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  • 枇杷の花

    生国の地名失せたり枇杷の花 金太郞/しようごくのちめいうせたり/びわのはな/平成の革命とかで全国の地名がどんどん変えられていた頃の句会で《地名の消へて》...

  • 名残の秋(最終回)

    秋の蜘蛛殺気の消えて伸びなやみ 金太郞/あきのくも/さつきのきへてのびなやみ/動植物に人間の動作や思考を当てはめて詠む事を《擬人化》と呼びますその擬人化...

  • 名残の秋(竹の春)

    ホォホォと鳴くはふくろう竹の春 金太郞 /ホォホォとなくはふくろう/たけのはる/梟は動物園でしか見たことがなく実際に野生の梟はどんな状態で生息してい...

  • 待ちぼうけ

    人待ちの襟立て直す時雨かな 金太郎 /ひとまちのえりたてなほす/しぐれかな/最近、街歩きで迷子になることが多くなりましたこれは痴呆症の前...

  • 災い転じて

    垣越しの相撲談義や百舌の贄 金太郞 /かきねごしのすもうだんぎや/もずのにえ/相撲協会の行動ルール違反の罰則で出場停止処分となっていた幕の内力士...

  • 名残の秋(御殿場線谷峨駅)

    秋惜しむ三角屋根の駅舎かな 金太郎 /あきおしむさんかくやねのえきしやかな/私がまだ幼い子供達を引き連れて大野山から下山して来た駅が御殿場線谷...

  • 名残の秋(藪道)

    穴まどふ蛇打つ男ニヒルめき 金太郎 /あなまどふへびうつをとこニヒルめき/私は山麓歩きをするときに棒切れ一本を持ちますたかが棒切れ一本で...

  • 名残の秋(障子貼る)

    また一つ落つる柿の実障子貼る 金太郎/またひとつおつるかきのみ/しょうじはる/我が家にも障子の部屋がひと間ありました障子越しの優しい冬日いいですよねその...

  • 勤労感謝の日

    勤労感謝の日炊込み飯の具沢山 金太郎 /きんろうかんしゃのひ/たきこみめしのぐだくさん/もう20数年前になりますが会社を辞めて職安通いしながらぶら...

  • 水鳥

    水鳥の呼ばれたやうに飛び立てり 金太郎 /みずどりのよばれたやうにとびたてり/一冬、鴨池のベンチで鴨たちの動きを眺めていた年がありましたそんな時に「...

  • 名残の秋(美男葛の実)

    美男葛皆で囲みしをなご衆 金太郎 /びなんかづらみなで囲みしをなごしゆう/美男葛は真葛(さねかずら)の別称でこの実から取れる油が昔は髪結い油とされて...

  • 海鼠(なまこ)

    こりこりと海鼠膾の噛みごこち 金太郎 /こりこりとなまこなますのかみごこち/生きている海鼠のグロテスクな姿を見るとこれ食べるの?となりますが、...

  • 大根引き

    袖捲る癖の頼もし大根引き 金太郎 /うでまくる/くせのたのもし/だいこひき/何かを「さあ、始めますか!」とすぐに腕まくりの人がいます大の男では時に嫌...

  • 名残の秋に(団栗と蟻とフェンス)

    団栗の尻の白さを云ひにけり 金太郎 /どんぐりのしりのしろさをいひにけり/団栗「蟻さんはいいなあ!フェンスの向こうに自由に行き来できて」 ...

  • 名残の秋に(杣山の知恵)

    杣山の穴の幾つも冬支度 金太郎/そまやまの/あなのだいしよう/ふゆしたく/机上で俳句を作っていると季節が勝手にどんどん進んでいく実際に山麓を歩くとまだ秋...

  • 山茶花

    山茶花の日をもてあます午後であり 金太郎 /さざんくわのひをもてあます/ごごであり/ある年の初冬のこと秩父市在住の写真俳句仲間の合同展に出掛...

  • 久々の御殿場線(2)

    御殿場の一両電車山眠る 金太郎 /ごてんばの/いちりようでんしや/やまねむる/数年前の御殿場線は前乗り後ろ降りのワンマンバス方式の一両電車も様...

  • 久々の御殿場線(1)

    大の字に寝転んでみる枯野かな 金太郎 /だいのじにねころんでみる/かれのかな/3年ぶりに御殿場線に乗り富士の裾野を歩きました途中で谷峨と...

  • 短日

    短日や人去り日向残りけり 金太郎 /たんじつや/ひとさりひなたのこりけり/この季節は天気の良い日はお孫さん相手の日向ぼっこ姿が目立ちますが...

  • 蓮の骨

    ひゆうひゆうと風の頬差す蓮の骨 金太郎/ひゆうひゆうとかぜのほほさす/はすのほね/歳時記の中で春夏秋冬もれなく季語としての豊富さは植物の《蓮》がピカイチ...

  • 山の駅

    膝掛の人のしぐさや山の駅 金太郎 /ひざかけのひとのしぐさや/やまのえき/下山して来る登山者がポツリホツリと電車を待つ夕方の小さな駅の待合室にちょっ...

  • 冬紅葉

    ひとり来て峠の茶店冬紅葉 金太郎 /ひとりきてたうげのちやみせ/ふゆもみじ/あなたの中にあの約束まだ残っているだろうかそれは虚しさだけが残ることは判...

  • 和菓子暖簾

    駆け込んで和菓子暖簾や初しぐれ 金太郎 /かけこんでわがしのれんや/はつしぐれ/散策中にぱらぱらと小雨が落ちてきたあいにくと傘もなく休憩所...

  • 神無月

    老犬の耳立つ野生神無月 金太郎 /ろうけんのみみたつやせい/かんなづき/全国の神様が出雲に集まって年一回の寄り合いのため出雲の国以外は神様が留...

  • 阿夫利山(丹沢大山)

    守護神の山の名呼びけり今朝の冬 金太郎 しゆごしんのやまのなよびけり/けさのふゆ/これまで何度か書いてきましたが私が何かの時に心の中で祈る守護神は...

  • 豊の秋

    赤子の手なんでも掴む豊の秋 金太郎 /あかごのてなんでもつかむ/とよのあき/拙句は2年前の句ですが赤ちゃんといえばこの句思い出します赤ち...

  • 落葉松の道

    落葉松の黄の道ゆけり啄木鳥と 金太郞 /からまつのきのみちゆけりきつつきと/奥秩父山地に甲武信岳(こぶしがたけ)という名峰があります甲州、武州...

  • 紅葉と団子と

    奥院のさらに奥なり添水鳴る 金太郎 /おくいんの/さらにおくなり/そうづなる/大きな規模の社寺の奥深さは目を見張ります南足柄市の大雄山も...

  • 海桐の実

    沖をゆく船は帆を上げ海桐の実 金太郎 /おきをゆくふねはほをあげ/とべらのみ/以前も紹介したと思いますが伊豆城ヶ崎海岸の遊歩道での作です妹の所...

  • 選挙結果は

    世の事に疎き身なれど秋気澄む 金太郎 /よのことにうときみなれど/しゆうきすむ/衆議院議員選挙の結果いかがうけとめればよいのか正直いって戸惑惑...

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句集「西瓜の種」
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