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  • 城ヶ崎海岸

    寒禽の突き刺す声や城ヶ崎 金太郎 /かんきんのつきさすこゑやじょうがさき/ 昨日は伊豆急線の富戸駅で途中下車して 海岸線のピクニカルコースを伊豆高原まで...

  • 花八手

    軒下に光集めて花八っ手 金太郞 /のきしたにひかりあつめてはなやっで/昨日から伊豆の妹の所に来ています3年ぶりに年末年始の伊豆籠もり復活です妹が胃癌の摘...

  • 北風小僧の寒太郎

    木枯や今夜大事な人が来る 金太郎 /こがらしや/こよいだいじなひとがくる/ 北風小僧の寒太郎 口笛ふきふき一人旅 ヒューンヒューン 寒うござんすヒュルル...

  • 虎落笛

    膝抱くや遠き日のあり虎落笛 金太郎 /ひざだくや/とほきひのありもがりぶえ/虎落笛とは冬の北風に吹きさらされる草や木々の鳴らす音で時に泣...

  • 夜なべ

    指先のかさかさ乾く夜なべかな 金太郞/ゆびさきのかさかさかはくよなべかな/ 夜なべて何するんだろう?俳句は17音で短く、一日一句を夜なべ??ひとの作品の...

  • 少年と逆上がり

    息白し少年力む逆上がり 金太郞 /いきしろし/しようねんりきむさかあがり/当時、学校では全校で体力テストが実施されていて50m走、走り幅と飛び、ボール投...

  • 昼餉

    ストーブを囲む昼餉のハウハウと 金太郞/ストーブをかこむひるげのハウハウとひとり居に老人の寂しいクリスマスでも大丈夫抱えきれない程の楽しい思い出があるか...

  • 聖夜

    句敵の恋からませる聖夜かな 金太郞 /くがたきのこいからませるせいやかな/ 12月の句会ではクリスマススペシャルとして プレゼント交換会を実施していまし...

  • 一陽来復

    頑固さの少し和らぐ柚湯かな 金太郞 /がんこさのすこしやはらぐゆずゆかな たっぷりの柚湯に入り肌がすべすべしてご機嫌です 何よりも凝り固まっている頑固な...

  • 冬至

    縄跳びの紐が風切る冬至かな 金太郞/なわとびのひもががぜきるとうじかな/今日は冬至で今夜は柚湯ですね冬至には「ん」の付く食べ物を五個食べると良いそうです...

  • 俳句修行は

    枯落葉二三こ落とし脱衣籠 金太郞 /かれおちばにさんこおとしだついかご/必死に創作の修行に励む内にいつしか自分らしい作品をとは 修行者の辿る道であろうそ...

  • 喉仏

    喉仏ごぽりと鳴つて雪女郎 金太郞 /のどぼとけごぼりとなつてゆきじよろう/北の方からは初雪便り届く季節になって来ていよいよ冬本番です雪の季節に思うのは一...

  • 海鼠噛む

    余生とは斯くもありなん海鼠噛む 金太郞 /きたかぜのゆげたならしてやたいそば/老いること十分に覚悟をしていたつもりです・・・が80歳越えの先輩から 「ま...

  • 屋敷畑

    冬麗や大根太る屋敷畑 金太郞 /とうれいや/だいこんふとるやしきばた/実家の古い屋敷跡地を家族用語で《屋敷畑(やしきばた)》と呼んでいて...

  • 浮寝鳥

    収束のあとの暗闇浮寝鳥 金太郞 /しゅうそくのあとのくらやみ/うきねどり/昼間の餌場から沼に帰ってきた水鳥たち、コウコウ、ガサガサ落ち着くまで...

  • 零余子(むかご)

    黄落期零余子転がる靴の先 金太郞 /こうらくきむかごころがるくつのさき/ 零余子も子供のころの懐かしい食べ物です とにかく食べられるものは何でも食べてい...

  • 今年の漢字『金』

    数へ日や金柑煮込む夜更かな 金太郎 /かぞへびや/きんかんにこむよふけかな/ 日本漢字能力検定協会でこの時期の慣例としている 2021年の今年の漢字とし...

  • 北風

    北風や叫びて走る下校の子 金太郞 /きたかぜや/さけびてはしる/げこうのこ/小学生たちの下校時の姿は楽しそうで時に謎めいて朝の登校時の眉をひそめ下を...

  • 揚羽蝶と枳

    膝をつき呟ぶやいてゐる凍蝶に 金太郞/ひざをつき/つぶやいてゐるいててふにあるとき気付きました揚羽蝶は柑橘類の葉っぱが好きなんだととくに枳(からたち)が...

  • 鴨一羽

    澪引いて吾に向ひし鴨一羽 金太郞 /みをひいてわれにむかひしかもいちわ/大勢の中の一羽の鴨がこちらに向かって来たえ、噓だろ、あいつ俺に向かって来るよこん...

  • ある栞

    ありし日の栞現る夜長かな 金太郞 /ありしひのしをりあらはる/よながかな/調べ物で句集を捲っている時、予期せぬ人のメモ書きの栞が出てきて...

  • 十年日記

    十年日記の表紙古びし年の暮 金太郞 /じゆうねんにつきのひようのふるびし/としのくれ/私は結構、早めから迫り来る老いを予感してその防御と...

  • 漱石忌

    馴染みたる急須の取っ手漱石忌 金太郞/なじみたるきゅうすのとつて/そうせきき/私が夏目漱石の小説を夢中で読み始めたのは中学三年生の頃でした初恋の子...

  • 開戦日

    文箱より母の匂ひの開戦日 金太郎/ふばこよりははのにほひのかいせんび/私の両親は旧満州からの引き揚げ者です新婚の母は新天地に夢を抱く父について満州に渡り...

  • 八つ手の花

    UFOの受信基地めく八つ手かな 金太郞 /UFOのじゆしんきちめくやつでかな/大昔、入れ込んで観ていたテレビドラマ『北の国から』の中で純くん、蛍ちゃ...

  • 里神楽

    ご祝儀は舞台の裾や里神楽 金太郞 /ごしゆうぎはぶたいのす/やさとかぐら/ある時期の秩父通いをしていたときに目にした光景を思い出しての一句です ...

  • 青木の実

    明日より寒波の来ると谷戸の宿 金太郞/あしたよりかんぱのくるとやとのやど/私の子供時代は赤い実といえば青木の実でした その青木の実が大好...

  • ある産直

    顔ほどの白菜抱いて葱提げて 金太郞 /かほほどのはくさいだいてねぎさげて/野菜の無人販売所の側の畑で作業をしている農家の人に挨拶しながらまだ畑...

  • 裸木

    裸木の瘤二つ三つさらしけり 金太郎 /はだかぎにこぶのにさんこ/さらしけり/夏は涼しげな木陰を与えてくれた大木も葉を落とした幹裸木となっ...

  • 関八州と神無月

    関八州晴れ渡りたる神無月 金太郞 /かんはつしゆうはれわたりたるかんなづき/380展望の大山山頂からの一句です江戸時代にここから関八州(...

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句集「西瓜の種」
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