「レディ・ムラサキのティーパーティらせん訳源氏物語」(毱矢まりえ森山恵著2024年2月講談社300p)を読みました。レディ・ムラサキは紫式部のことです。1925年にアーサー・ウェイリーが訳した源氏物語「TheTaleofGenji」をさらに日本語に訳し戻した「源氏物語A・ウェイリー版」(左右社)の訳者毱矢まりえ・森山恵姉妹の翻訳話です。毱矢姉妹の訳では、冒頭は「いつの時代のことでしたか。あるエンペラーの宮廷での物語でございます」(!)となっている。エンペラーは恋に落ちるえ?寵愛は恋だったの(光源氏の母・桐壺更衣は宮中での嫌がらせにあって死んでしまうけれど)はたして桐壺更衣は帝をどう思っていたのだろう?はたして帝に恋をしていたのだろうか?(ご寵愛は、ちょっと迷惑だった?)などと言葉が違えば考えることも違って...「レディ・ムラサキのティーパーティ」毱矢まりえ森山恵