自民党重鎮から同じ答えとなると国民はポカーンとするしかない。今後、偽証が問われる証人喚問をしても、おそら
FRBのドットチャート(2024/3)パウエル氏は「GDP見通しを1.4%⇒2.1%に引き上げ」「インフレ見通し(コア)を2.4%⇒2.6%に引き上げ」「失業率見通しを4.1%⇒4.0%に引き下げ」にかもかかわらず、今年3回の利下げをするという。この甘々な見通しを
日銀決定会合は、事前の報道通りの「マイナス金利解除」「YCCの撤廃」「リスク資産の買い入れ停止」の三点セットで終わった。しかし、その後の日銀植田さんの会見では「ハト派」イメージが先行し、日経平均の上昇と円安を加速させたように思う。一つは「短期金利で金融政策を
Jリート市場は時価総額で15兆円、一日の売買代金で200~300億円という流動性が限定されている市場だ。しかも利回りが高いので歴史的に「運用難の地銀等」が保有している割合が高い。彼らが毎年年度末にかけて決算数字を作りにくるので、1~3月に株価変動が大きくな
NASDAQ100の予想PERと実質金利実質金利は米国10年債利回りから期待インフレ率を差し引いたものだ。この半年で見ると実質金利が2%前後で推移し過去最高水準にあるにもかかわらず、NASDAQのPERはどんどん上昇し30倍を越えた。通常、網掛けの部分(新コロナ禍の金融緩和
日銀のバランスシートとTOPIXこの「日銀バランスシートとTOPIX」のチャートを見ると、日銀が量的引き締めに入った場合とんでもない悪影響を株式市場にもたらす・・・というように見えてしまう。日銀の量的緩和は直接株式ETFを購入したので大きなインパクトがあったと思う
3月だというのに、清里は大雪で清里ゴルフは3日間もクローズした。いつも行く散歩道も雪で覆われ、今は散歩コースになった旧清里ゴルフ八ケ岳コースも雪で歩くのもたいへんな状態だった。散歩の途中で地元のオジサンに会った、いつもの柴犬リンちゃんを連れていた。最初に
今年は年初からJリート市場が低迷している。原因は昨年からの継続的な価格下落で、地銀等の地方金融機関の保有リートに含み損が出ていることだだろうと思う。個人投資家と違い、地銀等は単年度の決算で保有資産を評価する。したがって含み損は年度末までに処理し、翌年度は
最初に時々感じることがあるが、持ち合い株と政策保有株では歴史的な経緯もその理由も異なる。持ち合い株は資本自由化が進んだ1970年代に外資による企業買収を懸念した企業経営者が、当時の強固な企業ケイレツの中でお互いに株式を持ち合って外資からの自己保身を図った
北海道のニセコはもう十年以上前からオーストラリア人に人気のスキーリゾートで、街中、海外からのお客さんで賑わっている。ここ数年で高級マンションが立ち並び、高級レストランや高級ブランドが街をあふれていると報じられている。でも典型的な「ニセコプライス」になって
証券セールスとファンドマネージャーの会話(17)株価下落の考え方
証券セールス(以下、S): NVDIAが過熱感から下落に転じ、暗雲が垂れ込めてきたな。ファンドマネージャー(以下、F): 新NISAを始める人には最初のチャンスが来た感じだ。NISAのような積立投資では着々と下落場面で買っていくことが一番だからな。S: ところ
タレントの伊集院さんは言う・・・コンプレックスは笑いに変えればいい。デブだとかチビだろかブスだとかネットで誹謗中傷が多いが、お笑い芸人にとってこの誹謗中傷は芸のネタになる。芸人はコンプレックスをネタにして「笑い」を取る・・・というわけだ。コンプレックスを
中国は全人代の最中だが、今年のGDP成長率を5%に設定、さらに低迷する株式市場に「国家隊」なる介入を行っている。以下のニュースが流れていた。「中央匯金(CIC傘下)は「A株市場の価値を十分に認識している」と表明。CICは1兆4000億ドル(約208兆円)規模のS
景気後退確率上のグラフは景気後退確率、NY連銀が算出している12か月先の景気後退の可能性を示す。米10年債と3か月債利回りの差から算出されるモデルで、10%程度ならば平常時、20%以上で警戒、30%以上で危険水域とされている。上のグラフを見ても、この確率が
統一教会の解散命令が出た場合、自民党議員にとっては極めて厳しい状態に追い込まれる。すでにその兆候は「盛山問題」に出ているのではないかと思う。上の表は一連の流れだが、文化庁は「解散命令の請求」まで進めている。裁判所が解散命令のを判断すると、いよいよ統一教会
米国ベア(弱気比率)上のグラフは米国のブルベア指数のうち、ベア比率(弱気筋の比率)を取ったものだ。通常はS&P500が上昇するにつれて弱気筋=株式ショート比率が上昇するのだが、ちょっと違っている。昨年11月、S&P500が上昇につれてベア比率もは50%ま
ウォーレンバフェット氏が「現在の金融市場ではカジノのような投資行動が増えている」と警戒感を指摘し、次のように言う。「companies like Coca-Cola and American Express, which are such powerful players in their respective industries that it's hard to imagine a w
証券セールスとファンドマネージャーの会話(16)メジャーSQは?
裁定買い残高(株数)証券マン(以下S): いや~凄まじい相場だな。あれよあれよという間に史上最高値、さらに一段高して日経平均4万円という歴史的な水準にきてしまった。ファンドマネージャー(以下F): 全くね。半導体株の一極集中で自分のポートフォリオはあまり
東証空売り比率日経CNBCのコメンテーター岡本氏は、「個人投資家は逆張りだったが、このところ順張りに変わってきている」と指摘する。東京エレクトロン、アドバンテストという人気の半導体関連株の信用残で確認してみよう。下の表は1月SQ時点から2月末までの数字だ。
政倫審が行われたが、結果は多くの人たちの予想通りで、自民党の重鎮たちのノラリクラリとした答弁を見せつけられただけだった。大体、①自分は関与していない、②秘書が勝手にやったことで自分は知らない、③記憶にない、これらの三つの答弁パターンが毎度毎度繰り返される
日本国内では34年ぶりに1990年バブルのピーク値を越えたと大きな話題だった。でも実は何の意味もない。当時は銀行株だけで都銀9行+長信銀3行もあった時代で、バブルのピークはこれらの銀行株や熱狂に沸いた証券株が時価総額上位の多くを占めた。でも今やメガバンク
エヌビディアの決算発表前、さすが米国という巨額のオプション取引が行われた。ロイターニュースの記事から・・・「オプション分析を手掛けるORATSのデータに基づくと、市場が織り込むエヌビディア株の決算発表後の変動率は上下いずれかの方向に11%程度。ORATS
厚生年金を運用するGPIFの運用方法をパクる、長期積立投資にはこれが一番だと思う。10年~20年という長期積立投資では、好況や不況の経済サイクルも何回も乗り越えることになるだろうし、人間も年を取りファンドマネジャーも定年引退する期間だ。頼れるのは、名目GDP成
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撮影するほどのサクラじゃない、と言われそうな小さいヤマザクラ。我が家で初孫が生まれた時にヤマザクラの苗木を庭に植えた。その時は近所のホームセンターで買った高さ50cm程度の苗木だった。それから5年経ち、高さ2m以上に育った。サクラの花も以前はチョロチョロ
日銀決定会合の結果は大方の予想通りの「現状維持」だったが、その後の植田会見は凄まじかった。「金融政策は為替レートを直接コントロールの対象とするものではない」外国為替市場で円安が進んでいることによる基調的な物価への影響は無視できる範囲かと問われたのに対し「
消滅可能性自治体の調査が公表された。我が山梨県では上の11市町村が含まれた。ちょっと意外だったのは、東京都に近い山梨県東部に多くの消滅可能性があることだった。上野原や大月はちょっと1時間程度の通勤時間をガマンすれば東京で仕事ができる。安い不動産価格で子育
長期金利とFANG指数チャート天邪鬼は単なる人の性格ではなく、れっきとした運用戦略の一つでもあり「コントラリアン投資」と呼ばれる。コントラリアンは市場の人気とは逆にポジションを取ったり、大多数の投資家とは逆のポジションを取る投資戦略だ。「上げ相場で買い/下げ相
ドル建て日経平均と円建て日経平均証券セールス(以下、S): おカネの動きで市場が振り回されているみたいな感じだな。ファンドマネージャー(以下、F): 米景気はいいしファンダメンタルというよりおカネの動きが激しいな。S: この半年の上昇相場で株式はいろいろ
日米実質金利差とドル円相場上のグラフは日米実質金利差とドル円相場のチャートだが、2022年までは両者の動きに乖離があったものの、2022年以降は両者のグラフがほぼきれいにパラレルに動いている。2022年はFRBが引き締めが開始した時期で、日米金利差が急速に拡
信用買残と日経平均「天邪鬼」であることは投資の面では自己防衛につながる。でも実社会で「天邪鬼」は嫌われるのは間違いない。集団で意思決定する時、「天邪鬼」が一人いるだけでなかなか全員一致での結論にはいたらなくなる。サラリーマン社会では「赤信号をみんなで渡る
新型コロナ禍で病院に行くのが心配だったので、ここ3年人間ドックを受けていなかったが、久しぶりに一日ドックを受診した。結果は?全部で7つの指摘されたのだが、一番心配なのが「心臓」だった。人間ドックのメニューで「心電図」を取ったが、この波形に少し懸念があると
投資の世界に38年、その後個人投資家として丸5年・・・きちんとリターンを出し続けてこられた理由は自分ではたった一つだと思う。それは「天邪鬼(あまのじゃく)」であったことだ。・他人の言うことはいつでも疑い自分で考える。評論家の言うこと、株式ストラテジストの
近所にある通称「ハナミズキ公園」だが、桜が散り葉桜になると同時に、ハナミズキの花が少しづつ開花に向っている。この公園で見られる「花主役の交替」だが、今年は桜の開花が遅れたので桜とハナミズキが同時に見られるということが起こった。上の写真では手前がハナミズキ
ここ数年、中東は大きな構造的ともいえる変化が次々と起きている。最近のニュース・ヘッドラインを振り返ると・・・・シーア派の盟主イランとスンニ派の大御所サウジが、中国の仲裁で「歴史的な和解」をしたこと。・トランプが過激なガサ攻撃を行ったネタニヤフ・イスラエル
清里にも暖かさが戻ってきたある日、散歩の途中でひさしぶりに「田舎師匠」に会った。この「田舎師匠」は清里開拓者の家系で生まれ、学校卒業後に自衛隊に入隊、その後全国の駐屯地を転々とし退職してから甲府に住んでいる。清里にも親の自宅が残っていて、たまに来ては家を
野村証券・日足(3か月)三井住友銀行・日足(3か月)株価の動きだけで判断するのは自分のスタイルではない。チャートは好きだが、チャートの形に囚われることは嫌いだ。でも気になるのが、最近の大型株の日足チャート。直近の動きを大きく見るために、過去3か月の主要株
米国コアCPIとPPI上のグラフは米国のコアCPIとコアPPIを比べたグラフだが、CPIに比べてPPIの方が大きく、PPIの動きが先行指標となっている。注目点はコアPPIが今年1月をボトムの底入れした雰囲気があることだ。PPIのボトム、2015年や2020年を見ると、その後、コ
NASDAQのPERと米10年債利回り4月初の予想EPSは前年比でNASDAQ+32%、S&P500+11%、NYダウ+10%、ラッセル2000+11%と立ち上がってきた(下の一覧表参照)。昨年10月以降、米景気の堅調⇒業績上昇の期待で株価が上昇してきたが、その原動力はPERの
だんだんと事件の内容が公にされてきている。水原氏はLAの連邦裁判所に出廷し罪を認めている。大谷選手は被害者であると認定され訴追はされない。でも、なんか腑に落ちない。筆者は賭け事好きでロンドン駐在時には会社同僚とともによくカジノに出入りしていた。カジノは顧客
日米10年金利差とドル円相場米国CPIが前年比+3.5%とほんのちょっと高めに出ただけだが、ドル円は152円/ドルの抵抗水準を抜けつつある。今まで「円独歩安」を分析してきたことは・・・①ドルインデックスは昨年から横ばいで「ドル高局面」はすでに終わっている、で
テレビでは毎日毎日、たくさんの「便利グッズ」が紹介される。整理整頓に欠かせない「小物入れ」「整理のための棚や引き出し」など、整理整頓が苦手は視聴者に次々を紹介され、多くの視聴者が買っている。でもよく考えてみよう。どんなモノでも時間が経つと劣化して「ゴミ」
日本全国、いたるところにサクラの名所がある。我が家のある地域にもいくつかの名所がある、目黒川の川面を覆い尽くすサクラ、かむろ坂のサクラのトンネル、西小山から碑文谷神社のサクラ参道。目黒川のサクラは人でゴッタ返すので、あまり行かない。むしろ、目黒線の電車の
今年のグローバル市場を見ていて感じることは、米国株、特に大型成長株、GAFAやその他のIT株が高値圏で往来相場に入ると同時に、本来連動性が低いかゼロ相関であった「金価格」や「ビットコイン」が急上昇し、さらに景気懸念のあったドイツ株など欧州株が買われるという状
上はブルームバーグが報じた日銀決定会合の「政策運営方針」だが、けっこう見所満載という感じだ。黒田さんの異次元緩和を継続すると表明してきた植田日銀だが、ここまでとは思わなかった。政策金利はマイナス0.1%、長期金利は0.5%を上限として10年国債を買い入れ
ちょっと前だが観光庁が今年3月の訪日観光客数を181万人と推計し、コロナ前2019年の65%まで回復した。関係者は強気で中国の団体旅行が解禁されれば、中国からの観光客の増加でコロナ前の水準も回復可能と見ている。でも一方、日本人の出国、海外旅行はコロナ規制
このところ、多くの評論家が日本株を強気になってきている。その根拠は二つ・・・①ウォーレンバフェット氏が商社株を買ったこと、②東証がPBR1倍割れ企業に改善策を要請したことだ。そのうち②の東証の「バリュエーション改革」はすぐに何か変化するわけではない。ずっ
これは、個人的には衝撃のニュースだった。「不動産経済研究所によると、3月に東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で発売された新築マンション1戸当たりの平均価格は1億4360万円で、去年の同じ月と比べておよそ2.2倍に上昇」たまたま港区などの高額新築マンションが相次いで売
個人投資家にも様々なタイプがいると思うが、大半の投資家はNISAやiDeCoなどの積立投資スキームを使って老後の資産形成をしたいと考えているだろう。前回の「運用ゴールの決め方」では厚生年金や国民年金の不足分を補うためにNISAやiDeCoを使う場合の運用目標の設定を考えて
「CRE不況に突入?」で書いた通り、今回の金融不安は今までの経験的な感じとちょっと違う。今回は価格の急落というより米地方銀行の預金流出と不動産ファンドの解約が原因だからだ。上のグラフは米銀の預金量だが、ピークの18兆ドルから現在17.1兆ドルを大きく減少して
3月の特殊月については2月時点から警戒感を持って見ていた。2/20に「日銀トレード、3月特殊需給で波乱あり?」を書いた。3月の市場は途中でシリコンバレー銀行やシグネチャー銀行の破たんがあり、日米市場ともに大荒れになった。銀行不安から来る海外投資家の売りだけで
産経新聞社が2019年に続き、120人のリストラをすると報じられている。新聞社の経営は厳しく、表向きは120人の希望退職といいながら実際には数百人規模のリストラに膨れ上がると見られている。普通の個人でもネット経由で官公庁データや各種研究機関のデータに簡単
現在、統一地方選挙の最中だが、住宅街をうるさいほどの音量で街宣車が走り回っている。その中には、ある下請け工場の社長もいる。彼の工場ではとうに仕事がなくなり、社長自身が区議会議員に当選したことで倒産を免れ何とか生き残っている。若い女性の候補者もかなり増えて
儲かれば儲かるほど良い・・・あたりまえの話だ。でも投資についてはこれは当てはまらない。大儲けの話ほど注意が必要で、過去いくらでも「儲かりまっせ」という投資話があったがそのほとんどが「ウソ」か「詐欺」だった。「儲かりまっせ」の投資話にハマって資産の大半を失
最近のニュースでは不動産ファンドの解約増加に関するものが多い。ニュースフローを確認すると・・・・ブラックロックのUKプロパティ・ファンド(資産35億ポンド)に解約請求が急増し解約を保留したという。・英国の運用会社M&Gのオープンエンド型の不動産ファンド(資産4
米国のCRE(コマーシャル・リアル・エステート、商業不動産)について弱気の見方が増えている。これだけ米金利が上昇すれば、借入金の多い不動産業界は苦戦をすると誰でも思いつく。しかも昨年からのインフレの高騰で不動産賃料も上昇しているので、多くの人たちは高い賃料を
NHKで「清里再生プロジェクト」を放映していた。あるデザイナーが清里に移住し地元の人たちを協力して駅前の廃墟ビルを再生していくというストーリーだ。80年代の清里はブームに沸き返り、駅前は原宿並みの人込みだったという。当時の女性向け雑誌が次々と特集し、バブル時
十分な睡眠が取れてますか?安眠対策はしてますか?世の中にはいろいろな睡眠情報が広がっている。快眠用の枕、入眠角度を最適にするベッド、スポーツ選手が進める睡眠姿勢を支えるトゥルースリーパー、各種安眠サプリや、村神様の勧めるヤクルト1000・・・睡眠ビジネス
証券セールスとファンドマネジャーの想像上の会話を楽しむ。証券セールス(以下、S): FRBが今年末から米景気後退が始まると言い出したが、どう思う?ファンドマネージャー(以下、F): 景気後退期に入っても不思議はないけど、株式市場だけでなく、金相場もビット
昔、ロンドンで日本株営業をしている頃、スイスのプライベートバンクの話を聞いた。欧州地域の金持ちは基本的に貴族の流れを組む人たちで、エステートと呼ぶ広大な土地、お城やお城のような館、広大な農地と小作人など持っている。スイス・プライベートバンクの顧客はこうし
チャットGPTの日本語バージョンが賛否両論を巻き込んでいる。オープンAIの社長が来日し岸田「聞く耳」首相と会談したという。ここ十数年の技術進歩でAIはすでに人類の知能を上回っている可能性がある。チェスの世界チャンピオンがAIに負けたのはもう25年も前の話
そろそろ米企業の1-3月期決算が発表される。この1Q/2023の決算は、銀行不安もあり不動産懸念もある高金利下での企業決算となる。なんとなく事前には警戒感が漂っているような気がする。でも単純に米企業EPSの瞬間風速(3か月変化)を追うと、昨年10-12月期
東京では虫が地中から這い出る「啓蟄」からどんどん温かくなり、虫や樹木の活動も活発になる。でも標高の高い地域では3月はまだまだ氷点下の気温になり、野原の「土」や池の「水」は凍っている。当然ながら虫も植物も眠っている状態だ。それが春のお彼岸を過ぎ、4月上旬に
経営破たんに追い込まれたクレディスイス(以下CS)を買収するUBS。債券投資家がゼロ価値になり、株式投資家が助かるというありえない決着など、問題点が指摘されながらも「too big to fail=大き過ぎてつぶせない」でグローバルな銀行システムを守るという配慮が優先さ