こんばんは!まずは、先日完結しました『手を伸ばせば⋯⋯ The 2nd』、最後まで読んで下さいました皆様に、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました!今は、最終話を更新出来て、ホッと一息ついているところです。というのもあの最終話。実は更新する15分前に、やっと仕上がったものなんです。リメイクするからには、以前のものより少しでも良いものにしたいと、前半のあきらと桜子のシーンから意気込んでいたのですが、心理...
振り返った先を視界に映すなり、声を張り上げた。「さ、桜子!」あのバカップルめ!桜子がここに居るってことは、無理やり拉致ってきたのかよ!窓辺に置かれたロッキングチェアに座っている桜子は、昔の俺たちが司にしたように拘束こそされてはいないものの、今の現状があの当時を真似ているとなれば、無理やり連れてこられてここに閉じ込められた可能性が高い。「桜子、大丈夫か? 無理やり連れて来られたんだろ? 全く何を考え...
「今日は、付き合わせて悪かったな」「いいえ。予定もありませんでしたし、先輩と美作さんのお役に立てるなら、これくらいお安いご用です」パーティーも無事に終わり桜子をワインバーへ誘った俺は、今夜、同伴してくれたお礼を込めて、ヴィンテージもののオーパス・ワンを開け、二人でグラスを合わせたところだ。例のご令嬢も問題ない。桜子が二言三言、彼女の耳元で何かを囁いただけであっさり退散。それはもう、肩すかしを食うほ...
「失礼します。わぁー、牧野さん! お久しぶりですぅ! 秘書課に移られてから全然会えなくて、まだまだ教えてもらいたいことが沢山あったのに、本当に────」「松野くん? まさかくだらない話をするためにここにきたわけじゃないわよね? 要件を早く言いなさい」副社長室にやって来たのは、以前、牧野と一緒に仕事をしていた松野だ。牧野を見るなり喜びを全身で表すとは、相変わらず学習能力が低い松野らしい。早々に牧野から、...
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