10年前のブログ開設より殆どの場所で行ってきた本場所期間中の毎日更新(結果&展望)ですが、去る5月場所分をもって長期休場ー事実上の無期限更新停止ーとさせていただきます。十年一昔といいますが、当時の上位陣はすべて土俵を去り、幕下以下の時代から注目してきた力
花形力士の取り口分析、幕下以下有望力士、相撲部屋ごとの特集など幅広く更新中。 「本場所中も本場所後も楽しめる」をコンセプトとして、マイペースかつストイックに我が道を往き続けます。
去る春場所で新入幕優勝の偉業を遂げた尊富士、その15日間から本場所中に観戦記で取り上げた12番を一部手直しや補足を入れた上で再掲します。4日目 vs妙義龍 押し出し十両1場所通過の新入幕・尊富士が今場所も勢い止まらず4連勝スタート。脇腹を痛めておりいつもの
尊富士の立ち合いは予想通り張り差し。しかし、筆者の想定とは活用方法が異なっていました。筆者が描いていたのは、踏み込みながら張って中に入っていく形。しかし、尊富士が選んだのは豪ノ山の出足を止めて左四つに組み止めるため、つまり四つ相撲の力士が用いる王道的な張
令和6年春場所千秋楽の見どころ 大の里×豊昇龍 尊富士×豪ノ山
ひとまず大の里×豊昇龍のみ行います。尊富士の出場が確認できれば尊富士×豪ノ山も更新予定。0大の里 ×××××● 豊昇龍1大の里の挑戦を退け、豊昇龍も2敗キープ。昨日も伝わる人には伝わるだろうというニュアンスで書きましたが、若乃花さんも指摘する通り、個人的
尊富士は右足を引いた姿勢から、一歩目の右足を(東から登場する場合は)向正面寄りへ斜めに踏み出していくようにするので、やや右からの崩しには弱く、豊昇龍としては右で張ってバランスを崩す方がプランは描きやすそう。と書いたのは12日目の見どころ記事。実際には、必
1敗 尊富士3敗 豊昇龍 大の里尊富士 初顔合わせ 朝乃山朝乃山としては、左から引っ張り込んで捕まえにいくのは避けるべき。尊富士の左は相当に固いので、右を固めていっても差し勝つのは至難の業、結果として二本差されてしまう公算がきわめて高くなる。また、尊富士
見どころ記事で「若元春が左右どちらに傾いて当たってくるか」という論点を示したのですが、尊富士もそこを考えたのか、立ち合いはフラットに両手を下からあてがうようにして立っていきました。若元春が選択したのは右かち上げ、同記事で予測した通り、この立合いでは尊富士
尊富士新入幕優勝に向けて大きな関脇戦。両大関含む3敗勢4人にとっても一戦必勝の厳しい最終盤が始まります。尊富士 初顔合わせ 若元春左四つに組めば若元春・・・というわけでは必ずしもありません。尊富士は「根が左四つ」というレベルではない専門職級の技能を持って
1敗 尊富士3敗 豊昇龍 琴ノ若 大の里 豪ノ山豊昇龍は右前に出ながら右で張って左差しを狙いましたが、この左は囮に近い役割。右おっつけで尊富士の重心が右に寄ると、豊昇龍は向正面を背にして左の力を抜きつつ右上手を探る。尊富士は嫌って腰を引くことにより、さら
德勝龍×貴景勝・照ノ富士×志摩ノ海などの過去映像引っ張り出して、見返しながら展望書いてたときも大変だったけど、純粋な初顔合わせで連日書かなきゃいけないのも難しくて連日困惑しています。尊富士 初顔合わせ 豊昇龍尊富士としては優勝に九分九厘近づけるか、豊昇龍
立ち合いは尊富士が先に仕切ってチャレンジャーとしての振る舞いに徹しました。左を先に下ろす手着きも、阿炎戦のように右手を仕切り線から遠い位置に置いて呼吸を測る仕草なく、すぐ前に体重をかけていった。ゆえに、立ち合いの瞬発力を最大限生かせるわけではなかったと思
いよいよ迎える大関戦。旋風吹きやまずか、新大関が止めるか。尊富士 初顔合わせ 琴ノ若破壊力の大の里に続いては、吸収力の新大関。今場所の琴ノ若って相変わらず突き押しの力士に強いのですが、一歩目の右足を引きながら相手の圧力を吸収し、左足前のポジションを固める
立ち合いまともに当たり合って、尊富士の左が内側から入ったのですが、大の里の当たりもやはり相当な威力、また尊富士の右足の踏み込み方にもやや無理があったため、左足が上がり腰が浮いて引け気味になり出足が止まりました。左を返している尊富士は右も入れてもろ差しとな
尊富士が勝って2差で終盤を迎えるか、大の里が勝って並走となるか。後半戦早々に大注目の一番が待っています。尊富士 初顔合わせ 大の里大の里は右を固めていく立ち合いを予想していますが、2日連続のもろ手突きも排除はできないし、尊富士の頭にちらつかせるだけでも価
いやあ、もろ手突きでいきましたね。大拍手です。立ち合いのバリエーションが多いとは言えない大の里にとってもろ手突きも堂々たる武器であるはずが、先場所琴ノ若戦の失敗で必要以上に騒がれて本人としてもその論調を認めざるを得ない状態になっていた。展望でも少し述べま
全勝 尊富士1敗 大の里2敗 貴景勝 琴ノ若 湘南乃海立合いの呼吸は想定通り。尊富士が不承不承先に仕切り、先に手を着いて待つ構図となった。ただ、阿炎もそうして上位者の特権を用いてからは駆け引きせず、呼吸を合わせて立ちましたね。立ち合いもオーソドックスなも
令和6年春場所9日目の見どころ 阿炎×尊富士 大の里×若元春
全勝 尊富士1敗 大の里2敗 豊昇龍 貴景勝 琴ノ若 阿炎 御嶽海 佐田の海 湘南乃海阿炎 初顔合わせ 尊富士最初にして最大の注目は立ち合いの駆け引き。尊富士は新入幕ながらに、相手に先に手を着かせたい意思を鮮明にしている力士。阿炎がそれを許容せず、しばし
竜電はなまくら四つですが、一般的には左四つとされていて、尊富士は相手の左差しを警戒するかと見ていたのですが、意外にも右を差すような立ち方。竜電も左足で踏み込んで左から攻めたので、どちらかと言えば尊富士がおっつけられるような格好になった。右を抜いておっつけ
先場所と異なり、大の里は先に両手を着いて待つ仕切り。こちらの立ち合いを基本にしつつあるのは良い傾向と言えるでしょう。相撲の展開としては、右で突き起こして距離を空けながら左を巻き替える阿武咲と、左でおっつけて前に出ながら右を巻き替える大の里の攻防、伸びたり
左四つに誘い込まれたらどうなるかと見ていて、実際その形になったのですが、何のその、むしろ自分から右前廻し(引いたのは横に近いですが)を求めて湘南の左差し手を殺す狙いでした。後はやっぱり、このクラスの相四つ大型力士相手でも左の返しは十分に通用するんだなと。
尊富士6連勝。いや~強いですね。立ち合いの低さ、疾さ。相手を起こした後、ちゃんと左を差して出るから危なげがないし、左足を出しながら左を差してるから加速がついて、最後は右を踏み込みながら右おっつけで詰めていく。先場所からそうですが、出足相撲の一言だけではな
6日目の見どころ、「読みやすさチャレンジ」として本来取り上げたいことの1割くらいに留めてみましたが、見返すとスカスカも良いところですねw ただ、繰り返しやればもう少し磨きがかかるのかもしれない。とりあえず今日も書いてみます。湘南乃海×尊富士あくまで体感的に
若隆景右四つ、伯桜鵬左四つの喧嘩四つ。若隆景が右差しを狙うと、伯桜鵬は右足から踏み込むも、左は差しにいかず、かと言っておっつけ(外ハズ)というわけでもなく、外から合わせるような使い方。右で起こしてスペースを空け、上から左を巻き替えて左四つに持ち込んだ。左
少しずつですが、楽しみな取組の注目点を書いておきます。尊富士×美ノ海尊富士が左前廻し狙いの低い美ノ海にどう対するか。この手の相手には張り差しで起こす選択肢も持っている。大の里×明生先場所、立ち合いで弾き返されて完敗の明生がリベンジを誓う一番。より立合い集
5-0尊富士(押し出し)時疾風3-2尊富士は左差しの時疾風に対し、顎下へかましながら左で胸を突き、右は抱える格好。時疾風の上体を起こすや素早く左を差して下手を引き、右でおっつけながら向正面へ。時疾風右で振り、遠心力を使って左を返そうとすれば、尊富士右手が
今場所も序盤のうちにザッと全体的な様相に触れておきたいと思います。十両1場所通過の新入幕・尊富士が今場所も勢い止まらず4連勝スタート。脇腹を痛めておりいつもの瞬発力はありませんが、必ずしも出足任せの相撲だけでないことは、先場所分の更新でも記した通り。この
霧島の立ち合いは熱海富士戦と同じ、左手を出して右から入っていく形ですが、踏み込みも2日目同様にぴょんと跳ねる両足跳び気味で圧力がほとんど伝わらない。左右の差し手争いを図るも、朝乃山に右をぶつけられるとたちまち足が上がって腰は浮き、反応で赤房から向正面側へ
平戸海は大の里の右かち上げに対して左前廻しで止めにかかると予想していたのですが、恐らくそれでは止まらないと踏んだのでしょう。早く立って、前に出した手を滑り込ませるように左を差し込んだ。やや立ち合い合わずに上体が突っ込み加減ではあったものの、戦術的には成功
場所前更新の取り口分析で「少し右にずれながら出ていくのと、まっすぐ踏み込んでいくパターンとがある」と書いた琴ノ若のもろ差し狙い。過去2回の対戦では後者を採用、立ち合い右手を前に出す動きで目を瞑らせ、腰を浮かせる目論見もハマっての連勝中でしたが、今日は前者
霧島は立ち合い、過去2場所のような右で突くのではなく、左で突いていきました。左で突く場合は左四つ相手に右おっつけのパターンが多いものの、熱海富士は右四つなので、霧島の右は中から入れにいく形。あるいは右を入れ、左も一突きしてから差し込んでもろ差しを狙いたか
今日の玉正鳳戦は本当に楽しみでした。というのも、玉正鳳は十中八九ーかつて朝乃山や伯桜鵬(当時落合)を沈めたー「玉正鳳スペシャル」を出してくるだろうと予想できたから。「玉正鳳スペシャル」は筆者が勝手に呼んでいるだけですが、一応詳述したものを過去の記事から引
正面からの映像では分かりづらいですが、横綱の立ち合いは手繰りでした。ただ、錦木はそんなに突っ込んでくる相手でもないし、右手を伸ばすわけでもないので、正直、手繰りを選択する相手としては不可解と言わざるを得ない。先場所来、さすがにこの立合いを出しすぎな感は否
☆は令和6年度最新版横綱 照ノ富士大関 霧島大関 豊昇龍 ☆大関 貴景勝大関 琴ノ若 ☆関脇 大栄翔関脇 若元春 ☆小結 阿炎小結 錦木 ☆にほんブログ村
大青山(荒汐・23歳・中国・192㌢/157㌔)師匠と同じ内モンゴル自治区の出身、四股名は故郷の山から取った。強豪・飛龍高校を卒業後、3年以上の研修期間を経て、3年11月に初土俵。順調に番付を上げ、翌年7月には三段目6戦全勝同士で出場停止明けの朝乃山とも対戦して
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10年前のブログ開設より殆どの場所で行ってきた本場所期間中の毎日更新(結果&展望)ですが、去る5月場所分をもって長期休場ー事実上の無期限更新停止ーとさせていただきます。十年一昔といいますが、当時の上位陣はすべて土俵を去り、幕下以下の時代から注目してきた力
12-3大の里(押し出し)阿炎10-5いやあ、大の里は左のあてがい(外ハズ)見事でした。先場所は突き放された右喉輪を跳ね除けるような左の使い方でしたが、今場所はより典型的なあてがい。脇の下の要所を押さえて逃さない、まるで師匠のそれを見ているようでした。右
大の里勝てばスピード初優勝。阿炎勝てば最低3人、最大4人の決定戦。その場所の点数=優勝争いの劇的度では断じてないですが、大関・関脇・小結・名誉三役級の計5人が最後に残ってくれたことは本当に良かったなと思います。1大の里×××××◯阿炎0先場所は阿炎がもろ手
3敗 大の里4敗 豊昇龍 琴櫻 阿炎 大栄翔10-4豊昇龍(寄り切り)欧勝馬9-5場所前の好調を伝えられながらまさかの連敗スタート。ライバル王鵬、再出場の髙安にも惨敗し、9日目を終えて4敗となったときは遥か彼方に見えた優勝の2文字が、豊昇龍の眼前に捉えら
3-4矢後(押し出し)德之武藏2-5相四つの両者、矢後が右をかち上げながら左差しを狙うと、德之武藏は頭でかまして左ハズから左を差し、右でおっつけると、矢後が左を抜いて右前廻しも窮屈。矢後腰を入れて外側から両掌を重ね合わせてロックし、じわじわ青房に攻め寄せ
3敗 琴櫻 大の里4敗 豊昇龍 阿炎 大栄翔 湘南乃海 欧勝馬2阿炎●●●●●●琴櫻8先場所の対戦昨年の1月から8場所連続対戦中&琴櫻の7連勝中。阿炎が左足前で構える琴櫻の安定姿勢を崩しきれず、ワンサイドの様相となっています。ただ、上記リンクで述べた通り
4-6-3若元春(押し出し)欧勝馬9-4欧勝馬からすれば、異次元の体験だったでしょう。当たりの強さ、「それでねじ込まれちゃうの?」という左、めくり上げるような右、苦し紛れに引いた下手をいとも簡単に切ってしまう技術、切ったあとの脈絡途絶えぬ鋭い攻め。若元春
4-3荒篤山(押し出し)千代丸3-9千代丸もろ手突きからちょっと引いて正面側に回り、また手で止め、右で喉を押すと荒篤山も右で喉を押し放して体が離れる。ここで千代丸右差しを図るが、荒篤山右で突きながら左で外し、千代丸もう一度右を差しにいくところ、荒篤山今度
9-3欧勝馬(叩き込み)正代5-7欧勝馬は正代得意の左ハズであてがわれ泳いでも頭が下がらず低い姿勢を維持しようとし、正代が中へ入ろうとすれば右おっつけ左を巻き替えて間隔を取り、密着を許さず。できた空間に手を出して止め、また頭を低くしながら右喉輪で正代のア
2-4德之武藏(送り出し)大青山3-3当たり合ってすぐに左四つに組み合い、德之武藏先に上手。德之武藏ひとつ前に仕掛け、右で続けざまに振るところ大青山右巻き替え、德之武藏すぐに左を差し返すが、大青山も上手を引き、お互い両廻しで胸が合う格好に変わる。土俵中央
豊昇龍は立ち合いよく考えていきましたね。前回勝っているとはいえ、立ち合いで引いた左前廻しは切られ、右もすぐには差せなかった。そこで今回は少し左へずれつつ、右は突いて起こしてギャップを作ってから差し入れる形。ずれているので、上手の位置も前ではなく横を取りま
2-3大翔丸(押し出し)宮城1-4宮城低く踏み込むも、大翔丸右で肩を押してグイと腕を伸ばすと、宮城すぐに引いて、呼び込みながら向正面へ回ろうとしたが、大翔丸よく見て正面から逃さず、宮城が苦し紛れに引いて赤房側へ逃れようとするのを許さずに押し出した。2-3
きわめてアンバランスですが、本日は1番だけ。明日は7番も待っています(泣)4-1木竜皇(押し出し)對馬洋4-4對馬洋左で突きながら右かち上げで起こすが、木竜皇も体勢崩れず。對馬洋が右で喉を押すと、木竜皇右喉輪で応じながら左を差して下手を引き、對馬洋も左を
1-3宮城(寄り倒し)德之武蔵2-2德之武蔵過去2場所の対戦と異なり、サッと両手を着いて立ったので、宮城は立ち合い遅れて右脇が空いた。德之武蔵左から起こして赤房へ出つつ、右を抜いて右上手。ちょっと呼び込んだところで宮城も右上手を引くが一枚かつ胸の合う格好
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。1-2大翔丸(押し出し)千代の海0-3千代の海右手を前に出しながら左差しを狙ったか。大翔丸は見ていくような出方で右を外ハズにあてると、千代の海すぐに離れ、手先で押して距離を取るが威力なし。大翔丸右で千代の
1-2大青山(押し出し)生田目2-1大青山左差しを狙うと、生田目もろ手突きで距離を取り、大青山突き返さんとするも生田目圧力をかけながら左おっつけ右で胸を突いて押し下げ、大青山なおも手を出して近づけまいとするが、生田目その手の内側から内側からと交互に腕を回
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。2-0若碇(寄り切り)德之武蔵1-1若碇低くかまして左差し、右は厳しくおっつけて德之武蔵に左を抜かせたところを深く差し込む。德之武蔵右から絞って若碇の上体を起こしつつ右上手を求めると、若碇ちょっと低く重心
0-2北磻磨(寄り切り)大青山1-1大青山左差し狙い。左を浅く覗かせると、北磻磨が右で突いて振りほどくところ、大青山突きに変えて攻勢。正面から逃さないよう、中に入れないようによく視ながら回転良く突いて圧力をかける、北磻磨少し引いて向正面から赤房側へ回ろう
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。0-1北磻磨(小手投げ)荒篤山1-0荒篤山少し早く立って左右と突き起こし、北磻磨が前のめりになるところ、右を覗かせながら右へ開いて左で叩くが、北磻磨落ちずによく堪えた。間隔が空き、荒篤山突き立てんとすると
幕内経験者が4人、十両経験のない新鋭が6人とキレイに色分けされた今場所の5枚目以内。果たして来場所関取の地位を掴むのは・・・楽しみな15日間がまた始まります。※以前の手さばきに比べるとより簡略に、相撲の流れが分かる程度の分量に留めてお届けします。0-1大
12-3大の里(押し出し)阿炎10-5いやあ、大の里は左のあてがい(外ハズ)見事でした。先場所は突き放された右喉輪を跳ね除けるような左の使い方でしたが、今場所はより典型的なあてがい。脇の下の要所を押さえて逃さない、まるで師匠のそれを見ているようでした。右
大の里勝てばスピード初優勝。阿炎勝てば最低3人、最大4人の決定戦。その場所の点数=優勝争いの劇的度では断じてないですが、大関・関脇・小結・名誉三役級の計5人が最後に残ってくれたことは本当に良かったなと思います。1大の里×××××◯阿炎0先場所は阿炎がもろ手
3敗 大の里4敗 豊昇龍 琴櫻 阿炎 大栄翔10-4豊昇龍(寄り切り)欧勝馬9-5場所前の好調を伝えられながらまさかの連敗スタート。ライバル王鵬、再出場の髙安にも惨敗し、9日目を終えて4敗となったときは遥か彼方に見えた優勝の2文字が、豊昇龍の眼前に捉えら
3-4矢後(押し出し)德之武藏2-5相四つの両者、矢後が右をかち上げながら左差しを狙うと、德之武藏は頭でかまして左ハズから左を差し、右でおっつけると、矢後が左を抜いて右前廻しも窮屈。矢後腰を入れて外側から両掌を重ね合わせてロックし、じわじわ青房に攻め寄せ
3敗 琴櫻 大の里4敗 豊昇龍 阿炎 大栄翔 湘南乃海 欧勝馬2阿炎●●●●●●琴櫻8先場所の対戦昨年の1月から8場所連続対戦中&琴櫻の7連勝中。阿炎が左足前で構える琴櫻の安定姿勢を崩しきれず、ワンサイドの様相となっています。ただ、上記リンクで述べた通り
4-6-3若元春(押し出し)欧勝馬9-4欧勝馬からすれば、異次元の体験だったでしょう。当たりの強さ、「それでねじ込まれちゃうの?」という左、めくり上げるような右、苦し紛れに引いた下手をいとも簡単に切ってしまう技術、切ったあとの脈絡途絶えぬ鋭い攻め。若元春
4-3荒篤山(押し出し)千代丸3-9千代丸もろ手突きからちょっと引いて正面側に回り、また手で止め、右で喉を押すと荒篤山も右で喉を押し放して体が離れる。ここで千代丸右差しを図るが、荒篤山右で突きながら左で外し、千代丸もう一度右を差しにいくところ、荒篤山今度
9-3欧勝馬(叩き込み)正代5-7欧勝馬は正代得意の左ハズであてがわれ泳いでも頭が下がらず低い姿勢を維持しようとし、正代が中へ入ろうとすれば右おっつけ左を巻き替えて間隔を取り、密着を許さず。できた空間に手を出して止め、また頭を低くしながら右喉輪で正代のア
2-4德之武藏(送り出し)大青山3-3当たり合ってすぐに左四つに組み合い、德之武藏先に上手。德之武藏ひとつ前に仕掛け、右で続けざまに振るところ大青山右巻き替え、德之武藏すぐに左を差し返すが、大青山も上手を引き、お互い両廻しで胸が合う格好に変わる。土俵中央
豊昇龍は立ち合いよく考えていきましたね。前回勝っているとはいえ、立ち合いで引いた左前廻しは切られ、右もすぐには差せなかった。そこで今回は少し左へずれつつ、右は突いて起こしてギャップを作ってから差し入れる形。ずれているので、上手の位置も前ではなく横を取りま
2-3大翔丸(押し出し)宮城1-4宮城低く踏み込むも、大翔丸右で肩を押してグイと腕を伸ばすと、宮城すぐに引いて、呼び込みながら向正面へ回ろうとしたが、大翔丸よく見て正面から逃さず、宮城が苦し紛れに引いて赤房側へ逃れようとするのを許さずに押し出した。2-3
きわめてアンバランスですが、本日は1番だけ。明日は7番も待っています(泣)4-1木竜皇(押し出し)對馬洋4-4對馬洋左で突きながら右かち上げで起こすが、木竜皇も体勢崩れず。對馬洋が右で喉を押すと、木竜皇右喉輪で応じながら左を差して下手を引き、對馬洋も左を
1-3宮城(寄り倒し)德之武蔵2-2德之武蔵過去2場所の対戦と異なり、サッと両手を着いて立ったので、宮城は立ち合い遅れて右脇が空いた。德之武蔵左から起こして赤房へ出つつ、右を抜いて右上手。ちょっと呼び込んだところで宮城も右上手を引くが一枚かつ胸の合う格好
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。1-2大翔丸(押し出し)千代の海0-3千代の海右手を前に出しながら左差しを狙ったか。大翔丸は見ていくような出方で右を外ハズにあてると、千代の海すぐに離れ、手先で押して距離を取るが威力なし。大翔丸右で千代の
1-2大青山(押し出し)生田目2-1大青山左差しを狙うと、生田目もろ手突きで距離を取り、大青山突き返さんとするも生田目圧力をかけながら左おっつけ右で胸を突いて押し下げ、大青山なおも手を出して近づけまいとするが、生田目その手の内側から内側からと交互に腕を回
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。2-0若碇(寄り切り)德之武蔵1-1若碇低くかまして左差し、右は厳しくおっつけて德之武蔵に左を抜かせたところを深く差し込む。德之武蔵右から絞って若碇の上体を起こしつつ右上手を求めると、若碇ちょっと低く重心
0-2北磻磨(寄り切り)大青山1-1大青山左差し狙い。左を浅く覗かせると、北磻磨が右で突いて振りほどくところ、大青山突きに変えて攻勢。正面から逃さないよう、中に入れないようによく視ながら回転良く突いて圧力をかける、北磻磨少し引いて向正面から赤房側へ回ろう
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。0-1北磻磨(小手投げ)荒篤山1-0荒篤山少し早く立って左右と突き起こし、北磻磨が前のめりになるところ、右を覗かせながら右へ開いて左で叩くが、北磻磨落ちずによく堪えた。間隔が空き、荒篤山突き立てんとすると
幕内経験者が4人、十両経験のない新鋭が6人とキレイに色分けされた今場所の5枚目以内。果たして来場所関取の地位を掴むのは・・・楽しみな15日間がまた始まります。※以前の手さばきに比べるとより簡略に、相撲の流れが分かる程度の分量に留めてお届けします。0-1大
平戸海雄貴 出身:長崎 生年:平成12年 所属:境川 身長:178㌢ 体重:139㌔<立ち合い分析>代名詞は左前廻し狙い。浅い位置を引けば、頭をつけながら右を差しての速攻相撲を体現できる反面、その立ち合いには「上体を起こして反りながら前廻しを取りに行く」「アゴ