パウル・クレー『やつらが食いついている』1920年。©Minnesota Marine Art Museum. 試される民主主義―20世紀ヨーロッパの政…
【レヴュー】柄谷行人『帝国の構造』(1)――《帝国》と「反復の世界史」
ローマ市Ⅶ区クヮルト・ミリオ付近に残るアッピア街道。古代ローマは、征服した都市との間を石畳の軍道で繋いだ。「すべての道はローマに通ず」。アッピアは、その最初に…
【ウクライナ】「クルスクの泥沼」の轍を踏む?――ハンギョレ新聞
韓国の日刊紙『ハンギョレ』から。ウクライナのニュースを韓国の新聞で読むのも、変な話ですが、日本の新聞は、どうしてこういう報道をしないのだろう?‥‥と、…
↑晴れ間も見えてきたが、「堂平 どうだいら」山頂からの展望はいまいちだ。どの方角も、ぼやっと霞んでいる。 ↑北隣りの「笠山 837m」。こちら…
奥武蔵・外秩父のピークのなかでも、「堂平 どうだいら」は昔からポピュラーな山で、頂上に天文台がある。今は車でも上がれる。その手軽さのゆえに敬遠していたが…
【レヴュー】柄谷行人『憲法の無意識』(3・完)――新自由主義と戦争
「沖縄返還」。1971年8月、米国は、ドルの金兌換を停止し(ニクソン・ショック)、1972年5月、沖縄の施政権を手放した。2つの出来事は決して無関係ではなかっ…
【レヴュー】柄谷行人『憲法の無意識』(2)――自由主義、帝国主義、新自由主義
August von Wille 画: "1870年頃の Barmen" 。バルメン(現ヴッパタール市)は、ドイツ・ルール工業地域で最も早く工業化された。©W…
【レヴュー】柄谷行人『憲法の無意識』(1)――「近代世界システム」
日清戦争に従軍した風刺画家ジョルジュ・ビゴーが帰国後1899年パリで発行した絵葉書。日本兵と清国兵が韓服の人を踏むのをロシア兵が見ている(上)。英人探検家と米…
【レヴュー】柄谷行人『力と交換様式』(31・完)――「下からのD」と「贈与の力」
サハリン北緯50度線の標示碑。1905-1945年、ロシア/ソ連と日本の国境だった。 力と交換様式『資本論』を引き継ぎ、生産様式から交換様式への移行を告げ…
【レヴュー】柄谷行人『力と交換様式』(30)――カントと「上からのD」
アメリカ/メキシコ国境のフェンスをはさんでミサを行なう人びと。2018年、メキシコ・ティファナ。©Murayama Yusuke - 朝日Globe. 力…
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パウル・クレー『やつらが食いついている』1920年。©Minnesota Marine Art Museum. 試される民主主義―20世紀ヨーロッパの政…
Emil Nolde『秋の海 Ⅻ (青い水,橙の雲)』1910年.©Minnesota Marine Art Museum 試される民主主義―20世紀ヨ…
Karl Schmidt-Rottluff『堤防決壊』1910年。©Brücke-Museum, Berlin/Nick Ash. 世界大戦の前夜、堤防が決壊…
河回〔ハフエ〕マウル。慶尚北道・安東市の「河回むら」は、16世紀以来の同族集落で、農村両班の屋敷・生活様式を保存している。世界遺産。 ©4travel.jp.…
「80日間世界一周」、1956年アメリカ映画。原作ジュール・ベルヌ(1873年)。イギリスの貴族がインド人の従僕を相棒に、金力にものを言わせて、気球,鉄道,蒸…
1919年ドイツ革命。ミュンヘンでは、レーテ(評議会,=ソヴィエト)が実権を握り、社会民主党政府を追い出して「バイエルン・レーテ共和国」樹立を宣言した。旧バイ…
ヘレン・キーム・ゼー城の「鏡の回廊」。 ©ドイツ観光局.バイエルン王ルートヴィヒ2世がヴェルサイユ宮殿を模して建築(1878-86)、天井にはルイ14世を描い…
マイセン焼き。〔左〕Maissen-Kändler, Eichelhäher auf Eichenstamm mit Eichhörnchen und Hir…
マクス・ウェーバー『経済と社会』(遺稿) ユートピスティクス―21世紀の歴史的選択地球環境、エスニシティ、ジェンダーなど、近代資本主義の構造的諸問題の探究…
無等山。全羅南道・光州市東方にそびえる 1187m。ツツジの名所。百済時代には「無等山歌」に歌われたが、歌詞は伝わっていない。©韓国国立公園公団 韓国最…
フェルディナント・ラサール。1863年「全ドイツ労働者同盟」を結成、64年にかけてプロイセン宰相ビスマルクと秘密裏に数回会談し、労働組合の団結権保障、社会保険…
鐘の無い鐘楼。滋賀県大津市 浄土真宗本願寺派 本福寺 ©honpukuji-hamaotsu.戦時中の「金属供出」で、梵鐘が供出されて以来「今日まで、大きな石…
ジョン・スチュアート・ミル『経済学原理』(1848年)。 ユートピスティクス―21世紀の歴史的選択地球環境、エスニシティ、ジェンダーなど、近代資本主義の構…
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992-95年)。破壊されたサライェボ西郊、Dobrinja地区、1996年6月16日撮影。 ©US Army / Wikim…
21世紀の地球は、「上位1%」の屋敷とゴルフ場と、「残り99%」が住むスラムだけになる? ©thepeninsula.org.in. ユートピスティクス―…
宮沢賢治「龍と詩人」は、日本を代表するユートピア思想の一つを表現している。「星がさうならうと思ひ/陸地がさういふ形をとらうと覺悟する/あしたの世界に叶ふべき/…
「ユートピア島の地図」。 1518年版 "Utopia von Thomas Morus" に付された Ambrosius Holbein の挿絵。 © Br…
タマン・サリ(水の王宮)。インドネシア、ジョクジャカルタ。ジョクジャカルタ・スルタンの離宮で、 1760年ころ造営された・一種のハーレム。スルタン家は現在も、…
タイ王宮とバンコク市街 ©Wikimedia. 新しい学 - 21世紀の脱=社会科学本の通販なら紀伊國屋書店ウェブストア、電子書籍ストアKinoppy!…
現代(ヒョンデ)製鉄・唐津製鉄所。2010年第1,2高炉完成。韓国忠清南道。©現代製鉄 新しい学 - 21世紀の脱=社会科学本の通販なら紀伊國屋書店ウェ…
最初に人が飼い馴したのは狼だった? シベリア,氷河時代の想像図。 Ettore Mazza via ©2021 The New York Times, 力…
石巻山頂の石灰岩露頭。 「大知波峠」~嵩山方面の稜線が見える。 「大知波峠」から北へつらなる稜線。手前は「石巻山」の続きの尾根。 …
古代エジプトの農耕壁画。播種作業。2頭立ての犂で耕す男に、種子の入った籠を携えた少年が続く。背後に灌漑池,植樹,鍬耕。官吏センネジェムの墓所、テーベ、アマルナ…
ナミビアのブッシュマン(サン人) 力と交換様式『資本論』を引き継ぎ、生産様式から交換様式への移行を告げた『世界史の構造』から一〇年余、交換様式から生まれる…
「もう恥ずかしくて、投票所になんか行けない!」――自民党員の悲鳴が聞こえる。投票率は最低を更新しつづける。党の公認をもらうと当選できなくなる! 「政…
韓国の日刊紙『ハンギョレ』から。かんたんな紹介記事がヤフーにも掲載されたので、この報道自体は、すでにご存知の方もあるかと思います。ここでは、内容をより…
ジャック=ルイ・ダヴィド:「テルモピュレーにおけるレオニダス」(1814年) ©Wikimedia. 力と交換様式『資本論』を引き継ぎ、生産様式から交換様…
ウィーンのカフェ ©CAFÉ LANDTMANN, Wien. 力と交換様式『資本論』を引き継ぎ、生産様式から交換様式への移行を告げた『世界史の構造』から…
ブッシュマン(サン人)の家族 ナミビア、エトスハ自然公園 ©Wikimedia. 力と交換様式『資本論』を引き継ぎ、生産様式から交換様式への移行を告げた『…
地下鉄サリン事件(1995年3月20日): 「霞ヶ関」周辺の地下鉄駅から救出された乗客は口々に「眼が痛い」「息ができない」と訴えた。©読売新聞 力と交換様…
大西洋中央海嶺の熱水噴出孔: 地球生命の誕生地として有力視されている。a hydrothermal-vent in 2,980 meters of wate…
レビ人への神判。 モーセとアロンの祭司権に異議を唱えたコラ,ダタン,アビラムとその一族は、生きながら冥府(ゲヘナ)に落とされた。〔民数記16〕 力と交換様…
「高小山」を過ぎると、ゆるゆるな尾根の散歩道。おまけに今朝の急激な気温上昇で芽吹きも開花も早まっている。やっぱり出て来たな、うつむいて虫を誘うカァタクリ…
「高洞山 たかぼらやま」からの下りは、谷沿いの路を辿ってみることにした。「なめこ平」で路が岐れる。 ↑水源はヌタバになっている。↓沢の中を歩くような…
盛岡市の近郊、宮沢賢治が愛した零細な山々のなかで、「高洞山 たかぼらやま」と「石ヶ森 いしがもり」の2つは、路が踏まれていて登りやすいようだ。「春の妖精…
仏西国境のスペイン側ポルボウにあるワルター・ベンヤミンの墓石。1940年、ベンヤミンは、ヨーロッパのユダヤ人迫害から逃れてアメリカに渡ろうとしたが、スペインへ…
「第3回モスクワ裁判」1938年。法廷に向う被告人ブハーリン(中央)とルイコフ。スターリン執権下、共産党幹部の粛清とその国際的正当化を狙った公開法廷茶番劇。 …
「生森 おおもり」の古い写真を出しておこう。古いと言っても、今世紀になってからだ。 ↑上の写真は 2014年11月に撮したもの。「生森」は、下…
七ツ森という地名は各地にあるらしいが、ここ盛岡近郊の「七ツ森」は、宮沢賢治がこよなく愛した丘の群れとして知られる。↓このように、お椀を伏せた形の小ピーク…
力と交換様式『資本論』を引き継ぎ、生産様式から交換様式への移行を告げた『世界史の構造』から一〇年余、交換様式から生まれる「力」を軸に人類史の歩みを再考し…