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愛に恋 https://pione1.hatenablog.com/

晴読雨読、乱読遅読の独歩人生を送っております!

人との出会いはめっきり少なくなりましたが、新刊、古書を問わず本との逢瀬はこれからも大事にしていきたいと日々、思っています。

ダメオ
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2017/07/10

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  • 「ムーンライト・セレナーデ」 「お父ちゃん、入れてくれはった」

    小噺をひとつ。乞食の父娘が、右や左の旦那さま、と往来で頭をさげている。親父の方は目が見えない。だから、前に置いた箱の中にお客がおゼゼを放り込むと、娘が「お父ちゃん、入れてくれはった」と教える。すると親父さんが「大きいのか、小さいのか」と尋ねる。金額によって、お礼の言い方が違うわけで、大きな貨幣(おかね)だったら、声を張り上げて「おありがとうございます」というのだ。さて、この子がだんだん大きくなってきた。鬼も十八、番茶も出ばな、お菰さんの娘でも、年ごろになれば野郎が放っておかない。いつのまにかボーイフレンドができたけど、メクラの親父がてんで煩い。娘とボーイフレンドは不自由なランデブーを続けたが、…

  • 滝平二郎 part.24

    螢こい 当たるも八卦当たらないも八卦 どじょう打ち 草矢 青菜に塩 ほたる 龍舌蘭 蚊帳 木曽節 鎌研ぎ

  • シネマへの招待 Part.8

    1963年に製作・公開されたアメリカ映画「北京の55日」です。清朝末期の義和団事変を描いていたもので、包囲された11か国の居留民が籠城して55日間を戦った大作で、主演はチャールトン・ヘストン、エヴァ・ガードナー、デヴィッド・ニーヴン。この時、有名になった世界で初めての日本人こそが柴五郎中佐で、一糸乱れぬ統率の下、各国軍隊の中心人物として見事に闘い抜きました。彼は朝敵会津藩出身、唯一の陸軍大将になった人物です。会津戦争では籠城戦前に祖母・母・兄嫁・姉妹が自刃したという悲しい家系の五男として生まれましたが、その仇名す長州陸軍の中で頭角を現し、終戦後まで生き延びたという稀有の経歴の持ち主ですが、9月…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 ミミズの哀音に似た詩境を地下に掘って行った

    この「忘春詩集」が、実に詩人としての彼の心境を一転させた。室生君がその心に空虚を感じ、浮世を果敢なみ、ミミズの哀音に似た詩境を地下に掘って行ったのは、実にこの時以来である。僕は子供の死ぐらいで、それほど絶望的になる場合を想像できない。けれども室生君は、徹頭徹尾人情派の詩人であって、人情が彼の人生観の一切だから、むしろそうしたことが当然なのだ。この時以来、室生君の心境は変化し、或る種のいじいじした、かじかんだ、継子のような寂しいものに傾いてきた。そして何もかも、一切の野心と希望を失った。無気力なさびしい厭世観と、世捨人のあきらめた風流韻事が、深く深くその心に沁み込んできた。萩原朔太郎の室生犀星評…

  • 滝平二郎 part.23

    城ヶ島の雨 てるてる坊主 くちなわ 大工さん 廂を貸して母屋をとられる 雨あがり 梅の実 みょうが 黄菖蒲 金魚

  • 紀元前5千年紀の銅器時代の広大な墓地を発掘した。

    1970年代、ブルガリアの考古学者たちは、紀元前5千年紀の銅器時代の広大な墓地を発掘した。43番の埋葬室からは、当時世界中で発見されたものよりも多くの金を持った高地位の男性の遺体が発見された。これは非常に驚くべき発見であり、これまでに発見された最古の金の宝物や宝飾品が含まれています。金の歴史は紀元前 4600 年から紀元前 4200 年にまで遡ります。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です 比翼の鳥、連理の枝

    墓をどうするのか、葬儀委員長の豊島が言った。「太宰と富栄さんは、想いあって死んだんです。相思相愛の死者といえば、比翼塚ですよ。白居易が『長恨歌』に、『天に在っては、願わくは、比翼の鳥とならん』と、うたったではありませんか。比翼の鳥、連理の枝ですよ。二人のために、比翼塚をたててやりましょうよ」「美容師風情を、太宰先生と一緒に弔うなんて」鋭いささやき声があった。常識人の井伏が、豊島の感情的な提案をあおだやかにたしなめ、豊島は折れたが、それでも言った。「富栄さんは立派な女でした。太宰君が一人で死ぬるのではなく、富栄さんがつきそってくれてよかった、私はそう思っています」うふ・・・、やっぱり二人一緒にし…

  • 絵画で見るピアニスト part.5

    Lucie Léon au piano 1892 Louis Tribout The piano lesson (1884) ジョージ・バトラー 1872-1936 ピアノの芸術家の妻、1910年頃 William J. Hennessy - ‘An Old Song’. 1874 フランク・ディックシー ハーモニー ジュリアス・ルブラン・スチュワート ジーノ・パリン・ノクターン

  • 全集 Part.5

    白秋全集(全40巻) 鷗外選集全21冊で1300円 司馬遼太郎『街道をゆく』全43巻 勝海舟全集 全23巻内14欠 岩波文庫はBOXセットだとどうしてこんなに魅力的に見えるのだろうか。「失われた時を求めて」のセットは見たことないが、もう、若しですよアナタ、古書市やブックオフでこれを発見してしまったら。なんか、ただ欲しいだけになってしまいそうで恐い。 見本ができました。発売は来週になります。これで全巻完結です! だってさ。ジュール・ヴェルヌ、私が中学の時に夢中になった作家だが、世界的に有名な『十五少年漂流記』『八十日間世界一周』『海底二万里』などは? 玉英堂書店 永井荷風の初版本だろうか。「問は…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 明日ありと思ふ心のあだ桜

    向田邦子の祖母の想い出に、明日ありと思ふ心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは。親鸞上人の作といわれているが、これがわが人生で最初に覚えた三十一(みそじ)文字である。祖母は「おぼくさん」と呼んでいた仏壇に供えたごはんを私に食べさせながら、この歌の意味を話てくれた。「おぼくさん」は、朝、ごはんをお櫃に移す前に、真鍮の仏様用の小さな容器に山盛りに盛りつけ、お水と一緒に上げるのである。夜には固くなり、線香の匂いがしみついて、お世辞にもおいしいものではなかったが、祖母は、ご利益があるといっては、必ず私に半分を呉れ、自分も女にしてはしっかりした骨太の掌で受けて食べていた。食べ終わると、私は祖母が仏壇の小抽…

  • 『マゼラン船団 世界一周500年目の真実: 大航海時代とアジア』

    2023/11/2。私が一番好きな分野は「歴史ノンフィクション」これこそ我が命、故に読みた~~~い。キャプテン・クックやコロンブスは読んだが、マゼランの生涯は知らない。

  • オードリー・ヘプバーン Part.5

    1957年 1957年 1967年 1966 彼女はいくらでもあった作品のオファーを結構断っていたそうな。 もったいない話ですが、とにかく売れっ子ですからね。 私などは『許されざる者』と『暗くなるまで待って』などは好きですね。 彼女が出れば大ヒットでした、そんな頃、まさか私に思いを寄せていたなんて、まったく知りませんでした。ホント、それは失礼しました。

  • マルク・シャガール Part.4

    《サーカスで緑の馬のライダー》 《天使と読者》 《バイオリン弾き》(1913年) 《空飛ぶ魚》 《魔笛》 《夢》 《Lovers》(1929年) 《紅海を渡る》 《Światło i skrzypek,》(1979年) 《花束を持つ女》 ロシア出身のユダヤ系の画家で、存命中から現在に至るまで、世界中で高い人気と誇る。97歳と長生きしたこともあり、多くの作品を残したが、長い画業を通して具象的で詩的な画風を貫いた。「色彩の魔術師」「愛の画家」と呼ばれ、愛にあふれた幻想的な作品を描いたシャガール。その背景には、ユダヤ人として生まれ育ったアイデンティティと、2つの世界大戦により混乱した世界情勢、そして…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 人間が科学とともに進化していると考えるのは重大な錯誤である

    科学は人間の累積によって確実に進歩をとげるが、人間が科学とともに進化していると考えるのは重大な錯誤である。人間は時代とともに進歩ではなく変容し、あるいは退行しているのだとという謙虚な認識をもたなければ、時代小説どころかほんの一昔前の舞台すらも、正しく描くことはできない。たとえば、戦争というものなどは、その重大な錯誤と認識の不足のせいでくり返されると思われる、と、浅田次郎は語る。ホントだね、確かに退行しているということを感じることはままある。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。元ラッツ&スターの桑野信義がステージ3~4の大腸がんで、別人のように激やせしてしまった写真を見た。経過は大丈夫なん…

  • エヴァ・グリーン part.14

    エヴァさん、これだけは断言します。アナタを見ていると、どうしたって恋に落ちますよ。 あたりまえじゃないですか、なんとなく魔性の女ようなその風貌。 怪しげな眼差し、恋に落ちない男がいたら、それはもう男とは言えません。 男たるものアナタをアナタを奪ってこそ男の中の男です。 私は腕力ではアナタをさらうことは出来ませんが、この熱きハートで奪ってみせます。 決して退屈はさせません、どうかどうか、私の下へ来てください。

  • ロシア革命史〈2〉 トロツキー

    これは本当に難しい。ろくに学歴のない私には高嶺の花のような本だ。前もってある程度の予備知識が必要とされる。2月革命が10月革命へと至る過程にはいかなる必然性があったのか。レーニンの帰国と「4月テーゼ」の発表。あくまで戦争継続の姿勢を崩さない臨時政府に対し、ついに兵士・労働者の不満が爆発。政治は権力闘争だと思うのだが、なんせ革命後の複雑な組織と人間関係で私はややお手上げ気味。そもそも弁証的唯物論からしてよく理解してないのだから。ただ、大戦でロシアから高名な軍人がひとりも出なかったと言われれば確かにそうだと頷ける。

  • ジョージ・フレデリック・ワッツ Part.4

    《選択》国立肖像画美術館 《貧困がドアにやってくると、愛は窓から飛び出します》 《溺死体で発見された》(1850年頃)ウォッツ・ギャラリー 身を持ち崩し、テムズ川に投身自殺した女性。 《愛と死》(1887年9 テート・ブリテン 《無垢に這い寄る死》(1887年) テート・ブリテン 《ファタ・モルガナを追うオルランド》(1848年) ニュー・ウォーク・ミュージアム・アンド・アート・ギャラリー 《抱負》(1866年) バーミンガム美術館 《愛と生》(1984-1985年頃) テート・ブリテン 《天使》(1878年) ウォーカー・アート・ギャラリー 《ヒュペリオン》(1881年) ニュー・サウス・ウ…

  • 妄想仏像見学会 part.8

    『妄想仏像見学会七十一話』は【奈良・東大寺/良弁僧正坐像(藤原)】です。像高92.4cm 『妄想仏像見学会七十二話』は【奈良・旧圓證寺/普賢菩薩騎象像(平安)】です。 『妄想仏像見学会七十二話』は【京都・六波羅蜜寺/十一面観音立像(951年)】です。258cm 『妄想仏像見学会七十三話』は【奈良・法隆寺/釈迦如来及び両脇侍像(623年)】です。 『妄想仏像見学会七十四話』は【京都・東寺/金剛法菩薩(839年)】です。高さ96cm。 『妄想仏像見学会七十五話』は【奈良・東大寺/不空羂索観音立像(747年)】です。 『妄想仏像見学会七十六話』は【奈良・新薬師寺/薬師如来坐像(8世紀末)】です。国宝…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 こしの細きこと蜂の如し

    勘定奉行 川路聖謨の日記には「亜人(アメリカ人)の美人を見るに、こしの細きこと蜂の如し。日本女の半分もなし。肌の白きにほこりて、紗のごときものをきて、肌をみすることも有るよし也」とあり、露出についても驚いている。そりゃそうだろう、初めて見る異人のおなごが、人前で肌を見せながら歩いているようでは、さもありなん。当時の日本女性は150㎝あるかなしかなので、その大きさにも驚いたであろう。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。23時だ、ガザでは第二回目の捕虜交換が行われる時間だ。おやすみなさい、また明日。

  • ユベール・ロベール Part2

    《スフィンクス橋の眺め》(1767年) 《ルーヴル美術館グランド・ギャラリーの改造計画》(1796年)ルーヴル美術館 《メレヴィル庭園の眺め》 《オランジュのローマ劇場と凱旋門》(1787年) ルーヴル美術館 《廃墟となったルーヴルのグランド・ギャラリーの想像図》 《画家のアトリエ》(1760年) シュテーデル美術館 《マルクス・アウレリウス騎馬像、トラヤヌス記念柱、神殿の見える空想のローマ景観》(1786年) 国立西洋美術館 《Fire of Rome》 《フラスカーティのヴィラ・アルドブランディーニ》(1762年) チャルトリスキ美術館 《古い神殿》(1787年) フランス革命で、1793…

  • モニカ・ベルッチ Part.19

    アナタの薬指に指輪が見えますが、そんなものは外してしまいなさい。私が新しい指輪を買って上げますよ。 昔から言うでしょ、旦那とマットレスは新しい方がいいって。 チャンスですよ今が。 新しく素晴らしい男と人生がアナタの決断ひとつで待っているんです。 さあ、ほら!

  • 伊集院静死去

    伊集院静さんが24日、肝内胆管がんのため死去した。73歳。山口県出身。今年10月初旬にがんの診断を受け、治療のために当面の間の執筆活動休止を発表していた。晩年は病魔と闘い続け、20年1月には、くも膜下出血で倒れ緊急搬送。手術などの治療を受けて復帰していたが、今度は帰らぬ人となってしまった。今年、彼の本を読んだばかりだったので、せめてもの手向けとなって良かった。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 アイスランド

    アイスランドという国は、日本の四国と北海道を併せたほどの面積に、人口30万弱、その半分が首都のレイキャビクに集まっているので、何処へ行っても人が居ないらしく、あるのは一面に覆われた苔と羊で、レイキャビックでは特に人懐こい猫が多いらしい。そして驚くのは湖ほど大きい温泉で、とてつもない面積らしい。また、口数が少なく他人から何か言われることもない、読書の盛んな国らしい。そういう文化も風俗も違う国に行ってみたいな。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。最近、高齢者による事故が多いが、もっと早く免許を返納していれば刑務所に行かず、犠牲者も出ずに済んだものをバカだね。

  • ダメオのアニマル・ラブ Part.44

    「あっ、ちょっと待ってよ。いま起きたばかりでもう喰われるの」「なに言ってんだ、こっちは起きたら直ぐ朝食の時間なんだからね。待ってられない」「僕みたいな大きな魚では喉を通らないって」「通るとおる、もう諦めな」「嫌だいやだ、逃がしてよ」「ダメダメ」「いやいや」「よし、咥えるぞ」「嫌だ~~~、助けて」 「さあ、冬支度、冬支度。今年の夏は暑く長かったから、冬はどうなるんだ。とにかく家族も増えたことだし去年より沢山集めないと。ああ、忙しい忙しい、猫の手も借りたいだ」 「シンディ、分かるだろ。3年越しの恋なんだ、僕と夫婦(めおと)になって欲しいんだ」「アナタにはどうしても私が必要なのね」「そうなんだよ。僕…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 形影相伴う

    戦前の話だが、大蔵省に池田勇人と前尾繁三郎という男がいた。前尾は池田の4年後輩。池田は前尾に「君は主税局長になれ、僕は国税課長をやるから」と言って、池田は玉造税務署長をやり、前尾が和歌山税務署長となった。池田と前尾がこれほど親しくなったのは不思議だ、と友人の多くが思うほど二人のタイプは異なっていた。共通点は、二人とも酒が好きなことと、大蔵省において三等の赤切符組だったということである。しかし、なにより、知り合ったのが、共に大病をして大蔵省に復職した直後だったということが大きかったと思われる。以後、彼らはまさに「形影相伴う」という言葉通りの人生を歩んだ。二人は、東京に戻ると、共に世田谷松原に居を…

  • ロシア革命史〈1〉トロツキー

    ロシア革命なんていわれても知識などあまりない。 その昔、20代のころだったか『戦艦ポチョムキン』と『西部戦線異状なし』を観たがあまり覚えてないし、読書としては『ロマノフ家の最期』『大津事件』『ニコライ二世とアレキサンドラ皇后』『ラスプーチン暗殺秘録』と本棚にあるが、ロシア革命を起こした側の筆録となると殆ど読んだことがない。ただ、ボルシェビキが政権を獲る前にメンシェヴィキのケレンスキーが実権を握っていたことは知っていた。本書はロシア革命の研究書として不滅の金字塔をなすもので、革命をになった当事者の綴った記録として価値があるのは勿論であるが、客観的な視点をくずさない鋭利な分析に支えられた詳細な記述…

  • オットー・ディックス Part.2

    自画像(1831) 《突撃》 《傷痍軍人》 《売春婦2》 《売春婦3》 《売春婦4》 《サロン1》(1921年) 家族の肖像画、1925年 《七つの大罪》(1933年) 《老夫婦》(1923年) 《レダ》 ドイツ新即物主義の画家で、オットー・ディクス(1891年-1969年)の《レダ》です。彼は第一次世界大戦にも従軍しているらしいが、戦争の悲惨さや、戦後ドイツの頽廃した社会情勢をグロテスクともいえる生々しさで表現する画家で、数多くの肖像画も残すが、それらも現実を徹底的に直視する写実精神をもって描かれている。1927年、ドレスデン美術アカデミー教授となるが、1933年、ナチスの政権掌握後、解雇さ…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 「嘘の大名人」

    ヒトラーは云ふ。「なぜなら国民大衆の心は本質的に、意識して故意に悪人になるというよりも、むしろ他人から容易に堕落させられるものであり、彼らの心情の単純な愚鈍さからして、小さな嘘より大きな嘘の犠牲となりやすい。というのは、かれら自身、もちろんしばしば小さな嘘をつくのだが、しかし大きな嘘をつくのはなにしろあまりにも気恥ずかしく感じてしまうからである」そして「真実を教えられても、なお疑い続けて揺れ動き、そして少なくとも少しぐらいの嘘はやはり真実だと受け取るだろう。したがって、きわめてずうずうしい嘘から、つねに何かが残る。この世のあらゆる大嘘つきや、大嘘つき団体だけが底の底まで知っている事実が残る」「…

  • アルフレッド・ステヴァンス 1823年5月11日 - 1906年8月24日

    《一緒に出かける?》(1859年)フィラデルフィア美術館 《スタジオで》(1871年頃)プリンストン大学美術館 《遠方からの手紙》1860年代 ウォルターズ美術館 《鏡を見つめる少女》 《入浴》 《着物を着たパリ娘》(1872) ボヴァリー博物館 《着物を着たパリ娘》(1872年) リエージュ近代美術館 《舞踏会のあとで》(1874年) メトロポリタン美術館 《マグダラのマリア》(1887) ゲント美術館ベルギーの画家で、アルフレッド・ステヴァンス(1823年-1906年) の《哀愁》です。父親は元軍人で美術品の収集家、画商で、兄に動物画家として知られるジョセフ・ステヴァンス、弟に美術評論家の…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 向田邦子と澤地久枝の旅

    向田邦子と澤地久枝は昭和46年の暮れから1カ月あまり、アメリカ、ペルー、カリブ海、ヨーロッパを旅したことがあった。ペルーのリマから3時間ほどかかるイキストという街まで行きたいということだったが、二つの飛行機会社からそれぞれ1日1便しか出ていなかった。併し、向田たちがリマに着く直前の、クリスマス・イヴに、ランサという会社の飛行機が墜落し、機種は、日本でもお馴染みのロッキード・エレクトラで、墜ちた地点はアンデス山脈あたりで、それ以上は皆目見当がつかない。乗客92名は絶望というニュースがペルーの新聞の一面に大きく報道され、日本の場合だと国を挙げて捜索活動が開始され、テレビは遭難家族にマイクを突きつけ…

  • バルザック

    2023/11/21発売だってさ。760頁ぐらいあるけどほちいな僕チン。読んでみたいな。

  • 阿修羅のごとく 向田邦子

    この小説に関しては以前から知っていたし、昔の彼女から話も聞いていたが読んでいなかった。例によって古書店の100円コーナーで買って読んでみたが面白いね。年老いた父に愛人がいた、四人の娘は対策に大わらわ。だが、彼女たちもそれぞれ問題を抱えている。未亡人の長女は不倫中、次女は夫の浮気を疑い、三女は独身の寂しさに心がすさみ、四女はボクサーの卵と同棲、そして母は…肉親の愛憎を描き、家族のあり方を追求してきた著者の到達点ともいうべき力作で、特に何度も繰り返される四姉妹の喧嘩は読む方まで引き摺り込んでわくわくさせる。微妙な性的な発言も飛び出すが、これまで読んだ向田邦子のエッセイには異性関係や性の話がなかった…

  • ダメオの妄想世界の旅 Part.62

    今日は気球からおはようございます。今、レバノンの絶景「バータラ峡谷の滝」の上空に来ています。レバノン山からの雪解け水が流れる滝は、ジュラ紀から1億6000万年前の石灰岩を越えて255メートルの深さに落ち春に現れるそうです。バータラ峡谷の滝は世界でも珍しい滝で、竪穴は1952年に発見され、レバノンの人でも、訪れるのはまだ数少ないとか。https://twitter.com/i/status/1712723769737748870 キャシーは今からお風呂に入るそうです。昨夜、待てど暮らせど私が来なかったもにだから、かなりご機嫌斜めだとメールがありました。何か埋め合わせをしないと今後、会ってくれない…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 美の最上理念は白であった

    藤原定家の美の最上理念は白であった。さらに定家を崇拝し、自らは能の大成者となった世阿弥の美の最高至極は、やはり白であった。彼らが、美の最高位を白と観たのはなぜだろう。彼らは、中世の争乱、無常の嵐に吹き曝されて生きてきた。王朝貴族の崩壊を目のあたりに見ていた。移ろいゆくものに滅びの寸前に、彼らの美はあったのだ。白という色が、どんな色をも含んでしまうことを、彼らは実感として観たに違いない。幽玄という語のそもそもは黒または暗色をさしていた。それがやがて妖艶につらなることを考えるといい。白を無色というときの無は、無限の無におなじであることを識らねばならない。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。私…

  • ナポレオンの帽子

    ナポレオンの帽子 3億1500万円余りで落札。彼の帽子は現在、20個ほど残っているが殆どが個人の所有らしい。実はこれを買ったのは私です(笑)

  • 「パイレーツ・オブ・FM」 Holly Valance - Kiss Kiss

    youtu.be この女性を知っていますか。当時、18歳でこの大人びた容姿と雰囲気。いつも言ってるようにとても日本のアイドルとは違い、それこそ異次元の歌手でした。オーストラリア出身のモデル・歌手・女優で身長173cm。ホリー・ヴァランスといいます。アメリカ『GQ』誌の2002年「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」、『WHO』誌の「最もセクシーな女性」に選ばれたこともあり、この曲は当時のヒット曲です。さすがに私も驚きました。18歳なんて。

  • ルネ・マグリット Part.11

    《夜の落下》 《喜びに向かって》 《旅人》 《楽興の時》 《精神の自己満足》 《誇大妄想狂》 《ポンポ、ポンポ、ポン、ポ、ポン、ポン》 《人間の権利》 《上流社会》 《恐ろしい妨害者》 アナタの作品は一種のマジックですね。世に存在しない物をいかに見せるか、そんなことを目指しているようにも感じます。違いますか。では消えてなくならないうちに、どれか1枚ください。

  • エヴァ・グリーン part.13

    エヴァさん、アナタ魅力的な人ですね。美人でスタイルもいいし、何よりミステリアスです。 そんなアナタの真の姿がどうしても知りたくて、是非一度お話したいと思っています。 どうしたらいいですか、何としても接近したいのですが。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」「救え、乳児の栄養失調」「行路病死、1日5人」

    サツマイモは蔓まで食べ、イモは粉にしてふかして主食の代わりとした。ふかした紫色の粉は土が混じってジャリジャリしたが、それでも飢えをしのぐ足しにはなった。ニンジンの葉、ヨモギ、カボチャの種と、国民はウサギのようにあらゆるものを食べつくした。それでも餓死する人はひきもきらさず、身元不明の行き倒れ人は、ネズミの死骸をつまむように排除された。栄養失調で骨が透けてみえる家なき子も激増し、浮浪児、親にはぐれた孤児、捨て子は12万3000人余と、当時の新聞には出ている。「救え、乳児の栄養失調」「行路病死、1日5人」の記事が紙面を踊った。これがかつての日本の姿だ。今、ガザでは毎日の空爆で多くの市民が傷つき、食…

  • アンジー・ディキンソン Part.3

    アンジーさん、女は美しいものは見せたいというのが人情ですよね。自他ともに認めれアナタの脚線美、お願いします、いちど頬ずりさせてください。

  • 【AB通信:オドロイター発】「ファクーラ学校」を標的にした空爆を2回

    地元メディアなどは18日、イスラエル軍が、ガザ地区北部のジャバリア難民キャンプにある、国連機関の運営する「ファクーラ学校」を標的にした空爆を2回行ったと報じました。当時、学校には女性や子供など数千人が避難していたということで、多くの死傷者が出ているということです。地元テレビ局は死者数が200人を超えていると伝えています。また、死傷者について、国連パレスチナ難民救済事業機関の代表は「恐ろしい画像や映像を受け取っている」としたうえで、「このような攻撃が常態化してはならない」とイスラエルを非難しています。イスラエルはよほど頭に来ているいるらしい。女、子供、老人など関係なくハマスが潜んでいそうなところ…

  • ヴィットーリオ・マッテオ・コルコス 1859年-1933年

    《自画像》 《夢》(1896年) 《エレガンス》 《サンマロでのエレガントな女性》 《ルクセンブルグの公園で》 《美しい若い女性》 《愛犬を連れて》 《海上の午後》 《春の美》 《マグダレン》 《共有の秘密》 コルコスはパリの社交界と繋がりをもって成功した肖像画家で、上流階級の顧客と共にノルマンディーを訪れ、多くの肖像画を残した画家らしい。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 『くだらない』

    「昔はね、いろんな文化やら品物やらがみぃんな、京の都から花のお江戸へと下ってきたんだよ。でも逆に、それほど値打ちのないものはわざわざ下って来ることさえない。ってなわけで、あんまりたいしたことないもンのことを『くだらない』って言うようになったのさ」知ってたこれ、常識の常識だってさ。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。するってえと何かい、あっしみたいに江戸で生まれ、そして尾張に下り、さらに浪花にまで落ちて来たような者は、どう考えたらよござんすかね、ろくでもねえ野郎でしょうかね。おやすみなさい、また明日。

  • レッド・ツェッペリンIV 「まきを背負った老人」

    「レッド・ツェッペリンIV」のアルバムジャケットに映る杖をついた老人の正体がついに判明した。1971年にリリースした4枚目のスタジオアルバムのジャケットになった「まきを背負った老人」は、ビクトリア朝時代後期の屋根ふき職人だった。イングランド南西部にあるウィルトシャー博物館が8日声明を発表した。この屋根ふき職人は1823年にウィルトシャーのミアという町で生まれたロット・ロング氏と思われる。写真が撮影された時期は妻を亡くし、小さな小屋で一人暮らししていた。博物館によると、93年に他界したという。このアルバムは1971年のリリース以来、全世界で3700万枚以上のセールスを記録しているという。名盤です…

  • たにまち月いち即売会

    買って来るぞと 勇ましくちかって故郷を 出たからは、なんて軍歌があったかなかったか(笑)。昨日の大阪は18℃、私にとっては半袖Tシャツでちょうどいい気温でしたが、世間ではそうはいきません。で、貧しい買い物をしてきました。 『東洲しゃらくさし』松井今朝子 『なつかしい芸人たち』色川武大 『歴史―二本松藩士の維新』榊山 潤 『レキシントンの幽霊』村上春樹 『流行歌手』(上・下)小堺昭三 『猟人日記』(上・下)ツルゲーネフ 『心に残る物語―日本文学秀作選 右か、左か』沢木耕太郎 今月も沢山買ってしまったぞ、積読本は500冊ぐらいか、嗚呼。

  • クリスティーナ・アギレラ

    私の好きなクリスティーナ・アギレラです。抜群なボーカルにセクシーでグラマー。かなり際どいエロティシズムな写真なんかも平気で撮らせているが、欧米は実力主義。そこへいくと何処かの国ではアイドル思考が高く、最近、23歳のアイドルのお泊りデートが問題になり「プロ意識が足りない」なんて書かれていたが、バッカじゃないの。23歳にもなって恋愛禁止、処女や童貞を守りなさいってか。処女なんてクソくらえだ。欧米ではおそらくデビュー前には体験済みだと思うよ。マドンナを見て視ろ。元ストリッパーだろう。レディガガはどうだ、ブリッドニー・スペアアーズやビヨンセはどうか。とても未経験でデビューとは思えんね。つまりは傷が付く…

  • ジーン・ティアニー part.3

    1952年 1942年 1951年 1941年 1944年 1945年 1940年代には最も美しい女優の一人に数えられていたらしいが、そんな頃に会いたかったな。

  • 首相経験者

    いつも思うが福田康夫氏はどうして参加しないのだ。あの人、社交的じゃないからね。みんなからも好かれてないのか。菅義偉はどうした。自民党以外の首相経験者は細川護熙、村山富市、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦が存命だが村山富市さんは99歳になるとか。

  • ルネ・マグリット Part.10

    《物質の力》 《血の声》 《心臓への一撃》 《ガラスの鍵》 《花束》 《幸福な寄贈者》 《巡礼》 《秘密の遊戯》 《生活の術》 《若い女性の冒険》(1921年) テート・モダン 私はアナタのような才能というか、頭の中はどうなっているのですか。 ええ、私とはずいぶんの違いがありますげ、一度、お話を聞かせてください。 その上で、アナタの絵を貰いたいと思います。 いえ、買うのではありません。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 ホトトギス編集長高浜虚子

    漱石は「白扇会」という句会に所属していたことがある。まだ作家デビュー前のことだが。最近は練習してないので何も書けないと言い訳し、こんな手紙を句会に出している。「過日は蕪稿御求めに相成候処、近頃俳神に見放され候せいか、一向作句無之、不得巳其儘に致し置候、不悪御容赦可被下候」この時期、漱石は留学から戻り教師をしていたが、心に余裕がなく作句を愉しむ状態ではなかった。そこで「近頃俳神に見放され」と洒落た言い訳をしたようだ。確かに詩作は詩神の降臨を待つしかない。そして漱石はこの手紙の二年ほどたった明治三十八年『吾輩は猫である』を俳誌「ホトトギス」にに書いて大成功をおさめた。同誌の編集長高浜虚子の原稿の催…

  • 『大谷翔平非公式スポークスマン』 コーイケルホンディエ

    今朝の放送以来、この場所は何処で、この犬は誰のもので、犬種はなんだろうと話題になっている。1年の半分が遠征になるので、まず自分の犬ではないだろうという意見もあるが、謎が謎を呼んでいる。「一般社団法人 ジャパンケネルクラブ」によると、犬種は「コーイケルホンディエ」とみられることが分かった。「とても希少ではありませんが、珍しい犬種であると思います」と説明した。知らんな。誰の犬なのか、本人の愛犬なんだろうか。

  • 滝平二郎 part.22

    かっぱ沼 ねぎぼうず 衣がえ 行水 命あっての物種 さくらんぼ 雨の朝 うさぎ あじさい 晴れ間 滝平二郎さんシリーズは今後とも長く続きますよ。 どうぞ宜しく、在庫はふんだんにありますから。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 三島由紀夫的な視線と水上勉的な視線

    日本人は今も、常に上や表や中心を目指す三島由紀夫的な視線と、豊かさを享受しながらも常に物事を下や裏や端っこから見るという水上勉的な視線を、両方持っているらしい。二つの視線の間で、股裂き状態になっていると言ってもいいかもしれない。私達は、海外旅行に行ってラグジュアリーなホテルに宿泊しても、心の中で「とはいえ私なんか元は日本の田舎者だし!」という気持ちをどこかに持っているし、国際会議で立派な日本人が立派な意見を言っているのを見て誇りに感じながらも「でもどうせガイジンたちは、心の中で日本人を馬鹿にしているのだろうな!」とつい、思ってしまう。世界に貢献している先進国である日本と、貧しくダサくて変な日本…

  • 「特に異常はなさそうだ、癌の転移も見られない」

    まったく何てこった、主治医の所でレントゲンを撮る、腰の軟骨がすり減り過ぎて、一度、MRIをすることになり大病院で検査。それを持って帰ると腰の骨に何か妖しい白い影。「怪奇大作戦」なのか。さてもこれは癌の転移か。主治医は「最近の体調はどうかと訊く」「いや、別にペット検査でも異常なしと言われました」が然し、レントゲンCDとMRI・CDを持って、さらに違う大病院へ行くべし。私はというと昔の情事のことを考えているうち、すっかり名前を呼ばれるまで癌のことなど忘れてしまった。問診票を書き、過去の大病について例によって4つの病名を書く。そして診察室で先生になんやかんやと質問され、腰を叩かれ、膝を叩かれ、画像を…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 『侏儒の言葉』

    芥川龍之介の箴言集『侏儒の言葉』というタイトルには、言い訳が含まれている。侏儒とはコビトのことで、知識の足りない人という意味もある。箴言とは教訓や戒めを含む言葉で、つまり、タイトルの中に、「無知を十分わきまえている自分ですが、偉そうに、こんな教訓めいたことを言ってしまいます。どうぞ気を悪くなさらないでください。これはバカの言葉です」という自虐的なエクスキューズを潜ませている。漱石はある手紙の中でこう言っている。「人が悪口を叩かぬ先に自分で悪口を叩いて置く方が洒落ているじゃありませんか」漱石という筆名は、つむじ曲がり、頑固者という意味で、人からの攻撃に先んじて、自分で自分の悪口を言っているわけだ…

  • 全集 Part.6

    石川達三、凄いね、2冊ぐらいしか読んでないと思うけど 中野美代子訳『西遊記』 吉川幸次郎・清水茂訳『完訳 水滸伝』 三国志 萩原葉子 ホルヘ・ルイス・ボルヘス ボッカッチョ『デカメロン』 山本七平ライブラリー 全16冊 色川武大 谷崎潤一郎

  • ダミアンの公開処刑

    ダミアンなんていうと「オーメン」なんかを思い出してしまうが、ダミアンなる人物は実際に存在した。1757年にルイ15世を殺しそこなった暗殺犯だ。当時、彼の処刑はかなり告知されていたので、この一大イヴェントを目撃しようと、ヨーロッパ中から情報に敏感な物好きたちがパリのグレーブ広場にやってきた。そのなかにはカサノヴァもいて、もっとも良い見物席を確保するために、わざわざ広場に面した部屋をこの日のためだけに借りている。ダミアンを乗せた護送馬車が街中を練り歩き、その後をゾロゾロと人々がついて歩く。何時間もかかることは分かっているので、パンやチーズ、ワインなどを皆手に提げている。広場には出店もいくつか並んで…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 菊富士ホテル

    夢二はもう、何ヶ月とは持つまいと思われるひこ乃を見舞うのに都合がいい様、病院に近い本郷の菊坂の菊富士ホテルへ住まいを定めた。ホテルとは名ばかりで、一種の高等下宿のそのアパートには、社会主義者や、学者や音楽家や亡命詩人や、様々な奇妙な下宿人がいて、国籍もインド人、中国人、ロシア人とインターナショナルなので、夢二のような風変りの人間がころがりこんでも格別珍しがられることもなかた。夢二は、時間の許すかぎり、菊富士ホテルからひこ乃の病室を見舞ったが、次第にあまりの痛ましさからひこ乃の顔を見るのも辛くなってきた。ひこ乃はその年がついに越せず、クリスマスも過ぎたある夜、夢二にも逢えないまま、短い生涯を閉じ…

  • 「パイレーツ・オブ・FM」『ラ・ボエーム - ムゼッタのワルツ』

    youtu.be 「パイレーツ・オブ・FM」を始めます。プッチーニの『ラ・ボエーム - ムゼッタのワルツ』です。プッチーニという人は、まるで私のために曲を書いたようで感性がピッタリです。本当に天才とは彼のためにあるような言葉です。

  • 妄想仏像見学会 part.7

    『妄想仏像見学会六十一話』は【京都・東寺/五菩薩像(839年)】です。 『妄想仏像見学会六十二話』は【福岡・観世音寺/馬頭観音(平安)】です。像高503cm 『妄想仏像見学会六十三話』は【奈良・東大寺/僧形八幡神坐像(1201年)】です。 『妄想仏像見学会六十四話』は【奈良・円成寺/大日如来像(1175年)】像高98cmです。 『妄想仏像見学会六十五話』は【奈良・薬師寺/十一面観音菩薩立像(8世紀)】です。像高191.5cm。 『妄想仏像見学会六十六話』は【大阪・道明寺/十一面観音像(平安)】です。像高99cm。 『妄想仏像見学会六十七話』は【奈良・唐招提寺/盧舎那仏坐像(8世紀後半)】です。…

  • ロミー・シュナイダー Part.6

    1971年 1962年 ロミー・シュナイダーさん、誰もが認めるようにアナタこそは欧州で最大にして最高の女優さんですね。併し、アラン・ドロンと別れたあとに私と付き合っていればアナタの人生はもっと変わっていたと思いますよ。どうですか、今からでも考えてみてくれませんか。もちろん喫煙はOKですから。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 名文との出会い

    子の無い伯母は旬日あまりを静かに過す。そこで人の入浴(はい)って居ない食事どき、午睡の時間、伯母は長い廊下を、気遠くなっている足どりで、混浴の湯室へ下りて行き、人の気のない湯室の中で、五十にまだ間のある美しい肌の伯母は、堰きとめている女だけの想いを展げてみるらしかった。まるで秋津(温泉)の不思議と澄んだ気配が、独り身のさがない嘆きや女の生身の憤りをも、清浄な一つの祈りにするように、湯音も立てず伯母はひっそりと、永い間ひとり湯にひたっているのだった。文学に浸るとは、名文との出会いに巡り合うことですね。私は常にそれを求めています。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。ただでさえ短い秋をかなぐり…

  • ジョセフ・ライト 1734年9月3日 - 1797年8月29日

    ジョセフ・ライト 《鍛冶屋の仕事場》(1771年)ダービー博物館・美術館 《夕暮の洞窟》(1774年) スミス大学美術館 《空気ポンプと鳥の実験》(1768年) ロンドン・ナショナル・ギャラリー 《インディアンの寡婦》(1783-1784年) ダービー博物館・美術館 《賢者の石を探す錬金術師》(1771年) ダービー博物館・美術館 《天体模型で講義をする哲学者》(1766年頃) ダービー博物館・美術館 《月光のドヴェダーレ》(1784年) アレン記念美術館 《ロミオとジュリエット 霊廟の場面》(1790年)ダービー美術館 《サンタンジェロ宮殿の花火》1770年代、バーミンガム美術館 《空気ポン…

  • グレース・ケリー Part.4

    1954年 1954年 1955年 1953年 1955年 1956年 グレースさん、アナタはセクシーというのではなく気品がある女優さんでしたね。 私には品なんていう高級なものはありません。 ゆえに私なんかが話しかけるのは無理な話ですよね。 お妃になるような人ですから、私みたいな下々の者には口も聞いてもらえませんね。 やっぱりダメでしたか。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 ゾラの死因

    昔、エミール・ゾラの伝記映画があったらしいが私は観てない。ドレフェス事件にかかわったゾラが、書斎で執筆中にランプの不完全燃焼がもとの事故で亡くなったと物の本に書いてあった。30年ほど前に『エミール・ゾラとドレフェス事件』という本を読んだが、ゾラの死まで書いてあったかどうか記憶にない。それでゾラの死因を確かめてみると確かに、1902年9月29日、メダンからパリの自宅に戻ってきた翌日に、一酸化炭素中毒によって亡くなる。当時は事故として処理されたが、煙突が反ドレフュス派によって故意に塞がれていたという可能性も有力である、とも書かれている。享年62歳だった。それは知らなかったな、今となっては解明できな…

  • 幕末まらそん侍 土橋章宏

    幕末の安中藩士たちが行う「安政遠足(とおあし)」を題材にした小説で、五代藩主・板倉勝明が安中城から碓氷峠までの二十八キロの「遠足」を藩士に命じた記録が、1927年に刊行された群馬県教育会編の『群馬県史』に書いてあるらしい。勝明は開明的な人物で、いち早く「西洋砲歩操」を導入し「遠足」は訓練のひとつで、これが日本のマラソンの発祥らしい。まったく知らなかった、単なるフィクションだと思って読んでいたが、実在した話だったんですね。安中城址には「日本マラソン発祥の地安中」という碑も建っていて、勝新太郎、嵯峨美智子で『マラソン侍』として映画化もされているが、こちらも知らなかった。

  • 欧米ではノーマスクが常識

    ご覧の通りだが、中には覆面強盗のようなマスクをしている人もいる。欧米ではノーマスクが常識とあるが、確かに日常でもテレビでもマスクをした外人を見ない。さらに外国でコロナ再流行のニュースなどまったく聞かなくなった。日本だけがいつまでもとやかく言っているのだろうか。

  • 日本の偉人伝 Part.8

    茨木のり子 獅子文六 藤岡重慶(1933年11月19日 - 1991年7月23日)さんです。懐かしい人ですね、亡くなって32年になるそうです。悪役などが多かったが上手い俳優さんで、亡くなった時にまだ57歳だったそうですが、意外と若かったんですね。有名なのは「あしたのジョー」の丹下段平の声優で、もうピッタリの声でした。「おいジョー」今でも聞こえて来そうです。 誰だか分かりますか。後年の姿からは似ても似つかない赤塚不二夫さんです。私もそうですが人間、年を取ると劣化していくものですね。ああ、嫌だいやだ。 斎藤 一、(天保15年-大正4年)新撰組で副長助勤、四番隊組長、三番隊組長、撃剣師範。明治維新後…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 「スペインを救え!」

    かつてのファシズムは暴力噴出の道案内をしていた。その勢力は世界を席巻した。ヒトラーのドイツやムッソリーニのイタリア、フランコのスペイン。ファシズムはそれらの国に限ったことではない世界の現象で、たとえば、イギリスのファシズム同盟、フランスの火の十字団、ファシズムこそが、燎原の火のように広がった当時のブームだった。当然、カウンター勢力が現れる。合わせ鏡のように世界に共鳴者が広がった。その一つこそ「スペインを救え!」の運動であり実践だった。ファシズムと反ファシズムの戦いは第二次世界大戦の歯車を回していく。そして今、親イスラエルと反イスラエルの大規模デモが世界各地に燎原の火の如く広がっている。つまりは…

  • 若尾文子 Part.2

    「女めくら物語」 「その夜は忘れない」 「東京おにぎり娘」 「婚期」 「閉店時間」 「華岡青洲の妻」 「家庭の事情」 昔は佐久間良子がいいと思っていたが、最近は若尾文子がだんだん良くなってきた。 演技で見せる表情が上手いですよね。 黒川紀章が惚れるのも無理ないわ。

  • フィンセント・ファン・ゴッホ Part.49

    《花咲くアーモンドの木》(1888年) ゴッホ美術館 《1足の靴》(1886年) ゴッホ美術館 《花咲く桃の木》(1888年) ゴッホ美術館 《わらぶき屋根の家々》(1890年) エルミタージュ美術館 《静物 青いエナメルのコーヒーポット、陶器と果物》(1888年) Basil P. and Elise Goulandrisコレクション 《オーヴェル近くの麦畑》(1890年) オーストリア・ギャラリー 《草原の草とバラのある静物》(1886-1887年) クレラー・ミュラー美術館 《荒れ模様の空のオーヴェルの麦畑》(1890年) カーネギー美術館 《落日の空を背にした嵐の後の松》 《糸杉のある…

  • 大橋純子逝く

    youtu.be 「シルエット・ロマンス」などの大ヒットで知られる歌手の大橋純子さんが亡くなった。73歳だった。今年に入って、ミュージシャンの訃報が相次いでいる。世界的に通用すると言われていた彼女も逝ってしまったか。本当に歌の上手い人だった。この曲、来生姉弟の作品だが、特に姉の来生えつこの歌詞が傑作ですね。最近のパズルを並べ替えしたようで似たような歌詞にはうんざりしているけど、愛やロマンはこんな風に語ってもらいたいね。ともかく歌・曲・詩と三拍子揃った見事な作品だった。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 今日が最期の日になるかもしれない

    私はこれまで幾度となく入院してきたが、心筋梗塞のとき以外は毎日、ベッドで、或は食堂で読書を怠ったことはない。心筋梗塞の期間は腕に5本も注射針を刺され、オシッコは尿道に管を差し込まれバケツに垂れ流しなので、身動きが取れず、さすがに本が読めないが、癌治療の入院時は予め本持参で行くので読書は欠かせない。読書は心のバロメーターと心づけているので、気持ちが乱れては本は読めない。併し、自分に打ち勝つつもりで平然とページを捲ることを心掛けているので、慣れたものだ。だが、ちょっとばかり心が乱れる期間がある。それは病名を宣告されるまでの間、何度もよぎる転移という文字。今回は腰に傷みを伴うだけに早く決着をつけたい…

  • タマラ・ド・レンピッカ 1898年(1895年説や1897年もある)5月16日 - 1980年3月18日

    《La Tunique Rose》(1927年) 《眠れる女》1935年 《オレンジのスカーフ》(1929年) 《ミュージシャン》 《マダムアランボットの肖像》(1930年) 《Backed Nude I》(1925年) n 《イディル(ル・デパート)》(1931年) 《美しきラファエラ》 《マダム・ブーカール》 私も結構すきな画家だがマドンナもタマラの大ファンです。 モダン、ハイカラってなイメージですね。

  • 音楽寅さん

    桑田君、またぜひやってください。大好きな番組でした。https://twitter.com/i/status/1709948558601076768

  • ダメオのアニマル・ラブ Part.43

    「そんなに見つめないでよ。アンタら見つめられるともう、メロメロ、ムラムラ、デレデレしゃうから」「どうして」「どうしてって、分からないの。君たちの目の色は魅惑的すぎるんだよ」「魅惑的って!」「そうだよ、お互いの目を見たら分かるよ。よく見て視なさいよ」「・・・、解らないけど」「どうしてよ、左右、目の色が違うでしょ。YELLOWとBLUEでしょ。そんな色の猫は滅多にいないのよ。ましてや二匹揃ってなんて、本当に珍しいんだから」「ということは何、褒めてるの」「褒めてるっていうか、ちょっと猫世界では悩殺っていう感じ」 「人間の世界では、春眠暁を覚えずというらしいけど、ネコの世界では秋眠暁を覚えずというのを…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 胡坐

    あぐらを漢字で書くと胡坐となるが「胡」とは北方民族という意味です。つまり、北方民族の座り方が胡坐ということになる。中国人は胡坐をかけない。正座もできない。ところが満州族や蒙古族はあぐらがかける。そもそも狩猟民族や遊牧民族は定住地を持たず、移動式の家に入るときには靴を脱ぐ習慣があり、地面に胡坐をかいて座る。そう考えると日本人はかなり彼らに近い。頭を剃る習慣も江戸時代の日本人は月代を剃ってちょんまげ結っていた。これは北方民族の習慣と共通している。辮髪でぶら下げている後ろの部分を纏め、前に折り返せばちょんまげになる。以前から不思議に思っていることだが、モンゴルから大相撲に入ったひとは全員日本語が上手…

  • 癌、腰の骨に転移か

    私の癌はいつも思いがけずやってきます。心筋梗塞後、血液サラサラ薬を飲んだら血便、そして大腸がん発見。喉の奥にいつの間にか大きなしこり、耳鼻咽喉科で悪性リンパ腫発見。抗がん剤治療の最中に胃腸の調子が悪いと言って先生に頼み、胃カメラ検査で十二指腸癌発見。そして今日、一昨日のMRI検査でヘルニアの状態を調べにいったつもりが、よもやの腰の骨に転移か、或はただヘルニアが悪化したのか分かりませんが、月曜に予約日を決めて、また大病院で検査。2か月ぐらい前にペットCTで異常なしと言われたのに。おそらく結果は再来週でしょうね。私の見立てでは、7割転移、3割ヘルニア。ただ、今回はかなり痛かったので、或はどうなのか…

  • マリリン・モンロー Part.63

    1958 モンローさん、アナタはサザエさんみたいに年を取らない人ですね。いつまで経っても若くて人気がある。 アナタのことをずっと思い続けていることは知っていますよね。 安心した気持ちの安らぐ生活をこのあたりで探しませんか。 それにはもちろんパートナーが大切ですね。 寄り添う相手として、私は今までに巡り合ったことのないほどいい男だと思います。 御一考願います。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 『ばばあ、とうとう、いっちまいやがったか』

    訃報に接したときの模様を井上和夫は次のように記している。「小津さんは『ばばあ、とうとう、いっちまいやがったか』そう云って、タオルを取ると、庭の流し台に立っていかれた。水道の蛇口から、じゃじゃと水を出して、小津さんは、幾度も幾度も顔を洗った。そして洗っても、洗っても、あふれてくる涙を止めようもなく、厳寒の夕闇の中で立ちつくして居られた」小津は部屋に入ってきたが、すぐ涙が溢れてきて、手にしたタイルでゴシゴシと顔を拭いていた。昭和37年2月4日、小津安二郎の母死す。小津58歳。小津は生涯結婚せず独身を貫いた。その翌年の12月12日に小津本人も後を追うように逝ってしまう。儚い人間の運命ですね。「ムーン…

  • マライア・キャリー 1970年3月27日 -

    2001年 1999年 1999年 アナタね、セクシー過ぎるんだよ。 もう悩殺されるでしょ。 そんなノーブラで犬の散歩なんて。 どうですか、私が犬を買ってあげますから一緒に住む気はありませんか。 昔から言うでしょ、出会いはDOCKからなんて。

  • メルヘン画 Part.10

    「寒いずら」「はよ~帰るべ」「いや、おら東京さ行くだ、東京さ行くだ、東京さ行~くだ」「やめとけ、やめとけ。東京さ行ってもろくなことはなかんべ」「おい、早く帰るべ」「ホントに東京さ行って来るべ」「本気かよ、東京さ行くって」「ホントずら、行ってくるべ。お絹ちゃんに宜しく言っといてくんろ。偉くなって必ず迎えにくるからってな」「やめとけバカ」「必ず手紙出すから待っててくんろ」「行っちまいやがった」 私もこのぐらいの才能が欲しかったな。まあ、画家とはいえないんかも知れないけど、こんな職業で食っていきたかった。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 世界における、僕の最も嫌いな顔が此所にある

    室生君、君のあらゆる生活は、君自身に対する嫌忌と克服によって一貫している。何よりも君は、君自身の容貌が嫌いなのだ。君は自分の顔を鏡に映して、絶えず自分で腹を立てている。思うにその鏡の中には、君が理想とする要望、それは君の抒情詩や小説によって聯想される如き、優にやさしい美少年の顔であろう。と丁度正反対のものが写っている。君の如き極端な自己嫌悪者は、君の知る世界に於いては殆ど居ない。どんなに君が、君自身の容貌を悪んでいるかは、かつて君が鏡を指して「世界における、僕の最も嫌いな顔が此所にある」と言ったほどに有名である。だが君の嫌いなものは、あえてただ君自身の容貌ばかりでないだろう。その容貌に現れてい…

  • オトコとオンナの深い穴 大田垣晴子

    むか~し昔、まだ20歳ころだったか、先輩に連れられてストリップを見に行ったことがある。確か二度ほど行ったと思うが、私はできるだけ後ろに座り、真剣な眼差しの客を見ていた。一番前の席に座る客は「がぶりつき」といって、何とか秘部を見ようと顔を斜めに必死の形相。すると「アンタ何回見てるのよ」と上から平手打ち。実は私、男といってもこんな所まで来て見たがる客の神経が解らない。何が面白いのってな感じなんですね。本書は風俗のエトセトラが書かれているのだが、既に初体験を済ませていた私にはどうも風俗というのが性格的に合わない。昔は昼サロって何だろうと思っていたが、ともかくありとあらゆる風俗に行ったことがない。金を…

  • レコードを挟んでどこでも楽しめる サウンドバーガー『AT-SB727』

    Bluetoothでも有線でも 好きな場所でレコードが聴ける 片手で持ち運べるコンパクトデザイン! ついにここまできたか! いいねこれ。

  • 滝平二郎 part.21

    水車 麦秋<初夏> 顔 麦わら帽 夢 草笛 便り 夏は来ぬ 水心あれば魚心 麦

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 親イスラエルは国是

    現在、世界中で起こっている反イスラエルデモ、併し、ドイツでは親イスラエルは国是らしい。もちろん過去の教訓を踏まえてのことだろうが、国民としては他人に反イスラエル的なことを言っただけでも咎められる厳しい環境にある。だが、EUの中でもアイスランドだけは反イスラエルという思想に凝り固まっている。90年代、やたらと国際情勢を賑わせていた北アイルランド紛争というものが当時、まったく分からなかった。アイルランド共和軍、元を正せば、17世紀にイギリス本土での清教徒革命で実権を握ったオリバー・クロムウェルが行ったアイルランド侵攻において、プロテスタントによるカトリック弾圧から続いてきた「アイルランド人に対する…

  • フィンセント・ファン・ゴッホ Part.48

    《鉄道客車》(1888年) 《1足の靴》(1886年) ファン・ゴッホ美術館 《オリーブ畑》(1889年) ファン・ゴッホ美術館 《モンマルトルの野菜園》(1887年) ゴッホ美術館 《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》(1886年) ケルビングローブ美術館・博物館 《花咲く桃の木々のあるクロー平野》(1889年) コートールド・ギャラリー 《黄色いバラのあるグラス》(1886年) ゴッホ美術館 《花咲く庭と小道》(1888年) ハーグ市立美術館 《ライラックの木》(1889年) エルミタージュ美術館 《ドービニーの庭》(1890年) バーゼル市立美術館ゴッホさん、突出してアナタの作品が多くなって…

  • ヘルニアMRI検査

    今月はちょうど採血とレントゲン検査の月。腰のレントゲンを撮るに案の序、下の方の腰椎の部分が相当悪くなっている。明日、さっそく大病院でMRI検査。来たかついに、やってくれ、どんどん検査してくれ、なんなら入院手術でもいいぞ、最近入院してないから久々に行ってみたいと思っていたところだ、それも新しい病院ならなおさら結構毛だらけネコ灰だらけ。然し、ヘルニアの手術は下手すると半身不随になると聞くがどうなんだ。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 フロックコートが発病の原因だった!?

    嵯峨野比からから帰った青木は、たねと一緒に和泉屋を出て、漁師小屋へ移り住む。身重の女と汚らしい男の二人づれは、村人達に奇異に映ったことだろう。青木はここで漁師のひとりから、肺病で死んだ息子のものだというフロックコートを貰っているが、彼の後の発病はこれが原因だったのではないかと、たねは後年蘭童(息子)に語っている。7月11日付の蒲原(有明)の書簡には、「頃日御起居如何、小生はその後漸時客舎に病臥罷在候處、昨今は殆ど全快仕候。以來當地へ假偶罷存候」とだけ記している。いよいよたねの出産が迫っているところへ、青木も病気で伏していたようだ。青木とは青木繁のことだが、本当に衣服だけで結核はうつるのだろうか…

  • テイラー・スウィフト Part.4

    2018 2019 2019 2015 2016 2019 テイラーさん、恋愛禁止何て言っているお国もあるようですが、馬鹿馬鹿しいと言ってやってください。20にもなって恋愛禁止なんてアホらしくてやってらんないって。

  • ヤン・マテイコ 1838年6月24日 - 1893年11月1日

    《自画像》 (1892年) 《グルンヴァルトの戦い》(1878年) 《ジグムントの鐘》(1874)ワルシャワ国立美術館 《スタンチク》(1862年) ワルシャワ国立美術館 《ポーランド王プシェミスウ2世の暗殺》 《スタンチクとガムラト》 《ラツワヴィツェの戦い》 (1888年) 《盲目のファイト・シュトスと孫娘》 (1865年) 《スカルガの説教》 《レイタン、ポーランドの没落》 《コペルニクス》 ポーランドの画家。ポーランド史に残る政治・軍事の出来事を主題にしたことで知られる。彼の最も有名な作品群には、油彩の『グルンヴァルトの戦い』のような多くの戦闘や、宮廷の光景を描いた作品、こういうのって…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 永田鉄山軍務局長

    統制派の首領、永田鉄山軍務局長を知っているだろうか。昭和10年、その絶大なる権力を持っていた永田少将を、こともあろうに軍務局長室で惨殺した相沢三郎中佐は、第二回の公判の折り、このように答えている。「永田閣下は、当局として皇軍を背負って立ち、皇軍の真姿を現はすべくお預かりした軍務局長の立場にあり、その立場は、大臣以上に寧ろ、元老、財閥、新官僚等との脈略の中心であります。悪魔の総司令部の様なものであります。この悪魔の総司令部を一刀両断する、之が自分の使命であると思ひました」昭和10年8月1日、相沢は台湾歩兵第一聯隊への転補を拝命していた。この人事の裏には、直属の上官である樋口季一郎の意向があった。…

  • ビートルズの新曲、「ナウ・アンド・ゼン」

    youtu.be ビートルズの新曲、「ナウ・アンド・ゼン」のミュージックビデオが公開された。1995年によもやのビートルズ新曲と聞いてビックリしたが、確かにまだ1曲あったが雑音などで見送られたという話だった。然し、技術は進歩してAIでここまで出来るようになった。これこそが真のラストソングだ。聞いてるかいジョンとジョージ、私にとっては人生最大のスター、永遠のスター、ここに極まれり。

  • 妄想仏像見学会 part.6

    『妄想仏像見学会五十一話』【奈良・薬師寺/薬師如来及両脇侍像(697年)】 『妄想仏像見学会五十二話』【京都・東寺/多聞天(839年)】木造彩色。高さ2m。 『妄想仏像見学会五十三話』【奈良・東大寺/日光菩薩・月光菩薩立像(天平前期)】像高は日光菩薩が207.2cm 『妄想仏像見学会五十四話』は【奈良・法隆寺/観音菩薩立像(7世紀前半)】です。国宝。像高179.9cm。 『妄想仏像見学会五十五話』は【京都・東寺/梵天坐像(839年)】です。高さ1mの坐像。 『妄想仏像見学会五十六話』は【京都・宝菩提院/菩薩半跏像(平安初期)】 『妄想仏像見学会五十七話』は【滋賀・西教寺/阿弥陀如来坐像(平安後…

  • 朝潮太郎さん逝く

    「大ちゃん」の愛称で人気を博した大相撲の元大関・朝潮さんが亡くなったことが3日分かった。67歳。近大時代にアマ横綱を2年連続で獲得し、鳴り物入りで高砂部屋入門。1978年春場所に幕下付け出しで初土俵を踏んだ。わずか4場所のスピード出世で入幕。部屋の由緒あるしこ名「朝潮太郎」(4代目)を名乗り大関に昇進。85年春場所では13勝2敗で初優勝を果たした。89年春場所で引退。90年3月に若松部屋を創設し、2002年2月には高砂部屋と合併し7代目高砂を襲名した。2000年2月から08年1月まで、4期8年にわたり日本相撲協会理事を務める一方で、横綱・朝青龍、大関・朝乃山らを育て、20年11月に定年。朝潮も…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 グエン・バン・タイという北ベトナム捕虜

    ベトナム戦争も末期の1975年4月、北ベトナム軍の戦車がサイゴンになだれこんだ。アメリカ人や南ベトナムの要人の家族は、ヘリコプターなどで次々に国外に脱出して行った。そのとき、米軍と南ベトナム政府はまだ共産側の捕虜を多数捕らえたままだった。その中に、1968年のアメリカ大使館攻撃占領作戦の計画立案に関係したグエン・バン・タイという北ベトナム捕虜がいた。彼だけは最後まで解放されることなく、サイゴンから撤退する米軍機に乗せられ、高度3000mの高さから、南シナ海へ突き落された。独自の判断で処置してしまうというリンチに他ならない。イスラエル軍はガザを完全包囲してハマスとの市街戦に入った。今夜10時から…

  • ワシリー・カンディンスキー Part.6

    《自らが輝く》(1924年) アーティゾン美術館 《ムーブメント I》(1935年) トレチャコフ美術館 《ヘビー・サークル》(1927年) ノートン・サイモン美術館 《コンポジション X》(1939年) ノルトライン・ヴェストファーレン・アートコレクション 《Yellow Red Blue》 《アフティルカ ベランダのニーナとタチアナ》(1917年) ポンピドゥ・センター 《即興 渓谷》(1914年) 《インプロヴィゼーション 峡谷》(1914年) レンバッハハウス美術館 《スウィング》(1925年) テート 《赤いスポット II》(1921年) レンバッハ美術館 う~ん、解からん、アナタの…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 明治神宮造営

    現在の明治神宮は面積約七十万平方メートル、樹木は実に二百三十四種三万七千本におよび、しかも自生したのではなく、ほとんどが全国からの献木によるもので、創建は大正九年、祭神は明治天皇と妃・昭建皇太后。その場所を決めるに、神聖、森厳を主旨とするなら富士山や筑波が適地であろうが、明治天皇の御徳を万古に欽仰するためには、参拝者が訪ねやすい場所でなくてはならない。となれば、東京を鎮座地とし、人為で森厳性を確保するしかない。つまり既存の森厳地に神宮を造営するのが不可能であれば、人工で神聖なる森を造ればよいと考えたわけだが、実践については専門家の調査を待つのが適当としたらしい。最近、ニュースといえばガザ地区へ…

  • 「明治の日」

    愛知県美浜町野間にある野間大坊に昔、2度ほど行ったことがある。源頼朝公の父、源義朝公が眠るとされるお寺で、平安時代の末期、平治の乱で平清盛公に敗れた源義朝公が家臣(長田忠致・景致)を頼って野間にやってきたが、二人の裏切りに合い入浴中に殺殺害されたところで有名だが、近くの丘で偶然、「明治に続け」という石碑が建っているのを発見した。ところで11月3日の「文化の日」について、自民党や立憲民主党などの議員でつくる超党派の議員連盟は「明治の日」と併記する法改正を目指すことになりました。11月3日は明治天皇の誕生日で昭和2年から22年まで「明治節」という祝日でしたが、昭和23年に制定された祝日法で「文化の…

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