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2018/04/25

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  • 『100分de名著 いのちの初夜』北條民雄 中江有里

    やはり今死んだ方が良いのかもしれない 常に頭の片隅に居座る希死念慮 ハンセン病 白斑、紅斑、環状斑、結節 知覚の低下、マヒ、それによる怪我 入院する療養所は、人の一生がそこで全て完結するような仕組みだった 脱走患者には罰が与えられる 子どもを作るのは禁止 社会的な死 他人の嫌うらい病と私のらい病とは、なんとなく別のものと思えてならなかった 自身がハンセン病だと認めたくない 差別的な眼差しを捨てきれない 作家は自分が一番切実に思うことを書かなければならない ハンセン病患者を代表する気持ちで書いている 使命感 ハンセン病患者は差別を受け、偏見に晒されていた 死というものは、俺には与えられていないの…

  • 『九十八歳戦いやまず日は暮れず』佐藤愛子

    作家である佐藤愛子氏のエッセイ。 所々で古い書き方で、画数の多い漢字が出て来て、著者に何か考えがあるのだと思わされます。 元々の著者を知る人からすると、疲れて何もする気が起きない様子を見ると、おや?と思わされます。 でも、もう98歳なのですよね。 これが歳をとると言うことなのかもしれません。 それでも、やはり微笑ましくも胸がすくような、面白い著書です。

  • 『考古学者が海外で怖い目に会った話』

    小学生の頃、その職業がどんなものかも分からずに、考古学者になりたいと言ったことがあります。 本書を発見して、そんな恥ずかしいエピソードを思い出しました。 学者にも色々あるようですが、フィールドワークをする人たちは、本当に様々なことが起きて楽しそうですね。 タイトル通り、怖いことや大変なこともたくさんあるのでしょうけど。

  • 『唯識 下』多川俊英

    貪瞋痴 →自己中心性が表出 心の奥は、いつと無く汚れている 自覚できるレベルを常にキレイにしておく 行為をしたら、深層で自覚できないが、常にそれが生きている フィルターを通して人それぞれに世界を描く すべての人それぞれ世界は異なる それが、その人らしさ、個性 当然そのどれも真実ではない 心を守れ 「今この一瞬」は善でも不善でもない スタートライン 人は誰でもその瞬間から変われる 悪いことは考えてもいけない 深層で物事を苦楽憂喜ではなく、ありのままに受ける 老人も生きているんです。枯れ木なんかじゃない。生々しく生きたい。老人になって初めてわかるんです。 我が心の頑張りで「善」にも「不善」にもなる…

  • 『無敵の独学術』ひろゆき

    大人になってからの学びは、基本的には独学になることが多いです。 特別に学校に通ったり、マンツーマンでもレッスンを受けたりも出来ますが、なかなか難しい場合もあります。 そんな時にどのような学び方をするか? まずはそうしようと思うこと、そのための心がけややり方。 謙虚で効率よく、が良いのでしょうね。

  • 『塀の中のおばあさん』

    刑務所の中も、ある意味ではその時代における社会の縮図、ともいえる部分があります。 また、社会に適合出来ない澱のような部分も。 檻だけに、というのは笑えないですね…。

  • 『異常の構造』木村敏

    精神科医である著者が、異常について観察して考察したものです。 何を持って異常とするのか。 一般的であれば正常なのか? とても難しい問題です。

  • 『身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本』

    羽のない扇風機は、どのようにしてあんなにたくさんの風を送っているか? テレビ画面に映像が映るのはなぜか? 身近には科学が溢れていますが、実は私たちはそれぞれの原理なんか知りません。 スイッチを入れたり、クリックしたりは出来ますけど。 一応、本書でその原理を知ることができれば、何となく良さそうな気はします。 まあ、それで何か出来るようにはならないのでしょうけど。

  • 『ダライ・ラマ自伝』ダライ・ラマ

    チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ氏の自伝。 毛沢東の率いる中国共産党により、チベットは蹂躙されます。 その激動の中を、幼いと言えるほどに若い著者は、国家の責任者としても生きて行かなければなりませんでした。 国家や宗教がどんなものか? 国家同士とはどんなものか? 仏教とは何か? 様々なことについての示唆に富んだ著書です。 いや、数奇な運命と言うべきでしょうか。

  • 『What is life ? 生命とは何か』ポール・ナース 竹内薫

    細胞はどう成長し、繁殖するか? 酵母を使い実験 人間と同じ 生命の基本単位である細胞 顕微鏡でみえる 細胞は外膜により周囲から隔てられている この区画があり、生命が物理的に存在し得る 可能性があるなら捨てない 科学者に重要な姿勢 無神論:神はいない 不可知論:神の存在は肯定も否定も出来ない 1953DNAが物質として特定された 生命の根本原理が情報だとわかった 出来るだけ多くの情報にアクセスしよう その中で価値のあるものを見定めよう

  • 『100分de名著 水木しげる』

    妖怪は昔の人の遺産 仏像には顔立ち、手足のバランス、衣装、持ち物など、造形に約束事がある 仏師はその中で表情やバランス、プロポーションで個性を出す 無条件の受容 闇を抱える人にとっての救いはそれ 生活のことばかり考えても、面白くない シャレを愛する心が文化 金は飢え死にしない程度にあれば良い 亡くなった千草さんの魂がしげーさんの心に宿ったから、心が重たくなっている でもしばらくでその重さになれるから 心配いらないよ 死者への畏敬 今見えているこの世界とは、別の世界がある すべてわかった気になるのが、近代人の傲慢 畏敬の念が無くなる こんなに豊かな物がたくさんあるよ 君が知らない物語や世界もたく…

  • 『日本が侵攻される日』

    日本に住む日本人として、安全に生活していきたいですよね。 しかし、どうやらそれは怪しくなってきています。 残念ながら日本の隣国は、ロシア、北朝鮮、中国なのです。 私たちのような一般人にも、何と無なく危険だということはわかります。 危険だとわかるのですが、どのようにどれくらいの脅威があるか? そこまではなかなか詳しくはわからないのではないでしょうか。 また、危険をあまり察知出来ていない人もいます。 思っている以上に、やばい状況です。 隣国の考え方を変えることは出来ません。 ましてや取り替えることも。 日本が変わらなければ。

  • 『100分de名著 苦海浄土』石牟礼道子 若松英輔

    文学をジャンル分けする必要があるか? 全ては過ぎ去るのか? 永遠に連なることがあるのではないか? 万物を包括する「いのち」は朽ちないのではないか? 荘厳:仏の光により、深く照らし出されること 本の読み方は十人十色 自分の読み方が絶対ではない 文学は言葉の芸術、何を感じても良い 水俣の民には『万葉集』に出てくる古の価値観が生きていた 水俣は自然の楽園だった 単に記号として文字を追うのでは無く、五感で感じてみる 知性や理性だけで無く、情が動くことも大事 六十年間、一言も自分の思いを喋れない人が存在する 何かがわかったら、それを打ち消して問いを深める 大きな誤解をしているかも知れないから わからない…

  • 『パリの獣医さん』

    多頭飼育で崩壊しているように見える、犬と猫屋敷の老夫婦。 それでも実はしっかり調和が取れていて。 国が違えば、なのか、その人がそうなのか。 穏やかな時間が流れている、どうぶつと人の共同生活。 パリのイメージとは少し違うかもしれませんが、とても秀逸な生活の物語です。

  • 『花と草の物語手帳』稲垣栄洋

    植物学者の著者が、様々な草花の花言葉とエピソードを紹介しています。 挿絵もそうですが、表紙から紙の質感まで、とても優しくて温かい印象を受けます。 花言葉って、いいな! そんな風に感じさせられました。

  • 『勘九郎芝居ばなし』中村勘九郎

    著者は著名な歌舞伎役者の中村勘九郎氏です。 様々な歌舞伎のあらすじを、本人のエピソードや心境なども交えて紹介しています。 写真も多く使われていて、実際に歌舞伎を見ているような感覚にもなれます。

  • 『日本史の実行犯』

    今川義元を倒したのは織田信長です。 しかし、直接討ち取ったのは毛利新助という名の人でした。 ある出来事を画策するのは、ある程度の地位や立場にいる人でしょう。 それを実行するのは腕っぷしが強かったり、狙撃の名手だったり、殺人術に長けた人です。 そして危険を伴うことになるので、日の目を見ることは無かったりします。 これらの実行犯は悲哀に満ちています。 それは我々の記憶に残っていないことからも、窺い知れます。 それでも、やはり本書で紹介されるほどには、歴史に名が残っているのですよね。

  • 『マボロシの茶道具図鑑』

    茶道具、茶器とも言いますが、は物によりとても貴重なものと考えられてきました。 戦国時代には、一国の価値があると言われたものも存在していました。 そんな名のある茶道具の数々を、エピソードと共に紹介してくれています。

  • 『100分de名著 竹取物語』木ノ下裕一

    古典や小説は映像を思い浮かべながら読む 物語で現実世界の見方が変わる事がある 小子物語:身の丈の小さな主人公が活躍 長者譚:裕福になっていく物語 婚姻譚:結婚にまつわる物語 貴種流離譚:神や高貴な人が旅をして元の場所に戻っていく物語 今は昔:読者を一気に物語の世界へ引き込む役目 どうして結婚をしなければならないのですか? フェミニズムの視点を持つ物語 ウソ 財力 知力 体力 権力 これらになびかず、否定する 昔は光そのものを「影」と呼んだりしていた 月影:月の光のこと 光と影を一体だととらえていた この世界は汚いけど美しい 煩わしいけと愛おしい 環境が変わらずとも、自分の中の何かは変わる

  • 『不食という生き方』

    著者やこの師匠のような人は、数十年も何も食べずに過ごしていたりするようです。 さらにいうと、ほぼ飲みもせずにもいられるのだとか。 実際には何も入れずにというわけでは無く、大気中にある何かを取り入れて、それで過ごしているのだとか。 読んでいてダイオウグソクムシを思い出しました。

  • 『憎悪の宗教』

    キリスト教は憎悪の宗教だ、というのが著者の主張です。 それが本書にぎゅっと凝縮しつつ吐き出されています。 カインとアベルの話は、海幸彦と山幸彦の話と比べると、確かに殺伐としています。 また、神がエジプト人に対しても、信仰に背いたヘブライ人に対しても、残虐とすら思える仕打ちをしても行きます。 確かに聖書は読みようによっては、憎悪と取ることもできるでしょう。 ただし、それはあらゆる書物もそういう面はあるはずです。 著者と学生の対話が出て来ますが、もしかしたらしっかりとしたキリスト者との対話にした方が、より充実したものになったように思えます。

  • 『白い旗』水木しげる

    ゲゲゲの鬼太郎を描いた水木しげる氏の著書です。 戦争下にある日本軍の兵士たちのお話。 登場人物の考え方や行動が、ほとんど狂気のように感じる場面が、度々あります。 でも、それが戦争なのでしょうね。 本当にいたわしいです。

  • 『遭難フリーター』

    きちんと最高学府を出た著者ですが、消費者金融からの借金を抱えての卒業です。 このままでは良くないと一念発起して、派遣会社から工場の住み込み勤務を始めます。 毎日単調な作業をただひたすら続ける、フリーターとなりました。 ほとんどの人がまともでは無く、日々の生活には楽しみもなく、仕事を休んでも怒られすらしない。 こういう地獄もあるかも知れない。 そんな風にも思わされる、壮絶な物語です。

  • 『わたし恋をしている。』益田ミリ

    大人の女性が恋をしている心境や振る舞いを、五七五で表しています。 そしてイラストと解説です。 恋は人それぞれ。 本書の解説に、同意できない人もいるでしょう。 でも、良いのです。 きっとそれも一つの楽しみのような気がします。

  • 『時間と自己』大村敏

    精神科の医師である、大村敏氏の著書です。 実際の症例などを元に書かれています。 著者による考察が秀逸で、他の精神科医が同じ症例を診ても、おそらくそうは感じないようなものも出てくるように思います。 自己や精神は、時間とは無関係ではないのですよね。 それが諸行無常ということでしょうか。

  • 『海の上のピアニスト』アレッサンドロ・パリッコ

    アメリカと様々な場所を行き来し続ける、連絡船。 そこで生まれて、そこで育てられ、ピアニストとなった主人公。 彼は一度も船を降りないまま、年月が過ぎていきます。 どこでピアニストとして活動しても、必ず大成出来るような実力だったのにもかかわらず。 そんな彼が初めて船を降りようとして、それを止めました。 そして戦争が起きて、船も彼も最後を迎えることになります。 境界や経験や価値感、それらを考えさせられる作品です。

  • 『不死身のつもりの流れ星』最果タヒ

    詩集です。 著者は最果タヒ氏。 名前だけでも、かなりのインパクトがあります。 独特の世界は、実際の詩にも十分に反映されています。 その内容もそうですが、言葉が円に配置されていたり、視覚的にも訴えるものがあります。 こういうものは、普通は書けないだろうなぁ、と思わされる作品です。

  • 『一生感動一生青春』相田みつを

    にんげんだもの 相田みつを氏は、その作品でとても有名です。 一体何をした人か?は、意外と知られていないのではないでしょうか。 本書には、筆で書いた表題のような言葉と、それにまつわるエピソードが著者の手により書かれています。 とても苦労しながら、他者のために優しく寛容であった著者の姿が浮かび上がって来ます。

  • 『翻訳できない世界のことば』

    日本語の粋とかオノマトペとか切腹とか恥とか世間とかは、きっとある言語には翻訳出来ないのだろうな、と思います。 それは微妙なニュアンスであったり、言外の意味であったり、文化であったり、そういう諸々を理解しなければならないからです。 本書はそんな各国の言葉を、翻訳出来ない中で翻訳してくれています。 アザラシの肉のように、とか、サイの角のように、とか、翻訳はできるけど出来ないのですよね。 それでも世界には、素敵な言葉がたくさんあるようです。

  • 『超訳「芸術用語」事典』

    ルネサンス キュービズム 印象派 などなど、芸術用語には様々なものがあります。 それらの語彙は、多くが元来日本語ではないためか、読んで字の如くでは無く、意味が非常に取りにくいです。 本書では、それらの難解な用語を笑いを交えて軽妙にわかりやすく解説しています。 実際の作品がわかりやすくなるかはともかくとして、楽しく芸術に触れる手助けには間違いなくなってくれそうです。

  • 『100分de名著 父が娘に語る経済の話』バルファキス 中山智香子

    母国のギリシャ語で出版された 経済を学者に任せておけない 学者は理論と現実が食い違ったとき →理論が正しい、と主張する →現実を理論に近づければいいや! と無理なことを考える 型破りな外見は、強者の論理へ挑戦する、決意表明 経済は安定しない みんなが儲けようとするから 市場社会:全てがお金を介したやりとりの社会 自分たちの富は、それを持たない人々から知らないうちに奪った結果ある、かも知れない 大航海時代に市場社会になった 生産に必要なモノは何でもお金で買える時代 自由な市場社会は、新たな不自由を生んだ お金はただの数字 多くの餓死者がいても 多すぎた収穫物は破棄→市場での値段を下げたくないから…

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