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ルアーなお金たち、言葉たち、命たち https://catsdoodle.muragon.com/

ルアーは刺激と反応の連鎖をもたらす二律同梱の象徴。システムは二律同梱の集積による予定調和世界。

ゴルフができない冬場の楽しみに、気軽にいたずら書きを楽しみます。

キャッツドードル
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住所
原村
出身
諏訪市
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2018/01/10

  • 予定と実践:向目的的連帯により発生する義務について

    火力発電所では 電気を発生させるという目的の下に 火が燃え盛り 水が蒸発し タービンが回り 磁石が回る これらの現象は それぞれ個別に実践されることもあるが バラバラに実践されている状態では 火で電気を発生させることはない 目的のある現象は 他の現象と連帯しながら存在してい...

  • 予定と実践:能動的必然や能動的蓋然

    火力発電所では 火が燃え盛ると電気が生まれる 火が燃えるという原因と 電気が生まれるという結果の間に 火力発電所の設備があり 必然性がある 火には 水を水蒸気に変える性質があり 水蒸気には空中を上昇してゆく性質がある 風車の様なタービンには 上昇してゆく水蒸気により回る性質...

  • 予定と実践:恋の始まり

    恋に憧れているうちは 恋は始まらない 恋に不満を持ちはじめ 恋が始まる 憧れは 思ったがごとく揺らめく しかし 実践するとなると 思うようにはならないから 不満が顕れる 兎にも角にも 予定通りに行けば幸せで 予定通りにならないと不満である 幸せでいればよいのだけれど 不満が...

  • 予定と実践:中心の周りをぐるぐる回る

    生まれ 成長し 年老い 死んでゆく 私は そんな予定された運命の中に在る 私が創った予定ではない それだから 何時までも若々しく元気でいたくとも そうもいかない そもそも もっと物覚えの良い頭と もっと機敏に動く身体と 誰もがうらやむような容姿を持って生まれたかった 私の意...

  • 予定と実践:連なった円弧を描くメリーゴーランドの馬車馬

    予定と実践の間には 様々な連なりがある レコード盤や 音楽CDには それぞれに楽曲が刻まれているが レコード盤やCDだけでは音は出ない レコード盤はレコードプレイヤーで回し 針を落とさなければならないし CDもCDプレイヤーに入れて 再生ボタンを押さなければ 音にならない ...

  • 予定と実践:恩恵という目的

    能動的活動は エネルギーの供給なくして継続できない そのために 植物は太陽光エネルギーを有機物に吸収する 動物は他の生物を食らい その有機物からエネルギーを得る 恩恵としてのエネルギーを得るため 植物も動物も様々な工夫を凝らし エネルギーを消費し 消費したエネルギー以上のエ...

  • 予定と実践:循環の中の存在価値

    予定されていたものが実践され この実践により 予定としての存在に恩恵をもたらすと そこに循環が生まれ 永遠への存続として輪廻を始める DNAとして存在している生命の予定が実践され その実践によりDNAが複製され 予定が増幅してゆく すると 予定の実践も増幅し より多くの予定...

  • 予定と実践:予定と実践と幸福の分離について

    人間社会では 言葉に従うことにより 予定を実践することに連なっているところがある 幸せが訪れるように予定が組まれ 予定通りに実践されると幸せが生じるということならば 幸せは 予定を設けた人の幸せであり 予定を実践した人の幸せとは限らないということになる 言葉を介するからであ...

  • 予定と実践:幸せを感じるということについて

    ゴルフのティーショット スウィングを始めると 途中で 「あ 止めよう」と思っても スウィングは止まらずに ボールを打ってしまう 意識と身体は 完全には一致してくれない 右手を動かそうと思えば 右手が動き 左手を動かそうと思えば 左手が動くといったように 大体において 意識と...

  • 予定と実践:予定世界と実践世界の相互反応

    設計図は製品の予定であり 製造された製品は その予定が実践された存在である 夏休みの宿題をこなしてゆく予定表は予定であり 実施された宿題が実践された存在である 予定と実践は 時空を別にして存在しているが 相同なものとして扱われるところがある 生命でいえば 遺伝子と生体は異な...

  • 予定と実践:性質を維持している内在

    「春になったら花を咲かせる」 桜はこのように決めているらしい 「気温が下がれば氷になる」 水はこのように決めているらしい 性質というものは それぞれの決め事の様なものである しかし 決めればすべて性質になるわけではない 性質は実践を伴うのである いい人になろうと決めても い...

  • 予定と実践:目指すべき恒常状態の遷移

    水を急速に冷やすと氷になるような 定常状態から次の定常状態への移行期は 水という存在と 氷という存在が混在することになる 定常状態と同じように 予定と実践がうまくいっている恒常状態では 安定した状態が続いているのだが 幼虫が蛹になり 蛹が蝶になるような 恒常状態から次の恒常...

  • 予定と実践:狭い道と広い道

    恒常を予定した反応が引き起こされ 恒常が実践に移される この予定と実践の繰り返しの中で 与えられた条件に その予定が実践可能であるや否や 実践可能であるとしたら その予定が持続可能的であるや否やが問われることになる 実践可能であり 持続可能性も高いということになると 適応的...

  • 反応と恒常:恒常を維持する条件を整える技術

    地球の公転のように 同じことを繰り返す現象は 時間軸の経過の中で 消滅することなく 持続してゆく 生命も このような現象を目指し 活動している 反応が繰り返され 恒常が維持される 同じことを繰り返すことが出来るという性質が 地球の公転や 生命現象を維持させているのである 元...

  • 反応と恒常:恩恵がもたらす帰納的決定

    ブドウを見ると おいしそうだと思う 石を見ても おいしそうとも まずそうとも思わない 石は食べるものではないからである ブドウは食べるもので 石は食べるものではないと決定されているらしい この決定に従い 私は ブドウを見ると食べてみたくなり 石を見ても 食べたいとも食べたく...

  • 反応と恒常:「美しい」と「醜い」の違いについて

    私の右足の親指を動かそうとするときと 私の左足の親指を動かそうとするときとで 私の意識は異なっている この違いを 私は言葉にできない 動かそうとするとき 極端に言うと 「右足」とか「左足」とかいう言葉は 私の意識の中に無い 言葉をあまり意識することなく 私は 私の右足の親指...

  • 反応と恒常:反応の連鎖が作り出す恒常

    登校してゆく小学生に 「おはよう」と声掛けしても 元気に「おはよう」と返してくれる子は それほど多くない 私にも覚えがある 子供の頃 知らない人に声掛けされても 天真爛漫に「おはようございます」と 元気に返すことなど とても気恥ずかしくてできるものではなかった この気恥ずか...

  • 反応と恒常:連なってゆくということ

    右足の親指を動かそうと思うことが出来る そして その通りに 自分の右足の親指を動かすことが出来る 右足の親指を動かそうと思うことは 右足の親指を動かさないまま実践することが出来る だから 自分の右足の親指ではなく 向かい合っている他人の親指を動かそうと思うこともできる しか...

  • 反応と恒常:平凡への適応戦略

    私の意識の中に 「赤信号では停車する」という法則が機能している この法則の有用性は 赤信号でも車で交差点内に入る危険性を考えると すぐにわかる 生きる機会を喪失する危険から身を守る有用性である 生存の有用性といえるだろう ダーウィンの自然選択説に従い 「赤信号では停車する」...

  • 反応と恒常:自分自身に宿った法則を順守するということ

    モンシロチョウの幼虫は キャベツなどのアブラナ科の植物を食べるけれど モンキチョウの幼虫は クローバーなどのマメ科の植物を食べ キャベツなどには目もくれない 葉っぱなら何でも食べるというのではないらしい これは 栄養というより 植物の作り出す毒のためであるという 毒というと...

  • 反応と恒常:反応する精神の躍動

    晴れ晴れとした風もない日に 縁側でのんびりとした気分に浸るのは 幸せな時間である 土砂降りの嵐の日に 何ができる訳でもなくのんびりするのは どこか物寂しい 同じのんびりなのに この違いがあるのは 晴れ晴れした日ののんびりは能動的で 嵐の日ののんびりは受動的だからなのだろう ...

  • 反応と恒常:精神の従属性について

    精神は 空間に反応し続けている 安定した恒常的な空間に反応している精神は やすらかで 不安定で劇的に変動する空間に反応する精神は 研ぎ澄まされ過敏になっている 精神は 他者の精神にも反応し続けている そして 安定した恒常的な精神に反応している精神は やすらかで 不安定で劇的...

  • 反応と恒常:精神による空間への挑戦

    「踊る大捜査線」という映画の有名なセリフに 「事件は会議室で起きているんじゃない 現場で起きているんだ」というのがある 精神が作り出す会議室の世界でも 肉体的空間の制約をうけている しかしその制約は 身体的空間が催す制限の全てではない 意識に登っている制約だけが 会議室の...

  • 反応と恒常:時間から離脱しようとする意志無き意志

    動きや状態は 時間の経過の中に存在する しかし 「動き」や「状態」という言葉は 時間の中で ドンと構え動きはしない 言葉には どこか時間から離脱しようとする意志を感じる 時間の流れの中で 万物を流転させる力から逃れ 同一を保とうとする意志である そこに永遠を観ようとする意志...

  • 反応と恒常:精神と身体の間の葛藤と恒常

    会議室で 様々な会議が催され それぞれの会議ごとに 異なった世界が議論される 会社の会議室ならば 会社にかかわることがほとんどなのだろうが ホテルの会議室などでは 様々な団体が利用することから 議論される世界は 政治的なものやら 経済的なものやら 学術的なものやら 宗教的な...

  • 反応と恒常:義務が存在を創造する

    テレビを見ている時 あるいは 映画を見ている時 私の身体はここに居ながら 私の精神はここから離れ 画面の中に引き込まれてゆく 本を読んでいる時も同じである 私の精神は 身体から離れ 創造された時空を漂う 私の視神経は 眼球に入ってきた光の波長に対して 決められたとおりに反応...

  • 反応と恒常:定型性が高い反応について

    朝になると東の空から昇ってくる太陽を見て 「太陽がでた」とつぶやいてみる この時 実物の太陽と 言葉の「太陽」とが 私の頭の中で同じものとなっている いや 私が あるいは世間が 同じものにしているのである 実物の太陽も 言葉の「太陽」も 私の外で不変的存在として持続している...

  • 反応と恒常:反応の共益を重ねる自己組織化

    より不変的な存在に対する反応は より持続性の高い現象となる より定型的な反応は より持続性が高い現象となる 不変的な存在に対する より頻繁な定型的反応は不変性を高くする それと同時に 定型の揺らぎを増幅させ得る 定型的反応は これを阻害する要因を排除する反応と共益すると よ...

  • 時間と存在:ホメオスタシスの維持と破壊

    工場では 同じことを繰り返すために 様々な管理が施行されている 管理の下の恒常である 工場のひとつひとつの工程は 他の工程などにより制御されているが 工場全体とすれば 自律的に管理されている こうした 相互管理をしながら 全体の恒常性を保つ総体が システムと呼ばれている む...

  • 時間と存在:時間を超えてゆく強さについて

    人間関係が存在している この存在の間に 様々な言葉が行き交う 嘘もあれば 真もある 真っ白な衣装で結婚した二人の間にも やがて黒い影が差し 離婚ともなれば 互いに真っ黒な心で向かい合うことになる 相手を思いやる言葉は 嘘であっても純白の装いを感じる 相手をやり込める言葉は ...

  • 時間と存在:ちっぽけな時間に息づく悠久の時間たち

    私が生きている時間は とてもちっぽけな時間なのだろう このちっぽけな時間に 私は生を受けた 私は 突如として生まれたのであるが 私の存在は それ以前から続く系譜に連なっている 古くは40億年前にも遡るのだろう 私は突如として生まれたのであるが 唐突に生まれて来たのではない ...

  • 時間と存在:人間の人間による人間のための言語

    人間の言葉は 人間による 人間のためのものであるので 人間以外の存在には あまり頓着しないところがある 国民の 国民による 国民のための政治が 自国第一主義的色彩を帯びやすいのと同じである だから 人間の言葉の世界には 人間を上に置くところがあり 人間を霊長類というように呼...

  • 時間と存在:存在は制限の中に在る

    時間の断面の一点に 今の私がいる空間がある この時空の一点は 私であることもでき あなたであることもでき 木であることもできたが 今は私がいる 空気であったり 海であったりもすることが出来ただろう やがては 月であったり 火星であったり 太陽であることもできるのだろう この...

  • 時間と存在:改心の前後の同一性について

    極悪人であっても 心を入れ替えて何年かすれば 以前とは異なる真っ当な人間となることもできよう しかし 何年か前の昔の行いを記憶し そのことを持ち出す人に出会い 昔のことを揶揄されることを避けられない ここにセテウスの船と同じような 同一性のパラドックスが存在する 心が入れ替...

  • 時間と存在:同一性パラドックスとしてのセテウスの船

    セテウスの船というパラドックスがある 船の部品を少しづつ新しいものに変えてゆき 全ての部品が新しいものに換えられた時 その船は元の船と同一か? また 取り換えられた古い部品で 船を作った時 どちらが元の船と同じであるのか? このパラドックスの話の中で 3つの船がでてくる 一...

  • 時間と存在:法律と常識の近接と乖離

    制限速度でのろのろ走っている車がいると イライラしてしまうことがある ほとんどの車は 制限速度をちょっと超えたくらいのスピードで走っている それが常識である 制限速度で走ると こうした常識的な車の妨げになる迷惑行為に 思われてしまうのである この常識があるからなのだろうか ...

  • 時間と存在:真偽を超越した言葉の能動的実践について

    「真実を語る」という言葉もあれば 「噓を語る」をいう言葉もある 「言葉は嘘をつくけれど 瞳は嘘をつかない」という言葉もあれば 「あの瞳に騙された」という言葉もある 矛盾している言葉が存在しているが それに何の不思議も感じない 言葉は矛盾を超越して存在しているのである ある...

  • 時間と存在:「ありがとう」の存在様式

    「ありがとう」は 辞書の中に在るだけではなく 人々の間の意識に登り 「ありがとう」の言葉として機能している 文字になったり 音になったり 意識になったりしながら 「ありがとう」は流転しているのである この流転のなかで 「ありがとう」は 空間的に点在しているのであるが 時間の...

  • 時間と存在:同じ様に流転する存在

    万物は流転する この事実において その中で変わらない存在は 変わらないのではなく 同じ流転を繰り返しているから 変わらないように見えるだけである どっしりと動かない鉄の塊も その内部で 電子がせわしなく動き回っている 原子核も振動しているらしい 座禅僧も 動かぬようでいて ...

  • 時間と存在:”自分”の適応戦略により現れる調和

    ”自分”を持っていなければ情けないという 確かに コロコロ変わってしまうような”自分”では どこか心もとない しかしながら 面と向かう人にあわせて コロコロ変わってしまう自分がいるのだから 困ってしまう それでも コロコロ変わる”自分”の奥底に芯があり その芯は不変で確立さ...

  • 時間と存在:記憶の自然選択により形成される自己

    忘れられない過去の記憶があり 忘れてもらいたい過去の記憶もある 賞賛される過去の記憶は 未来への飛躍へと連なり 卑下される過去の記憶は 未来への足かせとなる 過去は 断ち切りたくもあり また 断ち切りがたき存在として 記憶の中を浮沈する こうした過去の記憶のなかから 淘汰選...

  • 時間と存在:記憶のアンカーとしての言葉

    今は 存在の断片であり 言葉があらわそうとする意味は これらの断片をつなぎ合わせた総和である だから 言葉にはいくつもの意味を醸し出す 「リンゴ」には 赤い色も 黄緑のものもあり 酸っぱさや 甘さもある 皮をナイフで向くときの音までも 「リンゴ」には宿している 「リンゴ」と...

  • 時間と存在:恨むことで得られる恵たち

    過去の恨みを断ち切れば 報復の連鎖から逃れるだろうに 意識は 過去の記憶を大切に守り続ける この 恨む記憶があることで 恨まれないように心がける心が 人の心に宿っているのだろう 人間は 恨むことがなければ 優しい心も育たなかったかもしれない 恨むことにより 恨む原因となった...

  • 時間と存在:断面としての言語と私

    言葉は行き交うことで 存在している 行き交うことをやめた言語は 忘れられた言語となり その存在基盤を失う 行き交うことで 言葉はその意味するものと交わり その意味する者の代役をこなす 「太陽」という言葉は 太陽から出る光を受けた視覚と 意識の中で交わり その同一性を擬制され...

  • 時間と存在:因果律の循環としての生命

    様々な存在が それぞれに固有の原因と結果で連なりながら 時間を貫き続けている 言い方を変えると それぞれに固有の因果律が能動的に連なり 時間軸の中で繰り返されると 存在が存在として存在することになる モンシロチョウが スジグロシロチョウではなく モンシロチョウとして存在して...

  • 時間と存在:モナドとしてのモンシロチョウ

    モンシロチョウは 卵も幼虫も蛹も成虫も モンシロチョウであり その成虫が産んだ卵もモンシロチョウである このように モンシロチョウは 時間を貫きながら存在している 今 タンポポの花にとまり 蜜を吸っているモンシロチョウは こうした時間を貫くモンシロチョウ全体の 一部であり ...

  • 時間と存在:時間を貫く動きの中で

    太陽系の惑星の位置関係は 刻一刻と変わり続けている 来し方行く末に 全く同じ位置関係が成立したことはあるのだろうか? 無限の時間の中で およそ同じ位置になることはあるのだろうが 日食や月食という3つの天体の位置関係が 同じ位置関係になることもめったにないのだから 太陽系の惑...

  • 言葉と意識:重層化してゆく循環たち

    太陽の周りを 地球が回り続けている その地球の周りを 月が回り続けている それぞれ回り続ける理由は 重力と遠心力のバランスが取れているということであり 目的因がない 偶然に 循環が成立し 継続している最中が今なのである この無目的な循環が原因となり 四季が現れ 潮の満ち引き...

  • 言葉と意識:イカロスの翼

    時間が存在するということは 変わりゆくということであり 万物が流転しながら 同じではなくなってゆく そのなかで 意識は動きながらも 同じことを繰り返す 食事 睡眠 日々のルーティン 意識にも循環があり その中心に 地球の公転における太陽のような存在がある様な気がしてくる そ...

  • 言葉と意識:懸命に生きている存在

    傘を盗られないようにする為には 傘の柄に 「神は見ている」と 書けばよいと聞いたことがある 人様の傘を手に取ろうとしたときに 「神は見ている」という言葉を見ると 手を戻したくなるようならば その人の心に「神」は生きているのである そして その人がその心を押し留め その傘に手...

  • 言葉と意識:信ずるに足らなければならない

    言葉は そもそもが嘘である 嘘であることを 努力に努力を重ねて 本当のように仕立てている 本当であると信じられるように 言葉に工夫が凝らされ 信じることで 言葉は 嘘の汚れを落とし 真実の鎧をまとうのである だから 日々の会話の中で繰り返され 信じさせ 信じられる言葉は強い...

  • 言葉と意識:民法も親権も変わってゆく

    よほどのことがない限り この国会で民法が改正され 共同親権が制度化されるらしい あわせて この法改正により 親権は 子が服しなければななないものから 親の義務になるようである 子の利益のために 親が果たすべき義務が親権になるのである 民法においても 子は 親にとって重荷とし...

  • 言葉と意識:灯に集うということ

    言葉が 意識の中に法を作り その法面を乗り越えようとする感情や本能を 堰き止めている そうして 言葉の檻ができあがる この檻の中で 不自由を感じながら 言葉を愛でる 言葉がもたらす 恩恵を祈り 恩恵に感謝する 文明は こうして 人の命を明るく照らしている その灯に 人は集ま...

  • 言葉と意識:永遠の中を生きる意義

    死ぬと 桜の花を見ることが出来なくなる 死んだことがないので 上の言葉の真偽を実感したことはないのだが 視覚が生きているがゆえに働いている機能であるならば 死ねば 視覚が機能しなくなり 桜の花も見えなくなることは 必然な出来事である 鏡に映った桜は 鏡が割れると無に帰するの...

  • 言葉と意識:「今」に存在する本物

    どんなに長く生きて来ようとも 今しかなく 過去は消えてしまった そして死は いつでも未来に待ち構えている だから どれほど生きてきても いつでも 死に臨み 残された時間を思うことになる 残された時間を 長いと思ったり 短いと思ったり ありがたかったり 恨めしかったりする 何...

  • 言葉と意識:同じ樹に同じ花が咲くということ

    満開の桜の枝に無数の花が咲いている そのどれもこれもが 同じ花の形をしている ほんの微細な違いはあるのだろうが 同じように花芽を膨らめ 同じように花を開き そして 同じように花びらを散らしてゆく 言ってしまえば この同一物たる桜の花の大量生産は あたかも工場の様である こち...

  • 言葉と意識:「3」のエラン・ビタール

    1+2=3である 3=5-2である よって 1+2=5-2である 3をいろいろに表現できるということである 1+2や5-2はむろん 103-100も3である 1003-1000も 105-102も3である 表現される形は違っても みな3である 3は 無限に異なる表現を持って...

  • 言葉と意識:言葉を愛するということ

    人間には 言葉を愛する才能に恵まれているらしい 言葉に魅せられ 言葉を求め その言葉に服従し 言葉を発して 言葉を賛美する 時に 自己愛よりも 言葉への愛が強くもなるらしい 自らの気持ちと裏腹な言葉にさえ 自らを曲げても 従うことがあるのである 愛するもののために 自らを犠...

  • 言葉と意識:不同の同を生きる

    ある日 イタチがタヌキになった そのタヌキは しばらくタヌキとして生きていたのだが ある日 再びイタチに戻った こんなことをこのイタチタヌキは繰り返していた この繰り返しには周期があるようで 春に イタチはタヌキとなり 秋に タヌキはイタチになるのであった だから 夏にはイ...

  • 言葉と意識:異なるものを同じとすることの意義

    異なるものを同じとすることで 異なるものを 同じものとして連ねることが出来る そして この連なりが円環を描くと 循環が始まる 循環が始まると 循環している間 その同じものは存在し続けることになる 生きた化石と称される生き物は 昔生きていた個体とは異なる個体でありながら 同じ...

  • 言葉と意識:痕跡から過去を見出す

    過去の記憶は 記憶であり過去ではない しかし その記憶にしか過去はない だから その記憶を過去ということにしなければ 過去は何もなくなってしまう 過去=過去の記憶 これも異なる存在を同じものとする 同一化擬制の賜物である この擬制により アンモナイトの化石は 生きていない「...

  • 言葉と意識:鏡の中の顔に化粧を施す

    言葉は 鏡に映った虚像のようなものである そのような言葉の中に真実を見出そうとする意識が存在している 鏡に映った私の中に真実がある探すのである 本物は本物として 鏡の中にも真実を見出すのである そして それに手足が協力する 言葉に真実を見出した意識が手足を動かし 現実を言葉...

  • 言葉と意識:同一化擬制という物まね

    鏡の中の私は 私ではないが私である 私は一人であるが 鏡に映った私は 鏡の数だけ増えることが出来る 同じように ひとつの言葉が 聞く耳の数だけ 増えてゆくことが出来る 一つの太陽が それを見る目の数だけ 増えてゆくことが出来る 意識は鏡のような存在である 様々な存在を集め ...

  • 言葉と意識:同じでないものが同じである

    視覚などの感覚擬制や 言葉をあてがう言語擬制の様な同一化擬制は 生命のセントラルドグマにおいても成立している DNA塩基配列が アミノ酸を擬制しているのである 業務マニュアルが 実践する業務と同一でなければならないのも 同一化擬制に他ならない 同じでないものを 同じであると...

  • 言葉と意識:2つのconstructive identification

    言葉は その対象と同一なものとみなされることにより 成立している 視覚も その対象と同一なものとみなされることにより 成立している この2つの同一化の擬制により 見られている太陽と 「太陽」という言葉が同一なものとみなされる 外に在る太陽=意識の中に在る太陽 意識の中に在る...

  • 言葉と意識:言葉が課す盲従と盲信の義務

    言葉とその対象は 同じものとして扱われる 同じものとして扱われなければ 言葉は その対象ではなくなり 根無し草となり 恣意性を取り戻し 意味をなさなくなる この「同じものでなければならない」という義務において 言葉は意味を成し 会話が成立している 意識ひとつ太陽を得て暖かし...

  • 言葉と意識:意見の集約をし調和を目指す権力

    言葉が通じ合って その意味を分かり合っても 同意し 調和することが出来ないことがある 赤信号は「停まる」で 青信号は「進む」であるが 黄信号は 「急げ」であったり 「とどまれ」であったりする 意見が割れた時 誰かの意見に統一されると 調和が成立するが 意見が分かれたままでは...

  • 言葉と意識:言葉を交わし合うということ

    顔の表情から その人の気持ちを察するのと同じように 言葉から その言葉の意味を察している 言ってみれば 言葉には表情がある この表情を創るのがうまい人は 作文がうまい人であり この表情を読み解くのがうまい人は よく意を解する人である 何かを伝えようと いくら目配せをしても ...

  • 言葉と意識:察する能力が世界を動かす

    猫が目を見開いて 地面を這うように匍匐前進していると 「何か獲物を狙っているのかな」と察しが付く 狙われている側の被食者が この姿を見たら 慌てて逃げだすのだろう こうして まんまと獲物に逃げられた猫にしてみれば 「ああ 気づかれてしまった」と 察しを付けるのだろう アフ...

  • 言葉と意識:存在の不存在

    言葉には意味が込められている だから 文字に 形と意味が同居している 意味が込められていなければ ただの形なのである 信号機の赤色には 「停まれ」という意味が込められている 赤色と「停まれ」は 二重に存在しているということになるが 赤色は信号機に宿り 「停まれ」はそれを見て...

  • 言葉と意識:記憶が感性に影響して循環を制御する

    「雨」は 嫌なものであり ありがたく嬉しいものである 愉しみにしていた遠足の日の雨は 哀しく 嫌なものであるが 日照り続きの後の雨は 恵みの雨である 時間も長いものであり 短いものである この時間の長い短いは 2点の時間の長さを表現するのであるが 意識は「今」という時間しか...

  • 言葉と意識:痛いゆえに痛み在り

    痛いゆえに痛み在り 痛みという存在は どこから来るのか? 痛みとは何ものか? 痛みはどこへ行くのか? 「痛み」は生きているというのと同様に 「痛み」は状態としての存在である 「思う」というのも同様である 意識の状態に言葉があてがわれている だから 「痛い」という状態にも 「...

  • 言葉と意識:妄想の循環と能力の循環

    現実的でないことを 机上の論理ということがある そうはいっても 正しい論理も机上から生まれている 論理は机上で生まれ 机上から離れて実践され 上手くいけば 正しい論理と言われるのである 実践されないから 机上の論理ということなのだろう 夢のような車を机上で設計できても これ...

  • 言葉と意識:能力に依存した世界創造

    能力が切り開く世界がある 物語を読み その世界に引き込まれる 物語を読む能力がなくては 浸れない世界である 字を読めない子供が しきりに本を読んでとせがむ そんな子供も 言葉を聞くことが出来れば その本の物語に浸ることが出来るのである 視覚的な美の世界 聴覚的な美の世界があ...

  • 言葉と意識:怠け者さえ憧れる世界の広がりについて

    桜の花言葉は 「精神の美」「優美な女性」だという スズランのそれは 「再び幸せが訪れる」「純粋」「謙虚」だという ひまわりでは 「あなただけを見つめる」「愛慕」「礼拝」 ひめゆりでは 「誇り」というのがあるらしい 今の時代では こうした花言葉を 検索で知ることが出来るので便...

  • 言葉と意識:尊厳を生む予定調和

    「肉体疲労」という言葉は 疲れているわけではなく 筋肉痛があるわけでもないので 疲れていなくても「肉体疲労」と発語できる しかし 本物の「肉体疲労」では 疲れた感覚や 筋肉苦痛を伴い ひどい場合には 「肉体疲労」などと発語する発語する余裕もなくなる それに 「肉体疲労」とい...

  • 言葉と意識:浮雲のように遷りゆく景色

    空を眺め 「雲が浮いている」という言葉を思い立つことがある こうした時でも 目を閉じると浮いていた雲は消え失せる また目を開けると 「雲が浮いている」という意識が回復する 空に雲が浮いている間にも 言葉の「雲」も 意識の「雲」も 在れば在り 無ければ無い存在である 私次第で...

  • 言葉と意識:意識のない世界を意識する

    日本には山がある これらの山は日本の中にあるので 日本より小さく 日本の一部が山である 山は世界のあちこちに在る これらの山は日本の外にもたくさんあるので 日本よりも大きく 山の一部が日本である 意識の在り様で 言葉の意味が違ってくる 言葉を優先して 意識を無視すると 言葉...

  • 言葉と意識:言葉は意識の在り様に対する命名である

    言葉は 意識の在り様に対する命名である 「太陽」という言葉は 空に浮かぶ太陽を指していることになっているが むしろ その太陽を見ることにより生じた意識の状態を指している と言った方がわかりやすい だから キラキラ光っているお星さまのほとんどが 太陽より大きな星なのだけれど ...

  • 記憶と実践:道徳は感情の操り人形である

    記憶に感情がこびりついている 何かをなすと その結果を理性的に評価すると同時に いやむしろ それより前に 感情がその実践を評価する うれしかったり 悲しかったり 悔しかったり 憎かったり こうした感情を 理性が 良い感情なのか 悪い感情なのかと評価する この評価により 良い...

  • 記憶と実践:記憶と実践の循環システム

    正しいとされることは 誰が決めたのか? そもそも 正しいことをしなければならないと 誰が決めたのだろう 子供の頃 「大人の言うことを聞きなさい」と言われた 両親や 学校の先生の言うことは正しいものだと言い聞かされた 本当だろうか? 本当であろうが 嘘であろうが それらが本当...

  • 記憶と実践:全てを語りえる世界は存在しない

    全てを語るという事は 何も語らないという事である なぜなら 何かを語ろうとするとき 立場が顕われるからである 全ては 全ての立場でなければならず 特定の立場が顕われた時 それは全てではなくなるからである だから 全てはただ在るだけである ただ在り 「あーだ」「こーだ」と言わ...

  • 記憶と実践:好き嫌いと差別について

    感謝や 恨みの記憶が 行動に変化をもたらしている 感謝をしている人に対して優しくなり 恨みを抱いている人に対して厳しくなる 好きな人にやさしくなり 嫌いな人に厳しくなるのも 同じく 記憶による行動操作である このような記憶による行動操作において うわさやプロパガンダにより ...

  • 記憶と実践:実践は花を咲かせる種である

    後悔も 成功も 記憶の中に在る 記憶がなくなければ 「うまくやりたい」とか 「後悔したくない」とかと思わず ただ 今を実践してゆくのだろう 正しかろうが 誤りだろうが 実践された今は消えて 新しい今の中に放り込まれてしまうのである 善や徳を積んでも 全て忘れられてしまうので...

  • 記憶と実践:記憶と実践が織りなす共進化の物語

    「また 同じことを繰り返してる」 というと なんだかつまらないことをしているようにも思えるけれど 生命は 基本的に 同じことの繰り返しからできている 繰り返すべきことの記憶があって その記憶に基づいて 同じことを繰り返している 繰り返せているのは良いことで 繰り返すことが...

  • 記憶と実践:認識の能動性がもたらす自由度

    認識は 認識の対象と隔離されている 認識不足や 認識の齟齬が生じるのは この隔離があるからである そこで 何らかの実践を通じて 認識の対象にアプローチして 認識を改め続けてゆく このように 認識は 認識の対象に対して 能動的である この能動性には いくつもの方向性があり こ...

  • 記憶と実践:探し物の「ある」「なし」の派生について

    「ある」ということが 「ない」ということに対峙している 対峙しながら そのどちらもが頭の中にある そして どちらから優勢になると もう一方は「ない」ということになる 「ある」がなくなる時もあれば 「ない」がなくなる時もある 「ある」がある時もあれば 「ない」がある時もある ...

  • 記憶と実践:無分別の分別を空に思う

    東の空に「生きる」ということが掲げられ 西の空に「死ぬ」ということを飾りつけられている だから 東の空を眺めては 生きる喜びを思い 西の空を眺めては 死にゆく哀れに思いをはせる こうした状況の中では 東を見れば西に背を向け 西を向けば東に背を向けることになる 生を眺めれば死...

  • 記憶と実践:言い訳と責任転嫁と正義論と

    失敗すると言い訳をしたくなるのが人情である もっと言えば その失敗を自分以外の誰かに押し付けたくなる そこで登場するものの一つに 正義論がある 「私は正しかった それでも失敗してしまった これは 仕方がないことである」 人間には 失敗した時に言い訳できるように 正しい...

  • 記憶と実践:規律と調和を産む記憶への服従

    クラッシック音楽と ジャズの演奏の大きな違いに 自由がある 異論や例外はあるのだろうが 印象として クラッシック音楽の自由は 作曲者や指揮者に在り 演奏家にはない これに対して ジャズの演奏では 演奏者に自由がある 概して言うと クラッシック音楽では 規律が賛美され ジャズ...

  • 記憶と実践:記憶を賛美する人間の性向

    記憶を賛美しなければならない 人間にはそういう性質が備わっているらしい 記憶から導かれる予測が 未来において実現すると 「予測は正しかった」と 嬉しい気持ちになる これは一種の 記憶への賛美だろう 「こうすればうまくいくはずだ」と 考えて それを実践したところ やはりうまく...

  • 記憶と実践:自然選択というセントラルドグマ

    思考は 記憶を再編してゆく作業である ある意味 実践である しかし それは内的実践であり 外部との連なりのある実践ではない いずれにせよ 思考により 外部との関係が改変されてゆく 記憶が改変されることにより 外部との関係が改変されるのである 記憶が改変されずに 偶然に外部と...

  • 記憶と実践:手術台に乗せられた私は祈る外なかった

    記憶に佇む時間と 実践にいそしむ時間がある 記憶に佇む時間においては 脳が活発に活動し 実践にいそしむ時間においては 筋肉が活発に活動する 記憶に佇む時間においては 内部の改変が進み 実践にいそしむ時間においては 外部の改変が進んでゆく 記憶に佇みながら 実践を為し 実践を...

  • 記憶と実践:好き放題と自制の話

    万物が流転する中で 太陽も 地球も ゆっくりと崩壊している もっと早く崩壊してゆく人間にしてみれば あんまりにゆっくりなので どっしりと構えてくれているように見えるのだけれど 太陽はやがて巨大化して 地球をも飲み込んでしまうという話を聞いたことがある 地球がどっしりと構えて...

  • 記憶と実践:進歩するということ

    桜の樹が 毎年春になると 同じ花を咲かせてくれる 去年の花は散り また新しく花を咲かせてくれるから 去年とは違う花なのでけれど 姿かたちは同じ花である この違いながらも同じである花が 流転する万物の中で 再び現れるのである このような 同じ花を再現する能力において 生命は流...

  • 記憶と実践:複製する技術

    そして記憶だけが残された 実践も その時の感慨も 遠い時間として過ぎ去った その記憶をたどり 再びあの実践を取り戻そう 再びあの感慨を取り戻そう 時間の中で 記憶が維持され 断続的にその実践が現れる 一台の自動車がある この車を見よう見まねで複製することも 叶わぬことではな...

  • 記憶と実践:隠されていた激情たち

    理想と現実の間を行き来し 本音と建前の間を行き来しながら 葛藤を繰り返し 理想も現実も 本音も建前も 記憶として未来へと運ばれてゆく こうした記憶達の狭間を埋めるように 思考が右往左往を繰り返す 「こうした方が良かったのではないか」 「かりにあの時ああしていたら 今頃どう...

  • 記憶と実践:実践されない局面でも記憶は残る

    様々な社会が 様々な記憶を未来へと運んでいる 神の記憶も 未来へと運ばれている 理想としての記憶は 実践されなくても 理想として語り継がれてゆく こうした後天的記憶の外に 人間には 先天的な記憶がある 生命としての記憶である この生命としての記憶が 理想の記憶を汚しながら ...

  • 記憶と実践:記憶による世界の構築

    物質は 物質としての外 記憶としても残存している ステンレスのネジの記憶は ステンレスではない ネジでもない 記憶である しかし その記憶は ステンレスを語り ネジをも語る 記憶は 記憶そのものの存在の外に 記憶の対象をも存在させている 鏡が 鏡として存在すると同時に 鏡像...

  • 記憶と実践:流転に抗う記憶たち

    記憶が留まり続けていることに 感謝しなければならない 歯ブラシの使い方を忘れると 歯ブラシを見ても何に使うものかわからないだろう 横断歩道の渡り方を忘れてしまえば 車の往来する道路を 猫のように走り抜けようとするのかもしれない 100万円の束が落ちていても それを拾おうとも...

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