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  • 縦走登山靴

    塩吹いて出番の来ない登山靴 金太郞 ...

  • 森の民話館

    山姥の杖の一振りはたた神 金太郞/やまんばの/つえのひとひり/はたたがみ/県立の七沢森林の一角にある《森の民話館》名前が好きでお気に入りです。時々は語り...

  • 半夏生

    母の忌の墓標をぬらす青時雨 金太郞/ははのきの/ぼひょうをぬらす/あおしぐれ/夏至から数えて11日目が半夏生で田植えの繁忙期を終えた農家の人もこの日は完...

  • 烏賊を釣る

    浦人の捕鯨末裔烏賊を釣る 金太郞/うらびとの/ほげいまつえい/いかをつる/当時、伝馬船(手漕ぎの2,3人乗りの小舟)グループで舫いをしていました。私も中...

  • 風鈴

    風鈴や今夜泣きごと我慢する 金太郞 ...

  • アッパッパ

    お披露目は路地裏流すアッパッパ 金太郎/おひろめは/ろじうらながす/アッパッパ/独身時代にある所に下宿していました。当時の1960年代には独身者の仮住ま...

  • 合歓の花

    子猫には小声で呼んで合歓の花 金太郎/こねこには/こごえでよんで/ねむのはな/あるとき、伊豆の妹宅に野良猫子供がお腹空かせて迷いこんで来ました。その子猫...

  • 心変わり

    蟻だつて心変わりか足止まる 金太郎/ありだつて/こころがわりか/あしとまる/木陰のベンチに座ってぼんやりと公園の中の風景を眺めていて、大きな蟻のうごめい...

  • 蜘蛛の囲

    蜘蛛の囲の一瞬充ちる殺気かな 金太郞/くものいの/いつしゆんみつる/さつきかな/私は今でも藪掻きを得意としています。藪の中に花を見つけると花をめがけて飛...

  • 黒揚羽

    通り雨後の吐息や黒揚羽 金太郎 ...

  • 蜜柑の花咲く丘

    草に臥し去りがたきかな花蜜柑 金太郞/くさにふし/さりがたきかな/はなみかん/小田原に住んでいた頃、アパアートの裏山が蜜柑の段々畑になって急坂を登りきっ...

  • 虎が雨

    君の癖残る厨に虎が雨 金太郞/きみのくせ/のこるくりやに/とらがあめ/「お腹が空けば何でも美味しいの」別れたかみさんの口癖でした。私や子供達が「不味い」...

  • ご挨拶

    栴檀の花の終はりの峠かな 金太郎/せんだんの/はなのおはりの/たうげかな/栴檀の古名は楝(おうち)で俳句ではこちらの方がよく使われています。というのも下...

  • ペリーロード

    紫陽花の色決めかねて手毬唄 金太郞/あぢさゐの/いろきめかねて/てまりうた/下田に来ると必ず歩くのがペリーロードで、あの独特の古黴のような匂いに惹かれる...

  • 貫太郎父さん逝く

    追悼の偉業ひかりし梅雨晴間 金太郞 ...

  • 忍ぶ心

    現世に絡み付いたり忍冬 金太郎/うつしよに/からみついたり/すいかずら/名前からしてなかなか個性的な植物です。「すいかずら」は花が筒状で筒の奥に蜜を貯め...

  • 初の3000m峰登頂

    コッヘルや岩のききょうは風の中 金太郎/コッヘルや/いわのききようは/かぜのなか/現在の若者たちはキャンプが大人気だそうですね。家の子供達も夫婦でキャン...

  • 山ガール

    バンダナのをとこ結びや雲の峰 金太郎/バンダナの/をとこむすびや/くものみね/昨今の登山は山ガールの登場でうんと明るく楽しくなっています。私たちが盛んに...

  • 下田城址公園の紫陽花

    いつときをお吉とともにジャスミン香 金太郞/いっときを/おきちとすごす/ジャスミンか/紫陽花なら此処と私の中ではピカイチの下田城址公園に今年は行けなずに...

  • 夏の暑さにも

    ともかくも今日の終わりのシャワーかな 金太郞 ...

  • 過去も未来も

    風止めば風待つかまえ浜昼顔 金太郞/かぜやめば/かぜまつかまえ/はまひるがほ/大磯の吉田茂邸とその薔薇園に句友と吟行に行った帰りは浜辺の波打ち際を歩きま...

  • 雨に咲く花、金糸梅

    青梅の青き若さを噛んでみる 金太郞/あおうめの/あおきわかさを/かんでみる/先日の句会で梅の実は捥ぐのか落とすのか議論になりました。まあ結論めいたのは青...

  • 後ろ手

    後ろ手に眺めてをはす植田かな 金太郞/うしろでに/ながめてをはす/うえたかな/田園の中の道を歩いていると彼方此方の水路からごうごうと水が流れ田んぼに水が...

  • 向田邦子とエッセイ

    テーブルに丸い眼鏡と青紫蘇と 金太郎 ...

  • 栗の徒花

    平和とは女性上位や栗の花 金太郎/へいわとは/じよせいじよういや/くりのはな/遠目にもそれと判る白い栗の花が咲いています。あの木いっぱいに咲いている栗の...

  • 芒種

    開け放ち浦風入れる芒種かな 金太郎/あけはなち/うらかぜいれる/ぼうしゆかな/季節は24節季の芒種です。人は衣替えをし、田んぼには水が入り田植えが始まり...

  • 今、テニスの聖地で

    六月のローランギャロス夜は更けて 金太郞 ...

  • 団体交渉

    物干しのバンダナ騒ぐ麦の秋 金太郎 ...

  • 明日は明日の

    カンナ燃ゆスカーレットオハラは恋多き 金太郞/カンナもゆスカーレットは/こいおほき/夏の盛りに真っ赤なカンナの花見ると映画「風とともに去りぬ」のヴィヴィ...

  • 恐れ入谷の鬼子母神

    走り茶に一句添へ来る憎さかな 金太郞/はしりちやに/いつくそへくる/にくさかな/昔の同僚が地元の銘茶を送って来るが必ず彼の下手くそな俳句が堂々と披露され...

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金太郎さん
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句集「西瓜の種」
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