ガラガラガラガラ音を立ててガラ紡機が回るガラ紡機とは言い得て妙だが正式名は臥雲辰致の紡績機そんな環境の中に綿繰り機で綿の種取りに勤しむ人がいる「私はこの音が好きだから」と、いうどんなに、織りの技術が向上しても基本は棉だと言うそんなHiramatuさんが今取り組んでいるのは組織織りと紋様つくりである。一本一本の糸を綜絖という装置を使って上げ下げしながら柄を織り出す授業の真っ最中である今回は、織物の写真を見て組織と柄を分解したHiramatuさんだ。これを織り終えたら次は創作新柄を作る方法を教えたいと思っている創作は想像から生まれる臥雲辰致の紡績機の発明のように想像の中の閃きが、このガラ紡機の音の中から産まれ出そうな予感がする。Hiramatuさんは淡々と機械音の中で織り続けた。ガラ紡機の音の中で手織り三昧、綿繰り三昧の私