満開の桜の枝に無数の花が咲いている そのどれもこれもが 同じ花の形をしている ほんの微細な違いはあるのだろうが 同じように花芽を膨らめ 同じように花を開き そして 同じように花びらを散らしてゆく 言ってしまえば この同一物たる桜の花の大量生産は あたかも工場の様である こち...
ルアーは刺激と反応の連鎖をもたらす二律同梱の象徴。システムは二律同梱の集積による予定調和世界。
ゴルフができない冬場の楽しみに、気軽にいたずら書きを楽しみます。
局在は その他全体からの刺激に 反応し その他全体を刺激する この刺激と反応の中で 局在を維持している 維持に有用な刺激は その局在にとっての善であり 維持に有害な刺激は その局在にとっての悪となる 局在の自己肯定は 周囲からの善を求める ガラス張りの水面に映る風景にとって...
風呂の中で人差し指を 水面に向け それを一定方向にぐるぐる回すと 渦ができる 渦は 水の動きであり 物質的には水であるが ぐるぐる一定方向に回る動きのある水の極地は 渦と呼ばれる 他の部分の水と 同じ水であり しかも 他の水の部分の水が 渦になり 渦の水が他の部分の水になる...
うまいワインは 様々な反応の総和として維持されている ブドウ畑でも数々の反応 ワイナリーでの数々の反応 試飲する人々の反応 購入者の反応 ワインの本質は これらのどこかに局在しているのではなく これらの総和として局在してる この総和としての局在を維持するために ブドウ畑で ...
味わわられることないワインの液体は 物理化学的な液体として存在し 味わわれることにより はじめて 味覚を刺激する液体として存在しうるようになる ここに ワインの味覚に ワイン以外の感覚器が ワインの価値を決める要素として登場することになる たとえば 上手いとされるワインであ...
ワインの本質は ワインボトルの内側に封じ込められた液体にあるのか? そのワイボトルのラベルにあるのか? そのラベルが持つ歴史にあるのか? それとも 人間の味覚という太古から培われた機能にあるのか? これらのどこか一点にワインの本質があるのではない こられのものが本質に欠かせ...
言葉は それが言葉として機能すると 何らかの局在を産む 常に 言葉が機能すればするほどに全体は遠ざかる 単語は それが意味する対象と それが意味しない対象を区分することにより 成立している 意味する対象を局在化することにより 成立しているということだ 全体ではなく 部分とし...
とある人の 良いところを集めて羅列すると 人格賛美ができあがる 逆に 同じ人の 悪いところを集めて羅列すると 人格非難ができあがる 賛美される人格表現も 非難される人格表現も とある人としての局在ではなく とある人としての局在に対してなされた 外部の反応の産物であり 賛美さ...
局在化した部分と その他全体との関係において 局在部分は その他全体に対して反応する主体であり また 反応される側としての刺激となる客体である サボテンは 熱風に曝されても 水分を失わないように工夫するとともに 水を貯留する機能を持ち合わせている このような機能により 砂漠...
局在化した部分と その他の全体が接している この局在化した側の接点において 局在化が維持されるような反応が 様々実践されている 局在化した存在にとって 局在化を維持する反応は良き反応であり 局在化に危機に危機をもたらす反応は悪しき反応である だから 良き反応を集めることが出...
ミミズが 玄関マットの隙間に体半分を突っ込み 干からび死んでいた 玄関マットを持ち上げると その死んだミミズのもう半分が まだ干からびずに横たわっていた 玄関マットの下の方が 湿気が多く その方へと移動しようとしたのだが 隙間が狭く 入りきることが出来ずに このミミズは死ん...
局在と遷移:知覚できないもの対しては 沈黙しなければならない
樹木は 春を検知して 花を咲かせ 秋を検知して 葉を落としたりする 春という状態や 秋という状態は 植物に反応される客体だ 四季のある気候に適した植物の多くは 乾燥が続く環境では生きられまい 逆に 冬のない温かな気候に適した植物の多くは 冬の寒さにやられてしまうだろう それ...
四季のある日本に暮らす昆虫には 寒さの厳しい冬を超える能力が備わっている 卵で冬を越す種もあれば 蛹や成虫で冬を越す種もある いづれにしても 寒さに耐える仕組みをそれそれ講じ 厳しい季節を乗り越え 環境が好転した時に 生命活動を活発化させる年周リズムを 毎年展開している そ...
自制心が個人の欲望を抑えつけ 社会の調和が維持されている たとえば 急いでいる時 赤信号を無視したくなるのだが それを自制する 自制が働かなくなると 社会の調和が失われ 社会に依存している個人も その存亡の危機に瀕することになる だからなのだろう 親は子に自制を促し それを...
駄々っ子が 人目をはばからず 母親に向かい泣き叫び 何かを叶えようとしている その駄々っ子を 母親が封じ込めようと 必死にその子を𠮟りつけたり 諭したり 怒りつけたり なだめたりしている そんなことを繰り返しているうちに 駄々っ子の中に 母親が入り込み 湧き上がる駄々っ子...
理性というものは 無理難題を押し付ける凶器でもある そうした凶器が 人を困難に向かわせ 時に その困難を乗り越えさせてきた これが人類の勝利というのなら 人類は 凶器の上に成立する生命である となれば 狂気は 無理難題に屈した人類の燃えカスなのだろう 一枚の紙が 折り鶴に変...
イベリコ豚はドングリを食べる 和牛はビールも飲んだりするらしい 食べるもので 肉の食感や味が変わってくるらしい 物質を局在化する仕組みが同じでも その仕組みに入り込む物質が異なると 微妙に異なるものが出来上がるということらしい 物質の局在化する仕組みは 出来上がりの内的要因...
植物も私も有機物でできている 植物が炭酸固定した物質を 動物が食し利用しているのだから ある意味 当然だ 同じようなものが 別のやり方で組み合わされると 別の存在になる 局在化させるやり方が違うのだから 同じものを集めても 出来てくるものが違っているということらしい 人間国...
桜の樹は 桜の花を咲かせ タンポポの花を咲かせることはない それは 桜の花だから 桜の木に咲くのではなく 桜の木に咲くから桜の花だからだ 桜の木に 仮に タンポポのような花が咲いたとしても その花を タンポポの花とは呼ばず 桜の花と呼ぶのだろう 桜の樹には 桜の樹に局在した...
宇宙空間の真空に放り出されると 体は破裂し 内容物は周囲に拡散するのだろう 逆に 深海の水圧の中に押し込められると タオルが絞られるように 水分は外部に押し出されてしまうのだろう 地上の気圧が 今くらいでいてくれるから 今の様な状態で 命を維持していられる 体の中の水で満た...
寒気団や暖気団が局在し 低気圧や高気圧が局在することにより 天候が遷移してゆく 湿度や降水量にもむらがあり 砂漠もあれば うっそうとした森もある 毎日の天候は 次から次へと変化してゆくが 年間の気候はそうそう変わりない イメージでいうと 低緯度地方には雨季と乾季があり 中緯...
言葉の背後世界に 取り込まれてゆく現実があり 取り込まれてゆかない現実があり 取り込まれてゆく夢想があり 取り込まれてゆかない夢想がある 現実世界と 言語の背後世界の間には 障壁があり そこをやすやすと通り抜ける存在と そこを通り抜けない存在があり 現実世界の平衡状態とは異...
言葉の背後世界は 言葉だけで形成されていない 言葉には 記憶がこびりついている 「池」という言葉は 様々な池の姿ばかりではなく そこでの思い出をも引き出してくれる 過ぎ去った現実が 言葉には隠れている 言葉の仲介で その現実が 今の現実と会話をする この会話の中で 平衡状態...
言葉が 心を縛ることがあるけれど 言葉そのものが縛るのではない その言葉の背後世界が心を縛る その言葉を裏切ることの報復として 背後境から何が来るのかを想像しながら 言葉と心が会話をする 言葉の裏にある 仲間からの冷たい仕打ちや 仲間からの暴力が 心を縛る 一般的に 厳し刑...
泥で汚れた水を容器の中に入れ 数日ほったらかしておくと 泥は容器の底に沈み 水は濁りが取れ透明になる 宇宙空間では こうはいかないらしい 密閉した容器の中に入れた水と油も 宇宙君間では交じり合ったままだという 重力が 比重の違いで 水と油や 水と泥を分離するが 宇宙空間では...
言葉が語る内容を 二種に分けることが出来る いろいろな分け方があろうが その一つに 未来を語る言葉と 過去を語る言葉の2種がある 往々にして 過去を語る言葉は 結果から原因を語り 未来を語る言葉は 来たるべき未来のために 今なすべき原因を語る 過去を語る言葉は なぜこうなっ...
結果が紆余曲折の末に その原因を誘導すると 循環が出来上がり 循環が恒常的になると 循環としての平衡状態が成立する この紆余曲折の間に 循環の軌道から外れてしまうことがあっても たくさんの存在が その軌道にあり 増殖することができれば 外れた存在を補完して 平衡状態を維持で...
生命は 原因を実践し 結果を誘導しながら 生存している ただ闇雲に原因を実践するのではなく 結果を想定して 原因を実践している 未だ現れていない結果を 追い求めながら生きている 卵は 孵化する結果を追い求めているから生きている 孵化するための原因を積み重ねない卵は 死んでい...
コード表は反応の一覧表である このコード表に基づき 順算や逆算が行われる 意味から言葉へ 文字から発音へ 発音から意味へと コード表に基づき 反応が起こる 反応できないと そこには何もない 空だ 反応前の現象だけが残存し やがて消えてゆく 反応すれば その反応した現象が持続...
因果律が成立している事象について 結果から原因が究明され 原因から結果が誘導される 基礎科学は結果から原因究明し 応用科学は原因から結果誘導を試行錯誤する 言葉とその意味は 互いに原因であり結果であり 互いに究明され 互いに誘導する 言葉の因果律は 反応による 辞書は 反応...
言葉は 真実を語れるという野望の上に成立している幻想だ 予言が真実であることを取り繕うために 予言通りのことが起こるよう画策するがごとく 発した言葉を実現しようと 様々な努力を重ね 言葉に信頼を持たせることにより 言葉はその威厳を維持している このような実践努力がなくなると...
♬ オタマジャクシはカエルの子 ナマズの子ではあるまいな それが証拠に何よりも やがて手が出て足が出る ♬ 見事な循環論が展開されている カエルの子であることの証明は カエルになるという結果による 言葉尻だけとらえ 論理構造を考えると そういう循環論をうたっているにすぎない...
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満開の桜の枝に無数の花が咲いている そのどれもこれもが 同じ花の形をしている ほんの微細な違いはあるのだろうが 同じように花芽を膨らめ 同じように花を開き そして 同じように花びらを散らしてゆく 言ってしまえば この同一物たる桜の花の大量生産は あたかも工場の様である こち...
1+2=3である 3=5-2である よって 1+2=5-2である 3をいろいろに表現できるということである 1+2や5-2はむろん 103-100も3である 1003-1000も 105-102も3である 表現される形は違っても みな3である 3は 無限に異なる表現を持って...
人間には 言葉を愛する才能に恵まれているらしい 言葉に魅せられ 言葉を求め その言葉に服従し 言葉を発して 言葉を賛美する 時に 自己愛よりも 言葉への愛が強くもなるらしい 自らの気持ちと裏腹な言葉にさえ 自らを曲げても 従うことがあるのである 愛するもののために 自らを犠...
ある日 イタチがタヌキになった そのタヌキは しばらくタヌキとして生きていたのだが ある日 再びイタチに戻った こんなことをこのイタチタヌキは繰り返していた この繰り返しには周期があるようで 春に イタチはタヌキとなり 秋に タヌキはイタチになるのであった だから 夏にはイ...
異なるものを同じとすることで 異なるものを 同じものとして連ねることが出来る そして この連なりが円環を描くと 循環が始まる 循環が始まると 循環している間 その同じものは存在し続けることになる 生きた化石と称される生き物は 昔生きていた個体とは異なる個体でありながら 同じ...
過去の記憶は 記憶であり過去ではない しかし その記憶にしか過去はない だから その記憶を過去ということにしなければ 過去は何もなくなってしまう 過去=過去の記憶 これも異なる存在を同じものとする 同一化擬制の賜物である この擬制により アンモナイトの化石は 生きていない「...
言葉は 鏡に映った虚像のようなものである そのような言葉の中に真実を見出そうとする意識が存在している 鏡に映った私の中に真実がある探すのである 本物は本物として 鏡の中にも真実を見出すのである そして それに手足が協力する 言葉に真実を見出した意識が手足を動かし 現実を言葉...
鏡の中の私は 私ではないが私である 私は一人であるが 鏡に映った私は 鏡の数だけ増えることが出来る 同じように ひとつの言葉が 聞く耳の数だけ 増えてゆくことが出来る 一つの太陽が それを見る目の数だけ 増えてゆくことが出来る 意識は鏡のような存在である 様々な存在を集め ...
視覚などの感覚擬制や 言葉をあてがう言語擬制の様な同一化擬制は 生命のセントラルドグマにおいても成立している DNA塩基配列が アミノ酸を擬制しているのである 業務マニュアルが 実践する業務と同一でなければならないのも 同一化擬制に他ならない 同じでないものを 同じであると...
言葉は その対象と同一なものとみなされることにより 成立している 視覚も その対象と同一なものとみなされることにより 成立している この2つの同一化の擬制により 見られている太陽と 「太陽」という言葉が同一なものとみなされる 外に在る太陽=意識の中に在る太陽 意識の中に在る...
言葉とその対象は 同じものとして扱われる 同じものとして扱われなければ 言葉は その対象ではなくなり 根無し草となり 恣意性を取り戻し 意味をなさなくなる この「同じものでなければならない」という義務において 言葉は意味を成し 会話が成立している 意識ひとつ太陽を得て暖かし...
言葉が通じ合って その意味を分かり合っても 同意し 調和することが出来ないことがある 赤信号は「停まる」で 青信号は「進む」であるが 黄信号は 「急げ」であったり 「とどまれ」であったりする 意見が割れた時 誰かの意見に統一されると 調和が成立するが 意見が分かれたままでは...
顔の表情から その人の気持ちを察するのと同じように 言葉から その言葉の意味を察している 言ってみれば 言葉には表情がある この表情を創るのがうまい人は 作文がうまい人であり この表情を読み解くのがうまい人は よく意を解する人である 何かを伝えようと いくら目配せをしても ...
猫が目を見開いて 地面を這うように匍匐前進していると 「何か獲物を狙っているのかな」と察しが付く 狙われている側の被食者が この姿を見たら 慌てて逃げだすのだろう こうして まんまと獲物に逃げられた猫にしてみれば 「ああ 気づかれてしまった」と 察しを付けるのだろう アフ...
言葉には意味が込められている だから 文字に 形と意味が同居している 意味が込められていなければ ただの形なのである 信号機の赤色には 「停まれ」という意味が込められている 赤色と「停まれ」は 二重に存在しているということになるが 赤色は信号機に宿り 「停まれ」はそれを見て...
「雨」は 嫌なものであり ありがたく嬉しいものである 愉しみにしていた遠足の日の雨は 哀しく 嫌なものであるが 日照り続きの後の雨は 恵みの雨である 時間も長いものであり 短いものである この時間の長い短いは 2点の時間の長さを表現するのであるが 意識は「今」という時間しか...
痛いゆえに痛み在り 痛みという存在は どこから来るのか? 痛みとは何ものか? 痛みはどこへ行くのか? 「痛み」は生きているというのと同様に 「痛み」は状態としての存在である 「思う」というのも同様である 意識の状態に言葉があてがわれている だから 「痛い」という状態にも 「...
現実的でないことを 机上の論理ということがある そうはいっても 正しい論理も机上から生まれている 論理は机上で生まれ 机上から離れて実践され 上手くいけば 正しい論理と言われるのである 実践されないから 机上の論理ということなのだろう 夢のような車を机上で設計できても これ...
能力が切り開く世界がある 物語を読み その世界に引き込まれる 物語を読む能力がなくては 浸れない世界である 字を読めない子供が しきりに本を読んでとせがむ そんな子供も 言葉を聞くことが出来れば その本の物語に浸ることが出来るのである 視覚的な美の世界 聴覚的な美の世界があ...
桜の花言葉は 「精神の美」「優美な女性」だという スズランのそれは 「再び幸せが訪れる」「純粋」「謙虚」だという ひまわりでは 「あなただけを見つめる」「愛慕」「礼拝」 ひめゆりでは 「誇り」というのがあるらしい 今の時代では こうした花言葉を 検索で知ることが出来るので便...
池の水の量を一定に保つためには 供給量と 排出量が同じである必要がある たとえば 供給する現象に対して 排出する現象が反応して 供給が増えれば排出を増やし 供給が減れば排出を減らせばよい このような反応があると 供給量の変化という原因が 排出量の変化という結果をもたらし こ...
池に 水道から水を入れ ポンプで池の水を汲みだす 入れる量と 排出する量が同じであれば 池の水は一定だ この一定を保つためには 入れる量が増えたら 出す量を増やす必要がある また 出す量が減ったら 入れる量を減らる必要がある 入れる側と 出す側は それぞれ別々の現象であるが...
平衡状態にある 複数の現象は それぞれが原因でもあり結果でもあり 原因でもなければ結果でもないように見える たとえば 太陽の周りをまわる地球の速度と重力 速度が原因で重力が決まっているのではなく 重力が原因で速度が決まっているのでもない しかし その重力でその速度が良いので...
様々な存在が寄せ集まり 不均一な平衡状態が維持されている 私もそんな平衡状態として維持されている 身体も精神も そんな平衡状態を維持するための部分だ 心臓も肝臓も 脳みそも手足も そんな平衡状態を維持するための部分だ 何かが欠けると たちまち平衡は崩れ 私という状態も消え失...
半透膜を挟んだ水溶液の間には ショ糖濃度の差が浸透圧の差となり 水溶液の高さに差が生まれる この様に 半透膜の性質(水は通すがショ糖は通さない)が 不均一な平衡状態を作り出すことが出来る 同時的な平衡状態が 半透膜により維持される 炭素と水素や酸素の結合も 有機化合物と水や...
血糖値は 能動的に制御されながら 平衡を保っている 血糖値が上がると インスリンが分泌され 血液から糖の回収がはかられ 血糖値が下がると グルカゴンが分泌され 血液へ糖の供給が促される このようなホメオスタシスにより 血糖値は適正値を維持しているのが通常であるが 飢餓状態で...
半透膜を挟んだ二つ入れ物の片方に水を入れると 半透膜を水が通過して もう一方の入れ物の水の高さも 始めに水を入れた方と同じ高さになる ところが 半透膜を通らないしょ糖を溶かした水を入れると 水はもう一方の入れ物に流れるけれど しょ糖は流れない このため しょ糖の濃度差が二つ...
不均一な存在は 均一な平衡状態へと遷移してゆく 不均一が存在していても それを取り巻く不均一との相互作用で 暫定的な平衡状態が保たれることがある 川の流れも そんな平衡状態だ 重力が 水と空気を分離する このような重力により 川の水は少しでも低い方へと流れゆく そんな流れが...
葉緑体のカルビン回路 ミトコンドリアのTCA回路 いくつかの酵素が群となり 特定の機能を実践している カルビン回路では 炭素の固定が行われ TCA回路では 炭素化合物の代謝が行われている このような酵素群を形成する 酵素と別の酵素の関係性は それぞれの回路形成に必要不可欠な...
不均一が世界に充満し 平衡状態を保ちつつ遷移している 不均一なる存在が 互いに制御し合いながら 平衡状態を維持している その制御が崩れると 別の平衡状態へと移行する 不均一な平衡状態が 世界に 社会に充満している この平衡状態を崩す原因は 不均一の危うさにあるのだから 不均...
不均一が生じている たとえば プラスの帯電と マイナスの帯電 たとえば 温度の差 圧力の差 質量差 速度の差 このような不均一の上に 生じている平衡状態がある 原子や分子の構造も 太陽系も 不均一が常態化しながら維持されている このような不均一な秩序は 同質ではないがゆえに...
昨日までも私の記憶を失うと 私は 新しい私となるのだろうか? 私は 私の記憶により維持されている きっと その記憶の維持に 身体が貢献しているにちがいないのだろうが その詳細を 私は知らない 私の身体の奥深くで行われているであろう 様々な現象のひとつひとつについて 私は知ら...
摂氏ゼロ度の水は 氷になるべきか 水のままでいるべきか とても悩ましい状態だ そこに 塩がまかれると 凝固点降下が起こり 水のままでいる水分子が増えてくる この塩のように 悩ましい状態にあるところに ちょっとした出来事があると 結果をおおきく左右することになる 人間は いつ...
皆同じような顔をして 皆で同じようなことをしている きっと 同じようなことを感じ 同じようなことを考えているのだろう 人間にはそれぞれ個性があるが それ以上に 皆同じようにできている なぜ 同じようなものが たくさん生まれ たくさん成長し たくさん存在してるのか? 同じよう...
孤島に流れ着いたロビンソン・クルーソーの言葉は 海のかなたにまでは届かない 「助けてくれ」という言葉が誰にも届かないと それを発した人は絶望し悲嘆にくれることになる 反応されることで 生きる可能性が高まる行動は 進化の過程で選択され踏襲されてゆく 反応されるということは 反...
インスリンを出す組織と インスリンを受け取る組織で 同じ目的を共有しているので インスリンを出す意義と インスリンを受け取る意義が成立している 血糖値を適正値で維持するために インスリンを出す組織と インスリンを受け取る組織が協調している このような インスリンと 血糖値と...
「美しい」という言葉がAから発せられ 「美しい」という言葉がBに達すると 「美しい」がAからBに運ばれる 運ばれるのは 「美しい」という物質的な音であったり文字だけではなく 美しいバラの花のイメージであったり 美しい異性のイメージであったり 美しい夕焼けの空のイメージであっ...
言葉には 人間を制御する力がある 逆に 人間には 言葉を制御する力がある 人間も 言葉も 制御されながら 秩序を保ち その秩序が 制御する能力を維持している それと同時に その秩序が 制御される能力を用意している 制御し 制御される能力 この両義的能力が調和的関係を構築して...
気温は 空気中の物質の動きだという だから 圧力が高くなると 気温は高くなる傾向にある だから 標高が高いと 気温は低くなる傾向にある 月のような小さな天体では 重力は小さく 気温は低く 太陽のような大きな天体では 重力が強く 気温も高くなる傾向にある 重力による 気温の制...
ここの天気を主体とすると あそこの天気は外部となる 中部地方の天気を主体とすると 九州地方の天気は外部であり 台風が発生する南の海はもっと外部に位置する その南の海で発生した台風が やがて 個々の天気を巻き込み 荒天をもたらす 主体は 外部により制御されている この制御に抗...