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CPつかつく*二次小説です。
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ブログ村参加:2018/02/15

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葉月さんの新着記事

1件〜30件

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 21

    年末年始といえども、まともな休みなんてなかった。日本支社を把握するため資料を読み漁り、支社長就任の引き継ぎ作業や挨拶周りもこなしてく。分刻みのスケジュールは隙間がなく、帰国してから目が回る忙しさを経て、共同プロジェクトがスタートする今日を迎えた。初日の今日は、ここ道明寺HDの会議室で、プロジェクトに携わる三社から選ばれたメンバーが顔を揃え、土台となる企画を更に完璧なものにするため、それぞれが提案する...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 20

    あきら達と別れて邸に戻った俺は、冷たい風が突き刺さるのも構わず、東の角部屋のバルコニーに立った。⋯⋯28になるんだな。色鮮やかに脳裏で再生されるのは、庭を這いつくばり、このバルコニーを登ってきた17歳の頃の牧野。今はこうして思い出せるのに、どうして俺は、長い時間を無駄に捨て忘れたままでいられたのか。牧野を思い出してからというもの、心が潰れそうなほどの後悔に苛まれている。長い夢でも見ていたように目を覚ませ...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 19

    遂に司が帰って来た。宣言どおりの年の瀬に。『あきら、今から会えねぇか?』そう連絡があったのは、夜の9時近く。今から30分ほど前だ。今日一日、どこのTV局も司の帰国の模様を伝え、世間は大騒ぎになっている。支社長就任ってだけでも忙しいだろうに、マスコミにまで追いかけ回されてるのだから、身動き取るのも難しいだろう。だが、どんな状況下だろうが、自分がしたいことはする勝手が信条みたいな男だ。気まぐれにも俺たちに...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 18

    誰も居なくなった夜のオフィス。秒針だけが一定のリズムを刻み、微かな音を生み出している。時計に目を向ければ、時刻は11時を少し回っていた。今日はここまでにしておこう。あとの調べものは、休みの明日に自宅でも出来る。丁度キリの良いところまで作り終えた資料を見返してから、デスクの上を片付けて行く。持ち帰る資料を確認してバッグにしまい、さて帰ろうと体の向きを変えた時、突然オフィスのドアが開いた。「よぉ、牧野。...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 17

    「副社長、顔色が良くないようですが、体調が優れないのでは?」秘書の西田が部屋に入って来るなり言った。この男が、仕事以外のことを真っ先に口にするとは珍しい。「大丈夫だ」だが実際、疲れが極限に達したのか、鉛を纏ったように身体が重い。「いえ、無理は禁物です。この後18時から予定のレセプションパーティは欠席にして、本日は自宅でお休みになって下さい」普段、俺に無理させてる張本人の台詞とは思えねぇが、その男が休...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 16

    牧野を送り届けても真っ直ぐ帰る気にはならなかった俺は、行きつけの店に寄り道をしていた。総二郎まで呼び出して。「よぉ、あきら。待たせて悪りぃな」先に個室で飲んでいた俺の向かいに、総二郎が座る。男二人だけの寂しいシチュエーション。だが、今夜は二人で飲みたかった。「いや、大丈夫だ。こっちこそ、急に呼び出して悪かったな。デートの邪魔したか?」「流石に俺も、最近は夜毎遊んでねぇよ。今日は面倒な講演会で、その...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 15

    『勝手に予定を決めたのか』とでも言いたげな、牧野の威圧感満載の冷たい視線に挫けず、何とか行きつけの店まで連れてきた。NYでの日本料理に引き続き、今夜は寿司屋だ。「牧野、うちを選んでくれたこと、改めて礼を言う。ありがとな。これから宜しく頼む」「こちらこそ、宜しくお願いします」ビールで満たしたグラスで先ずは乾杯し、喉を潤す。お通しには、肝を添えたトコブシが出された。「今日の料理は、ここの大将に任せてある...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 14

    チャンスが巡ってきた。美作さんの誘いを受けた瞬間、そう思った。私はずっと、ここNYに拘ってきた。それは他でもない、道明寺司が居る地だから。昔、迂闊にもあの男に心を奪われた私は、忘れられ、弄ばれ、そして捨てられた。お粗末な結末だ。かつては天国と地獄を見せた男だと思ったこともあるけれど、果たしてあれは、天国と言えるほどの幸せだったのか。今思えば、恋に恋する年頃だった無邪気な子供が、夢見がちに錯覚しただけ...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 13

    ホテルにいても落ち着かずにいた俺は、約束の時間よりかなり早く、待ち合わせ場所である店に来ていた。こっちで美味いと評判の日本料理店だ。日本酒もなかなかの名柄を揃えていて、昼間からではあるが、待ち人が来るまで一杯引っ掛けながら、その時を待つ。昨夜の内に牧野に連絡を入れ、店の場所も詳しく伝えたし、約束は守れと念を押しもした。流石に牧野のヤツも逃走はしないだろう。後は牧野と会って、俺の勘が正しいかどうかを...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 12

    初めは違う女かと思った。見間違いじゃないかと。車が渋滞に嵌り動かなくなったところで、何とはなしに窓の外を見ていると、一人の女が視界に入り、その後ろ姿に既視感を覚えた。どこかで見たことがあるような⋯⋯。ショップのウィンドウを覗いている小さな背中。その背中が向きを変え、横顔が見えた時、既視感なんかじゃない。実際に知っている女に似ているんだ。と、即座にある人物が頭に浮かんだ。────牧野。だが、目に映る女は、...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 11

    【第2章】「しかし流石だな、つくし。これでお前の評価もまた一つ上がったわけだ」今日、大きなプロジェクトが成功し、無事に終了を迎えた。今日に至るまで、自分は着実に力をつけている、そう実感している。それもこれも、何事にも気持ちを惑わされず、仕事のみに邁進してきた結果だ。当然、プライベートを楽しむことはない。楽しみたいとも思わない。ただ、気持ちの昂りが収まらない時や、心が波立つ時。割りきった相手と今みた...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 10

    静まり返った図書室。最近、あたしが良く居る場所だ。学校に居る間の空いた時間は、ここでこうして、勉強に励むことにしている。勉強に適しているだけじゃなく、誰とも会話をせずに済むこの場所は、今のあたしにとって丁度良かった。誰かと話すのは煩わしい。苦痛でしかない。何より、誰かと話している時間が惜しかった。尤も、そんなに親しく話す知り合いは、今は居ない。同じ敷地内とはいえ、大学に進学した美作さん達とは、以前...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 9

    携帯は未納なのか繋がらない。教室にもいない。非常階段にも姿はなかった。下駄箱に靴があるのは確認済みだから校内にいるのは間違いないのに、何故か牧野が捕まらない!となると、『美作さん、牧野さんなら、最近よく図書室に行ってるみたいですよ』と言っていた、牧野のクラスメイトの情報が正しかったか。俺は、別棟にある図書室を目指し、『だいたいが司の奴、何で今日まで黙っていやがったっ!』内心で不満を爆発させながら、...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 8

    ソファーに移り、強めの酒を呷る。アルコールで喉をチリチリと焼きつけさせながら、必死で気持ちを落ち着かせた。チラリと視線を向けたベッドでは、女がまだ沈んだまま。シーツに包まれた体は身動き一つしない。決まりの悪さに視線を外した俺は、もう一度酒を流し込んだ。許せなかった。どうしても牧野が。滅茶苦茶にしてやりてぇ。そんな凶暴な衝動が湧き上がり、しかし危険な感情に隠れた本音は、他の男に取られたくねぇ、俺だけ...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 7

    全てが今日で終わる。大丈夫、きっと大丈夫。ちゃんと終わらせられる。そうやって震えそうになる気持ちを引き締めながら、バイトが終ったあたしは今、道明寺邸へと続く通い慣れた道を歩いている。ここを歩くのも、今日が最後になるかもしれない。思えば、そもそもが釣り合いの取れていない二人だった。片や、世界に名を馳せる大企業の御曹司で、片や、超がつくほどの貧乏庶民。知り合えだけでも幸運で、一時だけでも、道明寺に想わ...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 6

    久々に道明寺に会ったあたしは、気持ちが押し潰されそうになっていた。道明寺の憮然とした態度。素っ気ない言葉。今までのように怒鳴られないだけマシ、と気持ちを切り替えられたら良かったのだけれど、生憎とそんな器用には出来なくて。あたしとの関係を受け入れたくないがために、あんなにも不機嫌なんだろうと思えてならなかった。だけど、よくよく考えてみれば、道明寺の気持ちも分からなくはない。突然、刃物で刺され、記憶ま...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 5

    あれから道明寺には会っていない。正直に言えば、怖くて会いに行けずにいる。道明寺に指摘されて初めて、自分がストーカーと変わらない行為をしていたと思い知らされて。だから、自分は道明寺とどういう関係にあるのか、きちんと打ち明けよう、そう思い至ったわけだけど。返って来たあの台詞のダメージは、相当に大きかった。『まさか俺が本気だったとか言う気か? あれだろ? 遊びだったんじゃねぇの?』言葉を受けて、血の気を...

  • 訂正です

    すみません。先に投稿した『手を伸ばせば⋯⋯4』ですが、何故だが改行が出来てないらしく、手直ししたのですが反映されません。こんなことは初めてなのですが、前のを一度削除して新たに投稿し直しますので、そちらをお読み頂けますよう宜しくお願いします。取り急ぎ、訂正のお知らせでした。...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 4

    ハイエナを排除してから暫くした後、ドアが叩かれた。今度こそあの女、牧野だろう。「入れ」いつものように制服姿で現れた牧野は、「調子はどう?」と訊ねておきながら、「あれ?」と、俺の返事も待たずにキョロキョロと大きな黒目を動かし、辺りを見回して首を傾げる。「今日は誰も来てないの?」いつもは居るはずのクソ女が見当たらないからだろう。クソ女の正体はハイエナだったから退治した。そう正直に打ち明けるべきか悩んで...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 3

    俺の記憶は、相も変わらず一向に戻る気配はなく、日に日に苛立ちが募る。変わらないのは何も記憶だけじゃねぇ。海は勿論のこと、生意気な女も俺の気持ちなんざ無視で、頻繁にこの部屋を訪れるのが日常化している。あの女には、これでもかってほど罵声を浴びせ続けてるのに、へこたれるどころか、『はいはい、これだから俺様は』と俺を適当にあしらったり、時には、『ふざけんじゃないわよ!』と、食ってかかってくることもしばしば...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 2

    「よく来たねぇ、つくし」門を潜り抜けアプローチを歩いている間に、あたしが来たと聞きつけたのか、開け放たれた玄関の先には、タマ先輩がいた。「こんにちは、先輩」「ああ。待ってたよ」出迎えてくれたタマ先輩は、いきなりあたしの手をギュッと包み込んだ。薄くてしわしわな手からは、じんわりと温もりが伝わってくる。けれどその顔は、いつもより眉が下がり、どこか気遣わしげに見えた。「いいかい、つくし。先客がいるけど気...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ 1

    【第1章】道明寺の状態は危機を脱した。安堵したのも束の間。意識を取り戻した道明寺の世界から、あたしの存在だけが消えてなくなっていた。❃流石と言うべきか、道明寺の身体的回復は早く、先日、無事に退院し、今は自宅療養中だ。けれど、記憶の回復の兆しだけは、一向に訪れない。思い出して欲しくて、今までのあたしたちをなかったことにしたくなくて、入院中から何度もお見舞いに行っているけれど、向けられる視線はどこまでも...

  • 手を伸ばせば⋯⋯ プロローグ

    どんな内容でも許容出来る方様のみ、お先に進まれますよう、宜しくお願い致します。【プロローグ】お互いの手を離すことはないと思った。もう二度と離れはしないと⋯⋯。喩え何かを失い、何かを犠牲にしたとしても、この手だけは離すまいと心に決めた二人の気持ちに、嘘はなかった。磁石のようにどうしたって引き寄せられてしまう互いの想い。そこに揺らぎはないと滋さんの島で確信したあたしは、身も心も道明寺に捧げ、一つに結ばれ...

  • 更新について

    こんにちは、お久しぶりです!GWに突入したとはいえ、変化し続けるウィルスが猛威を振るい、今年も我慢を強いられる連休となってしまいました。ストレスが溜まる一方ですが、上手く発散しつつ、心も体も健康にお過ごし下さいね。ウィルスの話は気が滅入りますので、早速サクッと本題へ!前回お話させて頂きました通り、リメイク版として上げるお話をコツコツと書いているところですが、幾らかストックが貯まりましたので、少しずつ...

  • 御礼と今後の予定について

    こんばんは!先ずは、先月末完結を迎えました『エレメント』、最後までお付き合い下さいました皆様に、改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!司にもつくしにも、大変な思いをさせてしまう設定だったにも関わらず、それでも読んで下さる皆様がいて、どれだけ有り難かったことか。もう感謝しかありません!話の内容はこの際置くとして、私にとりましての『エレメント』は、二次においての久々の新作でしたので、何...

  • エレメント 15【最終話】

    「おい、出来たぞ!」西田に何も答えを返せぬまま、トレーを持った司が戻って来た。トレーの上には、コーヒーカップが3つと、気が利くことに、ケーキの取り皿やフォークまで載せてある。司と西田には、普通のコーヒーなのかエスプレッソなのか、判別つかないものを置き、つくしの前にはミルクたっぷりのラテが置かれた。そのラテを、西田が不思議そうにジッと見つめる。何も言わなくても分かる。『この絵はなんでしょうか?』と、...

  • エレメント 14

    突然の司からのプロポーズも、それをつくしが「分かっている」と思い込んでいるところも、つくしの理解の範疇から大幅にはみ出している。異星人的思考回路になんて、ついていけるはずがない。そもそもつくしは、たった数分前まで、自分の記憶は失くされたものと認識していたのだ。それなのに、この急転直下。誰が予測できるというのか。何も反応できずにいれば、司は再び口を開いた。「戸籍は汚れちまったし、遠回りもしたけど、そ...

  • エレメント 13

    時間に追われもしない、のんびりとした休日。少しだけ手の込んだブランチを口に運びながら、今度はどこにしようかなぁ、と頭を悩ます。新しい年が明け、早一週間。3月の年度末をもって、今の保育園を辞めるつもりでいる。悩んでいるのは、その後の行き先だ。今の保育園に道明寺が関わっていると分かった以上、いつまでも甘えるわけにはいかない。このマンションにしても同じだ。区切りの良いところで退職し、心機一転、新たな場所...

  • エレメント 12

    危険極まりない視線に射竦められそうになりながらも、何とか答える。「う、うん、そう。牧野⋯⋯です」かつての恋人であり、入院する直前まで一緒に過ごしていた相手に何とも珍妙な返答ではあるが、司は記憶がないのだから仕方がない。ましてや、惜しげもなく物騒な面構えで見られては、『ですます調』だって付け足したくもなる。剃髪は一部分だけだったのか、クルクルの髪を覗かせた頭に包帯が巻かれている司は、ベッドの脇にある二...

  • エレメント 11

    『たった今、司様が手術室に入られました』西田からその電話があったのは、土日を除いた、7日間の有休最終日の午前中で、暦は師走に移り変わっていた。数日前には同じく西田から、司の腫瘍が予想より大きくなってはいなかった、との吉報も受けている。だから大丈夫だ。司は絶対に助かる。そう信じる一方で、助けを求めずにはいられない。道明寺を連れて行かないで!お願いよ、ママ。力を貸して!道明寺を助けて!道明寺をあたしが...

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