リュートの1コースにどんな弦を使うかも、かなり悩ましい、「楽器の顔」とも言うべき音の魅力を発する弦である、この13コースluteは特に弦による違いが大きく出て、選定は迷う; ガット弦はすぐ切れるので使わない、フロロカーボンでは細すぎてしまう、残る選択肢はNG弦かナイロン弦だが、ナイロンは品質に違いがあり、Pyramid製は音が鈍りすぎて使えない、Gamut製が音がくっきり鳴り、不良振動が少ない、(*原材料は繊維メーカー...
ジョン・ダウランドはリュートの低音コースにオクターヴ弦を張るのを嫌ったそうだ、確かに、彼の憂いに満ちた曲で、低音コースでいきなりoct弦が鳴ると興ざめしそうで、どんよりでも低音だけ鳴ったほうが良い、筆者もオクターヴ弦が派手に鳴るのは好きではない、*マッシモ・ロナルディによるJ.ダウランドの録音はoct弦を用いない響きである、 you tube:Massimo Lonardi - Works for Lute The Best Lute Classical Music Dowl...
O.スウィトナー:Beethoven Sym No.7(更新)
ベートーヴェン Sym No.7のLP盤はほかにカラヤン、クーベリック、ヨッフムなどいくつかあったが、このへんは割愛し1981年に飛んで、オットマール・スウィトナー指揮,SKBとする、DENONのPCM録音が音源で、カッティング技術も最高に達した頃になり、アナログ盤の最高水準とも言える、 (現在、新規に作られているアナログ盤はこの水準に達しているだろうか?)この頃はオーディオの最盛期でもあり、3ウェイ以上の大型SPに合せたHiFi...
先日も書いたように、我々世代は楽譜を見て、「タンタカタカタカ・・」と拍を細かく刻む習性がある; → 学校教育の音楽また、リュートやギターは弦を弾いたあとは余韻が消えていくだけ、それゆえレガートに「歌うように」聴かせるのは難しく、「タンタカタカタカ」になりやすい;音を良く聴いて、主旋律のほか、内声やバスの流れを表現しないといけない、ただ、バタバタ音を放り出しているだけでは、まさに支離滅裂でなんだかわか...
13コースluteは2つあるが、いずれも6コース(A)の低音はやむを得ずフロロカーボン(PVF)を張っていた、7コース以下と同じに、CD弦を張りたかったが、いずれも振動不良で使えなかった;めげずに3度目に取り寄せたところ、今度のは良好で問題なしv ついでにオクターヴ弦もNG弦からナイロン(キルシュナー)に替えた、パシャンと鳴るのが落ち着いて、弦径差も少なくなって押えやすく、一石二鳥、ところで、奥清秀氏作の13コースLut...
昭和の高齢世代が学校で受けた音楽教育は教え方も不備だし、時間も僅か、専門に学ばなきゃ不十分だった、こんなところが共通して出てくる、・1拍ずつ律儀に捉え、強拍も弱拍も同じように打ってしまう、・フレーズを捉えておらず、お経のように進んでいく、・付点リズムが取れない、付点リズムは、引き締めて緊張をもたらす所だが、まったく弛んでしまう、これが拙いと感じていない?楽器など、良い専門家につけば必ず直されるはず...
昔、ベートーヴェンのSym No.7を気に入って初めて買ったのが、アンドレ・クリュイタンスとBPOの録音で兼価盤のセラフィム盤だった、1枚しかないだけに満悦してこれを聴いていた。 録音時期からして、先のベーム盤(1958年)、フリッチャイ盤(1960年)とBPOの楽員は共通の人が多いかもしれない、あとは指揮者と録音技術によってどう変わるかが面白いところ、*クリュイタンスのNo.7の録音は1957年と表記される事があるが、この時はモ...
あまり美しくない話で恐縮;トイレの便器には溜まっている水面に沿ってリング状に黒ずんだ汚れが着く、これは尿に含まれるカルシウムなどが凝固した尿石で、ブラシで擦った程度では殆ど落ちない、2階のトイレ(筆者が清掃担当;)がそんな状態だった、 酸を使うと落ちると聞き、クエン酸の入った洗浄剤を試したが、汚れはビクともせず効果が無かった;激落ちくん 424円1階のトイレ(家内が担当)はいつも綺麗なので、何を使って...
こうしてLP盤を置いて廻す事も少なくなったが、使っているフルオートプレーヤー(DP-47F)はスタートボタンを押せばゆっくりとアームが開始位置に行き、針を降ろす、 ゆっくり椅子に戻って、程よい間で音が出だす、これはあってよい機能だと思う。先日のK.ベームと同じくDG原盤になるが、今日はフェレンツ・フリッチャイ指揮BPOの録音でBeethoven Sym No.7について、フリッチャイ盤は強音部で少し歪みが聞こえるのは惜しいが、ベ...
言い訳したり、弱音を吐いちゃだめ、 良くするために受けているのだから、出来ない事は出来るようにする・・これあるのみ。ご覧いただき、ありがとうございました。にほんブログ村...
急に小寒いほどになったが、それでも連日「記録的な気温」と発表され、金曜日からまた夏日に戻る見込み;音楽鑑賞の秋、しばらくはベートーヴェンのSym No.7の昔から最近までの演奏を順に聴いていこうと思う、初回はカール・ベーム指揮、BPO盤で、録音は1958年、うちで最も長く所持している1枚だったが、だいぶ前、中古ショップで再版盤を見つけた、盤状態は極めて良好、 DGの名録音の1つとして気に入っていた1枚で、'60年代に入...
先日のレッスンからは椅子の腰掛け方、体の姿勢からやり直す事になったが;→ もっと基礎から固め直し;技法が上手くいかない、何が原因かよく探って、策を考えないといけない、例えば「旋律がよく繋がるか」、同じ弦上を1指で押え、次が2指だとすると1指は残したままのほうが、次の場所が捉えやすい、音階練習を
予備のハードディスクに入っている不要なデータを消していたところ、小懐かしい写真があった、初めての11コースluteで、松尾淳さんに頼んだものだった、 初めてガット弦を試したのもこの楽器だったが、あまり良い反応ではなかったので、合成弦と巻弦に戻した、この楽器では教室の発表会でF.デュフォーの曲を弾いてみた。リュートを始めた頃は13コースluteがあれば、11コースの曲も弾けちゃうから要らないという考えだった、当時も...
さすがに9月よりは涼しくなったとは言え、当地の気象台は連日「過去最高気温」と発表している、 拙宅は断熱効果を高めた造りで、屋外の気温変動に対し、屋内は半日遅れの推移になる、昨夜は21時過ぎても室内は27℃(屋外湿度は96%だった!)、楽器練習は湯上がりにするし冷房,除湿しないと暑い;さて、昨日もオンラインレッスンの日だったが、左手のフォーム以前の問題で、体の姿勢が良くないので直すレッスンになった^^;普段の癖...
昔、中学の音楽の先生が一つ良い事を言った、「小さな音までよく聴きなさい」、それが音楽、確かに子供の耳に通常入るのは、TVからドンチャカ流れる音楽だった; リュートは絶対音量の小さな楽器なので、音楽に奥行きを持たせるには、弱音の方に幅を広げるしかない、幽けきpppにも集中力を注いで音楽を造る、これも重要なところで肝に命じる事である、このジーグでは最後6小節にリピートの指示があるが、2度目は弱奏にするのが良...
ピアノの場合、大抵は一家に1台で2台以上置く所は少ないと思う、お気に入りをドンと置き、あとはひたすら練習に励む!リュートの場合、場所を取らないので、複数持って、「この曲はこれで弾こう」という持ち替えが、趣きもかわって面白いところ、 過去、新入りの楽器が完成し、届く前は受け入れ準備(寸法はわかっているのでストラップを作ったり)が楽しみで、楽器の出来はどうなのか・・期待と不安があるが、良い楽器であります...
持って生まれた手というのは取っ替えようがないので、ある楽器を演奏するにも理想的だったり不利だったりする、大きさ、骨格などいろいろあり、各指の長さバランスも本当に十人十色なのである、手の皮膚に絞ってみると、皮が厚い薄いのほか、手汗のかき具合も個人差が大きい、カミさんと二男はいつも湿りぎみ、筆者と長男は乾きぎみで、遺伝的にもはっきり違いがでるようだ、 リュートを弾くにはどの状態が良いか、を考えると適度...
すっかり使わなくなったマイクスタンドだが、しっかりしているので、不燃物に出さずにいた、 前も書いたように、リュートのペグはただ廻すだけでは緩んでしまう、押し込みながら廻す必要がある、しかし、楽器を抱えた演奏姿勢のままでは、押し込みながらというのがやり辛い、ふと思いついたのが、「調弦スタンド」である、まず、マイクスタンドの上部ネジに
A.フィッシャー:Haydn Sym No.102,103&104
聴き手の一人として、演奏者とウマが合う合わないというのはあるもので・・巨匠と言われた人でも有り難く聴いたりしない;S.チェリビダッケの指揮など(時代も時代だが?)何を聴いても好ましい演奏とは逆で、ウマが合わない;いつも共感するような演奏を聴かせる指揮者では、アダム・フィッシャーがその一人である、新譜のハイドン:ロンドンセットの完結版、第4集が届いた、 アダム・フィッシャー指揮、デンマーク室内O2023年録...
今朝起きる前、「床についたけど、なかなか眠れない」という夢を見てしまった、寝ておくべき時にちっとも眠れないという・・; 毎晩、
どんな楽器をやるにしても、テクニックを習得するのは容易ではないが、手のテクニックで音楽が作られるわけではない、「ここはmfで80%くらいに強く」とか、数値化したような意識では音楽にならない、どう弾きたいか音楽像が頭にあって、それを実現すべくシンクロして手が動くもので、地道ににやっている音階など技巧練習も、その下準備である事を忘れてはいけない。 *と言いつつも、つい機械的な作業に陥ってしまう;課題曲など...
多くの動物から見れば犬や猫は非常に人間に近い、「食べる、遊ぶ、のんびり寝る」のが大好きなのは同じだし、言葉は交わせずとも、通じるところもあり、声をかければこっちの目を見て反応する、それだけで知的共存者と言える。 → ペットじゃなくてyou tube:滑り台で遊ぶ猫人のやる事をすっごく気にして、ちょっと引いたり、また見たり、猫の気持ちがよくわかる、you tube:かりんとうを・・多くの家畜やペットは人が野生種を捕え...
リュートの機能でまず重要なのが調弦のしやすさで、毎回弾く前に何本もの弦を合せる、13コースバロックluteでは24本になる; 製作の際にはペグボックスの両側に穴を開け、このようなペグ穴専用のリーマーで穴を広げる、リーマーは一定のテーパー(傾斜)がつけられており、ペグのツマミ側が太く、反対側に向けて細くなっている、よってペグの方もリーマーのテーパーにぴったり合せて作られる、木工旋盤で円柱状に削った木材をこの...
バロックluteの課題曲で順にレッスンを受けているところだが、先に進むためにも、ここで土台を立て直す必要が出てきた、左手の問題だが、手から肘にかけてのフォーム(伴って体の姿勢、楽器の構え)から、よくない癖が取れないと、限界がでてくる、目指すのは「音楽」であり、そのために行なう、当面はこれを直しつつ音階練習をする。 リュートでは、技術の修正をやりだすと弾いていた曲がまるで弾けなくなる、馴れたように弾くと...
ちょっとした事だが、案外気付かない思いつきが後々役立つことがある、 *薬の錠剤を密封してあるのはPTPシートというそうだ、いつも処方してもらっている薬はジェネリックで、毎回、一錠+半分を飲んでいるが、錠剤に半分に割る切れ込みが入っていない、シートから出したあと、ニッパーで割っていたが、真ん中で割れなかったり、砕けてしまったりする、錠剤を出す前に、シートの外からニッパーで割ったらどうかと、やってみた、軽...
LP盤は断捨離でかなり減らしたが、残してあった盤を少しずつ聴いている、言わばこういう録音もあったという過去のサンプルになるが・・ K.ベーム指揮、VPOによるこの盤は1979年と1980年録音で、もうデジタル時代に入った頃だがアナログで、DGの昔ながらのサウンドに仕上がっている、かつてはベームの堅牢なモーツァルトが良い、と評価されたと思うが、今聴くと、ずっしり剛力な弦楽に満たされ、木管の色彩感が乏しくモノトーンに...
だいぶ昔の話だが、スペインの有名なギター工房では、何本か作った楽器で出来の良いものは一級品のラベルを貼り、まあまあ使えるものには二級品のラベルを貼って売りにだしていた、工房の前は店舗になっていて、訪れた客が店頭にある楽器を試奏する、「上手いヤツだ」と認めたら、奥からとっておきの楽器を出してきてくれるとか; リュートの場合、製作工程の手間と時間から何本も作るってわけにいかない、作り始めたら必ず合格品...
A.フィッシャー、デンマーク室内O:Brahms Sym No.1
小編成orchによるブラームスのSymで、ヤニック・ネゼ=セガン、ヨーロッパ室内Oの演奏も部分的に聴いてみたが、やはり今までにない新鮮な聴きどころがあるはA.フィッシャー、デンマーク室内O盤になる、全集の最後にNo.1を聴いた、Sym No.1と言えば昔から、第1楽章始まりの序奏を「じっくり重厚に」から「サラリと爽快に」まで、指揮者によってスタイルが多様だった、you tube:フルトヴェングラー、VPO 1952you tube:O.スウィトナ...
ウェブカメラは今のところ、オンラインレッスンとオンライン発表会に使うのみだが、今までのカメラがアップになりすぎ、視界が狭く、また実際の動きに対し、画像の遅延が大きいのも感覚的に使い辛かった、 Sanwa Supply CMS-V40BK-3 6200円画面も暗く色彩が地味、買い換えたのは格安の機種だが、同じ照明で随分違って映る、Biligo 1280円程よく広角で、画質は鮮明で明るく暖色、楽器も綺麗な感じ、人の肌つやも少々若く?映って^^...
腕時計をつけなくなって久しい、以前は、駅や公共の場にはどこかに時計があるのが当り前だった、車には電波時計があるし、ケイタイにもPCにも時計があって時刻を知るのに不自由しなかった、しかしこの頃、いろんな場所の公共時計がなくなり、いつも通っている病院の待合室も、また先日、名古屋に電車で行ったが、名鉄駅構内の時計も廃止されてどこにもないのである、JRでも同じようのだが、「スマホなどの普及によリ、多く人が自分...
A.フィッシャー、デンマーク室内O:Brahms Sym No.2
だいぶ日が開いてしまったが、アダム・フィッシャーのブラームスSym全集より、今日はNo.2、これぞフィッシャーとデンマーク室内Oの演奏が映える、全体が
1日遅れとなってしまったが、中宮 彰子の発案で一条天皇に式部の「源氏物語を美しい冊子にして差し上げよう」という事になり、美しい紙を集め、書写を依頼したのちに、女房らの手で冊子が作られた、これは紫式部日記に記されている、表紙は金箔の綺羅を施した砥の粉紙のようだ、 本文の紙も料紙と呼ばれる淡い彩色を施した紙、*因みに、今は書道用品として料紙風に印刷されたこのような紙がわりとお安く買える、筆者もこれを買っ...
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リュートの1コースにどんな弦を使うかも、かなり悩ましい、「楽器の顔」とも言うべき音の魅力を発する弦である、この13コースluteは特に弦による違いが大きく出て、選定は迷う; ガット弦はすぐ切れるので使わない、フロロカーボンでは細すぎてしまう、残る選択肢はNG弦かナイロン弦だが、ナイロンは品質に違いがあり、Pyramid製は音が鈍りすぎて使えない、Gamut製が音がくっきり鳴り、不良振動が少ない、(*原材料は繊維メーカー...
今はほとんど毎日、刻みネギを食べている、最近作っていないラーメンでも、蕎麦でも共通で要る、ネギだけは冷凍できないので、切らさないようにするが、スーパーほか、ドラッグストアでも寄ったついでに買う、ドラッグストアは店によって、やたら太くて、くたびれたようなネギしかない;仕入れ先のせいか?ここでは止めて、すぐ近くの別のドラッグストアに行ったら、シャキっとして太さもちょうど良いのがあった、こういうネギは包...
リュートの愛好家さんには定例的に演奏を収録し、動画サイトに投稿するのを習慣とする人もおられるようだが、過去多数の投稿の殆どが、公開にはかなり難のある内容で、どう見ても控えたほうがよいと思う例がある、真に愛好家なら、これじゃ公開できない、というプライドがあって然りだと思うが(OKだと思うのか?)、聴いてもらうならブロ友さんや仲間内に留め、限定公開が望ましい。 youtube:Gigg anon(限定公開)PS.「アマチ...
3年前に替えた居間のエアコンがしばらく運転すると勝手に止まるようになった、点検を頼んだらガス抜けしていたとのこと、メーカーの保証期間は過ぎているが、これは欠陥なので無料で修理となった、室内機の内部をほぼそっくり取り替えた、エアコンが壊れるのは本当に突然、 2011年に一斉に取り付けた同機種のうち、3台が壊れ取り替えたが、今回壊れたのはその新しい1つである;2022年*修理後、「サービス員の対応はどうでしたか」...
昭和の頃、ある世代を境に「新人類」とよく言われた、懐かし言葉だが、いつの時代にもある事、当時の団塊世代の通念的価値観に染まらない、新しい価値観の持ち主を言う、筆者の生まれた年はその始まりあたりか?たった2つ3つ年長の人とも「合わない」と思う事があった、年長のクラギ仲間らはセゴビア、フルトヴェングラーなど有名な巨匠を神様のように評して、その頃広まりだした古楽演奏に拒否反応を示していた(その後も変わらず...
昨日もオンラインレッスンだった、下行スラーの練習結果、前回よりは多少は良くなったが、まだうまく出来なかったりする、 難題ができた、この先バロックluteを続けていく上での重要難題でもある;下行スラーを完全にできるようにするのにも関わる、左手人差し指の第1関節が独立して力を入れて動かせること、この動きで弦を掛けて、指板から離し、下行スラーの音を出す、安定的で強弱のコントロールも出来るように・・今のところ...
タイトルの3つ、違いはどうなのかと言われてもよくわからない;「この前は唐揚げを作ったので、今度は竜田揚げにしましょうか」と区別するご家庭ってあるだろうか?^^鶏の唐揚げが好きなので、惣菜で買ってくる定番になっている、カラっと揚げてあるあるからカラ揚げかと思っていたが、 ある説明では、唐揚げは食材に小麦粉をまぶして揚げたもの、竜田揚げは食材に醤油、味醂などで下味をつけて片栗粉をまぶして揚げたもの、とされ...
速いパッセージやトリルなどの装飾は1音ずつ明確に聴けてはじめて美しく、意味がある、クチャクチャっと勢い任せに指を動かし、何を弾いたかわからない(指の動きを確実に把握していない)では演奏じゃない; 弾けりゃあいい?バロックluteでは常にスラーの技が重要で、指を高く離しては絶対に出来ない、下行スラーで横に引っ掻くのはダメ、これで1音ずつ、弾弦音もスラー音も音量が揃って、レガートに聴こえないといけない、この...
家内が入院中で(とはいえ木,金曜ほか用のある日は帰宅できる)、ほぼ毎日一人分の簡単な食事を作ったり、スーパーの惣菜で済ませている、作るなら鍋かフライパン1つで出来るものを考える、 ジャガイモ,ピーマン,ウインナーの炒めもの食べながら明日は何にしようかと気にしだす^^;久しぶりに食べたいものが浮かんでくる^^豚とネギの生姜炒め洗濯物も一人分、部屋のあちこちに掛けて乾かしている、昨日は夏の掛布団を洗濯機で洗い...
独学でやっている人には、正しい奏法なんて習わずとも、「弾けりゃあいい」と思うのか?相変わらずの人もいるようだが、 「弾けていない」のである、どんな曲かもわからない;美意識がどれだけあるかにもかかるが、奏法が拙ければ、どんなに続けても進展はない、*指を大きく振り下ろすのは絶対直さないと始まらない、押弦が不確実で右手とのタイミングも合わず音が切れ、音楽にならない;自分の演奏が人前で弾いたり、ネット公開...
リュートの練習はいつも音階からはじめるが、弾き始めの音が前日とは違って(楽器は同じ)、聴こえる事がある、昨日はくっきりした音だったが今日は冴えないような・・ 前日より湿度が高い、これが影響か、あるいは指先の感覚を忘れたのか、それとも自分の聴感が変化したのか、わからない;今取り組み中の「上声と内声のバランス」の取り方も何だか勝手が違う?近々耳鼻科で検査をうける予定、また、楽器の音を直に聴くのと、オン...
昨日は気温こそ上がったが、大陸の高気圧に覆われ、カラっとした空気で風もあり、過ごしやすかった。岐阜のクラシックギターサークル、ときめき会は1999年に発足して26年目となり、フェスタ(演奏会)は翌2000年から毎年開いている(コロナ禍の期間は中止)。 今回だけ諸事情で土曜日の開催となったフェスタに何年ぶりか?聴衆で行ってきた、4部に分けて、計28組の演奏があった、プログラムは曲目のみ紹介、→ときめきフェスタ 202...
リュートを良い音で弾くために、フレットガットも重要である、金属の打ち込みフレットと違い、自分で適切な太さに巻き換えて調整できるのも利点である、きれいに響く音律位置にずらす事もできる、フレットガットもいくつかのメーカーが出しているが、ピラミッドやキルシュナー製は硬質で弾性も強く、径0.9mm以上になると結び目が締まらないし、ネック断面にフィットした状態に締めにくい、力づくでやるとネックを痛めるので使うと...
楽譜どおり音が出せて「ミスしなかった」だけで喜んでも意味がない;音楽になっていなきゃ演奏自体がミスである、どの程度をミスとするかも、それぞれ差がありそう; 自分の収録を聴いてみると平坦でつまらなくなっている、もっと良い演奏にできるのに「何やってんだ!」と歯がゆい;;頭ではそのつもりでも、聴く側に伝わる表現になっていない、舞台俳優のように大袈裟ぎみにやらないと伝わらない、レッスンで指摘されたことを次...
カラヤンはBPOと最終的にパリセット、ロンドンセットの全曲録音を行なったが、20世紀的で弦楽を多くした分厚い音の塊になっていた、ほか、この頃の巨匠達の演奏にはどれも満足できなかった、 近年の演奏は弦,管のバランスを良くした細やかな表現が当り前になってきて、これはピリオド云々とか、単なるトレンドではなく進化と言うべきで、過去に後戻りする事はないだろう、そんな1つ、先日のパーヴォ・ヤルヴィのアルバムより99番...
この曲は何度も練習した・・弾き過ぎても「飽きる」とか、演奏の場を終えたら「もうたくさん」とかいう言葉を耳にする・・まあ、言うほど弾けるようになっての事かと思うが; これは曲の真価を知らないまま終っていると言える、いつの間にかワンパターンの手馴れ仕事みたいになってしまうと、新鮮な楽しみは湧いてこず、ある意味飽きるかもしれない; 今村さんの講習会で「可能性の一つです」という言葉がずっと残っている、2年近...
リュートは完成品が店頭にいくつもある中から微妙な違いで好みを選ぶ事はできない、「これは使える」、「これはダメ」と2択の判断になる;評価の高い製作家に頼むか、良い中古を探るしかない、これまで自分の判断で購入した楽器を師匠に見てもらうたびに、ツッコミどころ満載の楽器もあり^^;良くて「まあまあ」の評価だった;2007年に完成した、モーリス・オッティガー作13コースバロックluteは師匠を通じて依頼した楽器、スイスま...
古い時代の原典譜というのは読みづらくなっているものもあるし、鍵盤譜など運指は書き込まれていない、クラシック楽器も使い易く印刷出版された楽譜を使う事が殆どだろう、見やすい実用譜であり、次々弾くべき曲がある人にとって、原典譜を見てみようなんてヒマはないかも^^; 出版譜で望ましいのは、どこどこの図書館が所蔵していた原典を元にした、などと情報が書かれている事、原典はこうなっているのをこう修正したなど、注釈...
ギターやリュートには左利き用に作られた楽器がある、現に左利きの人が弾いているところを見ると、何だかやけに弾きづらそうに見えて、もどかしく感じる?;見ているだけで、右利きの自分がこの楽器を弾いているような錯覚に陥るせいだろうか? youtube:François Dufaut - ジーグ ト短調一方、自分が弾くところを鏡に映すと、虚像は左利きのようになるが、左右反転現実の自分は右利き用の楽器を手にしているので、その確固たる感...
大手スーパーではなく、昔からある地元スーパーもあるが、ここにある惣菜は昔と比べると親しみやすい味になった、昭和の頃?は野菜のかき揚げを買うと衣が団子みたいだったし;助六寿司は飯の炊き具合がヤワで甘すぎたり・・どれも「もうちょっと何とかならんのか」と思う品が定番品だった; 今、よく通っているお気に入りのスーパーは、昭和のまま続くここ1件だけの店、一般商品の品数は少ないが、惣菜の多くは店の厨房で作って...
かつて、ブラームスのSym No.4に親しみだした頃、数枚レコードは持っていたが、カール・ベームとVPOが一番良いなと思っていた、どういうところが良かったのか、今聴いてもわかるかどうか?超久しぶりに廻してみた。 音は幾分厚みが足りないが、DGらしいまとめ方である、HiFiサウンドとか、立体感のある・・云々じゃなく、演奏内容を明確に伝える、伝統のマスタリングに思う、ベームの演奏は強弱幅を大きく取り、弱奏音も筋の通っ...
緊張という敵は、闘って勝てるもんじゃない、味方につけるのが良い、 かつてクラギを始めて間もない頃、小さな発表会で簡単な曲でさえ、ガチガチになって指が自分の指じゃないみたいに動かなかった、人の目がいくつも前にあるというのは恐ろしい、誰もが初めはそうだと思う。その後も発表の場では弾けないというのは当り前だった;「ノーミスで弾けるだろうか」などと考えると余計にダメ^^;雑念は集中を妨げる;大事なのは人目の...
時計の秒針を見ていると、ついさっきは10秒だったのが、今の瞬間は20秒・・過去の
2月にも書いたが、岐阜県で唯一残っていた百貨店「髙島屋」が7月末で閉店する(開業は昭和52年だった)、 いつもこのデパ地下で馴染んでいた大判焼き(御座候)を一昨日家内が並んで買ってきて、髙島屋の包装紙に包んであったのが名残惜しい。もっと古い話になるが、子供の頃、デパートに連れてってもらうのは田舎暮らしだけに大変楽しみだった、昔は岐阜市街にも百貨店は数件あって、その周辺は商店街、映画館も建ち並んでいた、...
この13コースluteは先日、1,2コースをNG弦からGamutのナイロン弦に替えて、最適な鳴り方になった。 あと1つ気になっていたのが、6コースでオクターヴ弦(NG弦)が「パシャン」と目立って鳴りやすい事、たぶんリュート用のナイロン弦に替えても大して変わらない、そこで音が鈍くなる、釣糸のナイロンを試してみた、前に買ったナイロン糸、10号で1000mもある(絶対余るので、使う人に分けたい^^;)必要な分だけ切って、重さと長さ...
新しいエアコンは0.5℃単位で温度調節が出来るが、楽器部屋のエアコンは13年経つ旧型で1℃単位である、 26℃だったのを25℃にすると随分下がった体感で、部屋に入ったとたん、「25℃」だなとわかる;快適温度付近の温度差には敏感;この付近の1℃の違いは僅かなようで、エネルギー差は大きい、一方屋外で、35℃が36℃になっても、とにかくやたら暑い、としか感じない;日差しや湿度によっても体感温度は変わる、温度設定を25℃にすると、除...
モーツァルトのfl協奏曲No.2ニ長調とob協奏曲ハ長調は同一曲:K314だが、先に書かれたのはob協奏曲でfl協奏曲No.2はその編曲になる、fl協奏曲No.2の依頼主に旧作の編曲だとバレて作曲料を値切られたとか; 両曲ともモダン楽器による演奏は多々あるが、flトラヴェルソ、バロックobによる演奏は極端に少ない、これら古楽器による演奏は掛け替えのない魅力なのだが、演奏は難しいとされる、手持ちにはflトラヴェルソの演奏で、有田正...
楽器の練習を一週間ほど休む事もよくある、もうそろそろ練習しなきゃ・・とあまり追い詰めても精神衛生によくない;1週間程度の休みなら、すぐ取り戻せる、ギター時代に1か月くらい入院したときがあるが、再開したとき、いつも手にしている感覚が無かった;しかし2週間もあれば感覚も戻ってきた、 2018年度に自治会役員をやったとき、ほぼ毎日バカみたいに仕事があり、1日に3回出向く日もあった;こんな町内ほかにあるだろうか?...
かつては、ステレオ機でメーカー品の評判の良い物を買ったり、真空管アンプを試したり、周辺材を揃えたり、いろいろ注ぎ込んだが;スピーカーを自作した頃から方向が変わった、オーディオ店には行かず、電材店に行くようになった、今はこういう電材店も低迷ぎみだろうか? 皿に入れてレジへ行くのがお決まりこれ以上、高価品を使っても変わらない
うちは夫婦ともに心療内科に通う身で、「子が結婚して孫もできた・・人生一通りやることは済んだ」という、悠々自適な老夫婦にはなれないが、それなりに平穏な日が1日でも多ければありがたい。 長年、楽器を手にしているが、進歩するには気力と労力が要る、そう頑張ってはできないので、尻に火が付くような計画はしない;しかし、やるからにはゆっくりペースでも積み上げのある結果に持っていきたい、これだけは捨てたくない;無...
you tubeを見ていると、いわゆる従来的なオーディオファンらしい投稿もあれば、常識と思われていた事も「無駄」と一刀両断する投稿もあり落差が大きい、オーディオ界そのものが終焉する、という話もあって面白い、 you tube:もうとっくに終わっているオーディオの世界まあ、こういう見方もできるかと思うが、確かにオーディオ最盛期から殆ど技術は変わっていない、少なくとも自分が生きているうちは、機材は存続して使っているだ...
ピアノのハノンは両手でオクターヴ並行しながら弾くが、左手と右手では使う指も違うし、指くぐりの箇所も違う、これを1箇所も間違えず弾ける練習というのは筆者から見て拷問のように思えるが;;鍵盤を弾くかぎり一生もの?のトレーニングだとも聞く、一方「ハノンをやらずともピアノは弾ける」との見解もあるが、実際の曲でもオクターヴ並行は出てくる、そこをよく練習すれば弾けるようにはなるだろう、ハノンをやっておけば新しい...
オーディオ趣味でも、メーカー品を買い替えてはあれこれ組み合わせを試す、という人もあれば、自作したり機器内部まで手を加える工作派もある、揃えている機材を見れば一目でわかるだろう、 まず、スピーカーケーブルについて、大電流が流れるわけでもない、わずか1.5m前後の短距離に太いケーブルを使うというのは、電気工学的にも奇妙な光景である;ケーブルは損失なく(低抵抗で)電気を送るのが役割で、ケーブルの素材(銅線の...
岐阜のギターサークルによる演奏会(フェスタ)は今年、7月20日(土)に行なうこととなった、第1回が2000年だったので、25回目になる、 →拡大会場は第3回以降は定着して、ギター、リュートがよく響く、良いホールである、サークルが発足した頃に生まれた人が、新メンバーになっているかも?;初期からのメンバーもそれくらい若かったが、今や白髪まじりの年代^^;しかし不思議にそんなに時が経った実感がないのである?こういう場...
過去、職場仲間にオーディオに嵌まった人がいて、「銀ハンダを使うと音が良い」と言っていたが、銀ハンダで接続したのは自分で出来る外部箇所のみである、機器内のハンダ付けを全て銀ハンダで付け直したわけではない;回路の引き回しのごく一部を良材?に替えて「良くなる」などあり得ないと思った、 元々銀ハンダを使う意味は無く、普通のハンダで十分;カートリッジとアーム内の導線を繋ぐ、2cmほどのリード線にも超高級品があ...
思えば手元には撥弦楽器ばかり、それでも歌うような演奏を常に意識する必要がある、ピアノなど鍵盤も同様、旋律楽器が1つもないので、ABS樹脂のアルトリコーダー(バロックピッチ A=415hz)を取り寄せた、樹脂製で A=415hzを出しているのはゼンオンだけなので選択の余地はないが、意外に木製風な良い音がするv *以前、木製のバロックピッチを持っていたが、本格的にやる事はないので売却した、昔、一度は憶えたフィンガリング(音...
昭和の記憶になるが、大相撲の話、今年の3月場所、急に頭角を現わして、110年ぶりの「新入幕優勝」を成し、相撲ファンを湧かせた尊富士だが、怪我で5月場所は全休、名古屋場所では十両(たぶん2枚目)に下がっての出場となる、実力者なのですぐ再入幕すると思うが、こんな彼を見てふと思い出したのが、元関脇:益荒雄(ますらお)である、 Wikipedia:益荒雄広生当時横綱で君臨した千代の富士が「ウルフ」とあだ名されたのに対し...
1734円のデジタルアンプを使って、今度はアナログ盤を再生してみた、接続はこのとおり、 プレーヤーは中古、スピーカーと昇圧トランスは自作、デジタルアンプとフォノイコライザーは最低価格帯、ローコストに徹し、ちょっと贅沢品はカートリッジ:AT33PTG/Ⅱのみ、フォノイコライザーは過去に買い置きしたもので今も出ている、設計:ドイツ、製造:中国だそうで、2439円だが、SN比の高い優れものである、高域が強いバランスなので...
百聞は一見にしかず、詳細に描かれた昔の絵からの情報は大きい、先日の「古色仕上げ」で取り上げたリュートの絵だが、アップで見てみると、かなり詳細で推測できる事がある、 → 拡大人物はただ持っているだけ、弾いているところではない、表面板はかなり年数が経ったようで古色化しているが、ネックとの繋がり部分ほか、色が明るくなった部分がある、描かれた時点では12コースのダッチヘッド型だが、前は11コースだったかもしれな...
TV両脇のSP用にと取り寄せたデジタルアンプ、簡易なシステム向けだが、本体1734円でサイズは120×80×38mm、重量190gという、ちっぽけなものだが、トーンコントロールが付いている、DC12v電源アダプターは余っていたのが使えた、(電源アダプターが本機と同じくらいの値段である) ちょっと先般の記事を思い出して:オーディオ解説動画うちのメインシステムではDENONのプリメインPMA-600NEを使っているが、このデジタルアンプはどん...