産経新聞・俳壇。2019年3月28日。 宮坂静生選 群青の御巣鷹の天木の根明く 春きざす鏡に仕立て卸かな 松の芯思ふ以上のこと成らず 早春や光なくして吾もなし 歳月やうんぷてんぷを霞みつつ <…
産経新聞・俳壇。2019年3月21日。 宮坂静生選 誰にでも一人でゐたきときあらむ 涅槃図に嘆く蚯蚓も描かれし コーヒーの渦に一滴牧の春 羽繕ひ入念にして帰る鴨 牡丹雪水の重さのありにけり <…
産経新聞・俳壇。2019年3月14日。 宮坂静生選 枯れしこと忘れ一樹の立ちつくす 凧の糸引いて天意をさぐりけり 禰宜よりも巫女が主役の鷽神事 幟立て寒鰤市の始まりぬ 寒晴や髭剃り上げて山に向く …
毎日新聞・俳壇。2019年3月11日。 片山由美子・選 まつすぐに首を伸ばして鳥帰る 小川軽舟・選 遺句集に自選…
産経新聞・俳壇。2019年3月7日。 宮坂静生選 鯛焼がおよぐ鶯餅よ飛べ 人間と思へぬ声や寒稽古 麦を蒔くだけの畑となりにけり 影捨てて初蝶風に紛れけり 木には木の言葉あるかに銀杏散る
毎日新聞・俳壇。2019年3月5日。 西村和子・選 街角に地図読む人や日脚伸ぶ 小川軽舟・選 カフェらしき内装…
産経新聞・俳壇。2019年2月28日。 宮坂静生選 取り扱い注意の夫や冬至柚子 葛湯して天地創造するごとし 米寿なほ日向ぼこする暇のなし 晩年を遊びつくさん木の実独楽 けっかのごとき梢や春を待つ …
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