ギトンのパヴィリオン

【レヴュー】柄谷行人『帝国の構造』(1)――《帝国》と「反復の世界史」

ローマ市Ⅶ区クヮルト・ミリオ付近に残るアッピア街道。古代ローマは、征服した都市との間を石畳の軍道で繋いだ。「すべての道はローマに通ず」。アッピアは、その最初に…

2024/08/30 05:50

【ウクライナ】「クルスクの泥沼」の轍を踏む？――ハンギョレ新聞

    韓国の日刊紙『ハンギョレ』から。ウクライナのニュースを韓国の新聞で読むのも、変な話ですが、日本の新聞は、どうしてこういう報道をしないのだろう？‥‥と、…

2024/08/28 01:45

［ヤマレコ］堂平から大野峠(2)――暑さのせいで紅葉した？

     ↑晴れ間も見えてきたが、「堂平 どうだいら」山頂からの展望はいまいちだ。どの方角も、ぼやっと霞んでいる。    ↑北隣りの「笠山 837m」。こちら…

2024/08/26 05:45

［ヤマレコ］堂平から大野峠(1)――雨にやられて天文台へ

   奥武蔵・外秩父のピークのなかでも、「堂平 どうだいら」は昔からポピュラーな山で、頂上に天文台がある。今は車でも上がれる。その手軽さのゆえに敬遠していたが…

2024/08/24 16:37

【レヴュー】柄谷行人『憲法の無意識』(3･完)――新自由主義と戦争

「沖縄返還」。1971年8月、米国は、ドルの金兌換を停止し（ニクソン・ショック）、1972年5月、沖縄の施政権を手放した。2つの出来事は決して無関係ではなかっ…

2024/08/20 23:30

【レヴュー】柄谷行人『憲法の無意識』(2)――自由主義、帝国主義、新自由主義

August von Wille 画: "1870年頃の Barmen" 。バルメン（現ヴッパタール市）は、ドイツ・ルール工業地域で最も早く工業化された。©W…

2024/08/16 02:33

【レヴュー】柄谷行人『憲法の無意識』(1)――「近代世界システム」

日清戦争に従軍した風刺画家ジョルジュ・ビゴーが帰国後1899年パリで発行した絵葉書。日本兵と清国兵が韓服の人を踏むのをロシア兵が見ている（上）。英人探検家と米…

2024/08/13 06:25

【レヴュー】柄谷行人『力と交換様式』(31･完)――「下からのD」と「贈与の力」

サハリン北緯50度線の標示碑。1905-1945年、ロシア／ソ連と日本の国境だった。   力と交換様式『資本論』を引き継ぎ、生産様式から交換様式への移行を告げ…

2024/08/06 13:22

【レヴュー】柄谷行人『力と交換様式』(30)――カントと「上からのD」

アメリカ／メキシコ国境のフェンスをはさんでミサを行なう人びと。2018年、メキシコ・ティファナ。©Murayama Yusuke - 朝日Globe.   力…

2024/08/03 16:45