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  • 青き踏む

    青き踏む九九暗唱の子供たち 金太郎/あほきふむ/くくあんしようのこどもたち/早春の好きな季語の一つです都会の騒動さを抜けて静かな畔道を歩くと新しい緑の芽...

  • 孵化

    東風吹いて孵化の始めの気風かな 金太郎/こちふいてふかのはじまるきつぷかな/先日紹介した蟷螂の孵化あれから一句詠みたいなと思いながら中々出来なくて悶々と...

  • 球春

    球春や球場前の洋食屋 金太郎/きゆうしゆんや/球ゆうじようまえのようしよくや/プロ野球セリーグの横浜ベースターズの前身は山口県下関市の大洋ホエールズが親...

  • 佐保姫

    露地をながす托鉢僧や松の芯 金太郎 /ろじながすたくはつそうや/まつのしん/ 一日に何度も使うものをきちんと置き場を決めてそこに返す習慣が中々身につきま...

  • 芽吹き風

    芽起しの風生くさく緩みけり 金太郎/めおこしのかぜなまくさしゆるみけり/吹く風の肌寒さの中にもものものの命の匂いを感じながら木々の間から聞こえるの水音に...

  • 冴返る

    居酒屋の名は海坊主冴返る 金太郎/いざかやのなはうみぼうず/さえかへる/会社を早期退職してしばらくぶらぶらと自由を満喫していたが急に自由なると段々と自由...

  • 春は大仰に

    春はあけぼの我大仰に歩きけり 金太郎 /はるはあけぼのわれおほぎやうにあるきけり/ 今年早々から大仰に尻餅をつき、卓球で壁に激突 その後遺症か腰痛が再発...

  • 未だ山麓

    春疾風未だ山麓抜けきらず 金太郎/はるはやていまださんろくぬけきらず/今日は春の強風が吹き荒れました町中を歩いていてビルの間を吹き抜ける風に吹き飛ばされ...

  • 北京冬季オリンピック閉幕

    鳥雲や赤き日本の世界地図 金太郎 /とりくもや/あかきにほんのせかいちず/ 北京冬季オリンピックが閉幕します何かオリンピックを政治に生かしてという姿勢が...

  • 蟷螂の孵化

    春愁締め直したき靴の紐 金太郎 /はるうれひしめなほしたきくつのひも/ 北日今日は二十四節季の雨水で 関東は冷たい雨が降っています三寒四温と云う季語もあ...

  • この時節に思い出す一句(2)

    囀や告白ならばそのように 金太郎 /さべづりやこくはくならばそのやうに/ ホントに初学の頃の作で 結構な人気の一句だった記憶があります 作った本人は囀を...

  • この時節の忘れられない一句

    投網打ちひと間おきたる初音かな 金太郎 /とあみうちひとまおきたるはつねかな/ この時期の忘れられない自作一句 以前の修行時代に俳句句雑誌『俳句界』に毎...

  • 藪椿

    藪椿ポツと音立て落ちにけり 金太郎 /やぶつばきポツとおとたておちにけり/ 実家の背戸には風除けとしての椿の大木が2本あり花の季節には道に落花した花の赤...

  • スノードドップ

    春寒のスノードロップと野草 金太郎 /はるざむのスノードロップといふやそう/ 近年、公園の花壇でよく見かけるようになった清楚な外来種です その外来種が早...

  • 余寒と梅の花

    窓開けて濃茶入れるや梅二月 金太郎 /まどあけてこいちゃいれるや/うめにがつ/ 夜半から降り出した雨も夜明けとともに上がり小学生が登校して来る時間には ...

  • 石蓴掻き

    石蓴掻き波のあいまの屁もかいて 金太郎 /あおさかくなみのあいまのへもかいて/ この時期の大潮の日磯の波打ち際でガリガリやっているのは 石蓴掻きのお母さ...

  • 春一番

    春一番太き指輪の烏賊を干す 金太郎 /はるいちばん/ふときうびわのいかをほす/ 伊豆急線に乗って網代駅以前句会の俳句合宿で海にせり出したような宿舎に二泊...

  • 春風

    春風や旧街道に蒲鉾屋 金太郎/はるかぜや/きゆうかいどうにかまぼこや/小田原の郊外に出ると所々に旧東海道の松並木らしきものが残っていますサイクリングの自...

  • ピアノに踊る黄水仙

    休日のピアノ鳴りだし黄水仙 金太郎/きゆうじつのピアノなりだし/きずいせん/我が家の子供達も通学した中学校が丘の上にあり時々散歩の途中で寄り道しています...

  • 多摩動物公園にて

    多摩丘陵麒麟の首に春の風 金太郎 /たまきゆうりよう/きりんのくびにはるのかぜ/ 多摩動物園の動物たちに無性に会いたくなって年に2,3度は通っていたのが...

  • 未来ちゃん

    日向猫いのち一つを分かち合ふ 金太郎/ひなたねこいのちひとつをわかちあふ/妹の猫好きはこのブログにも何度も記事にしてきましたが今回2年ぶりに妹宅を訪れて...

  • 大山の春泥

    春泥や帰りたがらぬ赤い靴 金太郎/しゆんでいや/かえりたがらぬあかいくつ/春泥で思い出すのは大山山頂のお昼過ぎです夜中から早朝に掛けてガチガチに凍ってい...

  • 冬将軍

    冬将軍去りて岬に砲台跡 金太郎 /ふゆしようぐんさりてみさきにほうだいあと/ 2年ぶりの暮れに歩いた伊豆半島の城ヶ崎海岸あれからもう1ヶ月過ぎました大...

  • 自転車の思い出

    裏木戸に自転車置かれ浅き春 金太郎/うらきどにじてんしやおかれあさきはる/人の姿のない狭い露地は殺風景ですがそこに自転車が無造作に置かれているととたんに...

  • 若さとは

    寒明けのやたら元気な赤鬼くん 金太郎/かんあけのやたらげんきなあかおにくん/私がまだ若い頃(と思っていた頃)憧れの元気な老人がいました何が若いかというと...

  • 春を待つ

    写経には無の字の多し春を待つ 金太郎/しやきようにはむのじのおおし/はるをまつ/《写経》はお経を写す業で手本と用紙がセットで一般に販売されています集中力...

  • マスクは冬の季語

    耳鳴りを隠すつもりの毛糸帽 金太郎/みみなりをかくすつもりのけいとぼう/マスクして毛糸の帽子をすっぽりと被ると昨日、句会で会った人でも「こんにちは」と挨...

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句集「西瓜の種」
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